説明

紙葉類の保留集積装置

【課題】紙幣等の紙葉類のサイズ違いに対応して適切な集積状態を実現可能とし、これによりジャムの発生等を有効に防止し得るようにした紙葉類保留の集積装置を新たに提供する。
【解決手段】紙幣Aを保留する保留スペースSに、外部から搬送される紙幣Aを投入するための構造を備えたものにおいて、保留スペースSに、紙幣Aの保留範囲を紙幣Aのサイズに応じて可変とする保留範囲切替機構7を設け、この保留範囲切替機構7によって、投入される紙幣Aを適切な範囲に保留することとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、投入される種類の異なる紙葉類を適切に混合集積し得るようにした紙葉類の保留集積装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の保留集積装置は、例えば特許文献1等に示されるように、紙葉類を保留する保留部(収納部)に外部から搬送される紙葉類を投入するための構造が備えられている。
【0003】
同文献では明示されていないが、投入された紙葉類は、必要に応じ投入口近傍に設けたスイーパ等の補助の下に下方に落とし込まれ、次に投入される紙葉類の妨げにならないように保留スペースに集積される。保留スペースには、投入された紙葉類を所定位置で停止させるために投入先端側に規制部が設けられ、投入された紙幣の先端はこの規制部で規制されて紙葉類の動きを停止させるようにしている。
【特許文献1】特開2007−308233号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、紙葉類には種類によってサイズの異なるものがある。例えば紙葉類が上記特許文献のような紙幣である場合、紙幣のサイズは短手方向には金種によらず同一であるが、長手方向は金種によって異なる。このため、短手方向に搬送する構造の保留集積装置であれば、保留スペースの長さは一定でよく、4金種混合収納や一括払い出しも可能である。しかしながら、このように紙幣投入から保留集積までが全て横向き姿勢で行われると、特に保留集積装置が、設置状態で可及的な横幅制限が要求される自動販売機等においては好ましくない。
【0005】
一方、長手方向に搬送する構造の保留集積装置の場合、複数金種を混合集積しようとすると、前述したように紙幣の金種によって投入方向(長さ方向)に寸法差が存するため、紙幣が同じ保留集積部で混在して集積され、図10に示すように紙幣Aの投入先端側を所定位置に形成したストッパーXで停止させた場合に、紙幣Aの後端側が不揃いになる。そして、金種の大きい紙幣を基準にしてその後端側を可撓性のある羽根を備えたスイーパYで断続的に叩いて集積方向に退避させるように構成すると、長手寸法の小さい金種の紙幣後端側にスイーパYが届かなくなる。このため、紙幣Aが混在して集積された場合に、既集積紙幣が投入スペースへの投入部分(投げ込み搬送パス)上に跳ね上がり、次に投入される紙幣と干渉してジャムが発生する原因となる。
【0006】
この場合、スイーパYの羽根の長さを長くすると、たたき力が弱くなるため、既集積紙幣の退避機能を果たさなくなったり、他の構成部品と干渉・羽根の変形、羽根寿命の低下につながり、別途多数の問題点を発生してしまうため信頼性確保が難しくなる。
【0007】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、紙幣等の紙葉類のサイズの違いに対応して適切な集積状態を実現可能とし、これによりジャムの発生等を有効に防止し得るようにした紙葉類の保留集積装置を新たに提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0009】
すなわち、本発明に係る紙葉類の保留集積装置は、紙葉類を保留する保留スペースに外部から搬送される紙葉類を投入するための構造を備えたものにおいて、前記保留スペースに、紙葉類の保留範囲を紙葉類のサイズに応じて所定方向に可変とする保留範囲切替機構を設けたことを特徴とする。
【0010】
このように構成すると、紙葉類が1つの保留集積部に混在して集積される場合等に、保留範囲切替機構を通じて保留スペースにおける紙葉類の保留範囲をサイズに応じて変更できるので、何れのサイズの紙葉類に対しても適切な保留状態を確保することができる。このため、紙葉類の特定の一部が不揃いになることに起因して生じる既投入紙葉類と次投入紙葉類との干渉、ジャムの発生等に有効に対処することが可能となる。
【0011】
紙葉類の異種混合投入に好適に対応するためには、搬送される紙葉類の種類を識別する紙葉類識別部を更に具備し、前記保留範囲切替機構が、前記紙葉類識別部による識別結果に連動して前記保留スペースにおける紙葉類の保留範囲を所定方向に変更するようにしておくことが望ましい。
【0012】
紙葉類の投入後端側においてジャム等が発生し易いことに鑑みれば、保留範囲切替機構が、紙葉類の投入先端側に投入方向に沿って規制位置が変更可能な可動規制部を備え、紙葉類の投入方向の寸法によらず紙葉類の後端位置がほぼ揃うように規制位置を切り替えるようにしておくことが好適である。
【0013】
このような構成は、紙葉類の入出部近傍に、保留された紙葉類の投入後端側を紙葉類積層方向に退避させておくためのスイーパを設けている構造において、スイーパの機能を担保するために有効となる。
【0014】
上記の構成を実効あらしめるためには、投入時に紙葉類を投入方向と直交する断面が非直線形状となるように変形させる形状変更部を併せて設けておくことが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、以上説明したように、投入される紙葉類の種類に応じて保留スペースの保留範囲が必要な方向に変更可能となるため、紙葉類の種類に応じた適切な保留状態を実現して、ジャム等を発生させずに適切に異種混合集積等に利用できる優れた紙葉類の保留集積装置を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本実施形態に係る紙葉類の保留集積装置たる紙幣保留集積装置を示している。
【0018】
このものは、一括挿入口11より挿入される紙葉類たる紙幣Aを挿入口部12を介して紙幣識別部13に通過させ、その紙幣Aを搬送路10を介して一時的な保留部2に搬送する機能を備える。保留部2へは紙幣Aがいわゆる投げ込み搬送パスとも称される入出部2xを介して逐次投入され、集積された紙幣束は図2に示すように所定のタイミングで保留部2から入出部2xを介して一括排出され、隣接する集積部3に移送される。前記入出部2x付近を始めとして図1に示す本装置内の搬送路10には、限られたスペースで紙幣Aの搬送を行うために、各所に図2に示す屈曲搬送路10xと同様の屈曲部位が存在する。
【0019】
図3及び図4に側面図で示す保留部2は、図6に示す下部ユニット4と図7に示す上部ユニット5とを図5に示すように上下に組み合わせたものである。説明上必要な要素部品の位置関係は各図より明らかであるため、図3及び図4においては適宜箇所に図面を見易くする斜線等を施して陰線処理に代えている。他の図においても同様である。
【0020】
下部ユニット4は、図3、図5及び図6等に示すように、対向片41aを具備するユニットフレーム41と、このユニットフレーム41の前記対向片41aに支軸42aを介して一端部を軸着し他端を自由端とした保留プレート42と、この保留プレート42の回動端側に配置した下部ローラユニット43及び下部排出ローラ46とを具備する。保留プレートは払い出しプレートとも通称され、排出ローラは払い出しローラとも通称される。下部ローラユニット43は、下部ローラ軸44aの軸方向に沿って複数(図では3つ)の下部投入ローラ44を有するとともに、下部投入ローラ44,44間に可撓性のある羽根を備えたスイーパ(たたき車)45を軸着した構成からなる。
【0021】
保留プレート42は、回動端近傍にローラ軸46aを介して前記下部排出ローラ46を軸着しているとともに、この保留プレート42の支軸42aの近傍には、下方隣接位置にある図2の集積部3内に存する図示しないフォークの矢印方向の上下動によって付勢される受圧部42bが設定されている。すなわち、この保留プレート42は、紙幣Aの投入時に図4→図3のように投入ローラ44から離れた退避位置に移動することによって図3に示す保留スペースSを拡開するとともに、紙幣Aの排出時に図3→図4に示すように下部排出ローラ46等による排出が可能な排出位置に移動することによって保留プレート42上の紙幣Aの排出動作を補助するように作動する。保留プレート42の作動源に集積部3内のフォークを兼用して、別途新たに駆動源を持ち込むことを不要にしている。
【0022】
一方、上部ユニット5は、図3、図5及び図7等に示すように、前記下部ユニット4の上方を覆う位置に配設されるもので、対向片51aを具備するユニットフレーム51と、前記対向片51aに上部ローラ軸52aを介し軸着されて前記下部投入ローラ44の対応位置に配置される上部投入ローラ52と、前記対向片51aにローラ軸53aを介し軸着されて前記下部排出ローラ46の対応位置に配置される上部排出ローラ53とから構成される。
【0023】
上部投入ローラ52は、下部投入ローラ44とともに紙幣Aに厚み方向両側から添設し、その状態で逆回りに同期回転することによって紙幣Aを保留スペースSに向けて移送する。上下投入ローラ44,52を通過した紙幣Aは保留スペースSに投げ込まれ、スイーパ45によって下方に落とし込まれて、次に投入される紙幣Aの妨げにならないように集積方向に向かってスイーパ45により断続的に叩かれて保留プレート42上に集積保持される。これにより、省スペースで高速の連続集積が行われる。
【0024】
また、上部排出ローラ53は、保留プレート42が図3→図4のように押し上げられた際に下部排出ローラ46と協働して紙幣束の後端側を挟持し得る位置にあり、排出時にこれらの排出ローラ53,46が紙幣Aの両面に添設した状態で逆回りに同期回転することによって、紙幣束を保留スペースSから外部に向けて排出する。このとき、前記上部投入ローラ52及び下部投入ローラ44は投入時と逆方向に回転し、排出ローラ53,46から送り出される紙幣Aを更に屈曲搬送路2xに向かって導出する。
【0025】
上部投入ローラ52、下部投入ローラ44、上部排出ローラ53、下部排出ローラ46は、保留スペースSの入出部2xにおいて紙幣Aに投入、排出動作を引き起こす入出部駆動機構6を構成している。これら各ローラ44,52、46、53は、タイミングベルト等の適宜の手段によって同期駆動可能に構成されている。
【0026】
以上において、紙幣を混合集積する場合、紙幣Aの種類によって長手寸法が異なるため、紙幣Aの投入先端側を保留プレート42の同じ位置に停止させると、紙幣の後端側の位置がまちまちとなる。例えば、千円紙幣と1万円紙幣では、長手寸法に10mm程度の寸法差が存する。このため、金種の大きい5千円紙幣や1万円紙幣を基準にしてその後端側がスイーパ45で適切に叩かれるように長手方向の保留範囲を定めると、千円紙幣や2千円紙幣などの金種の小さい紙幣Aが投入された場合に後端側にスイーパ45が届かなくなり、次に投入される紙幣Aと干渉してジャムの発生要因となる。
【0027】
そこで本実施形態は、4金種混合集積を可能にするために、前記保留スペースSにおける紙幣Aの保留範囲を紙幣Aのサイズに応じて可変とする保留範囲切替機構7(図5及び図8等参照)を設けている。
【0028】
この保留範囲切替機構7は、図6に示す下部ユニット4を構成する保留プレート42の投入先端側より立ち上がる舌片状の固定規制部71と、図7に示す上部ユニット5より垂下するアングル状の可動規制部72とを具備するもので、可動規制部72は支軸72a回りに枢着され、その垂下壁72bの一部に設けた窓72cに前記固定規制部71を通過させつつ、当該固定規制部71と干渉することなく回動可能とされている。この回動機能により、可動規制部72が固定規制部71による規制を妨げない図9の位置まで跳ね上がることによって当該固定規制部71が投入される長尺な紙幣Aの先端位置a1を規制するストッパーとして機能し、可動規制部72が固定規制部71よりも優先して規制し得る図8の位置まで回動降下することによってその垂下壁72bが固定規制部71よりもスイーパに近い側に移動して投入される短尺な紙幣Aの先端位置a2を規制するストッパーとして機能するようにしている。垂下壁72bの下端側は、外側に折れ曲がるL字形をなしており、その下端側が回動によって保留プレート42上に干渉することなく比較的密接な位置まで降下するよういなっている。
【0029】
そして、保留スペースSの先端に、紙幣Aの搬送間隔より十分高速で切替できる切替アクチュエータ73を実装し、図1の紙幣識別部13で金種判別された結果に基づいて、この切替アクチュエータ73が紙幣投入前に事前に前記支軸72aを駆動し、可動規制部72を金種に応じた位置に移動させるようにしている。本実施形態では、投入される紙幣Aが千円もしくは2千円のときに可動規制部72を下げて保留スペースSの保留範囲を短くし、紙幣Aが5千円もしくは1万円のときに可動規制部72を上げて保留スペースSを長くするように設定されている。
【0030】
なお、この実施形態では、前述した入出部駆動機構6に、投入時に前記紙幣Aを投入方向と直交する断面が非直線形状となるように変形させ、排出時にその変形を解除するための図3等に示す形状変更部61を設けている。この形状変形部61は、前記投入ローラ52,44を紙幣厚み方向にオーバーラップさせてニップローラとして用い、投入時に紙幣を断面波状などに変形させてコシを与えるものである。そのために、支軸47aを介して枢着された天秤部材47によって保留プレート42と下部ローラユニット43とが連動可能とされている。
【0031】
以上のように、本実施形態の紙幣保留集積装置は、紙幣Aを保留する保留スペースSに、外部から搬送される紙幣Aを投入するための構造を備えたものにおいて、保留スペースSに、紙幣Aの保留範囲を紙幣Aのサイズに応じて可変とする保留範囲切替機構7を設けたものである。
【0032】
このため、紙幣Aが1つの保留部2に混在して投入、集積される場合に、保留範囲切替機構7を通じて保留スペースSにおける紙幣Aの保留範囲を変更することで、何れのサイズの紙幣Aに対しても適切な保留状態を確保することができる。このため、既投入紙幣Aが次投入紙幣Aと干渉してジャムの発生要因となること等を有効に回避して、信頼性を有効に向上させることが可能になる。また、金種に応じて保留部2や集積部3を複数箇所に配置する場合にも、これらの構成の共通化が図れることとなる。
【0033】
特に、搬送される紙幣Aの金種を識別する紙幣識別部13を更に具備し、保留範囲切替機構7が、紙幣識別部13による識別結果に連動して保留スペースSにおける紙幣Aの保留範囲を変更し、紙幣Aの種類に応じて適切な状態に自動的に切り替えるようにしているので、混合紙幣の連続投入に好適に対応することができる。保留部2や集積部3を複数箇所に設け、金種ごとに振り分けて搬送される制御を行う場合でも、上記と同様に自動的な長さ振り分けが可能になり、保留部2や集積部3における金種変更をしても自動的にこれに対応することができる。
【0034】
また、保留範囲切替機構7が、紙幣Aの投入先端側に投入方向に沿って規制位置が変更可能な可動規制部72を備え、紙幣Aの投入方向の寸法によらずに紙幣Aの後端位置をほぼ揃えるべく、規制位置を固定規制部71との間で切り替えて紙幣Aを所定の停止位置に振り分けるようにしているので、既投入紙幣Aと次投入紙幣Aとの間でジャムが発生することを有効に回避でき、排出時にも後端が揃っているため紙幣束を排出ローラ53,46、投入ローラ52,44を経て適切な状態で送り出すことができる。
【0035】
特に本実施形態は、紙幣Aの入出部近傍に、保留された紙幣Aの投入後端側を紙幣積層方向に退避させておくためのスイーパ45を設けているので、金種によらず紙幣Aの後端にスイーパ45を確実に作用させて、適切な集積状態を維持することが可能となる。
【0036】
これらにおいて、折れ癖等で紙幣Aの実質的な長手寸法が短くなったのでは、上記の構造が実効を奏しないが、本実施形態では、投入時に紙幣Aを投入方向と直交する断面が非直線形状となるように変形させる形状変更部61を設けているので、紙幣Aにコシを与えて本来の長手寸法を維持することができ、本発明の効果を的確に奏させることができる。
【0037】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
【0038】
例えば、スイーパは、跳ね上げ方向に回転するように構成することもできる。
【0039】
また、上記実施形態では紙幣を2通りに長さ振り分けしているが、3通り以上に長さ振り分けをしても構わない。
【0040】
さらに、本発明の適用対象は、保留スペースに集積した紙幣を別の方向に排出する構造のものにも適用可能である。
【0041】
さらにまた、適用紙葉類は、国内紙幣ひいては紙幣に限らず、長手寸法が異なる紙葉類の混在集積全般に広く適用することができる。
【0042】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施形態を示す模式的な全体図。
【図2】同実施形態の保留部を集積部とともに示す模式的な図。
【図3】同実施形態の保留部の具体的構造を紙幣投入時の状態で示す側面図。
【図4】同実施形態の保留部の具体的構造を紙幣排出時の状態で示す側面図。
【図5】同実施形態の保留部の具体的構造を示す斜視図。
【図6】同保留部を構成する下部ユニットを示す斜視図。
【図7】同保留部を構成する上部ユニットを示す斜視図。
【図8】同実施形態の保留範囲切替機構を短い紙幣に対応させた状態で示す要部側面図。
【図9】同実施形態の保留範囲切替機構を長い紙幣に対応させた状態で示す要部側面図。
【図10】従来の不具合を説明するための図。
【符号の説明】
【0044】
2x…入出部
7…保護範囲切替機構
13…紙葉類識別部
45…スイーパ
61…形状変更部
71…可動規制部
A…紙葉類(紙幣)
S…保留スペース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙葉類を保留する保留スペースに外部から搬送される紙葉類を投入するための構造を備えたものにおいて、
前記保留スペースに、紙葉類の保留範囲を紙葉類のサイズに応じて所定方向に可変とする保留範囲切替機構を設けたことを特徴とする紙葉類の保留集積装置。
【請求項2】
搬送される紙葉類の種類を識別する紙葉類識別部を更に具備し、前記保留範囲切替機構が、前記紙葉類識別部による識別結果に連動して前記保留スペースにおける紙葉類の保留範囲を所定方向に変更するようにしている請求項1記載の紙葉類の保留集積装置。
【請求項3】
保留範囲切替機構が、紙葉類の投入先端側に投入方向に沿って規制位置が変更可能な可動規制部を備え、紙葉類の投入方向の寸法によらず紙葉類の後端位置がほぼ揃うように規制位置を切り替えるようにしている請求項1又は2何れかに記載の紙葉類の保留集積装置。
【請求項4】
紙葉類の入出部近傍に、保留された紙葉類の投入後端側を紙葉類積層方向に退避させておくためのスイーパを設けている請求項3記載の紙葉類の保留集積装置。
【請求項5】
投入時に紙葉類を投入方向と直交する断面が非直線形状となるように変形させる形状変更部を設けている請求項3又は4何れかに記載の紙葉類の保留集積装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−263106(P2009−263106A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−116376(P2008−116376)
【出願日】平成20年4月25日(2008.4.25)
【出願人】(000002059)シンフォニアテクノロジー株式会社 (1,111)
【Fターム(参考)】