腫瘍の診断と治療
抗VEGF抗体を含む併用療法によって癌を治療するための方法が提供される。また、耐性腫瘍を診断する方法が提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
併用療法によって被検体の耐性腫瘍を治療する方法であって、
有効量のVEGFアンタゴニストと有効量の第二薬剤を組み合わせて、耐性腫瘍を有する被検体に投与することを含み、この第二薬剤が骨髄性細胞減少薬剤を含むものである方法。
【請求項2】
骨髄性細胞減少薬剤が、Gr1アンタゴニスト、エラスターゼインヒビター、MCP-1アンタゴニスト又はMIP-1αアンタゴニストを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
アンタゴニストが抗体である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
被検体の耐性腫瘍を診断する方法であって、
被検体の腫瘍から試験細胞群を準備し、
試験細胞群におけるCD11b+Gr1+細胞の数ないしは割合を測定し、
試験細胞群におけるCD11b+Gr1+細胞の数ないしは割合を参照細胞群におけるCD11b+Gr1+細胞の数ないしは割合と比較し、そして、参照細胞群と比較して試験細胞群におけるCD11b+Gr1+細胞の数ないしは割合の増加を検出し、このとき、CD11b+Gr1+細胞の数ないし割合が増加している場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む方法。
【請求項5】
さらに、被検体の脾臓サイズを測定し、被検体の脾臓サイズを参照脾臓サイズと比較し、このとき、脾臓サイズが拡張している場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
さらに、被検体にVEGFアンタゴニストが投与された後に、被検体の腫瘍の血管表面積(VSA)の数ないしは割合を測定し、被検体の腫瘍の血管表面積数の数ないしは割合を参照血管表面積と比較し、このとき、腫瘍の血管表面積の数ないし割合が増加している場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
アンタゴニストが抗体である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
さらに、
被検体の腫瘍から試験細胞群を準備し、
試験細胞群におけるCD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合を測定し、
試験細胞群におけるCD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合を参照細胞群におけるCD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合と比較し、そして、参照細胞群と比較して試験細胞群におけるCD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合の減少を検出し、このとき、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合が減少している場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
さらに、
被検体の骨髄から試験細胞群を準備し、試験細胞群におけるCD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合を測定し、試験細胞群におけるCD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合を、参照細胞群におけるCD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合と比較し、そして、参照細胞群と比較して試験細胞群におけるCD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合の減少を検出し、このとき、CD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合が減少した場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
併用療法によって被検体の耐性腫瘍を治療する方法であって、
有効量のVEGFアンタゴニストを有効量の骨髄性細胞減少薬剤と有効量の第三薬剤と組み合わせて、耐性腫瘍を有する被検体に投与することを含み、この第三薬剤が化学療法剤である方法。
【請求項11】
アンタゴニストが抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
骨髄性細胞減少薬剤がGr1アンタゴニスト、エラスターゼインヒビター、MCP-1アンタゴニスト又はMIP-1αアンタゴニストを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
化学療法剤が5FU又はゲムシタビンである、請求項10に記載の方法。
【請求項1】
併用療法によって被検体の耐性腫瘍を治療する方法であって、
有効量のVEGFアンタゴニストと有効量の第二薬剤を組み合わせて、耐性腫瘍を有する被検体に投与することを含み、この第二薬剤が骨髄性細胞減少薬剤を含むものである方法。
【請求項2】
骨髄性細胞減少薬剤が、Gr1アンタゴニスト、エラスターゼインヒビター、MCP-1アンタゴニスト又はMIP-1αアンタゴニストを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
アンタゴニストが抗体である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
被検体の耐性腫瘍を診断する方法であって、
被検体の腫瘍から試験細胞群を準備し、
試験細胞群におけるCD11b+Gr1+細胞の数ないしは割合を測定し、
試験細胞群におけるCD11b+Gr1+細胞の数ないしは割合を参照細胞群におけるCD11b+Gr1+細胞の数ないしは割合と比較し、そして、参照細胞群と比較して試験細胞群におけるCD11b+Gr1+細胞の数ないしは割合の増加を検出し、このとき、CD11b+Gr1+細胞の数ないし割合が増加している場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む方法。
【請求項5】
さらに、被検体の脾臓サイズを測定し、被検体の脾臓サイズを参照脾臓サイズと比較し、このとき、脾臓サイズが拡張している場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
さらに、被検体にVEGFアンタゴニストが投与された後に、被検体の腫瘍の血管表面積(VSA)の数ないしは割合を測定し、被検体の腫瘍の血管表面積数の数ないしは割合を参照血管表面積と比較し、このとき、腫瘍の血管表面積の数ないし割合が増加している場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
アンタゴニストが抗体である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
さらに、
被検体の腫瘍から試験細胞群を準備し、
試験細胞群におけるCD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合を測定し、
試験細胞群におけるCD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合を参照細胞群におけるCD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合と比較し、そして、参照細胞群と比較して試験細胞群におけるCD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合の減少を検出し、このとき、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合が減少している場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
さらに、
被検体の骨髄から試験細胞群を準備し、試験細胞群におけるCD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合を測定し、試験細胞群におけるCD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合を、参照細胞群におけるCD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合と比較し、そして、参照細胞群と比較して試験細胞群におけるCD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合の減少を検出し、このとき、CD90 T-リンパ系細胞、CD19 B-リンパ系細胞又はCD11c樹状細胞の数ないしは割合が減少した場合に腫瘍が耐性腫瘍であることを示すことを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
併用療法によって被検体の耐性腫瘍を治療する方法であって、
有効量のVEGFアンタゴニストを有効量の骨髄性細胞減少薬剤と有効量の第三薬剤と組み合わせて、耐性腫瘍を有する被検体に投与することを含み、この第三薬剤が化学療法剤である方法。
【請求項11】
アンタゴニストが抗体である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
骨髄性細胞減少薬剤がGr1アンタゴニスト、エラスターゼインヒビター、MCP-1アンタゴニスト又はMIP-1αアンタゴニストを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
化学療法剤が5FU又はゲムシタビンである、請求項10に記載の方法。
【図1a】
【図1b】
【図1c】
【図1d】
【図1e】
【図1f】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図3d】
【図3e】
【図3f】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図4d】
【図5a】
【図5b】
【図5c】
【図5d】
【図5e】
【図5f】
【図6a】
【図6b】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14a】
【図14b】
【図14c】
【図15a】
【図15b】
【図16】
【図17】
【図18a】
【図18b】
【図18c】
【図18d】
【図18e】
【図18f】
【図1b】
【図1c】
【図1d】
【図1e】
【図1f】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図3d】
【図3e】
【図3f】
【図4a】
【図4b】
【図4c】
【図4d】
【図5a】
【図5b】
【図5c】
【図5d】
【図5e】
【図5f】
【図6a】
【図6b】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14a】
【図14b】
【図14c】
【図15a】
【図15b】
【図16】
【図17】
【図18a】
【図18b】
【図18c】
【図18d】
【図18e】
【図18f】
【公表番号】特表2009−531463(P2009−531463A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−503253(P2009−503253)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/065377
【国際公開番号】WO2007/115045
【国際公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/065377
【国際公開番号】WO2007/115045
【国際公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】
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