説明

磁石粒付消炎鎮痛用貼付布

【課題】各種消炎鎮痛用貼付布による筋肉痛、関節痛などの緩和治療保険等の効果と、磁石の磁力線による筋肉痛、関節痛などの緩和保険治療等の効果及び磁石粒によるツボの指圧的効果を併せ持った消炎鎮痛用貼付布を提供する。
【解決手段】シート状の基布2の表面に消炎鎮痛用貼付剤層3を形成してなる各種消炎鎮痛用貼付布1の消炎鎮痛用貼付剤層3の上面に設定間隔をおいて磁石粒4を貼着配置し、該消炎鎮痛用貼付剤層3の上面に剥離フイルム5を貼着して備えた磁石粒付消炎鎮痛用貼付布Aであり、各種消炎鎮痛用貼付剤層3による消炎鎮痛治療効果と同時に磁石粒4の磁力線による治療効果及び磁石粒4の粒子が突起として身体のツボを刺激するツボ治療効果を相乗的に発揮するようにしたことを特徴とする、磁石粒付消炎鎮痛用貼付布Aによって課題を解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種消炎鎮痛用貼付剤による消炎鎮痛治療効果と同時に磁石の磁力線による治療効果及び磁石の粒子が突起として身体のツボを刺激するツボ治療効果を相乗的に発揮するようにしたことを特徴とする、磁石粒付消炎鎮痛用貼付布に係るものである。
【背景技術】
【0002】
従来は、筋肉痛、関節痛などの緩和治療保険等の効果を奏する各種の消炎鎮痛用貼付布や、磁石により同様の効果を奏すると共に磁石粒によるツボの指圧的効果を発揮する各種の磁石粒貼付布などが広く一般的に提供されてきた。
【特許文献1】特開2004−115417号公報
【特許文献2】特開平9−16934号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
然るところ、従来は、各種消炎鎮痛用貼付布による筋肉痛、関節痛などの緩和治療保険等の効果と、磁石の磁力線による筋肉痛、関節痛などの緩和保険治療等の効果及び磁石粒によるツボの指圧的効果を併せ持ったようなものは未だに提供されていなかった。
【0004】
また、従来の各種磁石粒貼付布は、何れも磁石粒を患部ツボ等の皮膚に直に貼付け、その上、ツボを長時間継続して押圧する指圧的効果を目的として、皮膚に長時間継続して強く押し付けられるため、使用後に剥離すると、皮膚に磁石粒の圧痕跡がハッキリ、クックリと残ってしまい、しかもなかなか消えないため、特に女性が外部から見える若しくは判る場所に使用することを非常に嫌い、避けるという大きな課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
即ち、本発明は、シート状の基布の表面に消炎鎮痛用貼付剤層を形成してなる各種消炎鎮痛用貼付布の消炎鎮痛用貼付剤層の上面に設定間隔をおいて磁石粒を貼着配置し、該消炎鎮痛用貼付剤層の上面に剥離フイルムを貼着して備えた磁石粒付消炎鎮痛用貼付布であり、
【0006】
各種消炎鎮痛用貼付剤による消炎鎮痛治療効果と同時に磁石の磁力線による治療効果及び磁石の粒子が突起として身体のツボを刺激するツボ治療効果を相乗的に発揮するようにしたことを特徴とする、磁石粒付消炎鎮痛用貼付布によって課題を解決したものである。
【0007】
また、本発明は、シート状の基布の表面に消炎鎮痛用貼付剤層を形成してなる各種消炎鎮痛用貼付布の消炎鎮痛用貼付剤層の上面に剥離フイルムを貼着して備えてなる消炎鎮痛用貼付布と、
【0008】
シートの表面に粘着面を形成した粘着シートの粘着面に設定間隔をおいて磁石粒を粘着配置した磁石粒シートをそれぞれ備え、
【0009】
上記消炎鎮痛用貼付布の下面に上記磁石粒シートの粘着面を粘着して、消炎鎮痛用貼付布と磁石粒シートを一体的に積層構成して備えた磁石粒付消炎鎮痛用貼付布であり、
【0010】
各種消炎鎮痛用貼付剤層による消炎鎮痛治療効果と同時に磁石粒の磁力線による治療効果及び磁石粒の粒子が突起として身体のツボを刺激するツボ治療効果を相乗的に発揮するようにしたことを特徴とする、磁石粒付消炎鎮痛用貼付布によって課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1及び2に記載した発明は共に、本磁石粒付消炎鎮痛用貼付布を貼着すると、各種消炎鎮痛用貼付剤による消炎鎮痛治療効果と同時に、磁石の磁力線による治療効果、及び磁石の粒子が突起として身体のツボを刺激するツボ治療効果が、患部に相乗的に発揮されるので、各単品による場合に比して格段に優れた筋肉痛、関節痛などの緩和保険治療等の効果が得られる。
【0012】
また、請求項2に記載した発明は、上記の効果の他、特に、下記のような優れた特徴がある。
即ち、従来の、また、請求項1記載の発明も、磁石粒を患部ツボ等の皮膚に直に貼付け、その上、ツボを長時間継続して押圧する指圧的効果を目的として、皮膚に長時間継続して強く押し付けられるため、使用後に剥離すると、皮膚に磁石粒の圧痕跡がハッキリ、クックリと残ってしまい、しかもなかなか消えないため、特に女性が外部から見える若しくは判る場所に使用することを非常に嫌い、避けるという大きな課題があったが、
【0013】
本発明によれば、磁石粒を、比較的肉厚で弾力性を有する各種消炎鎮痛用貼付布の裏面に配置して、磁石粒を患部ツボ等の皮膚に対して間接的に押圧貼着するようにしたので、介在する各種消炎鎮痛用貼付布のクッション作用で圧痕跡が残らない極めて優れた特徴がある。
なお、磁石粒と皮膚の間に各種消炎鎮痛用貼付布が介在してもツボの指圧的効果はさして変わらず、返って人の指先による指圧に近似する特徴があり、また、磁力線は各種消炎鎮痛用貼付布を問題なく透過するため、各種消炎鎮痛用貼付布が介在しても全く影響がない。
【実施例1】
【0014】
以下に、請求項1に記載の発明の実施例を説明する。
図1は本発明実施例1の平面図、図2は図1の一部拡大断面図である。
【0015】
シート状の基布2の表面に消炎鎮痛用貼付剤層3を形成してなる各種消炎鎮痛用貼付布1の消炎鎮痛用貼付剤層3の上面に設定間隔をおいて磁石粒4を貼着配置し、該消炎鎮痛用貼付剤層3の上面に剥離フイルム5を貼着して備えた磁石粒付消炎鎮痛用貼付布Aであり、
【0016】
各種消炎鎮痛用貼付剤層3による消炎鎮痛治療効果と同時に磁石粒4の磁力線による治療効果及び磁石粒4の粒子が突起として身体のツボを刺激するツボ治療効果を相乗的に発揮するようにしたことを特徴とする、磁石粒付消炎鎮痛用貼付布Aである。
【0017】
上記において、使用者は、本磁石粒付消炎鎮痛用貼付布Aの表面の剥離フイルム5を剥がした後、設定間隔をおいて磁石粒4を貼着配置した消炎鎮痛用貼付剤層3を身体の患部の皮膚に貼着して用いる。
【実施例2】
【0018】
次に、請求項2に記載の発明の実施例を説明する。
図3は、本発明実施例2の平面図、図4は図3の一部拡大断面図である。
【0019】
シート状の基布2の表面に消炎鎮痛用貼付剤層3を形成してなる各種消炎鎮痛用貼付布1の消炎鎮痛用貼付剤層3の上面に剥離フイルム5を貼着して備えてなる消炎鎮痛用貼付布1と、
【0020】
シート6の表面に粘着面7を形成した粘着シート8の粘着面7に設定間隔をおいて磁石粒4を粘着配置した磁石粒シート10をそれぞれ備え、
【0021】
上記消炎鎮痛用貼付布1の基布2の下面に上記磁石粒シート10の粘着面7を粘着して、消炎鎮痛用貼付布1と磁石粒シート10を一体的に積層構成して備えた磁石粒付消炎鎮痛用貼付布Bであり、
【0022】
各種消炎鎮痛用貼付剤層3による消炎鎮痛治療効果と同時に磁石粒4の磁力線による治療効果及び磁石粒の粒子が突起として身体のツボを刺激するツボ治療効果を相乗的に発揮するようにしたことを特徴とする、磁石粒付消炎鎮痛用貼付布Bである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明実施例1の平面図。
【図2】図1の一部拡大断面図。
【図3】本発明実施例2の平面図。
【図4】図3の一部拡大断面図。
【符号の説明】
【0024】
A 磁石粒付消炎鎮痛用貼付布(実施例1)
B 磁石粒付消炎鎮痛用貼付布(実施例2)
1 各種消炎鎮痛用貼付布
2 基布
3 消炎鎮痛用貼付剤層
4 磁石粒
5 剥離フイルム
6 シート
7 粘着面
8 粘着シート
10 磁石粒シート


【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の基布の表面に消炎鎮痛用貼付剤層を形成してなる各種消炎鎮痛用貼付布の消炎鎮痛用貼付剤層の上面に設定間隔をおいて磁石粒を貼着配置し、該消炎鎮痛用貼付剤層の上面に剥離フイルムを貼着して備えた磁石粒付消炎鎮痛用貼付布であり、
各種消炎鎮痛用貼付剤層による消炎鎮痛治療効果と同時に磁石粒の磁力線による治療効果及び磁石粒の粒子が突起として身体のツボを刺激するツボ治療効果を相乗的に発揮するようにしたことを特徴とする、磁石粒付消炎鎮痛用貼付布。
【請求項2】
シート状の基布の表面に消炎鎮痛用貼付剤層を形成してなる各種消炎鎮痛用貼付布の消炎鎮痛用貼付剤層の上面に剥離フイルムを貼着して備えてなる消炎鎮痛用貼付布と、
シートの表面に粘着面を形成した粘着シートの粘着面に設定間隔をおいて磁石粒を粘着配置した磁石粒シートをそれぞれ備え、
上記消炎鎮痛用貼付布の下面に上記磁石粒シートの粘着面を粘着して、消炎鎮痛用貼付布と磁石粒シートを一体的に積層構成して備えた磁石粒付消炎鎮痛用貼付布であり、
各種消炎鎮痛用貼付剤層による消炎鎮痛治療効果と同時に磁石粒の磁力線による治療効果及び磁石粒の粒子が突起として身体のツボを刺激するツボ治療効果を相乗的に発揮するようにしたことを特徴とする、磁石粒付消炎鎮痛用貼付布。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−175019(P2006−175019A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−371284(P2004−371284)
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【出願人】(597074170)ポンポリース株式会社 (6)
【Fターム(参考)】