説明

結合板

床のための化粧板は、少なくとも1つの縁(17)に沿って溝(12)を有しかつ他の縁(17)に沿って実(6)を有し、互いに結合する板(1,2)は前記溝(12)内へ前記実(6)を導入することによって結合可能である。この場合、少なくとも一方の実面(7)の上に接着剤及び/又はプラスチックから成るビード(8)が設けられているかもしくは結合されている。本発明によれば前記実面(7)に、前記ビード(8)を受容する切欠き(3)が構成されており、前記実面(7)に向き合った溝内壁面(15)に、係止面(4)により制限された係止凹部(5)が構成され、該係止凹部(5)に、前記実(6)が前記溝(12)に導入された状態で、前記ビード(8)が突入し、該ビード(8)と前記係止面(4)とが相互に係止されるように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は床、壁又は天井又は類似した使用目的のための化粧板であって、請求項1の上位概念に記載された形式のものに関する。
【0002】
このような板を結合して敷設するためには、該板は側面に溝と実とを有している。できるだけ安定した結合を達成するためには板を互いに接着することもできる。
【0003】
公知技術によれば互いに協働するかもしくは互いに適合させられた連結エレメントが知られている。この場合には連結領域をシールするためにシール材料が使用されているか又は連結エレメントを結合させるために接着剤が用いられている。しかし、このシール材料もしくはこの接着剤はそれ自体連結エレメントとして作用しないかもしくは互いに結合しようとする2つの板エレメントの機械的な伝力結合又は形状接続的な結合には寄与しない。
【0004】
本発明の優先的な目的は、冒頭で述べた形式の板をできるだけ簡単にかつ費用的に好適に製作すること、さらには当該板のストックを長い期間に亘って損傷なく、できるだけ場所を採らないで可能にし、さらには敷設と取外しとができるだけ板を損なうことなく、迅速にかつ簡単に行な得るようにすることである。更なる目的は、互いに結合された板で安定しかつ耐久性のある固定的な面を構成することである。もちろん敷設する場合には所定の期間に亘って板の調整が可能であるようにしたい。溝と実は安定的にかつ簡単に製作可能でかつ良好に係止可能にしたい。接着剤及び/又はプラスチックから成るビードもしくはウェブは簡単にかつ耐久性をもって形成したい。
【0005】
これらの目的は冒頭に述べた形式の化粧板において、請求項1に特徴として述べた構成によって達成された。
【0006】
本発明によれば、溝内にもしくは少なくとも溝の一方の脚部の内面に、特に特別に構成された、係止凹部が設けられかつ実の少なくとも一方の面にビードもしくはウェブが設けられ、係止凹部とビードもしくはウェブが互いに係止可能に構成されている。このような形式でビード及び係止凹部は化粧板を敷設する場合もしくは該化粧板を互いに接合する場合にロッキング装置として働く。すなわち、ビードと係止凹部は係止もしくは連結エレメントとして協働する。プラスチック及び/又は接着剤から成るビードは工場で簡単でかつ迅速な方法で、例えば吹付けで施される。
【0007】
化粧板の本発明による構成により、実が溝の内壁面に正確に接することが達成され、溝内壁面における係止凹部は正確に、実面の切欠き内に位置するビードと協働することができ、これによって互いに結合しようとする板の相対位置が正確に決定されることになる。ビードを適当に構成した場合には実と溝との間の接着も可能である。板を接合するときに接着が行なわれない限り、これらの板は再び互いに分離され、再び接合されることもできる。したがって与えられた係止結合では板を繰返し係止し、これに次いで分離することができる。
【0008】
この結合技術と場合による接着技術の形式は任意の材料、木、木材、特にMDF、HDF、チップ等からなる化粧板に用いることができる。
【0009】
適当なビードもしくはウェブとして使用するか施す材料としては一連のプラスチックが対象となる。このためには特にシリコン樹脂、ポリアルキルをベースとしたプラスチック、特にPVC、PE、PP並びにネオプレンをベースとした溶融接着剤が対象となる。このようなプラスチックは熱変形可能もしくは熱接着可能でかつビード形に押出し可能であるかもしくは成形可能であり、板のそのつどの材料に付着凝固させることのできるものでありたい。実地においては前記プラスチックは係止エレメントとして作用できるために適当な弾性と粘性を有するものでありたい。ビードは粘弾性もしくは強粘性であるかもしくは比較的に硬質である。
【0010】
熱変形可能なプラスチックは特に熱可塑性プラスチック、エラストマもしくは熱可塑性エラストマである。熱可塑性プラスチックとしてはポリオレフィン、ビニルポリマ、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン及びイオノマが使用される。エラストマとしては種々のゴムを使用することができる。熱可塑性のエラストマとしては特にTPE、TPR、TPO、SPS、TP−Q、TP−LIが対象となる。プラスチックとしてはエチレンビニルクロリドをベースとした溶融接着剤もしくはヒートシール接着剤、PA、PU、EVAも使用できる。又、他のプラスチックを使用することもできる。
【0011】
前記プラスチックは溝へ実を押込むときに材料が削り取られないため又はその表面形状が損なわれないために十分な強度を有し、敷設又は使用に際し侵入する湿気に基づきかつ/又は水を与えることによってその接着作用をフルに発揮するために十分に活性化されるものでなければならない。接着剤ビードの接着剤の凝固の後でこの接着剤ビードは一方ではその接着作用に基づきかつ他方では発揮するロッキング作用に基づき作用する。すなわち、ビードは実又は溝の材料と協働する。使用された接着剤とプラスチックは板のその都度の材料の上にノズルで施し可能でかつそこに良好に付着するものでありたい。
【0012】
有利な形式で水密であるかもしくは耐水性であるかもしく非水溶性に凝固する接着剤及び/又はプラスチックを使用することもできる。これによって板の材料、特にMDF又はHDFを湿気に対し保護することができる。散布された水はパネル板を貫通せず、上からビードまでしか達せず、構成されたビードに作用するか又はこれを損なうことはなくなる。床から上昇する湿気が外へ侵出することは阻止される。
【0013】
有利な形式で接着剤及び/又はプラスチックは粘弾性に構成されていることができる。板を接合する場合に接着剤及び/又はプラスチックは変形に弾性的に追従し、さもないと損傷を惹起す負荷を回避できるために十分な粘性を有している。粘弾性的な変形の可能性はシール作用を改善するかもしくは相応の弾性を可能にし、湿度及び/又は負荷及び/又は湿気の変化に起因する板の相対運動、特に結合された板の伸び又は収縮は弾性的に吸収されるかもしくは形成されたギャップは再形成されることができる。これにより、敷設もしくは結合された板の負荷と突合せ領域に歩行によって発生する摩耗は減じられる。弾性的に変形可能な接着剤又はプラスチックは各対応プロフィールに適合し、嵌合を改善する。最後に弾性的に変形可能な接着剤及び/又はプラスチックの場合には、導入に際して弾性的な接着剤及び/又はプラスチックが所定の戻り変形を行なうことができれば、溝の脚部はそれほど大きく拡開されはしない。さらに粘弾性のビードは板の形を損なうことなしに又は板の機能の損失なしで板の繰返される接合と分離とを可能にする。
【0014】
溝及び/又は実の面に付着する接着剤及び/又はプラスチックは支持面を保護もしくは強化する。したがって使用されるフライス工具にその精度に関して課される要求は低くなる。施されたビードもしくはウェブはフライス加工の弱化個所、例えば亀裂、羽毛等を覆うかもしくはこれを補償する。これにより使用された木工フライス工具の寿命を延長することができる。
【0015】
このような化粧板は、現場で板を敷設する場合の作業と取り扱いを著しく軽減するという長所を有している。この場合には所望されるときに単に適当な補助手段で水を溝内にもたらしかつ/又は実の上に供給して接着剤を活性化することしか必要でない。接着剤が空気に存在する湿気に基づき硬化する接着剤である限り、前記作業も不要である。
【0016】
特別な利点は、工場で接着剤ビードに対し決められた接着剤量によって正しく計量された接着剤量もしくは十分な接着剤量が存在し、接着剤の処理もしくは場合により過剰に与えられた接着剤の除去もしくは溝−実結合からの接着剤の侵出が回避されることである。
【0017】
係止及び/又は接着結合を達成するためには、比較的に少量の接着剤で足りる。ビードの作用は溝と実との間のできるだけ面積の広い接触によって助成される。
【0018】
ビードを備えた実を溝内に押込む場合には、ビードの過剰量もしくは過剰寸法に基づき溝の脚部が拡開することが避けられない。敷設過程又は使用過程では、侵入する湿気によって又は敷設に際して付与された水もしくは適当な溶剤によって、ビードが軟化しかつ変形されかつ溝内壁面に与えられた形に適合し、これにより、弾性的に拡開した溝脚が当初付与されていた形にもしくは位置に再び戻ることができる。このように変形したビードは溝と実との間に良好な接着結合をもたらす。
【0019】
接着剤としては水溶性又は動物性(ゼラチン、カゼイン)又は植物性(蛋白質、デキストリン、セルロースエーテル)、又は合成(例えばポリアクリル酸デリバート、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン)のポリマと溶剤としての水とから成るグルーが適している。これらは、溶剤(水)が接着プロセスの間に吸収されるかもしくは軟化する単コンポネントの、低温凝固する接着剤のクラスに属している。これらのグルーは冷える場合に、特にゼリー状に凝固しかつたいてい透明な材料に乾燥する。この透明な材料は水と接触した場合に接着力の高いゲルに溶解する。
【0020】
有利であることは、水で準備された接着剤もしくはグルーが接着剤ビードとして付与され、insituもしくは工場で乾燥されることである。使用者のもとで水を直接、乾燥させられた接着層に施すことによって又は接合しようとする板もしくはその溝又は実に施された水との間接的で強い接触によって又は侵入する湿気によって、板を接合したあとで、乾燥された接着剤は活性化され、有効な接着準備状態に戻される。水状の活性化剤の供給は散布するか又は海綿又はそれに類似したものを用いて施すことで行なうことができる。
【0021】
有利な方法ではまず接着剤ビードが水で湿らされるかもしくは板の実及び/又は溝に接着剤活性体としての水から成る、接着剤ビードを少なくとも濡らす膜が施されるか又は散布され、次いで板が互いに接合される。再活性化された接着剤の開放時間は板を互いに接合するために十分な時間が存在するように選択されている。
【0022】
ビードもしくはウェブがプラスチックから構成されていると、この実施態様は溝と実とが簡単に互いに接合可能であるという利点を有している。つまりビード又はウェブが接着剤から形成されていると接着によって助成された接合が行なわれる。
【0023】
さらに請求項4の特徴が実現されていると有利である。実と溝とがこのように構成されている場合には接合された2つの化粧板の結合は改善され、著しい強度を有する被覆体が達成される。この場合には接着剤ビードの接着剤は溝と実との間の特に緊密な結合を助ける。
【0024】
又、請求項6の特徴が充たされるように構成されていると有利である。このような形式で実を溝へ押込む場合に接着剤ビード又はプラスチックビードが損傷するかもしくは剥離する危険が減少するか又はビードが付着する面におけるビードの保持が強められる。この関係においては接着ビードがその切欠きにてかつ/又は溝の壁面及び/又は実面に不動に付着していると有利である。この不動な付着は水との接触で接着剤が活性化されたあとでも完全に失われてはならない。特に該付着はできるだけ強く構成しておきたい。
【0025】
有利な形式で、溝と実は板の1つの長手方向側面に沿ってもしくは1つの長手方向側面に構成されかつ/又は板の1つの横方向側面に沿ってもしくは1つの横方向側面に構成されていることができる。この場合には実及び/又は溝及び/又はビードもしくはウェブは各側面の全長に亘って延びていることができる。これにより結合しようとする化粧板を敷設する場合に化粧板の4辺にて好適な結合性と好適な相互保持性が達成される。
【0026】
壁もしくは上側面が平らな場合には平らな面の接合は弱い力で可能である。すなわち、ビードを切欠き内に押込むためにはビードによって形成された隆起を克服することしか必要ではない。溝の少なくとも一方の脚部、有利には下方の脚部が、実を導入する場合に弾性的に拡開するかもしくは弾性的に曲げ広がりかつ/又は使用されたプラスチック及び/又は接着剤が適当な弾性的な特性もしくは粘性を有していると有利である。これによって板を結合する場合にビードが保護される。
【0027】
所定の過剰寸法を有する接着剤ビードに基づき溝の脚が行なった弾性的な拡開は、硬化する接着剤が活性化する過程で、再び部分的に又はほぼ完全に又は完全に元へ戻される。この結果、接着剤ビードの横断面は所定の過剰寸法を有していることができる。これに関連しては請求項14の特徴が有利である。
【0028】
さらに本発明によれば、接着剤ビードもしくは接着剤ウェブの接着剤は水溶性であるか又は水及び/又は湿気との接触又は水及び/又は湿気の供給で溶融可能でかつ/又は活性化可能でありかつ/又は水溶性のグルー、例えばホワイトグルー及び/又は加圧接着剤もしくは圧力を加えた場合に付着作用を発揮するか加圧活性化可能な接着剤により形成されていることができる。
【0029】
さらに本発明によれば板は木材、MDF、HDF、プラスチック、リサイクルプラスチック、合成樹脂を有するかもしくは合成樹脂で結合されたチップ(チップボード)から形成され、場合によってはその前面又は使用面及び/又はその裏面にそれぞれ少なくとも1つの被覆体、例えば化粧被覆体、特にプラスチック、化粧紙、木又はそれに類似したものから成る化粧被覆体を備えていることができる。
【0030】
結合しようとする2つの板もしくは溝と実との良好な結合保持は、請求項13の特徴が実現されることで達成される。このような実施例では接着剤ビードと係止凹部との間には良好な接触が得られる。
【0031】
特に有利であることは、請求項8の特徴が実現されていることである。このような形式で耐変形性のビードは二重機能を有する。すなわち、ビードは結合エレメントとしても2つの板を結合するエレメントとしても作用する。
【0032】
請求項20から36に記載した特徴はビードもしくは係止凹部と切欠きの有利な形態に関し、これらのエレメントの良好な接触もしくは板を結合する場合と使用する場合の良好な保持性をもたらす。
【0033】
以下、本発明の実施形態例を概略的に示した図に基づき、本発明を詳細に説明する。
【0034】
図1は2つの化粧板相互の接合を概略的に示した図。
【0035】
図2は化粧板の概略的な断面図。
【0036】
図3は図2の詳細図。
【0037】
図1には矢印20の方向で互いに接近移動させかつ互いに結合しようとする2つの化粧板1,2が概略的に示されている。この移動によって行なわれる結合は、最後の結合ステップとして、両方の板1,2で形成された平面内だけで行なわれる。両方の板1,2はそれぞれその長手方向側面及び/又は狭幅側面に端面17から突出する実6と、対向した長手方向側面及び/又は狭幅側面にて端面17に構成された溝12とを有している。
【0038】
溝12と実6との形状は溝12と実6との間に良好な結合を保証するために相互に適合させられている。この形状は板1,2が板平面内に調整されていると溝12への実6の押込みを可能にする。板1,2は将棋盤状に結合するか又は互いにずらして結合することができる。長手方向側における結合も狭幅側の結合もほぼ板1,2が成す平面内での移動によって行なわれる。
【0039】
本発明による結合形式は他の形式で、例えば接合しようとする板の旋回によって長手方向側に結合される板の横方向側面もしくは狭幅側面だけに設けられていることもできる。
【0040】
図2には概略的に、互いに接合された2つの板1,2の概略的断面図が示されている。板1は実6を有し、この実6は板2の溝12内へ、端面17が互いに接触するか又は板1,2の上面18に近い領域に構成された突起又はストッパ23が互いに接触するまで導入される。溝12及び/又は実6の制限縁は丸味が付けられているかもしくはフライス加工されていることができる。
【0041】
少なくとも1つの実面、この場合には上面に遠い方の実面7においては、切欠き3にビード8が形成されているかもしくは切欠き3の壁に特に不動に付着されている。板が結合された状態で相当する個所かもしくは対応する個所にて、この場合には溝12の上面に遠い方の壁面15もしくは下方の脚部13の内面には、ビード8の状態に適合させられた係止凹部5が有利にはそれ以外は平らである壁面15に、特に係止面4の構成によって構成されている。両方の板1,2を結合する場合もしくは実6を溝12へ押込む場合にビード8は係止凹部5の係止面4の後ろの領域に位置するかもしくはこの係止面4に係止される。
【0042】
有利な形式で接着剤ビードもしくはウェブ8の接着剤は水溶性であるか又は水及び/又は湿気との接触又は供給で溶融可能でかつ/又は活性化可能でかつ/又は水溶性のグルー、例えばホワイトグルーからかつ/又は加圧接着剤もしくは圧力を加えた場合に付着作用を発揮するかもしくは加圧活性化可能な接着剤から形成されていることができる。接着剤ビード8の接着剤の活性化は、板1,2を接合する前に接着剤ビード8を水で濡らすか又は溝12内にかつ/又は実6の上に水を供給することで行なうことができる。接着剤の選択に応じて、接着剤ビード8が係止面4で係止されたあとで、板1,2の使用に際して侵入する湿気によって接着剤ビード8の接着性を活性化し、ひいては実6と溝12の脚部13との間の接着結合を形成することもできる。
【0043】
板1,2の接合のため、この場合にはビード8を備えた実6を溝12内へ導入するためには、実6を導入する場合に溝12の少なくとも一方の脚部13又は14が弾性的に拡開可能であるかもしくは弾性的に上方へ曲げられることが見込まれている。
【0044】
原理的には一方又は両方の実面7の上もしくは溝12の一方又は両方の壁面15の上にビード8もしくは係止凹部5を構成することができる。
【0045】
両方の実面7は実6の自由端部に向かって収斂しかつ溝12の壁面15が実面7と同じ角度で傾けられかつ内部へ収斂させられていると有利である。
【0046】
この実施例だけではなく、他のすべての実施例においても、有利な形式で実6と溝12とを実6の押し込み領域の少なくとも一部に亘って形状接続でもしくは嵌合座で結合することができる。この場合、実6はビードもしくはウェブ8から実6の自由端部まで延在する領域で溝12内へ形状接続でもしくは嵌合座で挿入可能である。この場合には、実6及び/又は溝12及び/又はビード8と係止凹部5とが各側面17の全長に亘って延びるかもしくはビード8と係止凹部5と切欠き3とが溝12及び/又は実6の長さに亘って一貫して延びるか又は相前後する区分の形に構成されているかもしくは取り付けられていることができる。
【0047】
本発明による板のための材料としては、有利な形式で、板1,2は木、木材、MDF、HDF、プラスチック、リサイクルプラスチック、合成樹脂を有するかもしくは結合されたチップ(チップボード)から形成され、場合によってはその前面もしくは使用面18及び/又はその裏面24にそれぞれ少なくとも1つの被覆体、例えば化粧被覆体、特にプラスチック又は化粧紙からなる化粧被覆体を備えていることができる。さらに有利な形式で、溝12と実6とを板1,2の材料から構成するか又はこの材料からフライス加工するかもしくは実6を板1,2の材料から一体に形成することもできる。
【0048】
さらに、ビードもしくはウェブ8の一部を実面7に構成された切欠き3内に沈めて構成することもできる。切欠きの形は、取付けられたビード8を実面7と不動に結合し、実6を溝12内へ導入した場合にこれが剥離もしくは遊離しないことを助けるために役立つ。図3に示されているように切欠き3はビード材料が存在しない領域30を有していることもできる。この領域30は場合によっては、ビード材料が過剰であることに基づきもしくはビードの厚さに基づき、溝12の脚部13,14を拡開させるビード8が接着過程で軟化しかつビード材料がこの領域30に押込まれると該ビード材料で充たされる。
【0049】
溝12に実6が導入される場合に弾性的に拡開された溝12の脚部13,14が拡開された位置に留まることは回避したい。拡開した状態で両方の板1,2の上面18の間には段が形成されていることがある。この段は下方の脚部だけではなく上方の脚部が弾性的に拡開されたままに留まると高められた摩耗に晒される。本発明の特に有利な実施例では、溝12の上面に近い脚部14はより厚くもしくはより低弾性に、特に非弾性的に構成されかつ底に近い脚部13もしくは下側の脚部13だけが弾性的に変形可能に構成されている。これによって大きなビード8もしくは変形しにくいビード8によって溝12の上面に近い上方の脚部14が上方へ曲がることが回避され、単に下方の薄い脚部13だけが下方へ曲げられる。有利な形式で上方の脚部14が上方へ曲がることを回避するためには、ビード8を下へ向けられた実面7だけに構成するかもしくは係止凹部5を溝12の下方の脚部13の壁面15に構成することもできる。このように構成することで実6も溝12の上方の脚部14も、ビードの寸法もしくは体積が大きすぎる場合もしくは接着剤を使用した場合に接着剤が十分にやわらかくされておらずかつ/又は接着剤のために与えられている空容積30及び/又は溝と実との間の領域21が十分に大きく設定されていないと結合個所の上方への湾曲に抗して作用する。
【0050】
有利であることは、溝12の前方の縁領域が丸味もしくは傾斜部29を図2に示したように有していることである。これにより溝12内へ実6を導入する場合にビード8は保護されて導入されることができる。
【0051】
板1,2の上面に遠いかもしくは底に近い領域においては、端面17が互いに接触しないかもしくは端面17の間にギャップ25が与えられるように構成されている。これは特に溝12の底に近い脚部13が上面に近い脚部14よりもわずかに短く構成されていることによって達成される。
【0052】
さらに接着剤ビードもしくはウェブ8は潜在的接着性の接着材料、有利には水で乳化可能なポリマ接着剤を有していることがきできる。この場合、接着材料は水で湿らすことで接着準備された状態もしくは接着可能な状態に変化させることができる。接着剤ビードもしくはウェブ8のプラスチック又は水もしくは水気で(再)活性化可能な接着材料は0.5から0.9mm、特に0.6から0.8mmのほぼ均等な総層厚さSで±0.05から0.1mmの領域の厚さ許容誤差で施されることができる。接着剤ビードもしくはウェブの接着剤はポリビニルアセタートをベースとしたクイックセッティンググルーもしくはマウンティンググルー、例えばヘンケル社のデュロMDO55は市販のウッドグルー、例えば蛋白質及び/又はプロテインをベースとしたウッドグルーから形成されていることができる。
【0053】
実6の自由端部の縁に及び/又は、溝12の脚部13,14の壁面5の内縁に適当な丸味を与えた場合には、敷設に際して、接合しようとする板1,2を差当り所定の角度を成して互いに当接させて実6が所定量でしか溝内に侵入しないようにすることが達成される。実6と溝12との最終的な接合もしくは端面17が上面に近い領域で接触することで終了する最後の接合ステップはもちろん、板1,2が板平面内で互いに接近移動させられた場合にしか可能ではない。
【0054】
接着剤は適当に軟化されるかもしくはやわらかくなるので、互いに結合しようとする板1,2の突合せ領域において非平坦性が構成されないように注意を払う必要がある。接着剤ビード8に付与する必要のある接着剤の量はとりわけ、実6と溝12との間の幾何学的な形状もしくは切欠き3もしくは係止凹部5の空領域30の大きさ及び/又は領域21の大きさに関連し、特に再活性化接着剤の粘性にも関連する。
【0055】
図3からは有利な切欠き3の特別な形が示されている。切欠き3は三角形の横断面を有し、実面7内を延び、実面7から実6の内部へ、この実施例の場合には端縁から形成されたベース9へかつこのベース9から、実6から遠ざかる方向へ、同様に三角形の横断面を有しかつ実6の、溝面に近い面領域11に移行する制限壁22に向かって延びている。
【0056】
制限壁22の尖端もしくは縁はほぼ、係止面4の端部を成す端縁もしくは角縁の上側に位置している。ほぼ三角形の横断面を有する凹部3はビード8の部分領域もしくはベース32を受容している。ビード8は領域10で凹部3から突出し、係止面4と場合によっては溝内壁面15とに接触している。ビード8と、係止面4と溝12の下側の脚部13の内壁面15との間の丸味の付けられた移行部との間には三日月形の空領域21がある。
【0057】
係止面4はビード8の、切欠きから突出する部分10に接触し、これによって実6を溝12内に係止する。
【0058】
ビード8の突出する部分10の両側にはそれぞれ1つの空間、すなわち三日月形の空間21と空領域30とがある。これらの空間は、溝内に実が導入される際に脚部13,14の拡開を惹起する高さSをビードが有している場合に、埃及び/又はビード材料を受容するために設けられている。この空間には、ビード8の材料が溶融した場合もしくは軟化した場合に、ビード8の材料が係止面4及び/又は領域21の面及び/又は溝の面15に接着されると同時に余分な材料が受容される。
【0059】
ストッパ23は両方の端面17の少なくとも一方に構成され、溝12への実6の侵入をほぼ確定するので、実6は溝12内へ深く侵入しすぎないかもしくは脚部13,14は拡開しないが実6は溝12によって遊びなく受容されるようになる。
【0060】
溝12と実6とは切欠き3と係止凹部5とを含めてフライス加工によって製作される。
【0061】
溝12と実6との形状は有利には互いに適合させられているが、これは必ずしも必要ではない。形状的に互いに適合させられていない溝及び実も、本発明によって構成されたかもしくは設けられたビード8で結合されることもできる。
【0062】
ビード8は相前後するビード部分の形で設けられることもできる。つまり、ビード8は中断部を備えていることができる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】2つの化粧板相互の接合を概略的に示した図。
【図2】化粧板の概略的な断面図。
【図3】図2の一部分の拡大詳細図。
【符号の説明】
【0064】
1,2 化粧板、板、 3 切欠き、 4 係止面、 5 係止凹部、 6 実、 9 ベース、 10 領域、 11 面領域、 12 溝、 13 脚部、 14 脚部、 15 壁面、 17 端面、 18 上面、 21 領域、 22 制限壁、 23 ストッパ、 24 裏面、 25 ギャップ、 29 傾斜部、 30 領域、 32 ベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床、壁又は天井のための化粧板であって、有利には木、木材、MDF、HDF、プラスチック、リサイクルプラスチック、合成樹脂を有するチップ又は、結合されたチップ(パーティクルボード)から成り、該化粧板が少なくとも1つの縁又は端面(17)に沿って溝(12)を有しかつ/又は少なくとも他の縁又は端面(17)に沿って実(6)を有しており、
−互いに結合しようとする板(1,2)がほぼ板平面内で行われる移動で前記実(6)を前記溝(12)へ導入することによって互いに結合可能であり、
−この場合、少なくとも一方の実面(7)に特に工場にて設けられた接着剤及び/又はプラスチックから成るビードもしくはウェブ(8)が取り付けられているか結合されている形式のものにおいて、
−前記実面(7)に切欠き(3)が構成され、該切欠き(3)によって接着剤及び/又はプラスチックから成る前記ビードもしくはウェブ(8)が部分的に受容されており、
−前記実面(7)に向いた溝内壁面(15)に係止面(4)によって制限された係止凹部(5)が構成されており、該係止凹部(5)内に、前記実(6)が前記溝(12)に導入された状態で、前記ビードもしくはウェブ(8)が突入するかもしくは該係止凹部(5)により前記切欠き(3)から突出する前記ビード(8)の部分(10)が掴まれているかもしくは受容されており、
−その結果、前記実(6)を前記溝(12)へ導入した後で、前記ビード(8)と前記係止面(4)とが係止可能でかつ/又は互いに結合可能であるかもしくは2つの隣接した板(1,2)が接合された状態で互いに係止されかつ/又は結合される
ことを特徴とする、結合板。
【請求項2】
前記溝(12)及び前記実(6)が1つの板(1,2)のそれぞれ一方の長手方向側と一方の横方向側とにおいてその端面(17)内に又はその端面(17)に沿って構成されている、請求項1記載の結合板。
【請求項3】
−前記実(6)の厚さがその自由端部に向かって減少し、少なくとも一方の実面(7)が該板(1,2)の表面に対して傾いて延びており、
−前記溝(12)の壁面(15)が対応するかもしくは接触する実面(7)と同じ角度で延びている、
請求項1又は2記載の結合板。
【請求項4】
−前記実(6)と前記溝(12)とが互いに向き合った面(7,15)の一部を介して形状接続でもしくは嵌合座で結合可能であり、
かつ/又は
−少なくとも前記ビードもしくはウェブ(8)の前から前記実(6)の自由端部へ位置する領域で前記実(6)が形状接続でもしくは嵌合座で前記溝(12)内に挿入可能である、
請求項1から3までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項5】
実(6)及び/又は溝(12)及び/又はビードもしくはウェブ及び/又は係止凹部(5)が各側面(17)の全長に亘って延びているか、又は溝(12)及び/又は実(6)及び/又はビード(8)及び/又は係止凹部(5)が相前後して間隔をおいて配置された区分もしくはビード区分もしくは凹部として側面(17)に沿って延びている、請求項1から4までいずれか1項記載の結合板。
【請求項6】
ビードもしくはウェブ(8)が切欠き(3)内に沈められて配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項7】
ビードもしくはウェブ(8)の接着剤が水溶性であるか又は水又は湿気と接触した場合又は水又は湿気が供給された場合に溶解し始めかつ/又は活性化可能であるか又は水溶性のグルー、例えばホワイトグルー及び/又は感圧接着剤もしくは圧力を加えた場合に付着作用を発揮するかもしくは加圧活性化可能な接着剤で形成されかつ/又はボリビニルアセタートをベースとしたクイックセッティングもしくはマウンティンググルー及び/又は市販のウッドグルー、例えば澱粉及び/又は蛋白質をベースとしたウッドグルーから形成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項8】
ビードもしくはウェブ(8)が溝(12)内への実(6)の押込みもしくは実(6)を押し込んだ場合の溝(12)の拡開もしくは著しい恒久的な変形を伴わない溝脚の滑動に持ち堪えかつ実(6)の押込み後に実(6)が溝(12)から外れることを阻止するロッキング部材として、場合によっては接着作用が発生するまで作用する、請求項1から7までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項9】
−溝(12)の脚部(13,14)が等しい長さを有し、
かつ/又は
−板(1,2)の背面側に構成された溝(12)の脚部(14)が、板(1,2)の前面側に位置する溝(12)の脚部(13)よりも短く、
かつ/又は
−溝(12)の少なくとも一方の脚部(13,14)、有利には下側の脚部(14)が、実(6)を導入する場合に弾性的に押し広げ可能であるかもしくは弾性的に上方へ曲げられ得る、
請求項1から8までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項10】
−溝(12)と実(6)が板(1,2)の材料から構成されているか又は板(1,2)の材料からスライス加工されているか
又は
−実(6)が板(1,2)の材料と一体に形成されている、
請求項1から9までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項11】
互いに結合された2つの板(1,2)の上側面もしくは使用面(18)の領域にて端面領域が互いに接触しかつ場合によっては互いに結合された板(1,2)の背面側(24)の領域にて端面(17)の間にギャップ(25)が構成されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項12】
ビードもしくはウェブ(8)の、切欠き(3)から突出する区分(10)及び/又は係止凹部(5)が、横断面で見て丸味の付けられた輪郭、特にレンズ形又は半楕円形又は円形の輪郭を有している、請求項1から11までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項13】
ビードもしくはウェブ(8)の突出する区分(10)が係止もしくはロッキング部材としてかつ/又は接着作用を発揮する部材として作用する、請求項1から12までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項14】
付与されたビードもしくはウェブ(8)の接着剤が変形可能、特に水及び/又は湿気が作用した場合及び/又は持続的に圧力が作用した場合に変形可能で、場合によっては係止凹部の横断面形状に、特に同時に接着作用を発揮して、適合させられるかもしくは接着剤が過剰に存在している限り、係止凹部の空間を充たす、請求項1から13までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項15】
ビードもしくはウェブが切欠き(3)に不動に付着する、請求項1から14までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項16】
溝(12)と実(6)とがロックもしくは係止された位置で、ビード(8)が係止面(4)と場合によっては溝面とに、特にこれらの面(4,15)の一方を押圧負荷する位置で接触している、請求項1から15までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項17】
接着剤ビードもしくウェブ(8)が潜在的な接着剤、有利には水で乳化可能なポリマ接着剤を有し、接着剤が水で湿らされることで接着準備完了状態もしくは接着可能な状態に変えられることのできる、請求項1から16までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項18】
接着剤ビードもしくはウェブ(8)のプラスチックもしくは水もしくは水気で(再)活性化可能な接着剤が0.5から0.9mmまで、特に0.6から0.8mまでのほぼ均等な層厚さで、±0.05から0.1mmの範囲の厚さ許容誤差で設けられている、請求項1から25までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項19】
溝(12)の上面に近い脚部(13)が下側の脚部(14)よりも厚くもしくは肉厚にかつ/又は弾性的な曲げ変形性が低く構成されかつ/又はビード(8)が下に向けられた実面(7)だけに構成されかつ係止凹部(5)が溝(12)の下側の脚部(14)の壁だけに形成されている、請求項1から18までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項20】
ビード(8)と係止凹部(5)の係止面(4)とが互いに背後から係合し合っている、請求項1から19までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項21】
ビード(8)が溝(12)と実(6)とがロックされた位置で、実(6)を溝(12)へ導入した場合に拡開された少なくとも一方の溝脚(13,14)による押圧負荷もしくは力負荷のもとにある、請求項1から20までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項22】
ビード(8)が少なくとも区分的に端面(17)の縁に平行に、もしくはこれらに沿ってもしくは板(1,2)の長手方向に延びている、請求項1から21までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項23】
実(6)における切欠き(3)が三角形の横断面を有し、場合によっては内部に位置する三角形縁部に丸味が付けられている、請求項1から22までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項24】
切欠き(3)の深さがビード(8)の総厚さもしくは総高さの30から55%、有利36から48%である、請求項1から23までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項25】
ビード(8)の横断面に、切欠き(3)から突出する領域にて円形又は楕円形もしくはレンズ形の丸味がつけられている、請求項1から24までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項26】
切欠き(3)が、実面(7)から板(1,2)の端面に向かって後退する領域に構成されているかもしくは実面(7)の後退する領域を構成している、請求項1から25までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項27】
係止面(4)が溝内壁面の延長によって構成されるかもしくは延長を成しているかもしくはこれに続いておりかつ結合板(1,2)の上面に対して95から105°、有利には97から103°までの角度で傾けられ、特に上面に対し垂直に位置している請求項1から26までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項28】
係止凹部分(5)を制限するかもしくは構成する溝内壁面(15)から係止面(4)への移行部に丸みが付けられている、請求項1から27までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項29】
溝(12)と実(6)とが係止された位置で、ビード(8)と丸味の付けられた移行部(11)との間にギャップ(21)、特に三日月形のギャップ(21)が構成されている、請求項1から28までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項30】
ビード(8)が、実(6)を保持する板(1,2)の端面(17)に近い領域(32)で係止面(4)に接触している、請求項1から29までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項31】
係止面(4)に向き合って切欠き(3)の端部領域(22)が配置されており、この端部領域(22)が有利には三角形の横断面を有する制限壁で形成されている、請求項1から30までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項32】
端面(17)の上面に近い領域に、溝(12)及び/又は実(6)の上側にて、溝(12)への実(6)の押込みを制限するためのストッパとしてのスペーサ(23)が配置されており、該スペーサ(23)が互いに結合しようとする板(1,2)の互いに向き合った端面(17)の間の間隔を決定している、請求項1から31までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項33】
溝面(15)が、溝(12)と実(6)とが係止されている状態で、切欠き(3)を越えて延びる区分でビード(8)に接触する、請求項1から32までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項34】
係止凹部(5)が形成されている溝内壁面(15)から当該溝脚(13)の端面への移行領域に丸味が付けられている、請求項1から33までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項35】
係止凹部(5)と切欠き(3)とビード(8)とが少なくとも区分的に、各端面もしくは側縁に対し平行にもしくは板(1,2)の長手方向に対し平行に延びている、請求項1から34までのいずれか1項記載の結合板。
【請求項36】
ビード(8)と、実面(7)に続いて実(6)の内部へ延びる切欠き(3)の面(31)との間に、切欠き(3)により空間(30)が形成されている、請求項1から35までのいずれか1項記載の結合板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2007−530823(P2007−530823A)
【公表日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−504204(P2007−504204)
【出願日】平成17年2月21日(2005.2.21)
【国際出願番号】PCT/AT2005/000054
【国際公開番号】WO2005/090707
【国際公開日】平成17年9月29日(2005.9.29)
【出願人】(505425513)カインドル フローリング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (1)
【Fターム(参考)】