説明

表示システム、および表示器

【課題】 様々な条件に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々な条件に対して汎用性の高い表示システム、および表示器を提供する。
【解決手段】 サイズの異なる複数の同一フレーム画面のデータを記憶したフレーム記憶部2dと、サイズの異なる複数の同一コンテンツ画面のデータを記憶したコンテンツ記憶部2eと、画面構成情報を設定する設定部2fと、画面構成情報とフレーム画面およびコンテンツ画面の各サイズとの対応関係を記憶した対応関係記憶部2gと、設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびコンテンツ画面のサイズを選択するサイズ選択部2hと、選択されたサイズのフレーム画面に選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成する表示制御部2iとを備え、表示器2は、表示制御部2iが作成したウェブページをウェブブラウザ手段によって表示画面2cに表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブページを表示する表示システム、および表示器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ネットワーク経由で取得したウェブページを表示画面に表示する表示器があり、表示したウェブページ上でGUI(Graphical User Interface)を用いた操作を行うことで、ネットワーク経由で情報授受が可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
例えば、住宅内に設置された設備端末、例えば、エアコンや照明器具あるいは種々のセキュリティ機器などの監視をネットワーク経由で行う住宅設備監視システムでは、設備端末の監視(あるいは、監視と制御)に関わる情報(例えば、エアコンや照明器具の動作状態およびオン・オフ制御、セキュリティ機器である火災感知器の動作状態など)をウェブページで作成しており、このウェブページを表示器の表示画面(CRTやLCD)に表示し、ウェブページ上のGUIを用いた操作によって、監視結果の認識や、設備端末への制御指示を可能にしている。
【0004】
一般にウェブページは、図13(a)に示すように、ウェブページの枠組み部分となるフレーム部G11と、フレーム部G11内の予め定められた位置に配置されるコンテンツ部G12とで構成されており、コンテンツ部G12は、ウェブページの内容を示す。図13(a)は住宅設備監視システムで表示されるウェブページの一例であり、フレーム部G11は、タイトル表示H101と、前ページ、次ページ、メニューへの各遷移操作を行うボタンB101とで構成されている。コンテンツ部G12は、設備端末の監視と制御に関わる情報を設備端末毎に表示するものであり、各コンテンツ部G12は、例えば設備端末(照明器具等)の端末名H102、設備端末のオン・オフ状態(照明器具であれば点灯・消灯状態)の監視結果である現在値表示H103、設備端末に対してオン・オフ(照明器具であれば点灯・消灯)の制御指示を行う制御ボタンB102等の各種コンテンツを含んで構成されており、各コンテンツ部G12は、1台の設備端末に対応している。図13(a)では、ウェブページ上に6個のコンテンツ部G12を配置することができ、コンテンツ部G12を配置する各領域をスロット部と称す。すなわち、図13(a)では、スロット部が6個設定されており、ウェブページ上には、6台の設備端末の監視制御情報が表示されている。
【特許文献1】特開2007−272863号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来のウェブページ上のGUI開発では、表示器の表示画面の解像度に合わせてスロット部の数(スロット数)を設定しており、解像度の異なる表示画面毎にウェブページを個別に開発する必要があった(なお、これらの情報は、開発したGUI毎にHTMLベースで記述されている)。
【0006】
図13(a)のウェブページは、横サイズa1=640px(ピクセル)×縦サイズb1=480px(ピクセル)の解像度を有するVGAの表示画面に表示され、スロット数=6、フレーム部G11のタイトル表示H101の文字サイズは10pt(ポイント)、ボタンB101の横サイズc1=120pxに設定され、コンテンツ部G12の縦サイズd1=140px、制御ボタンB102内の文字サイズは11ptに設定されている。
【0007】
一方、図13(b)では、VGAで表示された図13(a)と同様のウェブページを、横サイズa2=320px×縦サイズb2=240pxの解像度を有するQVGAの表示画面に表示しており、スロット数=3、フレーム部G11のタイトル表示H101の文字サイズは10pt、ボタンB101の横サイズc2=100pxに設定され、コンテンツ部G12の縦サイズd2=140px、制御ボタンB102内の文字サイズは11ptに設定されている。
【0008】
このように、同じウェブページを解像度の異なる表示画面(VGAとQVGA)で作成する場合、スロット数や、各部のサイズや、文字サイズが互いに異なるため、従来は同じウェブページをVGA用とQVGA用とで個別に開発していた。
【0009】
また、フレーム部G11とコンテンツ部G12とを分割するという概念はなく、フレーム部G11とコンテンツ部G12とを1つのウェブページにまとめてHTMLコードを記述しなければならないため、解像度の異なる表示画面に対して汎用性の乏しいものであった。
【0010】
さらには、表示画面の解像度だけでなく、ユーザの年齢、視力等や、表示器に接続される設備端末の台数に応じて、使い易いウェブページを作成することが求められている。
【0011】
このように、表示画面の解像度や、ユーザの年齢、視力等や、表示器に接続される設備端末の台数等の条件が変わる毎にウェブページを個別に開発する必要があるので、条件が多いほどウェブページ開発の工数が増大し、さらには完成したウェブページは汎用性の乏しいものであった。
【0012】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、様々な条件に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々な条件に対して汎用性の高い表示システム、および表示器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
請求項1の発明は、ウェブページを表示画面に表示する表示器を具備する表示システムにおいて、ウェブページは、全ウェブページに共通の枠組み部分となるフレーム画面と、フレーム画面内の予め定められた位置に設けられた1乃至複数のスロット部に配置されて、各ウェブページの内容を表すコンテンツ画面とで構成されており、サイズの異なる複数の同一フレーム画面のデータを記憶したフレーム記憶手段と、サイズの異なる複数の同一コンテンツ画面のデータを記憶したコンテンツ記憶手段と、ウェブページの作成条件である画面構成情報を設定する設定手段と、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズとの対応関係を記憶した対応関係記憶手段と、対応関係記憶手段を参照して、設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびコンテンツ画面のサイズを選択するサイズ選択手段と、選択されたサイズのフレーム画面に選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成する表示制御手段とを備え、表示器は、表示制御手段が作成したウェブページをウェブブラウザ手段によって表示画面に表示することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、フレーム画面とコンテンツ画面とを分割し、画面構成情報に応じて、フレーム画面およびコンテンツ画面の各サイズを個別に動的に変化させて、フレーム画面とコンテンツ画面とを組み合わせるので、「コードの使いまわし」という観点から画面データの汎用性が高くなり、フレーム画面やコンテンツ画面のコーティング作業等に必要な開発工数を最小限に抑えることができる。すなわち、様々な条件に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々な条件に対して汎用性の高い表示システムを提供することができる。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1において、前記画面構成情報は、表示画面の解像度であることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、フレーム画面とコンテンツ画面とを分割し、表示画面の解像度に応じて、フレーム画面およびコンテンツ画面の各サイズを個別に動的に変化させることができる。したがって、様々な表示画面の解像度に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々な表示画面の解像度に対して汎用性の高い表示システムを提供することができる。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、前記画面構成情報は、フレーム画面内に設けられたスロット部の数を含み、前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成することを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、フレーム画面とコンテンツ画面とを分割し、スロット数に応じて、フレーム画面およびコンテンツ画面の各サイズを個別に動的に変化させることができる。したがって、様々なスロット数に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々なスロット数に対して汎用性の高い表示システムを提供することができる。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1または2において、前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、前記画面構成情報は、ユーザに関する情報を含み、前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、フレーム画面とコンテンツ画面とを分割し、ユーザ情報に応じて、フレーム画面およびコンテンツ画面の各サイズを個別に動的に変化させることができる。したがって、様々なユーザ情報に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々なユーザ情報に対して汎用性の高い表示システムを提供することができる。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1または2において、所定の機能を有する1乃至複数の設備端末と、各設備端末の監視または制御の少なくとも一方を行う監視・制御手段とを備えて、前記表示制御手段は、監視・制御手段の監視・制御を行うウェブページを作成し、前記コンテンツ画面は、前記表示器が監視・制御手段との間で通信を行って、監視・制御手段から各設備端末の監視結果を取得するための画面、または前記表示器が監視・制御手段との間で通信を行って、監視・制御手段へ各設備端末の制御指示を行うための画面であり、前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、前記画面構成情報は、設備端末の数を含み、前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成することを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、フレーム画面とコンテンツ画面とを分割し、設備端末の数に応じて、フレーム画面およびコンテンツ画面の各サイズを個別に動的に変化させることができる。したがって、様々な設備端末の数に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々な設備端末の数に対して汎用性の高い表示システムを提供することができる。
【0023】
請求項6の発明は、請求項1または2において、所定の機能を有する1乃至複数の設備端末と、各設備端末の監視または制御の少なくとも一方を行う監視・制御手段とを備えて、前記表示制御手段は、監視・制御手段の監視・制御を行うウェブページを作成し、前記コンテンツ画面は、前記表示器が監視・制御手段との間で通信を行って、監視・制御手段から各設備端末の監視結果を取得するための画面、または前記表示器が監視・制御手段との間で通信を行って、監視・制御手段へ各設備端末の制御指示を行うための画面であり、前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、前記画面構成情報は、表示器と監視・制御手段との間で行われる通信の形態情報を含み、前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成することを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、フレーム画面とコンテンツ画面とを分割し、表示器と監視・制御手段との間で行われる通信の形態情報に応じて、フレーム画面およびコンテンツ画面の各サイズを個別に動的に変化させることができる。したがって、様々な通信形態に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々な通信形態に対して汎用性の高い表示システムを提供することができる。
【0025】
請求項7の発明は、請求項1または2において、前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、前記画面構成情報は、ウェブページで使用する言語情報を含み、前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成することを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、フレーム画面とコンテンツ画面とを分割し、ウェブページで使用する言語情報に応じて、フレーム画面およびコンテンツ画面の各サイズを個別に動的に変化させることができる。したがって、様々な言語に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々な言語に対して汎用性の高い表示システムを提供することができる。
【0027】
請求項8の発明は、ウェブページを表示画面に表示する表示器において、ウェブページは、全ウェブページに共通の枠組み部分となるフレーム画面と、フレーム画面内の予め定められた位置に設けられた1乃至複数のスロット部に配置されて、各ウェブページの内容を表すコンテンツ画面とで構成されており、サイズの異なる複数の同一フレーム画面のデータを記憶したフレーム記憶手段と、サイズの異なる複数の同一コンテンツ画面のデータを記憶したコンテンツ記憶手段と、ウェブページの作成条件である画面構成情報を設定する設定手段と、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズとの対応関係を記憶した対応関係記憶手段と、対応関係記憶手段を参照して、設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびコンテンツ画面のサイズを選択するサイズ選択手段と、選択されたサイズのフレーム画面に選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成し、当該作成したウェブページをウェブブラウザ手段によって表示画面に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、フレーム画面とコンテンツ画面とを分割し、画面構成情報に応じて、フレーム画面およびコンテンツ画面の各サイズを個別に動的に変化させて、フレーム画面とコンテンツ画面とを組み合わせるので、「コードの使いまわし」という観点から画面データの汎用性が高くなり、フレーム画面やコンテンツ画面のコーティング作業等に必要な開発工数を最小限に抑えることができる。すなわち、様々な条件に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々な条件に対して汎用性の高い表示器を提供することができる。
【発明の効果】
【0029】
以上説明したように、本発明では、様々な条件に対するウェブページ開発の工数を抑制し、且つ様々な条件に対して汎用性の高い表示システム、および表示器を提供することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
(実施形態1)
図2は、本実施形態の表示システムを用いた住宅設備監視システムの全体構成を示しており、複数のコントローラ1(図2では2台のコントローラ1)と、1台の表示器2とが、Ethernet(登録商標)を用いた宅内ネットワークNT1に接続され、コントローラ1の各配下には、照明器具、空調器具、防犯器具、計測器具、電気錠等の設備端末3が接続されている。さらに、宅内ネットワークNT1はホームゲートウェイ4を介してインターネットを構築する広域網NT2に接続され、宅内ネットワークNT1上の各端末装置(コントローラ1、表示装置2等)はホームゲートウェイ4を介して広域網NT2上のセンタサーバ5と通信を行うことができる。
【0032】
そして、宅内ネットワークNT1上の各端末装置(コントローラ1、表示装置2、ホームゲートウェイ4等)は機器識別情報(IPアドレス)を割り付けられており、この機器識別情報を用いて互いに通信を行う。
【0033】
ホームゲートウェイ4は、情報ブレーカを備えて宅内ネットワークNT1に接続されるだけでなく、広域網NT2に接続される接続口を有する宅内サーバを構成し、広域網NT2に接続されたセンタサーバ5との間の通信と、宅内ネットワークNT1を介した通信との両方の機能を備えて、宅内ネットワークNT1と広域網NT2との間のプロトコル変換を行い、さらには宅内ネットワークNT1の各端末装置に関する識別情報の取得機能を備える。
【0034】
図1は、宅内ネットワークNT1における各構成を示す。
【0035】
まず、コントローラ1は、送受信部1aと、監視制御部1bとを備えるネットリモコンやネットアダプタ等で構成され、監視制御部1bが、配下の設備端末3の監視制御を行っている。そして、送受信部1aがLAN通信を行い、監視制御部1bは、表示器2からネットワークNT1を介して監視制御要求を受け取ると、配下の設備端末3の各監視制御情報を、ホームゲートウェイ4経由で要求送信元の表示器2へ送信する。
【0036】
そして、表示器2は、送受信部2aと、操作部2bと、表示画面2cと、フレーム記憶部2dと、コンテンツ記憶部2eと、設定部2fと、対応関係記憶部2gと、サイズ選択部2hと、表示制御部2iとを備え、送受信部2aが宅内ネットワークNT1を介してLAN通信を行い、操作部2bがユーザによって操作されることによって、設備端末3の監視制御要求が、ホームゲートウェイ4経由で送信先のコントローラ1へ送信され、要求先のコントローラ1から配下の設備端末3の各監視制御情報を取得する。表示制御部2iは、宅内ネットワークNT1経由で取得した設備端末3の各監視制御情報からウェブページを作成し、当該ウェブページをウェブブラウザによって表示画面2cに表示する。
【0037】
以下、表示器2におけるウェブページの作成処理について説明する。
【0038】
まず、本実施形態では、ウェブページの枠組み部分となり、ページを跨いで共通で使用されるフレーム画面G1と、フレーム画面G1内の予め定められた位置に配置されるコンテンツ画面G2とを分割しており、フレーム画面G1にコンテンツ画面G2を組み合わせることでウェブページが構成される。図3(a)は、フレーム画面G1の一例を示しており、フレーム画面G1は、タイトル表示H1と、前ページ、次ページ、メニューへの各遷移操作を行うボタンB1とで構成されている。
【0039】
また図3(b)は、コンテンツ画面G2の一例を示しており、コンテンツ画面G2は、設備端末3の監視と制御に関わる情報を設備端末3毎に表示するものであり、各コンテンツ画面G2は、例えば設備端末3の端末名表示H2、設備端末3のオン・オフ状態(照明器具であれば点灯・消灯状態)の監視結果である現在値表示H3、設備端末3に対してオン・オフ(照明器具であれば点灯・消灯)の制御指示を行う制御ボタンB2等の各種コンテンツを含んで構成されており、各コンテンツ画面G2は、1台の設備端末3に対応している。
【0040】
図3(a)では、フレーム画面G1上に3個のコンテンツ画面G2を配置することができ、コンテンツ画面G2を配置する各領域をスロット部X1と称す。すなわち、図3(a)では、スロット部X1が3個設定されており、1つのウェブページ上には、3台の設備端末3の監視制御情報が表示できる。なお、制御指示を行う制御ボタンとしては、オン・オフの制御指示を行う機能以外に、スケジュール制御やタイマ制御の各機能を有するものでもよい。
【0041】
そして、フレーム記憶部2dは、サイズの異なる複数の同一フレーム画面G1のデータを記憶しており、コンテンツ記憶部2eは、サイズの異なる複数の同一コンテンツ画面G2のデータを記憶している。すなわち、フレーム画面G1、コンテンツ画面G2ともに、同一画面のデータがサイズ違い(必要であれば、サイズの異なるフレーム画面G1は、スロット数も互いに異なる)で複数格納されているのである。また、フレーム画面G1、コンテンツ画面G2が、フレーム記憶部2d、コンテンツ記憶部2eに格納される形式としては、HTML、Java(登録商標)Script等の形式が用いられており、JPEGやGIF等の画像データとして格納されているとは限らない。
【0042】
図4は、ウェブページの作成処理の概略であり、表示画面2cは、所定の解像度(VGA、QVGA等)で構成されており、設定部2fは、表示画面2cの解像度の情報を予め保持して画面構成情報として設定している(S1)。設定部2fによる解像度情報の設定は、ユーザの手動入力による方法と、表示器2に搭載されているウェブブラウザに関する情報(ユーザエージェント情報)を用いる方法とがある。ユーザエージェント情報には、ブラウザ種別(QVGA、VGA等の解像度情報)、ブラウザOS、ブラウザOSのバージョン等の情報が含まれた文字列情報であり、ウェブブラウザから自発的に送信されるのが一般的であるが、設定部2fから、ユーザエージェント情報の取得要求を送信することで、ウェブブラウザからユーザエージェント情報を取得することもできる。
【0043】
そして、対応関係記憶部2gは、画面構成情報である解像度情報とフレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズとの対応関係を対応テーブルTB1に格納している。サイズ選択部2hは、設定部2fが設定した解像度情報に対応するフレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを選択する(S2)(S3)。ここでは、解像度:QVGAとし、フレーム画面G1のサイズ:B、フレーム画面G1内のスロット数:3、コンテンツ画面G2のサイズ:bを選択する。
【0044】
対応関係記憶部2gに格納されている対応テーブルTB1には、表示画面2cの解像度情報(画面構成情報)として、図5に示すように、QVGA(横320px×縦240px)、Wide−QVGA(横480px×縦320px)、VGA(横640px×縦480px)、XGA(横1024px×縦768px)等が設定されており、基本的に、解像度が高いほどフレーム画面G1のサイズが大きくなり、スロット数も多くなる。
【0045】
表示制御部2iは、選択されたサイズで選択されたスロット数を有するフレーム画面G1をフレーム記憶部2dから読み出し、さらに選択されたサイズのコンテンツ画面G2をコンテンツ記憶部2eから読み出し、読み出したフレーム画面G1のスロット部X1にコンテンツ画面G2を重ね合わせて(S4)、1つのウェブページを作成し、当該作成したウェブページをウェブブラウザによって表示画面2cに表示する(S5)。すなわち、図4では、サイズ:Bでスロット数:3のフレーム画面G1を読み出し、フレーム画面G1の3箇所のスロット部X1にサイズ:bのコンテンツ画面G2を各々重ね合わせている。
【0046】
従来は、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを一体にして画面開発を行っていたため、表示画面2cの解像度が異なる毎に、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2との一体画面を開発する必要があり、開発工数がかかっていた。
【0047】
しかし、本実施形態では、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを分割し、表示画面2cの解像度に応じて、フレーム画面G1およびコンテンツ画面G2の各サイズを個別に動的に変化させて、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを組み合わせるので、「コードの使いまわし」という観点から画面データの汎用性が高くなり、従来のようにフレーム部G11とコンテンツ部G12とを1つのウェブページにまとめてHTMLコードを記述する場合に比べて(図13(a)(b)参照)、フレーム画面G1やコンテンツ画面G2のコーティング作業等に必要な開発工数を最小限に抑えることができる。例えば、「QVGAからVGAへの解像度の変更であれば、フレーム画面G1のサイズは変更するが、コンテンツ画面G2のサイズは変更しない」等のように、場合によっては解像度の変更に伴うコンテンツ画面G2の新規開発が不要となり、既存のコンテンツ画面G2を流用することが可能となる。
【0048】
(実施形態2)
本実施形態の表示システムの構成は、実施形態1と同様に図1,図2に示されるが、画面構成情報として、表示器2の表示画面2cの解像度情報に付加してフレーム画面G1のスロット数を用いる点が実施形態1と異なる。
【0049】
まず、本実施形態のフレーム記憶部2dは、サイズの異なる複数の同一フレーム画面G1のデータを記憶しており、さらに同一サイズであってもスロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1が用意されている。すなわち、スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1のデータをサイズ毎に記憶しているのである。
【0050】
本実施形態の操作部2bは、画面構成情報としてフレーム画面G1のスロット数を入力する機能を有しており、設定部2fは、表示画面2cの解像度情報と、フレーム画面G1のスロット数とを画面構成情報として設定する。
【0051】
本実施形態の表示器2の対応関係記憶部2gは、図6に示す対応テーブルTB2を格納しており、対応テーブルTB2には、画面構成情報の大分類として表示画面2cの解像度情報を設定し、さらに解像度情報毎にフレーム画面G1のスロット数を画面構成情報の小分類として設定している。そして、画面構成情報の小分類である各スロット数に、フレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを対応させている。
【0052】
そして、サイズ選択部2hは、設定部2fが設定した解像度情報およびスロット数に対応するフレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを選択する。
【0053】
表示制御部2iは、選択されたサイズで選択されたスロット数を有するフレーム画面G1をフレーム記憶部2dから読み出し、さらに選択されたサイズのコンテンツ画面G2をコンテンツ記憶部2eから読み出し、読み出したフレーム画面G1のスロット部X1にコンテンツ画面G2を重ね合わせて、1つのウェブページを作成し、当該作成したウェブページをウェブブラウザによって表示画面2cに表示する。
【0054】
このように本実施形態では、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを分割し、表示画面2cの解像度、およびフレーム画面G1内のスロット数に応じて、フレーム画面G1およびコンテンツ画面G2の各サイズを個別に動的に変化させて、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを組み合わせるので、画面データの汎用性が高くなり、開発工数を最小限に抑えることができる。
【0055】
(実施形態3)
本実施形態の表示システムの構成は、実施形態1と同様に図1,図2に示されるが、画面構成情報として、表示器2の表示画面2cの解像度情報に付加してユーザに関する情報(ユーザビリティ情報)を用いる点が実施形態1と異なる。
【0056】
まず、本実施形態のフレーム記憶部2dは、サイズの異なる複数の同一フレーム画面G1のデータを記憶しており、さらに同一サイズであってもスロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1が用意されている。すなわち、スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1のデータをサイズ毎に記憶しているのである。
【0057】
本実施形態の操作部2bは、画面構成情報としてユーザビリティ情報を入力する機能を有しており、設定部2fは、表示画面2cの解像度情報と、ユーザビリティ情報とを画面構成情報として設定する。
【0058】
本実施形態の表示器2の対応関係記憶部2gは、図7に示す対応テーブルTB3を格納しており、対応テーブルTB3には、画面構成情報の大分類として表示画面2cの解像度情報を設定し、さらに解像度情報毎にユーザビリティ情報を画面構成情報の小分類として設定している。ユーザビリティ情報は、ユーザの年齢、視力、指の大きさ等であり、本実施形態では、解像度情報:QVGAに対してユーザの年齢を小分類として設定し、解像度情報:VGAに対してユーザの視力を小分類として設定し、さらに解像度情報:480px×272pxに対してユーザの指の大きさを小分類として設定している。
【0059】
そして、画面構成情報の小分類である各ユーザビリティ情報に、フレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを対応させている。
【0060】
具体的には、ユーザの年齢が高ければ、同一サイズのフレーム画面G1を用いる場合であってもスロット数を少なくし、コンテンツ画面G2のサイズを大きくすることで、高齢のユーザにとって見易いウェブページを作成している。また、ユーザの視力が悪ければ、同一サイズのフレーム画面G1を用いる場合であってもスロット数を少なくし、コンテンツ画面G2のサイズを大きくすることで、視力の悪いユーザにとって見易いウェブページを作成している。
【0061】
さらに、表示画面2cを指で直接タッチして操作する形態のGUIを採用した際には、ユーザの指が大きければ、同一サイズのフレーム画面G1を用いる場合であってもスロット数を少なくし、コンテンツ画面G2のサイズを大きくすることで、指の大きいユーザであっても、操作時の押し間違いを防止したウェブページを作成している。
【0062】
このように、デフォルトの画面サイズでは閲覧/操作が困難なユーザに対しても、ユーザビリティ情報を設定することによって、使い易い表示システムを提供できる。
【0063】
そして、サイズ選択部2hは、設定部2fが設定した解像度情報およびユーザビリティ情報に対応するフレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを選択する。
【0064】
表示制御部2iは、選択されたサイズで選択されたスロット数を有するフレーム画面G1をフレーム記憶部2dから読み出し、さらに選択されたサイズのコンテンツ画面G2をコンテンツ記憶部2eから読み出し、読み出したフレーム画面G1のスロット部X1にコンテンツ画面G2を重ね合わせて、1つのウェブページを作成し、当該作成したウェブページをウェブブラウザによって表示画面2cに表示する。
【0065】
このように本実施形態では、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを分割し、表示画面2cの解像度、およびユーザビリティ情報に応じて、フレーム画面G1およびコンテンツ画面G2の各サイズや、スロット数を個別に動的に変化させて、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを組み合わせるので、画面データの汎用性が高くなり、開発工数を最小限に抑えることができる。
【0066】
(実施形態4)
本実施形態の表示システムの構成は、実施形態1と同様に図1,図2に示されるが、画面構成情報として、表示器2の表示画面2cの解像度情報に付加して、各コントローラ1に接続している設備端末3の台数(端末台数情報)を用いる点が実施形態1と異なる。
【0067】
まず、本実施形態のフレーム記憶部2dは、サイズの異なる複数の同一フレーム画面G1のデータを記憶しており、さらに同一サイズであってもスロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1が用意されている。すなわち、スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1のデータをサイズ毎に記憶しているのである。
【0068】
従来、コントローラ1に接続している設備端末3の台数が多いと、表示器2が、このコントローラ1からの監視制御情報に基づいて作成したウェブページはページ数が多くなり、図8に示すように、表示画面2c上で1ページから10ページに遷移しようとすると、次ページボタンB1を押下する回数も多くなり、設備端末3の台数が多いほどページ遷移の操作が手間になっていた。
【0069】
そこで、本実施形態の操作部2bは、画面構成情報として設備端末3の台数を入力する機能を有しており、設定部2fは、表示画面2cの解像度情報と、設備端末3の端末台数情報とを画面構成情報として設定する。
【0070】
本実施形態の表示器2の対応関係記憶部2gは、図9に示す対応テーブルTB4を格納しており、対応テーブルTB4には、画面構成情報の大分類として表示画面2cの解像度情報を設定し、さらに解像度情報毎に設備端末3の端末台数情報を画面構成情報の小分類として設定している。そして、画面構成情報の小分類である端末台数情報に、フレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを対応させている。
【0071】
具体的には、設備端末3の台数が多ければ、同一サイズのフレーム画面G1を用いる場合であってもスロット数を多くし、コンテンツ画面G2のサイズを小さくすることで、1つのウェブページ内により多くのコンテンツ画面G2を配置してページ数を少なくし、ページ遷移の操作の手間を低減している。
【0072】
そして、サイズ選択部2hは、設定部2fが設定した解像度情報および端末台数情報に対応するフレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを選択する。
【0073】
表示制御部2iは、選択されたサイズで選択されたスロット数を有するフレーム画面G1をフレーム記憶部2dから読み出し、さらに選択されたサイズのコンテンツ画面G2をコンテンツ記憶部2eから読み出し、読み出したフレーム画面G1のスロット部X1にコンテンツ画面G2を重ね合わせて、1つのウェブページを作成し、当該作成したウェブページをウェブブラウザによって表示画面2cに表示する。
【0074】
このように本実施形態では、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを分割し、表示画面2cの解像度、および設備端末3の台数に応じて、フレーム画面G1およびコンテンツ画面G2の各サイズや、スロット数を個別に動的に変化させて、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを組み合わせるので、画面データの汎用性が高くなり、開発工数を最小限に抑えることができる。
【0075】
また、各コントローラ1が、配下の設備端末3の状態を取得するユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)機能を備えて、配下に接続された設備端末3の端末台数情報を生成し、各コントローラ1が生成した端末台数情報を宅内ネットワークNT1経由でホームゲートウェイ4が取得することで、ホームゲートウェイ4が各コントローラ1の端末台数情報を保持していてもよい。この場合、ホームゲートウェイ4は、設備端末3の脱着毎にコントローラ1から端末台数情報を受け取って、端末台数情報を自動更新し、表示器2の設定部2fは、コントローラ1から端末台数情報を定期的または更新毎に取得する。したがって、ユーザが端末台数情報を手動設定する手間が省けて、ユーザにとって使い勝手がよいものとなる。
【0076】
(実施形態5)
本実施形態の表示システムの構成は、実施形態1と同様に図1,図2に示されるが、画面構成情報として、表示器2の表示画面2cの解像度情報に付加して表示器2の送受信部2aの通信形態に関する情報(通信形態情報)を用いる点が実施形態1と異なる。
【0077】
図1、図2において、表示器2の送受信部2aは宅内ネットワークNT1に接続してLAN通信を行っており、ホームゲートウェイ4経由でコントローラ1にアクセスして、各設備端末3の監視制御情報を取得しているが、送受信部2aは、赤外線通信でコントローラ1と通信を行うものや、電波通信でコントローラ1と通信を行うものも用意されている。しかし、赤外線通信や電波通信では、通信可能なデータ容量がLAN通信に比べて少なく、表示器2が取得する監視制御情報もそのデータ容量が抑制されてしまう。なお、表示器2が赤外線通信や電波通信を用いる場合、表示器2は、図示しないアダプタ経由で宅内ネットワークNT1に接続する。
【0078】
そこで、本実施形態の操作部2bは、画面構成情報として通信形態情報(LAN、赤外線、電波無線)を入力する機能を有しており、設定部2fは、表示画面2cの解像度情報と、送受信部2aの通信形態情報とを画面構成情報として設定する。
【0079】
また、本実施形態のフレーム記憶部2dは、サイズの異なる複数の同一フレーム画面G1のデータを記憶しており、さらに同一サイズであってもスロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1が用意されている。すなわち、スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1のデータをサイズ毎に記憶しているのである。
【0080】
そして、本実施形態の表示器2の対応関係記憶部2gは、図10に示す対応テーブルTB5を格納しており、対応テーブルTB5には、画面構成情報の大分類として表示画面2cの解像度情報を設定し、さらに解像度情報毎に送受信部2aの通信形態情報を画面構成情報の小分類として設定している。通信形態情報は、送受信部2aの通信形態の情報であり、本実施形態では、LAN、赤外線、電波無線を小分類として設定している。
【0081】
そして、画面構成情報の小分類である各通信形態情報に、フレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを対応させている。
【0082】
具体的には、同一のフレーム画面G1を用いる場合であっても、通信時のデータ容量が最も少ない赤外線 → データ容量が中程度の電波無線 → データ容量が最も大きいLAN通信の順で、スロット数を 少ない → 多い に変更し、コンテンツ画面G2のサイズを 大 → 小 に変更することで、赤外線通信のようにデータ容量が少なく、大量のデータを一度に取得できない場合には、スロット数の少ない表示形式でウェブページを作成し、LAN通信のようにデータ容量が大きい場合には、スロット数の多い表示形式でウェブページを作成できる。
【0083】
そして、サイズ選択部2hは、設定部2fが設定した解像度情報および通信形態情報に対応するフレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを選択する。
【0084】
表示制御部2iは、選択されたサイズで選択されたスロット数を有するフレーム画面G1をフレーム記憶部2dから読み出し、さらに選択されたサイズのコンテンツ画面G2をコンテンツ記憶部2eから読み出し、読み出したフレーム画面G1のスロット部X1にコンテンツ画面G2を重ね合わせて、1つのウェブページを作成し、当該作成したウェブページをウェブブラウザによって表示画面2cに表示する。
【0085】
このように本実施形態では、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを分割し、表示画面2cの解像度、および送受信部2aの通信形態情報に応じて、フレーム画面G1およびコンテンツ画面G2の各サイズや、スロット数を個別に動的に変化させて、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを組み合わせるので、画面データの汎用性が高くなり、開発工数を最小限に抑えることができる。
【0086】
また、表示器2の送受信部2aが自己の通信形態情報を予め保持し、設定部2fが、送受信部2aから通信形態情報を取得してもよい。この場合、ユーザが通信形態情報を手動設定する手間が省けて、ユーザにとって使い勝手がよいものとなる。
【0087】
(実施形態6)
本実施形態の表示システムの構成は、実施形態1と同様に図1,図2に示されるが、画面構成情報として、表示器2の表示画面2cの解像度に付加してウェブページ(特にコンテンツ画面G2)内で表示される言語に関する情報(言語情報)を用いる点が実施形態1と異なる。
【0088】
ウェブページで用いる言語には、英語、日本語、中国語等があるが、各言語によって、同じ内容を表す場合でも文字数が異なるため、使用する言語によって画面のデザインを変更することがあった。英語、日本語、中国語の場合、一般に、英語が最も文字数を必要とし、次いで日本語が文字数を必要とし、中国語が最も文字数を必要としないと考えられる。
【0089】
そこで、本実施形態の操作部2bは、画面構成情報として言語情報(英語、日本語、中国語)を入力する機能を有しており、設定部2fは、表示画面2cの解像度情報と、ウェブページ内の言語情報とを画面構成情報として設定する。
【0090】
本実施形態の表示器2の対応関係記憶部2gは、図11に示す対応テーブルTB6を格納しており、対応テーブルTB6には、画面構成情報の大分類として表示画面2cの解像度情報を設定し、さらに解像度情報毎に言語情報を画面構成情報の小分類として設定している。
【0091】
また、本実施形態のフレーム記憶部2dは、サイズの異なる複数の同一フレーム画面G1のデータを記憶しており、さらに同一サイズであってもスロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1が用意されている。すなわち、スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面G1のデータをサイズ毎に記憶しているのである。さらに、コンテンツ記憶部2eは、英語、日本語、中国語のうち、いずれかの言語を表示するコンテンツ画面G2を記憶している。
【0092】
そして、画面構成情報の小分類である各言語情報に、フレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを対応させている。
【0093】
具体的には、同一のフレーム画面G1を用いる場合であっても、最も文字数を必要とする英語 → 必要とする文字数が中程度の日本語 → 最も文字数を必要としない中国語の順で、スロット数を 少ない → 多い に変更し、コンテンツ画面G2のサイズを 大 → 小 に変更することで、最も文字数を必要とする英語の場合にはスロット数の少ない表示形式でウェブページを作成し、最も文字数を必要としない中国語の場合には、スロット数の多い表示形式でウェブページを作成できる。
【0094】
そして、サイズ選択部2hは、設定部2fが設定した解像度情報および言語情報に対応するフレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを選択する。
【0095】
表示制御部2iは、選択されたサイズで選択されたスロット数を有するフレーム画面G1をフレーム記憶部2dから読み出し、さらに選択されたサイズのコンテンツ画面G2をコンテンツ記憶部2eから読み出し、読み出したフレーム画面G1のスロット部X1にコンテンツ画面G2を重ね合わせて、1つのウェブページを作成し、当該作成したウェブページをウェブブラウザによって表示画面2cに表示する。
【0096】
本実施形態では、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを分割し、表示画面2cの解像度、およびウェブページ内の言語情報に応じて、フレーム画面G1およびコンテンツ画面G2の各サイズや、スロット数を個別に動的に変化させて、フレーム画面G1とコンテンツ画面G2とを組み合わせるので、画面データの汎用性が高くなり、開発工数を最小限に抑えることができる。
【0097】
また、表示器2の表示制御部2iがウェブページ内で用いる言語情報を予め保持し、設定部2fが、表示制御部2iから言語情報を取得してもよい。この場合、ユーザが言語情報を手動設定する手間が省けて、ユーザにとって使い勝手がよいものとなる。
【0098】
(実施形態7)
実施形態1乃至6では、送受信部2a、操作部2b、表示画面2c、フレーム記憶部2d、コンテンツ記憶部2e、設定部2f、対応関係記憶部2g、サイズ選択部2h、表示制御部2iを全て表示器2に設けており、コントローラ1やホームゲートウェイ4等の宅内ネットワークNT1上の端末に上記各部を備えるためのハードウェアスペックがない場合や、表示器2が設備端末3と情報授受を直接行う場合でも、表示器2単体でウェブページを作成することができる。
【0099】
一方、本実施形態では、上記各部を宅内ネットワークNT1上の端末に分散させて表示システムを構成しており、図12にその一例を示す。まず、コントローラ1は、送受信部1a、監視制御部1b以外に、フレーム記憶部2d、コンテンツ記憶部2e、設定部2f、対応関係記憶部2g、サイズ選択部2h、表示制御部2iを備え、表示器2は、送受信部2a、操作部2b、表示画面2cのみを備え、宅内ネットワークNT1に構成された表示システムとして、図4に示すウェブページの作成処理を実施形態1と同様に行う。
【0100】
まず、コントローラ1が、表示器2からネットワークNT1を介して監視制御要求を受け取ると、コントローラ1の設定部2fは、要求送信元の表示器2から解像度情報をホームゲートウェイ4経由で取得し、取得した解像度情報を画面構成情報として設定する(S1)。この解像度情報の取得は、表示器2に搭載されているウェブブラウザに関する情報(ユーザエージェント情報)を用いており、ユーザエージェント情報には、ブラウザ種別(QVGA、VGA等の解像度情報)、ブラウザOS、ブラウザOSのバージョン等の情報が含まれた文字列情報であり、表示器2のウェブブラウザから自発的に送信されるのが一般的であるが、コントローラ1から、ユーザエージェント情報の取得要求を送信することで、表示器2からユーザエージェント情報を取得することもできる。
【0101】
コントローラ1の対応関係記憶部2gは、画面構成情報である解像度情報とフレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズとの対応関係を対応テーブルTB1に格納している。コントローラ1のサイズ選択部2hは、設定部2fが設定した解像度情報に対応するフレーム画面G1のサイズ、フレーム画面G1内のスロット数、コンテンツ画面G2のサイズを選択する(S2)(S3)。ここでは、解像度:QVGAとし、フレーム画面G1のサイズ:B、フレーム画面G1内のスロット数:3、コンテンツ画面G2のサイズ:bを選択する。
【0102】
コントローラ1の表示制御部2iは、選択されたサイズで選択されたスロット数を有するフレーム画面G1をフレーム記憶部2dから読み出し、さらに選択されたサイズのコンテンツ画面G2をコンテンツ記憶部2eから読み出し、読み出したフレーム画面G1のスロット部X1にコンテンツ画面G2を重ね合わせて(S4)、1つのウェブページを作成し、当該作成したウェブページのデータを、要求送信元の表示器2へ送信する。ウェブページのデータを受信した表示器2は、ウェブブラウザによってウェブページを表示画面2cに表示する(S5)。
【0103】
また、実施形態2乃至6と同様の画面構成情報を用いたウェブページの作成処理も、各部が宅内ネットワークNT1上での通信を行うことで同様に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】実施形態1の表示システムのブロック構成を示す図である。
【図2】同上の表示システム全体構成を示す図である。
【図3】(a)フレーム画面を示し、(b)コンテンツ画面を示す図である。
【図4】同上のウェブページの作成処理の概略を示す図である。
【図5】同上の対応テーブルの構造を示す図である。
【図6】実施形態2の対応テーブルの構造を示す図である。
【図7】実施形態3の対応テーブルの構造を示す図である。
【図8】従来のページ遷移を示す図である。
【図9】実施形態4の対応テーブルの構造を示す図である。
【図10】実施形態5の対応テーブルの構造を示す図である。
【図11】実施形態6の対応テーブルの構造を示す図である。
【図12】実施形態7の表示システムのブロック構成を示す図である。
【図13】(a)(b)従来のウェブページを示す図である。
【符号の説明】
【0105】
1 コントローラ
2 表示器
2a 送受信部
2b 操作部
2c 表示画面
2d フレーム記憶部
2e コンテンツ記憶部
2f 設定部
2g 対応関係記憶部
2h サイズ選択部
2i 表示制御部
3 設備端末
4 ホームゲートウェイ
NT1 宅内ネットワーク
NT2 広域網

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブページを表示画面に表示する表示器を具備する表示システムにおいて、
ウェブページは、全ウェブページに共通の枠組み部分となるフレーム画面と、フレーム画面内の予め定められた位置に設けられた1乃至複数のスロット部に配置されて、各ウェブページの内容を表すコンテンツ画面とで構成されており、
サイズの異なる複数の同一フレーム画面のデータを記憶したフレーム記憶手段と、
サイズの異なる複数の同一コンテンツ画面のデータを記憶したコンテンツ記憶手段と、
ウェブページの作成条件である画面構成情報を設定する設定手段と、
画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズとの対応関係を記憶した対応関係記憶手段と、
対応関係記憶手段を参照して、設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびコンテンツ画面のサイズを選択するサイズ選択手段と、
選択されたサイズのフレーム画面に選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成する表示制御手段とを備え、
表示器は、表示制御手段が作成したウェブページをウェブブラウザ手段によって表示画面に表示する
ことを特徴とする表示システム。
【請求項2】
前記画面構成情報は、表示画面の解像度であることを特徴とする請求項1記載の表示システム。
【請求項3】
前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、
前記画面構成情報は、フレーム画面内に設けられたスロット部の数を含み、
前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、
前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、
前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の表示システム。
【請求項4】
前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、
前記画面構成情報は、ユーザに関する情報を含み、
前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、
前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、
前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の表示システム。
【請求項5】
所定の機能を有する1乃至複数の設備端末と、各設備端末の監視または制御の少なくとも一方を行う監視・制御手段とを備えて、前記表示制御手段は、監視・制御手段の監視・制御を行うウェブページを作成し、前記コンテンツ画面は、前記表示器が監視・制御手段との間で通信を行って、監視・制御手段から各設備端末の監視結果を取得するための画面、または前記表示器が監視・制御手段との間で通信を行って、監視・制御手段へ各設備端末の制御指示を行うための画面であり、
前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、
前記画面構成情報は、設備端末の数を含み、
前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、
前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、
前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の表示システム。
【請求項6】
所定の機能を有する1乃至複数の設備端末と、各設備端末の監視または制御の少なくとも一方を行う監視・制御手段とを備えて、前記表示制御手段は、監視・制御手段の監視・制御を行うウェブページを作成し、前記コンテンツ画面は、前記表示器が監視・制御手段との間で通信を行って、監視・制御手段から各設備端末の監視結果を取得するための画面、または前記表示器が監視・制御手段との間で通信を行って、監視・制御手段へ各設備端末の制御指示を行うための画面であり、
前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、
前記画面構成情報は、表示器と監視・制御手段との間で行われる通信の形態情報を含み、
前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、
前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、
前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の表示システム。
【請求項7】
前記フレーム記憶手段は、前記スロット部の数が異なる複数の同一フレーム画面のデータをサイズ毎に記憶し、
前記画面構成情報は、ウェブページで使用する言語情報を含み、
前記対応関係記憶手段は、画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズ、フレーム画面内に設けられたスロット部の数との対応関係を記憶し、
前記サイズ選択手段は、対応関係記憶手段を参照して、前記設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびスロット部の数と、コンテンツ画面のサイズとを選択し、
前記表示制御手段は、選択されたサイズおよびスロット部の数のフレーム画面に、選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成する
ことを特徴とする請求項1または2記載の表示システム。
【請求項8】
ウェブページを表示画面に表示する表示器において、
ウェブページは、全ウェブページに共通の枠組み部分となるフレーム画面と、フレーム画面内の予め定められた位置に設けられた1乃至複数のスロット部に配置されて、各ウェブページの内容を表すコンテンツ画面とで構成されており、
サイズの異なる複数の同一フレーム画面のデータを記憶したフレーム記憶手段と、
サイズの異なる複数の同一コンテンツ画面のデータを記憶したコンテンツ記憶手段と、
ウェブページの作成条件である画面構成情報を設定する設定手段と、
画面構成情報とフレーム画面のサイズ、コンテンツ画面のサイズとの対応関係を記憶した対応関係記憶手段と、
対応関係記憶手段を参照して、設定手段で設定された画面構成情報に対応するフレーム画面のサイズおよびコンテンツ画面のサイズを選択するサイズ選択手段と、
選択されたサイズのフレーム画面に選択されたサイズのコンテンツ画面を重ね合わせてウェブページを作成し、当該作成したウェブページをウェブブラウザ手段によって表示画面に表示する表示制御手段と
を備えることを特徴とする表示器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2010−97496(P2010−97496A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−269060(P2008−269060)
【出願日】平成20年10月17日(2008.10.17)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】