説明

移動体ブロードキャストネットワークのための仮想ホームチャネル

方法およびシステムは、単一周波数ネットワーク上位レイヤに依存していない仮想ホームチャネルを提供することによって、移動体TVデバイスのような多重周波数ブロードキャスト受信機デバイスに対する発見およびハンドオフを簡単にする。利用可能な上位レイヤを使用せずにエリアをサポートするために、または、単一周波数ネットワークにおいて共通データ帯域幅の何らかの部分の負担を軽減するために、単一周波数ネットワーク上位レイヤとともにこの方法およびシステムを使用してもよい。例えば、単一周波数ネットワークは、多重周波数ネットワークに対する周波数データのみを、または、包括的なマーケットメタデータを用いるネットワークに対する周波数データのみを伝えてもよい。

【発明の詳細な説明】
【背景】
【0001】
ワイヤレス通信技術は、過去数年にわたって爆発的な成長が見られている。ワイヤレス通信技術に最近加えられたものは、移動体ユーザに番組をブロ
ードキャストする能力である。移動体ブロードキャストユーザは、移動体ブロードキャストユーザのセル電話機または他のワイヤレスデバイスを使用して、移動体版の、ニュース、エンターテイメント、スポーツ、ビジネス、および他の番組を見ることができる。これらのブロードキャストシステムは、世界中で、使用および利用可能性の著しい増加が見られる。しかしながら、移動体ブロードキャストネットワークは、従来のテレビセットのような固定された受信機にブロードキャスタによって共有されないという問題に直面している。
【概要】
【0002】
さまざまな実施形態は、多重周波数ブロードキャストネットワーク中で配備することができる仮想ホームチャネルを提供する方法およびシステムを含み、これにより、移動体受信機が、利用可能なチャネルおよびコンテンツを速く決定することが可能になる。
【0003】
実施形態では、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するブロードキャストメタデータを通信する方法は、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することと、仮想ホームチャネルを提供するために、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのローカルのものに対する、および、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの少なくとも1つの他のものから受信したメタデータの少なくとも一部分に対するメタデータをブロードキャストすることとを含んでいてもよい。複数の多重周波数ブロードキャストネットワークは、異なる地理的エリアのマーケット内にあり、ローカルコンテンツを伝えてもよい。メタデータは、File Delivery over Unidirectional Transport(FLUTE)プロトコルを使用してブロードキャストされてもよい。メタデータは、時間的ドメインサービスのオーバーラップを減少させるように構成されているずらされたサイクリックパターンにしたがってブロードキャストされてもよく、または、物理レイヤにおいてサポートされているような潜在的な受信を評価するために、受信機デバイスによってメタデータブロードキャストを使用することができるように、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークの間で時間的に同期させてもよい。メタデータは、中央メタデータ集約サーバにおいて収集されてもよく、この中央メタデータ集約サーバは、ブロードキャストされるべき複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータの部分を決定してもよい。決定された部分は、実質的に、受信したメタデータのすべて、受信したメタデータのサブセット、および/または、マーケット内のすべてのネットワークに対するすべてのメタデータの少なくとも一部分をブロードキャストするマーケット内の特定のネットワークに対するメタデータであってもよい。この決定は、ネットワークの受信エリアの位置および/または形状、近接ネットワークに関する送信機の位置等のような地理的に考慮すべきこととともに、近接ネットワークにおけるメタデータブロードキャストの本質を考慮に入れてもよい。ブロードキャストされるべき受信したメタデータの決定された部分は、ネットワーク周波数のリスト、ブロードキャスト波形をエンコードするための送信機によって使用される物理レイヤパラメータ、番組ガイドデータ、加入可能なサービス、データダウンロードスケジュール、送信機のカラーまたはグループ識別子、メタデータシーケンス番号等のうちの1つ以上を含んでいてもよい。この決定は、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの特定のものに対するものであってもよく、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させることと、ブロードキャストのために、発生されたメタデータパッケージを複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に送信することとを含んでいてもよい。代替的に、この決定は、複数の多重周波数ブロードキャストのそれぞれに対するものであってもよく、ネットワークのそれぞれに対する各メタデータパッケージを発生させることと、ブロードキャストのために、発生された各メタデータパッケージをネットワークのそれぞれに送信することとを含んでいてもよい。この実施形態の方法は、コンピュータ実行可能な命令で方法の動作を実行するように構成されている、サーバまたは類似したコンピュータで実現してもよく、このコンピュータ実行可能な命令はまた、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体上で記憶されていてもよい。
【0004】
別の実施形態では、1つの多重周波数ブロードキャストネットワークから受信機デバイス中の別のものへのハンドオフを実施する方法は、別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを含む、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークによるブロードキャストからメタデータを獲得することと、別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを使用して、異なるネットワークへのハンドオフを実行する準備をすることと、ハンドオフを達成すべきときを決定することと、異なるネットワークへのハンドオフを達成することとを含んでいてもよい。この異なるネットワークは、他の多重周波数ブロードキャストネットワークであってもよい。この方法では、受信機デバイスが、例えば、受信したメタデータが、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているか否かを決定するようなことによって、別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを使用して、マーケット中の複数のネットワークから異なるネットワークを選択してもよい。受信したメタデータがローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているときに、同じまたは類似したコンテンツへの暗黙的なハンドオフが達成されてもよい。受信機デバイスは、別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを使用して、別の多重周波数ブロードキャストネットワークを受信することと、別の多重周波数ブロードキャストネットワークからメタデータブロードキャストを受信することと、別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから異なるネットワークを選択することととによって、別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを使用して、そのネットワークへのハンドオフを実行する準備をしてもよく、この選択することは、類似したサービスメタデータをブロードキャストするマーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択することを含んでいてもよい。受信機デバイスは、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択し、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つに対するブロードキャストメタデータは、現在受信されているコンテンツの一意的なコンテンツ識別子と一致する一意的なコンテンツ識別子を含むことと;マーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択し、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つに対するブロードキャストメタデータはローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからのサービスデータと、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからの多重化の詳細と、のうちの1つと、または、両方と、正確に一致することと;マーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択し、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つに対するブロードキャストメタデータは、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークの物理レイヤコンフィギュレーションと一致する物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含むことと;マーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択し、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つに対するブロードキャストメタデータは、受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含むことと;または、現在受信されているコンテンツをブロードキャストしているマーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択し、このマーケット中の複数のネットワークのうちの1つに対するブロードキャストメタデータは、受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含むこととによって、別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータブロードキャストを使用して、異なるネットワークを選択してもよい。受信したメタデータブロードキャストを使用することにより、受信機デバイスは、より速い電源投入獲得と、信号の損失状態からのより速い回復とを達成することを可能にすることができる。この実施形態の方法は、プロセッサ実行可能な命令で方法の動作を実行するように構成されている、プロセッサまたは受信機デバイスで実現してもよく、このプロセッサ実行可能な命令はまた、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体上で記憶されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0005】
ここに組み込まれ、本明細書の一部を構成している、付随する図面は、上記の一般的な説明と下記の詳細な説明と一緒に、この発明の例示的な実施形態を例示的に図示しており、この発明の特徴を説明する働きをする。
【図1】図1は、実施形態における使用に適した、移動体TVブロードキャスト通信システムを図示している通信システムブロック図である。
【図2A】図2Aは、それぞれが複数のネットワークを備えている3つの近接マーケットを図示している。
【図2B】図2Bは、それぞれが複数のネットワークを備えている3つの近接マーケットを図示している。
【図3】図3は、実施形態にしたがった、データ共有ルールの構成を図示している。
【図4】図4は、時間的ドメインとオーバーラッピングしないで、近接ネットワークによって、規則的なサイズにされたメタデータパッケージを送信することを可能にするための、サイクリックサービス構成とサイクルスキップ方法とを図示している。
【図5】図5は、集約器サーバにおいてメタデータを集約する実施形態の方法のプロセスフロー図である。
【図6】図6は、個々のネットワークまたは送信機サーバにおいてメタデータを集約するための、実施形態の方法のプロセスフロー図である。
【図7】図7は、仮想ホームチャネルから取得した情報を使用して、ハンドオフを達成するための、実施形態の方法のプロセスフロー図である。
【図8】図8は、仮想ホームチャネルから取得した情報を使用して、ハンドオフを達成するための、別の実施形態の方法のプロセスフロー図である。
【図9】図9は、実施形態にしたがった、集約器サーバの論理ブロック図である。
【図10】図10は、実施形態における使用に適した、サーバデバイスのコンポーネントブロック図である。
【図11】図11は、実施形態における使用に適した、移動体デバイスのコンポーネントブロック図である。
【詳細な説明】
【0006】
付随する図面を参照して、さまざまな実施形態を詳細に記述する。可能な限り、図面全体を通して、同じ参照番号を使用して、同じまたは類似する部分を参照する。特定の例およびインプリメンテーションに対してなされる参照は、例示目的のものであり、本発明の範囲、すなわち特許請求の範囲を限定することを意図したものではない。
【0007】
「例として、事例として、あるいは例示として役割を果たすこと」を意味するために、ここでは「例示的な」というワードを使用する。「例示的な」ものとして、ここで記述するあらゆるインプリメンテーションは、他のインプリメンテーションと比較して、必ずしも、好ましいものとして、または、有利なものとして解釈すべきではない。
【0008】
ここで使用されているような、「移動体デバイス」という用語は、セルラ電話機、移動体マルチメディア受信機、パーソナルテレビ受信機、移動体テレビ受信機デバイス、パーソナルデータアシスタント(PDA)、パームトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワイヤレス電子メール受信機(例えば、Blackberry(登録商標)およびTreo(登録商標)デバイス)、マルチメディアインターネット使用可能セルラ電話機(例えば、Blackberry Storm(登録商標))、グローバルポジショニングシステム(GPS)受信機、および、類似したパーソナル電子デバイスのうちのいずれか1つ、または、これらのすべてにあてはまる。この類似したパーソナル電子デバイスは、移動体TVブロードキャスト送信を受信および処理するための、プログラマブルプロセッサおよびメモリおよび移動体TVブロードキャスト受信機回路を備えている。
【0009】
ここで使用されているような、「ネットワーク」は、送信機の加入グループにあてはまり、この送信機の加入グループは、ネットワークであるローカルエリア単一周波数ネットワークを形成するために同じ波形を放射する。単一の送信機は、適切なサブセットである、すなわち、単一の送信機が、「ネットワーク」を形成することができる。
【0010】
ここで使用されているような、「マーケット」は、主要大都市のエリア、DMA、または継続的な発展エリアであるマーケットを意味する。一般的に、マーケットは、メディア消費の観点から単一のエンティティとして扱われることができる、地理的エリアである。
【0011】
非常に多くの受信デバイスによってデータ(情報パケット)を同時に受信できるような、データ(情報パケット)の送信を意味するために、ここでは「ブロードキャスト」というワードを使用する。
【0012】
多数の異なる移動体TVレイヤ技術および関連標準規格は、将来、利用可能である、または、企図される。これらのすべては、さまざまな実施形態を実現することができ、さまざまな実施形態から利益を得ることができる。このような標準規格は、オープン・モバイル・アライアンス・モバイル・ブロードキャスト・サービス・イネーブラ・スイート(Open Mobile Alliance Mobile Broadcast Services Enabler Suite (OMA BCAST))、MediaFLO、デジタルビデオブロードキャストIPデータキャスティング(Digital Video broadcast IP Datacasting (DVB-IPDC))、および中国のマルチメディア移動体ブロードキャスティング(China Multimedia Mobile Broadcasting(CMMB))を含む。さまざまな実施形態は、一般的に、埋め込まれた移動体テレビコンポーネントまたは移動体マルチメディアコンポーネントを持つブロードキャストテレビネットワークに適用可能である。特に、実施形態は、ISDVT、ATSCMH、およびDVDT標準規格ネットワークに有用である。従来の地上テレビの受信機は、ある位置に固定されており、特定のエリア中で受信することがあるブロードキャストチャネルのようなブロードキャスト特性が変わることを経験しないので、実施形態は、移動体のテレビコンポーネントに有用である。しかしながら、ハンドヘルドおよび自動車のテレビ受信機のような形態でテレビ受信機が移動体デバイスに構成されているとき、この受信機は、地方を動き回っていると、異なるブロードキャストネットワークに遭遇するだろう。例えば、1つの都市において利用可能なテレビ局およびテレビ番組は、次の都市において利用可能なテレビ局およびテレビ番組とは、部分的にまたは完全に異なることがある。したがって、移動体テレビ受信機は、特定の位置における受信機に適用可能である局を発見するための何らかの能力を持っている必要がある。
【0013】
マーケットにおけるコンテンツの利用可能性を決定するために移動体受信機によって使用される従来の方法は、例えば、すべての利用可能なチャネルまたはコンテンツフローを調整するといったことによって、情報を発見するようにデバイスに要請する。いくつかの移動体テレビネットワークでは、同じ一般的なエリアまたはマーケット中で利用可能なサービスについての共通の情報を提供するために、すべてのマーケットまたは大部分のマーケット中で利用可能であろう、ワイドエリア単一周波数ネットワークを配備することが可能である。このような概念は、米国特許公開番号第2009/0253415として公開されている、2009年4月2日に出願された「上位単一周波数ネットワークを使用している多重周波数ネットワークに対する、ガイドおよび周波数マップ情報の集約のための方法および装置」と題する、米国特許出願番号第12/417,520において記述されており、この内容全体は、参照により組み込まれている。しかしながら、多重周波数ネットワークのうちの1つのネットワークをサポートするための、すべてのマーケットにおける1つの単一周波数ネットワークの存在は保証されておらず、多重周波数ネットワークが自己サポートしていることが好ましい。
【0014】
オーバーヘッド情報の伝送専用のブロードキャスト送信の一部を通して将来ブロードキャストされるであろう番組およびコンテンツについての情報をブロードキャストすることによって、移動体デバイスが独立型になることを可能にするように、多重周波数ネットワークを構成してもよい。このような情報ブロードキャストは、「メタデータ」、「オーバーヘッドフロー」、または「コンテンツ記述フロー」と呼ばれることが多い。このようなメタデータブロードキャストは、(ここでは「コンテンツフロー」と呼ぶ)、コンテンツを運ぶブロードキャスト送信の部分から分かれている。移動体デバイスはまた、このメタデータを処理して、電子ビューイングガイドをユーザに提供することもできる。このような電子ビューイングガイドは、「サービスガイド」(SG)または「電子サービスガイド」(ESG)のようないくつかの移動体TVフォーマットで知られており、ケーブルおよび衛星テレビシステム上で利用可能であるものと類似しているビュー可能な番組ガイドである。これらのサービスガイドは、典型的に、ブロードキャストコンテンツを見るためのコストを潜在的な加入者(ユーザとも呼ばれる)に報知する固定価格情報を含む。
【0015】
図1では、典型的な移動体TVブロードキャストシステム100の例示的なコンポーネントを図示している。移動体TVブロードキャストネットワーク1は、典型的に、移動体ブロードキャストネットワーク制御センター4によって制御される複数のブロードキャスト送信機2を含む。移動体TVブロードキャストネットワーク1は、移動体デバイス10による受信のために、ブロードキャスト送信機2から、移動体ブロードキャスト送信3として、コンテンツをブロードキャストする。移動体ブロードキャストネットワーク内では、制御センター4は、典型的に、1つ以上のネットワークサーバ6になるだろう。この1つ以上のネットワークサーバ6は、コンテンツブロードキャストのスケジューリングと、コンテンツブロードキャストに関する電子サービスガイドおよび他のメタデータの発生とともに、他のネットワークとの情報の交換を管理し、移動体TVブロードキャストネットワーク1を通してのブロードキャストのために、メタデータメッセージを発生させるように構成してもよい。1つ以上のネットワークサーバ6は、インターネット7のような外部ネットワークに結合させてもよく、これを通して、ネットワークサーバ6は、コンテンツプロバイダサーバ8からコンテンツフィードを受け取り、他のネットワークと情報を交換してもよい。
【0016】
単一のネットワーク内の、または、複数のネットワークにわたった送信機は、コンテンツを効率的に送信するために、異なる物理レイヤパラメータを使用してもよい。例えば、送信機が、異なる周波数上でコンテンツをブロードキャストしている場合、あるいは、送信機が、あるエリア中での、および/または、ある周波数上での送信電力調整のために異なる送信電力を使用して、コンテンツをブロードキャストするように要求される場合、ネットワークは、異なる物理レイヤパラメータを使用してもよい。このような物理レイヤパラメータは、直交周波数ドメイン多重化(OFDM)通信システム(例えば、MediaFLO)における、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform)(FFT)サイズ、サイクリックプレフィックス長(cyclic prefix length)、およびスロット対インターレースマッピングのようなパラメータを含んでいてもよい。移動体受信デバイスは、このような物理レイヤパラメータのサブセットを使用して、無線周波数(RF)送信のデコードのみをサポートしてもよい。例として、移動体デバイスは、4K FFTモードと1/8サイクリックプレフィックス長とで、RF波形のブロードキャストのデコードのみをサポートしてもよい。ブロードキャスト送信を受信するために、移動体受信デバイスは、1つ以上のローカルブロードキャストネットワークによって使用される、物理レイヤパラメータを決定しなければならない。このような物理レイヤパラメータは、典型的に、メタデータシグナリングチャネル、オーバーヘッドフローまたはサービス、あるいは、それぞれのネットワークのブロードキャスト信号の他のオーバーヘッド部分でブロードキャストされる。
【0017】
図2Aは、複数のマーケット中での共有または独立コンテンツのサポートを提供する複数の多重周波数ネットワーク22−48の複数のマーケットA、B、およびCが存在するときに遭遇し得るシチュエーションを図示している。それぞれのマーケットA、B、C内では、複数の多重周波数ネットワーク22−48が存在していてもよく、これらは、マーケット内で協働しているかもしれない。各マーケット中で利用可能な、または、すべてのマーケット中にないコンテンツ(番組またはサービス)を記述するための上位レイヤの単一周波数ネットワークが存在しない場合、1つのマーケットから別のマーケットに移動している移動体受信機、または、異なるネットワークカバレッジエリアの間で移動している移動体受信機は、それぞれのネットワークに対するメタデータを自力で見つけて獲得するだろう。
【0018】
典型的に、異なるネットワーク間での、番組、周波数プラン、または他のメタデータの分配のための中央レポジトリまたはリソースは存在しない。それぞれの多重周波数ネットワークが、そのサービスについてのそれ自身のメタデータをブロードキャストする。結果的に、それぞれのマーケット内でメタデータブロードキャストの周波数またはチャネルを発見することは、移動体受信機デバイスの責任である。しかしながら、受信機デバイスは、すべての利用可能なソースおよび番組を認識していることを確信することができないので、継続的に、新しい局をサーチしなければならない。これは、電力消費に望ましくない影響を及ぼし、バッテリー寿命を減少させ、必要とされるよりも、サービスの獲得をよりゆっくりにする。
【0019】
さまざまな実施形態は、特定のネットワークからのコンテンツの受信を開始するのに必要とされる情報を効率的に取得するために、移動体受信機デバイスがネットワークごとに受信することができる仮想ホームチャネルを提供することによって、従来の多重周波数ネットワークのこれらの制限を克服する。実施形態は、近接多重周波数ネットワークから情報を集約し、すべての移動体受信機デバイスがアクセスできる、標準化されたフォーマット(すなわち、周波数、エンコーディングスキーム等)での集約された情報をブロードキャストするための、メカニズムを提供する。標準規格フォーマットでの集約された情報のブロードキャストが、他の点では関連のないネットワークのそれぞれの多重周波数ネットワークに仮想ホームチャネルを提供する。新しいネットワーク中ですべてのコンテンツおよびサービスを速く受信することができるために、1つのネットワークから別のネットワークに移動している移動体受信機デバイスは、仮想ホームチャネルにアクセスだけする必要がある。この実施形態によって要求される、それぞれのネットワークの部分上でのコミットメントは、参加ネットワークの集約のメンバーである他のネットワークにそのメタデータを提供することであり、他のネットワークのメタデータをブロードキャストすることである。
【0020】
図2Bは、仮想ホームチャネルの実施形態を図示しており、この仮想ホームチャネルでは、マーケットA、B、およびCが、互いにメタデータを交換し、仮想ホームチャネル上で、互いのメタデータをブロードキャストする。参加ネットワークのこのような構成の目的および利益は、1つのマーケットから別のマーケットに移動している、または、2つのマーケットの境界の近くに位置付けられている移動体受信機デバイスが、近接マーケットのネットワークメタデータを知ることを可能にすることである。近接マーケットのメタデータをブロードキャストすることにより、移動体受信機デバイスが、近接マーケットにおける別のネットワークからサービスを速く見つけることが可能になる。
【0021】
ユーザが、近接ネットワークまたはマーケットのカバレッジエリア中に移動している間に1つのネットワークから特定のコンテンツまたは番組を受信しているときに、頻繁に生じることがあるシチュエーションによって、移動体受信機デバイスに対する仮想ホームチャネルの有用性を図示している。同じコンテンツまたは番組を受信し続けるために、移動体受信機デバイスは、新しいカバレッジエリアに入る際に、同じコンテンツを運ぶ、チャネル、局またはフローと、近接ネットワークまたはマーケットとを決定して、コンテンツまたは番組の受信を開始しなければならない。移動体受信機デバイス中で実行される、1つのネットワークから次のネットワークへの、コンテンツまたは番組ソースのこのような切り替えを、ここでは「ハンドオフ」と呼ぶ。より良好なユーザ経験を提供するために、このようなハンドオフは、結果として、表示されるコンテンツまたは番組の途絶が最小限にならなければならない。最適に、ユーザは、見ている番組のソースが1つのネットワークまたはマーケットから別のネットワークまたはマーケットへと切り替わるときを通知しなくてもよい。サービスのこのようなシームレスなハンドオフは、セルラ電話機の通信ネットワークに特有であるので、ユーザは、ユーザの移動体マルチメディア受信機デバイスから、類似した性能を予想する可能性がある。
【0022】
しかしながら、ネットワークとマーケットとの間のこのようなハンドオフは、複雑なプロセスを伴うことがある。上記で述べたように、ネットワーク内の送信機、または、複数のネットワークおよびマーケット全体にわたった送信機は、コンテンツを送信するために、異なる物理レイヤパラメータを使用することがある。さらには、同じコンテンツまたは番組をブロードキャストする近接マーケットは、異なる周波数、チャネル、またはコンテンツフロー上で、そのように行うかもしれない。したがって、移動体受信機デバイスが特定のコンテンツまたは番組に対するハンドオフ動作を完了するためには、デバイスは、近接送信機、ネットワークまたはマーケットにより使用される物理レイヤパラメータを決定するとともに、(仮にも、そのコンテンツまたは番組を伝える場合)現在のコンテンツまたは番組を伝える、周波数、チャネル、またはコンテンツフローを決定しなければならない。その後、この情報を使用して、移動体受信機デバイスは、内部コンフィギュレーションを切り替えて、新しい周波数、チャネル、またはコンテンツフロー上で、そのコンテンツまたは番組の受信を開始しなければならない。多重周波数ネットワーク中でハンドオフを実施する方法は、2008年10月16日に公開された米国特許公開番号第US2008/0253331号と;2009年1月8日に公開されたUS2009/0010225号と;2009年1月15日に公開されたUS2009/0016380号と;2009年8月6日に公開されたUS2009/0197604号と;2009年11月5日に公開されたUS2009/0274119号とに開示されている。
【0023】
移動体受信機デバイスが、ハンドオフを完了する前に、近接送信機、ネットワーク、またはマーケットの、物理レイヤパラメータを発見しなければならない場合、この時間消費プロセスが、受信の際に不快な中断を要求することがある。たとえ、ある送信機、ネットワーク、またはマーケットから次の送信機、ネットワーク、またはマーケットへの遷移の時間において、コンテンツまたは番組が見られていない場合であっても、移動体受信機デバイスは、コンテンツにユーザがアクセスしたいときに準備するように、コンテンツを受信することができる送信機をそれでも発見し、受信することができるそれらの送信機またはネットワークに対する電子ビューイングガイドを発生させなければならない。仮想ホームチャネルがないと、移動体受信機デバイスは、近接ネットワーク中でRF信号の受信に切り替えて、波形を読み取り、物理レイヤパラメータを発見して、その後、残りのプラットフォームをデバイスがデコードできるか否かを決定する必要がある。移動体受信機デバイスが、デバイス能力に基づいて、デコードすることができないRF送信の適正を決定しようと試行している間、この発見プロセスが、所望のコンテンツを獲得する際に付加的な遅延を招くことになり、移動体受信機デバイスは、別の適したネットワークからのコンテンツの表示のギャップを示すかもしれない。
【0024】
ネットワークとマーケットとの間の迅速かつ効率的なハンドオフを可能にするために、さまざまな実施形態は、近接送信機によって使用される物理レイヤパラメータを、仮想ホームチャネル上でのメタデータブロードキャストに含めることを可能にする。移動体受信機デバイスがカバレッジ境界の近傍にあるときに、移動体受信機デバイスは、その後、仮想ホームチャネルに同調して、デコードすることができるタイプの波形のデバイス知識に基づいて、近接周波数がハンドオフに適しているか否かを決定することができる。移動体受信機デバイスは、受信機によってデコードできる、移動体受信機デバイスの周波数をフィルタリングのみすることによって、ハンドオフセットを生じさせることがある。あるネットワークは、既知のパラメータの固定されたセットを使用して、既知の位置における送信機によって使用される物理レイヤパラメータを、その波形自体でブロードキャストする(例えば、FLOネットワーク)。仮想ホームチャネルメタデータで近接ネットワークに対する物理レイヤパラメータを指定しないケースでは、受信デバイスは、近接ネットワーク中でRFの受信に切り替えて、波形を読み取り、物理レイヤパラメータを発見して、その後、残りのプラットフォームをデバイスがデコードすることができるか否かを決定する必要があるだろう。再び、これは、所望のコンテンツを獲得する際に付加的な遅延を招き、受信デバイスは、デバイス能力に基づいて、デコードすることができないRFの適正を決定しようと試行している間に、別の適したネットワークからのコンテンツを獲得することを逃すかもしれない。
【0025】
図2B中に図示されている実施形態は、中央集約および分配センター200を備えており、この中央集約および分配センター200が、送信機とマーケットとからメタデータを受信し、参加マーケットA、B、Cのうちのそれぞれ内の仮想ホームチャネル上で、ブロードキャストのためのデータを集約することができる。データ集約は、多数の異なる方法を使用して達成することができる。実施形態では、中央集約および分配センター200は、インターネットまたはプライベートネットワークに結合されている中央集約サーバを備えていてもよく、この中央集約サーバが、さまざまなネットワーク/マーケット参加者から要求されるメタデータを受け入れ、または、獲得し、(細い矢印)、ブロードキャストのために、コンパイルされたメタデータを参加ネットワークに転送する(太い矢印)。実施形態では、参加ネットワークのうちの1つ以上が、中央集約および分配センター200を管理してもよい。別の実施形態では、参加ネットワークのうちの任意のものに関係しない第三者が、すべてのブロードキャストネットワークからメタデータを収集して、中央集約および分配センター200とメタデータデータベースとを管理してもよい。
【0026】
仮想ホームチャネル上でブロードキャストされるコンパイルされたメタデータが、すべてのネットワーク/送信機のフルなメタデータを伝えないように、コンパイルされたメタデータは、参加ネットワークから受信したメタデータの減少した部分またはサブセットを含むとしてもよい。ブロードキャストされる完全なメタデータセットは、ローカルまたはコアネットワーク、および、近接マーケット中のコアまたは中央報告ネットワーク向けのものであり、それぞれのネットワークの特定の役割に依存している。所定のマーケットのメンバーは、そのメンバーのマーケットおよびメタデータへのアクセスを中央集約および分配センター200に報告または提供する必要がある。
【0027】
いくつかのブロードキャストネットワークは、異なるマーケットまたは地理的領域を取り扱うような、同じネットワーク内でメタデータの異なるセットを実現することができる。例えば、サンフランシスコの海岸エリア(San Francisco Bay area)におけるブロードキャストネットワークが、ブロードキャストネットワークの北部におけるネットワークからのブロードキャスト送信に関係するメタデータの1つのセットと、ブロードキャストネットワークの南部におけるネットワークからのブロードキャスト送信に関係するメタデータの異なるセットとを実現するかもしれない。同じネットワーク内の2つの領域間の境界に沿った送信機は、1つのエリアのコンテンツと、他のエリアのメタデータとをブロードキャストしてもよい。例えば、サンノゼ駅(San Jose station)における送信局が、南海岸のコンテンツ、プラス、北海岸のメタデータもブロードキャストするかもしれない。このように、オーバーラップが継続的に生じるエリアは、複数のホームチャネルを有していることがあり、このようなエリア内の送信機は、仮想ホーム隣接リストをブロードキャストしてもよい。
【0028】
ホームチャネルの欠如に対する1つの解決は、すべてのサービスプロバイダメタデータを一緒に集約して、これを、すべてのネットワークから送信することである。マーケットエリア全体にわたるカバレッジを達成するマーケットエリアの送信機のサブセットは、それぞれのネットワーク上で、すべてのネットワークメタデータを伝える可能性のある代替である。複数の送信機は、共通のタワーまたは送信局を共有するケースが多い。すべての送信機のカバレッジエリアが類似していると仮定すると、その状況では、送信局につき送信機のうちの1つだけが、メタデータのより広いセットを伝える必要があるかもしれない。送信機のいくつかのサブセットが、フルなマーケットメタデータをブロードキャストするときに、すべての参加ネットワークは、フルなマーケットメタデータの迅速な獲得を可能にするメタデータを、最低限、送信すべきである。したがって、任意のマーケットのメタデータの送信が受信機デバイスによって見出されたとき、すべてのネットワークを迅速に発見することができる。
【0029】
実施形態では、最小限のメタデータのみが、マーケットネットワークのすべてに供給されてもよい。この実施形態では、完全なメタデータブロードキャストを、機能性の損失がないマーケット内のネットワークに制限することができる。
【0030】
マーケットの構成は、名目的に、管理上の機能であるが、この構成は、ネットワークにつき、一次送信機からの放射距離に基づいて達成されてもよい。このような一次送信機は、特定のマーケット内で仮想ホームチャネルをブロードキャストする送信機であってもよい。
【0031】
図3は、マーケットの隣接しているグループの例示的な形成を図示している。この構成では、マーケットAの隣接しているものは、A’マーケットであり、マーケットBの隣接しているものは、B’マーケットである。この構成では、A’マーケットのメタデータは、丸括弧で示されているように、Aマーケットのメタデータブロードキャスト中に含まれていてもよい。したがって、Aマーケット中の受信機デバイスは、A’マーケットからの、または、A’マーケットに適当なメタデータも受信するだろう。同様に、Bマーケットにおけるメタデータブロードキャストは、丸括弧で示されているように、B’マーケットからのメタデータを含んでいてもよい。同様に、AおよびBの両方の境界を有するマーケット、すなわち、A’B’におけるメタデータブロードキャストは、丸括弧で示されているように、マーケットAおよびBの両方に対するメタデータを含んでいてもよい。したがって、この実施形態では、それぞれのマーケットは、それ自身のメタデータと、その周辺の隣接しているもののメタデータとを含むメタデータをブロードキャストしてもよい。マーケット間で移動している(例えば、自動車、バス、または電車で)移動体受信機デバイスが、そこに移動するかもしれない任意の近接マーケットの、および、その現在のマーケットのメタデータを受信している任意の所定のときに、ハンドオーバーをシームレスに実施することを、この実施形態は可能にするだろう。
【0032】
図3および先述のパラグラフでは、いくつかのマーケット(すなわち、サブセットA’およびB’)においてブロードキャストされ得る、メタデータの2つのサブセットを記述しているが、この実施形態は、N個の近くのネットワークまたはマーケットに対するメタデータのN個のセットのような、メタデータの任意の数のN個のサブセットに適用してもよい。
【0033】
図3は、潜在的な実施形態の構成を1つしか図示していないことに留意すべきである。南カリフォルニア(Southern California)のような、ある人口密度が高い領域において特に有用であり得る別の実施形態の構成では、広い継続的な発展エリア中のすべてのマーケットにおいて、そのエリア内のすべてのネットワークおよびマーケットのすべてのメタデータをブロードキャストしてもよい。移動体受信機デバイスが、継続的な発展エリアの領域内のすべてのネットワークおよびマーケットに対するメタデータを受信しているので、この実施形態により、移動体受信機デバイスが、継続的な発展エリア内のどこででも、ハンドオーバーをシームレスに実施することが可能になるだろう。
【0034】
さらなる実施形態では、それぞれのネットワークが、そのカバレッジエリアの適切な記述を中央集約器サーバに提供する場合、それぞれのマーケットの隣接しているものの決定を、集約センター200によって自動的に行うことができる。ネットワーク送信機が単一の無指向性アンテナを有しているとき、このカバレッジエリアの記述は、円形エリア(例えば、中心座標および放射状の寸法)の形態であってもよい。代替的に、カバレッジエリアの記述は、多重送信機および指向性アンテナのより複雑なシナリオにおいて適切であり得るように、カバレッジエリアを含む多角形(例えば、多角形の角を識別する一連の座標)の形態でもよい。中央集約器200は、参加ネットワークから受信したカバレッジエリアの記述を使用し、カバレッジエリアの共通部分および/またはネットワークカバレッジエリア間の距離に基づいて、それぞれのネットワークの隣接リストを構築してもよい。集約器サーバ上で実現されるアルゴリズムにしたがって、自動的に、隣接リストのこの構築を達成するとしてもよい。例えば、関心あるネットワークの隣接しているものは、関心あるネットワークと交差しているカバレッジエリアを有する何らかのネットワークであってもよい。別の例として、2つのネットワークのカバレッジエリアにおいて最も近い2つの地点(それぞれのカバレッジエリアにおける1つの地点)間の最短距離が、しきい値の距離dよりも短い場合、2つのネットワークは、隣接しているものであると考えられてもよい。
【0035】
この実施形態の変形では、近接マーケットに関して提供されるメタデータの量は、メタデータの完全なセットのサブセットであってもよい。したがって、特定のマーケット中で送信されるメタデータは、そのマーケットに対するメタデータのフルなセット、プラス、近接マーケットのそれぞれに対するメタデータの部分的なセットも含んでいてもよい(以下では、これを、「フルプラス部分的メタデータスキーム」と呼ぶ)。例えば、現在のマーケットに対するメタデータのフルなセットは、コアマーケット中で提供され得るような、現在のマーケットにおけるすべてのコアマーケットプロバイダに対する、周波数テーブル、ガイドデータ、および加入データを含んでいてもよい。しかしながら、完全なメタデータがアクセスされ得る近接マーケットのチャネルの周波数のみ、他のマーケットにおける部分的メタデータブロードキャスト中に含まれていてもよい。したがって、近接ネットワークおよびマーケットの部分的メタデータを受信する受信機デバイスに、そのネットワークまたはマーケットに対する完全なメタデータセットを取得するためにデバイスがアクセスできる特定の送信機またはネットワークを報知する。完全なメタデータに対して同調すべき場所を知っていることにより、ハンドオフプロセスの間に、十分な量の発見時間を受信機デバイスに確保することができる。
【0036】
インプリメンテーションが、より繊細で効率的であればあるほど、ネットワークの集約が効果的かつ効率的に機能することを保証するように要求される管理上の機能も多くなる。このことは、すべての詳細なコアマーケットとデータを伝えるすべてのネットワークの実施形態の主な利点である。
【0037】
所定のマーケット内の、または、近接マーケット中のいくつかのネットワークが、ハンドオフに適しているとしてもよい。すなわち、ハンドオフ候補ネットワーク上のコンテンツは、現在アクセスされているネットワーク中のコンテンツと同じ、または、類似している。これは、受信機デバイスによって、明示的に、または、暗黙的に決定されてもよい。例えば、番組についての現在のメタデータは、ハンドオフ候補ネットワークのメタデータと同じ、または、類似していてもよい(暗黙的)。別の例として、ISANのような、番組の特定のIDが、ハンドオフ候補ネットワークにおける番組の特定のIDと同一であってもよい(すなわち、IDが、一致する)。いくつかのシチュエーションでは、データ多重化の構成が、同じであってもよく、および、同じ多重化を識別してもよい。共通の条件付きアクセス制御に基づくサービスでは、サービス記述は同一である可能性がある。このシチュエーションでは、サービス識別子だけがメタデータ中に含まれている必要があり、これにより、移動体受信機デバイスによる効率的なハンドオフが可能になる。ネットワーク当たりのサービスの規定にIPアドレスまたはフローIDを含んでいてもよい。
【0038】
ある物理レイヤは、受信機デバイスが、ハンドオフ候補に同調し、ハンドオフ候補を受信することができるか否かを見ることを可能にすることができる時間的構造を規定し、(FLO物理レイヤのような)送信機間での調整に対する必要性はない。現在の物理チャネル上で、ハンドオフ候補の評価および持続した受信を達成するために、他の物理レイヤは、何らかのレベルの相対的な送信時間同期化を要求する。適正および同期化データが、仮想ホームチャネル上で提供されるメタデータ中に含まれていてもよい。受信機デバイスが受信および評価できる、この情報は、グループ番号または特色コードの形態でもよい。グループまたは特色の概念を、時間的構成に適用してもよい。例えば、受信機デバイスが、同じ多重化を複数の搬送波から潜在的に獲得することができるように、時間ドメイン中でオーバーラップしていない4つの異なる時間的構成で、同じ多重化が伝えられてもよい。これは、MediaFLO物理レイヤ中で実施されるような、時間−周波数空間における位置の明示的記述に関連する抽象概念である。これは、協働ネットワークのマーケット内の多重周波数ネットワークを通して、マーケット全体にわたってカバレッジを達成する可能性と、複数のマーケット全体にわたる同じ概念の拡張とを生む。同じメディア論理チャネル(MLC)、パレード(parades)、または多重化を複数の搬送波上で受信することができると仮定すると、CDMAネットワーク中で実施されるような−ベースバンドパケット合成を適用することができ、これにより、「ソフトハンドオフ」が可能になる。
【0039】
さらなる実施形態では、中央集約器を必要とせずに、参加ネットワークおよび送信機によって集約メタデータパッケージの受信およびアセンブリを達成できるように、集約機能を分散させてもよい。この実施形態では、例えば、共通にアクセス可能なデータベース中に、または、共通にアクセス可能なインターネットウェブサイト上に、それぞれのネットワークのメタデータをポストすること、あるいは、すぐ近くのネットワークおよび送信機局のメタデータブロードキャストを傍受するようなことによって、それぞれのネットワークが、それぞれのネットワークのメタデータを他のネットワークおよびマーケットに対して利用可能にすることができる。
【0040】
さらなる実施形態では、それぞれの局が、同じルールセット(ソフトウェア)を使用して、仮想ホームチャネルに対する共通のメタデータのそれ自体のバージョンを生成できるように、それぞれのネットワークのメタデータの、ルールベースの組み合わせを実行する共通(共有)ソフトウェアソリューションを、いくつかの送信局またはすべての送信局においてインストールしてもよい。この実施形態では、すべての局が、例えば、メタデータを周期的に交換すること、共通にアクセスされるデータベース(すなわち、すべての送信機局によってアクセス可能なデータベース)上にすべての局のメタデータを記憶すること、または、共通にアクセスされるウェブサイト上にすべての局のメタデータをポストするようなことによって、他のメンバーの使用のために、すべての局の一意的なメタデータを公開してもよい。参加している送信局の間でバージョンまたは構成のスキューが存在しないことを保証するために、共通の構成の制御が必要であろう。例えば、マーケット定義および参加リストは、初期化またはネットワーク構成の時点などに、手動構成を必要とするとしてもよい。フルプラス部分的メタデータスキームの指定は手動で施すとしてもよいが、上述した実施形態のフルプラス部分的メタデータスキームが、この実施形態において、同様に共通ルールセットの適切なコンフィギュレーションを通して実行されてもよい。
【0041】
さらなる実施形態では、各送信機局およびネットワークは、それらの各メタデータブロードキャストを受信するためにエアーを通して互いに聞き、受信されると、受信したメタデータを使用してもよい。この受信したメタデータは、シーケンス番号と、ネットワークのそれぞれからの開始時間とを含む。その後、ブロードキャストのために集約メタデータを発生させるように、受信したメタデータを、共通に実現されるルール(ソフトウェア)に適用してもよい。エアーを通してメタデータを共有するこの方法は、さまざまなネットワークが互いの送信機信号を受信することができる(すなわち、送信局は、少なくとも、送信タワーの高さにおける互いのカバレッジエリア内にある)と仮定している。しかしながら、さまざまなネットワークは、離れたネットワークからのメタデータを含む、他のメンバーネットワークからの集約されたメタデータをコピーすることを可能にすることもあり得るので、これは、厳しい要件ではない。
【0042】
マーケット構成は、あたかも、エリアがすべての参加者によって定義または同意された管理されている定義であるかように、ここでは概して扱う。しかしながら、これは、ハード要件ではない。一次ネットワークの144.84096キロメートル(90マイル)内の送信機ごとに送信局が含まれるというようなルールによって、メタデータの運搬の決定が行われてもよい。例えば、すべてのマーケット参加者および移動体受信機デバイスによってアクセス可能なインターネットサイト上のように、それぞれのネットワークによって、一次送信機の位置が公開されてもよい。マーケット内の一次送信機を識別する利点は、このような情報により、関心ある特定のマーケットをユーザが選択することが可能になることである。例えば、GPS情報に基づく、位置サービスによるマーケットの識別は有用な場合がある。
【0043】
さらなる実施形態では、カバレッジエリアとオーバーラップしている位置においてでさえも、メタデータが受信のために常に利用可能であるように、参加送信機全体にわたって、さまざまなネットワークおよびマーケットによる集約メタデータのブロードキャストを、時間的に同期させても、および、ずらしてもよい。図4中で図示されているようなサイクル様式で開始時間をずらすことによって、参加ネットワークは、同じメタデータエレメントを同時に送信することを、言い換えると、時間的ドメイン中でサービスのオーバーラップを引き起こすこと、を回避することができる。4つの時間的フェーズのうちの1つに関して、ずらすことも達成することができる。いくつかの実施形態では、受信機デバイスが受信することができるブロードキャストメタデータの4つの特色/フェーズがあるように、特色に関して4つの時間的フェーズを参照してもよい。時間的ドメインにおけるサービスのオーバーラップの可能性をさらに減少させるために、使用されるべき実際のサイクルパターンの選択の際に複数のサービスをスキップすることによって、開始時間をずらすことをさらに向上させることができる。ずらされたブロードキャストコンテンツを受信機デバイスが受信することを可能にするために、仮想ホームチャネル上でのメタデータのブロードキャスト(例えば、1つ以上のネットワークによるマルチネットワークのメタデータのブロードキャスト)は、それぞれのネットワーク上で実現される、ずらすこと、または、時間/フェーズ遅延に関する情報を含んでいてもよい。
【0044】
図5は、例示的な方法50を図示しており、この例示的な方法50は、図2B中で図示されているように、集約メタデータパッケージを発生させ、この集約メタデータパッケージを参加マーケットに送信するための、集約器サーバによって実現することができる。方法50では、ステップ51において、集約器サーバが、参加ネットワークおよびマーケットのすべてからメタデータを受信してもよい。メタデータ送信の変更およびタイミングを調整する必要がないときに、参加者が、データを送信することしか必要ないように、このような受信したメタデータをローカルデータベース中に記憶してもよい。ステップ52において、集約器サーバが、その後、それぞれのマーケットまたはネットワーク参加者によってブロードキャストされるべき特定のメタデータを決定してもよい。上記で説明したように、それぞれのネットワークマーケット参加者に提供されるメタデータは、用いられる実施形態に応じて変えることができる。例えば、1つの実施形態では、すべてのネットワークおよびマーケットが、互いのメタデータのすべてをブロードキャストするだろう。別の実施形態では、それぞれのネットワークまたはマーケットは、近接ネットワークおよびマーケットのみのメタデータを送信してもよい。さらなる実施形態では、近接ネットワークメタデータの一部分だけが、特定のネットワークまたはマーケットに対する集約メタデータパッケージ中に含まれていてもよい。上述したようないくつかの実施形態では、ステップ52において、メタデータパッケージの決定は、地理的位置およびカバレッジエリアを考慮に入れてもよい。実施形態では、ネットワーク構成の初期化プロセスにおけるような、ブロードキャストシステムネットワークまたはマーケット参加者に対する選択されたメタデータの決定は、前もって決定されてもよい。したがって、ステップ52は、リアルタイムで実行されなくてもよい。
【0045】
いったん、それぞれのマーケットまたはネットワーク中でブロードキャストされるべきメタデータが決定されると、ステップ53において、集約器サーバが、それぞれのネットワークまたはマーケット参加者に送られるべき個々の集約メタデータパッケージを発生させてもよい。集約メタデータパッケージを発生させたとき、ステップ54において、それぞれのマーケットおよび参加ブロードキャストネットワークに集約メタデータパッケージを送信してもよい。専用ネットワークおよびインターネットを含む任意の既知の通信技術によって、このような送信を達成することができる。時々生じる、メタデータの変更に対応するために、メタデータを受信するプロセス(ステップ51)、それぞれのネットワークおよびマーケットに対するメタデータを決定するプロセス(ステップ52)、集約メタデータパッケージを発生させるプロセス(ステップ53)、およびブロードキャストネットワーク参加者にパッケージを送信するプロセス(ステップ54)を、破線の矢印によって図示されているように、周期的に反復してもよい。
【0046】
図6は、例示的な方法60を図示しており、この例示的な方法60によって、個々のネットワークの送信機によるような分散型態様で、メタデータ集約機能を達成することができる。方法60では、ステップ61において、それぞれのネットワークまたは送信機が、それ自身のメタデータを他の参加ネットワークおよびマーケットに送出してもよい。専用ネットワークおよびインターネットを含む何らかの既知の通信技術を使用して、メタデータのこのような送信を達成することができ、そして、メタデータの通常のブロードキャストを通しても達成することができる。メタデータの所有者がそのメタデータを他のものに送信するインプリメンテーションでは、その送信は、インターネットのようなネットワーク技術によるものであってもよく、メタデータは、ネットワークまたは送信機内のサーバによって送信されてもよい。ステップ62において、ネットワークまたは送信機内のサーバが、他のネットワークおよびマーケットからメタデータを受信してもよい。ステップ63において、ネットワークまたは送信機内のサーバは、その後、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの部分を決定するために、ルールの共通のセットを、他のものから受信したメタデータに適用してもよい。ステップ63において、すべての、または、いくつかのネットワーク(例えば、近接マーケット)またはマーケット参加者からのメタデータがブロードキャストされ、他のネットワークまたはマーケットメタデータのすべてまたは一部分が送信されるように、適用されたルールは、上述したものに類似していてもよい。ステップ64において、サーバが、サーバ自身のフルなメタデータセットと、他のネットワークおよびマーケットから、決定されたフルまたは部分的なメタデータとの両方を含む集約メタデータを発生させてもよい。異なる領域に対する、異なるブロードキャストコンテツ−例えば、異なるメタデータを有するブロードキャストネットワークでは、集約されたメタデータは、異なる領域のそれぞれに対するメタデータを含んでいてもよい。ステップ65において、ネットワークまたは送信機が、その後、発生された集約メタデータセットを通常の態様でブロードキャストしてもよい。
【0047】
この方法60において、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークは、異なる地理的エリアのマーケット内のものであり、ローカルコンテンツを伝えてもよい。メタデータは、中央メタデータ集約サーバに集めてもよく、この中央メタデータ集約サーバが、ブロードキャストするべき複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータの部分を決定してもよい。ブロードキャストのためのメタデータの決定された部分は、実質的に、受信したメタデータのすべて、受信したメタデータのサブセット、および/または、マーケット内のすべてのネットワークに対するすべてのメタデータの少なくとも一部分をブロードキャストするマーケット内の特定のネットワークに対するメタデータであってもよい。ブロードキャストのためのメタデータの決定は、近接ネットワークに関する送信機のネットワーク位置の受信エリアの位置および/または形状等のような地理的な考慮とともに、近接ネットワークにおける本質的なメタデータブロードキャストを、考慮に入れてよい。ブロードキャストされるべき受信したメタデータの決定された部分は、ネットワーク周波数のリスト、ブロードキャスト波形をエンコードするために送信機によって使用される物理レイヤパラメータ、番組ガイドデータ、加入可能サービス、データのダウンロードスケジュール、送信機の特色またはグループ識別子、およびメタデータのシーケンス番号のうちの1つ以上を含んでいてもよい。ブロードキャストのためのメタデータの決定は、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの特定のものに対するものであり、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させることと、ブロードキャストのために、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対して、発生されたメタデータパッケージを送信することとを含んでいてもよい。代替的に、ブロードキャストのためのメタデータの決定は、複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するものでもよく、ネットワークのそれぞれに対してそれぞれのメタデータパッケージを発生させることと、ブロードキャストのために、ネットワークのそれぞれに対して、発生されたそれぞれのメタデータパッケージを送信することを含むとしてもよい。
【0048】
図7は、仮想ホームチャネルからの情報を使用して、効率的なサービスハンドオフを達成するために、移動体受信機デバイスによって実現され得る例示的な方法70を図示している。方法70では、ステップ71において、受信機デバイスが、仮想ホームチャネルを獲得してもよく、この仮想ホームチャネルは、集約メタデータメッセージの形態でブロードキャストしてもよい。ステップ72において、受信機デバイスが、近接ネットワークまたはマーケットに対するメタデータを取得する。受信機デバイスが、メタデータと、取得されるメタデータの部分とを取得する態様は、ブロードキャストシステム中で実現される特定の実施形態に依存するだろう。ステップ73において、近接マーケットに対する取得したメタデータを使用して、移動体受信機デバイスは、ハンドオフの達成に備えてハンドオフテーブルと他の情報とを準備してもよい。移動体受信機デバイスは、その後、時間期間内に生じる獲得失敗の数をカウントするような、受信品質の監視を行い、近接ネットワークまたは送信機へのハンドオフをいつ達成すべきかを決定してもよい、決定ステップ74。ステップ75において、十分な獲得失敗を経験して、ハンドオフを達成すべきことを示す(すなわち、決定ステップ74=「はい」の)とき、移動体受信機デバイスは、メタデータから取得した情報を使用してハンドオフを達成することができる。上記でリストアップした米国特許出願において、多重周波数ネットワーク中でハンドオフを準備して実施する方法を開示している。
【0049】
この方法70において、受信機デバイスが、別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを使用して、例えば、受信したメタデータが、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているか否かを決定するなどによって、マーケット中の複数のネットワークとは異なるネットワークを選択してもよい。受信したメタデータが、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているときに、同じまたは類似したコンテンツに対する暗黙的ハンドオフを達成することができる。ステップ73では、受信機デバイスが、他の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを使用して、そのネットワークへのハンドオフを実行する準備をしてもよい。他の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを使用して、他の多重周波数ブロードキャストネットワークを受信することと、他の多重周波数ブロードキャストネットワークからのメタデータブロードキャストを受信することと、他の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから異なるネットワークを選択することとによって、このハンドオフを実行してもよい。この選択は、類似したサービスメタデータをブロードキャストする、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択することを含んでいてもよい。
【0050】
受信機デバイスは、他の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータブロードキャストを使用して、多数の方法で異なるネットワークを選択してもよい。1つの方法では、受信機デバイスは、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択してもよく、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つに対するブロードキャストメタデータは、現在受信されているコンテンツの一意的なコンテンツ識別子と一致する、一意的なコンテンツ識別子を含む。別の方法では、受信機デバイスは、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択してもよく、マーケット中の複数のネットワークの1つに対するブロードキャストメタデータは、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからのサービスデータ、および、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからの多重化の詳細のうちの1つ、または、両方と正確に一致する。別の方法では、受信機デバイスは、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択してもよく、マーケット中の複数のネットワークの1つに対するブロードキャストメタデータは、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのものと一致する物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含む。別の方法では、受信機デバイスは、マーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択してもよく、マーケット中の複数のネットワークの1つに対するブロードキャストメタデータは、受信機デバイスが受信することができる物理レイヤレイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含む。別の方法では、受信機デバイスは、現在受信されているコンテンツをブロードキャストするマーケット中の複数のネットワークのうちの1つを選択してもよく、マーケット中の複数のネットワークの1つに対するブロードキャストメタデータは、受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含む。受信したメタデータブロードキャストを使用することにより、受信機デバイスが、より早い電源投入獲得と、信号の損失状態からのより早い回復とを達成することが可能になる。
【0051】
図8は、別の例示的な実施形態の方法80を図示しており、この別の例示的な実施形態の方法80により、ネットワーク実施形態において、移動体受信機デバイスがハンドオフを実施することができる。このネットワーク実施形態では、仮想ホームチャネル中で、近接ネットワークメタデータの一部分のみを提供する。方法80では、ステップ81において、受信機デバイスが仮想ホームチャネルを獲得してもよく、この仮想ホームチャネルは集約メタデータメッセージの形態でブロードキャストしてもよい。ステップ82において、受信機デバイスが、近接ネットワークまたはマーケットに対するメタデータを取得する。移動体受信機デバイスは、その後、時間期間内に生じる獲得失敗の数をカウントするような、受信品質の監視を行い、近接ネットワークまたは送信機へのハンドオフを達成すべきであるときを決定してもよい、決定ステップ83。十分な獲得失敗を経験して、ハンドオフを達成すべきことを示す(すなわち、決定ステップ83=「はい」の)とき、ステップ84において、移動体受信機デバイスが、近接マーケットのコアネットワークにアクセスして、そのフルなメタデータセットを取得してもよい。ステップ85において、移動体受信機デバイスが、その後、コアネットワークからのフルなメタデータセットを使用して、ハンドオフテーブルを準備し、ハンドオフを達成するのに必要な他の情報を取得して、ステップ86において、ハンドオフを通常の様態で達成してもよい。
【0052】
要約すると、さまざまな実施形態は、移動体TVデバイスに対する発見およびハンドオフを簡単にするための方法を提供し、この方法は、単一の周波数ネットワーク上位レイヤに依存しない仮想ホームチャネルを使用する。利用可能な上位通信レイヤがないエリアをサポートするために、または、単一の周波数ネットワークにおける共通のデータ帯域幅のいずれかの部分の負担を軽減するために、単一の周波数ネットワーク上位レイヤとともに、この能力を使用してもよい。例えば、単一の周波数ネットワークは、多重周波数ネットワークに対する周波数データしか、または、包括的なマーケットのメタデータを用いるネットワークに対する周波数データしか伝えなくてもよい。さまざまな実施形態は、すべての参加送信機またはネットワーク上のコアマーケットのメタデータを、または、マーケットエリアのカバレッジを達成するメタデータのサブセットを伝えるネットワークによって、仮想ホームチャネルの生成を提供する。メタデータは、周波数のリスト、番組ガイドデータ、加入可能なサービス、データダウンロードスケジュール等を含んでいてもよい。
【0053】
タウンロード自体のためにではないが、番組ガイドのケースを除いて、メンバーに対して、File Delivery over Undirectional Transport(FLUTE)プロトコルを、または、FLUTE/ALCファイル転送アプリケーションを使用して、メタデータをブロードキャストしてもよい。実施形態では、メタデータは、ハンドオフプロセスを促進するために、送信機の「特色」またはグループ識別子を含んでいてもよい。
【0054】
実施形態では、メタデータは、送信機ネットワークによってメタデータを伝えるための、シーケンス番号と実効時間とを含んでいてもよい。さまざまな実施形態では、さまざまな方法でメタデータを集約してもよく、このメタデータは、すべてのネットワークに対するすべてのメタデータ、近接ネットワークおよびマーケットのみに対するメタデータ、他のマーケットおよびネットワークに対する部分的メタデータ、近接マーケットおよびネットワークに対する部分的メタデータを含む。近接マーケットおよびネットワークのこの決定は、距離とブロードキャストカバレッジエリアサイズおよび形状とのような地理的情報に基づいていてもよい。
【0055】
すべてのネットワークおよびマーケット参加者からメタデータを収集および受信し、メタデータを特定の集約メタデータパッケージ(例えば、ネットワーク中で実現される実施形態に依存しているメタデータのフルおよび部分的なセット)にコンパイルして、メタデータパッケージをネットワークおよびマーケット参加者に再分配するために、中央集約サーバを提供してもよい。先に述べたように、中央集約サーバは、参加ネットワークのうちの1つ以上によって管理されてもよく、または、参加ネットワークに関連のない第三者によって管理されてもよい。別の実施形態では、メタデータを集約する機能は、参加者の間で分散させてもよく、参加ネットワークおよびマーケットは、メタデータを交換して、共有または共通ルールを使用して、メタデータパッケージ(例えば、ネットワーク中で実現される実施形態に依存しているメタデータのフルおよび部分的なセット)を生成させる。
【0056】
実施形態では、隣接しているネットワークまたはマーケットに対するメタデータの限定されたサブセットをブロードキャストしてもよく、このメタデータの限定されたサブセットは、現在のマーケットに対するメタデータを詳述する周波数のリストと、近接マーケットからの選択的な共通メタデータと、近接マーケットに対するメタデータを持つ周波数のリストと、受信機デバイスがメタデータセット全体を受信し得る、近接マーケット中のコア送信機に対するメタデータとを含んでいてもよい。
【0057】
実施形態は、類似したサービスメタデータが存在する単一のマーケット内で、および、類似したサービスメタデータが存在するマーケット間で、同じまたは類似したコンテンツへの暗黙的ハンドオフを実行するための手段を提供してもよい。実施形態は、サービスデータおよび/または多重化の詳細の正確な一致が存在するときには共通のマーケット内で、ならびに、サービスデータおよび/または多重化の詳細の正確な一致が存在するときには2つのマーケット間で、一意的なコンテンツ識別子を使用して、同じコンテンツへの明示的ハンドオフを実行するための手段を提供してもよい。
【0058】
実施形態は、移動体の受信に十分なタイムスロットの構成についてのデータを含む物理レイヤコンフィギュレーション情報の通信に対するプロビジョンを含む。これは、(例えば、プロビジョニングまたはブロードキャストすることによって)、潜在的な並行受信の知識を、または、ハンドオフ候補の少なくとも部分的な受信を、受信機デバイスに提供することを含んでいてもよい。これにより、受信機デバイスによるハンドオフ候補ネットワークの適正の評価が可能になる。さらなる実施形態は、特定の多重化またはサービスの、開始位置と持続期間とを宣言することを含んでいてもよい。
【0059】
さらなる実施形態は、複数のネットワーク上での同じサービスまたはメタデータの並行受信を可能にするようにサイクル方式で開始時間をずらすことを含んでいてもよい。これは、実際のサイクルパターンの選択の際に複数のサービスをスキップすることを含むとしてもよく、時間的ドメインにおいて、特に、オーバーラップしているブロードキャストカバレッジエリアを持つネットワーク間で、サービスオーバーラップの可能性を減少させるために使用される。さらなる実施形態は、マーケットメンバーシップの識別を含んでいてもよい。
【0060】
さらなる実施形態は、仮想ホームチャネルのメタデータ内に、ブロードキャスト波形をエンコードするために送信機によって使用される物理レイヤパラメータの通信のためのプロビジョニングを含んでいてもよい。近接送信機に対して、このような物理レイヤパラメータを通信してもよく、ネットワーク間およびネットワーク内でこのような情報を提供してもよい。実施形態では、受信デバイスは、仮想ホームチャネルのメタデータで指定された物理レイヤパラメータを使用して、所望のコンテンツに対する、近接ネットワークの適正を決定することができる。
【0061】
図9は、コンテンツ配信システムのさまざまなインプリメンテーションにおいて使用するのに適した集約器サーバ90の1つのインプリメンテーションを図示している。例えば、さまざまな実施形態によると、サーバ90は、集約センター200におけるメタデータ集約コンピュータとして、または、個々の送信機で共有されているルールにしたがってメタデータを発生させるためのプロセッサとして、使用することができる。サーバ90は、処理ロジック97と、リソースおよびインターフェース96と、トランシーバロジック94とを備えていてもよく、これらすべては、内部データバス91に結合されている。サーバ90はまた、アクティブ化ロジック98と、メタデータ記憶装置92と、メタデータ集約器ロジック93も備えていてもよく、これらもまた、データバス91に結合されている。
【0062】
さまざまなインプリメンテーションにしたがうと、処理ロジック97は、CPU、プロセッサ、ゲートアレイ、ハードウェアロジック、メモリエレメント、仮想機械、ソフトウェア、および/またはハードウェアおよびソフトウェアの任意の組み合わせを含んでいてもよい。したがって、処理ロジック97は、プロセッサ実行可能な命令を実行し、内部データバス91を通して、サーバ90の1つ以上の他の機能エレメントを制御するためのロジックを含むことができる。
【0063】
リソースおよびインターフェース96は、内部システムおよび外部システムとサーバ90とが通信することを可能にする、ハードウェアおよび/またはソフトウェアエレメントを備えていてもよい。例えば、内部システムは、大容量記憶システム、メモリ、ディスプレイドライバー、モデム、または他の内部デバイスリソースを含んでいてもよい。外部システムは、ユーザーインターフェースデバイス、プリンタ、ディスクドライブ、あるいは他のローカルデバイスまたはシステムを含んでいてもよい。
【0064】
トランシーバロジック94は、通信チャネル95を使用して、遠隔デバイスまたはシステムで、データおよび/または他の情報をサーバ90が送信および受信することを可能にするように動作することができる、ハードウェア、ソフトウェア、および/または他のロジックを含んでいてもよい。例えば、さまざまなインプリメンテーションでは、通信チャネル95は、データネットワークおよび/またはインターネットとサーバ90が通信することを可能にするための、何らかの適したタイプの通信リンクを含んでいてもよい。
【0065】
アクティブ化ロジック98は、CPU、プロセッサ、ゲートアレイ、ハードウェアロジック、メモリエレメント、仮想機械、ソフトウェア、および/または、ハードウェア、ソフトウェア、データおよび/または他のリソースのうちの任意の組み合わせ、を含んでいてもよい。アクティブ化ロジック98は、サーバ90を許可するように内部および/または外部プロセッサまたはデバイスをアクティブ化するように、および/または、他のネットワークおよびマーケットからのメタデータを選択および受信するように動作してもよい。さまざまなインプリメンテーションでは、アクティブ化ロジック98は、アクティブ化プロセスの間に、クライアントプログラム99をサーバおよび/またはデバイスに送信することができる。クライアントプログラム98は、他のネットワークおよびマーケットからのメタデータを受信するようにサーバ90上で実行することができる。したがって、アクティブ化ロジック98は、他のサーバが提供するメタデータを認証するように、および、メタデータ記憶装置92内の記憶のために、受信したメタデータをダウンロードするように動作することができる。
【0066】
メタデータ記憶装置92は、何らかの適したフォーマットで集約メタデータパッケージを発生させる際に使用するのに適したメモリ中にデータ記憶装置を備えていてもよい。例えば、メタデータ記憶装置92は、サーバ90のローカルメモリ中に記憶されていてもよく、他のネットワークおよびマーケットから受信したメタデータ、他のネットワークおよびマーケットから受信した地理的およびカバレッジエリア情報、または、他のネットワークおよびマーケットに関して前もって記憶されている地理的およびカバレッジエリア情報、集約ルール、および/または他の何らかのタイプの関連情報を含んでいてもよい。
【0067】
メタデータ集約器ロジック93は、トランシーバロジック94を通しての、参加ネットワークおよびマーケットへの送信のために、集約されたメタデータパッケージを発生させるように動作する、コンピュータハードウェアおよび/またはソフトウェアを含んでいてもよい。メタデータ集約器ロジック93は、さまざまな実施形態において記述したような、特定のネットワークおよびマーケットへの送信に適した集約されたメタデータパッケージを発生させるための集約ルールと組み合わせて、メタデータ記憶装置92からアクセスされる参加ネットワークおよびマーケットからのデータを使用してもよい。
【0068】
さまざまなインプリメンテーションでは、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体上に記憶されているプログラム命令にしたがった自動処理で、集約メタデータメッセージの発生および配信を達成することができ、このプログラム命令は、プロセッサ191によって、例えば、処理ロジック97および/またはメタデータ集約器ロジック93によって実行されるときに、ここ記述した、サーバ90の機能を提供することができる。例えば、プログラム命令は、フロッピー(登録商標)ディスク、CDROM、メモリカード、FLASHメモリデバイス、RAM、ROM、あるいは、リソース96を通してサーバ90とインターフェースできる、他の何らかのタイプのメモリデバイスまたはコンピュータ読み取り可能媒体のような、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体からサーバ90にロードされてもよい。さまざまなインプリメンテーションでは、命令は、外部の一時的でない記憶デバイスから、または、トランシーバロジック95を通してサーバ90にインターフェースするネットワークリソースから、サーバ90にダウンロードすることができる。
【0069】
集約器サーバ90は、図10中に図示されているサーバ90のような、さまざまな汎用コンピュータ、または、遠隔サーバデバイスのうちの何らかのもので実現してもよい。このようなサーバ90は、典型的に、揮発性メモリ142と、ディスクドライブ143のような大容量不揮発性メモリとに結合されているプロセッサ141を備えている。サーバ90はまた、プロセッサ141に結合されているフロッピーディスクドライブおよび/またはコンパクトディスク(CD)ドライブ146も備えていてもよい。サーバ90はまた、インターネットのようなネットワーク145と通信するするための、プロセッサ141に結合されているネットワークアクセスポート144も備えていてもよい。
【0070】
さまざまな実施形態とともに使用するのに適した典型的な移動体デバイス10は、図11中に図示されているコンポーネントと共通しているだろう。例えば、例示的な移動体デバイス10は、内部メモリ192と、ディスプレイ193と、スピーカー199とに結合されているプロセッサ191を備えていてもよい。加えて、移動体デバイス10は、ワイヤレスデータリンクに接続されている、および/または、プロセッサに結合されているセルラ電話機トランシーバ195に接続されている、電磁波放射を送信および受信するためのアンテナ194を有していてもよい。いくつかのインプリメンテーションでは、エアインターフェースが、ワイヤレスデータリンクを通してデータインターフェースを提供するので、セルラ電話機通信に使用される、トランシーバ195、ならびにプロセッサ191およびメモリ192部分は、まとめて、エアインターフェースと呼ばれる。移動体デバイスは、典型的に、ユーザ入力を受け取るための、キーパッド196または小型キーボード、および、メニュー選択ボタンまたはロッカースイッチ197も備えている。
【0071】
プロセッサ191、141は、ここで記述したさまざまな実施形態の機能を含むさまざまな機能を実行するようにソフトウェア命令(アプリケーション)によって構成することができる、任意のプログラマブルマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータまたは1つ以上の多重プロセッサチップであってもよい。いくつかの移動体デバイスでは、ワイヤレス通信機能専用の1つのプロセッサ、および、他のアプリケーションのランに専用の1つのプロセッサのような、複数のプロセッサ191、141が提供されてもよい。典型的に、ソフトウェアアプリケーションは、プロセッサ191、141にアクセスおよびロードされる前に、内部メモリ192、142中に記憶してもよい。いくつかの移動体デバイスおよびサーバでは、プロセッサ191、141は、アプリケーションソフトウェア命令を記憶させるのに十分な内部メモリを備えていてもよい。移動体デバイス10はまた、さまざまな実施形態にしたがった、電子財布におけるような、クレジット、トークンおよびクーポンに関連する情報を記憶しているようなスマートカードのような別個のメモリチップ190を備えていてもよい。いくつかの移動体デバイスでは、安全なメモリは、プロセッサ191に結合されている別個のメモリチップ中のものであってもよい。多くの移動体デバイス10およびサーバ90では、内部メモリ192、142は、揮発性またはフラッシュメモリのような不揮発性メモリ、あるいは、双方の混合であってもよい。この説明の目的のために、メモリに対する一般参照は、プロセッサ191、142によってアクセス可能なメモリすべてを参照し、このメモリは、内部メモリ192、142、メモリチップ190、移動体デバイスまたはサーバにプラグ接続されているリムーバルメモリ、およびプロセッサ191、142自体内のメモリを含む。
【0072】
電源投入において、または、信号損失のケースにおいて使用するために、隣接リスト情報と、物理レイヤメタデータとを提供するために、さまざまな実施形態も適用してもよく、より早い、サービスの利用可能性および再獲得を可能にするだろう。言い換えると、この実施形態を通して、複数のネットワークおよびマーケットに対する周波数マップまたはリスト、複数のネットワークおよびマーケットに対する物理レイヤメタデータ、隣接リスト、および他のメタデータの、ブロードキャストも使用してもよく、これにより、より早い電源投入獲得と、信号の損失状態からのより早い回復とが可能になる。
【0073】
先述の方法の記述およびプロセスフロー図は、説明のための例として提供しているに過ぎず、提示した順序で、さまざまな実施形態のステップを実行すべきであることを要求または意味することを意図しているわけではない。当業者によって正しく認識されるように、先述の実施形態のステップの順序は、任意の順序で実行してもよい。「その後に」、「その後」、「次」等のようなワードは、ステップの順序を限定することを意図しているわけではない;これらのワードは、単に、方法の記述を通して、読み手を導くために使用するものである。さらに、例えば、冠詞「a」、「an」、または「the」を使用しての、単数形での請求項の要素に対する何らかの参照は、要素を単数に限定すると解釈すべきではない。
【0074】
ここで開示した実施形態に関連して記述した、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方のものを組み合わせたものとして実現してもよい。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に図示するために、一般的に、これらの機能性の観点で、さまざまな例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップを上記で記述した。この機能性が、ハードウェアまたはソフトウェアとして実現されるか否かは、システム全体に課せられている、特定のアプリケーションおよび設計制約に依存する。熟練者が、それぞれの特定のアプリケーションの方法を変えて、記述した機能性を実現するかもしれないが、このようなインプリメンテーションの決定は、本発明の範囲から逸脱を生じさせるとして解釈されるべきでない。
【0075】
ここで開示した態様に関連して記述した、さまざまな例示的な、論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実現するために使用されるハードウェアは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、あるいは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここで記述した機能を実行するように設計されているこれらの任意の組み合わせで実現しても、あるいは、実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、何らかの従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせとして、複数のマイクロプロセッサとして、DSPコアに関連した1つ以上のマイクロプロセッサとして、あるいは、このような他の何らかの構成として実現してもよい。代替的に、所定の機能に特有である回路によって、何らかのステップまたは方法を実行してもよい。
【0076】
1つ以上の例示的な態様では、記述した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせ中で実現してもよい。ソフトウェア中で実現した場合、機能は、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体上で、または、プロセッサ読み取り可能記憶媒体上で、1つ以上のコンピュータ実行可能な命令またはコードとして、あるいは、プロセッサ実行可能な命令またはコードとして記憶してもよい。ここで開示した方法またはアルゴリズムのステップは、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体上に存在し得る、実行されるプロセッサ実行可能なソフトウェアモジュールで具現化されてもよい。一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体およびプロセッサ読み取り可能な記憶媒体は、任意の形態のコンピュータ記憶媒体を含む。一時的でない記憶媒体は、コンピュータまたはプロセッサによってアックセスされ得る何らかの利用可能な媒体であってもよい。例示によると、このような一時的でないコンピュータ読み取り可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスク記憶デバイス、磁気ディスク記憶デバイスまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構成の形態で所望のプログラムコードを伝送または記憶するために使用でき、そしてコンピュータによってアクセスできる他の何らかの媒体を含んでいてもよいが、これらに限定されない。ここで使用したようなディスク(diskおよびdisc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピーディスク、およびブルーレイ(登録商標)ディスクを含むが、一般的に、ディスク(disk)は、データを磁気的に再生する一方で、ディスク(disc)はデータをレーザによって光学的に再生する。上記のものを組み合わせたものもまた、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体およびプロセッサ読み取り可能記憶媒体の範囲内に含められるべきである。加えて、方法またはアルゴリズムの動作は、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体およびプロセッサ読み取り可能記憶媒体上で、コードおよび/または命令のうちの1つ、あるいは、コードおよび/または命令の任意の組み合わせとして、あるいは、コードおよび/または命令セットとして存在していてもよく、これらは、コンピュータプログラムプロダクトの中に組み込まれていてもよい。
【0077】
開示した実施形態の先述の説明は、当業者が、本発明を作ることができるように、または、使用できるように提供されている。これらの実施形態に対するさまざまな修正は、当業者に容易に明らかになるであろう。また、ここで規定されている一般的な原理は、この発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用されてもよい。したがって、本発明は、ここに示した実施形態に限定されることを意図しているものではないが、以下の特許請求の範囲、および、ここで開示した原理および新規な特徴と矛盾しない最も広範囲に一致させるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するブロードキャストメタデータを通信する方法において、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することと、
仮想ホームチャネルを提供するために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのローカルのものに対する、および、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの少なくとも1つの他のものから受信したメタデータの少なくとも一部分に対するメタデータ、をブロードキャストすることとを含む方法。
【請求項2】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのローカルのものは、地理的エリアのマーケット内にあり、ローカルコンテンツを伝える請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記メタデータは、File Delivery over Undirectional Transport(FLUTE)プロトコルを使用してブロードキャストされる請求項1記載の方法。
【請求項4】
メタデータは、時間的ドメインのサービスのオーバーラップを減少させるように設定されているずらされたサイクリックパターンにしたがって、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークによってブロードキャストされる請求項1記載の方法。
【請求項5】
物理レイヤにおいてサポートされているような潜在的な受信を評価するために、受信機デバイスによって前記メタデータブロードキャストを使用することができるように、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークの間で、メタデータブロードキャストを時間的に同期させる請求項1記載の方法。
【請求項6】
複数の異なるネットワークからの同じサービスを受信機デバイスが評価できるように、前記同期させたメタデータブロードキャストもずらす請求項5記載の方法。
【請求項7】
4つの時間的フェーズに関して、前記メタデータブロードキャストをずらす請求項6記載の方法。
【請求項8】
時間的ドメインのサービスのオーバーラップを減少させるために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの近接しているものの間で、コンテンツのブロードキャストをずらし、
前記メタデータブロードキャストは、受信機デバイスが前記コンテンツブロードキャストを受信することを可能にするために、前記時間的にずらすことについての情報を提供する請求項1記載の方法。
【請求項9】
前記メタデータブロードキャストは、より速い電源投入獲得と、信号の損失状態からのより速い回復とを、受信機デバイスが達成することを可能にするように構成されている請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することは、中央メタデータ集約サーバにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信することを含み、
前記方法は、
ブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することをさらに含む項1記載の方法。
【請求項11】
前記データレポジトリは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上によって管理される請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記データレポジトリは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの任意のものに関係しない第三者によって管理される請求項10記載の方法。
【請求項13】
ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分は、前記受信したメタデータのすべてを実質的に含む請求項10記載の方法。
【請求項14】
ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分は、前記受信したメタデータのサブセットを含む請求項10記載の方法。
【請求項15】
ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分は、マーケット内のすべてのネットワークに対するすべてのメタデータの少なくとも一部分をブロードキャストする前記マーケット内の特定のネットワークに対するメタデータを含む請求項10記載の方法。
【請求項16】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上によってブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することは、前記複数のブロードキャストネットワークのうちの1つ以上内の受信エリアに基づいて、ブロードキャストされるべきである前記受信したメタデータの部分を決定することを含む請求項10記載の方法。
【請求項17】
ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分は、前記ローカルのもの前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信した前記メタデータのすべてを実質的に含む請求項10記載の方法。
【請求項18】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することは、中央メタデータ集約サーバにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信することを含み、
前記方法は、
前記ローカルのもの前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信したブロードキャストメタデータを選択することをさらに含む請求項10記載の方法。
【請求項19】
前記ローカルのもの前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークの前記カバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ多重周波数ブロードキャストネットワークは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのローカルのものと、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの他のものとの間の距離に基づいて識別される請求項18記載の方法。
【請求項20】
前記ローカルのもの前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのブロードキャストカバレッジエリアの形状に基づいてさらに決定される請求項19記載の方法。
【請求項21】
ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分は、ネットワーク周波数のリスト、ブロードキャスト波形をエンコードするために送信機によって使用される物理レイヤパラメータ、番組ガイドデータ、加入可能なサービス、データダウンロードスケジュール、送信機の特色またはグループ識別子、メタデータシーケンス番号からなるグループから選択される請求項10記載の方法。
【請求項22】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの特定のものによってブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することと、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させることと、
ブロードキャストのために、前記発生されたメタデータパッケージを前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に送信することとをさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項23】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させることは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークの少なくともサブセットに対する複数のメタデータパッケージを発生させることを含む請求項22記載の方法。
【請求項24】
前記複数のメタデータパッケージのうちの1つ以上は、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータのサブセットを含む請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれによってブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することと、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する各メタデータパッケージを発生させることと、
ブロードキャストのために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに前記発生された各メタデータパッケージを送信することとをさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項26】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する各メタデータパッケージを発生させることは、メタデータのN個のサブセットを含むメタデータパッケージを発生させることを含む請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのローカルのものにおける前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから、前記メタデータを受信することを含み、
前記方法は、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータにルールのセットを適用して、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのローカルのものによってブロードキャストされるべき前記受信したメタデータの一部分を決定することをさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項28】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのローカルのものにおける前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する前記メタデータを受信することは、データネットワークから前記メタデータを受信することと、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上のうちのブロードキャスト送信から前記メタデータを受信することと、のうちの1つを含む請求項27記載の方法。
【請求項29】
コンピュータにおいて、
複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することと、
仮想ホームチャネルを提供するために、前記多重周波数ブロードキャストネットワークに対する、および、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの少なくとも1つの他のものから受信した前記メタデータの少なくとも一部分に対する、メタデータを前記多重周波数ブロードキャストネットワークにブロードキャストさせることとを含む動作を実行するための、コンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている多重周波数ブロードキャストネットワークに結合されているコンピュータ。
【請求項30】
前記多重周波数ブロードキャストネットワークは、地理的エリアのマーケット内にあり、ローカルコンテンツをブロードキャストする請求項29記載のコンピュータ。
【請求項31】
前記コンピュータは、File Delivery over Undirectional Transport(FLUTE)プロトコルを使用して前記メタデータがブロードキャストされるように、コンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項29記載のコンピュータ。
【請求項32】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークによるメタデータブロードキャストの時間的ドメインサービスのオーバーラップを減少させるように構成されているずらされたサイクリックパターンにしたがって、前記メタデータが時々ブロードキャストされるように、コンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項29記載のコンピュータ。
【請求項33】
前記コンピュータは、物理レイヤにおいてサポートされているような潜在的な受信を評価するために、受信機デバイスが前記メタデータブロードキャストを使用することを可能にする態様で、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの他のもののメタデータブロードキャストと、前記メタデータブロードキャストを時間的に同期させるようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項29記載のコンピュータ。
【請求項34】
前記コンピュータは、複数の異なる多重周波数ブロードキャストネットワークからの同じサービスを受信機デバイスが評価することを可能にする態様で、前記同期させたメタデータブロードキャストもずらすようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するようにさらに構成されている請求項33記載のコンピュータ。
【請求項35】
前記コンピュータは、4つの時間的フェーズの観点で前記メタデータブロードキャストをずらすようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項34記載のコンピュータ。
【請求項36】
前記コンピュータは、
時間的ドメインサービスのオーバーラップを減少させるために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの近接しているもののコンテンツブロードキャストに関して、前記多重周波数ブロードキャストネットワークによるコンテンツのブロードキャストを時間的にずらすようにと、
受信機デバイスが前記コンテンツブロードキャストを受信することを可能にするために、前記メタデータブロードキャストが、前記時間的にずらすことについての情報を提供するようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項29記載のコンピュータ。
【請求項37】
前記コンピュータは、前記メタデータのブロードキャストにより、より速い電源投入獲得と、信号の損失状態からのより速い回復とを受信機デバイスが達成することが可能になるようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項29記載のコンピュータ。
【請求項38】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することが、中央メタデータ集約サーバとして機能するように構成されている前記コンピュータにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信することを含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成され、
前記コンピュータは、
ブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することをさらに含む動作を実行するための、コンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項29記載のコンピュータ。
【請求項39】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの任意のものに関係しない第三者によって管理される請求項38記載のコンピュータ。
【請求項40】
前記コンピュータは、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、前記受信したメタデータのすべてを実質的に含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項38記載のコンピュータ。
【請求項41】
前記コンピュータは、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、前記受信したメタデータのサブセットを含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項38記載のコンピュータ。
【請求項42】
前記コンピュータは、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、マーケット内のすべてのネットワークに対するすべてのメタデータの少なくとも一部分をブロードキャストする前記マーケット内の特定のネットワークに対するメタデータを含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項38記載のコンピュータ。
【請求項43】
前記コンピュータは、仮想ホームチャネルを提供するために、ブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することが、前記複数のブロードキャストネットワークのうちの1つ以上内の受信エリアに基づいて、ブロードキャストされるべきである前記受信したメタデータの部分を決定することを含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項38記載のコンピュータ。
【請求項44】
前記コンピュータは、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信した前記メタデータのすべてを実質的に含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項38記載のコンピュータ。
【請求項45】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することが、中央メタデータ集約サーバとして機能するように構成されている前記コンピュータにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信することを含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成され、
前記コンピュータは、
前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信したブロードキャストメタデータを選択することをさらに含む動作を実行するための、コンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項29記載のコンピュータ。
【請求項46】
前記コンピュータは、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークの前記カバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ多重周波数ブロードキャストネットワークが、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークと、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの他のものとの間の距離に基づいて識別されるように、コンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項45記載のコンピュータ。
【請求項47】
前記コンピュータは、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークの前記カバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ多重周波数ブロードキャストネットワークが、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのブロードキャストカバレッジエリアの形状に基づいてさらに識別されるように、コンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項46記載のコンピュータ。
【請求項48】
前記コンピュータは、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、ネットワーク周波数のリスト、ブロードキャスト波形をエンコードするために送信機によって使用される物理レイヤパラメータ、番組ガイドデータ、加入可能なサービス、データダウンロードスケジュール、送信機のカラーまたはグループ識別子、メタデータシーケンス番号からなるグループから選択されるようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項38記載のコンピュータ。
【請求項49】
前記コンピュータは、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの特定のものによってブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することと、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させることと、
ブロードキャストのために、前記発生されたメタデータパッケージを前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に送信することとをさらに含む動作を実行するためのコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項38記載のコンピュータ。
【請求項50】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させることが、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークの少なくともサブセットに対する複数のメタデータパッケージを発生させることを含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項49記載のコンピュータ。
【請求項51】
前記コンピュータは、前記複数のメタデータパッケージのうちの1つ以上が、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータのサブセットを含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項50記載の方法。
【請求項52】
前記コンピュータは、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれによってブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することと、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する各メタデータパッケージを発生させることと、
ブロードキャストのために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに前記発生された各メタデータパッケージを送信することとをさらに含む動作を実行するためのコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項29記載のコンピュータ。
【請求項53】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する各メタデータパッケージを発生させることが、メタデータのN個のサブセットを含むメタデータパッケージを発生させることを含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項52記載のコンピュータ。
【請求項54】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータにルールのセットを適用して、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークによってブロードキャストされるべき前記受信したメタデータの一部分を決定することをさらに含む動作を実行するための、コンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項29記載のコンピュータ。
【請求項55】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する前記メタデータを受信することが、データネットワークから前記メタデータを受信することと、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上のブロードキャスト送信から前記メタデータを受信することと、のうちの1つを含むようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するように構成されている請求項54記載のコンピュータ。
【請求項56】
多重周波数ブロードキャストネットワークに結合されているコンピュータにおいて、
複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信する手段と、
仮想ホームチャネルを提供するために、前記多重周波数ブロードキャストネットワークのものに対する、および、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの少なくとも1つの他のものから受信した前記メタデータの少なくとも一部分に対するメタデータをブロードキャストする手段とを具備するコンピュータ。
【請求項57】
前記多重周波数ブロードキャストネットワークは、地理的エリアのマーケット内にあり、ローカルコンテンツをブロードキャストする請求項56記載のコンピュータ。
【請求項58】
メタデータをブロードキャストする手段は、File Delivery over Undirectional Transport(FLUTE)プロトコルを使用して、前記メタデータをブロードキャストする手段を備える請求項56記載のコンピュータ。
【請求項59】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークによるメタデータブロードキャストの時間的ドメインサービスのオーバーラップを減少させるように構成されているずらされたサイクリックパターンにしたがって、前記メタデータを時々ブロードキャストする手段をさらに具備する請求項56記載のコンピュータ。
【請求項60】
物理レイヤにおいてサポートされているような潜在的な受信を評価するために、受信機デバイスが前記メタデータブロードキャストを使用することを可能にする態様で、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの他のもののメタデータブロードキャストと、メタデータブロードキャストを同期させる手段をさらに具備する請求項56記載のコンピュータ。
【請求項61】
メタデータブロードキャストとメタデータブロードキャストを同期させる手段は、複数の異なる多重周波数ブロードキャストネットワークからの同じサービスを受信機デバイスが評価することを可能にするずらした態様でメタデータブロードキャストと、メタデータブロードキャストを同期させる手段を備える請求項60記載のコンピュータ。
【請求項62】
ずらした態様でメタデータブロードキャストとメタデータブロードキャストを同期させる手段は、4つの時間的フェーズの観点でずらす、ずらした様態でメタデータブロードキャストと、メタデータブロードキャストを同期させる手段を備える請求項61記載のコンピュータ。
【請求項63】
時間的ドメインサービスのオーバーラップを減少させるために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの近接しているもののコンテンツブロードキャストに関して、前記多重周波数ブロードキャストネットワークによるコンテンツのブロードキャストを時間的にずらし、
メタデータをブロードキャストする手段は、受信機デバイスが前記コンテンツブロードキャストを受信することを可能するために、前記時間的にずらすことについての情報を提供する前記メタデータをブロードキャストする手段を備える請求項56記載のコンピュータ。
【請求項64】
メタデータをブロードキャストする手段は、より速い電源投入獲得と、信号の損失状態からのより速い回復とを受信機デバイスが達成することを可能にする形態で前記メタデータをブロードキャストする手段を備える請求項56記載のコンピュータ。
【請求項65】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信する手段は、中央メタデータ集約サーバとして機能するように構成されている前記コンピュータにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信する手段を備え、
前記コンピュータは、
ブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定する手段をさらに備える請求項56記載のコンピュータ。
【請求項66】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの任意のものに関係しない第三者によって管理される請求項65記載のコンピュータ。
【請求項67】
ブロードキャストされるべき受信したメタデータの部分を決定する手段は、前記受信したメタデータのすべてを実質的にブロードキャストする手段を備える請求項65記載のコンピュータ。
【請求項68】
ブロードキャストされるべき受信したメタデータの部分を決定する手段は、前記受信したメタデータのサブセットをブロードキャストする手段を備える請求項65記載のコンピュータ。
【請求項69】
ブロードキャストされるべき受信したメタデータの部分を決定する手段は、マーケット内のすべてのネットワークに対するすべてのメタデータの少なくとも一部分をブロードキャストする前記マーケット内の特定のネットワークに対する、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの部分を決定する手段を備える請求項65記載のコンピュータ。
【請求項70】
仮想ホームチャネルを提供するために、ブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定する手段は、前記複数のブロードキャストネットワークのうちの1つ以上内の受信エリアに基づいて、ブロードキャストされるべきである前記受信したメタデータの部分を決定する手段を備える請求項65記載のコンピュータ。
【請求項71】
仮想ホームチャネルを提供するために、ブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定する手段は、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信した前記メタデータのすべてを実質的にブロードキャストする手段を備える請求項65記載のコンピュータ。
【請求項72】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信する手段は、中央メタデータ集約サーバとして機能するように構成されている前記コンピュータにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信する手段を備え、
前記コンピュータは、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信したブロードキャストメタデータを選択する手段をさらに備える請求項56記載のコンピュータ。
【請求項73】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信する手段は、中央メタデータ集約サーバとして機能するように構成されている前記コンピュータにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信する手段を備え、
前記コンピュータは、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークと、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの他のものとの間の距離に基づいて、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信したブロードキャストメタデータを選択するための手段をさらに備える請求項56記載のコンピュータ。
【請求項74】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信する手段は、中央メタデータ集約サーバとして機能するように構成されている前記コンピュータにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信する手段を備え、
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのブロードキャストカバレッジエリアの形状に基づいて、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信したブロードキャストメタデータを選択するための手段をさらに備える請求項56記載のコンピュータ。
【請求項75】
ブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定する手段は、ネットワーク周波数のリスト、ブロードキャスト波形をエンコードするために送信機によって使用される物理レイヤパラメータ、番組ガイドデータ、加入可能なサービス、データダウンロードスケジュール、送信機のカラーまたはグループ識別子、メタデータシーケンス番号からなるグループから選択されるメタデータを選択する手段を備える請求項65記載のコンピュータ。
【請求項76】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの特定のものによってブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータの部分を決定する手段と、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させる手段と、
ブロードキャストのために、前記発生されたメタデータパッケージを前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に送信する手段とをさらに具備する請求項65記載のコンピュータ。
【請求項77】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させる手段は、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークの少なくともサブセットに対する複数のメタデータパッケージを発生させる手段を備える請求項76記載のコンピュータ。
【請求項78】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークの少なくともサブセットに対する複数のメタデータパッケージを発生させる手段は、前記複数のメタデータパッケージのうちの1つ以上が、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータのサブセットを含むように、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークの少なくともサブセットに対する複数のメタデータパッケージを発生させる手段を備える請求項77記載のコンピュータ。
【請求項79】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれによってブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定する手段と、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する各メタデータパッケージを発生させる手段と、
ブロードキャストのために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに前記発生された各メタデータパッケージを送信する手段とをさらに具備する請求項56記載のコンピュータ。
【請求項80】
ブロードキャストのために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに前記発生された各メタデータパッケージを送信する手段は、メタデータのN個のサブセットを含むメタデータパッケージを発生させることを含む、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する各メタデータパッケージを発生させる手段を備える請求項79記載のコンピュータ。
【請求項81】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータにルールのセットを適用して、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークによってブロードキャストされるべき前記受信したメタデータの一部分を決定する手段をさらに具備する請求項56記載のコンピュータ。
【請求項82】
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する前記メタデータを受信する手段は、データネットワークから前記メタデータを受信する手段と、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上のうちのブロードキャスト送信から前記メタデータを受信する手段と、のうちの1つを備える請求項81記載のコンピュータ。
【請求項83】
一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、
複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することと、
仮想ホームチャネルを提供するために、前記多重周波数ブロードキャストネットワークに対する、および、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの少なくとも1つの他のものから受信した前記メタデータの少なくとも一部分に対するメタデータを前記多重周波数ブロードキャストネットワークにブロードキャストさせることとを含む動作を、多重周波数ブロードキャストネットワークに結合されているコンピュータに実行させるように構成されている、コンピュータ実行可能なソフトウェア命令がその上に記憶されている一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項84】
前記多重周波数ブロードキャストネットワークは、地理的エリアのマーケット内にあり、ローカルコンテンツをブロードキャストする請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項85】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記メタデータが、File Delivery over Undirectional Transport(FLUTE)プロトコルを使用してブロードキャストされるように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項86】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記メタデータが、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークによるメタデータブロードキャストの時間的ドメインサービスのオーバーラップを減少させるように構成されているずらされたサイクリックパターンにしたがって、時々ブロードキャストされるように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項87】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、物理レイヤにおいてサポートされているような潜在的な受信を評価するために、受信機デバイスが前記メタデータブロードキャストを使用することを可能にする態様で、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの他のもののメタデータブロードキャストと、前記メタデータブロードキャストを時間的に同期させるように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項88】
前記コンピュータは、複数の異なる多重周波数ブロードキャストネットワークからの同じサービスを受信機デバイスが評価することを可能にする態様で、前記同期させたメタデータブロードキャストもずらすようにコンピュータ実行可能なソフトウェア命令を有するようにさらに構成されている請求項87記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項89】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、4つの時間的フェーズの観点で、前記メタデータブロードキャストをずらすように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項88記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項90】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、
時間的ドメインサービスのオーバーラップを減少させるために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの近接しているもののコンテンツブロードキャストに関して、前記多重周波数ブロードキャストネットワークによるコンテンツのブロードキャストを時間的にずらすようにと、
受信機デバイスが前記コンテンツブロードキャストを受信することを可能にするために、前記メタデータブロードキャストが、前記時間的にずらすことについての情報を提供するように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項91】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記ブロードキャストのメタデータが、より速い電源投入獲得と、信号の損失状態からのより速い回復とを受信機デバイスが達成することを可能にするように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項92】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することが、中央メタデータ集約サーバとして機能するように構成されている前記コンピュータにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信することを含むように動作をコンピュータに実行させるように構成され、
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、ブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することをさらに含む動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項93】
前記コンピュータは、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの任意のものに関係しない第三者によって管理される請求項92記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項94】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、前記受信したメタデータのすべてを実質的に含むように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項92記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項95】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、前記受信したメタデータのサブセットを含むように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項92記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項96】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、マーケット内のすべてのネットワークに対するすべてのメタデータの少なくとも一部分をブロードキャストする前記マーケット内の特定のネットワークに対するメタデータを含むように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項92記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項97】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、仮想ホームチャネルを提供するために、ブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することが、前記複数のブロードキャストネットワークのうちの1つ以上内の受信エリアに基づいて、ブロードキャストされるべきである前記受信したメタデータの部分を決定することを含むように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項92記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項98】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信した前記メタデータのすべてを実質的に含むように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項92記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項99】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対するメタデータを受信することが、中央メタデータ集約サーバとして機能するように構成されている前記コンピュータにおいて、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれから前記メタデータを受信することを含むように動作をコンピュータに実行させるように構成され、
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークのカバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちのものから受信したブロードキャストメタデータを選択することをさらに含む動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項100】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークの前記カバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ多重周波数ブロードキャストネットワークが、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークと、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの他のものとの間の距離に基づいて識別されるように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項99記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項101】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークの前記カバレッジエリアに近接して位置付けられているブロードキャストカバレッジエリアを持つ多重周波数ブロードキャストネットワークが、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのブロードキャストカバレッジエリアの形状に基づいてさらに識別されるように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項100記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項102】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、ブロードキャストされるべき受信したメタデータの前記決定された部分が、ネットワーク周波数のリスト、ブロードキャスト波形をエンコードするために送信機によって使用される物理レイヤパラメータ、番組ガイドデータ、加入可能なサービス、データダウンロードスケジュール、送信機のカラーまたはグループ識別子、メタデータシーケンス番号からなるグループから選択されるように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項92記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項103】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの特定のものによってブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することと、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させることと、
ブロードキャストのために、前記発生されたメタデータパッケージを前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に送信することとをさらに含む動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項92記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項104】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上に対するメタデータパッケージを発生させることが、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークの少なくともサブセットに対する複数のメタデータパッケージを発生させることを含むように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項103記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項105】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記複数のメタデータパッケージのうちの1つ以上が、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータのサブセットを含むように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項104記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項106】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれによってブロードキャストされるべきである前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータの部分を決定することと、
前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する各メタデータパッケージを発生させることと、
ブロードキャストのために、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに前記発生された各メタデータパッケージを送信することとをさらに含む動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項107】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する各メタデータパッケージを発生させることが、メタデータのN個のサブセットを含むメタデータパッケージを発生させることを含むように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項106記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項108】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータにルールのセットを適用して、前記コンピュータに結合されている前記多重周波数ブロードキャストネットワークによってブロードキャストされるべき前記受信したメタデータの一部分を決定することをさらに含む動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項83記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項109】
前記記憶されているコンピュータ実行可能なソフトウェア命令は、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのそれぞれに対する前記メタデータを受信することが、データネットワークから前記メタデータを受信することと、前記複数の多重周波数ブロードキャストネットワークのうちの1つ以上のブロードキャスト送信から前記メタデータを受信することと、のうちの1つを含むように動作をコンピュータに実行させるように構成されている請求項108記載の一時的でないコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項110】
1つの多重周波数ブロードキャストネットワークから受信機デバイス中の別のものへのハンドオフを実施する方法において、
別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを含む、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークによるブロードキャストからメタデータを獲得することと、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、異なるネットワークへのハンドオフを実行する準備をすることと、
ハンドオフを達成すべきときを決定することと、
前記異なるネットワークへの前記ハンドオフを達成することとを含む方法。
【請求項111】
前記異なるネットワークは、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークである請求項110記載の方法。
【請求項112】
別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することをさらに含む請求項110記載の方法。
【請求項113】
受信したメタデータが、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているか否かを決定することをさらに含み、
前記異なるネットワークへの前記ハンドオフを達成することは、前記受信したメタデータが前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているときに、同じまたは類似したコンテンツへの暗黙的なハンドオフを達成することを含む請求項110記載の方法。
【請求項114】
前記受信機デバイスは、前記受信したメタデータブロードキャストを使用して、より速い電源投入獲得と、信号損失の状態からのより速い回復とを達成する請求項110記載の方法。
【請求項115】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、そのネットワークへのハンドオフを実行する準備をすることは、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークを受信することと、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークからメタデータブロードキャストを受信することと、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することとを含む請求項110記載の方法。
【請求項116】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することは、類似したサービスメタデータをブロードキャストする前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含む請求項115記載の方法。
【請求項117】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することは、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、現在受信されているコンテンツの一意的なコンテンツ識別子と一致する一意的なコンテンツ識別子を含む請求項115記載の方法。
【請求項118】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することは、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからのサービスデータと、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからの多重化の詳細と、のうちの1つと、または、両方と、正確に一致する請求項115記載の方法。
【請求項119】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することは、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークからの物理レイヤコンフィギュレーションと一致する物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含む請求項115記載の方法。
【請求項120】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することは、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含む請求項115記載の方法。
【請求項121】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することは、現在受信されているコンテンツをブロードキャストしている前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含む請求項115記載の方法。
【請求項122】
受信機デバイスにおいて、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合され、多重周波数ブロードキャストネットワークからのブロードキャスト送信を受信するように構成されている多重周波数受信機回路とを具備し、
前記プロセッサは、
別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを含む、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークによるブロードキャストからメタデータを獲得することと、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、異なるネットワークへのハンドオフを実行する準備をすることと、
ハンドオフを達成すべきときを決定することと、
前記異なるネットワークへの前記ハンドオフを達成することとを含む動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている受信機デバイス。
【請求項123】
前記プロセッサは、前記異なるネットワークが前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークであるように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項122記載の受信機デバイス。
【請求項124】
前記プロセッサは、別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することをさらに含む動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項122記載の受信機デバイス。
【請求項125】
前記プロセッサは、受信したメタデータが前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているか否かを決定することをさらに含む動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成され、
前記プロセッサは、前記異なるネットワークへの前記ハンドオフを達成することが、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに前記受信したメタデータが類似しているときに、同じまたは類似したコンテンツへの暗黙的なハンドオフを達成することを含むように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項122記載の受信機デバイス。
【請求項126】
前記プロセッサは、前記受信機デバイスが、前記受信したメタデータブロードキャストを使用して、より速い電源投入獲得と、信号損失の状態からのより速い回復とを達成するように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項122記載の受信機デバイス。
【請求項127】
前記プロセッサは、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、そのネットワークへのハンドオフを実行する準備をすることが、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークを受信することと、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークからメタデータブロードキャストを受信することと、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することとを含むように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項122記載の受信機デバイス。
【請求項128】
前記プロセッサは、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、類似したサービスメタデータをブロードキャストする前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含むように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項127記載の受信機デバイス。
【請求項129】
前記プロセッサは、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、現在受信されているコンテンツの一意的なコンテンツ識別子と一致する一意的なコンテンツ識別子を含むように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項127記載の受信機デバイス。
【請求項130】
前記プロセッサは、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからのサービスデータと、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからの多重化の詳細と、のうちの1つと、または、両方と、正確に一致するように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項127記載の受信機デバイス。
【請求項131】
前記プロセッサは、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークからの物理レイヤコンフィギュレーションと一致する物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含むように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項127記載の受信機デバイス。
【請求項132】
前記プロセッサは、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含むように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項127記載の受信機デバイス。
【請求項133】
前記プロセッサは、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、現在受信されているコンテンツをブロードキャストしている前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含むように動作を実行するための、プロセッサ実行可能な命令を有するように構成されている請求項127記載の受信機デバイス。
【請求項134】
受信機デバイスにおいて、
別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを含む、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークによるブロードキャストからメタデータを獲得する手段と、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、異なるネットワークへのハンドオフを実行する準備をする手段と、
ハンドオフを達成すべきときを決定する手段と、
前記異なるネットワークへの前記ハンドオフを達成する手段とを具備する受信機デバイス。
【請求項135】
前記異なるネットワークは、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークである請求項134記載の受信機デバイス。
【請求項136】
別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択する手段をさらに具備する請求項134記載の受信機デバイス。
【請求項137】
前記受信したメタデータが、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているか否かを決定する手段をさらに具備し、
前記異なるネットワークへの前記ハンドオフを達成する手段は、前記受信したメタデータが前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているときに、同じまたは類似したコンテンツへの暗黙的なハンドオフを達成する手段を備える請求項134記載の受信機デバイス。
【請求項138】
前記受信したメタデータブロードキャストを使用して、より速い電源投入獲得と、信号損失の状態からのより速い回復とを達成する手段をさらに具備する請求項134記載の受信機デバイス。
【請求項139】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、そのネットワークへのハンドオフを実行する準備をする手段は、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークを受信する手段と、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークからのメタデータブロードキャストを受信する手段と、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択する手段とを備える請求項134記載の受信機デバイス。
【請求項140】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択する手段は、類似したサービス前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択する手段を備える請求項139記載の受信機デバイス。
【請求項141】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択する手段は、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択する手段を備え、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、現在受信されているコンテンツの一意的なコンテンツ識別子と一致する一意的なコンテンツ識別子を含む請求項139記載の受信機デバイス。
【請求項142】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択する手段は、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択する手段を備え、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからのサービスデータと、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからの多重化の詳細と、のうちの1つと、または、両方と正確に一致する請求項139記載の受信機デバイス。
【請求項143】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択する手段は、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択する手段を備え、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークからの物理レイヤコンフィギュレーションと一致する物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含む請求項139記載の受信機デバイス。
【請求項144】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択する手段は、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択する手段を備え、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含む請求項139記載の受信機デバイス。
【請求項145】
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択する手段は、現在受信されているコンテンツをブロードキャストしている前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択する手段を備え、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含む請求項139記載の受信機デバイス。
【請求項146】
一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体において、
別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対するメタデータを含む、ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークによるブロードキャストからメタデータを獲得することと、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、異なるネットワークへのハンドオフを実行する準備をすることと、
ハンドオフを達成すべきときを決定することと、
前記異なるネットワークへの前記ハンドオフを達成することとを含む動作を、受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されているプロセッサ実行可能な命令がその上に記憶されている一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項147】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記異なるネットワークが、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークであるように動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項146記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項148】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することをさらに含む動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項146記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項149】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記受信したメタデータが、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに類似しているか否かを決定することをさらに含む動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成され、
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記異なるネットワークへの前記ハンドオフを達成することが、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークから受信したメタデータに前記受信したメタデータが類似しているときに、同じまたは類似したコンテンツへの暗黙的なハンドオフを達成することを含むように動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項146記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項150】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、より速い電源投入獲得と、信号損失の状態からのより速い回復とを達成するために、前記受信機デバイスが、前記受信したメタデータブロードキャストを使用するように動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項146記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項151】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、そのネットワークへのハンドオフを実行する準備をすることが、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークに対する前記メタデータを使用して、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークを受信することと、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークからのメタデータブロードキャストを受信することと、
前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することとを含むように動作を、受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項146記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項152】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、類似したサービスメタデータをブロードキャストする前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含むように動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項151記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項153】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、現在受信されているコンテンツの一意的なコンテンツ識別子と一致する一意的なコンテンツ識別子を含むように動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項151記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項154】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからのサービスデータと、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークのからの多重化の詳細と、のうちの1つと、または、両方と正確に一致するように動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項151記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項155】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記ローカル多重周波数ブロードキャストネットワークからの物理レイヤコンフィギュレーションと一致する物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含むように動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項151記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項156】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含むように動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項151記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項157】
前記記憶されているプロセッサ実行可能な命令は、前記別の多重周波数ブロードキャストネットワークから受信した前記メタデータブロードキャストを使用して、マーケット中の複数のネットワークから前記異なるネットワークを選択することが、現在受信されているコンテンツをブロードキャストしている前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つを選択することを含み、前記マーケット中の前記複数のネットワークのうちの1つに対するマーケットメタデータは、前記受信機デバイスが受信することができる物理レイヤコンフィギュレーションのプロビジョニングを含むように動作を受信機デバイスのプロセッサに実行させるように構成されている請求項151記載の一時的でないプロセッサ読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2013−512622(P2013−512622A)
【公表日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−541171(P2012−541171)
【出願日】平成22年11月23日(2010.11.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/057873
【国際公開番号】WO2011/066317
【国際公開日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】