説明

置換アゾアントラセン誘導体、その医薬組成物とその使用の方法

本発明は、ヒトGLP−1受容体を調節して、ヒトGLP−1受容体の調節が有益である、2型糖尿病のような疾患、障害、及び状態の治療に有用であり得る、置換アゾアントラセン誘導体又はその医薬的に許容される塩へ向けられる。本発明はまた、上記化合物を含んでなる医薬組成物へ、そしてヒトGLP−1受容体の調節が有益であるような疾患、障害、及び状態の治療における、上記化合物及び組成物の使用へ向けられる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中:
−−−−−は、結合の存在又は非存在を表し;
W、X、Y及びZは:
a) 直結合、
b) 窒素原子、
c) −N(R)−、
d) −N(H)−、
e) =C(R)−、
f) −C(R)(R)−、
g) =C(R)−、
h) −C(R)(R)−、
i) =C(H)−、
j) −CH−、
k) −C(=O)−、
l) イオウ原子、
m) −SO−、
n) =S(O)−、及び
o) 酸素原子からなる群より独立して選択され;
ここで
は、H又はRであり;
は、−G−L−Q−L−Gであり、ここで
とLは、直結合、−CH−、−O−、−N(R26)−、−C(O)−、−CON(R26)−、−N(R26)C(O)−、−N(R26)CON(R27)−、−N(R26)C(O)O−、−OC(O)N(R26)−、−N(R26)SO−、−SON(R26)−、−C(O)−O−、−O−C(O)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、及び−N(R26)SON(R27)−からなる群より独立して選択され、ここで
26とR27は、水素、−アルキル、−アリール、及び−アルキレン−アリールからなる群より独立して選択され、ここでR26とR27は、Rで1〜4回置換されていてもよい;又は、R26とR27は、それらが付く原子と一緒になって、酸素、窒素、及びイオウより独立して選択される0〜2の追加のヘテロ原子を含有する、5〜7員の複素環式環を形成する;
は、直結合、C1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、及びC2−10アルキニレンからなる群より選択され、
は、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、縮合アリールシクロアルキレン、縮合シクロアルキルアリーレン、縮合シクロアルキルヘテロアリーレン、縮合ヘテロシクリルアリーレン、及び縮合ヘテロシクリルヘテロアリーレンからなる群より選択され、ここで
は、Rより独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよく、ここでRは、Rより選択される;
は、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、縮合アリールシクロアルキル、縮合シクロアルキルアリール、縮合シクロアルキルヘテロアリール、縮合ヘテロシクリルアリール、及び縮合ヘテロシクリルヘテロアリールからなる群より選択され、ここで
は、Rより独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよく、ここでRは、Rより選択される;又は
は、−C1−8アルキル、−C2−8アルケニル、−C2−8アルキニル、−C1−6アルキレン−G、−C2−6アルケニレン−G、−C2−6アルキニレン−G、又は−C3−10シクロアルキレン−Gであり、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン及びシクロアルキレン基は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;
は、−フェニル、−C3−10シクロアルキル、−ヘテロシクリル、−ヘテロアリール、−縮合アリールシクロアルキル、−縮合シクロアルキルアリール、−縮合シクロアルキル−ヘテロアリール、−縮合ヘテロシクリルアリール、及び−縮合ヘテロシクリル−ヘテロアリールであり、ここでGの各員は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;
Rは、−(CH−G−L−Gであり、ここで
は、直結合、−CH−、−O−、−N(R16)−、−C(O)−、−CON(R16)−、−N(R16)C(O)−、−N(R16)SO−、−SON(R16)−、−C(O)−O−、−O−C(O)−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、及び−C≡C−からなる群より選択され、ここでR16は、−水素、−アルキル、−アリール、及び−アルキレン−アリールからなる群より選択される;
は、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、縮合アリールシクロアルキレン、縮合シクロアルキルアリーレン、縮合シクロアルキルヘテロアリーレン、縮合ヘテロシクリルアリーレン、及び縮合ヘテロシクリルヘテロアリーレンからなる群より選択され、ここでGは、R10より独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよく、ここでR10は、Rである;
は、−アリール、−ヘテロアリール、−縮合アリールシクロアルキル、−縮合シクロアルキルアリール、−縮合シクロアルキルヘテロアリール、−縮合ヘテロシクリルアリール、及び−縮合ヘテロシクリルヘテロアリールからなる群より選択され、ここでGは、R11より独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよく、ここでR11は、Rである;
は、−COH、−CO12、−C(O)NH、−C(O)NHR12、−テトラゾール、及び酸同配体からなる群より選択され、ここで
12は、−C1−10アルキル、−シクロアルキル、及び−アリールからなる群より選択され、ここでR12は、Rより独立して選択される基で1〜4回置換されていてもよい; Rは、−水素、−アルキル、−フェニル、−シクロアルキル、−アルキレン−シクロアルキル、及び−アルキレン−フェニルからなる群より選択され、ここで該アルキル、フェニル、及びシクロアルキル基は、Rより独立して選択される基で1〜4回置換されていてもよい;
は、−H、R、又はRであり;
は、水素又はメチルであり;
環B及びCは、Rからなる群より独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよく;
は、
a) −S(O)
b) −S(O)OR
c) −S(O)NR
d) −C(O)R
e) −CO
f) −C(O)NR
g) −ハロアルキル、
h) −シクロアルキル、
i) −ヘテロシクリル、
j) −C1−10アルキル、
k) −C2−10アルケニル、
l) −C2−10アルキニル、
m) −アリール、
n) −ヘテロアリール、
o) −C1−10アルキレン−アリール、
p) −C2−10アルキニレン−アリール、
q) −C1−10アルキレン−ヘテロアリール、及び
r) −C2−10アルキニレン−ヘテロアリールからなる群より選択され、
ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、及びシクロアルキル基は、Rより独立して選択される基で1〜4回置換されていてもよい;
は、
a) −シクロアルキル、
b) −シアノ、
c) −OR
d) −NO
e) −ハロゲン、
f) −S(O)
g) −SR
h) −S(O)OR
i) −S(O)NR
j) −NR
k) −O(CRNR
l) −C(O)R
m) −CO
n) −CO(CRCONR
o) −OC(O)R
p) −C(O)NR
q) −NRC(O)R
r) −OC(O)NR
s) −NRC(O)OR
t) −NRC(O)NR
u) −CF
v) −OCF
w) −ハロアルキル、
x) −ハロアルコキシ、
y) −C1−10アルキル、
z) −C2−10アルケニル、
aa) −C2−10アルキニル、
bb) −C1−10アルキレン−アリール、
cc) −C1−10アルキレン−ヘテロアリール、及び
dd) −ヘテロアリールからなる群より選択され、
ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、及びシクロアルキル基は、Rより独立して選択される基で1〜4回置換されていてもよい;
は、
a) −ハロゲン、
b) −アミノ、
c) −カルボキシ、
d) −シアノ、
e) −C1−4アルキル、
f) −O−C1−4アルキル、
g) −O−CF
h) −シクロアルキル、
i) −O−シクロアルキル、
j) −アリール、
k) −C1−4アルキレン−アリール、
l) −ヒドロキシ、
m) −CF
n) −ハロアルキル、
o) −ハロアルコキシ、
p) −O−アリール、
q) −ヘテロアリール、
r) −ヘテロアリーレン−C1−10アルキル、
s) −ヘテロシクリル、
t) −CO−C1−10アルキル、
u) −CO−C1−10アルキル−アリール、
v) 縮合アリールシクロアルキル、
w) −アルキニレン−ヘテロアリール、
x) −アルキレン−アリール、及び
y) −アルキニレン−アリールからなる群より選択され、
とRは、水素、C1−10アルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、シクロアルキル、−C1−10アルキレン−シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、及びヘテロシクリルからなる群より独立して選択され、ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル基は、Rより独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい;又はRとRは、それらが付く原子と一緒になって、酸素、イオウ、及び窒素より独立して選択される0〜2の追加のヘテロ原子を含有して、Rで1〜3回置換されていてもよい、5〜7員の複素環式環を形成する;
とRは、水素、C1−10アルキル、シクロアルキル、−C1−10アルキレン−シクロアルキル、及びアリールからなる群より独立して選択され、ここで該アルキル、シクロアルキル、及びアリール基は、Rより独立して選択される1〜4の置換基で置換されていてもよい;又はRとRは、それらが付く炭素と一緒になって、酸素、イオウ、及び窒素より独立して選択される0〜2のヘテロ原子を含有して、Rで1〜3回置換されていてもよい、5〜7員の環を形成する;
は、
a) −S(O)
b) −S(O)OR
c) −S(O)NR
d) −C(O)R
e) −CO
f) −C(O)NR
g) −C3−10シクロアルキル、
h) −ヘテロシクリル、
i) −C1−10アルキル、
j) −C2−10アルケニル、
k) −C2−10アルキニル、
l) −アリール、
m) −ヘテロアリール、
n) −C1−10アルキレン−C3−10シクロアルキル、
o) −C2−10アルキニレン−C3−10シクロアルキル、
p) −C1−10アルキレン−ヘテロシクリル、
q) −C2−10アルキニレン−ヘテロシクリル、
r) −C1−10アルキレン−アリール、
s) −C2−10アルキニレン−アリール、
t) −C1−10アルキレン−ヘテロアリール、
u) −C2−10アルキニレン−ヘテロアリール、
v) −1,4−フェニレン−フェニル、
w) −1,3−フェニレン−フェニル、
x) −1,4−フェニレン−ヘテロアリール、及び
y) −1,3−フェニレン−ヘテロアリールからなる群より選択され、
ここで該アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、フェニル、ヘテロアリール、アルキレン、アルキニレン、及びフェニレン基は、Rより独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよい;
とRは、水素、−C1−6アルキル、−C3−10シクロアルキル、ヘテロシクリル、フェニル、ヘテロアリール、−C1−6アルキレン−C3−10シクロアルキル、−C1−6アルキレン−ヘテロシクリル、−C1−6アルキレン−フェニル、及び−C1−6アルキレン−ヘテロアリールより独立して選択され、ここで該アルキル、アルキレン、シクロアルキル、ヘテロシクリル、フェニル、及びヘテロアリール基は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;又はRとRがともに同じ窒素原子へ付くならば、その窒素原子と一緒に、アゼチジノ、ピロリジノ、ピラゾリジノ、イミダゾリジノ、オキサゾリジノ、イソオキサゾリジノ、チアゾリジノ、イソチアゾリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、アゼパノ、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、2−オキソ−イミダゾリジン−1−イル、2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル、2−オキソ−チアゾリジン−3−イル、3−オキソ−イソオキサゾリジン−2−イル、3−オキソ−イソチアゾリジン−3−イル、2−オキソ−ピペリジン−1−イル、2−オキソ−ピペラジン−1−イル、3−オキソ−モルホリン−4−イル、3−オキソ−チオモルホリン−4−イル、2−オキソ−アゼパン−1−イル、1H−ピロール−1−イル、3−ピロリン−1−イル、イミダゾール−1−イル、2−イミダゾリン−1−イル、1H−ピラゾール−1−イル、2−ピラゾリン−1−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、及びテトラゾール−1−イルより選択される複素環式環を形成してもよく、ここで各環は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;
とRは、水素、−C1−6アルキル、−C3−10シクロアルキル、ヘテロシクリル、フェニル、ヘテロアリール、−C1−4アルキレン−C3−10シクロアルキル、−C1−4アルキレン−ヘテロシクリル、−C1−4アルキレン−フェニル、及び−C1−4アルキレン−ヘテロアリールより独立して選択され、ここで該アルキル、アルキレン、シクロアルキル、ヘテロシクリル、フェニル、及びヘテロアリール基は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;又はRとRがともに同じ窒素原子へ付くならば、その窒素原子と一緒に、アゼチジノ、ピロリジノ、ピラゾリジノ、イミダゾリジノ、オキサゾリジノ、イソオキサゾリジノ、チアゾリジノ、イソチアゾリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、アゼパノ、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、2−オキソ−イミダゾリジン−1−イル、2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル、2−オキソ−チアゾリジン−3−イル、3−オキソ−イソオキサゾリジン−2−イル、3−オキソ−イソチアゾリジン−3−イル、2−オキソ−ピペリジン−1−イル、2−オキソ−ピペラジン−1−イル、3−オキソ−モルホリン−4−イル、3−オキソ−チオモルホリン−4−イル、2−オキソ−アゼパン−1−イル、1H−ピロール−1−イル、3−ピロリン−1−イル、イミダゾール−1−イル、2−イミダゾリン−1−イル、1H−ピラゾール−1−イル、2−ピラゾリン−1−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、及びテトラゾール−1−イルより選択される複素環式環を形成してもよく、ここで各環は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;
とRは、水素、−C1−6アルキル、−C3−10シクロアルキル、ヘテロシクリル、フェニル、ヘテロアリール、−C1−4アルキレン−C3−10シクロアルキル、−C1−4アルキレン−ヘテロシクリル、−C1−4アルキレン−フェニル、及び−C1−4アルキレン−ヘテロアリールより独立して選択され、ここで該アルキル、アルキレン、シクロアルキル、ヘテロシクリル、フェニル、及びヘテロアリール基は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;又はRとRがともに同じ窒素原子へ付くならば、その窒素原子と一緒に、アゼチジノ、ピロリジノ、ピラゾリジノ、イミダゾリジノ、オキサゾリジノ、イソオキサゾリジノ、チアゾリジノ、イソチアゾリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ、チオモルホリノ、アゼパノ、2−オキソ−ピロリジン−1−イル、2−オキソ−イミダゾリジン−1−イル、2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル、2−オキソ−チアゾリジン−3−イル、3−オキソ−イソオキサゾリジン−2−イル、3−オキソ−イソチアゾリジン−3−イル、2−オキソ−ピペリジン−1−イル、2−オキソ−ピペラジン−1−イル、3−オキソ−モルホリン−4−イル、3−オキソ−チオモルホリン−4−イル、2−オキソ−アゼパン−1−イル、1H−ピロール−1−イル、3−ピロリン−1−イル、イミダゾール−1−イル、2−イミダゾリン−1−イル、1H−ピラゾール−1−イル、2−ピラゾリン−1−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、及びテトラゾール−1−イルより選択される複素環式環を形成してもよく、ここで各環は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;
は、
a) −ハロゲン、
b) −C1−6アルキル、
c) −C3−10シクロアルキル、
d) −C1−4アルキレン−C3−10シクロアルキル、
e) −ヘテロシクリル、
f) −C1−4アルキレン−ヘテロシクリル、
g) −フェニル、
h) −C1−4アルキレン−フェニル、
i) −ヘテロアリール、
j) −C1−4アルキレン−ヘテロアリール、
k) −シアノ、
l) −CF
m) −OCF
n) −O−R
o) −S(O)−R
p) −S(O)O−R
q) −NR
r) −C(O)−R
s) −C(O)−O−R
t) −OC(O)−R
u) −C(O)NR
v) −NRC(O)R
w) −OC(O)NR
x) −NRC(O)OR
y) −NRC(O)NR、又は
z) −NOであり、
ここで該アルキル、アルキレン、シクロアルキル、ヘテロシクリル、フェニル、及びヘテロアリール基は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;
は、
a) −ハロゲン、
b) −NR
c) −O−R
d) −S−R
e) −S(O)−R
f) −CN、
g) −C(O)−R
h) −C(O)−O−R
i) −C(O)NR
j) −NR−C(O)−R
k) −NR−C(O)−NR
l) −NR−C(O)−O−R
m) −C1−6アルキル、
n) −ヘテロシクリル、
o) −C3−10シクロアルキル、
p) −CF
q) −OCF
r) −フェニル、又は
s) −ヘテロアリールであり、
ここで該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、フェニル、及びヘテロアリール基は、Rより独立して選択される置換基で1回以上置換されていてもよい;
は、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、−CF、−NH、−NH(CH)、−NH(CHCH)、−N(CH、−N(CH)(CHCH)、−N(CHCH、−OCH、−OCF、−OCHCH、−OCHCF、−OCH(CH、−OH、−S(O)CH、及び−CNからなる群より選択され;
mは、1〜2の整数であり;
nは、1〜10の整数であり;
pは、0〜2の整数であり;そして
wは、0〜2の整数である;
但し、Wが−N(R)−であるとき、Xは、−C(O)−でなく、Yは、−C(R)−でなく、そしてZは、酸素原子でない]の化合物、又はその医薬的に許容される塩。
【請求項2】
が、−アリール、−シクロアルキル、−ヘテロシクリル、−ヘテロアリール、−縮合アリールシクロアルキル、−縮合シクロアルキルアリール、−縮合シクロアルキル−ヘテロアリール、−縮合ヘテロシクリルアリール、及び−縮合ヘテロシクリルヘテロアリールからなる群より選択され;ここでGは、Rより独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよく、ここでRは、Rより選択され;RはRであり;そしてRは水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
環Bと環Cがさらなる置換を含有しない、請求項1又は請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が−COHである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
が水素である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
pが1である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
環Aが、
【化2】

からなる群より選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
WとZが酸素原子であり;Xは、−C(R)(R)−であり;そしてYは、−C(R)(R)−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
が−O−であり;Lは−CH−であり;Qは直結合であり;Gは、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、−CF、−CHCF、−CN、−OCH、−OCHCH、−OCH(CH、−OCF、−OCHCF、−S(O)−CH、−NH−CH、−NH−CHCH、−N(CH、−N(CH)(CHCH)、−N(CHCH、及び−C(O)−CHより独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよい1,4−フェニレンであり;そしてGは、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、−CF、−CHCF、−CN、−OCH、−OCHCH、−OCH(CH、−OCF、−OCHCF、−S(O)−CH、−NH−CH、−NH−CHCH、−N(CH、−N(CH)(CHCH)、−N(CHCH、及び−C(O)−CHより独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよいフェニルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
が−Hである、請求項1及び3〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
pが1であり;Lは直結合であり;Gは、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、−CF、−CHCF、−CN、−OCH、−OCHCH、−OCH(CH、−OCF、−OCHCF、−S(O)−CH、−NH−CH、−NH−CHCH、−N(CH、−N(CH)(CHCH)、−N(CHCH、及び−C(O)−CHより独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよい1,4−フェニレンであり;そしてGは、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、−CF、−CHCF、−CN、−OH、−OCH、−OCHCH、−OCH(CH、−OCF、−OCHCF、−S(O)−CH、−NH、−NH−CH、−NH−CHCH、−N(CH、−N(CH)(CHCH)、−N(CHCH、−CHOH、−CHF、及び−C(O)−CHより独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよいフェニルである、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
pが1であり;Lは直結合であり;Gは、ハロゲン、メチル、エチル、イソプロピル、−CF、−CHCF、−CN、−OCH、−OCHCH、−OCH(CH、−OCF、−OCHCF、−S(O)−CH、−NH−CH、−NH−CHCH、−N(CH、−N(CH)(CHCH)、−N(CHCH、及び−C(O)−CHより独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよい1,4−フェニレンであり;そしてGは、2−ピリジル、3−ピリジル、又は4−ピリジルであり、ここで該ピリジン環は、R11より独立して選択される置換基で1〜4回置換されていてもよい、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
が−C(O)−R又は−C(O)−Rである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
が−C(O)−(オキサゾール−4−イル)であり、ここで該オキサゾール環は、Rより独立して選択される置換基で1〜2回置換されていてもよい、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
が−C(O)−(オキサゾール−4−イル)であり、ここで該オキサゾール環は、Rより独立して選択される置換基で1〜2回置換されていてもよい、請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
が−C(O)−(2,5−ジメチル−オキサゾール−4−イル)である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか1項の化合物と、医薬的に許容される担体、賦形剤、希釈剤、又はこれらの混合物を含んでなる医薬組成物。
【請求項18】
医学的に有効な有効成分をさらに含んでなる、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項19】
医学的に有効な有効成分がメトホルミンである、請求項18に記載の医薬組成物。
【請求項20】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、治療の方法。
【請求項21】
請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の少なくとも0.1mg、又は請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物の少なくとも0.1mgを含む、請求項17〜19のいずれか1項に記載の医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、治療の方法。
【請求項22】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、代謝症候群、グルコース不耐性、高血糖症、脂質異常症、1型糖尿病、2型糖尿病、高トリグリセリド血症、X症候群、インスリン抵抗性、耐糖能異常(IGT)、肥満、糖尿病性脂質異常症、高脂血症、動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、高血圧症、GLP−1受容体の活性化が有益である代謝障害、糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜障害、糖尿病性腎障害、及び創傷治癒不全からなる群より選択される状態を治療する方法。
【請求項23】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、2型糖尿病を治療する方法。
【請求項24】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、2型糖尿病を予防する方法。
【請求項25】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、ヒトGLP−1受容体を調節する方法。
【請求項26】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、摂食障害を治療する方法。
【請求項27】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、ヒトにおいて血糖を低下させる方法。
【請求項28】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、ヒト膵臓β細胞によるグルコース依存型インスリン分泌を高める方法。
【請求項29】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、ヒトにおいてグルカゴン分泌を抑制する方法。
【請求項30】
請求項1〜19のいずれか1項に記載の化合物又は医薬組成物をヒトへ投与することを含んでなる、ヒトにおいて胃内容排出を遅らせる方法。

【公表番号】特表2012−522060(P2012−522060A)
【公表日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−503599(P2012−503599)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【国際出願番号】PCT/US2010/029172
【国際公開番号】WO2010/114824
【国際公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【出願人】(502031821)トランス テック ファーマ,インコーポレイテッド (17)
【氏名又は名称原語表記】TRANSTECH PHARMA,INC.
【住所又は居所原語表記】4170 Mendenhall Oaks Parkway,Suite 110 High Point,NC 27265 U.S.A.
【Fターム(参考)】