説明

移動通信端末機の呼制御機能を通しての画面ARSサービス提供システム及びその動作方法

本発明は、移動通信端末機の呼制御機能を通しての画面ARSサービス提供システム及びその動作方法に関する。本発明は、端末機の世代進化と関係なしに現在コールセンターから一律的に提供されている音声案内中心の制約的なARSサービスの短所を補完し、移動通信端末機の進化に伴ない多様なARSサービスを提供するために開発されたものであり、利用者が既存コールセンターの電話番号に対して呼連結を試みる場合、既存の音声案内または利用可能な画面案内サービスを選択できるようにし、上記利用者が画面案内サービスを選択する場合、発信者の端末機に画面を通してのARSサービスを提供して端末機画面にて要請された業務を処理できるようにする、移動通信網を活用した画面ARSサービスの選択的利用方式及びシステムに関するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信網を利用したARSサービス提供システム及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、自動応答システム(Automatic Response System:ARS)とは、音声からなる各種情報を記憶装置に保存し使用者が電話を用いてARSサーバーへ接続すると、必要な情報が検索できるように音声でその使用法を知らせたり、必要とする情報を音声で自動応答するサービスであって、各種顧客センター、小額決済システムなど多様な分野で広く活用されている。
【0003】
しかし、今までのARSサービス(自動応答サービス)は、移動通信端末機とこれを支援する移動通信網の持続的な発展にもかかわらず音声中心の一律的なサービスを提供することから、利用者は音声案内を聞いてそれに沿って数字キーを入力する仕組みで音声案内を聞く間は待機しなければならないなどの不便さがあった。すなわち、従来のボイスコメント案内によるARSサービスは、使用者が不要な音声案内を聞かなければならない不便さがあり、音声で提供可能な情報の制限性及び不正確性の問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明は、使用者の不便を最小化し音声情報の制限性及び不正確性を克服するために、利用者端末機の通信方式によって支援可能な画面ARSサービスを提供することで利用者の選択に従って利用できるようにする方案を提案する。
【0005】
本発明では、端末機が支援する通信方式と関係なしに現在コールセンターから一律的に提供されている音声案内による制約的なARSサービスの短所を補完するために開発されたもので、利用者が既存コールセンターの電話番号に対して呼連結を試みる場合、既存の音声案内の他に端末機が支援する多様な画面案内ARSサービスを選択して利用することができるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このために本発明は、端末機からARSサービスの要請がある場合、希望するARSサービス方式を問うボイスコメントを提供し、画面ARSサービスの要請がある場合は、端末機内の特定アプリケーション(VARSアプリケーション)の駆動のためのSMSを該当端末機に伝送するARSシステムと、上記端末機の端末機情報をARSシステムに提供し、上記端末機の特定画面ARSサービスの提供要請に従ってARSメニュー画面及び上記メニュー別の細部コンテンツ画面を上記端末機に提供するVARSシステムと、上記端末機の特定画面ARSサービスの要請に従って上記ARSシステムから上記SMSを受信した場合、上記アプリケーションを駆動し、上記SMSに含まれた呼制御命令に従って進行されている呼を制御し、上記アプリケーション駆動SMSに含まれたコンテンツ位置情報に基づいて上記VARSシステムに接続し該当コンテンツ内のARSメニュー画面及びメニュー別細部コンテンツ画面を受信してディスプレーする端末機とを含む。
【0007】
また、上記端末機情報は、該当端末機が支援する通信方式類型と該当端末機の上記VARSアプリケーションのダウンロード有無とを含む。
【0008】
また、上記VARSシステムは、上記端末機の通信方式類型情報とVARSアプリケーションのダウンロード有無情報とを移動通信網のHLRから受けてARSシステムに伝達し、また、上記VARSシステムは、上記端末機の端末機情報を移動通信網とのHLR連動なしに別途の端末機情報サーバーから受けてARSシステムに伝達する。
【0009】
また、上記VARSアプリケーションがARSサービスを要請した端末機に設置されていない場合、上記ARSシステムは上記アプリケーションを該当端末機にダウンロードする。
【0010】
また、上記ARSシステムは、上記ARSサービスに関するボイスコメントの提供後、上記端末機から音声案内の要請がある場合、音声ARSサービスを該当端末機に対して行うことを特徴とする。
【0011】
また、上記VARSアプリケーションの駆動を指示するSMSは、端末機内のアプリケーション駆動を目的とするSMSのタイプを表すテレサービスIDと、駆動するアプリケーションの種類を表すアプリケーションIDと、呼維持、呼遮断、画像呼切替などを含む呼制御命令を表す呼制御パラメーター(Parameter)と、上記ARSサービスメニュー画面を構成するコンテンツの位置情報を表すコンテンツ位置情報とを含む。
【0012】
また、上記画面ARSサービスの要請は、‘画面案内’、‘音声/画面同時案内'、‘相談員画像案内'のうちの何れか一つに対する要請であることを特徴とする。
【0013】
また、上記‘画面案内’の要請がある場合に上記呼制御パラメーターは進行されている呼遮断命令を含み、上記‘音声/画面同時案内’の要請がある場合に上記呼制御パラメーターは呼維持命令を含み、上記‘相談員画像案内’の要請がある場合に上記呼制御パラメーターは画像呼切替命令を含む。
【0014】
また、上記呼制御に対する判断は、上記端末機でなされるのではなく、上記ARSシステムが、利用者が選択した特定の画面ARSサービスを支援するために必要となる呼処理事項を判断して行うことを特徴とする。
【0015】
また、上記ARSシステムは、画面ARSサービスを駆動するVARSアプリケーションが上記端末機内に搭載された場合に限って上記画面ARSサービスの利用に関するボイスコメントを該当端末機に提供する。
【0016】
また、上記端末機は、上記アプリケーション駆動SMSに含まれた呼制御命令によって呼を制御し、上記SMSに含まれているコンテンツURL情報を用いて該当コンテンツサーバーに接続し上記コンテンツサーバーから提供される受信情報を分析してARSメニュー画面及びメニュー別細部コンテンツ画面を構成するVARSアプリケーションと、SMS処理要請を受ける際に受信したSMSのタイプを分析し、受信したSMSが上記アプリケーション駆動SMSである場合には、上記VARSアプリケーションを駆動させるSMSタスク処理部と、通話関連画面を制御してVARSアプリケーションのユーザーインターフェース(UI;User Interface)を端末機画面に優先的に適用させるコールタスク処理部とを含む。
【0017】
また、上記VARSシステムは、ARSサービスを要請した端末機の情報を上記ARSシステムに伝送する端末機情報サーバーと、上記アプリケーション駆動SMSに含まれた位置情報に基づいて接続した端末機にARSメニュー画面の含まれたコンテンツを提供するコンテンツサーバーとを含む。
【0018】
また、上記コンテンツサーバーは、上記ARSシステム内のARSデータベースから上記端末機が要請した情報の伝送を受けて上記端末機に提供する。
【0019】
また、上記ARSシステムは、上記VARSシステムとSMSサーバーとの間でゲートウエイとして機能するVARS G/Wと、端末機内のVARSアプリケーション搭載有無及び端末機の通信方式に関する情報を受信して音声ARSサービスまたは支援可能な画面ARSサービスの選択のためのARSサービスボイスコメントを端末機に提供し、上記VARS G/Wに上記アプリケーション駆動SMSの伝送命令を下すARS装置と、ARSメニュー別細部コンテンツを保存するARSデータベースとを含む。
【0020】
また、上記VARS G/Wは、上記ARS装置から上記端末機の端末機情報に対する要請がある場合、上記VARSシステムに該当情報を要請しそれを受信して上記ARS装置へ伝達する。
【0021】
また、上記VARS G/Wは、上記ARS装置からアプリケーション駆動SMSの伝送要請がある場合、上記画面ARSサービスの提供のために必要な呼制御命令とコンテンツ位置情報とを含むアプリケーション駆動SMSを生成し、SMSサーバーに対して上記アプリケーション駆動SMSの伝送を要請する。
【0022】
また、上記VARS G/Wは、上記ARS装置からアプリケーションダウンロードURLコールバックSMSの伝送要請がある場合、アプリケーションがダウンロードされる特定アプリケーションダウンロードサーバーの位置情報を含めたアプリケーションダウンロードURLコールバックSMSを生成し、SMSサーバーに対して上記アプリケーションダウンロードURLコールバックSMSの伝送を要請する。
【0023】
また、上記VARS G/Wは、上記コンテンツサーバーと上記ARSデータベースとの間でコンテンツを要請及び伝達する機能を果たす。
【0024】
本発明は、端末機からARSサービスの要請がある時、ARSシステムが音声ARSサービスと画面ARSサービスのうちどちらのサービスを選択するかを問うARSサービスボイスコメントを提供する第1段階と、上記ARSシステムが、上記端末機から音声ARSサービスの要請がある場合に音声案内ARSを行ない、端末機から画面ARSサービスの要請がある場合には端末機内のVARSアプリケーションを駆動させるアプリケーション駆動SMSを上記端末機に伝送する第2段階と、上記端末機が上記アプリケーション駆動SMSを受信した場合、上記端末機がVARSアプリケーションを駆動させてARSメニュー画面をディスプレーする第3段階とを含む。
【0025】
上記第1段階は、端末機からARSサービスを要請するコール(call)を受信する第1−1段階と、上記端末機の端末機情報を受信し、上記VARSアプリケーションが上記端末機内に搭載されているか否か、及び端末機の支援可能な通信サービスの類型を判断する第1−2段階と、上記判断の結果、音声ARSサービス及び支援可能な画面ARSサービスの中で選択することを問うARSサービスボイスコメントを提供する第1−3段階とを含む。
【0026】
また、上記VARSアプリケーションが上記端末機内に搭載されていない場合には、上記VARSアプリケーションのダウンロードが可能なアプリケーションダウンロードURLコールバックSMSを受信するかどうか、音声ARSサービスを利用するかどうかを問うボイスコメントを提供する。
【0027】
また、上記端末機が上記アプリケーションダウンロードURLコールバックSMSの受信を要請した場合、上記アプリケーションダウンロードURLコールバックSMSを上記端末機に伝送することにより、上記端末機にVARSアプリケーションがダウンロードされることを特徴とする。
【0028】
上記ARSサービスボイスコメントは、上記端末機の通信方式類型が3G以上である場合には音声/画面同時案内、相談員画像案内を更に含む。
【0029】
また、上記第3段階は、受信したアプリケーション駆動SMSのテレサービスIDと上記アプリケーションIDによって該当VARSアプリケーションを駆動させる第3−1段階と、受信したアプリケーション駆動SMSの上記呼制御パラメーターによって呼維持、呼遮断、画像呼切替等の呼制御手続を行なう第3−2段階と、受信したアプリケーション駆動SMSの上記コンテンツ位置情報によって該当コンテンツ内のARSサービスメニュー画面を受信してディスプレーする第3−3段階とを含む。
【0030】
本発明は、端末機の世代進化にも拘らず現在コールセンターで一律的に提供している音声案内中心の制約的なARSサービスの短所を補完し、移動通信端末機の進化に伴ない多様な画面ARSサービスを提供するために開発されたもので、ARSサービスを利用するために不要な音声案内を聞かなければならない不便さや、音声で提供可能な情報の制限性及び不正確性を最小化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施例によるARSサービス提供システムのブロック図である。
【図2】本発明の実施例によるARSサービス提供システムの各構成ブロック間の動作過程を示す図である。
【図3】本発明の実施例によるアプリケーション駆動SMSの内部構造を示す図である。
【図4】本発明の実施例による端末機の構成ブロック図である。
【図5】本発明の実施例によるARSシステムの動作過程を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例によるコンテンツサーバーの動作過程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例によるVARS G/Wの各動作態様を示す図である。
【図8】本発明の実施例による端末機の動作過程を示すフローチャートである。
【図9】ARSサービス提供UI(User Interface)の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の望ましい実施例等を添付の図面を参照して詳しく説明する。下記各図面の構成要素に参照符号を付するにあたって同じ構成要素に対しては他の図面上に表示されたとしても可能なかぎり同じ符号を付したことに留意しなければならない。
【0033】
図1は、本発明の実施例によるARSサービス提供システムのブロック図である。
【0034】
端末機100は、従来のように移動通信網130を通してARSシステム110に電話を掛ける。ARSシステム110からARSサービスボイスコメントの提供を受けた利用者が音声案内ではなく特定画面ARSサービス(画面案内、音声/画面同時案内、相談員画像案内)を選択する場合、ARSシステム110は、上記特定画面ARSサービスの実行のためのアプリケーション駆動SMSを伝送する。上記アプリケーション駆動SMSは、端末機100に内蔵されたVARSアプリケーション(VARS Application)を駆動させる命令を含んでおり、また、上記アプリケーション駆動SMSは現在の呼(call)に対する維持/遮断/画像呼切替などの呼処理命令とコンテンツ位置情報とを含んでいる。
【0035】
上記アプリケーション駆動SMSの伝送を受けた端末機100は、内蔵されているVARSアプリケーションを駆動させ、こうして駆動されたVARSアプリケーションは、上記アプリケーション駆動SMSに含まれた呼処理命令に従って、発信者の呼発信要請で進行されている呼連結プロセス(Call Connection Process)を維持または遮断したり画像呼に切り替えることによって、上記利用者が選択した特定画面ARSサービスの提供を準備する。続いて、端末機100は、上記アプリケーション駆動SMSに含まれたコンテンツ位置情報に基づいてVARSシステム(VARS System)120または特定WAPサーバー140に接続しコールセンターで登録したARSサービスメニュー画面及びメニュー別細部コンテンツ画面を出力する。上記端末機100には、このような機能を遂行するためのVARSアプリケーション(application)が搭載されていなければならず、もし搭載されていない場合には、URL CALL BACK方式のSMSを通してVARSアプリケーションを搭載できるものでなければならない。
【0036】
ARSシステム110は、端末機100からのコール受信時にVARSシステム120が提供する端末機のVARSアプリケーションダウンロード(Application Download)有無情報と、端末機が支援する通信方式の類型とによって提供可能な画面ARSサービスに関するボイスコメントを構成しこれを端末機100に提供する。例えば、‘音声案内は1番、画面案内は2番、音声/画面同時案内は3番、相談員画像案内は4番を押して下さい'とのボイスコメントを提供する。端末機100が上記画面案内または音声/画面同時案内サービスを選択した場合、上記ARSシステム110は、上記画面ARSサービスの提供のための呼処理指示命令とコンテンツ位置情報とを含むアプリケーション駆動SMSを端末機100に伝送する。端末機100が上記相談員画像案内を選択した場合、上記ARSシステム110は、上記情報以外に追加的に画像通話に応対可能な相談員の電話番号をアプリケーション駆動SMSに含めて伝送する。
【0037】
上記画面ARSサービスを通して特定情報を利用しながら相談員連結を試みる場合、上記ARSシステム110は、特定番号に発信された呼に応じて上記特定番号に連結された相談員等の対応可否を把握して対応可能な相談員に呼を分配する。ARSシステム110は、移動通信システムに直接連結されていてもよく、移動通信網とPSTN(Public Switched Telephone Network)を通して連結されていてもよい。
【0038】
VARS(Visual ARS)システム110は、端末機100のVARSアプリケーションダウンロード(Application Download)有無情報と、端末機100が支援する通信方式の類型とを、移動通信網130のHLR(Home Location Register)または移動通信網130に連係した端末機情報サーバーから受けてリアルタイムで、若しくはバッチ方式でARSシステム110に提供し、特定のARSシステムIDにデータ接続を試みた端末機100のセッション(Session)に対して該当コンテンツ(Contents)内のARSメニュー画面を端末機100に伝送し、メニュー別細部コンテンツを要請するクエリー(Query)に対して必要な形態にクエリーを再構成してARSシステム110に伝送する。続いて、ARSシステム110からの応答を受けた上記細部コンテンツに対するクエリーを画面構成のためのクエリーに再構成し端末機100へ伝送する。
【0039】
上記VARSシステム120が提供する端末機情報のうち、端末機が支援する通信方式類型とは、該当端末機が支援する通信方式(2G端末機、3G端末機、4G端末機等)を表すもので、例えば、ARSサービスを要請した端末機が3G端末機以上である場合には音声/画面同時案内及び画像案内サービスが提供でき、4G端末機以上である場合には動画像案内及びインターネットホームページと連係した画面ARSサービスが提供できる。本発明では現在4Gに対する標準化が進行していることから、4G端末機を利用した画面ARSサービスの具体的な形態は言及していないが、4G端末機に対しても、本発明を用いて4G端末機が支援可能な画面ARSサービスを提供することができる。
【0040】
移動通信網130は、本発明によるサービスの提供のためにIS95A/B、CDMA2000 1x、CDMA2000 1x EVDO上での網環境と3世帯(3G)以上での網環境を支援できる。
【0041】
図2は、本発明の実施例によるARSサービス提供システムの各構成ブロック間の動作過程を示す図である。
【0042】
端末機100が特定ARSシステムに電話をかけると(S201)、基地局(Base Station)131は要請されたコールを移動交換局(Mobile Switching Center)132に伝達する(S202)。上記基地局131は、CDMA同期式移動通信網環境では基地局(Base Transceiver Station)と基地局制御機(Base Station Controller)とからなり、WCDMA非同期式移動通信網環境では基地局(Radio Transceiver Subsystem)と基地局制御機(Radio Network Controller)とからなって、移動通信網の進化に伴ない該当する2G、3G、4Gなどを支援するためのシステムに構成される。移動交換局132は、私設交換機(PABX:Private Automatic Branch Exchange)111に対して接続を試み(S203)、私設交換機111はARS装置112に対して接続を試みる(S204)。
【0043】
ARS装置112が、VARS G/W114に対して端末機のVARSアプリケーションダウンロード有無の確認及び通信方式情報を要請すれば、VARS G/W114は端末機情報サーバー122に上記情報を要請し、その結果の伝送を受けてARS装置112に伝達する(S205)。
【0044】
ARS装置112は、上記の結果に応じて提供可能な画面ARSサービスを判断し上記サービスを提供するための案内コメントを提供する(S206)。上記端末機100がVARSアプリケーションを搭載していなければ、音声ARSサービスのみ利用可能であり、上記端末機100がVARSアプリケーションを搭載していて2Gの通信方式を支援する場合は、‘音声案内'、‘画面案内’の2つの方式の案内が可能であるとのボイスコメントを提供して利用者が選択できるようにし、3G以上の通信方式を支援する場合には、‘音声案内'、‘画面案内’、‘音声/画面同時案内'、‘相談員画像案内'の4つの方式の案内が可能であるとのボイスコメントを提供して利用者が選択できるようにする。
上記利用者による‘画面案内’または‘音声/画面同時案内'の選択によって要請されたARSメニュー画面及びメニュー別細部コンテンツ画面を提供するために、コンテンツサーバー121は、端末機100が要請したクエリー情報をVARS G/W114を介してARSデータベース113に伝達し、ARSデータベース113から要請された情報の提供を受けてこれをコンテンツサーバー121を介して、発信した該当端末機100に提供(S208〜S210)する。
【0045】
発信した端末機100が、コンテンツサーバー121から提供された特定画面情報を利用しながら相談員115との通話を希望する場合、端末機100は、上記特定コンテンツ画面に含まれた該当業務を担当する相談員の電話番号に呼を発信し、ARS装置112は、この受信した呼を応対可能な相談員115に分配(S211)し、発信した該当端末機100と該当相談員との通話路を連結する。
【0046】
一方、端末機100が移動通信網130を介してARSシステム110に電話を掛けた時、ARSシステム110は、どのような方式の案内(音声案内、画面案内、音声/画面同時案内、相談員画像案内)を受けるかを問うARSサービスボイスコメントを端末機100に提供する。上記ARSサービスボイスコメントの提供を受けた端末機100の利用者が特定方式の案内を選択した場合の端末機の各動作態様について考察する。
【0047】
端末機100がボイスコメントを聞いて‘音声案内'メニューを選択する場合、ARS装置112は、既存ARSサービスと同様にARS装置112内のIVR(Interactive Voice Response)システムを通して音声案内サービスを提供する。
【0048】
端末機が‘画面案内’メニューを選択する場合、ARS装置112はこれをVARS G/W114に提供し、上記VARS G/W114は呼遮断命令及びコンテンツ位置情報を含むアプリケーション駆動SMSを作成しこれをSMSサーバー133を介して端末機100に伝送する(S207)。上記アプリケーション駆動SMSの伝送を受けた端末機100は、内蔵されたVARSアプリケーションを駆動させた後、進行している呼を遮断し上記SMSに含まれたコンテンツ位置情報を通してコンテンツサーバー121または特定WAPサーバー140に接続し必要な情報を画面に出力する。
【0049】
端末機100が‘音声/画面同時案内'メニューを選択する場合、ARS装置112はこれをVARS G/W114に提供し、上記VARS G/W114は呼維持命令及びコンテンツ位置情報を含むアプリケーション駆動SMSを作成しこれをSMSサーバーを通して端末機100に伝送する。上記アプリケーション駆動SMSの伝送を受けた端末機100は、内蔵されたVARSアプリケーションを駆動させた後、進行している呼を維持して上記‘音声案内'の選択時と同様にIVRシステムを通して音声案内サービスを提供すると同時に、上記アプリケーション駆動SMSに含まれたコンテンツ位置情報を通してコンテンツサーバー121または特定WAPサーバー140に接続し必要な情報を画面に出力する。
【0050】
端末機100が‘相談員画像案内'メニューを選択する場合、ARS装置112はこれをVARS G/W114に提供し、上記VARS G/W114は画像呼切替命令、コンテンツ位置情報、及びARS装置112から伝達された、画像通話に応対可能な相談員の電話番号を含むアプリケーション駆動SMSを作成し、これをSMSサーバー133を介して端末機100に伝送する。上記SMSの伝送を受けた端末機100は、内蔵されたVARSアプリケーションを駆動させた後、上記応対可能な相談員の電話番号に対して画像呼を発信し、上記コンテンツ位置情報に基づいてコンテンツサーバー121または特定WAPサーバー140に接続し必要な情報を画面に出力する。
【0051】
上記ARSシステム110が提供するボイスコメントに沿って利用者が特定案内方式を選択する場合、これを支援するために上記アプリケーション駆動SMSに含まれる情報を下記の(表1)に示す。
【0052】
【表1】

【0053】
これら情報を含むための上記アプリケーション駆動SMSは図3のようなフィールドを有する。
【0054】
テレサービスID(TID;Tele Service ID)301は、該当SMSタイプを区分するために使われる識別子であり、本発明のアプリケーション駆動SMSが一般のテキストSMSではなく、端末機に搭載されたアプリケーションを駆動するためのSMSであることを表す。
【0055】
アプリケーションID(Application ID)302は、端末機に搭載された多様なアプリケーションの中で本発明のサービスの提供のために駆動させようとするVARSアプリケーションのIDを記録しておいたフィールドである。
呼制御パラメーター(Call Control Parameter)303は、呼維持/遮断/画像呼切替などの呼処理命令が記録されるフィールドであり、上記VARSアプリケーションが駆動された以後、進行中の呼を維持または遮断したり画像呼に切替するようにVARSアプリケーションが本発明のサービスの提供のために呼をどのように制御するべきかに関する命令を含んでいる。例えば、‘HLD’は呼維持(hold)を、‘BLK'は呼遮断(block)を、‘VCL'は画像呼切替(Video Call)を表す。
【0056】
コンテンツ位置情報(Contents URL)304は、上記呼処理命令に従って呼を制御した後、VARSアプリケーションがコンテンツ提供のためにデータ接続を試みるためのコンテンツURL情報を記録しているフィールドであって、コンテンツを保存している特定サーバーのURLとARSメニュー画面のURLとからなっている。
【0057】
図4は、本発明の実施例による端末機100の構成ブロック図であり、本発明のサービス提供と連係して主要機能を担当する領域について重点的に説明する。
【0058】
サービス命令処理部(Service Command Management)402は、SMSタスク処理部(SMS Task Management)とコールタスク処理部(Call Task Management)とを含む。上記SMSタスク処理部はコールプロセッシング及びモバイルコントロール部(Call Processing and Mobile Control)401からSMS処理の要請を受ける場合、受信したSMSのタグを分析してVARSアプリケーションの駆動のためのSMSであるか否かを確認し、アプリケーション駆動SMSであると確認されれば、VARSアプリケーション403を駆動させる。上記コールタスク処理部(Call Task Management)は、上記SMSタスク処理部によりVARSアプリケーション403が駆動される場合、通話関連画面を制御してVARSアプリケーションUI(User Interface)が端末機に優先的に適用され得るようにする。
【0059】
上記SMSタスク処理部によって駆動されたVARSアプリケーション403は、上記アプリケーション駆動SMSに含まれた呼処理命令に従って呼を維持または遮断したり画像呼に変更するように上記コールタスク処理部に要請し、コンテンツURL情報を用いてデータサービス処理部404を駆動してコンテンツサーバー121に接続するか、WAPブラウザー405を駆動して特定WAPサーバー140に接続し、コンテンツサーバー121または特定WAPサーバー140から提供される受信情報を分析して定義された形態にARSメニュー画面及びメニュー別細部コンテンツ画面を構成する。
【0060】
図5は、本発明の実施例によるARSシステム110の動作過程を示すフローチャートである。
【0061】
ARS装置112が私設交換機(PABX)111からコール(call)を受信すれば(S501)、端末機情報サーバー122からVARSアプリケーションダウンロード有無情報及び通信方式類型情報を受信する(S502)。ARS装置112はVARSアプリケーションの有無を確認して(S503)、VARSアプリケーションがある場合には追加的に通信方式類型を確認し(S504)、3Gを支援する端末機である場合には、基本的な音声案内(音声ARSサービス)と画面案内(画面ARSサービス)の他に音声/画面同時案内(音声/画面ARSサービス)及び相談員画像案内(相談員画像通話)サービスの中で選択することを勧誘するボイスコメントを提供する(S505)。使用者は上記端末機100を通して上記ボイスコメントの中で特定メニューを選択する(S506)。
【0062】
画面案内または音声/画面同時案内を選択する場合(2番または3番選択)には、ARS装置112の要請に従ってVARS G/W114は該当端末機に画面ARSサービスを提供するためのアプリケーション駆動SMSを伝送する(S507)。端末機100が相談員画像案内を選択する場合(4番選択)には、ARS装置112の要請に従いVARS G/W114は該当端末機に相談員画像案内及び画面ARSサービスを提供するためのアプリケーション駆動SMSを伝送する(S508)。その反面、端末機100が音声案内(音声ARSサービス)の利用を選択した場合(1番選択)には、アプリケーション駆動SMSの伝送無しに、ただARS装置112内のIVR(Interactive Voice Response)などの装置を利用して関連音声案内サービスを行なう(S509)。
【0063】
一方、端末機の通信方式類型情報を確認(S504)した結果、3Gを支援しない端末機である場合には基本的な音声案内(音声ARSサービス)と画面案内(画面ARSサービス)の中で選択することを勧誘するボイスコメントを提供する(S520)。使用者は上記端末機100を通して上記ボイスコメントの中で特定メニューを選択する(S521)。
【0064】
端末機100が上記ボイスコメントを聞いて‘画面案内’メニューを選択する場合(2番選択)には、ARS装置112の要請に従ってVARS G/W114は該当端末機に画面ARSサービスを提供するためのアプリケーション駆動SMSを伝送し(S507)、端末機100が‘音声案内(音声ARSサービス)’メニューを選択した場合(1番選択)には、アプリケーション駆動SMSの伝送無しに、ただARS装置112内のIVR(Interactive Voice Response)などの装置を利用して関連音声案内サービスを行なう(S509)。
【0065】
一方、VARSアプリケーションダウンロード情報があるか否かを確認(S503)した結果、該当端末機にVARSアプリケーションダウンロード情報がない場合には、音声案内(音声ARSサービス)を利用するかどうか、VARSアプリケーションダウンロードを要請するかどうかを問うボイスコメントを提供する(S510)。端末機100が音声案内(音声ARSサービス)の利用を選択(S511)した場合(1番選択)は、関連音声案内サービスを上記の通り提供する(S509)。その反面、端末機がVARSアプリケーションダウンロードの要請を選択(S512)した場合(2番選択)には、VARS G/W114はVARSアプリケーションをダウンロードするためのURLコールバックSMSを該当端末機に伝送する(S513)。
【0066】
図6は、本発明の実施例によるコンテンツサーバー121の動作過程を示すフローチャートである。
【0067】
コンテンツサーバー121は、特定ARSシステムIDへの接続を試みた端末機100に対して上記特定ARSシステムIDを分析(S601)し端末機100で要請した情報に従ってクエリー(Query)を生成(S602)した後、VARS G/Wに上記端末機で要請した情報に関連したデータを要請する(S603)。ARSデータベース113から上記要請情報に対するデータの伝達を受けたVARS G/W114が、これをコンテンツサーバー121に提供すれば、コンテンツサーバー121は、上記データを受信(S604)して端末機100に画面出力するためのクエリーを生成(S605)した後、これを該当発信端末機100へ伝送(S606)するアルゴリズムを有する。
【0068】
また、コンテンツサーバー121は、内部に自体データベースを具備していてもよく、このような場合、画面ARSサービスの要請時に提供されるARSメニュー画面の構成情報をARSシステムのID別に保管し、端末機100の要請に応じて提供することができる。
【0069】
図7は、本発明の実施例によるVARS G/W114の各動作態様を示す図である。
【0070】
VARS G/W114は、ARS装置112の要請がある度に次のような動作を遂行する。すなわち、ARS装置112からVARSアプリケーションダウンロード有無及び通信方式類型に関する情報の要請がある場合には、上記情報を端末機情報サーバー122から照会してこれをARS装置112へ伝送し(S701)、ARS装置112が特定画面ARSサービスのためのアプリケーション駆動SMSの伝送を要請する場合には、上記特定画面ARSサービスの提供のために必要となる呼制御命令とコンテンツ位置情報とを含むアプリケーション駆動SMSを作成してSMSサーバー133に対して該当SMSの伝送を要請する(S702)。同様に、アプリケーションダウンロードURLコールバックSMSの伝送要請がある際には、SMSサーバー133に対して該当URLコールバックSMSの伝送を要請する(S703)。
【0071】
また、VARS G/W114はコンテンツサーバー121とARSデータベース113との間でコンテンツを要請及び伝達する機能を果たす(S704)。すなわち、画面ARSサービスの提供のためのARSメニュー画面及びメニュー別細部コンテンツ画面を提供するために、端末機で要請したクエリー情報をコンテンツサーバー121から受信しこれをARSデータベース113に伝達して上記情報に対するデータを要請し、上記ARSデータベース113から受信した情報はコンテンツサーバー121に伝達する。
【0072】
図8は、本発明の実施例による端末機の動作過程を示すフローチャートである。
【0073】
端末機100がARS電話コールを試みた場合、端末機100はARSシステム110からどのような方式の案内(音声案内、画面案内、音声/画面同時案内、相談員画像案内)を受けるかを問うARSサービスボイスコメントの提供を受ける。上記ARSサービスボイスコメントの提供を受けた利用者が該当ボイスコメントを聞いてその中で‘音声案内'メニューを選択する場合、既存ARSサービスと同様にARS装置112内のIVR(Interactive Voice Response)システムを通して音声案内サービスが提供される。
【0074】
その反面、画面案内、音声/画面同時案内、相談員画像案内のような画面ARSサービスを選択した場合、端末機はアプリケーション駆動SMSを受信してこれに伴い呼制御及びコンテンツ接続がなされるが、このようなSMS受信に関連した端末機の動作につき図8をもって具体的に説明する。
【0075】
端末機100がSMSを受信すれば(S801)、端末機は該当SMSタイプを確認する(S802)。上記SMSタイプは図3に示した通りに上記SMSに含まれたテレサービスID(TID)から確認でき、確認の結果、一般のテキストSMSである場合には一般テキストSMS処理を行なう(S803)。
【0076】
確認の結果、SMSタイプがアプリケーション駆動SMSである場合には、アプリケーションIDを確認して端末機100は該当VARSアプリケーションを駆動する(S804)。
【0077】
上記のようにVARSアプリケーションが駆動された後、上記VARSアプリケーションは、図3に示すアプリケーション駆動SMSの呼制御パラメーター303に記録された呼制御命令を確認する(S805)。呼制御パラメーターの情報が呼維持命令である時は、VARSアプリケーションは音声呼連結をそのまま維持し(S806)、呼遮断命令である時は端末機内のコールタスク処理部に要請して音声呼連結を中断する(S807)。また、呼制御パラメーターの情報が画像呼連結である時は、画像通話に対応可能な相談員の電話番号に対して画像呼接続を試みて相談員との画像通話を連結する(S808)。
【0078】
上記呼制御命令による呼制御を行なった後は、図3に示すアプリケーション駆動SMSのコンテンツ位置情報フィールド304を確認してコンテンツ位置情報があるか否かを判断する(S809)。判断の結果、コンテンツ位置情報がある場合には該当位置情報によるコンテンツサーバー121又はWAPサーバー140に接続してコンテンツをダウンロードする(S810)。
【0079】
一方、本発明で利用者が‘画面案内’を選択した場合、アプリケーション駆動SMSを受信した端末機100はVARSアプリケーションを駆動した後、画面ARSサービスの提供のために上記SMSに含まれた呼制御命令に従って進行中の呼を遮断したが、本発明の他の実施例として、VARS G/W114が上記アプリケーション駆動SMSを端末機100に伝送した後、ARS装置112に要請してARS装置112が呼を直接遮断するようにして上記‘画面案内’サービスを提供することもできる。
【0080】
図9は、本発明の実施例によって端末機におけるARSサービス提供UI(User Interface)の例を示す図である。
【0081】
端末機100が特定ARSシステムに電話を掛ければ(S901)、該当端末機100のVARSアプリケーションの搭載有無及び通信方式の類型を確認したARS装置112は、支援可能なARSサービスの案内コメントを音声で送出し(S902)、利用者が上記案内コメントのうち画面案内を選択(2番選択)する場合、ARS装置112の指示に従ってVARS G/W114は、画面ARSサービスを提供するための呼遮断命令と画面ARSサービスメニューに対する位置情報とを含むアプリケーション駆動SMSを端末機100に提供して端末機100のVARSアプリケーションが駆動されて呼を遮断しコンテンツサーバー121に接続して上記ARSメニュー画面を出力する(S903)。利用者は上記ARSメニュー画面を照会しながら利用したいメニューを選択すれば、コンテンツサーバー121から上記メニューに対する細部コンテンツ画面が提供される(S904)。利用者が特定細部コンテンツ画面を利用しながら相談員との音声通話を希望する場合、画面で提供する通話キーを選択すれば(S905)、上記VARSアプリケーションは上記通話キーにマッピング(Mapping)されている上記細部コンテンツの担当相談員へ呼を発信する(S906)。続いて、上記呼が連結されれば上記相談員と通話し(S907)、利用者が通話を遮断すれば上記細部コンテンツ画面へ戻る(S908)。
【0082】
以上、本発明を具体的な実施例に関連して説明したが、本発明の範囲を逸脱しない限り色々な変形実施が可能である。従って、本発明の特許範囲は、上記説明された実施例によって定められるのではなく、特許請求の範囲は勿論のこと、その均等範囲にまで及ぶのが自明であると言える。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機からARSサービスの要請がある場合、希望するARSサービス方式を問うARSサービスボイスコメントを提供し、画面ARSサービスの要請がある場合、端末機内の該当アプリケーション(VARSアプリケーション)を駆動させるアプリケーション駆動SMSを該当端末機に伝送するARSシステム、
上記端末機の端末機情報をARSシステムに提供し、上記端末機の画面ARSサービスの提供要請に従ってARSメニュー画面及び上記メニュー別の細部コンテンツ画面を上記端末機に提供するVARSシステム、
及び、上記ARSシステムから上記アプリケーション駆動SMSを受信した場合、上記端末機内に内蔵されたVARSアプリケーションを駆動し、上記アプリケーション駆動SMSに含まれた呼制御命令に従って進行されている呼を制御し、上記アプリケーション駆動SMSに含まれたコンテンツ位置情報に基づいて上記VARSシステムに接続し該当コンテンツ内のARSメニュー画面及びメニュー別細部コンテンツ画面を受信してディスプレーする端末機、
を含むARSサービス提供システム。
【請求項2】
上記端末機情報は、該当端末機が支援する通信方式の類型と該当端末機のVARSアプリケーションのダウンロード有無を含む請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項3】
上記VARSシステムは、上記端末機の通信方式類型情報と上記VARSアプリケーション有無情報を移動通信網のHLRから受けて伝達する請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項4】
上記VARSシステムは、上記端末機の通信方式類型情報と上記VARSアプリケーション有無情報を移動通信網とのHLR連動なしに別途の端末機情報サーバーから受けて伝達する請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項5】
上記VARSアプリケーションがARSサービスを要請した端末機に設置されていない場合、上記ARSシステムが上記VARSアプリケーションを該当端末機にダウンロードする請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項6】
上記ARSシステムは、上記ARSサービスに関するボイスコメントの提供後、上記端末機から音声案内の要請がある場合、音声ARSサービスを該当端末機に対して行なう請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項7】
上記アプリケーション駆動SMSは、
端末機内のアプリケーション駆動を目的とするSMSのタイプを表すテレサービスID、
駆動するアプリケーションの種類を表すアプリケーションID、
呼維持、呼遮断、画像呼切替を含む呼制御命令を表す呼制御パラメーター、及び上記ARSメニュー画面を構成するコンテンツの位置情報を表すコンテンツ位置情報、
を含む請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項8】
上記画面ARSサービスの要請は、画面案内、音声/画面同時案内、相談員画像案内のうちの何れか一つに対する要請であることを特徴とする請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項9】
上記画面案内の要請がある場合、上記呼制御パラメーターは呼遮断命令を含む請求項8に記載のARSサービス提供システム。
【請求項10】
上記音声/画面同時案内の要請がある場合、上記呼制御パラメーターは呼維持命令を含む請求項8に記載のARSサービス提供システム。
【請求項11】
上記相談員画像案内の要請がある場合、上記呼制御パラメーターは画像呼切替命令を含む請求項8に記載のARSサービス提供システム。
【請求項12】
上記呼制御に対する判断は、上記端末機で行なわれるのではなく、上記ARSシステムが、利用者が選択した特定の画面ARSサービスを支援するために必要となる呼処理事項を判断して行うことを特徴とする請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項13】
上記ARSシステムは、画面ARSサービスを駆動するVARSアプリケーションが上記端末機内に搭載されている場合に限って、上記画面ARSサービスのボイスコメントを該当端末機に提供する請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項14】
上記端末機は、
上記アプリケーション駆動SMSに含まれた呼制御命令によって呼を制御し、上記アプリケーション駆動SMSに含まれているコンテンツURL情報を用いて該当コンテンツサーバーに接続し上記コンテンツサーバーから提供される受信情報を分析してARSメニュー画面及びメニュー別細部コンテンツ画面を構成するVARSアプリケーション、
SMS処理要請を受ける際に受信したSMSのタイプを分析し、受信したSMSが上記アプリケーション駆動SMSである場合には上記VARSアプリケーションを駆動させるSMSタスク処理部、及び
通話関連画面を制御してVARSアプリケーションのユーザーインターフェースが端末機画面に優先的に適用されるようにするコールタスク処理部、
を含む請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項15】
上記VARSシステムは、
ARSサービスを要請した端末機の端末機情報を上記ARSシステムに伝送する端末機情報サーバー、及び
上記アプリケーション駆動SMSに含まれた位置情報に基づいて接続した端末機にARSメニュー画面及びメニュー別細部コンテンツ画面を構成して提供するコンテンツサーバー、
を含む請求項1に記載のARSサービス提供システム。
【請求項16】
上記コンテンツサーバーは、上記ARSシステム内のARSデータベースから上記端末機が要請した情報の伝送を受けて上記端末機に提供する請求項15に記載のARSサービス提供システム。
【請求項17】
上記ARSシステムは、
上記VARSシステムとSMSサーバーとの間でゲートウエイとして機能するVARS G/W、
端末機内のVARSアプリケーションの搭載有無に対する情報を受信し、音声ARSサービス又は支援可能な画面ARSサービスの選択のためのARSサービスボイスコメントを端末機に提供し、上記VARS G/Wに上記アプリケーション駆動SMSの伝送命令を下すARS装置、及び
画面ARSサービスの提供のためのコンテンツを保存するARSデータベース、
を含む請求項15に記載のARSサービス提供システム。
【請求項18】
上記VARS G/Wは、
上記ARS装置から上記端末機の端末機情報に対する要請がある場合、上記VARSシステムに該当情報を要請しそれを受信して上記ARS装置へ伝達する請求項17に記載のARSサービス提供システム。
【請求項19】
上記VARS G/Wは、
上記ARS装置からアプリケーション駆動SMSの伝送要請がある場合、上記画面ARSサービスの提供のために必要な呼制御命令とコンテンツ位置情報とを含むアプリケーション駆動SMSを生成し、SMSサーバーに対して上記アプリケーション駆動SMSの伝送を要請する請求項17に記載のARSサービス提供システム。
【請求項20】
上記VARS G/Wは、
上記ARS装置からアプリケーションダウンロードURLコールバックSMSの伝送要請がある場合、アプリケーションがダウンロードされる特定アプリケーションダウンロードサーバーの位置情報を含めたアプリケーションダウンロードURLコールバックSMSを生成し、SMSサーバーに対して上記アプリケーションダウンロードURLコールバックSMSの伝送を要請する請求項17に記載のARSサービス提供システム。
【請求項21】
上記VARS G/Wは、上記コンテンツサーバーと上記ARSデータベースとの間でコンテンツを要請及び伝達する機能を果たす請求項17に記載のARSサービス提供システム。
【請求項22】
端末機からARSサービスの要請がある時、ARSシステムが音声ARSサービスと画面ARSサービスのうちどちらのサービスを選択するかを問うARSサービスボイスコメントを提供する第1段階、
上記ARSシステムが、上記端末機から音声ARSサービスの要請がある場合には音声案内ARSを行ない、端末機から画面ARSサービスの要請がある場合には端末機内のVARSアプリケーションを駆動させるためのアプリケーション駆動SMSを上記端末機に伝送する第2段階、及び
上記端末機が上記アプリケーション駆動SMSを受信した場合、上記端末機がVARSアプリケーションを駆動させてARSメニュー画面をディスプレーする第3段階、
を含むARSサービス提供方法。
【請求項23】
上記第1段階は、
端末機からARSサービスを要請するコールを受信する第1−1段階、
上記端末機の端末機情報を受信し、上記VARSアプリケーションの搭載有無と端末機の通信方式類型を判断する第1−2段階、及び
上記判断結果、上記VARSアプリケーションが搭載されている場合、音声ARSサービス及び支援可能な画面ARSサービスの中で選択することを問うARSサービスボイスコメントを提供する第1−3段階、
を含む請求項22に記載のARSサービス提供方法。
【請求項24】
上記VARSアプリケーションが上記端末機内に搭載されていない場合には、上記VARSアプリケーションのダウンロードが可能なアプリケーションダウンロードURLコールバックSMSを受信するかどうか、音声ARSサービスを利用するかどうかを問うボイスコメントを提供する請求項23に記載のARSサービス提供方法。
【請求項25】
上記端末機が上記アプリケーションダウンロードURLコールバックSMSの受信を要請した場合、上記アプリケーションダウンロードURLコールバックSMSを上記端末機に伝送することにより、上記端末機にVARSアプリケーションがダウンロードされる請求項24に記載のARSサービス提供方法。
【請求項26】
上記ARSサービスボイスコメントは、音声案内、画面案内に対する選択を要請するボイスコメントであることを特徴とする請求項23に記載のARSサービス提供方法。
【請求項27】
上記ARSサービスボイスコメントは、上記端末機の通信方式類型が3G以上である場合には音声/画面同時案内、相談員画像案内を更に含むボイスコメントを提供する請求項26に記載のARSサービス提供方法。
【請求項28】
上記アプリケーション駆動SMSは、
端末機内のアプリケーションを駆動させるアプリケーション駆動命令を表すテレサービスID、
駆動するアプリケーションの種類を表すアプリケーションID、
呼維持、呼遮断、画像呼切替を含む呼制御命令を表す呼制御パラメーター、及び
上記ARSサービスメニュー画面を構成するコンテンツがダウンロードされる位置情報を表すコンテンツ位置情報、
を含む請求項22に記載のARSサービス提供方法。
【請求項29】
上記第3段階は、
受信したアプリケーション駆動SMSの上記テレサービスIDとアプリケーションIDによって該当VARSアプリケーションを駆動させる第3−1段階、
受信したアプリケーション駆動SMSの上記呼制御パラメーターによって呼維持、呼遮断、画像呼切替等の呼制御手続を行なう第3−2段階、及び
受信したアプリケーション駆動SMSの上記コンテンツ位置情報に基づいて該当コンテンツ内のARSメニュー画面を受信してディスプレーする第3−3段階、
を含む請求項28に記載のARSサービス提供方法。
【請求項30】
上記ARSシステム内のARS装置が上記アプリケーション駆動SMSの伝送を指示した後、進行している呼連結プロセスを遮断させる請求項22に記載のARSサービス提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2011−501499(P2011−501499A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−528801(P2010−528801)
【出願日】平成20年10月8日(2008.10.8)
【国際出願番号】PCT/KR2008/005907
【国際公開番号】WO2009/048260
【国際公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【出願人】(510101930)コール ゲイト カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】