説明

端末および情報中継装置

【課題】ユーザが面倒な設定操作を行うことなく無線接続のための設定を自動的に実行でき、かつ家庭で使用する場合に情報漏洩をよく防止できる。
【解決手段】無線LAN端末12は、通信ネットワークを構成する通信装置との間で情報を中継する無線アクセスポイント10と通信する。無線LAN端末12は、ROM50と、光通信ブロックと、通信部46と、CPU62とを含む。光通信ブロックは光信号により通信する。通信部46は電波信号により通信する。CPU62は、開始要求信号を送信するように光通信ブロックを制御する。CPU62は、開始要求信号を送信した後、情報要求信号を光通信ブロックが受信すると、ROM50が記憶した識別情報を送信するように光通信ブロックを制御する。CPU62は、光通信ブロックが識別情報を送信した後、ログインの要求などを送信するように通信部46を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末および情報中継装置に関し、特に、遠隔接続が可能な端末および情報中継装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、有線LAN(Local Area Network)に接続され、所定の無線LAN規格に基づいて外部無線LAN端末と接続して有線LANとの介在を行うアクセスポイントを開示する。アクセスポイントは、無線LAN規格外の非接触な手法で第1のIDデータを取得し、無線LAN端末から無線LAN規格に基づく接続要求があると、同接続要求に伴って送出された第2のIDデータを取得し、第1のIDデータと第2のIDデータとが一致することを条件として同無線LAN端末との接続を行なう。
【0003】
特許文献1に開示された発明によると、暗号鍵を表わすデータの漏洩を防止しつつ、無線LANを利用する端末を追加できる。
【0004】
特許文献2は、アクセスポイントを介して無線LANに無線端末を接続する無線LAN接続システムを開示する。無線LAN接続システムは、設定情報配布サーバと、無線端末とを含む。設定情報配布サーバは、無線LANへ接続するための設定情報を送信する。無線端末は、アクセスポイントからの電波を受信しこの電波よりアクセスポイントIDを取り出すとともに設定情報配布サーバより設定情報を受信し、設定情報とアクセスポイントIDとをアクセスポイントに送信しアクセスポイントから無線LANへの接続承認信号を受信する。
【0005】
特許文献2に開示された発明によると、無線端末を無線LANに接続するために必要な手間を少なくできる。
【0006】
特許文献3は、所定の無線通信規格に従って他の電子機器と無線通信する通信装置を開示する。通信装置は、無線通信部と、検出部と、読出部と、設定部とを含む。無線通信部は、所定の無線通信規格に従って他の電子機器と無線通信する。検出部は、他の電子機器に無線接続するために必要な設定情報が記録された情報記録媒体の存在を検出する。読出部は、検出部によって検出された情報記録媒体から、非接触通信によって設定情報を読み出す。設定部は、読出部によって読み出された設定情報に従って無線通信部の設定を調整する。
【0007】
特許文献3に開示された発明によると、ユーザが面倒な設定操作を行うことなく、無線接続のための設定を自動的に実行できる。
【0008】
特許文献4は、載置装置と、認証装置と、転送装置とを含む無線携帯端末の通信制御情報設定システムを開示する。載置装置は、無線携帯端末を載置するとその無線携帯端末に給電する。認証装置は、無線携帯端末への給電開始をトリガとして、無線携帯端末について認証を行う。転送装置は、認証に成功した場合に無線携帯端末が通信制御を行うのに必要な各種の通信制御情報を自動的に無線携帯端末に転送する。
【0009】
特許文献4に開示された発明によると、無線携帯端末に必要となる通信前の通信制御情報の設定を、いつでも、どこでも、安全に、かつ簡単に実施できる。
【特許文献1】特開2005−303459号公報
【特許文献2】特開2005−65018号公報
【特許文献3】特開2003−229872号公報
【特許文献4】特開2006−135874号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、特許文献1に開示された発明では、情報漏洩を防止する能力において改善の余地があるという問題点がある。
【0011】
特許文献2に開示された発明では、家庭で使用することが困難という問題点がある。
特許文献3に開示された発明では、情報漏洩の防止については特に考慮されていないという問題点がある。
【0012】
特許文献4に開示された発明では、物理的に接合した接合部を介して通信を行う必要があるため、汎用性が低く、しかも家庭で使用する場合にユーザが煩わしい作業を実施する必要があるという問題点がある。
【0013】
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ユーザが面倒な設定操作を行うことなく無線接続のための設定を自動的に実行でき、かつ家庭で使用する場合に情報漏洩をよく防止できる端末および情報中継装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、端末は、通信ネットワークを構成する通信装置との間で情報を中継する情報中継装置と通信する。端末は、記憶手段と、光通信手段と、電波通信手段と、制御手段とを含む。記憶手段は、識別情報を記憶する。光通信手段は、0.7マイクロメートルから2.5マイクロメートルまでの波長の赤外線を媒体とする信号により情報中継装置と通信する。電波通信手段は、情報中継装置と電波信号により通信する。制御手段は、光通信手段および電波通信手段を制御する。制御手段は、要求制御手段と、送信制御手段と、ログイン制御手段と、通信制御手段とを含む。要求制御手段は、光通信手段による通信の開始を要求する開始要求信号を情報中継装置に宛てて送信するように光通信手段を制御する。送信制御手段は、開始要求信号を送信した後、識別情報の送信を要求する情報要求信号を光通信手段が受信すると、記憶手段が記憶した識別情報を示す信号を送信するように光通信手段を制御する。ログイン制御手段は、光通信手段が識別情報を送信した後、ログインの要求と識別情報とを信号として送信するように電波通信手段を制御する。通信制御手段は、ログインの許可を示す信号を電波通信手段が受信すると、情報を通信するように電波通信手段を制御する。
【0015】
本発明の他の局面に従うと、端末は、通信ネットワークを構成する通信装置との間で情報を中継する情報中継装置と通信する。端末は、記憶手段と、光通信手段と、電波通信手段と、制御手段とを含む。記憶手段は、識別情報を記憶する。光通信手段は、光信号により情報中継装置と通信する。電波通信手段は、情報中継装置と電波信号により通信する。制御手段は、光通信手段および電波通信手段を制御する。制御手段は、要求制御手段と、送信制御手段と、ログイン制御手段と、通信制御手段とを含む。要求制御手段は、光通信手段による通信の開始を要求する開始要求信号を情報中継装置に宛てて送信するように光通信手段を制御する。送信制御手段は、開始要求信号を送信した後、識別情報の送信を要求する情報要求信号を光通信手段が受信すると、記憶手段が記憶した識別情報を示す信号を送信するように光通信手段を制御する。ログイン制御手段は、光通信手段が識別情報を送信した後、ログインの要求と識別情報とを信号として送信するように電波通信手段を制御する。通信制御手段は、ログインの許可を示す信号を電波通信手段が受信すると、情報を通信するように電波通信手段を制御する。
【0016】
また、上述の光信号は、赤外線を媒体とする信号を含むことが望ましい。
もしくは、上述の赤外線は、0.7マイクロメートルから2.5マイクロメートルまでの波長の赤外線であることが望ましい。
【0017】
また、上述の端末は、光通信手段における発光位置を表示するための位置表示手段をさらに含むことが望ましい。
【0018】
また、上述の位置表示手段は、光通信手段における発光位置を示す印を有する、光通信手段を収容するための筐体を含むことが望ましい。
【0019】
また、上述の端末は、指令の入力を受付けるための受付手段をさらに含むことが望ましい。併せて、要求制御手段は、受付手段に指令が入力されると開始要求信号を送信するように光通信手段を制御するための手段を含むことが望ましい。
【0020】
本発明の他の局面に従うと、情報中継装置は、通信ネットワークを構成する通信装置と端末との間で情報を中継する。情報中継装置は、光通信手段と、記憶手段と、電波通信手段と、ネットワーク通信手段と、制御手段とを含む。光通信手段は、端末と光信号により通信する。記憶手段は、端末の識別情報を記憶する。電波通信手段は、端末と電波信号により通信する。ネットワーク通信手段は、通信装置と通信する。制御手段は、光通信手段、記憶手段、電波通信手段、およびネットワーク通信手段を制御する。制御手段は、送信制御手段と、記憶制御手段と、中継制御手段とを含む。送信制御手段は、光通信手段による通信の開始を要求する開始要求信号を端末から受信すると、端末の識別情報を要求する情報要求信号を端末に宛てて送信するように光通信手段を制御する。記憶制御手段は、光通信手段が受信した端末の識別情報を記憶するように、記憶手段を制御する。中継制御手段は、端末の識別情報を記憶手段が記憶した後、ログインの要求と識別情報とを信号として電波通信手段が受信し、かつ記憶手段が記憶した識別情報と電波通信手段が受信した識別情報とが一致すると、通信装置と端末との間の情報通信を中継するように、電波通信手段およびネットワーク通信手段を制御する。
【0021】
また、上述の情報中継装置は、光通信手段における受光位置を表示するための位置表示手段をさらに含むことが望ましい。
【0022】
また、上述の情報中継装置は、指令の入力を受付けるための受付手段をさらに含むことが望ましい。併せて、送信制御手段は、受付手段が指令の入力を受付けた後に開始要求信号を端末から受信すると、情報要求信号を端末に宛てて送信するように光通信手段を制御するための手段を含むことが望ましい。
【発明の効果】
【0023】
本発明に係る端末および情報中継装置は、ユーザが面倒な設定操作を行うことなく無線接続のための設定を自動的に実行でき、かつ家庭で使用する場合に情報漏洩をよく防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0025】
図1は、本実施の形態にかかる無線LANシステムの構成を示す図である。図1を参照して、本実施の形態にかかる無線LANシステムは、無線アクセスポイント10と、無線LAN端末12とを含む。無線アクセスポイント10は、無線LAN端末12と図示しないインターネットとの間で情報を中継する情報中継装置である。無線LAN端末12は、無線アクセスポイント10から受信した情報を表示するとともに、ユーザが入力した情報を無線アクセスポイント10に送信する。
【0026】
なお、無線LAN端末12の筐体64には、後述する発光部42における発光位置を示す矢印が形成されている。無線アクセスポイント10の筐体39には、後述する受光部20における受光位置を示す矢印が形成されている。
【0027】
図2は、無線アクセスポイント10と、無線LAN端末12との構成を示す図である。
図2を参照して、本実施の形態にかかる無線アクセスポイント10は、受光部20と、発光部22と、光通信インターフェース24と、通信部26と、無線インターフェース28と、ROM(Read Only Memory)30と、RAM(Random Access Memory)32と、操作部34と、WAN(Wide Area Network)ポート36と、CPU(Central Processing Unit)38とを含む。
【0028】
受光部20は、無線LAN端末12から光信号を受信し、電気信号を出力する装置である。発光部22は、電気信号の入力を受けて、無線LAN端末12に対し光信号を送信する装置である。本実施の形態において、「光信号」とは、光を媒体とする信号を意味する。本実施の形態の場合、媒体とされる光は、0.7マイクロメートルから2.5マイクロメートルまでの波長の赤外線である。そのような赤外線に代え、他の波長の赤外線や可視光線が媒体として用いられてもよいことは言うまでもない。受光部20と発光部22とが、無線LAN端末12と光信号により通信するための光通信ブロックを形成している。光通信ブロックの通信フォーマットは、予め定められている。光通信ブロックは、無線アクセスポイント10の光通信ブロックとそのフォーマットで信号として情報を通信する。光通信インターフェース24は、受光部20が出力した電気信号をCPU38が利用できる電気信号に変換し、CPU38が利用できる電気信号を発光部22が利用できる電気信号に変換する。通信部26は、無線LAN端末12と電波信号により通信する装置である。本実施の形態において、「電波信号」とは、電波を媒体とする信号を意味する。無線インターフェース28は、通信部26が出力した電気信号をCPU38が利用できる電気信号に変換し、CPU38が利用できる電気信号を通信部26が利用できる電気信号に変換する。ROM30は、CPU38が実行するプログラムを記憶する。ROM30が記憶するプログラムをCPU38が実行することにより、図2に示す無線アクセスポイント10は、本実施の形態に係る情報中継装置として動作することとなる。RAM32は、CPU38が利用する情報を一時的に記憶する。操作部34は、ユーザの操作に応じて信号を生成することにより、ユーザの入力を受け付ける装置である。操作部34には、図示しない入力インターフェースが含まれる。これにより、ユーザの操作に応じて信号を生成することが可能になる。WANポート36は、図示しないインターネットを構成する通信装置との間で通信する。CPU38は、無線アクセスポイント10の各部を制御する。CPU38は、その制御のための演算を実施する装置でもある。
【0029】
図3は、CPU38が担当する機能を示す機能ブロック図である。図3を参照して、CPU38が担当する機能は、送信制御部70と、記憶制御部72と、中継制御部74とを含む。送信制御部70は、開始要求信号を端末から受信すると、情報要求信号を無線LAN端末12に宛てて送信するように光通信インターフェイス24を介して発光部22を制御する。記憶制御部72は、受光部20が受信した無線LAN端末12の識別情報を記憶するように、RAM32を制御する。中継制御部74は、無線LAN端末12の識別情報をRAM32が記憶した後、ログインの要求と識別情報とを信号として通信部26が受信し、かつRAM32が記憶した識別情報と通信部26が受信した識別情報とが一致すると、インターネットを構成する通信装置と無線LAN端末12との間の情報通信を中継するように、通信部26およびWANポート36を制御する。
【0030】
再び図2を参照して、本実施の形態にかかる無線LAN端末12は、受光部40と、発光部42と、光通信インターフェース44と、通信部46と、無線インターフェース48と、ROM50と、RAM52と、グラフィックコントローラ54と、表示部56と、操作部58と、入力インターフェース60と、CPU62とを含む。
【0031】
受光部40は、無線アクセスポイント10から光信号を受信し、電気信号を出力する装置である。発光部42は、電気信号の入力を受けて、無線アクセスポイント10に対し光信号を送信する装置である。受光部40と発光部42とが、無線アクセスポイント10と光信号により通信するための光通信ブロックを形成している。光通信インターフェース44は、受光部40が出力した電気信号をCPU62が利用できる電気信号に変換し、CPU62が利用できる電気信号を発光部42が利用できる電気信号に変換する。通信部46は、無線アクセスポイント10と電波により通信する装置である。無線インターフェース48は、通信部46が出力した電気信号をCPU62が利用できる電気信号に変換し、CPU62が利用できる電気信号を通信部46が利用できる電気信号に変換する。ROM50は、CPU62が実行するプログラムと、無線アクセスポイント10との通信のために必要な情報とを記憶する。ROM50が記憶するプログラムをCPU62が実行することにより、図2に示す無線LAN端末12は、本実施の形態に係る無線LAN端末として動作することとなる。本実施の形態の場合、ROM50の一部はフラッシュメモリとして実現される。これにより、無線LAN端末12に対する電力の供給が途絶えてもそのフラッシュメモリによって情報を保持でき、かつそのフラッシュメモリに記憶された情報を書き換えることができる。RAM52は、CPU62が利用する情報を一時的に記憶する。グラフィックコントローラ54は、CPU62が取り扱う情報を表示部56が表示できる情報に変換する。操作部58は、ユーザの入力を受け付ける装置である。入力インターフェース60は、操作部58に対するユーザの操作に応じた電気信号を生成する。
【0032】
図4は、CPU62が担当する機能を示す機能ブロック図である。図4を参照して、CPU62が担当する機能は、要求制御部80と、送信制御部82と、ログイン制御部84と、通信制御部86とを含む。要求制御部80は、無線アクセスポイント10に宛てて開始要求信号を送信するように発光部42を制御する。送信制御部82は、開始要求信号を送信した後、情報要求信号を受光部40が受信すると、ROM50が記憶した識別情報を示す信号を送信するように発光部42を制御する。ログイン制御部84は、発光部42が識別情報を送信した後、ログインの要求と識別情報とを信号として送信するように通信部46を制御する。通信制御部86は、ログインの許可を示す信号を通信部46が受信すると、ユーザが操作部58を操作することにより入力した情報その他の情報をさらに通信するように通信部46を制御する。
【0033】
図5を参照して、無線LAN端末12で実行されるプログラムは、接続の確立に関し、以下のような制御を実行する。
【0034】
ステップS100にて、要求制御部80として動作するCPU62は、入力インターフェース60が出力した電気信号に基づいて、無線アクセスポイント10に対する接続の要求のための操作が操作部58にあったか否かを判断する。そのような操作があったと判断した場合には(ステップS100にてYES)、処理はステップ102へと移される。もしそうでないと(ステップS102にてNO)、処理はステップS100に戻される。
【0035】
ステップS102にて、要求制御部80として動作するCPU62は、光通信インターフェース44に信号を出力する。光通信インターフェース44は、CPU62が出力した電気信号を発光部42が利用できる信号に変換して発光部42に出力する。発光部42は、光通信インターフェース44が電気信号を出力すると、光信号を無線アクセスポイント10に対して送信する。この信号は、無線アクセスポイント10に対して光通信ブロックによる通信の開始を要求する開始要求コードである。
【0036】
ステップS104にて、受光部40は、無線アクセスポイント10からの光信号を待ち受ける。光信号を受信すると、受光部40は、その信号を電気信号に変換して出力する。光通信インターフェース44は、受光部40が出力した電気信号をCPU62が利用できる電気信号に変換し、CPU62に出力する。
【0037】
ステップS106にて、送信制御部82として動作するCPU62は、光通信インターフェース44が出力した電気信号が識別情報の送信を要求する情報要求コードを示すか否かを判断する。情報要求コードを示すと判断した場合には(ステップS106にてYES)、処理はステップS108へと移される。もしそうでないと(ステップS106にてNO)、処理はステップS118へと移される。
【0038】
ステップS108にて、送信制御部82として動作するCPU62は、接続を許可するための条件を表わす情報や無線LAN端末12が利用可能な暗号化方法の情報やMACアドレス(Media Access Control Address)などをROM50から読出す。それらの情報が読出されると、CPU62は、それらの識別情報を示す信号を光通信インターフェース44に出力する。光通信インターフェース44は、CPU62が出力した電気信号を発光部42が利用できる信号に変換して発光部42に出力する。発光部42は、光通信インターフェース44が電気信号を出力すると、それらの情報を示す光信号を無線アクセスポイント10に対して送信する。
【0039】
ステップS110にて、受光部40は、無線アクセスポイント10からの光信号を待ち受ける。光信号を受信すると、受光部40は、その信号を電気信号に変換して出力する。光通信インターフェース44は、受光部40が出力した電気信号をCPU62が利用できる電気信号に変換し、CPU62に出力する。
【0040】
ステップS112にて、送信制御部82として動作するCPU62は、光通信インターフェース44が出力した光信号が無線アクセスポイント10との接続のために必要な情報を示すか否かを判断する。そのような情報を示すと判断した場合には(ステップS112にてYES)、処理はステップS114へと移される。もしそうでないと(ステップS112にてNO)、処理はステップS118へと移される。
【0041】
ステップS114にて、送信制御部82として動作するCPU62は、ステップS110にて受信した情報に基づき、無線アクセスポイント10との接続のための設定を行う。
【0042】
ステップS116にて、ログイン制御部84として動作するCPU62は、ROM50が記憶したプログラムが示す手順で、無線インターフェース48に信号を出力する。無線インターフェース48は、CPU62が信号を出力すると、その信号を通信部46が利用できる信号に変換する。通信部46は、無線インターフェース48が出力した信号を電波信号として無線アクセスポイント10に送信する。通信部46は、無線アクセスポイント10から電波信号を受信すると、その信号を電気信号として出力する。無線インターフェース48は、通信部46が信号を出力すると、その信号をCPU62が利用できる信号に変換する。CPU62は、無線インターフェース48が出力した信号に基づいて制御を実施する。これらの処理が繰り返されることにより、無線アクセスポイント10との接続が確立される。この間に信号として送信される情報には、ログインの要求を示す情報とMACアドレスなどの識別情報とが含まれる。
【0043】
ステップS118にて、送信制御部82として動作するCPU62は、グラフィックコントローラ54に対しエラー表示のための信号を出力する。グラフィックコントローラ54は、その信号を表示部56が利用できる信号に変換し、表示部56に出力する。表示部56は、グラフィックコントローラ54が信号を出力すると、エラー表示を実施する。
【0044】
図6を参照して、無線アクセスポイント10で実行されるプログラムは、接続の確立に関し、以下のような制御を実行する。
【0045】
ステップS130にて、受光部20は、無線LAN端末12からの光信号を待ち受ける。光信号を受信すると、受光部20は、その信号を電気信号に変換して出力する。光通信インターフェース24は、受光部20が出力した電気信号をCPU38が利用できる電気信号に変換し、CPU38に出力する。
【0046】
ステップS132にて、送信制御部70として動作するCPU38は、光通信インターフェース24が出力した電気信号が開始要求コードか否かを判断する。開始要求コードと判断した場合には(ステップS132にてYES)、処理はステップS134へと移される。もしそうでないと(ステップS132にてNO)、処理はステップS132へと戻される。
【0047】
ステップS134にて、送信制御部70として動作するCPU38は、光通信インターフェース24に信号を出力する。この信号は、情報要求コードを示す。光通信インターフェース24は、CPU38が出力した電気信号を発光部22が利用できる信号に変換して発光部22に出力する。発光部22は、光通信インターフェース24が電気信号を出力すると、情報要求コードを示す光信号を無線LAN端末12に対して送信する。
【0048】
ステップS136にて、受光部20は、無線LAN端末12からの光信号を待ち受ける。光信号を受信すると、受光部20は、その信号を電気信号に変換して出力する。光通信インターフェース24は、受光部20が出力した電気信号をCPU38が利用できる電気信号に変換し、CPU38に出力する。
【0049】
ステップS138にて、送信制御部70として動作するCPU38は、光通信インターフェース24が出力した電気信号が接続を許可するための条件を表わす情報や無線LAN端末12が利用可能な暗号化方法の情報やMACアドレスなどの識別情報を表わす信号か否かを判断する。識別情報を表わす信号と判断した場合には(ステップS138にてYES)、処理はステップS140へと移される。もしそうでないと(ステップS138にてNO)、処理はステップS146へと移される。
【0050】
ステップS140にて、記憶制御部72として動作するCPU38は、ステップS138にて受信した情報に基づき、無線LAN端末12との接続のため、各種の設定を変更する。その際、CPU38は、光通信インターフェース24が出力した信号が示す識別情報をRAM32に記憶させる。
【0051】
ステップS142にて、中継制御部74として動作するCPU38は、RAM32やROM30が記憶した情報を光通信インターフェース24に信号として出力する。それらの情報は、無線アクセスポイント10との接続のために無線LAN端末12が必要な情報を示す。たとえば、IP(Internet Protocol)アドレスや、SSID(Service Set Identifier)や、暗号キーなどがそのような情報である。光通信インターフェース24は、CPU38が信号を出力すると、その信号を発光部22が利用できる信号に変換する。発光部22は、光通信インターフェース24が出力した信号を光信号として無線LAN端末12に送信する。
【0052】
ステップS144にて、通信部26は、無線LAN端末12から電波信号を受信すると、その信号を電気信号として出力する。無線インターフェース28は、通信部26が信号を出力すると、その信号をCPU38が利用できる信号に変換する。中継制御部74として動作するCPU38は、無線インターフェース28がその信号を出力すると、出力された信号がログインの要求を示す情報と識別情報とを示すか否かを判断する。出力された信号がログインの要求を示す情報と識別情報とを示す場合には、その識別情報がステップS136にて受信し、ステップS140にてRAM32に記憶された識別情報に一致するか否かを判断する。出力された信号がログインの要求を示す情報と識別情報とを示さない場合には、その信号が示す情報に応じた処理をCPU38は実施する。出力された信号がログインの要求を示す情報と識別情報とを示し、その識別情報がステップS140にてRAM32に記憶された識別情報に一致する場合には、CPU38は、インターネットを構成する通信装置と無線LAN端末12との間の情報通信を中継するための処理すなわちログイン処理を行う。その処理の中には、インターネットを構成する通信装置との通信を開始するため、WANポート36を制御する処理も、インターネットを構成する通信装置との通信が開始された後に光通信ブロックとWANポート36とを制御する処理も含まれる。
【0053】
ステップS146にて、送信制御部70として動作するCPU38は、光通信インターフェース24に信号を出力する。この信号は、エラーコードを示す。光通信インターフェース24は、CPU38が出力した電気信号を発光部22が利用できる信号に変換して発光部22に出力する。発光部22は、光通信インターフェース24が電気信号を出力すると、エラーコードを示す光信号を無線LAN端末12に対して送信する。
【0054】
図7は、無線LANシステムにおける通信の内容を示す概念図である。図7を参照して、以上のような構造およびフローチャートに基づく、無線LANシステムの動作について説明する。
【0055】
無線LAN端末12のCPU62は、入力インターフェース60が出力した電気信号に基づいて、無線アクセスポイント10に対する接続の要求のための操作が操作部58にあったか否かを判断する(ステップS100)。この場合、そのような操作があったとすると(ステップS100にてYES)、CPU62は、開始要求コードを発光部42に送信させる(ステップS102)。
【0056】
無線アクセスポイント10の受光部20は、無線LAN端末12からの光信号を待ち受ける(ステップS130)。光信号を受信すると、CPU38は、光通信インターフェース24が出力した電気信号が開始要求コードか否かを判断する(ステップS132)。この場合、開始要求コードと判断されたとすると(ステップS132にてYES)、CPU38は、無線LAN端末12に対して情報要求コードを示す光信号を発光部22に送信させる(ステップS134)。
【0057】
無線LAN端末12のCPU62は、受光部40が光信号を受信すると(ステップS104)、その信号が情報要求コードを示すか否かを判断する(ステップS106)。この場合、その信号が情報要求コードを示すので(ステップS106にてYES)、CPU62は、無線アクセスポイント10に対して識別情報を示す信号を発光部42に送信させる(ステップS108)。
【0058】
無線アクセスポイント10の受光部20が無線LAN端末12からの光信号を受信すると(ステップS136)、CPU38は、光通信インターフェース24が出力した電気信号が接続を許可するための条件を表わす情報やMACアドレスなどの識別情報を表わす信号か否かを判断する(ステップS138)。この場合、その信号が識別情報を表わすとすると(ステップS138にてYES)、CPU38は、ステップS138にて受信した情報に基づき、無線LAN端末12との接続のため、各種の設定を変更する(ステップS140)。設定が変更されると、CPU38は、無線アクセスポイント10との接続のために無線LAN端末12が必要な情報を発光部22に送信させる(ステップS144)。
【0059】
無線LAN端末12の受光部40が光信号を受信すると(ステップS110)、CPU62は、光通信インターフェース44が出力した光信号が無線アクセスポイント10との接続のために必要な情報を示すか否かを判断する(ステップS112)。この場合、そのような情報を示すと判断した場合には(ステップS112にてYES)、CPU62は、ステップS110にて受信した情報に基づき、無線アクセスポイント10との接続のための設定を行う(ステップS114)。設定が終了すると、CPU62は、通信部46を制御することにより、無線アクセスポイント10との接続を確立する(ステップS116)。
【0060】
無線アクセスポイント10のCPU38は、無線LAN端末12が送信した情報に関する判断を行った後、ログイン処理を行う(ステップS144)。
【0061】
以上のようにして、本実施の形態に係る無線LANシステムは、家庭などの不特定の人物の立ち入りが制限された場所に無線LANシステムを設置する際、識別情報などを光信号により通信した後、電波信号に基づいてログイン処理を行う。これにより、異なる媒体を用いて情報が通信されるので、セキュリティを確保することは容易となる。
【0062】
その上、本実施の形態に係る無線LANシステムは、赤外線を媒体とする信号により識別情報を通信する。識別情報を無線アクセスポイント10に記憶させる際、その識別情報が電波により通信されることはない。一方、赤外線は壁などを透過しにくいので、部屋や家屋の外の通信装置によって情報を傍受することを防止できる。これにより、家庭で使用する場合に、情報漏洩をよく防止できる。さらに、本実施の形態に係る無線LANシステムは、識別情報を通信する際に電波の強さを小さくしなくても、情報漏洩をよく防止できる。識別情報を通信する際に電波の強さを小さくした場合、その時点において通信中の無線LAN端末12(既にログインが完了しているもの)と無線アクセスポイント10との通信が途絶える可能性があるが、本実施の形態に係る無線LANシステムの場合にはそのような問題が生じることを回避できる。
【0063】
その上、無線アクセスポイント10と無線LAN端末12とには、発光位置を示す印と受光位置を示す印とが付されている。これにより、ユーザは印を元に発光部と受光部とを相対させることができるので、光通信ブロックにおける信号の指向性を高めても、本実施の形態に係る無線LANシステムに識別情報を通信させることは容易となる。そのため、信号の指向性を高めることが可能になる。信号の指向性が高いと、情報漏洩をよく防止できる。
【0064】
その上、無線アクセスポイント10と無線LAN端末12とには、識別情報の通信の開始を指令するための操作部が設けられている。これにより、ユーザが意図した時点で識別情報が通信されるので、情報漏洩をよく防止できる。
【0065】
その結果、ユーザが面倒な設定操作を行うことなく無線接続のための設定を自動的に実行でき、かつ家庭で使用する場合に情報漏洩をよく防止できる、端末と、情報中継装置と、無線LANシステムとを提供することができる。
【0066】
なお、第1の変形例として、ステップS130にて、受光部20は、操作部34に光信号の待受を命じる指令が入力された後、待受を開始してもよい。
【0067】
また、第2の変形例として、無線アクセスポイント10の筐体39や無線LAN端末12の筐体64に形成される印は、発光部42を囲う丸印や受光部20を囲う丸印その他矢印以外の印であってもよい。また、それらの印は形成されたものではなく印刷されたものでもよく、印の代わりにLED(Light Emitting Diode)その他により発光位置や受光位置を表示するための位置表示素子などであってもよい。
【0068】
また、第3の変形例として、要求制御部80として動作するCPU62は、無線アクセスポイント10に対する接続の要求のための操作の有無に代え、無線アクセスポイント10から光通信ブロックが受信した光信号に基づき、その無線アクセスポイント10を介したログインが可能か否かを判断してもよい。この判断は、ROM50がSSIDなどの情報を記憶しているか否かに基づいて判断できる。この場合、無線アクセスポイント10を介したログインが可能か否かに加え、無線アクセスポイント10から受信する電波の電波レベルも判断してもよい。電波レベルが判断される場合、その無線アクセスポイント10を介したログインができず、電波レベルが閾値以上の場合に、ステップS102以降の処理が実施されることできる。
【0069】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線LANシステムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る無線アクセスポイントと無線LAN端末との構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る無線アクセスポイントのCPUの機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る無線LAN端末のCPUの機能ブロック図である。。
【図5】本発明の実施の形態に係る無線LAN端末における接続の確立処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る無線アクセスポイントにおける接続の確立処理の制御の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係る無線LANシステムにおける通信の内容を示す概念図である。
【符号の説明】
【0071】
10 無線アクセスポイント、12 無線LAN端末、20,40 受光部、22,42 発光部、24,44 光通信インターフェース、26,46 通信部、28,48 無線インターフェース、30,50 ROM、32,52 RAM、34,58 操作部、36 WANポート、38,62 CPU、39,64 筐体、56 表示部、60 入力インターフェイス、70,82 送信制御部、72 記憶制御部、74 中継制御部、80 要求制御部、84 ログイン制御部、86 通信制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを構成する通信装置との間で情報を中継する情報中継装置と通信する端末であって、
識別情報を記憶するための記憶手段と、
0.7マイクロメートルから2.5マイクロメートルまでの波長の赤外線を媒体とする信号により前記情報中継装置と通信するための光通信手段と、
前記情報中継装置と電波信号により通信するための電波通信手段と、
前記光通信手段および前記電波通信手段を制御するための制御手段とを含み、
前記制御手段は、
前記光通信手段による通信の開始を要求する開始要求信号を前記情報中継装置に宛てて送信するように前記光通信手段を制御するための要求制御手段と、
前記開始要求信号を送信した後、識別情報の送信を要求する情報要求信号を前記光通信手段が受信すると、前記記憶手段が記憶した識別情報を示す信号を送信するように前記光通信手段を制御するための送信制御手段と、
前記光通信手段が前記識別情報を送信した後、ログインの要求と前記識別情報とを信号として送信するように前記電波通信手段を制御するためのログイン制御手段と、
ログインの許可を示す信号を前記電波通信手段が受信すると、情報を通信するように前記電波通信手段を制御するための通信制御手段とを含む、端末。
【請求項2】
通信ネットワークを構成する通信装置との間で情報を中継する情報中継装置と通信する端末であって、
識別情報を記憶するための記憶手段と、
光信号により前記情報中継装置と通信するための光通信手段と、
前記情報中継装置と電波信号により通信するための電波通信手段と、
前記光通信手段および前記電波通信手段を制御するための制御手段とを含み、
前記制御手段は、
前記光通信手段による通信の開始を要求する開始要求信号を前記情報中継装置に宛てて送信するように前記光通信手段を制御するための要求制御手段と、
前記開始要求信号を送信した後、識別情報の送信を要求する情報要求信号を前記光通信手段が受信すると、前記記憶手段が記憶した識別情報を示す信号を送信するように前記光通信手段を制御するための送信制御手段と、
前記光通信手段が前記識別情報を送信した後、ログインの要求と前記識別情報とを信号として送信するように前記電波通信手段を制御するためのログイン制御手段と、
ログインの許可を示す信号を前記電波通信手段が受信すると、情報を通信するように前記電波通信手段を制御するための通信制御手段とを含む、端末。
【請求項3】
前記光信号は、赤外線を媒体とする信号を含む、請求項2に記載の端末。
【請求項4】
前記赤外線は、0.7マイクロメートルから2.5マイクロメートルまでの波長の赤外線である、請求項3に記載の端末。
【請求項5】
前記端末は、前記光通信手段における発光位置を表示するための位置表示手段をさらに含む、請求項2に記載の端末。
【請求項6】
前記位置表示手段は、前記光通信手段における発光位置を示す印を有する、前記光通信手段を収容するための筐体を含む、請求項5に記載の端末。
【請求項7】
前記端末は、指令の入力を受付けるための受付手段をさらに含み、
前記要求制御手段は、前記受付手段に指令が入力されると前記開始要求信号を送信するように前記光通信手段を制御するための手段を含む、請求項2に記載の端末。
【請求項8】
通信ネットワークを構成する通信装置と端末との間で情報を中継する情報中継装置であって、
前記端末と光信号により通信するための光通信手段と、
前記端末の識別情報を記憶するための記憶手段と、
前記端末と電波信号により通信するための電波通信手段と、
前記通信装置と通信するためのネットワーク通信手段と、
前記光通信手段、前記記憶手段、前記電波通信手段、および前記ネットワーク通信手段を制御するための制御手段とを含み、
前記制御手段は、
前記光通信手段による通信の開始を要求する開始要求信号を前記端末から受信すると、前記端末の識別情報を要求する情報要求信号を前記端末に宛てて送信するように前記光通信手段を制御するための送信制御手段と、
前記光通信手段が受信した前記端末の識別情報を記憶するように、前記記憶手段を制御するための記憶制御手段と、
前記端末の識別情報を前記記憶手段が記憶した後、ログインの要求と前記識別情報とを信号として前記電波通信手段が受信し、かつ前記記憶手段が記憶した前記識別情報と前記電波通信手段が受信した前記識別情報とが一致すると、前記通信装置と前記端末との間の情報通信を中継するように、前記電波通信手段および前記ネットワーク通信手段を制御するための中継制御手段とを含む、情報中継装置。
【請求項9】
前記情報中継装置は、前記光通信手段における受光位置を表示するための位置表示手段をさらに含む、請求項8に記載の情報中継装置。
【請求項10】
前記情報中継装置は、指令の入力を受付けるための受付手段をさらに含み、
前記送信制御手段は、前記受付手段が指令の入力を受付けた後に前記開始要求信号を前記端末から受信すると、前記情報要求信号を前記端末に宛てて送信するように前記光通信手段を制御するための手段を含む、請求項8に記載の情報中継装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−199503(P2008−199503A)
【公開日】平成20年8月28日(2008.8.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−35114(P2007−35114)
【出願日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】