説明

自動車用フード

【課題】衝撃吸収、インナフレーム補強に加えてコスト削減が図れる自動車用フードを提供する。
【解決手段】アウタパネル11の内側にインナフレーム12が配置され、このインナフレーム12の前部下部に車体側に設けられたロック装置に係合されるストライカ16が取付けられた自動車用フード10において、インナフレーム12の前部にアウタパネル11側へ突出する隆起部14が設けられ、この隆起部14と、ストライカ16を支持するために隆起部14に前後に渡されたベースプレート15とが菱形断面部55を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用フードの改良に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の自動車用フードとして、フードの内側に補強板を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特許第3957874号
【0003】
特許文献1の図4を以下の図7で説明する。なお、符号は振り直した。
図7は従来の自動車用フードを示す断面図であり、アウタパネル101の内側にインナフレーム102が取付けられ、このインナフレーム102の前部の上面にベースプレート103が取付けられ、このベースプレート103にインナフレーム102から下方に突出するようにストライカ104が取付けられ、ベースプレート103の上方を覆うように、インナフレーム102の前部の上面に補強板106が取付けられている。
【0004】
補強板106は、スリットが設けられることにより可撓性を向上させて、フードへ衝突物があった場合に衝撃を吸収するとともに、インナフレーム102のベースプレート103取付部を補強する部材である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
補強板106には、上記したように、衝撃吸収及びインナフレーム補強の機能を備えるが、フードには、衝撃吸収、インナフレーム補強に加え、部品数を減らす等によるコスト削減も求められている。
本発明の目的は、衝撃吸収、インナフレーム補強に加えてコスト削減が図れる自動車用フードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明は、アウタパネルの内側にインナフレームが配置され、このインナフレームの前部下部に車体側に設けられたロック装置に係合されるストライカが取付けられた自動車用フードにおいて、インナフレームの前部にアウタパネル側へ突出する隆起部が設けられ、この隆起部と、ストライカを支持するために隆起部に前後に渡されたベースプレートとが菱形断面を形成することを特徴とする。
【0007】
フード前部上面に衝突物があった場合に、その衝撃がアウタパネルを介して菱形断面に伝わり、菱形断面が押し潰されて衝突エネルギーが吸収される。
インナフレームは、隆起部が設けられることで前部の剛性が高くなり、従来のような特別な補強材が不要になる。
【0008】
請求項2に係る発明は、隆起部が、後上がりに形成された隆起部前部と、この隆起部前部の後端から後下がりに形成された隆起部後部と、この隆起部後部の後方に位置する隆起部屈曲部とを備え、隆起部後部に穴部を開けることで隆起部後部に隆起部前部と隆起部屈曲部とを繋ぐ連結帯が形成され、隆起部前部及び連結帯が菱形断面の上部を形成することを特徴とする。
【0009】
隆起部前部及び連結帯で菱形断面の上部を形成し、ベースプレートで菱形断面の下部を形成する。
剛性の高い隆起部の隆起部後部に穴部を設け、隆起部の剛性を下げることで、菱形断面でフード開閉時のストライカに作用する荷重を支持する支持剛性を確保するとともに、フードの前部上面に衝突物があった場合に菱形断面で衝突エネルギーを吸収することが可能になる。
【0010】
請求項3に係る発明は、隆起部が、平面視でコーナ部を有する形状に形成され、このコーナ部まで穴部が設けられることを特徴とする。
隆起部のうちで最も剛性の高いコーナ部に穴部を設けることで、隆起部の剛性が大きく下げられ、ストライカに作用する荷重を支える支持剛性が確保されるとともに、衝突物が受ける衝撃がより一層緩和される。
【0011】
請求項4に係る発明は、ベースプレートが、後下がりに形成された前傾斜部と、この前傾斜部の後端から後上がりに形成されたストライカ取付部とからなり、前傾斜部に剛性を高める凸形ビードが形成されていることを特徴とする。
【0012】
凸形ビードにより、ベースプレートの剛性が高まり、例えば、ベースプレートの板厚を小さくしながらストライカの支持剛性を高めることが可能になる。
このように、ベースプレートの剛性を高めても、ベースプレートは菱形断面の下部を構成するから、菱形断面の衝撃吸収性に与える影響は小さい。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明では、インナフレームの前部にアウタパネル側へ突出する隆起部が設けられ、この隆起部と、ストライカを支持するために隆起部に前後に渡されたベースプレートとが菱形断面を形成するので、衝突物からの衝撃がフード前部上面に加わったときに、アウタパネルを介して菱形断面が容易に押し潰されて、衝突エネルギーを吸収しやすくなり、衝突物が受ける衝撃を緩和することができる。
【0014】
隆起部は、菱形断面の一部を構成することで上記したように衝撃を吸収するとともに、ストライカのベースプレートを支持するための支持剛性が高いために、フードの前部に特別に補強部材を設ける必要がなく、フードの部品数を減らすことができ、フードのコストを削減することができる。
【0015】
請求項2に係る発明では、隆起部が、後上がりに形成された隆起部前部と、この隆起部前部の後端から後下がりに形成された隆起部後部と、この隆起部後部の後方に位置する隆起部屈曲部とを備え、隆起部後部に穴部を開けることで隆起部後部に隆起部前部と隆起部屈曲部とを繋ぐ連結帯が形成され、隆起部前部及び連結帯が菱形断面の上部を形成するので、高剛性である隆起部の隆起部後部に穴部を開けることによって隆起部の剛性を下げることができ、これによって、フード開閉時のストライカから菱形断面に作用する荷重を支える支持剛性の確保と、フードの前部上面に衝突物があった場合に菱形断面での衝突エネルギーの吸収とを両立させることができる。
【0016】
請求項3に係る発明では、隆起部が、平面視でコーナ部を有する形状に形成され、このコーナ部まで穴部が設けられるので、剛性の高いコーナ部まで穴部を設けることで、隆起部の剛性を大きく低下させることができ、ストライカからの荷重を支える支持剛性を確保しながら衝突物が受ける衝撃をより一層緩和することができる。
【0017】
請求項4に係る発明では、ベースプレートが、後下がりに形成された前傾斜部と、この前傾斜部の後端から後上がりに形成されたストライカ取付部とからなり、前傾斜部に剛性を高める凸形ビードが形成されているので、凸形ビードによりベースプレートの剛性を高めることができ、菱形断面の衝撃吸収性を維持しながらストライカの支持剛性を高めることができる。
また、一方では、菱形断面の衝撃吸収性を維持しながら、ストライカの支持剛性を確保しつつベースプレートの板厚を小さくして軽量化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動車用フードを示す断面図(図中の矢印(FRONT)は自動車前方を示している。)であり、フード10は、車体前部に設けられたエンジンルームの上方を覆うために車体側に開閉自在に取付けられる部品であり、外観面を形成するアウタパネル11と、このアウタパネル11の内側に取付けられてアウタパネル11を支持するインナフレーム12と、このインナフレーム12の前部下部に取付けられたストライカ組立体13とからなる。
【0019】
インナフレーム12は、その前部に上方に膨出するように形成された隆起部14を備え、この隆起部14の前端部と後端部とを前後に跨ぐようにストライカ組立体13が取付けられている。
【0020】
ストライカ組立体13は、インナフレーム12の隆起部14の前後に取付けられたベースプレート15と、このベースプレート15の後部に下方に突出するように取付けられた側面視コ字形状のストライカ16とからなる。
【0021】
ストライカ16は、車体側に設けられたロック部材に係合又は非係合自在にされた部品であり、フード10の開閉時にはストライカ16に上下方向の荷重が作用するため、ベースプレート15は、その際の荷重を隆起部14と共に支える強度・剛性が確保されている。
【0022】
図2は本発明に係るインナフレームを示す斜視図であり、インナフレーム12は、軽量化のための穴部21〜24と、これらの穴部21〜24のそれぞれの縁の剛性を高めるために上方に突出形成された環状凸部26〜29と、前部の剛性を高めるために上方に突出形成された隆起部14とを上面12aに備える。なお、複数の符号12bはフード10を車体側に開閉自在に取付けるためのヒンジを取付ける取付穴である。
環状凸部27,28は、穴部22,23の内方に突出する複数の突起部31,32を備え、これらの突起部31,32でアウタパネル11(図1参照)の内面を支持している。
【0023】
図3は本発明に係るインナフレームの平面図であり、隆起部14は、平面視台形状に隆起された部分であり、隆起部14の4つのコーナ部14a〜14dのうち、後部のコーナ部14c,14dを含む部分に複数の穴部35〜38が開けられている。
【0024】
これらの穴部35〜38は、ストライカ16に入力される荷重を受ける剛性が確保されるようにするとともに、例えば、フード10(図1参照)に上方から衝突物があった場合に、隆起部14を変形させて衝突物が受ける衝撃を緩和するように、それらの大きさ、位置が調整されている。
【0025】
ここでは、隆起部14のうちで、特に剛性の高いコーナ部14c,14dに穴部35,38が開けられることで、隆起部14の剛性が低くされている。
例えば、隆起部14のコーナ部14c,14dを除いた部分に穴部を開けた場合には、隆起部14を部分的に低剛性とすることは可能であるが、高剛性のままのコーナ部14c,14dが残り、例えば、フード10の上面に衝突物があった場合、アウタパネル11を介して隆起部14に外力が作用した際に、コーナ部14c,14dに発生する反力が大きくなって、衝突物が受ける衝撃が大きくなる。
【0026】
図中の符号41〜43は隆起部14に穴部35〜38を形成することにより出来た連結帯であり、隆起部14の中央部と後端部とを前後に繋いでいる。
【0027】
図4は図3の4−4線断面図であり、インナフレーム12の隆起部14は、その前部を構成する後上がりに形成された隆起部前部45と、この隆起部前部45の後端から後下がりに延びる隆起部後部46とからなり、隆起部後部46の後端部に下方に凸状に折り曲げられた隆起部屈曲部47を備え、隆起部後部46に、連結帯41〜44(連結帯41,43は図3参照)と、連結帯42の紙面の手前側及び奥側に設けられた穴部35〜38(図3参照)とが形成されている。なお、48は隆起部前部45と隆起部後部46との間の中間屈曲部である。
【0028】
ベースプレート15は、インナフレーム12に取付けられた前フランジ部51と、この前フランジ部51の後端から後下がりに後方へ延びる前傾斜部52と、この前傾斜部52の後端から後上がりに後方へ延びるストライカ取付部53と、このストライカ取付部53の後端に接続されてインナフレーム12に取付けられた後フランジ部54とからなる。なお、50は前傾斜部52とストライカ取付部53との間の中央部屈曲部である。
【0029】
上記したインナフレーム12の隆起部前部45、連結帯42、ベースプレート15の前傾斜部52、ストライカ取付部53は、菱形の4つの辺を構成している。即ち、隆起部14とベースプレート15とで菱形断面部55が形成される。
【0030】
このように、フード10の前部に菱形断面部55を形成することで、フード10を開閉する際にストライカ16(図1参照)に入力される荷重を受ける剛性が確保されるとともに、フード10の前部上面に衝突物からの入力荷重が作用した場合に、菱形断面部55、特に菱形断面部55の上部を変形させて衝突物が受ける衝撃を吸収することができ、従来のような補強板が不要になる。
【0031】
図5は本発明に係るインナフレーム及びストライカ組立体を示す要部下面図であり、インナフレーム12の下面12cにストライカ組立体13が取付けられた状態を示している。
【0032】
ベースプレート15は、前傾斜部52と、ストライカ取付部53の前部とに亘って前後に延びる左右一対の凸形ビード56,57が形成されている。
凸形ビード56,57は、インナフレーム12側に突出する平行に設けられた部分であり、ベースプレート15の前部の剛性を高める部分である。
【0033】
図中の符号58は、ベースプレート15のストライカ取付部53に、ストライカ16に前後に跨がれるように且つ長軸が車幅方向に延びるように形成された軽量化のための長穴である。
ベースプレート15のストライカ取付部53には凸形ビードが設けられていないが、ストライカ取付部53は、ストライカ16が取付けられることで剛性が高められている。
【0034】
以上に述べたフード10の菱形断面部55の作用を次に説明する。
図6(a),(b)は本発明に係るフードの作用を示す作用図である。
(a)は衝突物65がフード10に衝突する前の状態を示している。
(b)において、衝突物65が、白抜き矢印で示すように、フード10の前部上面に衝突し、フード10のアウタパネル11を介して菱形断面部55に衝突の荷重が作用すると、菱形断面部55は、2点鎖線で示される初期の状態から上下に潰されるように変形し、衝突時のエネルギーを吸収する。
【0035】
このように、インナフレーム12とベースプレート15とで出来る断面を菱形断面としたのは、例えば、断面の上部(即ち、隆起部14)を上に凸状とした円弧形状にするのに比べて、菱形を維持しながら上下方向に延びる対角線が短くなるとともに前後方向に延びる対角線が長くなるようにスムーズに潰れ変形しやすいからである。
【0036】
特に、インナフレーム12の隆起部前部45が大きく変形している。
このような菱形断面部55の変形によって、衝突物65が受ける衝突荷重を小さくすることができ、衝撃を緩和することができる。
【0037】
以上の図1、図4に示したように、アウタパネル11の内側にインナフレーム12が配置され、このインナフレーム12の前部下部に車体側に設けられたロック装置に係合されるストライカ16が取付けられた自動車用フード10において、インナフレーム12の前部にアウタパネル11側へ突出する隆起部14が設けられ、この隆起部14と、ストライカ16を支持するために隆起部14に前後に渡されたベースプレート15とが菱形断面(菱形断面部55)を形成するので、衝突物65(図6(a),(b)参照)からの衝撃がフード10の前部上面に加わったときに、アウタパネル11を介して菱形断面部55が容易に押し潰されて、衝突エネルギーを吸収しやすくなり、衝突物65が受ける衝撃を緩和することができる。
【0038】
隆起部14は、菱形断面部55の一部を構成することで上記したように衝撃を吸収するとともに、ストライカ16のベースプレート15を支持するための支持剛性が高いために、フード10の前部に特別に補強部材を設ける必要がなく、フード10の部品数を減らすことができ、フード10のコストを削減することができる。
【0039】
また、図3、図4に示したように、隆起部14が、後上がりに形成された隆起部前部45と、この隆起部前部45の後端から後下がりに形成された隆起部後部46と、この隆起部後部46の後方に位置する隆起部屈曲部47とを備え、隆起部後部46に穴部35〜38を開けることで隆起部後部46に隆起部前部45と隆起部屈曲部47とを繋ぐ連結帯41〜43が形成され、隆起部前部45及び連結帯41〜43が菱形断面部55の上部を形成するので、高剛性である隆起部14の隆起部後部46に穴部35〜38を開けることによって隆起部14の剛性を下げることができ、これによって、フード10の開閉時のストライカ16から菱形断面部55に作用する荷重を支える支持剛性の確保と、フード10の前部上面に衝突物があった場合に菱形断面部55での衝突エネルギーの吸収とを両立させることができる。
【0040】
更に、隆起部14が、平面視でコーナ部14c,14dを有する形状に形成され、これらのコーナ部14c,14dまで穴部35,38が設けられるので、剛性の高いコーナ部14c,14dまで穴部35,38を設けることで、隆起部14の剛性を大きく低下させることができ、ストライカ16からの荷重を支える支持剛性を確保しながら衝突物65が受ける衝撃をより一層緩和することができる。
【0041】
また更に、ベースプレート15が、後下がりに形成された前傾斜部52と、この前傾斜部52の後端から後上がりに形成されたストライカ取付部53とからなり、前傾斜部52に剛性を高める凸形ビード56,57が形成されているので、凸形ビード56,57によりベースプレート15の剛性を高めることができ、菱形断面部55の衝撃吸収性を維持しながらストライカ16の支持剛性を高めることができる。
また、一方では、菱形断面部55の衝撃吸収性を維持しながら、ストライカ16の支持剛性を確保しつつベースプレート15の板厚を小さくして軽量化を図ることができる。
【0042】
尚、本実施形態では、図3に示したように、隆起部14を、平面視で台形状に形成したが、これに限らず、平面視で、矩形状、三角形状、長円形状、楕円形状としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明のフードは、自動車に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係る自動車用フードを示す断面図である。
【図2】本発明に係るインナフレームを示す斜視図である。
【図3】本発明に係るインナフレームの平面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】本発明に係るインナフレーム及びストライカ組立体を示す要部下面図である。
【図6】本発明に係るフードの作用を示す作用図である。
【図7】従来の自動車用フードを示す断面図である。
【符号の説明】
【0045】
10…フード、11…アウタパネル、12…インナフレーム、14…隆起部、14c,14d…コーナ部、15…ベースプレート、16…ストライカ、35〜38…穴部、41〜43…連結帯、45…隆起部前部、46…隆起部後部、47…隆起部屈曲部、52…前傾斜部、53…ストライカ取付部、55…菱形断面部、56,57…凸形ビード。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アウタパネルの内側にインナフレームが配置され、このインナフレームの前部下部に車体側に設けられたロック装置に係合されるストライカが取付けられた自動車用フードにおいて、
前記インナフレームの前部に前記アウタパネル側へ突出する隆起部が設けられ、この隆起部と、前記ストライカを支持するために前記隆起部に前後に渡されたベースプレートとが菱形断面を形成することを特徴とする自動車用フード。
【請求項2】
前記隆起部は、後上がりに形成された隆起部前部と、この隆起部前部の後端から後下がりに形成された隆起部後部と、この隆起部後部の後方に位置する隆起部屈曲部とを備え、前記隆起部後部に穴部を開けることで隆起部後部に前記隆起部前部と前記隆起部屈曲部とを繋ぐ連結帯が形成され、隆起部前部及び連結帯が前記菱形断面の上部を形成することを特徴とする請求項1記載の自動車用フード。
【請求項3】
前記隆起部は、平面視でコーナ部を有する形状に形成され、このコーナ部まで前記穴部が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動車用フード。
【請求項4】
前記ベースプレートは、後下がりに形成された前傾斜部と、この前傾斜部の後端から後上がりに形成されたストライカ取付部とからなり、前記前傾斜部に剛性を高める凸形ビードが形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の自動車用フード。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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