説明

管端シール溶接装置および電極交換方法

【課題】電極の交換作業を容易に行うことができ、かつ電極交換後の調整作業を省略できる管端シール溶接装置および電極交換方法を提供する。
【解決手段】管6に挿入される心金21と、その心金21の周りに旋回自在に設けられたトーチ22と、そのトーチ22に着脱自在に取り付けられた電極24とを備えた管端シール溶接装置1の電極交換方法において、トーチ移動手段26と、トーチ位置検出手段27と、トーチ位置記憶手段とを設け、上記電極24の交換前に上記トーチ位置記憶手段にてトーチ22の原点位置を記憶し、その後、上記トーチ移動手段26にて上記トーチ22を上記心金21に対して離間させ、その離間した状態で上記電極24を交換し、交換後、上記トーチ移動手段26にて上記トーチ22を、上記心金21に近接させて、上記トーチ位置記憶手段に記憶された上記原点位置に復帰させるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧力容器や熱交換器などの製作に用いられる管端シール溶接装置に係り、トーチの電極の交換前後で、電極位置を記憶・再現できるものに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、圧力容器や熱交換器として、対向配置された管板間に多数の管を配置し、それら管と管板とを溶接にて接合したものが知られている。
【0003】
従来、そのような管と管板との溶接を行うための管端シール溶接装置が、特許文献1や特許文献2などで提案されている。
【0004】
例えば、図4に示すように、管端シール溶接装置80は、管板81に嵌め込まれた管82に挿入される心金83と、その心金83の周りに旋回自在に設けられたトーチ84と、そのトーチ84に着脱自在に取り付けられ管端溶接するための電極85とを備える。
【0005】
熱交換器の管端溶接では、例えば、TIG溶接が行われ、電極85としてタングステン電極85が用いられる。
【0006】
そのタングステン電極85は、溶接作業により劣化、消耗してしまうので、溶接作業の進捗に応じて、タングステン電極85の交換作業が不可欠となる。
【0007】
そのタングステン電極85の交換を行うべく、管端シール溶接装置80には、トーチ84を保持すると共に、管82の径方向に移動可能なスライダー86と、そのスライダー86に形成されたねじ穴861と螺合するねじ棒87と、そのねじ棒87を回転するための回転ツマミ88とが設けられ、回転ツマミ88を回転させることでトーチ84が、心金83に対して離間、近接(図4では、上下方向に移動)するようになっている。
【0008】
タングステン電極85の交換は、まず、作業者(溶接士)が手動にて回転ツマミ88を回しトーチ84を心金83から離間させて、タングステン電極85をトーチ84から引き抜くためのスペースを確保する。次に、タングステン電極85の交換を行い、電極交換後は、回転ツマミ88を逆方向に回してトーチ84を元の位置(原点位置)付近に合わせる。この電極位置の原点位置への復帰作業は、作業者の感覚に頼り、目視確認により行われる。
【0009】
【特許文献1】特開2001−150132号公報
【特許文献2】特開2003−88956号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、このようにタングステン電極85の位置合わせを手動で行ったのでは、交換毎に電極先端の狙い位置に狂いが生じてしまう。その結果、交換後の溶接作業再開時には、必ず溶接士が位置調整作業を行い、溶接が安定するまで操作を行う必要がある。
【0011】
このように、上述した管端シール溶接装置80では、タングステン電極85の交換後、溶接作業を人が監視、調整する必要があり、溶接作業を放置化する上で妨げとなっている。
【0012】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、電極の交換作業を容易に行うことができ、かつ電極交換後の調整作業を省略できる管端シール溶接装置および電極交換方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するために本発明は、管板に嵌め込まれた管に挿入される心金と、その心金の周りに旋回自在に設けられたトーチと、そのトーチに着脱自在に取り付けられ管端溶接するための電極とを備えた管端シール溶接装置の電極交換方法において、上記トーチを、上記心金に対して近接、離間させるためのトーチ移動手段と、上記心金に対する上記トーチの位置を検出するためのトーチ位置検出手段と、そのトーチ位置検出手段で検出された上記トーチの位置を記憶するためのトーチ位置記憶手段とを設け、上記電極の交換前に上記トーチ位置記憶手段にて上記トーチの原点位置を記憶し、その後、上記トーチ移動手段にて上記トーチを上記心金に対して離間させ、その離間した状態で上記電極を交換し、交換後、上記トーチ移動手段にて上記トーチを、上記心金に対して近接させて、上記トーチ位置記憶手段に記憶された上記原点位置に復帰させるものである。
【0014】
上記目的を達成するために本発明は、管板に嵌め込まれた管に挿入される心金と、その心金の周りに旋回自在に設けられたトーチと、そのトーチに着脱自在に取り付けられ管端溶接するための電極とを備えた管端シール溶接装置において、上記トーチを、上記心金に対して近接、離間させるためのトーチ移動手段と、上記心金に対する上記トーチの位置を検出するためのトーチ位置検出手段と、上記電極の交換前に上記トーチ位置検出手段で検出された上記トーチの原点位置を記憶するためのトーチ位置記憶手段と、上記電極の交換後に上記トーチ位置記憶手段に記憶された上記原点位置に、上記トーチを復帰させるべく、上記トーチ位置検出手段の検出値を基に、上記トーチ移動手段を制御するトーチ復帰手段とを備えたものである。
【0015】
上記トーチ移動手段を作動させるための移動スイッチと、上記トーチ位置記憶手段を作動させるための記憶スイッチと、上記トーチ復帰手段を作動させるための復帰スイッチとを有する操作手段を備えたものでもよい。
【0016】
好ましくは、上記トーチ位置検出手段は、上記トーチの移動経路に沿って延出する抵抗体と、その抵抗体と摺動可能に上記トーチに取り付けられた摺動片とを有するスライド型ポテンションで構成されるものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、電極の交換作業を容易に行うことができ、かつ電極交換後のトーチ位置の調整作業を省略できるという優れた効果を発揮するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0019】
本実施形態の管端シール溶接装置は、例えば、圧力容器や熱交換器などを製作する際に、管板に嵌め込まれた管の端部をTIG溶接にてシール溶接するために用いられる。
【0020】
図1から図3に基づき本実施形態の管端シール溶接装置を説明する。
【0021】
図1に示すように、管端シール溶接装置1は、溶接ヘッド2と、その溶接ヘッド2に電気を供給すると共に管端シール溶接装置1を制御するための制御電源装置3と、溶接ヘッド2を移動、位置決めするための多軸スライダー付きのロボット4(図1では、腕部のみを示す)とを備える。また、溶接ヘッド2には、図示しない冷却水供給装置およびイナートガス供給装置が接続される。
【0022】
図2に示すように、溶接ヘッド2は、管板5に嵌め込まれた管6に挿入される心金21と、その心金21の周りに旋回自在に設けられたトーチ22と、そのトーチ22を心金21周りに旋回駆動するためのトーチ駆動手段23(図1参照)と、そのトーチ22に着脱自在に取り付けられ管端溶接するためのタングステン電極(以下、電極という)24と、トーチ22にワイヤ(溶接棒)を供給するワイヤ供給装置25とを備える。
【0023】
この管端シール溶接装置1では、制御電源装置3から電極24に電気を供給して、電極24と溶接部Wとの間にアークを発生させつつ、その電極24を保持するトーチ22を心金21が挿入された管6の周りに、トーチ駆動手段23により旋回させることで、管端溶接を行う。
【0024】
さらに、本実施形態の管端シール溶接装置1は、その管端溶接により消耗したタングステン電極24の交換作業を行うための交換機構を有する。
【0025】
具体的には、図2に示すように、本実施形態の管端シール溶接装置1は、上記トーチ22を、上記心金21に対して近接、離間させるためのトーチ移動手段26と、上記心金21に対する上記トーチ22の位置を検出するためのトーチ位置検出手段27と、上記電極24の交換前に上記トーチ位置検出手段27で検出された上記トーチ22の原点位置を記憶するためのトーチ位置記憶手段と、上記電極24の交換後に上記トーチ位置記憶手段に記憶された上記原点位置に、上記トーチ22を復帰させるべく、上記トーチ位置検出手段27の検出値を基に、上記トーチ移動手段26を制御するトーチ復帰手段とを備える。詳しくは後述するが、本実施形態では制御電源装置3が、トーチ位置記憶手段とトーチ復帰手段とをなす。
【0026】
トーチ移動手段26は、トーチ22が固定されたスライダー261と、そのスライダー261を、トーチ22の旋回方向と直交する方向(心金21が挿入される管6の径方向、図2および図3において上下方向)(以下、内外方向という)に案内するためのリニアガイド262と、そのリニアガイド262に沿って延出しスライダー261に形成されたねじ穴263と螺合するねじ棒264と、そのねじ棒264に継手(図例では、マイタギヤ)265を介して連結されたモータ(図例では、DCモータ)266とを備える。
【0027】
トーチ位置検出手段27は、スライド型ポテンション(直線ポテンショメータ、可変抵抗)で構成される。そのスライド型ポテンション27は、上記トーチ22の移動経路(具体的には、リニアガイド262)に沿って、内外方向に延出する抵抗体271と、その抵抗体271と摺動可能に上記トーチ22に取り付けられた摺動片272と有する。
【0028】
トーチ22の内外方向の位置は、後述する制御電源装置3の位置読取回路32により、摺動片272および上記抵抗体271間の抵抗値として検出される。
【0029】
図1に戻り、制御電源装置3は、トーチ22を内外方向に移動すべく、モータ266の回転方向および回転角度を制御する指令制御回路31と、スライド型ポテンション27の抵抗値からトーチ22の内外方向の位置を読み取るための位置読取回路32と、その位置読取回路32で読み取られたトーチ22の位置を記憶するための上記トーチ位置記憶手段をなす記憶回路33とを有する。
【0030】
それら指令制御回路31、位置読取回路32および記憶回路33は、トーチ22の位置信号を送受信すべく、相互に接続される。
【0031】
また、指令制御回路31内には、トーチ22位置の記憶・再現を行うためのプログラムが格納される。
【0032】
溶接ヘッド2には、制御電源装置3からの電圧、トーチ22の位置信号およびモータ266の制御信号を、トーチ移動手段26のモータ266およびスライド型ポテンション27に伝達するためのスリップリング(ロータリーコネクタ)29が設けられる。このスリップリング29を介して、指令制御回路31がモータ266に接続されると共に、位置読取回路32がスライド型ポテンション27に接続される。
【0033】
管端シール溶接装置1には、管端シール溶接装置1を操作するための操作手段をなすリモコンボックス7が設けられる。
【0034】
そのリモコンボックス7は、上記トーチ移動手段26を作動させるための移動スイッチ71(図例では、インチングスイッチ)と、上記トーチ位置記憶手段(制御電源装置3)を作動させるための記憶スイッチ72と、上記トーチ復帰手段(制御電源装置3)を作動させるための復帰スイッチ73とを有する。
【0035】
次に、本実施形態の管端シール溶接装置1の電極交換方法を説明する。
【0036】
本実施形態の管端シール溶接装置1の電極交換方法は、上記トーチ移動手段26と、上記トーチ位置検出手段27と、上記トーチ位置記憶手段とを設け、上記電極24の交換前に上記トーチ位置記憶手段にてトーチ22の原点位置を記憶し、その後、上記トーチ移動手段26にて上記トーチ22を上記心金21に対して離間させ、その離間した状態で上記電極24を交換し、交換後、上記トーチ移動手段26にて上記トーチ22を、上記心金21に対して近接させて、上記トーチ位置記憶手段に記憶された上記原点位置に復帰させるものである。
【0037】
より具体的には、管端溶接中に、例えば、溶接した管が所定の本数に達したときに、管端溶接を一時的に中断し、溶接士などの作業者がリモコンボックス7を操作して、電極24の交換作業を行う。なお、交換前の電極24の位置(より具体的には、電極24の先端と溶接部Wとの距離L、図2参照)は、予め溶接士などが調整して決定する。
【0038】
まず、作業者は、リモコンボックス7の記憶スイッチ72を操作して、制御電源装置3の記憶回路33に原点位置を記憶させる。これにより、電極24の先端が溶接部Wに対して所定の距離Lを隔てて位置するときのトーチ22の位置(原点位置)が記憶される(図2参照)。
【0039】
次に、作業者は、リモコンボックス7の移動スイッチ71を操作して、トーチ22を内外方向外側(図2および図3において上方向)に移動して心金21から離間させる。これにより、トーチ22の先端部と心金21との間に、電極24を引き抜くためのスペースが形成される(図3参照)。
【0040】
次に、作業者は、電極24をトーチ22の先端部側から引き抜いて取り外し、新しい電極24をトーチ22に取り付ける。新しい電極24の取付は、トーチ先端部からの電極24の突き出し長さが交換前と同じ長さとなるよう、治具などを用いて行う。
【0041】
次に、作業者は、リモコンボックス7の復帰スイッチ73を操作して、トーチ22を元の原点位置に復帰させる(図2参照)。
【0042】
具体的には、制御電源装置3の指令制御回路31が、上述したプログラムを実行して、位置読取回路32から入力されるトーチ22の現在位置が記憶回路33に記憶された原点位置となるように、トーチ移動手段26のモータ266を駆動制御する。これにより、トーチ22が心金21に対して離間した位置(図3参照)から、原点位置(図2参照)まで内外方向内側に心金21に近接するよう移動する。
【0043】
以上により、トーチ22が原点位置に復帰する。このとき、電極24の先端(狙い位置)が溶接部Wに対して所定の距離Lを隔てて位置するので、電極交換後は、溶接士による狙い位置調整作業を行なう必要がなく、管端溶接が再開される。
【0044】
このように、本実施形態では、予め定められた電極位置の記憶と再現を電極交換作業の前後で行うことで、電極24の交換作業を容易に行うことができ、かつ電極交換後の調整作業を省略できる。
【0045】
つまり、図4に示すように、従来のねじ棒と回転ツマミによる手動トーチ駆動方式を、図2に示すように、モータによる電動駆動方式に置き換えることで、トーチを、スライド型ポテンション27により検出される位置情報と連動して駆動させることができ、原点位置までの復帰を自動化することができる。
【0046】
また、トーチ位置を検出するためのスライド型ポテンション27を、電動式のスライダー261と併設することで、トーチ位置の検出・記憶を電気的に行うことが可能となる。
【0047】
これにより、トーチ位置の自動位置決めすることができ、電極交換作業前後の位置再現繰り返し精度を、高めることができる。例えば、図例のように、スライド型ポテンション27とDCモータ266とを用いる場合には、±0.1mmの精度を得ることができる。これにより、電極交換作業後の溶接品質を確保することで、溶接品質の安定が期待できる。
【0048】
その他に、本実施形態の電極交換機構を、多軸スライダー付きロボット4(図1では、多軸スライダーに保持される溶接ヘッド腕部のみを示す)などと併用することで自動管端溶接装置を構成し、管端シール溶接装置1の放置運転を安定して実現することができる。
【0049】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されず、様々な変形例や応用例が考えられるものである。
【0050】
例えば、トーチ移動手段やトーチ位置検出手段は、上述の実施形態に限定されず、様々なものが考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】図1は、本発明に係る一実施形態による管端シール溶接装置を示す。
【図2】図2は、図1のII部拡大詳細図である。
【図3】図3は、図2において、トーチを心金から離間させた状態を示す。
【図4】図4は、従来の管端シール溶接装置を示す。
【符号の説明】
【0052】
1 管端シール溶接装置
3 制御電源装置(トーチ位置記憶手段、トーチ復帰手段)
5 管板
6 管
21 心金
22 トーチ
24 電極
26 トーチ移動手段
27 トーチ位置検出手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管板に嵌め込まれた管に挿入される心金と、その心金の周りに旋回自在に設けられたトーチと、そのトーチに着脱自在に取り付けられ管端溶接するための電極とを備えた管端シール溶接装置の電極交換方法において、
上記トーチを、上記心金に対して近接、離間させるためのトーチ移動手段と、上記心金に対する上記トーチの位置を検出するためのトーチ位置検出手段と、そのトーチ位置検出手段で検出された上記トーチの位置を記憶するためのトーチ位置記憶手段とを設け、
上記電極の交換前に上記トーチ位置記憶手段にて上記トーチの原点位置を記憶し、その後、上記トーチ移動手段にて上記トーチを上記心金に対して離間させ、その離間した状態で上記電極を交換し、交換後、上記トーチ移動手段にて上記トーチを、上記心金に対して近接させて、上記トーチ位置記憶手段に記憶された上記原点位置に復帰させることを特徴とする管端シール溶接装置の電極交換方法。
【請求項2】
管板に嵌め込まれた管に挿入される心金と、その心金の周りに旋回自在に設けられたトーチと、そのトーチに着脱自在に取り付けられ管端溶接するための電極とを備えた管端シール溶接装置において、
上記トーチを、上記心金に対して近接、離間させるためのトーチ移動手段と、上記心金に対する上記トーチの位置を検出するためのトーチ位置検出手段と、上記電極の交換前に上記トーチ位置検出手段で検出された上記トーチの原点位置を記憶するためのトーチ位置記憶手段と、上記電極の交換後に上記トーチ位置記憶手段に記憶された上記原点位置に、上記トーチを復帰させるべく、上記トーチ位置検出手段の検出値を基に、上記トーチ移動手段を制御するトーチ復帰手段とを備えたことを特徴とする管端シール溶接装置。
【請求項3】
上記トーチ移動手段を作動させるための移動スイッチと、上記トーチ位置記憶手段を作動させるための記憶スイッチと、上記トーチ復帰手段を作動させるための復帰スイッチとを有する操作手段を備えた請求項2記載の管端シール溶接装置。
【請求項4】
上記トーチ位置検出手段は、上記トーチの移動経路に沿って延出する抵抗体と、その抵抗体と摺動可能に上記トーチに取り付けられた摺動片とを有するスライド型ポテンションで構成される請求項2または3記載の管端シール溶接装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−253161(P2007−253161A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−76921(P2006−76921)
【出願日】平成18年3月20日(2006.3.20)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】