説明

表示パネル及びそれを含む表示装置

【課題】隣接する二つの画素が一つのデータラインを共有する構造を有する表示パネルにおいて、ベーゼル幅を低減できる表示パネルを提供する。
【解決手段】表示パネルは複数の画素、データライン、一対のゲートライン、第1ゲート駆動回路及び第2ゲート駆動回路を含む。複数の画素は表示領域に配置され、複数の画素行と複数の画素列からなる。データラインは列方向に伸長し、二つの画素列ごとに配置される。一対のゲートラインは行方向に伸長し、一つの画素行ごとに各々、画素行の第1側部及び第2側部に配置される。第1ゲート駆動回路は表示領域の第1周辺領域に形成され、画素行の第1側部に配置された第1ゲートラインにゲート信号を提供する第1ステージを含む。第2ゲート駆動回路は第1周辺領域と向き合う表示領域の第2周辺領域に形成されて、画素行の第2側部に配置された第2ゲートラインにゲート信号を提供する第2ステージを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示パネル及びそれを含む表示装置に関し、より詳細には外観品質を向上させるための表示パネル及びそれを含む表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に液晶表示装置は、液晶表示パネルと、液晶表示パネルを駆動する駆動装置を含む。液晶表示パネルは、複数のデータライン及びデータラインと交差する複数のゲートラインを含む。データラインとゲートラインによって複数の画素部が定義される。駆動装置はゲートラインにゲート信号を出力するゲート駆動回路及びデータラインにデータ信号を出力するデータ駆動回路を含む。
【0003】
最近では全体的なサイズを減少し且つ製造原価を節減するためにデータラインの個数を減らしてデータ駆動回路の個数を減らす画素構造が開発されている。この画素構造は、隣接した二つの画素が一つのデータラインを共有する構造である。即ち、二つの画素列に含まれた画素は一つのデータラインを共有するので、データラインの全体個数を減少できる。反面、一つの画素行に含まれた画素は互いに異なるゲート信号が印加される二つのゲートラインに接続される。
【0004】
一つの画素行を駆動するために二つのゲート信号が必要であり、これに従って、液晶表示パネルの表示領域内の各画素行に対応する液晶表示パネルの周辺領域には二つのゲート信号を生成するための二つの回路ステージが形成される。従って、周辺領域の面積が増加し、よって、表示装置のベーゼル幅が増加するという短所を有する。
【0005】
また、高解像度の液晶表示パネルの場合、ゲートラインの配線抵抗によってゲート信号に偏差が発生し、この信号偏差は、液晶表示パネルの左右側の画素間の充電レベルに偏差を引き起こして結果的に縦線不良のような問題点を発生させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、隣接する二つの画素が一つのデータラインを共有する構造を有する表示パネルにおいて、ベーゼル幅を低減できる表示パネルを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、上記の表示パネルを含む表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した本発明の目的を実現するための一実施形態に係る表示パネルは、複数の画素、データライン、一対のゲートライン、第1ゲート駆動回路及び第2ゲート駆動回路を含む。複数の画素は表示領域に配置され、複数の画素行と複数の画素列からなる。データラインは、列方向に伸長し、二つの画素列ごとに配置される。一対のゲートラインは行方向に伸長し、1つの画素行ごとに各々、画素行の第1側部及び第2側部に配置される。第1ゲート駆動回路は表示領域の第1周辺領域に形成され、画素行の第1側部に配置された第1ゲートラインにゲート信号を提供する第1ステージを含む。第2ゲート駆動回路は、第1周辺領域と対向する表示領域の第2周辺領域に形成され、画素行の第2側部に配置された第2ゲートラインにゲート信号を提供する第2ステージを含む。
【0009】
本実施形態において、第1ゲート駆動回路に第1クロック信号を伝達する第1クロック配線、第2ゲート駆動回路に第1クロック信号に対して第1時間遅延された第3クロック信号を伝達する第3クロック配線、第1ゲート駆動回路に第1クロック信号に対して第1時間より長い第2時間遅延された第2クロック信号を伝達する第2クロック配線、及び第2ゲート駆動回路に第1クロック信号に対して第2時間より長い第3時間遅延された第4クロック信号を伝達する第4クロック配線をさらに含むことができる。
【0010】
本実施形態において、第1ステージは画素行の幅に対応する第1周辺領域内に形成され、第2ステージは画素行の幅に対応する第2周辺領域内に形成されることができる。
【0011】
本実施形態において、第2周辺領域に形成され、第1ゲートラインに印加されたハイ電圧をロー電圧で放電する第1放電トランジスタを含む第1放電回路と、第1周辺領域に形成されて第2ゲートラインに印加されたハイ電圧をロー電圧で放電する第2放電トランジスタを含む第2放電回路とをさらに含むことができる。
【0012】
本実施形態において、画素は赤色画素、緑色画素、及び青色画素を含み、第1及び第2ゲートラインのうち、いずれか一つは赤色画素と電気的に接続し、他の一つは緑色画素と電気的に接続し、青色画素の一部は第1ゲートラインと、残りの一部は第2ゲートラインと、各々電気的に接続することができる。
【0013】
上述した本発明の他の目的を実現するための一実施形態に係る表示装置は、表示パネル及び印刷回路基板を含む。表示パネルは表示領域に配置された、複数の画素行と複数の画素列からなる複数の画素、二つの画素列ごとに配置されたデータライン、1つの画素行ごとにその第1側部及び第2側部に配置された一対のゲートライン、表示領域を取り囲む周辺領域に形成され、画素行の第1側部に配置された第1ゲートラインにゲート信号を提供する第1ステージを含む第1ゲート駆動回路と、画素行の第2側部に配置された第2ゲートラインにゲート信号を提供する第2ステージを含む第2ゲート駆動回路とを含む。印刷回路基板は、表示パネルと電気的に接続し、第1及び第2ゲート駆動回路に提供する第1クロック信号、第2クロック信号、第3クロック信号、及び第4クロック信号を生成するメイン駆動回路が実装される。
【0014】
本実施形態において、印刷回路基板は第1及び第2クロック信号を第1ゲート駆動回路に伝達するための第1信号配線、第3及び第4クロック信号を第2ゲート駆動回路に伝達するための第2信号配線、及び第1及び第2信号配線の間の時定数値を同一にする、少なくとも一つのRC制御部をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の実施形態によれば、第1及び第2ゲート駆動回路のうち、いずれか一つは画素行の上部に配置されたゲートラインを駆動し、他の一つは下部に配置されたゲートラインを駆動することによって高解像度でベーゼル幅を減らすことができ、消費電力を減少させることができ、また、信号遅延偏差による画質有意差を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示装置の平面図である。
【図2】図1の第1ゲート駆動回路を表わすブロック図である。
【図3】図1の第2ゲート駆動回路を表わすブロック図である。
【図4】図2及び図3に図示された第1及び第2ゲート駆動回路の入出力信号を表わす波形図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る第1及び第2ゲート駆動回路の入出力信号を表わす波形図である。
【図6】図1に図示された表示パネルを説明するための概念図である。
【図7】図6に図示された表示パネルの色画素別駆動による画質を説明するための概念図である。
【図8】図6に図示された表示パネルの色画素別駆動による画質を説明するための概念図である。
【図9】図6に図示された表示パネルの色画素別駆動による画質を説明するための概念図である。
【図10】図1の表示装置に係る外観品質改善を説明するための概念図である。
【図11】図1の表示装置に係る外観品質改善を説明するための概念図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係る表示パネルを説明するための概念図である。
【図13】本発明の他の実施形態に係る表示パネルを説明するための概念図である。
【図14】図13に図示された表示パネルの色画素別駆動による画質説明するための概念図である。
【図15】図13に図示された表示パネルの色画素別駆動による画質説明するための概念図である。
【図16】図13に図示された表示パネルの色画素別駆動による画質説明するための概念図である。
【図17】本発明の他の実施形態に係る表示パネルを説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明の表示装置の望ましい実施形態をより詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の一実施形態に係る表示装置の平面図である。
図1を参照すれば、 表示装置は表示パネル100、データ駆動部300、印刷回路基板400を含む。
【0019】
表示パネル100は表示領域DAと表示領域DAを取り囲む周辺領域PAからなる。表示領域DAには複数のデータライン(DLm−1,DLm,DLm+1)、複数のゲートライン(GLi−1,GLj−1,GLi,GLj)、及び複数の画素Pが形成される(m,i,jは自然数であり、ゲートラインの総数をkとして、i,jは各々k以下である)。
【0020】
データライン(DLm−1、DLm、DLm+1)は、列(COLUMN)方向に伸長し、行(ROW)方向に配列され、二つの画素列ごとに配置される。
【0021】
ゲートライン(GLi−1,GLj−1,GLi,GLj)は、行方向に伸長し、列方向に配列される。例えば、ゲートラインGLi−1又はGLiは画素行各々の第1側部(図で画素行の下部)に配置され、ゲートラインGLj−1又はGLjは画素行各々の第2側部(図で画素行の上部)に配置される。
【0022】
各々の画素Pは画素スイッチング素子及び画素スイッチング素子と接続された画素電極を含む。画素は複数の画素列と複数の画素行を含むマトリックス形態で配列される。互いに隣接したデータライン(DLm−1,DLm)の間には2つの画素列が配置される。1つの画素行は互いに隣接した2つのゲートライン間に配置される。各画素行の2つの画素は各々、2つのゲートラインのいずれかと電気的に接続される。
【0023】
周辺領域PA1、PA2、PA3には第1ゲート駆動回路210、第2ゲート駆動回路230、及びデータ駆動部300が配置される。
【0024】
第1ゲート駆動回路210は第1周辺領域PA1に形成され、互いに縦続(cascade)接続された複数のステージ(SCi−1,SCi)を含む。
第1ゲート駆動回路210は、第1周辺領域PA1に形成された第1クロック配線CKL1及び第2クロック配線CKL2と接続される。第1ゲート駆動回路210は、画素スイッチング素子と同じ製造工程によって同時に形成された複数の回路スイッチング素子を含む。
第1ゲート駆動回路210は、画素行に接続された2つのゲートラインのうち、各画素行の第1側部(図1で画素行の下部)に配置された第1ゲートラインと電気的に接続されて、第1クロック配線CKL1を介して伝達された第1クロック信号CK1、又は、第2クロック配線CKL2を介して伝達された第2クロック信号CK2に同期したゲート信号を生成する。
【0025】
例えば、第(i−1)ステージSCi−1は、図中の第1画素行PL1の第1側部に配置された第(i−1)ゲートラインGLi−1に接続され、第(i−1)ステージSCi−1の幅(回路配置図上の列方向の長さ、以下単に「幅」という)W1は、図中の第1画素行PL1の幅W2より大きくない。第iステージSCiは、図中の第2画素行PL2の第1側部に配置された第iゲートラインGLiに接続され、第iステージSCiの幅W1は、図中の第2画素行PL2の幅W2より大きくない。
【0026】
第2ゲート駆動回路230は、第2周辺領域PA2に形成され、互いに縦続接続された複数のステージ(SCj−1,SCj)を含む。
第2ゲート駆動回路230は、第2周辺領域PA2に形成された第3クロック配線CKL3及び第4クロック配線CKL4と接続される。第2ゲート駆動回路230は、画素スイッチング素子と同じ製造工程によって同時に形成された複数の回路スイッチング素子を含む。
第2ゲート駆動回路230は、画素行に接続された2つのゲートラインのうち、画素行の第2側部(図1で画素行の上部)に配置された第2ゲートラインと電気的に接続されて、第3クロック配線CKL3を介して伝達された第3クロック信号CK3、又は、第4クロック配線CKL4を介して伝達された第4クロック信号CK4に同期したゲート信号を生成する。
【0027】
例えば、第(j−1)ステージSCj−1は、図中の第1画素行PL1の第2側部に配置された第(j−1)ゲートラインGLj−1に接続され、第(j−1)ステージSCj−1の幅W1は、図中の第1画素行PL1の幅W2より大きくない。第jステージSCjは、図中の第2画素行PL2の第2側部に配置された第jゲートラインGLjに接続され、第jステージSCjの幅W1は、図中の第2画素行PL2の幅W2より大きくない。
幅W2は、第(i−1)ゲートラインGLi−1及び第(j−1)ゲートラインGLj−1、又は、第iゲートラインGLi及び第jゲートラインGLjにより定義される。
【0028】
データ駆動部300は第3周辺領域PA3に配置される。データ駆動部300は複数のデータ駆動回路(310,320,330)を含み、各データ駆動回路はデータ駆動チップが搭載されたフレキシブル回路基板を含む。
【0029】
印刷回路基板400は、データ駆動部300を通じて表示パネル100と電気的に接続される。印刷回路基板400は、メイン駆動回路410及び第1〜第4信号配線421,422,423,424を含む。メイン駆動回路410は印刷回路基板400に搭載されて、第1〜第4クロック信号CK1,CK2,CK3,CK4を生成する。
【0030】
第1〜第4信号配線421,422,423,424は、第1〜第4クロック信号CK1,CK2,CK3,CK4を、第1及び第2ゲート駆動回路210、230に伝達する。例えば、第1、第2信号配線421,422は第1データ駆動回路310を通過して第1周辺領域PA1の第1及び第2クロック配線CKL1、CKL2と電気的に接続される。第3、第4信号配線423,424は、第3データ駆動回路330を通過して第2周辺領域PA2の第3及び第4クロック配線CKL3、CKL4と電気的に接続される。
【0031】
印刷回路基板400は、第1RC制御部431及び第2RC制御部432をさらに含む。
【0032】
第1及び第2RC制御部431、432は、第1及び第2クロック信号CK1、CK2を伝達する第1信号配線421、422と、第3及び第4クロック信号CK3、CK4のRC時定数値を制御する。例えば、第1、第2信号配線421,422と、第3、第4信号配線423,424の配線抵抗が異なる場合、第1RC制御部431は、第1、第2信号配線421,422のRC時定数値を制御し、第2RC制御部432は第3、第4信号配線423,424のRC時定数値を制御して第1〜第4信号配線421,422,423,424のRC時定数値を同一になるように制御する。こうして、第1ゲート駆動回路210で生成されたゲート信号と、第2ゲート駆動回路230で生成されたゲート信号との遅延偏差を防止できる。
【0033】
一方、表示パネル100は表示基板110と、表示基板110と対向する対向基板130と、両基板110,130間に介在された液晶層150とを含む。
【0034】
表示基板110は表示領域DA及び周辺領域PA1、PA2を有する第1ベース基板を含み、第1ベース基板の表示領域DAにはデータライン(DLm−1,DLm、DLm+1)、ゲートライン(GLi−1,GLj−1,GLi、GLj)、及び画素電極が形成される。第1ベース基板の第1及び第2周辺領域PA1、PA2には第1及び第2ゲート駆動回路210、230が形成される。
【0035】
対向基板130は第1ベース基板と対向する第2ベース基板を含み、第2ベース基板は、表示領域DA及び周辺領域PA1,PA2,PA3を有する。
【0036】
第2ベース基板の表示領域DAには複数のカラーフィルタが形成される。カラーフィルタは、赤色、緑色、及び青色カラーフィルタを含む。カラーフィルタが形成された第2ベース基板上には画素電極と対向する共通電極が形成される。
別の実施形態によれば、カラーフィルタは表示基板110に含まれる。また、共通電極もやはり表示基板110に含まれる。
【0037】
図2は図1の第1ゲート駆動回路を表わすブロック図である。図3は図1の第2ゲート駆動回路を表わすブロック図である。図4は、図2及び図3に示した第1及び第2ゲート駆動回路の入出力信号を表わす波形図である。
【0038】
図2及び図4を参照すれば、第1ゲート駆動回路210は複数のステージ(SC1,SC2,…,SCi−1,SCi,…,SCk−1,dSC)を含み、垂直開始信号STV、ロー電圧VOFF、第1クロック信号CK1、及び第2クロック信号CK2を受信する。第2クロック信号CK2は、第1クロック信号CK1に対して第2遅延差t2を有する。
【0039】
第1ゲート駆動回路210のステージ(SC1,SC2,…,SCi−1,SCi,…,SCk−1,dSC)の各々は、第1入力端子IN1、第2入力端子IN2、第3入力端子IN3、電圧端子VSS、出力端子OT、及びキャリー端子CRを含む。
出力端子OTは、第1クロック信号CK1又は第2クロック信号CK2に同期されたゲート信号G1、G3、…、Gk−1、Gd(dSCの出力端子OTからの出力信号)を出力する。キャリー端子CRはゲート信号G1、G3、…、Gk−1に各々等しいキャリー信号Cr1,Cr3、…、Crk−1を出力する。
第1入力端子IN1は垂直開始信号STV、又は、以前ステージのうち少なくとも一つのキャリー信号Cr1,Cr3、…、Crk−1を受信する。第2入力端子IN2は第1クロック信号CK1又は第2クロック信号CK2を交互のステージで受信する。第3入力端子IN3は、次のステージのうち少なくとも一つのゲート信号G3、…、Gk−1、Gdを受信する。電圧端子VSSは、ゲート信号のローレベルを定義するロー電圧VOFFを受信する。
【0040】
例えば、第(i−1)ステージSCi−1は、直前ステージのキャリー信号Cri−2に駆動され、そのハイ電圧VONに応答して、第1クロック信号CK1に同期された第(i−1)ゲート信号Gi−1を生成する。第(i−1)ゲート信号Gi−1は、第1画素行PL1の第1側部に配置された第(i−1)ゲートラインGLi−1に印加される。第iステージSCiは、直前ステージの第(i−1)ステージSCi−1のキャリー信号Cri−1に駆動され、そのハイ電圧VONに応答して第2クロック信号CK2に同期された第iゲート信号Giを生成する。第iゲート信号Giは、第2画素行PL2の第1側部に配置された第iゲートラインGLiに印加される。
【0041】
このように、第1ゲート駆動回路210は第1クロック信号CK1、又は、第2クロック信号CK2に基づいて順次にゲート信号(G1,G3,…,Gi−1,Gi,…,Gk−1)及び、Gdを出力する。
【0042】
図3及び図4を参照すれば、第2ゲート駆動回路230は複数のステージ(SC1,SC2,…,SCj−1,SCj,…,SCk,dSC)を含み、垂直開始信号STV、ロー電圧VOFF、第3クロック信号CK3、及び第4クロック信号CK4を受信する。第3クロック信号CK3は、第1クロック信号CK1に対して第1遅延差t1を有する。第1遅延差t1は上述の第2遅延差t2より短い。第4クロック信号CK4は、第1クロック信号CK1に対して第3遅延差t3を有する。第3遅延差t3は、上述の第2遅延差t2より大きい。第1、第2、第3、及び第4クロック信号(CK1,CK2,CK3,CK4)は周期Tで繰り返され、各クロック信号(CK1,CK2,CK3,又はCK4)は、周期Tの1/4、即ち、T/4に対応するハイ区間を有する。
【0043】
第2ゲート駆動回路230のステージ(SC1,SC2,…,SCj−1,SCj,…,SCk,dSC)各々は、第1入力端子IN1、第2入力端子IN2、第3入力端子IN3、電圧端子VSS、出力端子OT、及びキャリー端子CRを含む。
出力端子OTは、第3クロック信号CK3又は第4クロック信号CK4に同期されたゲート信号G2、G4、…、Gk−1、Gd(dSCの出力端子OTからの出力信号)を出力する。キャリー端子CRはゲート信号G2、G4、…、Gk−1に各々等しいキャリー信号Cr2,Cr4、…、Crkを出力する。
第1入力端子IN1は、垂直開始信号STV、又は、以前ステージのうち少なくとも一つのキャリー信号Cr2,Cr4、…、Crkを受信する。第2入力端子IN2は第3クロック信号CK3又は第4クロック信号CK4を受信する。第3入力端子IN3は次のステージのうち少なくとも一つのゲート信号G4、…、Gk、Gdを受信する。電圧端子VSSはゲート信号のローレベルを定義するロー電圧VOFFを受信する。
【0044】
例えば、第(j−1)ステージSCj−1は、直前ステージのキャリー信号Crj−2に駆動され、そのハイ電圧VONに応答して、第3クロック信号CK3に同期された第(j−1)ゲート信号Gj−1を生成する。第(j−1)ゲート信号Gj−1は、第1画素行PL1の第2側部に配置された第(j−1)ゲートラインGLj−1に印加される。第jステージSCjは、直前ステージの第(j−1)ステージSCj−1のキャリー信号Crj−1に駆動され、そのハイ電圧VONに応答して第4クロック信号CK4に同期された第jゲート信号Gjを生成する。第jゲート信号Gjは第2画素行PL2の第2側部に配置された第jゲートラインGLjに印加される。
【0045】
このように、第2ゲート駆動回路230は第3クロック信号CK3、又は、第4クロック信号CK4に応答して順次にゲート信号(G2,G4,…,Gj−1,Gj,…,Gk)及び、Gdを出力する。
【0046】
このようにして、第1及び第2ゲート駆動回路(210,230)は表示パネル100の複数のゲートラインの各々に複数のゲート信号(G1,G2,…,Gi−1,Gj−1,Gi,Gj,…,Gk)を順次に提供する。

【0047】
図5は本発明の他の実施形態に係る第1及び第2ゲート駆動回路の入出力信号を表わす波形図である。
図1及び図5を参照すれば、第1クロック信号CK1及び第2クロック信号CK2は、第1ゲート駆動回路210に提供され、第3クロック信号CK3及び第4クロック信号CK4は、第2ゲート駆動回路230に提供される。
【0048】
第3クロック信号CK3は、第1クロック信号CK1に対して第1遅延差t1を有し、第2クロック信号CK2は第1クロック信号CK1に対して第1遅延差t1より長い第2遅延差t2を有し、第4クロック信号CK4は第2遅延差t2より長い第3遅延差t3を有する。
【0049】
第1、第2、第3及び第4クロック信号(CK1,CK2,CK3,CK4)は周期Tで繰り返され、第1、第2、第3及び第4クロック信号(CK1,CK2,CK3,CK4)は、各々周期Tの1/2、即ち、T/2のハイ区間を有する。
【0050】
第1、第2、第3及び第4クロック信号(CK1,CK2,CK3,CK4)各々のハイ区間が全て、T/2である場合、第3クロック信号CK3のハイ区間は第1クロック信号CK1のハイ区間の半分と重なり、第2クロック信号CK2のハイ区間は、第3クロック信号CK3のハイ区間の半分と重なり、第4クロック信号CK4は、第2クロック信号CK2のハイ区間の半分と重なる。第1クロック信号CK1と第2クロック信号CK2は、位相が互いに反転した信号であり、第3クロック信号CK3と第4クロック信号CK4は、位相が互いに反転した信号である。
【0051】
一方、クロック信号各々のハイ区間がT/2の場合にはクロック信号間の重複区間もT/2であったが、ハイ区間がT/2より小さい場合には重複区間も小さくなる。
【0052】
図2、図3及び図5を参照すれば、第1及び第2ゲート駆動回路210、230の駆動方式は先立って説明した実施形態と実質的に同一であるので簡略に説明する。第1ゲート駆動回路210の第(i−1)ステージSCi−1は、第1クロック信号CK1のハイ区間(T/2)に同期された第(i−1)キャリー信号Cri−1及び第(i−1)ゲート信号Gi−1を出力する。第iステージSCiは第(i−1)キャリー信号Cri−1に応答して第2クロック信号CK2のハイ区間(T/2)に同期された第iキャリー信号Cri及び第iゲート信号Giを出力する。
【0053】
第2ゲート駆動回路230の第(j−1)ステージSCj−1は、第3クロック信号CK3のハイ区間に同期された第(j−1)キャリー信号Crj−1及び第(j−1)ゲート信号Gj−1を出力する。第jステージSCjは、第(j−1)キャリー信号Crj−1に応答して第4クロック信号CK4のハイ区間(T/2)に同期された第jキャリー信号Crj及び第jゲート信号Gjを出力する。
【0054】
図6は図1に示された表示パネルを説明するための概念図である。
図6は図1と比べて、スキャン方向を上下逆に、且つ、第1、第2ゲート駆動回路210、230を収容する第1、第2周辺領域PA1、PA2の配置を左右逆にしてあるが、実質的には等価である。
図1、図2、図3及び図6を参照すれば、表示パネル100の表示領域DAには、複数のデータライン(DLm−1,DLm,DLm+1,DLm+2)及び複数のゲートライン(GLi−1,GLj−1,GLi,GLj)に電気的に接続された複数の画素(P1,P2,…,P12)が形成される。表示パネル100の第1周辺領域PA1にはゲートライン(GLi−1,GLi)にゲート信号を提供する第1ゲート駆動回路210が形成され、第2周辺領域PA2にはゲートライン(GLj−1,GLj)にゲート信号を提供する第2ゲート駆動回路230が形成される。
【0055】
例えば、第(m−1)及び第mデータラインDLm−1、DLmの間には、第1画素行PL1の第1画素P1及び第2画素P2が形成され、第2画素行PL2の第7画素P7及び第8画素P8が形成される。第m及び第(m+1)データラインDLm、DLm+1の間には、第1画素行PL1の第3画素P3及び第4画素P4が形成され、第2画素行PL2の第9画素P9及び第10画素P10が形成される。第(m+1)及び第(m+2)データラインDLm+1、DLm+2の間には、第1画素行PL1の第5画素P5及び第6画素P6が形成され、第2画素行PL2の第11画素P11及び第12画素P12が形成される。第1〜第6画素(P1,P2,…,P6)は第1画素行PL1内で図示したように、順番に配列される、第7〜第12画素(P7,P8,…,P12)は第2画素行PL2内で図示したように順番に配列される。
【0056】
第7〜第12画素(P7,P8,…,P12)各々は、第1〜第6画素(P1,P2,…,P6)各々に対して同一列方向に配列される。図示したように、1画素列の画素は各々、第1側部(図6で画素行の上部、以下、上部という)に配置された上部ゲートライン、又は、第2側部(図6で画素行の下部、以下、下部という)に配置された下部ゲートラインと電気的に接続される。例えば、第1画素列PC1の第1画素P1及び第7画素P7は各々、上部ゲートラインと電気的に接続され、第2画素列PC2の第2画素P2及び第8画素P8は各々、下部ゲートラインと電気的に接続される。
【0057】
第(i−1)及び第(j−1)ゲートラインGLi−1、GLj−1は、第1画素行PL1の第1側部(上部)及び第2側部(下部)に各々形成され、第1画素行PL1の第1〜第6画素(P1,P2,…,P6)は第(i−1)及び第(j−1)ゲートラインGLi−1、GLj−1のいずれか一方と電気的に接続される。
第i及び第jゲートラインGLi、GLjは、第2画素行PL2の第1側部(上部)及び第2側部(下部)に各々形成され、第2画素行PL2の第7〜第12画素(P7,P8,…,P12)は第i及び第jゲートラインGLi、GLjのいずれか一方と電気的に接続される。
【0058】
第1画素行PL1の画素(P1,P2,…,P6)のうち、第1及び第2画素P1、P2は、第(m−1)及び第mデータラインDLm−1、DLmのうち、一方の第mデータラインDLmに全て接続され、第3及び第4画素P3、P4は、第m及び第(m+1)データラインDLm、DLm+1のうち、一方の第(m+1)データラインDLm+1に全部接続され、第5及び第6画素P5、P6は、第(m+1)及び第(m+2)データラインDLm+1、DLm+2のうち、一方の第(m+2)データラインDLm+2に全て接続される。
【0059】
また、第1画素行PL1の画素(P1,P2,…,P6)のうち、第1、第3、及び第6画素(P1,P3,P6)は第1側部に位置した第(i−1)ゲートラインGLi−1に接続され、第2、第4、及び第5画素(P2,P4,P5)は、第2側部に位置した第(j−1)ゲートラインGLj−1に接続される。これに従って、第1画素行PL1は第1ゲート駆動回路210の第(i−1)ステージSCi−1及び第2ゲート駆動回路230の第(j−1)ステージSCj−1により駆動される。
【0060】
他方、第2画素行PL2の画素(P7,P8,…,P12)のうち、第7及び第8画素P7、P8は、第(m−1)及び第mデータラインDLm−1、DLmのうち、他方の第(m−1)データラインDLm−1に全部接続され、第9及び第10画素P9、P10は、第m及び第(m+1)データラインDLm、DLm+1のうち、他方の第mデータラインDLmに全部接続され、第11及び第12画素P11、P12は、第(m+1)及び第(m+2)データラインDLm+1、DLm+2のうち、他方の第(m+1)データラインDLm+1に全部接続される。
【0061】
また、第2画素行PL2の画素(P7,P8,…,P12)のうち、第7、第9及び第12画素(P7、P9、P12)は、上部に位置した第iゲートラインGLiに接続され、第8、第10及び第11画素(P8、P10、P11)は下部に位置した第jゲートラインGLjに接続される。これによって、第2画素行PL2は、第1ゲート駆動回路210の第iステージSCi及び第2ゲート駆動回路230の第jステージSCjにより駆動される。
【0062】
例えば、表示パネル100が赤色、緑色、及び青色画素を含む場合、第1画素行PL1で第1及び第4画素P1、P4は、青色画素であり、第2及び第5画素P2、P5は赤色画素であり、第3及び第6画素P3、P6は緑色画素である。また、第2画素行PL2で第7及び第10画素P7、P10は青色画素であり、第8及び第11画素P8、P11は赤色画素であり、第9及び第12画素P9、P12は緑色画素である。
【0063】
従って、赤色画素である、第2、第5、第8、及び第11画素(P2,P5,P8,P11)は、第(j−1)及び第jゲートラインGLj−1、GLjと電気的に接続されているので、第2ゲート駆動回路230により駆動される。緑色画素である、第3、第6、第9及び第12画素(P3,P6,P9,P12)は、第(i−1)及び第iゲートラインGLi−1、GLiと電気的に接続されているので、第1ゲート駆動回路210により駆動される。
一方、青色画素の、第1、第4、第7及び第10画素(P1,P4,P7,P10)は、第(i−1)ゲートラインGLi−1、第(j−1)ゲートラインGLj−1、第iゲートラインGLi、及び第jゲートラインGLjのいずれかに接続されているので、第1及び第2ゲート駆動回路210、230により駆動される。
【0064】
図7〜図9は、図6に示した表示パネルの色画素別駆動による画質説明するための概念図である。
図6及び図7を参照すれば、表示パネル100の赤色画素Rを駆動する場合を仮定する。第1画素行PL1の赤色画素Rは第1画素行PL1の下部に配置されたゲートラインに接続され、第2画素行PL2の赤色画素Rもやはり第2画素行PL2の下部に配置されたゲートラインに接続される。即ち、赤色画素Rは、画素行を基準として上部及び下部に配置されるゲートラインのうち、下部に配置されたゲートラインに接続される。即ち、表示パネル100の赤色画素Rは、第2ゲート駆動回路230から提供されるゲート信号によって駆動される。
【0065】
従って、第2ゲート駆動回路230から生成されたゲート信号はゲートラインに沿って第1ゲート駆動回路210の方向に伝達される。ゲートラインの抵抗によって第2ゲート駆動回路230側の赤色画素に印加されたゲート信号と、第1ゲート駆動回路210側の赤色画素に印加されたゲート信号との間には、遅延偏差が発生し、このゲート信号の遅延偏差により赤色画素Rは徐々に変化する充電偏差を有する。しかし、この充電偏差はすべての画素行(PL1,PL2,PL3,…)で均一に発生するので、充電偏差による赤色画質有意差(縦線不良)が発生しない。
【0066】
図6及び図8を参照すれば、表示パネル100の緑色画素Gを駆動する場合を仮定する。第1画素行PL1の緑色画素Gは、第1画素行PL1の上部に配置されたゲートラインに接続され、第2画素行PL2の緑色画素Gもやはり第2画素行PL2の上部に配置されたゲートラインに接続される。即ち、緑色画素Gは、画素行を基準として上部及び下部に配置されるゲートラインのうち、上部に配置されたゲートラインに接続される。即ち、表示パネル100の緑色画素Gは第1ゲート駆動回路210から提供されるゲート信号によって駆動される。
【0067】
従って、第1ゲート駆動回路210から生成されたゲート信号は、ゲートラインに沿って第2ゲート駆動回路230の方向に伝達される。ゲートラインの抵抗によって第1ゲート駆動回路210側の緑色画素に印加されたゲート信号と第2ゲート駆動回路230側の緑色画素に印加されたゲート信号との間には遅延偏差が発生し、このゲート信号の遅延偏差により緑色画素Gは徐々に変化する充電偏差を有する。しかし、この充電偏差はすべての画素行で均一に発生するので、充電偏差による緑色画質有意差(縦線不良)が発生しない。
【0068】
図6及び図9を参照すれば、表示パネル100の青色画素Bを駆動する場合を仮定する。第1画素行PL1の青色画素Bは第1画素行PL1の上部及び下部に配置されたゲートラインのいずれかに接続され、第2画素行PL2の青色画素Bもやはり第2画素行PL2の上部及び下部に配置されたゲートラインのいずれかに接続される。即ち、青色画素Bは画素行を基準として上部及び下部に配置されるゲートラインのうち、上部及び下部に配置されたゲートラインのいずれかに接続される。即ち、表示パネル100の青色画素Bは、第1及び第2ゲート駆動回路210、230の双方から提供されるゲート信号によって駆動される。
【0069】
従って、ゲートラインの抵抗によって第1ゲート駆動回路210側に隣接した青色画素と第2ゲート駆動回路230に隣接した青色画素との間の充電偏差による縦線不良の発生は避けられない。しかし、青色の縦線不良の視認程度は微小であって画質的に大きい問題にはならない水準にある。
【0070】
結果的に、本実施形態に係る画素構造によれば、第1及び第2ゲート駆動回路210、230のうち、いずれか一つは画素行の上部に配置されたゲートラインにゲート信号を提供し、他の一つは下部に配置されたゲートラインにゲート信号を提供して画素行を駆動してもゲート信号の遅延偏差にともなう画質有意差(縦線不良)が実質的に視認されない。
【0071】
図10及び図11は図1の表示装置に係る外観品質改善を説明するための概念図である。
図1及び図10を参照すれば、従来の表示パネル500の第1周辺領域PA1には、1画素行PLcの上部及び下部に位置した二つのゲートラインにゲート信号を提供する二つの回路ステージが形成される。
【0072】
この場合、第1周辺領域PA1には画素行が定義される幅W内に、二つの回路ステージが形成される。従って、幅W内に二つの回路ステージが形成されることによって、幅W内に一つの回路ステージが形成される場合よりも相対的に表示パネルの周辺領域に対応するベーゼル幅BW1を増加するしかない。
【0073】
図1及び図11を参照すれば、本実施形態に係る表示パネル600の第1及び第2周辺領域PA1、PA2には1画素行PLeの上部及び下部に位置した二つのゲートラインに二つのゲート信号を提供する二つの回路ステージが形成される。図7〜図9を参照して説明したように、第1及び第2周辺領域PA1、PA2からの(図で左右からの)ゲート信号間の遅延偏差による画質有意差が発生しない。これによって、表示パネルの第1周辺領域PA1に二つの回路ステージのうち、いずれか一つを形成し、第2周辺領域PA2に二つの回路ステージのうち他の一つを形成できる。
【0074】
この場合、画素行が定義される幅W内の第1周辺領域PA1には一つの回路ステージが形成され、また、幅W内の第2周辺領域PA2にも一つの回路ステージが形成されることができる。表示パネルの周辺領域に対応するベーゼル幅BW2は図10で説明した表示パネルのベーゼル幅BW1より少なくとも50%程度は減少できる。
【0075】
従って、本実施形態に係る画素構造を有する表示パネルはベーゼル幅を減少して表示装置の外観品質を向上できる。
【0076】
以下においては、先立って説明した実施形態と同じ構成要素に対しては同じ図面符号を与えて繰り返される説明は省略する。
【0077】
図12は本発明の他の実施形態に係る表示パネルを説明するための概念図である。
図1、図4及び図12を参照すれば、本実施形態に係る表示パネル600は第1及び第2周辺領域PA1、PA2に各々、第1及び第2ゲート駆動回路210、230に加えて、第2及び第1放電回路242、241を含む。
【0078】
第1ゲート駆動回路210は第1周辺領域PA1に形成された複数のステージ(SCi−1,SCi)を含み、各ステージはある画素行の第1側部に配置されたゲートライン(GLi−1,GLi)にゲート信号を提供する。第1ゲート駆動回路210はゲートライン(GLi−1,GLi)の第1周辺領域PA1側の一端と電気的に接続される。
【0079】
第1放電回路241は第2周辺領域PA2に形成される。第1放電回路241は各画素行の第1側部のゲートラインに電気的に接続され、ゲートラインに印加されたゲート信号のハイ電圧VONをロー電圧VOFFで放電させる。第1放電回路241は第1放電トランジスタTR1及びロー電圧VOFFが印加された電圧配線VLを含む。第1放電トランジスタTR1は図示したように、ステージ(SCj−1、SCj)間の第2周辺領域PA2に形成され、第(i−1)及び第(j−1)ゲートラインGLi−1、GLj−1が定義する画素行の幅に対応する第2周辺領域PA2内に形成される。
【0080】
第1放電トランジスタTR1は第1制御電極、第1入力電極、及び第1出力電極を含む。第1制御電極は、第iステージSCiと接続された第iゲートラインGLiと接続し、第1入力電極は第(i−1)ゲートラインGLi−1と接続し、第1出力電極は電圧配線VLと接続する。第1放電トランジスタTR1は第iゲートラインGLiにハイ電圧VONが印加されればターン−オンされて第(i−1)ゲートラインGLi−1に印加されたし電圧VONをロー電圧VOFFで放電する。
【0081】
第2ゲート駆動回路230は第1周辺領域PA1に形成された複数のステージ(SCj−1,SCj)を含み、各ステージはある画素行の第2側部に配置されたゲートライン(GLj−1,GLj)にゲート信号を提供する。第2ゲート駆動回路230はゲートライン(GLj−1,GLj)の第2周辺領域PA2側の一端と電気的に接続される。
【0082】
第2放電回路242は第1周辺領域PA1に形成される。第2放電回路242は各画素行の第2側部のゲートラインに電気的に接続され、ゲートラインに印加されたゲート信号のハイ電圧VONをロー電圧VOFFで放電させる。第2放電回路242は第2放電トランジスタTR2及びロー電圧VOFFが印加された電圧配線VLを含む。第2放電トランジスタTR2は図示したように、ステージ(SCi−1,SCi)間の第1周辺領域PA1に形成され、第(i−1)及び第(j−1)ゲートラインGLi−1、GLj−1が定義する画素行の幅に対応する第1周辺領域PA1内に形成される。
【0083】
第2放電トランジスタTR2は第2制御電極、第2入力電極、及び第2出力電極を含む。例えば、第2制御電極は第jステージSCjと接続された第jゲートラインGLjと接続し、第2入力電極は第(j−1)ゲートラインGLj−1と接続し、第2出力電極は電圧配線VLと接続する。第2放電トランジスタTR2は第jゲートラインGLjにハイ電圧VONが印加されればターン−オンされて第(j−1)ゲートラインGLj−1に印加されたハイ電圧VONをロー電圧VOFFで放電する。
【0084】
図13は本発明の他の実施形態に係る表示パネルを説明するための概念図である。
図1、図2、図3及び図13を参照すれば、本実施形態に係る表示パネル700の表示領域DAには、複数のデータライン(DLm−1,DLm,DLm+1)及び複数のゲートライン(GLi−1,GLj−1,GLi,GLj)に電気的に接続された複数の画素(P1,P2,…,P12)が形成される。表示パネル700の第1周辺領域PA1にはゲートライン(GLi−1,GLi)にゲート信号を提供する第1ゲート駆動回路210が形成され、第2周辺領域PA2にはゲートライン(GLj−1、GLj)にゲート信号を提供する第2ゲート駆動回路230が形成される。
【0085】
例えば、第(m−1)データライン(DLm−1)は第1画素行PL1の第1画素P1と第2画素P2との間に形成され、第2画素行PL2の第7画素P7と第8画素P8との間に形成される。第mデータラインDLmは、第1画素行PL1の第3画素P3と第4画素P4との間に形成され、第2画素行PL2の第9画素P9と第10画素P10との間に形成される。第(m+1)データラインDLm+1は、第1画素行PL1の第5画素P5と第6画素P6との間に形成され、第2画素行PL2の第11画素P11と第12画素P12との間に形成される。第1〜第6画素(P1,P2,…,P6)は第1画素行PL1内で図示したように順次に配列され、第7〜第12画素(P7,P8,…,P12)は第2画素行PL2内で図示したように順次に配列される。
【0086】
第7〜第12画素(P7,P8,…,P12)各々は、第1〜第6画素(P1,P2,…,P6)各々に対して同一列方向に配列される。図示したように、1画素列の画素は各々、第1側部(図13で画素行の上部、以下、上部という)に配置されたゲートライン又は第2側部(図6で画素行の下部、以下、下部という)に配置されたゲートラインと電気的に接続される。例えば、第1画素列PC1の第1画素P1及び第7画素P7は各々、上部に配置されたゲートラインと電気的に接続され、第2画素列PC2の第2画素P2及び第8画素P8各々は下部に配置されたゲートラインと電気的に接続される。
【0087】
第(i−1)及び第(j−1)ゲートラインGLi−1、GLj−1は、第1画素行PL1の第1側部(上部)及び第2側部(下部)に各々形成され、第1画素行PL1の第1〜第6画素(P1,P2,…,P6)は第(i−1)及び第(j−1)ゲートラインGLi−1、GLj−1のいずれか一方と電気的に接続される。
第i及び第jゲートラインGLi、GLjは、第2画素行PL2の第1側部(上部)及び第2側部(下部)に各々形成され、第2画素行PL2の第7〜第12画素(P7,P8,…,P12)は第i及び第jゲートラインGLi、GLjのいずれか一方と電気的に接続される。
【0088】
第1画素行PL1の画素のうち、第1及び第2画素P1、P2は、第(m−1)データラインDLm−1に各々接続され、第3及び第4画素P3、P4は、第mデータラインDLmに各々接続され、第5及び第6画素P5、P6は、第(m+1)データラインDLm+1に各々接続される。
【0089】
第1、第4、及び第6画素(P1,P4,P6)は第(i−1)ゲートラインGLi−1に接続され、第2、第3及び第5画素(P2,P3,P5)は第(j−1)ゲートラインGLj−1に接続される。これに従って、第1画素行PL1は、第1ゲート駆動回路210の第(i−1)ステージSCi−1及び第2ゲート駆動回路230の第(j−1)ステージSCj−1により駆動される。
【0090】
第2画素行PL2の画素のうち、第7及び第8画素P7、P8は、第(m−1)データラインDLm−1に各々接続され、第9及び第10画素P9、P10は、第mデータラインDLmに各々接続され、第11及び第12画素P11、P12は、第(m+1)データラインDLm+1に各々接続される。
【0091】
第7、第10、及び第12画素(P7,P10,P12)は、第iゲートラインGLiに接続され、第8、第9及び第11画素(P8,P9,P11)は第jゲートラインGLjに接続される。これに従って、第2画素行PL2は第1ゲート駆動回路210の第iステージSCi及び第2ゲート駆動回路230の第jステージSCjにより駆動される。
【0092】
例えば、表示パネル700が赤色、緑色、及び青色画素を含む場合、第1画素行PL1で第1及び第4画素P1、P4は青色画素であり、第2及び第5画素P2、P5は赤色画素であり、第3及び第6画素P3、P6は緑色画素である。また、第2画素行PL2で第7及び第10画素P7、P10は青色画素であり、第8及び第11画素P8、P11は赤色画素であり、第9及び第12画素P9、P12は緑色画素である。
【0093】
従って、赤色画素の、第1、第4、第7及び第10画素(P1、P4、P7、P10)は第(i−1)及び第iゲートラインGLi−1、GLiと電気的に接続されているので、第1ゲート駆動回路210により駆動される。緑色画素の、第2、第5、第8及び第11画素(P2、P5、P8、P11)は第(j−1)及び第jゲートラインGLj−1、GLjと電気的に接続されているので、第2ゲート駆動回路210により駆動される。
一方、青色画素である、第3、第6、第9及び第12画素(P3,P6,P9,P12)は第(i−1)ゲートラインGLi−1、第(j−1)ゲートラインGLj−1、第iゲートラインGLi、及び第jゲートラインGLjのいずれかに接続されているので、第1及び第2ゲート駆動回路210、230により駆動される。
【0094】
図14〜図16は図13に示した表示パネルの色画素別駆動による画質説明するための概念図である。
図13及び図14を参照すれば、表示パネル700の赤色画素Rを駆動する場合を仮定する。第1画素行PL1の赤色画素Rは、第1画素行PL1の上部に配置されたゲートラインに接続され、第2画素行PL2の赤色画素Rもやはり第2画素行PL2の上部に配置されたゲートラインに接続される。即ち、赤色画素Rは、画素行を基準として上部及び下部に配置されるゲートラインのうち上部に配置されたゲートラインに接続される。従って、表示パネル100の赤色画素Rは、第1及び第2ゲート駆動回路210、230のうち、第1ゲート駆動回路210から提供されるゲート信号によって駆動される。
【0095】
従って、第1ゲート駆動回路210から生成されたゲート信号はゲートラインに沿って第2ゲート駆動回路230の方向に伝達される。ゲートラインの抵抗によって第1ゲート駆動回路210側のゲート信号と第2ゲート駆動回路230側のゲート信号との間には遅延偏差が発生し、このゲート信号の遅延偏差により赤色画素Rは徐々に変化する充電偏差を有する。しかし、この充電偏差はすべての画素行(PL1,PL2,PL3,…)で均一に発生するので充電偏差による赤色画質有意差(縦線不良)が発生しなくなる。
【0096】
図13及び図15を参照すれば、表示パネル700の緑色画素Gを駆動する場合を仮定する。第1画素行PL1の緑色画素Gは、第1画素行PL1の下部に配置されたゲートラインに接続され、第2画素行PL2の緑色画素Gもやはり第2画素行PL2の下部に配置されたゲートラインに接続される。即ち、緑色画素Gは画素行を基準として上部及び下部に配置されるゲートラインのうち、下部に配置されたゲートラインに接続される。従って、表示パネル700の緑色画素Gは第2ゲート駆動回路230から提供されるゲート信号によって駆動される。
【0097】
従って、第2ゲート駆動回路230から生成されたゲート信号は、ゲートラインに沿って第1ゲート駆動回路210の方向に伝達される。ゲートラインの抵抗によって第2ゲート駆動回路230側のゲート信号と第1ゲート駆動回路210側のゲート信号との間には遅延偏差が発生し、このゲート信号の遅延偏差により緑色画素Gは徐々に変化する充電偏差を有する。しかし、この充電偏差はすべての画素行(PL1,PL2,PL3、…)で均一に発生するので、充電偏差による緑色画質有意差(縦線不良)が発生しない。
【0098】
図13及び図16を参照すれば、表示パネル700の青色画素Bを駆動する場合を仮定する。第1画素行PL1の青色画素Bは第1画素行PL1の上部及び下部に配置されたゲートラインのいずれかに接続され、第2画素行PL2の青色画素Bもやはり第2画素行PL2の上部及び下部に配置されたゲートラインのいずれかに接続される。青色画素Bは画素行を基準として上部及び下部に配置されるゲートラインのうち、上部及び下部に配置されたゲートラインのいずれかに接続される。従って、表示パネル700の青色画素Bは、第1及び第2ゲート駆動回路210、230の双方から提供されるゲート信号によって駆動される。
【0099】
従って、ゲートラインの抵抗によって第1ゲート駆動回路210側に隣接した青色画素Bと第2ゲート駆動回路230に隣接した青色画素Bと間の充電偏差による縦線不良の発生は避けられない。しかし、青色の縦線不良の視認程度は微小であって画質的に大きな問題にならない水準にある。
【0100】
結果的に、第1及び第2ゲート駆動回路210、230のうちいずれか一つは、画素行の上部に配置されたゲートラインにゲート信号を提供し、他の一つは下部に配置されたゲートラインにゲート信号を提供し画素行を駆動してもゲート信号の遅延偏差に画質有意差(縦線不良)が実質的に発生しない。
【0101】
図17は本発明の他の実施形態に係る表示パネルを説明するための概念図である。本実施形態に係る表示パネル800は図13を参照して説明した表示パネル700に図12を参照して説明した表示パネルの第1及び第2放電回路241、242をさらに含む場合である。以下においては繰り返される詳細な説明は簡略にする。
【0102】
図13及び図17を参照すれば、本実施形態に係る表示パネル800は、第1ゲート駆動回路210、第1放電回路241、第2ゲート駆動回路230及び第2放電回路242を含む。
【0103】
第1ゲート駆動回路210は第1周辺領域PA1に形成された複数のステージ(SCi−1,SCi)を含み、各ステージは1画素行の第1側部に配置されたゲートライン(GLi−1,GLi)にゲート信号を提供する。
【0104】
第1放電回路241は第2周辺領域PA2に形成される。第1放電回路241は、第1放電トランジスタTR1及びロー電圧VOFFが印加された電圧配線VLを含む。第1放電トランジスタTR1は図示したように、ステージ(SCj−1,SCj)間の第2周辺領域PA2及びゲートライン(GLi−1,GLj−1)により定義される画素行の幅に対応する第2周辺領域PA2に形成される。
【0105】
第1放電トランジスタTR1は第1制御電極、第1入力電極及び第1出力電極を含む。第1放電トランジスタTR1の第1制御電極は、第iステージSCiと接続された第iゲートラインGLiと接続され、第1入力電極は第(i−1)ゲートラインGLi−1と接続され、第1出力電極は電圧配線VLと接続される。
【0106】
第2ゲート駆動回路230は第1周辺領域PA1に形成された複数のステージ(SCj−1,SCj)を含み、各ステージはある画素行の第2側部に配置されたゲートライン(GLj−1,GLj)にゲート信号を提供する。
【0107】
第2放電回路242は第1周辺領域PA1に形成される。第2放電回路242は第2放電トランジスタTR2及びロー電圧VOFFが印加された電圧配線VLを含む。第2放電トランジスタTR2は図示したように、ステージ(SCi−1、SCi)間の第1周辺領域PA1及びゲートライン(GLi−1,GLj−1)により定義される画素行の幅に対応する第1周辺領域PA1に形成される。
【0108】
第2放電トランジスタTR2は第2制御電極、第2入力電極、及び第2出力電極を含む。第2放電トランジスタTR2の第2制御電極は、第jステージSCjと接続された第jゲートラインGLjと接続し、第2入力電極は第(j−1)ゲートラインGLj−1と接続し、第2出力電極は電圧配線VLと接続する。
【0109】
以上に説明した本発明の諸実施形態によれば、第1及び第2ゲート駆動回路210、230のうち、いずれか一つは画素行の第1側部に配置されたゲートラインを駆動し、他の一つは第2側部に配置されたゲートラインを駆動することによって高解像度表示パネルのベーゼル幅を減らすことができ、消費電力を減少させることができ、また、本発明の三原色画素配置構造によって信号遅延偏差による画質有意差(縦線不良)を防止することができる。
【0110】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0111】
100、600、700、800 表示パネル
110 表示基板
130 対向基板
150 液晶層
210 第1ゲート駆動回路
230 第2ゲート駆動回路
241 第1放電回路
242 第2放電回路
300 データ駆動部
310、320、330 データ駆動回路
400 印刷回路基板
410 メイン駆動回路
421、422、423、424 第1、第2、第3、第4信号配線
431、432 第1及び第2RC制御部
500 従来の表示パネル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示領域に形成され、複数の画素行と複数の画素列からなる複数の画素と、
列方向に伸長し、二つの画素列ごとに配置された複数のデータラインと、
行方向に伸長し、前記画素行の第1側部に配置された第1ゲートラインと、
前記行方向に伸長し、前記画素行の第2側部に配置された第2ゲートラインと、
前記表示領域の第1周辺領域に形成され、前記第1ゲートラインにゲート信号を提供する第1ステージを含む第1ゲート駆動回路と、
前記第1周辺領域と向き合う前記表示領域の第2周辺領域に形成され、前記第2ゲートラインにゲート信号を提供する第2ステージを含む第2ゲート駆動回路と、を含むことを特徴とする表示パネル。
【請求項2】
請求項1に記載の表示パネルを含み、さらに、
前記第1ゲート駆動回路に第1クロック信号を伝達する第1クロック配線と、
前記第2ゲート駆動回路に前記第1クロック信号に対して第1遅延差を有する第3クロック信号を伝達する第3クロック配線と、
前記第1ゲート駆動回路に前記第1クロック信号に対して前記第1遅延のためより大きい第2遅延差を有する第2クロック信号を伝達する第2クロック配線と、
前記第2ゲート駆動回路に前記第1クロック信号に対して前記第2遅延差より大きい第3遅延差を有する第4クロック信号を伝達する第4クロック配線と、
を含むことを特徴とする表示装置。
【請求項3】
前記第1ステージは前記第1及び第2ゲートラインによって定義される前記画素行の幅より小さいか、又は、同じ幅を有するように前記第1周辺領域内に形成され、
前記第2ステージは前記画素行の幅より小さいか、又は、同じ幅を有するように前記第2周辺領域内に形成されることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
【請求項4】
前記第2ステージと隣接し、前記第1ゲートラインに印加されたハイ電圧をロー電圧で放電する第1放電トランジスタを含む第1放電回路と、
前記第1ステージと隣接し、前記第2ゲートラインに印加されたハイ電圧をロー電圧で放電する第2放電トランジスタを含む第2放電回路と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
【請求項5】
前記第1ステージと前記第2放電トランジスタは、前記第1及び第2ゲートラインによって定義される前記画素行の幅より小さいか、又は、同じ幅を有するように前記第1周辺領域に形成され、
前記第2ステージと前記第1放電トランジスタは、前記画素行の幅より小さいか、又は、同じ幅を有するように前記第2周辺領域内に形成されることを特徴とする請求項4に記載の表示パネル。
【請求項6】
前記画素は、赤色画素、緑色画素、及び青色画素を含み、
前記第1及び第2ゲートラインのうち、いずれか一つは前記赤色画素と電気的に接続され、他の一つは前記緑色画素と電気的に接続され、
前記青色画素の一部は前記第1ゲートラインと電気的に接続され、前記青色画素の残りの一部は前記第2ゲートラインと電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
【請求項7】
前記画素列の画素各々は前記第1ゲートライン又は前記第2ゲートラインと電気的に接続されることを特徴とする請求項6に記載の表示パネル。
【請求項8】
互いに隣接した二つのデータライン間に位置した前記画素行の第1画素及び第2画素は前記二つのデータラインのうち、いずれか一つと電気的に接続され、
前記第1及び第2ゲートラインのうち、いずれか一つは前記第1画素と電気的に接続され、他の一つは前記第2画素と電気的に接続されることを特徴とする請求項7に記載の表示パネル。
【請求項9】
互いに隣接した第(m−1)データライン、第mデータライン、第(m+1)データライン、及び第(m+2)データライン(mは自然数)をさらに含み、
前記第(m−1)データラインと前記第mデータラインとの間の第1画素行の第1画素及び第2画素は、前記第mデータラインと電気的に接続され、
前記第mデータラインと前記第(m+1)データラインとの間の前記第1画素行の第3画素及び第4画素は、前記第(m+1)データラインと電気的に接続され、
前記第(m+1)データラインと前記第(m+2)データラインとの間の前記第1画素行の第5画素及び第6画素は、前記第(m+2)データラインと電気的に接続されることを特徴とする請求項7に記載の表示パネル。
【請求項10】
前記第1画素行の前記第1、第3及び第6画素は、前記第1画素行の第1側部に位置した前記第1ゲートラインと電気的に接続され、
前記第1画素行の前記第2、第4及び第5画素は、前記第1画素行の第2側部に位置した前記第2ゲートラインと電気的に接続されることを特徴とする表示パネル。
【請求項11】
前記第(m−1)データラインと前記第mデータラインとの間の第2画素行の第7画素及び第8画素は、前記第(m−1)データラインと電気的に接続され、
前記第mと前記第(m+1)データラインとの間の前記第2画素行の第9画素及び第10画素は、前記第mデータラインと電気的に接続され、
前記第(m+1)データラインと前記第(m+2)データラインとの間の前記第2画素行の第11画素及び第12画素は、前記第(m+1)データラインと電気的に接続されることを特徴とする請求項10に記載の表示パネル。
【請求項12】
前記第2画素行の前記第7、第9及び第12画素は、前記第2画素行の第1側部に位置した前記第1ゲートラインと電気的に接続され、
前記第2画素行の前記第8、第10及び第11画素は前記第2画素行の第2側部に位置した前記第2ゲートラインと電気的に接続されることを特徴とする請求項11に記載の表示パネル。
【請求項13】
前記データラインの各々は両側に位置した前記画素行の第1画素及び第2画素と各々電気的に接続され、
前記第1及び第2ゲートラインのうち、いずれか一つは前記第1画素と電気的に接続され、他の一つは前記第2画素と電気的に接続されることを特徴とする請求項7に記載の表示パネル。
【請求項14】
互いに隣接した第(m−1)データライン、第mデータライン、及び第(m+1)データライン(mは自然数)をさらに含み、
前記第(m−1)データラインは両側に位置した第1画素行の第1画素及び第2画素と各々電気的に接続され、
前記第mデータラインは両側に位置した前記第1画素行の第3画素及び第4画素と各々電気的に接続され、
前記第(m+1)データラインは両側に位置した前記第1画素行の第5画素及び第6画素と各々電気的に接続されることを特徴とする請求項7に記載の表示パネル。
【請求項15】
前記第1画素行の前記第1、第4及び第6画素は、前記第1画素行の上側に位置した前記第1ゲートラインと電気的に接続され、
前記第1画素行の前記第2、第3及び第5画素は、前記第1画素行の下側に位置した前記第2ゲートラインと電気的に接続されることを特徴とする請求項14に記載の表示パネル。
【請求項16】
前記第(m−1)データラインは、両側に位置した第2画素行の第7画素及び第8画素と各々電気的に接続され、
前記第mデータラインは、両側に位置した前記第2画素行の第9画素及び第10画素と各々電気的に接続され、
前記第(m+1)データラインは、両側に位置した前記第2画素行の第11画素及び第12画素と各々電気的に接続されることを特徴とする請求項15に記載の表示パネル。
【請求項17】
前記第2画素行の前記第7、第10及び第12画素は、前記第2画素行の第1側部に位置した前記第1ゲートラインと電気的に接続され、
前記第2画素行の前記第8、第9及び第11画素は、前記第2画素行の第2側部に位置した前記第2ゲートラインと電気的に接続されることを特徴とする請求項16に記載の表示パネル。
【請求項18】
表示領域に配置された、複数の画素行と複数の画素列からなる複数の画素と、二つの前記画素列ごとに配置された複数のデータラインと、前記画素行の第1側部に配置された第1ゲートラインと、前記画素行の第2側部に配置された第2ゲートラインと、前記表示領域を取り囲む周辺領域に形成され前記第1ゲートラインにゲート信号を提供する第1ステージを含む第1ゲート駆動回路と、前記第2ゲートラインにゲート信号を提供する第2ステージを含む第2ゲート駆動回路とを含む表示パネルと、
前記表示パネルと電気的に接続され、前記第1及び第2ゲート駆動回路に提供する第1クロック信号と、第2クロック信号と、第3クロック信号と、第4クロック信号とを生成するメイン駆動回路と、が実装された印刷回路基板を含むことを特徴とする表示装置。
【請求項19】
前記印刷回路基板は、
前記第1及び第2クロック信号を前記第1ゲート駆動回路に伝達するための第1信号配線と、
前記第3及び第4クロック信号を前記第2ゲート駆動回路に伝達するための第2信号配線と、
前記第1及び第2信号配線の時定数値を制御するRC制御部を含むことを特徴とする請求項18に記載の表示装置。
【請求項20】
前記画素は赤色画素、緑色画素及び青色画素を含み、前記第1及び第2ゲートラインのうち、いずれか一つは前記赤色画素と電気的に接続され、他の一つは前記緑色画素と電気的に接続され、前記青色画素の一部は前記第1ゲートラインと電気的に接続され、前記青色画素の残りの一部は前記第2ゲートラインと電気的に接続されることを特徴とする請求項18に記載の表示装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−173742(P2012−173742A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−30124(P2012−30124)
【出願日】平成24年2月15日(2012.2.15)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】