説明

蒸気タービンの縮小負荷運転の改善のための方法及び装置

【課題】蒸気タービン(10)の縮小負荷運転を改善するための装置及び方法を提供する。
【解決手段】本装置は、幾つかの低圧セクション(15、16)と、幾つかの低圧セクション(15、16)の少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システム(17)とを含むことができる。本方法は、幾つかの低圧セクション(15、16)を設けるステップと、幾つかの低圧セクション(15、16)の少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システム(17)を設けるステップと、負荷が所定値以下になった時に、幾つかの低圧セクション(15、16)の少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように流量制御システム(17)を作動させるステップとを含むことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、総括的には蒸気タービンに関し、より具体的には、縮小負荷、部分負荷又は設計外運転条件における蒸気タービンの性能の改善に関する。
【背景技術】
【0002】
蒸気タービンは、加圧蒸気の熱エネルギーを回転機械作用に変換する機械装置である。熱効率を改善するために、大型蒸気タービンは一般的に、高圧セクション、中圧セクション及び低圧セクションのような幾つかのセクションを含む。各セクション内で、蒸気の膨張に複数の段を用いることができる。
【0003】
大型蒸気タービンのセクションは、該タービンセクションを通しての蒸気の膨張から可能な最大エネルギー量の抽出を可能にするような様々な設計特性を有する。最初に高圧蒸気を蒸気タービンの高圧セクション内に導入することは一般的方法である。タービンの高圧セクションから流出した蒸気は次に、再熱器に導かれた後にタービンの低圧セクション内に導入され、低圧セクション内において膨張し続ける。多くのタービンでは、蒸気は、中圧セクションを通過した後に低圧セクション内に導入される。
【0004】
各セクションの段を通して蒸気が膨張するとボリュームが増大するので、各段の環状空間面積は、増加させて蒸気の熱エネルギーを効率的に回転機械作用に変換するようにしなければならない。これは、段毎にタービンブレード又はバケットを長くすることによって、その上にブレードが取付けられたロータの直径を増大させることによって、2つ又はそれ以上の流路を並列に付加することによって、或いはそれらの組合せによって達成される。
【0005】
タービンのセクションの2つの流路が並列である場合に、それは、複流セクションとして知られている。セクションの中央部分に流入する蒸気が分岐流路に遭遇する複流配列として構成されたセクションの1つ又はそれ以上を有することは一般的方法である。タービンセクションの1つのこの中央部分内への流入の後に、蒸気は、両方の流れがタービンシャフトを同一方向に回転させるように方向付けられた状態で対向する方向に流出する。従って、例えば頂部又は底部から流入した蒸気は、左方及び右方に向かって流出する。
【0006】
単流又は複流低圧セクション設計の選択は、正常全負荷条件において低圧セクションを通って流れるように設計された蒸気のボリュームに応じて決めることができる。低圧蒸気路設計の最高性能は、低圧セクションの最終段バケットから流出する蒸気速度が約600フィート/秒である時に達成することができる。これより低い又は高い速度は、蒸気タービンの性能を低下させる可能性がある。低圧セクションの流出速度を調整するために、最終段バケットの環状空間面積は、増加又は減少させることができる。しかしながら、蒸気流ボリュームが十分に大きい場合には、タービンブレードの長さ又はその上にブレードが取付けられたロータの直径を増大させることは、実施可能でないか又は望ましくないものとなる可能性がある。代わりに、低圧セクションの流出環状空間面積を増加させるために、複流セクション使用することができる。同様に、単一の複流低圧セクションが、適当な蒸気流出速度を達成するのに十分な環状空間面積を備えていない場合には、2つ又はそれ以上の複流低圧セクションを並列に使用することができる。幾つかの複流低圧セクションを有するタービンでは、該複流低圧セクションの各々に対して、ほぼ等しい蒸気流量の部分が導入されることになる。
【0007】
蒸気タービンは、正常全負荷運転条件下で効率的に運転するように設計される。しかしながら、縮小電力需要のような一部の状況下では、経済的理由でタービンへの蒸気流量は減少される。流量が設計条件以下に減少した時に、蒸気タービンの低圧セクションの性能は、最終段バケットのハブにおける大きな剥離によって大幅に低下する可能性がある。排気フード性能もまた、減退する可能性がある。蒸気路効率低下及び排気フード性能不足によって、縮小負荷、低負荷又は設計外運転条件におけるタービン効率不良を引き起こすおそれがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、縮小負荷における蒸気タービンの運転を改善するための方法及び装置を提供することが望ましい。そのような方法及び装置は、そのような運転条件において蒸気タービンの効率を改善することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの実施形態では、本出願は、縮小負荷で蒸気タービンを運転する方法を提供し、本方法は、幾つかの低圧セクションを設けるステップと、幾つかの低圧セクションの少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システムを設けるステップと、負荷が所定値以下になった時に、幾つかの低圧セクションの少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように流量制御システムを作動させるステップとを含む。
【0010】
本出願の別の実施形態は、縮小負荷で蒸気タービンを運転する方法を提供し、本方法は、2つの蒸気流路を有する1つの複流低圧セクションを設けるステップと、2つの流路の少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システムを設けるステップと、2つの流路の少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように流量制御システムを作動させるステップとを含む。
【0011】
本出願のさらに別の実施形態は、蒸気タービンを提供する。本蒸気タービンは、幾つかの低圧セクションと、幾つかの低圧セクションの少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システムとを含む。
【0012】
本出願のこれらの及びその他の特徴は、幾つかの図面及び特許請求の範囲と関連させて以下の詳細な説明を精査することにより、当業者には明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に個別の図を通して同じ参照符号が同様の要素を示す図面を参照すると、図1は、本出願の実施形態の蒸気タービン10の概略図を示している。加圧蒸気が、例えばボイラのような蒸気源11からタービン10に供給される。蒸気を発生するためのエネルギー源は、それに限定されないが、化石燃料、原子力、地熱、太陽熱発電及びバイオマスエネルギー源を含むことができる。蒸気は最初に、タービン10の高圧セクション12に導入される。蒸気流は、タービン10の高圧セクション12から流出した後に、付加的熱エネルギーを加えることができる再熱器13に流れることができる。他の実施形態では、蒸気は、付加的過熱を加えることができるボイラに戻すことができる。別の実施形態では、蒸気は、湿分分離器に導入して、タービンの高圧セクションにおいて蒸気内に形成されたあらゆる水分を除去することができる。さらに別の実施形態では、蒸気は、該蒸気流が再熱器13から流出した後に、中圧セクションに流れることができる。
【0014】
蒸気流が再熱器13から流出した後に、クロスオーバ管14により、蒸気流を第1の複流低圧セクション15及び第2の複流低圧セクション16に導くことができる。2つの低圧セクションの両方への蒸気流量を制限するように作動可能である流量制御システム17を設けることができる。
【0015】
流量制御システム17は、第1の複流低圧セクション15の入口に設置された第1の弁18と、第2の複流低圧セクション16の入口に設置された第2の弁19とを含むことができる。特定の実施形態では、流量制御システム17は、低圧セクションの少なくとも1つへの蒸気流路を閉鎖又は部分的に塞ぐことによって、幾つかの低圧セクションの少なくとも1つへの蒸気流量を調整、中断又は制御することができるあらゆる装置を含むことができる。例えば、流量制御システム17は、バタフライ弁、ポペット弁、或いは蒸気流路を閉鎖又は変更するヒンジ付きリッド又はその他の可動部品を含むことができる。別の実施形態では、流量制御システム17は、低圧セクションの1つの入口に配置された1つだけの弁を含むことができる。さらに別の実施形態では、流量制御システム17は、第1の複流低圧セクション15の入口と第2の複流低圧セクション16の入口との間に配置された弁を含むことができる。
【0016】
縮小負荷、低負荷又は設計外条件での運転中に、蒸気タービン10の低圧セクションの性能は、大幅に低下する可能性がある。そのような条件におけるタービン効率を改善するために、流量制御システム17は、幾つかの低圧セクションの少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように作動可能である。蒸気流量が設計条件以下にすなわち所定値以下に減少した時に、流量制御システム17は、2つの複流低圧セクションの少なくとも1つへの蒸気流量を制限することができる。流量が制限され始める所定の負荷は、特定の設計及び運転条件の関数である。一般的に、この負荷は、低圧セクションの全体出力が最大になるように選択される。
【0017】
例えば、第2の弁19は、第2の複流低圧セクション16への流量を制限するように大幅に閉鎖することができる。特定の実施形態では、第2の複流低圧セクション16内における乱流加熱(windage heating)を防止するために、十分な蒸気流量が第2の弁19を通って流れるのを可能にすることができる。第2の複流低圧セクション16への蒸気流量を制限することにより、第1の複流低圧セクション15への流量の対応する増加を生じさせ、それによって第1の複流低圧セクション15の効率を増大させることができる。第1の複流低圧セクション15の効率の増大は、縮小負荷、低負荷又は設計外条件における蒸気タービン10の低圧セクションの全体効率を増大させる。
【0018】
特定の実施形態では、流量制御システム17は、約500フィート/秒〜約700フィート/秒の低圧セクションからの蒸気流出速度を生じるのに十分な蒸気流量を低圧セクションの少なくとも1つに導くように作動することができる。特定の流速範囲は、全体としてタービン10の寸法及び構成により変化させることができる。2つの複流低圧セクションを通る相対的蒸気流量は、流量制御システム17を用いてタービン全体効率を最大にするように調整することができる。
【0019】
蒸気は、第1の複流低圧セクション15及び第2の複流低圧セクション16の各流路端部から流出した後に、復水器20に吐出するか又はその他で用いることができる。
【0020】
図2は、本出願の実施形態による蒸気タービン27の概略図を示している。図1の2つの複流低圧セクションの代わりに、図2の蒸気タービンは、3つの複流低圧セクションを有することができる。加圧蒸気は、蒸気源11からタービン27に供給される。蒸気は最初に、タービン27の高圧セクション12に導入される。蒸気流は、タービン27の高圧セクション12から流出した後に、付加的熱エネルギーが加えられる再熱器13に流れることができる。蒸気流は、再熱器13から流出した後に、クロスオーバ管14により第1の複流低圧セクション15、第2の複流低圧セクション16及び第3の複流低圧セクション21に導かれる。3つの低圧セクションの各々への蒸気流量を制限するように、流量制御システム17を設けることができる。別の実施形態では、流量制御システム17は、幾つかの低圧セクションの1つ又は2つへの蒸気流量を制限するようにのみ作動可能とすることができる。流量制御システム17は、第1の複流低圧セクション15の入口に設置された第1の弁18と、第2の複流低圧セクション16の入口設置された第2の弁19と、第3の複流低圧セクション21の入口に設置された第3の弁22とを含むことができる。
【0021】
縮小負荷、低負荷又は設計外条件での運転中に、流量制御システム17は、3つの複流低圧セクションの少なくとも1つへの蒸気流量を制限する。例えば、第3の弁22は、第3の複流低圧セクション21への流量を制限するように大幅に閉鎖することができる。特定の実施形態では、第3の複流低圧セクション21内における乱流加熱を防止するために、十分な蒸気流量が第3の弁22を通って流れるのを可能にすることができる。第3の複流低圧セクション21への蒸気流量を制限することにより、第1の複流低圧セクション15及び第2の複流低圧セクション16への流量の対応する増加を生じさせ、それによって第1の複流低圧セクション15及び第2の複流低圧セクション16の効率を増大させることができる。第1の複流低圧セクション15及び第2の複流低圧セクション16の効率の増大は、縮小負荷、低負荷又は設計外条件における蒸気タービン27の低圧セクションの全体効率を増大させることができる。
【0022】
別の実施形態では、第2の弁19及び第3の弁22の両方は、第2の複流低圧セクション16及び第3の複流低圧セクション21への流量を制限するように大幅に閉鎖することができる。特定の実施形態では、第2の複流低圧セクション16及び第3の複流低圧セクション21内における乱流加熱を防止するために、十分な蒸気流量が第2の弁19及び第3の弁22を通って流れるのを可能にすることができる。第2の複流低圧セクション16及び第3の複流低圧セクション21への蒸気流量を制限することにより、第1の複流低圧セクション15への流量の対応する増加を生じさせ、それによって第1の複流低圧セクション15の効率を増大させることができる。第1の複流低圧セクション15の効率の増大は、縮小負荷、低負荷又は設計外条件における蒸気タービン27の低圧セクションの全体効率を増大させることができる。
【0023】
特定の実施形態では、流量制御システム17は、約500フィート/秒〜約700フィート/秒の低圧セクションからの蒸気流出速度を生じるのに十分な蒸気流量を低圧セクションの少なくとも1つに導くように作動することができる。特定の流速範囲は、全体としてタービン27の寸法及び構成により変化させることができる。3つの複流低圧セクションを通る相対的蒸気流量は、流量制御システム17を用いてタービン全体効率を最大にするように調整することができる。蒸気は、第1の複流低圧セクション15、第2の複流低圧セクション16及び第3の複流低圧セクション21の各流路端部から流出した後に、復水器20に吐出するか又はその他で用いることができる。
【0024】
図3は、本出願の実施形態による、1つの複流低圧セクションを有する蒸気タービン28の概略図を示している。加圧蒸気は、蒸気源11からタービン28に供給することができる。蒸気は最初に、タービン28の高圧セクション12に導入される。蒸気流は、タービン28の高圧セクション12から流出した後に、付加的熱エネルギーが加えられる再熱器13に流れることができる。蒸気流が再熱器13から流出した後に、クロスオーバ管14により、蒸気流を第1の複流低圧セクション15に導くことができる。複流低圧セクション15は、第1の蒸気流路23と第2の蒸気流路24とを有することができる。2つの流路の少なくとも1つへの蒸気流量を制限するために、流量制御システム17を設けることができる。流量制御システム17は、第1の流路23の入口に設置された第1の弁25と、第2の流路24の入口に設置された第2の弁26とを含むことができる。
【0025】
縮小負荷、低負荷又は設計外条件での運転中に、流量制御システム17は、2つの流路の少なくとも1つへの蒸気流量を制限する。例えば、第2の弁26は、第2の流路24への流量を制限するように大幅に閉鎖することができる。特定の実施形態では、第2の流路24内における乱流加熱を防止するために、十分な蒸気流量が第2の弁26を通って流れるのを可能にすることができる。第2の流路24への蒸気流量を制限することにより、第1の流路23への流量の対応する増加を生じさせ、それによって縮小負荷、低負荷又は設計外条件における第1の複流低圧セクション15の全体効率を増大させることができる。
【0026】
特定の実施形態では、流量制御システム17は、約500フィート/秒〜約700フィート/秒の流路からの蒸気流出速度を生じるのに十分な蒸気流量を少なくとも1つの流路に導くように作動することができる。特定の流速範囲は、全体としてタービン28の寸法及び構成により変化させることができる。2つの流路を通る相対的蒸気流量は、流量制御システム17を用いてタービン全体効率を最大にするように調整することができる。蒸気は、第1の複流低圧セクション15の各流路端部から流出した後に、復水器20に吐出するか又はその他で用いることができる。
【0027】
前述の説明は本出願の好ましい実施形態のみに関するものであること、及び本明細書では特許請求の範囲及びその均等物によって定まる本発明の全体的技術思想及び技術的範囲から逸脱せずに多くの変更及び修正を加えることができることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本明細書に記載した本出願の実施形態による、2つの複流低圧セクションを有する蒸気タービンの概略図。
【図2】本明細書に記載した本出願の実施形態による、3つの複流低圧セクションを有する蒸気タービンの概略図。
【図3】本明細書に記載した本出願の実施形態による、1つの複流低圧セクションを有する蒸気タービンの概略図。
【符号の説明】
【0029】
10 蒸気タービン
11 蒸気源
12 高圧セクション
13 再熱器
14 クロスオーバ管
15 第1の複流低圧セクション
16 第2の複流低圧セクション
17 流量制御システム
18 第1の弁
19 第2の弁
20 復水器
21 第3の複流低圧セクション
22 第3の弁
23 第1の蒸気流路
24 第2の蒸気流路
25 第1の弁
26 第2の弁
27 蒸気タービン
28 蒸気タービン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
縮小負荷で蒸気タービン(10)を運転する方法であって、
複数の低圧セクション(15、16)を設けるステップと、
前記複数の低圧セクション(15、16)の少なくとも1つ(15)への蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システム(17)を設けるステップと、
負荷が所定値以下になった時に、前記複数の低圧セクション(15、16)の少なくとも1つ(15)への蒸気流量を制限するように前記流量制御システム(17)を作動させるステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記複数の低圧セクションを設けるステップが、2つの複流低圧セクション(15、16)を設けるステップを含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記複数の低圧セクションを設けるステップが、3つの複流低圧セクション(15、16、21)を設けるステップを含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記複数の低圧セクション(15、16)の少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システム(17)を設けるステップが、該複数の低圧セクション(15、16)の少なくとも1つの入口に配置された少なくとも1つの弁(18)を設けるステップを含む、請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記複数の低圧セクション(15、16)の少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システム(17)を設けるステップが、第1の複流低圧セクション(15)の入口と第2の複流低圧セクション(16)の入り口との間に配置された弁(18)を設けるステップを含む、請求項2記載の方法。
【請求項6】
前記複数の低圧セクション(15、16)の少なくとも1つへの蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システム(17)を設けるステップが、第1の複流低圧セクション(15)の入口に配置された第1の弁(18)と第2の複流低圧セクション(16)の入口に配置された第2の弁(19)とを設けるステップを含む、請求項3記載の方法。
【請求項7】
複数の低圧セクション(15、16)と、
前記複数の低圧セクション(15、16)の少なくとも1つ(15)への蒸気流量を制限するように作動可能な流量制御システム(17)と
を含む蒸気タービン(10)。
【請求項8】
前記流量制御システム(17)が、前記複数の低圧セクション(15、16)の少なくとも1つ(15)の入口に配置された少なくとも1つの弁(18)を含む、請求項7記載の蒸気タービン。
【請求項9】
前記流量制御システム(17)が、第1の複流低圧セクション(15)の入口と第2の複流低圧セクション(16)の入口との間に配置された弁(18)を含む、請求項8記載の蒸気タービン。
【請求項10】
前記流量制御システム(17)が、前記第1の複流低圧セクション(15)の入口に配置された第1の弁(18)と前記第2の複流低圧セクション(16)の入口に配置された第2の弁(19)とを含む、請求項9記載の蒸気タービン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−127627(P2009−127627A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−297624(P2008−297624)
【出願日】平成20年11月21日(2008.11.21)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【氏名又は名称原語表記】GENERAL ELECTRIC COMPANY
【Fターム(参考)】