説明

薄板接合装置及びこれを用いた薄板接合方法

【課題】薄板接合装置及びこれを用いた薄板接合方法を提供する。
【解決手段】本発明に従う薄板接合装置は、工程チャンバ10及び工程チャンバの一側に連結され、工程チャンバを真空状態にするポンプ50を含む。工程チャンバ内には、第1及び第2の金属薄板1t、2tをそれぞれ供給する第1及び第2の供給部21,22、供給された第1及び第2の金属薄板の間に接合物質を噴射する噴射部30、及び第1及び第2の金属薄板を接合させる接合部25が備わる。これにより、接合物質の接合力が向上し、多様な接合物質が使用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接合装置に係り、より詳しくは、薄板接合装置及びこれを用いた薄板接合方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、金属薄板を接合する方法としては、接合される金属薄板の種類に応じてブレージング又はソルダリングなどの半田付けによる方法とプラズマ溶接又はレーザー溶接などの溶接による方法がある。
【0003】
溶接は、接合される金属薄板の接合部を部分的に溶融させて再び凝固させる過程で結合させる。接合で形成される内部を完全に密閉できるようにするためには、プラズマ溶接又はレーザー溶接などによらなければならないが、半田付けに比べてはるかに高コスト化されるため経済性が落ちる問題がある。
【0004】
半田付けは、接合される金属薄板より低い融点を有する接合物質を使用して、溶融された接合物質が毛細管現象によって接合される金属薄板の間に均等に染み込んで凝固されることによって金属薄板を接合させる。半田付けは、接合される金属薄板の溶融温度によって約430℃以下である場合をソルダリングといい、それ以上の場合をブレージングといい、金属薄板の種類に応じて選択的に適用される。
【0005】
ところで、このような半田付けによって金属薄板を接合する場合、融点が金属薄板より低い接合物質を使用しなければならないなど接合物質を選択することにおいて制限を受ける。また、接合物質の厚さが異なることがあり、接合物質が多孔の状態になって密度が低くなることがあり、半田付けは大気中で遂行されるため接合物質が酸化されやすい。このような色々な理由で接合物質の接合力が相当に落ちることがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の技術的課題は、接合力を向上させることができる薄板接合装置及びこれを用いた薄板接合方法を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した技術的課題を達成するために本発明の一側面による薄板接合装置は、工程チャンバ及び工程チャンバの一側に連結され、工程チャンバを真空状態にするポンプを含む。工程チャンバ内には、第1及び第2の金属薄板をそれぞれ供給する第1及び第2の供給部、供給された第1及び第2の金属薄板の間に接合物質を噴射する噴射部、及び第1及び第2の金属薄板を接合させる接合部が備わる。
【0008】
金属薄板はテープ型であることができ、第1及び第2の供給部はそれぞれ第1及び第2のリールであり、テープ型の第1及び第2の金属薄板は第1及び第2のリールの回転によって供給できる。第1及び第2のリールの幅は互いに異なることができる。接合部はローラーであり、テープ型の第1及び第2の金属薄板はローラーの回転によって一側に密着されて接合できる。接合部によって接合された金属薄板が巻かれる第3のリールがさらに含まれることができる。
【0009】
接合部は、第1及び第2の金属薄板を互いに密着させて接合させることができる。これは、第1及び第2の金属薄板が密着されるとき、両金属薄板の間の透きに接合物質が埋められるようになり、この時生じた接合層によって両金属薄板は接合される。
【0010】
接合部によって接合された金属薄板を過熱して第1及び第2の金属薄板の接合力を高める過熱器がさらに含まれることができる。過熱器は、高周波誘導過熱器、赤外線過熱器、またはハロゲンヒーターのうちから選択されたいずれか一つでありうる。過熱器は、接合部内に装着できる。
【0011】
噴射部は、金属蒸発器でありうる。
【0012】
噴射部の噴射出口の幅は、第1の金属薄板又は第2の金属薄板の幅と同一にすることができる。
【0013】
噴射部に連結され、接合部に関する噴射部の位置を調整する位置調整器がさらに含まれることができる。
【0014】
噴射部に連結され、噴射部の温度を調節する温度制御器がさらに含まれることができる。
【0015】
第1及び第2の金属薄板と噴射部との間に設けられる熱遮断膜がさらに含まれることができる。
【0016】
工程チャンバとポンプとの間に設けられ、接合物質の蒸気を吸着して接合物質がポンプに入ることを防止する吸着板がさらに含まれることができる。
【0017】
前述した技術的課題を達成するために本発明の他の側面による薄板接合方法は、第1及び第2の金属薄板が備わった工程チャンバ内部を真空状態にすることを含む。第1及び第2の金属薄板を供給し、供給された第1及び第2の金属薄板の間に接合物質を噴射する。第1及び第2の金属薄板を接合させ、接合された金属薄板を過熱する。
【0018】
第1の金属薄板は超伝導テープであり、第2の金属薄板は安定化金属テープでありうる。この時、超伝導テープの幅が安定化金属テープの幅より狭いことができる。超伝導テープは、保護層、超伝導層、緩衝層、及び基板層の積層構造であることができ、接合物質は超伝導テープを取り囲むことができる。
【0019】
接合物質を噴射させることは、金属蒸発によって遂行されることができる。金属蒸発のためにヒーターによる過熱又は高周波誘導過熱が使用できる。
【0020】
接合された金属薄板を過熱することは、高周波誘導過熱、赤外線過熱、又はハロゲンヒーターによる過熱のうちから選択されたいずれか一つの方法によって遂行できる。
【0021】
本発明によれば、接合物質の接合力が向上し、多様な接合物質が使用できる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、真空蒸着法を用いるため接合物質の融点が高い場合にも真空内で容易に温度を高めることができ、高い蒸気圧を得ることができるので、多様な接合物質を使用して薄板を接合させることができる。
【0023】
噴射部内の接合物質の蒸気圧は、温度制御器によって正確に制御されるため一定した蒸着率を得ることができて接合物質の厚さが均一である。
【0024】
真空蒸着は、接合物質が原子状態に高速噴射されて蒸着されるので密度が高い接合層を得ることができる。
【0025】
真空状態で酸化反応ガスを最小限減らして蒸着されるので接合物質が酸化される確率が減る。酸化反応ガスが残留している場合でも両薄板が接合される部分には蒸気が高い気圧を形成するので酸化反応ガスが容易に接近できない。
【0026】
従って、このような色々な理由で接合物質の接合力が向上する。
【0027】
また、真空蒸着を用いる薄板接合装置の製作及び維持コストが低廉である。
【0028】
超伝導テープと安定化金属テープが本発明に従う接合方法によって接合される場合、伝導性接合物質をテープ横面に蒸着できるので、基板層まで電気的接触を可能なようにする。これにより、過電流を基板層及び安定化金属テープを通じて迂回させることができるため過電流受容量をさらに増やすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、当業者が本発明の技術的思想を容易に実施できるように添付した図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。しかしながら、本発明はここで説明される実施形態に限定されず異なる形態で具体化されることもできる。むしろ、ここで紹介される実施形態は開示された内容が徹底して完全になることができるようにそして当業者に本発明の思想が十分に伝達できるようにするため提供されることである。
【0030】
本明細書の実施形態で第1、第2のなどの用語は単にある所定の構成要素を他の構成要素と区別させるために使用されているため、構成要素がこのような用語によって限定されてはならない。
【0031】
図面において、構成要素の大きさなどは明確性を期するために誇張されるように表現できる。明細書全体にかけて同一の参照符号で表示された部分は、同一の構成要素を示すものとする。
【0032】
図1は、本発明に従う薄板接合装置を概略的に示す図面である。
【0033】
図1を参照すれば、工程チャンバ10内に第1、第2及び第3のリール21、22、23が設置される。第1のリール21に巻かれている第1の金属薄板テープ(1t)は、第1のリール21の回転によって供給され、第2のリール22に巻かれている第2の金属薄板テープ(2t)は、第2のリール22の回転によって供給される。
【0034】
金属蒸発器30は、供給された第1及び第2の金属薄板テープ(1t、2t)の間に接合物質(30m)である金属蒸気を噴射させる。金属蒸発器30は、密閉型ハウジング(30h)と噴射出口(30e)とを含む。ハウジング(30h)に形成された試料投入口(図示せず)を通じてハウジングの内部に金属物質が投入され、ガス注入口(図示せず)を通じてハウジングの内部に不活性ガスが注入される。この時、不活性ガスを注入せず金属物質を高温の蒸気にして噴射してもよい。ハウジング(30h)の内部には、投入された金属物質を蒸発させる過熱手段(図示せず)が配置される。ハウジング内部の不活性ガス及び蒸発された金属物質は、噴射出口(30e)を通じて高速噴射される。噴射出口(30e)の幅は、第1の金属薄板テープ(1t)又は第2の金属薄板テープ(2t)の幅と同一にすることができる。蒸気状態に噴射された金属物質が第1及び第2の金属薄板テープ(1t、2t)を接合させる接合物質(30m)になる。接合物質(30m)に使用される金属物質としては銀(Ag)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、鉛(Pb)などがある。加熱手段には、温度制御器34が連結されて金属物質の温度が一定するように制御できる。金属蒸発器30の下部に連結された位置調整器32によって金属蒸発器の位置が調節できる。接合物質(30m)の蒸着効率を高めるために噴射出口(30e)が第1及び第2の金属薄板テープ(1t、2t)が接合される部分に最大で密着されることがよい。金属蒸発器30での金属蒸発のためにヒーターによる過熱又は高周波誘導過熱などの方法が使用できる。
【0035】
金属蒸発器30の輻射熱が金属薄板テープ(1t、2t)を過度に加熱する場合に対して、金属蒸発器30と金属薄板テープ(1t、2t)との間に熱遮断膜36が配置できる。
【0036】
接合部25は、第1及び第2の金属薄板テープ(1t、2t)を密着させて接合させる。接合部25にローラーが使用できる。この時、第1及び第2の金属薄板テープ(1t、2t)は、ローラーの回転によって密着されて接合される。
【0037】
このように接合された金属薄板テープ(3t)は、第3のリール23によって巻かれる。
【0038】
ローラー25と第3のリール23との間に加熱器40が配置できる。加熱器40は、高周波誘導過熱器、赤外線過熱器、又はハロゲンヒーターのうちから選択されたいずれか一つでありうる。また、加熱器40は、ローラー25内に装着できる。加熱器40は、接合された金属薄板テープ(3t)を加熱して接合力を向上させる。この時、加熱温度は接合物質(30m)の融点以下になることが好ましい。
【0039】
工程チャンバ10の一側には、ポンプ50が配置される。ポンプ50は、工程チャンバの内部を真空状態にして、金属蒸発器30で蒸気状態に蒸発された金属物質が酸化されない状態に、第1及び第2の金属薄板テープ(1t、2t)が接合される部分に供給されるようにする。工程チャンバ10とポンプ50との間に吸着板55が配置できる。この吸着板55は、接合物質(30m)である金属蒸気を吸着して、金属蒸気がポンプ50に入ることを防止する。
【0040】
図2は、本発明に従う薄板接合装置によって両金属薄板テープが接合されたときの断面図である。
【0041】
図2を参照すれば、第1の金属薄板テープ(1t)と第2の金属薄板テープ(2t)が接合物質(30m)によって接合される。第1及び第2の金属薄板テープ(1t、2t)の間に設けられる接合物質(30m)の厚さは均一である。示されていないが、接合物質(30m)の密度は高く、その構造もまた緻密である。
【0042】
図3は、従来の接合方法に応じて第1及び第2の金属薄板テープが接合された金属薄板テープの断面図であり、図4は本発明に従う接合方法に応じて接合された金属薄板テープの断面図である。この時、第1及び第2の金属薄板テープは、それぞれ超伝導テープと安定化金属テープでありうる。安定化金属テープは、銅(Cu)やステンレスなどで作られ、超伝導テープの過電流を受容するなど超伝導テープを保護する機能を有する。
【0043】
図3を参照すれば、超伝導テープ(11t)は、基板層(11t1)、緩衝層(11t2)、超伝導層(11t3)、及び保護層(11t4)を含む。超伝導テープ(11t)と安定化金属テープ(12t)が接合物質(30m)によって接合される。超伝導層(11t3)と基板層(11t1)との間に絶縁性物質の緩衝層(11t2)が介在されるので、超伝導層(11t3)に臨界電流以上の過電流が流れるようになれば、安定化金属テープ(12t)を通じて電流が流れるようになる。従って、過電流を受容できる能力が制限された。
【0044】
図4を参照すれば、超伝導テープ(21t)の構造は、従来の超伝導テープ(図3参照)と同一である。しかしながら、超伝導テープ(21t)の幅が安定化金属テープ(22t)の幅より狭い。従って、超伝導テープ(21t)と安定化金属テープ(22t)とを接合物質(30m)に接合させれば、超伝導テープ(21t)の側面にも接合物質(30m)が蒸着するようになる。また、接合物質(30m)は超伝導テープ(21t)を取り囲むことができる。接合物質(30m)は、金属物質なので伝導性があるため超伝導層(21t3)は、基板層(21t1)と電気的に通じることができるようになる。これにより、超伝導層(21t3)の過電流を基板層(21t1)及び安定化金属テープ(22t)を通じて迂回させることができるため過電流受容量をさらに増やすことができるようになる。
【0045】
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の範囲から外れない限度内で多様な変形が可能なことは勿論である。
【0046】
従って、本発明の範囲は、前述した実施形態に局限されて決められてはいけなく、特許請求の範囲だけではなく、この発明の特許請求の範囲と均等なことによって決められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明に従う薄板接合装置を概略的に示す図面である。
【図2】本発明に従う薄板接合装置によって両薄板テープが接合されたときの断面図である。
【図3】従来の接合方法に応じて超伝導テープと安定化金属テープが接合された金属薄板テープの断面図である。
【図4】本発明に従う接合方法に応じて超伝導テープと安定化金属テープが接合された金属薄板テープの断面図である。
【符号の説明】
【0048】
10 工程チャンバ
21 第1のリール
22 第2のリール
23 第3のリール
25 噴射部
30 金属蒸発器
30e 噴射出口
30h ハウジング
30m 接合物質
32 位置調整器
34 温度制御器
36 熱遮断膜
40 加熱器
50 ポンプ
55 吸着板
1t 第1の金属薄板テープ
2t 第2の金属薄板テープ
3t 接合された金属薄板テープ
11t、21t 超伝導テープ
11t1、21t1 基板層
11t2、21t2 緩衝層
11t3、21t3 超伝導層
11t4、21t4 保護層
12t、22t 安定化金属テープ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
工程チャンバと、
前記工程チャンバ内に設けられ、第1及び第2の金属薄板をそれぞれ供給する第1及び第2の供給部と、
前記供給された第1及び第2の金属薄板の間に接合物質を噴射する噴射部と、
前記第1及び第2の金属薄板を接合させる接合部と、
前記工程チャンバの一側に連結され、前記工程チャンバを真空状態にするポンプと、
を含むことを特徴とする薄板接合装置。
【請求項2】
前記金属薄板はテープ型であり、
前記第1及び第2の供給部は、それぞれ第1及び第2のリールであり、前記テープ型の第1及び第2の金属薄板は、前記第1及び第2のリールの回転によって供給されること
を特徴とする請求項1に記載の薄板接合装置。
【請求項3】
前記第1及び第2のリールの幅が互いに異なること
を特徴とする請求項2に記載の薄板接合装置。
【請求項4】
前記接合部は、ローラーであり、前記テープ型の第1及び第2の金属薄板を前記ローラーの回転によって一側に密着させて接合させること
を特徴とする請求項2に記載の薄板接合装置。
【請求項5】
前記接合部によって接合された金属薄板が巻かれる第3のリールをさらに含むこと
を特徴とする請求項2に記載の薄板接合装置。
【請求項6】
前記接合部は、前記第1及び第2の金属薄板を互いに密着させて接合させること
を特徴とする請求項1に記載の薄板接合装置。
【請求項7】
前記接合部によって接合された金属薄板を過熱して前記第1及び第2の金属薄板の接合力を高める過熱器をさらに含むこと
を特徴とする請求項1に記載の薄板接合装置。
【請求項8】
前記過熱器は、高周波誘導過熱器、赤外線過熱器、またはハロゲンヒーターのうちから選択されたいずれか一つであること
を特徴とする請求項7に記載の薄板接合装置。
【請求項9】
前記過熱器は、前記接合部内に装着されたこと
を特徴とする請求項7に記載の薄板接合装置。
【請求項10】
前記噴射部は、金属蒸発器であること
を特徴とする請求項1に記載の薄板接合装置。
【請求項11】
前記噴射部の噴射出口の幅は、前記第1の金属薄板又は前記第2の金属薄板の幅と同一であること
を特徴とする請求項1に記載の薄板接合装置。
【請求項12】
前記噴射部に連結され、前記接合部に関する前記噴射部の位置を調整する位置調整器をさらに含むこと
を特徴とする請求項1に記載の薄板接合装置。
【請求項13】
前記噴射部に連結され、前記噴射部の温度を調節する温度制御器をさらに含むこと
を特徴とする請求項1に記載の薄板接合装置。
【請求項14】
前記第1及び第2の金属薄板と前記噴射部との間に設けられる熱遮断膜をさらに含むこと
を特徴とする請求項1に記載の薄板接合装置。
【請求項15】
前記工程チャンバと前記ポンプとの間に設けられ、前記接合物質の蒸気を吸着して前記接合物質が前記ポンプに入ることを防止する吸着板をさらに含むこと
を特徴とする請求項1に記載の薄板接合装置。
【請求項16】
第1及び第2の金属薄板が備えられた工程チャンバ内部を真空状態にし、
前記第1及び第2の金属薄板を供給し、
前記供給された第1及び第2の金属薄板の間に接合物質を噴射し、
前記第1及び第2の金属薄板を接合させ、
前記接合された金属薄板を過熱すること
を含むことを特徴とする薄板接合方法。
【請求項17】
前記第1の金属薄板は超伝導テープであり、前記第2の金属薄板は安定化金属テープであること
を特徴とする請求項16に記載の薄板接合方法。
【請求項18】
前記超伝導テープの幅が前記安定化金属テープの幅より狭いこと
を特徴とする請求項17に記載の薄板接合方法。
【請求項19】
前記超伝導テープは、保護層、超伝導層、緩衝層、及び基板層の積層構造であること
を特徴とする請求項18に記載の薄板接合方法。
【請求項20】
前記接合物質は、前記超伝導テープを取り囲むこと
を特徴とする請求項19に記載の薄板接合方法。
【請求項21】
前記接合物質を噴射させることは、金属蒸発によって遂行されること
を特徴とする請求項17に記載の薄板接合方法。
【請求項22】
前記金属蒸発のためにヒーターによる過熱又は高周波誘導過熱が使用されること
を特徴とする請求項21に記載の薄板接合方法。
【請求項23】
前記接合された金属薄板を過熱することは、高周波誘導過熱、赤外線過熱、又はハロゲンヒーターによる過熱のうちから選択されたいずれか一つの方法によって遂行されること
を特徴とする請求項17に記載の薄板接合方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−61899(P2007−61899A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−81593(P2006−81593)
【出願日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(500561045)韓国電気研究院 (1)
【Fターム(参考)】