説明

糊状ヨーグルト剤型を有する化粧料組成物

本発明は、キサンタンガムとマンナンガムを組み合わせることによって、糊状ヨーグルトの剤型を工業的に再現させた化粧料組成物に関する。本発明の前記化粧料組成物は、野菜又は果物とビタミン又はヨーグルトパウダーを更に含有することによって、皮膚保湿及び柔軟効果を提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キサンタンガムとマンナンガムを含有する糊状ヨーグルトの剤型を有する化粧料組成物に関する。より詳細には、本発明に係る化粧料組成物は、キサンタンガムとマンナンガムを含有することによって、糊状ヨーグルトの外観及び質感を工業的に再現させたものであって、パック形態で剤型化されて使われることができる。
【背景技術】
【0002】
ヨーグルト(yoghurt)は、発酵乳(fermented milk)の一種で、哺乳動物の乳を殺菌した後、乳酸菌を用いて発酵させ、好みによって香料、甘美成分などを添加し、飲用するに適合するように作った製品をいう。このような乳酸菌発酵乳であるヨーグルトは、一般的に液状発酵乳と濃厚発酵乳とに分けられ、濃厚発酵乳は、便宜上、掬って食べたり、絞って食べる形態の「糊状ヨーグルト」と、飲む形態の「ドリンクヨーグルト」とに分けられる。
【0003】
最近、ヨーグルトを皮膚用パックに使用している。前記パックは、一時的に顔に薄い被膜を形成し、外部の空気流入や水分蒸発を遮断して、皮膚を柔軟にすると共に、所要の有効成分が皮膚に容易に浸透できるようにする化粧料剤型の一種である。このようなパック剤型に使われる材料は、だんだん多様化されていて、最近、天然素材を用いてパックを製造しようとする多くの研究が進行されてきている。
【0004】
パックを用いたマッサージは、一般の家庭で広く行われているが、一般の家庭で主として使われるパックの素材は、果物や穀物など食品と関連したものが多く、それらのうちヨーグルトの使用が増加している。ヨーグルトは、軟らかい質感を有すると共に、各種ビタミン及び良質の蛋白質を含有する食品であって、皮膚保湿及び柔軟効果を期待することができる有用なパック製品と言える。しかし、ヨーグルトを直接皮膚に塗布して使用する場合、流れ垂れが激しく、皮膚にトラブルを誘発する可能性があるので、ガーゼを使用しなければならないという面倒さがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これより、本発明者らは、ヨーグルトの有用性をそのまま維持しつつ、皮膚での使用性が向上した剤型を開発するために研究した。本発明者らは、前述の趣旨によって、容易に皮膚に塗布して使用することができるヨーグルト形態のパック剤型を提供するために、糊状ヨーグルトと類似した外観及び質感を具現するために、各種高分子性物質を検討し、これらを組み合わせて実験を行った。
【0006】
その結果、キサンタンガムとマンナンガムを共に使用する場合、糊状ヨーグルトのような柔らかな塊り状の質感を有する安定したエマルジョン剤型を得ることができることを知見し、本発明を完成するに至った。更に、イチゴ、バナナ、リンゴ、キウィ、ブロッコリー、ベリー類(ブルーベリー、ラズベリーなど)、いも、ニンジン、メロン、パイナップル、桃などの果物抽出物又は野菜抽出物;前記果物又は野菜の粉砕物;又は牛乳、ビタミン類、ヨーグルトパウダーを本発明の組成物に更に付加することによって、皮膚保湿及び柔軟効果を提供できることを確認した。しかも、前記抽出物を化粧料組成物に更に付加することによって、香り及び使用感を増進させることができた。
【0007】
従って、本発明の目的は、糊状ヨーグルトと類似した外観と質感を有する化粧料組成物を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、果物又は野菜抽出物と、牛乳、ビタミン、ヨーグルトパウダーを含有し、且つ皮膚保湿及び柔軟効果を有する化粧料組成物を提供することにある。
【0009】
また、本発明の更に他の目的は、別途の処理過程を経ることなく、皮膚に塗布して使用することができるパック剤型の化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る化粧料組成物は、キサンタンガムとマンナンガムを含有することを特徴とする。本発明は、キサンタンガム及びマンナンガムを含有し、糊状ヨーグルトの剤型を有するパック剤型の化粧料組成物を提供する。
【0011】
好ましくは、前記キサンタンガム及びマンナンガムをエマルジョン形態の化粧料として製造することによって、糊状ヨーグルトが有する質感及び外形を化粧料に再現させることができる。
【0012】
前記キサンタンガムとマンナンガムは、重量比で1:4〜4:1の割合で使われることができる。前記比率の範囲内においてヨーグルトの質感が最も優秀であるだけでなく、パック形態で製造するに容易であるからである。
【0013】
また、本発明は、キサンタンガム及びマンナンガムを使用することによって、糊状ヨーグルトの質感及び外形を再現させた化粧料組成物の製造方法を提供する。好ましくは、前記化粧料は、水中油型のエマルジョン形態で製造されることを特徴とする。より好ましくは、パック剤型で製造されることができる。
【0014】
本発明に係る前記化粧料組成物は、食用の植物性成分として果物及び野菜の中から選択された少なくとも1種を更に含むことができる。
【0015】
また、前記化粧料組成物は、ビタミン、牛乳及びヨーグルトパウダーのうち少なくとも1つを更に含むことができる。好ましくは、前記食用の植物性成分とヨーグルトパウダーを並行して使用することができる。
【0016】
前記果物及び野菜成分は、抽出物形態で使われることができ、汁又は粉砕物の形態で使われることができる。
【0017】
前記食用の果物及び野菜成分には、好ましくは、イチゴ、リンゴ、あんず、トマト、バナナ、キウィ、ブロッコリー、ベリー類(ブルーベリー、ラズベリー)、いも、ニンジン、メロン、パイナップル、桃などが含まれることができる。前記材料は、加工処理することなく、そのまま使われることができ、必要に応じて前処理を行うことができる。
【0018】
例えば、いもの場合、予め煮て使用することができ、果物の場合にも、熱に煮て使用することができ、種を共に使用したり、種を除去して使用することができる。当業者なら前記植物性成分の特性に合うように材料を加工することができる。
前記食用の植物性成分は、抽出物、汁、粉砕物など多様な形態で使われることができる。このような使用形態もやはり、当業者なら、製品の特性、消費者の嗜好又は使用感の特異性などを考慮して容易に選択することができる。また、使用形態は、必要に応じて変形されることができることは当然である。
【0019】
本発明において、糊状ヨーグルトというのは、粘性を有する濃厚ヨーグルトを意味するものであって、一般的な例には、掬って食べるヨーグルト又は絞って食べるヨーグルトが挙げられる。
【0020】
また、本発明に係るパック剤型というのは、皮膚に塗布して膜を形成できるように製造された剤型を示す。従って、好ましいパックの例には、一時的に皮膚に薄い被膜を形成し、外部の空気流入や水分蒸発を遮断し、パックの内部に含有されている有効成分の浸透を容易にする化粧料が挙げられる。
【0021】
前記パック剤型は、直接皮膚に塗布する剤型だけでなく、前記化粧料組成物を薄い布や紙又は不織布などのような透過膜に塗布するか、コーティングして製造された形態の剤型をも含むものである。
【0022】
本発明によって具現されたパック剤型は、糊状ヨーグルトの特性を再現すると共に、使用性を改善したもので、皮膚、特に顔に塗布する場合、粘着性に優れており、流れ垂れがなくて使用が便利である。
【0023】
パックの製造には、パックの使用をより容易にするために、多様な高分子性物質が使われている。このような高分子性物質は、一般的に化粧品において粘度を上昇させたり、乳化粒子の破壊現象を防止してエマルジョンの安定度を向上させる作用をする。また、高分子性物質の特性によってエマルジョンの質感形成に大きい影響を及ぼす。
【0024】
本発明では、一般的なエマルジョンに現れる滑らかな質感の白濁外観でなく、柔らかな塊り状の質感、例えば、軟らかい果肉の取れるような感じを示し、且つエマルジョンとして良好な安定度を有する。
【0025】
このような剤型は、各種高分子性物質を組み合わせて実験を行い、剤型の質感及び安定度の両方の側面を共に考慮して剤型を開発したものである。
【0026】
実験に使用した高分子性物質は、一般的に化粧品に最も多く使われるカルボマー、ポリアクリルアマイド、ポリビニルアルコール、マンナンガム、キサンタンガム、スターチなどが挙げられ、各高分子性物質を組み合わせてエマルジョンを製造し、その相乗効果を比較した。その結果、キサンタンガムとマンナンガムの組み合わせにより糊状ヨーグルトと類似した柔らかな塊り状の質感を示す、安定したエマルジョン剤型を得ることができることを確認した。
【0027】
一方、本発明では、キサンタンガムとマンナンガムの組み合わせ含量を調整することによって、パック剤型としての使用感を改善した。従って、本発明の組成物は、前記キサンタンガムとマンナンガムを化粧料組成物の総重量に対して0.02〜10重量%、好ましくは、0.2〜2.0重量%の量で含有することを特徴とする。この際、キサンタンガムとマンナンガムの含量が組成物の総重量に対して0.02重量%未満である場合には、柔らかな塊り状の質感がほとんど観察されにくく、10重量%を超過する場合には、化粧品として容易に使用粘度範囲から外れる。
【0028】
このような糊状ヨーグルトは、好ましくは、食用の糊状ヨーグルトと同一であるか、更に高い粘度を有する。前記粘度は、用途又は皮膚タイプによって調整することができ、当業者なら必要に応じて用途に適合した粘度を有するパック剤型の化粧料を製造することができる。
【0029】
また、前記キサンタンガムとマンナンガムの組み合わせにスターチを更に付加することによって、後述する実験例から確認することができるように、更に向上した外観と質感を提供することができる。スターチは、キサンタンガムとマンナンガムの組合の1重量に対して0超過10重量以下の重量比で含有されることができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明では、野菜抽出物又は果物抽出物やヨーグルトパウダーを更に含有する場合、向上した皮膚保湿及び柔軟効果を提供することができる。すなわち、一般的に食用されている糊状のヨーグルトに豊富に含有されているイチゴなどのような果物抽出物又は野菜抽出物やヨーグルトパウダーを更に添加する場合、皮膚保湿及び柔軟効果を更に向上させることができる。このような添加により、保湿及び柔軟作用において上昇効果を示すことができ、食用のヨーグルトと非常に類似した香味を再現することができる。
【0031】
野菜と果物には、ビタミンが豊富に含有されていて、特に、イチゴの場合、葡萄糖を初めとして果糖などが豊富に含有されていて、乾燥し、荒くなった皮膚を活気づくように育てることができる。また、ヨーグルトには、ビタミンB2と良質の蛋白質が含有されていて、荒い皮膚を弾力的に且つ艶やかに育てる美容効果をも提供することができる。従って、本発明に係る化粧料組成物は、イチゴ抽出物とヨーグルトパウダーを更に含有することを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されるわけではない。
【0033】
[試験例1]剤型の検索及び選別
一般的に化粧品に最も多く使われているカルボマー、ポリアクリルアマイド、ポリビニルアルコール、スターチのような高分子物質と、キサンタンガム、マンナンガムを下記表1のように組み合わせて、エマルジョンを製造し、これらの物性を比較した。
【0034】
一方、エマルジョンの製造のために、油相部分には、デカメチルシクロペンタシロキサン、水添ポリデセン、植物性スクアレン、セチルオクタノエート、ポリソルベート60、ソルビタンステアレート、ソルビタンセスキオレートを更に含有し、水相部分には、精製水、グリセリン、ジソジウムEDTAを含有する。前記エマルジョンは、化粧料の製造において通常的に使われる方法で製造された。
【0035】
製造されたマルジョンに対して柔らかな塊り状の質感を示すかについて、実験を行った。
【0036】
【表1】

【0037】
一方、表1の組合例#1〜#23において、各高分子性物質が組み合わせられたエマルジョン剤型の柔らかな塊り状の質感を比較した結果を下記表2に示した。
【0038】
【表2】

【0039】
前記表2から分かるように、キサンタンガムとマンナンガムが組み合わせられた場合、柔らかな塊り状の質感を最も多く示した。
【0040】
また、キサンタンガムとマンナンガムの組合比率による外観及び質感変化を観察した時には、組合例#1の場合において、外観及び質感状態が糊状ヨーグルトと最も類似していた。しかし、キサンタンガムとマンナンガムが組み合わせられる大部分の処方において柔らかな塊り状の質感が現れた。
【0041】
組合例#20〜#23では、皮膚に対する使用感を増進させるために、キサンタンガム及びマンナンガムと共に、他の高分子性物質を共に使用して実験したものであって、組合例#22の場合が外観及び質感状態が最も良好であった。
【0042】
[実施例1〜5及び比較例1]
試験例1の結果に基づいて、キサンタンガムとマンナンガムを組み合わせて水中油型エマルジョンに添加した。組み合わせられたキサンタンガムとマンナンガムの添加量は、組成物の総重量に対して0.6重量%であり、キサンタンガムとマンナンガムの重量比率は、キサンタンガム:マンナンガム=1:1(実施例1、実施例3〜5)及び2:1(実施例2)であった。その組成は、表3に記載されている。
【0043】
具体的に、前記組み合わせられたキサンタンガムとマンナンガムの外観及び質感効果を立証するために、比較例1では、前記キサンタンガムとマンナンガムを使用しなかった。また、ヨーグルトパウダーをイチゴ、バナナ又はニンジン抽出物と含有する時の保湿効果を確認するために、各々実施例3、実施例4、実施例5を製造し、これらの保湿効果に対して比較実験を行った(表3参照)。本実施例では、前記イチゴ、バナナ及びニンジン抽出物(バイオランド社)と、ヨーグルトパウダー(Cosmetochem社)は、市販の製品を使用した。
【0044】
前記抽出物とパウダーの種類及び製造方法は、本実施例に限定されるものではなく、用途及び使用条件など必要に応じて当業者によって直接製造されて使用することができる。例えば、ヨーグルトパウダーは、皮膚タイプによって低脂肪ヨーグルトを使用したり、その他に所望の性状のヨーグルトを殺菌し乾燥して粉末化させて製造することができる。その他の果物や野菜成分の場合にも、所要の剤型に合うように処理して使用することができる。
【0045】
下記の表3の剤型は、水中油型エマルジョン(O/W剤型)であり、単位は、重量%である。また、実施例1〜5及び比較例1の各化粧料は、次の製造方法によって製造した。
<製造方法>
(1)油相成分を70〜75℃に加熱し、均一に混合した。
(2)水相成分1を70〜75℃に加熱し、均一に溶解及び混合した。
(3)前記(2)に前記(1)を70〜75℃の温度を維持した状態で攪拌下に投入してエマルジョンを製作し、水相成分2を連続的に投入した後、28〜30℃まで冷却した。
【0046】
【表3】

【0047】
実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5及び比較例1の外観及び質感状態は、下記の表4に示した。前記例のうち、特に、実施例1、実施例3、実施例4、実施例5の場合、外観及び質感状態が糊状ヨーグルトと最も類似していた。
【0048】
【表4】

【0049】
[試験例2]皮膚保湿力改善効果
乾燥を訴えたり、乾性皮膚と考えられる成人男女15名を選定し、24〜26℃の恒温、相対湿度40〜50%の恒湿条件で1時間を待機させた後、実施例1〜5及び比較例1の化粧料を腕(上膊)に塗布し、皮膚保湿力を比較した。塗布開始前と、塗布後0、4、6、24時間が経過した時点でコニオメータ(Corneometer、C+K社、ドイツ)で皮膚水分量を測定した。その結果を図1に示した。
【0050】
別途に、実施例3、4及び5で製造された化粧料を被験者の顔面、すなわち、額、頬正面、頬、顎に塗布し、塗布開始前と、塗布後0、4、6、24時間が経過した時点で、コニオメータで皮膚水分量を測定した。参考として、頬正面は、視線が前方に向かった時、頬前方を言い、頬というのは、頬の中で側面部位を言う。
結果は、図2〜図4に示されている。
【0051】
また、試験を終了した時点に、試験対象者がアンケート用紙を作成するようにし、機器的な評価と同時に、主観的な効能評価をも実施した。その結果を表5に示した。アンケートでは、非常に良好、良好、普通、不十分の4等級に分類した。
【0052】
【表5】

【0053】
図1の結果から、化粧料塗布後、皮膚水分量において、実施例3、実施例4、実施例5の化粧料が、他の実施例である実施例1、2の化粧料に比べて相対的に高い値を示すことが分かる。また、図2〜図4から明らかなように、実施例3、実施例4、実施例5の化粧料を顔面に塗布した後、時間経過によって皮膚の水分量が増加することを観察することができた。この皮膚水分量の増加は、一日が過ぎた24時間後にも継続して観察された。
【0054】
また、このような結果は、アンケート調査により確認されており、前記表5から明らかなように、果物及び野菜抽出物を含有する実施例3、実施例4、実施例5の化粧料が相対的に優れた保湿効果を示すことが分かる。
【0055】
以上説明したように、本発明に係る化粧料組成物は、キサンタンガムとマンナンガムの組み合わせによって糊状ヨーグルトの外観及び質感を再現したものであって、これをパックに使用することができるようにしたものである。また、本発明の組成物にイチゴ、バナナ、ニンジンなど果物及び野菜抽出物とヨーグルトパウダーを付加することによって、皮膚の水分量が更に大きく増加し、これにより、保湿効果を提供できることを確認することができた。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】図1は、実施例1〜5及び比較例1の化粧料を腕に塗布した後、時間経過による皮膚水分量の変化を測定した結果である。
【0057】
【図2】図2は、実施例3の化粧料を顔面(額、頬正面、頬、顎)に塗布した後、時間経過による皮膚水分量の変化を測定した結果である。
【0058】
【図3】図3は、実施例4の化粧料を顔面(額、頬正面、頬、顎)に塗布した後、時間経過による皮膚水分量の変化を測定した結果である。
【0059】
【図4】図4は、実施例5の化粧料を顔面(額、頬正面、頬、顎)に塗布した後、時間経過による皮膚水分量の変化を測定した結果である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キサンタンガムとマンナンガムを含有することを特徴とする糊状ヨーグルトの剤型を有する化粧料組成物。
【請求項2】
前記キサンタンガムとマンナンガムを重量比で1:4〜4:1の割合で含有することを特徴とする請求項1に記載の糊状ヨーグルトの剤型を有する化粧料組成物。
【請求項3】
前記キサンタンガムとマンナンガムは、組成物の総重量に対して0.02乃至10重量%の量で含有されることを特徴とする請求項1に記載の化粧料組成物。
【請求項4】
前記キサンタンガムとマンナンガムの組合の1重量に対して0超過10重量以下の重量比でスターチを更に含有することを特徴とする請求項1に記載の化粧料組成物。
【請求項5】
野菜及び果物よりなる群から選択された少なくとも1種の成分と;
牛乳、ビタミン剤及びヨーグルトパウダーよりなる群から選択された少なくとも1種の成分と;
よりなる群から選択された少なくともいずれか一つ以上を更に含有することを特徴とする請求項1に記載の化粧料組成物。
【請求項6】
前記野菜及び果物成分は、抽出物、汁又は粉砕物の形態で含有されることを特徴とする請求項5に記載の化粧料組成物。
【請求項7】
前記野菜及び果物は、イチゴ、リンゴ、あんず、トマト、バナナ、キウィ、ブロッコリー、ベリー類、いも、ニンジン、メロン、パイナップル及び桃よりなる群から選択されるものであることを特徴とする請求項6に記載の化粧料組成物。
【請求項8】
前記化粧料は、パック剤型を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の化粧料組成物。
【請求項9】
水中油型のエマルジョン形態を有する化粧料の製造方法であって、水相成分にキサンタンガムとマンナンガムを重量比で1:4〜4:1の割合で含有してエマルジョンで製造することを特徴とする糊状ヨーグルトの剤型を有する化粧料の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−528390(P2007−528390A)
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−502698(P2007−502698)
【出願日】平成16年9月6日(2004.9.6)
【国際出願番号】PCT/KR2004/002253
【国際公開番号】WO2005/087190
【国際公開日】平成17年9月22日(2005.9.22)
【出願人】(503327691)株式會社アモーレパシフィック (73)
【住所又は居所原語表記】181, Hankang−ro 2−ka, Yongsan−ku, Seoul 140−777 Republic of Korea
【Fターム(参考)】