説明

表示装置、電子機器、テレビジョン装置

【課題】黒を表示するときの液晶素子からの光漏れを低減もしくは克服して、コントラストを向上する表示装置を提供する。
【解決手段】液晶素子204の画素ごとにバックライトとなる発光素子212を設け、表示を行う階調に応じて個別に発光素子212の点灯、非点灯を制御する機能を画素回路に設ける。これにより、バックライトの点灯状態を画素ごとに制御することができ、黒の階調を表示するときには、バックライトとなる発光素子212を消灯する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置に係り、特に液晶を用いて構成される画素とバックライトの構造
に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、一対の基板間に液晶を挟んだ液晶パネルと、該液晶パネルの背面にバッ
クライトと呼ばれる照明器具を組み合わせて構成されている。液晶パネルは、単純マトリ
クス方式、薄膜トランジスタ(TFT)を用いたアクティブマトリクス方式の構成が知ら
れている(例えば、特許文献1を参照)。いずれにしても液晶を挟む電極に印加する電圧
を制御して、液晶パネル全面を照明するバックライトの透過光量を調節して画像を表示し
ている。従って、例えば全黒表示の場合でも、バックライトは常時点灯をしており電力を
消費し続けるものであった。
【0003】
それに対し、バックライトに発光ダイオード(LED)を用いるものが提供されている。
LEDは長寿命で、直流低電圧電源で直接駆動できるためインバータが不要であること、
また消費電力が少ない等の利点がある。このバックライトは、LEDの設置位置として直
下型とサイドライト型が知られている。直下型は液晶パネルの直下にLEDが配置されて
おり、拡散板等で面が一様に発光するようにしている。また、サイドライト型ではLED
をパネルの側面から発光させ、導光板や拡散板を介して液晶パネルに光を供給しており、
直下型と比較して薄型化できる利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−90404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の液晶を用いた透過型の表示装置では、液晶背面がバックライトからの光で一様に発
光している。そのため、黒を表示しようとしても液晶素子から光が漏れてしまい、完全な
黒表現ができずコントラストの悪化につながっている。
【0006】
そこで本発明は、黒を表示しようとしても液晶素子から光が漏れてしまうという課題を克
服し、コントラストを向上する表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は黒の階調を表示するとき、発光素子を消灯することによって、上記課題を解決す
る。また本発明では、画素ごとに発光素子を設け、表示を行う階調に応じて個別に発光素
子の点灯、非点灯を制御する機能も画素回路に設けることによっても上記課題を解決する

【0008】
本発明は、画素に液晶素子と重畳して発光素子が設けられ、発光素子の発光が液晶素子を
通過する表示装置である。この表示装置は、アナログ信号に基づく電位が印加されるデー
タ線に液晶素子が電気的に接続され、データ線の電位と基準電位を比較するコンパレータ
を有し、発光素子はコンパレータと電気的に接続している。
【0009】
本発明で提案する表示装置では、正の値及び負の値に変化するアナログ値のデータ信号に
よって液晶素子を駆動する場合について考える。従来、階調を表現する場合には、液晶素
子の特性に合わせて設定したアナログの電位をデータ電位として書き込む駆動方法がある
。液晶素子は、画素電極と対向電極間の電位差によって透過光を制御するので、電圧をか
ける方向は特に関係ない。このため液晶の寿命の問題などから、従来はデータ信号の電圧
値を正負に反転させて入力する方法がとられてきた。このとき、同一の階調表示を行うデ
ータ電位は正、負のそれぞれに存在することになる。
【0010】
また、本発明は、上記表示装置を表示部に含むことを特徴とする電子機器である。
【0011】
なお、本発明において、接続されているとは、電気的に接続されていることと同義である
。したがって、本発明が開示する構成において、所定の接続関係に加え、その間に電気的
な接続を可能とする他の素子(例えば、別の素子やスイッチなど)が配置されていてもよ
い。
【0012】
なお、画素に配置するのは、特定の発光素子に限定されない。画素に配置する発光素子の
例としては、EL素子(エレクトロルミネッセンス(Electro Luminesc
ence:EL))やフィールドエミッションディスプレイ(FED)で用いる素子、F
EDの一種であるSED(Surface−conduction Electron−
emitter Display)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、圧電セラ
ミックディスプレイなど、どのような発光素子でもよい。
【0013】
なお、トランジスタはその構造上、ソースとドレインの区別が困難である。さらに、回路
の動作によっては、電位の高低が入れ替わる場合もある。したがって、本明細書中では、
ソースとドレインは特に特定せず、第1端子、第2端子と記述する。例えば、第1端子が
ソースである場合には、第2端子とはドレインを指し、あるいは第1端子がドレインであ
る場合には、第2端子とはソースを指すものとする。
【0014】
本発明において、適用可能なトランジスタの種類に限定はなく、非晶質シリコンや多結晶
シリコンに代表される非単結晶半導体膜を用いた薄膜トランジスタ(TFT)、半導体基
板やSOI基板を用いて形成されるトランジスタ、MOS型トランジスタ、接合型トラン
ジスタ、バイポーラトランジスタ、有機半導体やカーボンナノチューブを用いたトランジ
スタ、その他のトランジスタを適用することができる。また、トランジスタが配置されて
いる基板の種類に限定はなく、単結晶基板、SOI(Silicon on insul
ator)基板、ガラス基板などに配置することが出来る。
【0015】
本発明において、コンパレータにはオペアンプまたはチョッパーインバータ回路など、コ
ンパレータとしての機能を実現できる回路であれば、用いることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、液晶を用いた表示装置で黒を表示する際に、バックライトを発光させないこと
で光漏れを無くし、コントラストを向上することができる。また本発明は、画素ごとにバ
ックライトをそれぞれ配置し、画素回路内に発光素子の点灯状態を画素ごとに制御する機
能を持たせることにより、黒表示をする画素のためにバックライトを消灯した場合、他の
画素も全て黒表示になってしまうという不具合を回避することができる。さらに、点灯す
る必要がない部分のバックライトを個別に消灯することができるので、省電力化にも有効
である。
【0017】
従来の液晶表示装置では複数の画素に対して、同一のバックライトを発光源として使用し
ているため、黒表示をするためにバックライトを消灯した場合、他の画素も全て黒表示に
なってしまうという不具合が発生してしまう。それに対し本発明は、各画素に対応してバ
ックライトを設けることにより、黒の階調を表現するときに、バックライトとなる発光素
子を消灯することができ、液晶素子の光漏れによるコントラストの低下を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明において発光素子の点灯する範囲とデータ電位の関係を示す図。
【図2】本発明の表示装置の画素回路の概略を示した回路図。
【図3】本発明の表示装置の画素回路を示した回路図。
【図4】本発明の表示装置の画素回路にあるコンパレータの動作を示した回路図。
【図5】本発明の画素の設定動作のタイミングチャート示す図。
【図6】本発明の表示装置の画素回路の概略を示した回路図。
【図7】本発明の表示装置の画素回路を示した回路図。
【図8】本発明の画素の設定動作のタイミングチャート示す図。
【図9】本発明の表示装置が適用される電子機器の一例を示す図。
【図10】本発明の表示装置の画素回路の動作を示した図。
【図11】実施の形態3に係る表示装置の構成を示す断面図。
【図12】実施の形態3に係る表示装置の構成を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。但し、本発明は多くの異なる態様
で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態
及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の
形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、実施の形態を説明するための
全図において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返
しの説明は省略する。
【0020】
完全な黒の階調をとるデータ電圧の範囲の上限または下限を基準電位と定め、データ電位
と基準電位の比較を行って発光素子の点灯、非点灯を選択する。図1(A)(B)に、基
準電位の設定方法を図示する。図1(A)にはノーマリーホワイトの表示モードを持つ液
晶(以下ノーマリーホワイト液晶と記す)における、基準電位の設定方法を示す。ノーマ
リーホワイトの表示モードとは、液晶素子に電圧をかけない状態で光を透過する偏光状態
のことである。液晶素子の階調101の中で、負の電圧の領域で完全な黒表示をするデー
タ電圧の範囲104の上限を基準電位Vref1と定める。また、正の電圧の領域で完全
な黒表示をするデータ電圧の範囲103の下限を基準電位Vref2と定める。
【0021】
反対にノーマリーブラックの表示モードとは、液晶素子に電圧をかけた状態で光を透過す
る偏光状態のことである。ノーマリーブラックの表示モードを持つ液晶(以下、ノーマリ
ーブラック液晶と記す)における基準電位の設定方法も同様に図1(B)に示す。ノーマ
リーブラック液晶では、図1(B)から分かるように完全な黒表示をするデータ電圧の範
囲106が0V付近にのみ存在する。液晶素子の階調101の中で、完全な黒表示をする
データ電圧の範囲106の上限を基準電位Vref1と定める。また、完全な黒表示をす
るデータ電圧の範囲106の下限を基準電位Vref2と定める。
【0022】
図1(A)(B)において、発光素子が点灯するデータ電圧の範囲105内に、データ電
位が入っているかを判断する回路を画素回路内に設ける必要がある。本発明では、基準電
位とデータ電位とを比較する回路を用い、データ電位がVref2より低い場合、もしく
はデータ電位がVref1より高い場合に発光素子を点灯させる。
【0023】
(実施の形態1)
図2に本発明の表示装置が有する画素の一実施形態の概略を示す。図2に示す回路には、
データ線201及び走査線202が配置されている。また液晶素子204に書き込みを行
うトランジスタ203があり、対向電極205が配置されている。また、バックライトと
して用いられる発光素子212と、第1のコンパレータ207及び第2のコンパレータ2
09を有する。また第1のコンパレータ207にデータ信号を書き込むための第1のスイ
ッチ213及び第2のコンパレータ209にデータ信号を書き込むための第2のスイッチ
214を有する。また、第1のコンパレータ207には、データ電位と比較を行う第1の
基準電位206が入力され、第2のコンパレータ209には、データ電位と比較を行う第
2の基準電位208が入力される。第1のコンパレータ207及び第2のコンパレータ2
09のどちらのコンパレータから発光素子212に出力を行うかを選択する第3のスイッ
チ210及び第4のスイッチ211を有する。
【0024】
次に、図2に示す回路の接続関係を説明する。データ線201はトランジスタ203の第
1端子に接続され、トランジスタ203の第2端子には液晶素子204の第1の電極が接
続されている。トランジスタ203のゲート端子には走査線202が接続されている。液
晶素子204の第2の電極は対向電極205に接続されている。第1のコンパレータ20
7の入力は第1のスイッチ213を介してデータ線201と接続されている。また、第1
のコンパレータ207の出力は、第3のスイッチ210を介して発光素子212の第1の
電極に接続されている。また第2のコンパレータ209の入力は第2のスイッチ214を
介してデータ線201と接続されている。また第2のコンパレータ209の出力は、第4
のスイッチ211を介して発光素子212の第1の電極に接続されている。なお、第1の
コンパレータ207にはデータ電位との比較を行う第1の基準電位206が印加されてい
る。同様に第2のコンパレータ209には第2の基準電位208が印加されている。
【0025】
次に回路の動作を簡単に説明する。データ線201から液晶素子204に書き込まれたデ
ータ電位は第2のコンパレータ209及び第1のコンパレータ207に入力される。第1
のコンパレータ207はデータ線から入力されたデータ電位と第1の基準電位206とを
比較する比較器である。また、第2のコンパレータ209はデータ線から入力されたデー
タ電位と第2の基準電位208の電圧を比較する比較器である。
【0026】
第1のスイッチ213は第1のコンパレータ207にデータ線201から信号の書き込み
を行うためのスイッチである。また、第2のスイッチ214は第2のコンパレータ209
にデータ線201から信号の書き込みを行うためのスイッチである。
【0027】
第3のスイッチ210及び第4のスイッチ211は、第1のコンパレータ207の出力及
び第2のコンパレータ209の出力のどちらか一方を選択して発光素子212に伝送する
ためのスイッチである。そのため、第3のスイッチ210と第4のスイッチ211が同時
にオンにならないように動作タイミングを適切に設定する必要がある。
【0028】
図10に図2で示した回路の動作を示す。図10(a)はデータ線201から負の電位を
コンパレータに取り込む場合の動作を示している。第1のスイッチ213をオンにしてデ
ータ電位を第1のコンパレータ207に書き込み、第1のコンパレータ207でデータ電
位と第1の基準電位206とを比較し、第3のスイッチ210をオンにして第1のコンパ
レータ207の出力を発光素子212に出力する。この動作の間には、第2のコンパレー
タ209の入出力に接続されている第2のスイッチ214及び第4のスイッチ211はオ
フになっている。図10(b)は、データ線201から正の電位をコンパレータに取り込
む場合の動作を示している。第2のスイッチ214をオンにしてデータ電位を第2のコン
パレータ209に書き込み、第2のコンパレータ209でデータ電位と第2の基準電位2
08とを比較し、第4のスイッチ211をオンにして第2のコンパレータ209の出力を
発光素子212に出力する。この動作の間には、第1のコンパレータ207の入出力に接
続されている第1のスイッチ213及び第3のスイッチ210はオフになっている。
【0029】
なお、発光素子212はLEDであってもよいし、有機EL等であってもよい。つまり電
圧、電流等によって制御できる発光素子であればよい。
【0030】
なお、スイッチは、電気的スイッチまたは機械的なスイッチを用いることができ、電流の
流れを制御できるものであればよい。トランジスタでもよいし、ダイオードでもよいし、
それらを組み合わせた論理回路でもよい。よって、スイッチとしてトランジスタを用いる
場合、そのトランジスタは、単なるスイッチとして動作するため、トランジスタの極性(
導電型)は特に限定されない。ただし、オフ電流が少ない方が望ましい場合、オフ電流が
少ない方の極性のトランジスタを用いることが望ましい。オフ電流が少ないトランジスタ
としては、LDD領域を設けているものやマルチゲート構造にしているもの等がある。ま
た、スイッチとして動作させるトランジスタのソース端子の電位が、低電位側電源(VS
S、GND、0Vなど)に近い状態で動作する場合はNチャネル型を用いることが望まし
く、反対にソース端子の電位が、高電位側電源(VDDなど)に近い状態で動作する場合
はPチャネル型を用いることが望ましい。なぜなら、ゲート・ソース間電圧の絶対値を大
きくできるため、スイッチとしてより正確に動作させることができるからである。なお、
Nチャネル型とPチャネル型の両方を用いて、CMOS型のスイッチにしてもよい。
【0031】
VDDは、高電源電位であり、VSSは、低電源電位であるとする。ここで、高電源電位
VDDの電位は、低電源電位VSSの電位より高いとする。
【0032】
図3に図2で示した画素の詳細な回路の一例を示す。図3に示す回路では、コンパレータ
としてCMOSチョッパーインバータ回路を2つ使用することを特徴としている。すなわ
ち第1のコンパレータ326及び第2のコンパレータ327である。第1のコンパレータ
326の内部には、第1の容量素子318、第1のトランジスタ317、第2のトランジ
スタ319と第3のトランジスタ320により構成された第1のインバータ、及び第4の
トランジスタ321と第5のトランジスタ322により構成された第2のインバータを有
する。第2のコンパレータ327の内部には、第2の容量素子314と第6のトランジス
タ313、及び第7のトランジスタ315と第8のトランジスタ316により構成された
第3のインバータを有する。また配線として第1の基準電位線301、第2の基準電位線
303及びデータ線302を含む。さらに走査線306、第1のコンパレータ初期化線3
07及び第2のコンパレータ初期化線305、コンパレータ選択線304、第1のデータ
取り込み線331及び第2のデータ取り込み線330を含む。液晶素子310にデータ電
圧の書き込みを行う第9のトランジスタ308があり、液晶素子の対向電極311を含む
。また第1のコンパレータ326に書き込みを行う第10のトランジスタ312及び第1
1のトランジスタ329を含む。また第2のコンパレータ327に書き込みを行う第12
のトランジスタ309と第13のトランジスタ328を有する。さらに第1のコンパレー
タ326の出力を発光素子325に伝送する第14のトランジスタ324と、第2のコン
パレータ327の出力を発光素子325に伝送する第15のトランジスタ323を含む。
なお、第2のトランジスタ319の極性はPチャネル型であり、第3のトランジスタ32
0の極性はNチャネル型であるとする。また、第4のトランジスタ321の極性はPチャ
ネル型であり、第5のトランジスタ322の極性はNチャネル型であるとする。さらに第
7のトランジスタ315の極性はPチャネル型であり、第8のトランジスタ316の極性
はNチャネル型であるとする。
【0033】
次に、図3の各部分の接続関係について説明する。データ線302には第9のトランジス
タ308の第1端子、及び第13のトランジスタ328の第1端子、第11のトランジス
タ329の第1端子が接続される。第9のトランジスタ308の第2端子は液晶素子31
0の第1の電極と接続され、ゲート端子には走査線306が接続される。液晶素子310
の第2の電極には対向電極311が接続されている。第2の基準電位線303には第12
のトランジスタ309の第1端子が接続される。第13のトランジスタ328、第12の
トランジスタ309の第2端子は第2のコンパレータ327内の第2の容量素子314の
第1の電極と接続されている。第13のトランジスタ328のゲート端子は第2のデータ
取り込み線330に、第12のトランジスタ309のゲート端子は第2のコンパレータ初
期化線305に接続される。第7のトランジスタ315と第8のトランジスタ316はイ
ンバータを構成し、第7のトランジスタ315のゲート端子及び第8のトランジスタ31
6のゲート端子は第2の容量素子314の第2の電極と第6のトランジスタ313の第1
端子と接続される。また、第7のトランジスタ315の第2端子と、第8のトランジスタ
316の第2端子は、第6のトランジスタ313の第2端子と第15のトランジスタ32
3の第1端子と接続される。第6のトランジスタ313のゲート端子は第2のコンパレー
タ初期化線305と接続される。
【0034】
第1の基準電位線301には第10のトランジスタ312の第1端子が接続される。第1
0のトランジスタ312のゲート端子は第1のコンパレータ初期化線307に接続されて
いる。そして第11のトランジスタ329の第2端子及び、第10のトランジスタ312
の第2端子は第1のコンパレータ326内の第1の容量素子318の第1の電極と接続さ
れている。第11のトランジスタ329のゲート端子は第1のデータ取り込み線331に
接続される。第2のトランジスタ319と第3のトランジスタ320はインバータを構成
し、第2のトランジスタ319のゲート端子及び第3のトランジスタ320のゲート端子
は第1の容量素子318の第2の電極と第1のトランジスタ317の第1端子と接続され
る。また、第2のトランジスタ319の第2端子と、第3のトランジスタ320の第2端
子は第1のトランジスタ317の第2端子と、もう一つのインバータを構成する第4のト
ランジスタ321のゲート端子と、第5のトランジスタ322のゲート端子に接続される
。第4のトランジスタ321の第2端子と、第5のトランジスタ322の第2端子は、第
14のトランジスタ324の第1端子と接続される。第1のトランジスタ317のゲート
端子は第1のコンパレータ初期化線307と接続される。
【0035】
第15のトランジスタ323のゲート端子と、第14のトランジスタ324のゲート端子
はコンパレータ選択線304に接続される。また、第15のトランジスタ323の第2端
子と第14のトランジスタ324の第2端子は、発光素子325の第1の電極と接続され
る。
【0036】
次に、この画素回路の動作について説明する。第1のコンパレータ326は、液晶素子3
10に負の電圧が印加されたときのデータ線302の電位と第1の基準電位線301の電
位Vref1とを比較するものである。もし、データ線302の電位がVref1よりも
高ければ、電源電圧VDDを出力し、その逆ならば、0Vを出力する。第2のコンパレー
タ327は、液晶素子310に正の電圧が印加されたときのデータ線302の電位と第2
の基準電位線303の電位Vref2を比較するものである。もし、データ線302の電
位がVref2よりも低ければ、電源電圧VDDを出力し、その逆ならば、0Vを出力す
る。コンパレータ内部での詳細な動作は別に説明する。なお、当実施形態では、コンパレ
ータとして、CMOSチョッパーインバータ回路を使用しているが、その機能を実現して
いればどのような回路でもよい。
【0037】
第15のトランジスタ323は第2のコンパレータ327の出力を発光素子325に出力
するかを選択するためのスイッチである。また同様に、第14のトランジスタ324は第
1のコンパレータ326の出力を発光素子325に出力するかを選択するためのスイッチ
である。例えばノーマリーホワイト液晶の場合、データ線302の電位が正のときは第1
5のトランジスタ323をオンにし、データ線302の電位が負のときは第14のトラン
ジスタ324をオンにするような信号をコンパレータ選択線304に与えればよい。また
ノーマリーブラック液晶の場合には、データ線302の電位が負のときは第15のトラン
ジスタ323をオンにし、データ線302の電位が正のときは第14のトランジスタ32
4をオンにするような信号をコンパレータ選択線304に与えればよい。コンパレータ選
択線304からの信号によって第15のトランジスタ323と第14のトランジスタ32
4のどちらかのトランジスタをオンにしている期間は、走査線306がアクティブになり
、データ電位が画素回路に取り込まれてから、第1のコンパレータ326と第2のコンパ
レータ327のどちらかのコンパレータが初期化されるまでの間とする。第15のトラン
ジスタ323と第14のトランジスタ324が同時にオンになることがないよう、それぞ
れのトランジスタの極性(導電型)は異なっている必要がある。各トランジスタの動作タ
イミングの詳細については後述する。
【0038】
第12のトランジスタ309は、第2のコンパレータ初期化線305に信号が入力される
とオンになり、Vref2を取り込んで初期化を行う。また第10のトランジスタ312
は、第1のコンパレータ初期化線307に信号が入力されるとオンになり、第1のコンパ
レータ326にVref1を取り込んで初期化を行う。第12のトランジスタ309及び
第10のトランジスタ312が同時にオンになることがないよう、第1のコンパレータ初
期化線307及び第2のコンパレータ初期化線305にそれぞれ入力する信号のタイミン
グは適切に設定しておく必要がある。
【0039】
第13のトランジスタ328及び第11のトランジスタ329は、初期化されたそれぞれ
のコンパレータに、液晶素子310に書き込まれるデータ電位を書き込む働きをする。第
13のトランジスタ328はデータ電位が正のときに第2のコンパレータ327にデータ
電位を書き込み、第11のトランジスタ329はデータ電位が負のときに第1のコンパレ
ータ326にデータ電位を書き込む。第13のトランジスタ328及び第11のトランジ
スタ329のどちらか一方がオンになるタイミングは、走査線306がアクティブになり
液晶素子に書き込みを行う第9のトランジスタ308がオンになるタイミングと同期する
必要がある。タイミングの詳細については後述する。
【0040】
図4(A)及び(B)は図3に示した第1のコンパレータ326の動作を説明する図であ
る。図4に示した各素子は図3に示した素子に互いに対応している。第1のスイッチ40
1は第11のトランジスタ329に、第2のスイッチ403は第10のトランジスタ31
2に、第3のスイッチ405は第1のトランジスタ317の動作を表している。また、基
準電位402はVref1に対応している。第1のインバータ406は第2のトランジス
タ319及び第3のトランジスタ320からなるインバータに対応する。また、第2のイ
ンバータ407は、第4のトランジスタ321及び第5のトランジスタ322からなるイ
ンバータに対応する。また入力電圧Vinはデータ線302からの入力電圧を表している

【0041】
まず、図4(A)に示すように第2のスイッチ403及び第3のスイッチ405をオンに
、第1のスイッチ401はオフのままにして、コンパレータの初期化を行う。このとき、
点bには第1のインバータ406の論理閾値(以後Vth_invと表記する)の電位が
かかる。また、基準電位402をVref1とすると、点aにはVref1がかかる。よ
って容量404の両電極間にはVref1−Vth_invの電圧が保持される。なお、
インバータの論理閾値とは、インバータの入力電圧と出力電圧が等しくなる電圧と定義す
る。なお、コンパレータを初期化する必要があるのは、インバータを構成するトランジス
タのサイズや閾値のばらつきによって、画素ごとにインバータの論理閾値がばらつく可能
性があるためである。コンパレータの初期化を行うことによって、画素ごとにインバータ
の論理閾値がばらつくことによる悪影響を排除することができる。
【0042】
次に、図4(B)に示すように、第2のスイッチ403及び第3のスイッチ405をオフ
し、第1のスイッチ401はオンにする。このとき、点aの電位は入力電圧Vin分にな
る。点bの電位は点aの電位から容量404の両電極間に保持される電圧分だけ降下する
ので、Vin−(Vref1−Vth_inv)となり、整理すると式(1)になる。
Vin+Vth_inv−Vref1 (1)
【0043】
第1のインバータ406の出力である点cの電位(Vcと表記する)は、式1で示した点
bの電位(Vbと表記する)とVth_invの大小によって決まることが分かる。もし
、Vb>Vth_invであるとき、Vcには0Vが出力される。このとき、第2のイン
バータ407によってさらに論理が反転するので出力電圧Voutには電源電圧VDDが
出力される。反対に、Vb<Vth_invであるとき、VcにはVDDが出力され、第
2のインバータ407によってさらに論理が反転するのでVoutには0Vが出力される
。以上より、Vin>Vref1のときはVDDが出力され、Vin<Vref1のとき
は0Vが出力されることが分かる。
【0044】
図4(C)は、第2のコンパレータ327の動作を説明する図である。第1のコンパレー
タ326との違いは、インバータ407が無く、点cの電位が出力電圧Vout分の値に
なったところである。図4(C)に示した各素子は図3に示した素子に互いに対応してい
る。第1のスイッチ401は第13のトランジスタ328の動作、第2のスイッチ403
は第12のトランジスタ309の動作、及び第3のスイッチ405は第6のトランジスタ
313の動作を表している。また、基準電位402はVref2に対応している。インバ
ータ406は第7のトランジスタ315及び第8のトランジスタ316からなるインバー
タに対応する。また入力電圧Vinはデータ線302からの入力電圧を表している。
【0045】
コンパレータの初期化については、図4(A)に示したものと同じであるので説明を省略
する。ただし、第2のコンパレータ327では、基準電位402が第1の基準電位線30
1より入力された電位Vref1であったのが第2の基準電位線303より入力された電
位Vref2に置き換わる。コンパレータが初期化されている場合には、容量404の両
電極間にはVref2−Vth_invの電圧が保持されており、Vb=Vth_inv
となっている。ここで、図4(C)のように第2のスイッチ403及び第3のスイッチ4
05をオフに、第1のスイッチ401はオンにする。このとき、点aの電位は入力電圧V
inになり、Vbは式(2)で示した値になる。以上より、Vin>Vref2であると
きは、Voutに0Vが出力される。反対に、Vin<Vref2であるときは、Vou
tにVDDが出力されることが分かる。
Vin+Vth_inv−Vref2 (2)
【0046】
図5に図3で示した回路の各制御信号のタイミングを示す。すなわち、データ線302、
走査線306、第2のコンパレータ初期化線305、第1のコンパレータ初期化線307
、第2のデータ取り込み線330、第1のデータ取り込み線331、コンパレータ選択線
304の各信号線について説明する。データ線302の信号は交流になっており、一つの
画素に対して書き込まれるデータ信号の電位は、毎回の書き込み動作において、正負の値
が反転する。図5の期間b、eでは走査線306が高電位になっており、ここで液晶素子
に書き込みが行われているが、このときのデータ線302の電位は、期間bと期間eでは
逆になっている。
【0047】
まず、液晶素子に正の電位をもつデータ信号を書き込む場合について説明する。液晶素子
に正の電位をもつデータ信号を書き込む動作は、図5の期間a、期間b、期間cで行われ
る。データ線302から正の電位が書き込まれる場合、第2のコンパレータ327の初期
化を行うため、その前の期間aで第2のコンパレータ初期化線305を高電位にし、Vr
ef2を第2の容量素子314に印加して第2のコンパレータ327の初期化も行ってお
く。次に、期間bで第2のデータ取り込み線330を高電位にすると、第13のトランジ
スタ328がオンになり液晶素子310に書き込まれるデータ電位を第2のコンパレータ
327に書き込む。さらに期間cでコンパレータ選択線304を高電位にすることで第1
5のトランジスタ323がオンになり、また第14のトランジスタ324がオフになり、
第2のコンパレータ327の出力が発光素子325に伝達される。
【0048】
次に液晶素子に負の電位をもつデータ信号を書き込む場合について説明する。液晶素子に
負の電位をもつデータ信号を書き込む動作は、図5の期間d、期間e、期間fで行われる
。データ線302から負の電位が書き込まれる場合、第1のコンパレータ326の初期化
を行うため、その前の期間dで第1のコンパレータ初期化線307を高電位にし、Vre
f1を容量素子318に印加して第1のコンパレータ326の初期化も行っておく。次に
、期間eで第1のデータ取り込み線331を高電位にすると、第11のトランジスタ32
9がオンになり液晶素子に書き込まれるデータ電位を第1のコンパレータ326に書き込
む。さらに期間fでコンパレータ選択線304に低電位にすることで第14のトランジス
タ324がオンに、また第15のトランジスタ323がオフになり、第1のコンパレータ
326の出力が発光素子325に伝達される。
【0049】
本実施の形態により、液晶を用いた表示装置で黒を表示する際に、バックライトを発光さ
せないことで光漏れを無くし、コントラストを向上することができる。また本実施の形態
により、画素ごとにバックライトをそれぞれ配置し、画素回路内に発光素子の点灯状態を
画素ごとに制御する機能を持たせることにより、黒表示をする画素のためにバックライト
を消灯した場合、他の画素も全て黒表示になってしまうという不具合を回避することがで
きる。さらに、点灯する必要がない部分のバックライトを個別に消灯することができるの
で、省電力化にも有効である。
【0050】
(実施の形態2)
本実施の形態では、上記実施の形態とは異なる画素回路の構成について説明する。図6に
、実施の形態1におけるコンパレータを1つ削減した場合の回路の概略を示す。図6に示
す回路には、データ線601及び走査線602が配置されている。また液晶素子604に
書き込みを行うトランジスタ603があり、対向電極605が配置されている。また、バ
ックライトとして用いられる発光素子612を有する。コンパレータ608にデータ信号
を書き込む第1のスイッチ613を有する。またデータ電位と比較を行う第1の基準電位
606と第2の基準電位607を有する。また、コンパレータから発光素子に正負どちら
の出力を行うか選択する第2のスイッチ609及び第3のスイッチ610を有する。
【0051】
次に、図6に示す回路の接続関係を説明する。データ線601と、トランジスタ603の
第1端子が接続され、トランジスタ603の第2端子には液晶素子604の第1の電極が
接続されている。トランジスタ603のゲート端子には走査線602が接続されている。
データ線601には第1のスイッチ613の第1端子が接続されている。液晶素子604
の第2の電極は対向電極605に接続されている。第1のスイッチ613の第2端子には
コンパレータ608が接続されている。コンパレータ608の出力には第2のスイッチ6
09とインバータ611が接続される。第2のスイッチ609を介してコンパレータ60
8の出力が発光素子612に接続され、第3のスイッチ610はインバータ611の出力
と発光素子612に接続されている。コンパレータ608はデータ電位との比較を行う第
1の基準電位606、第2の基準電位607が接続されている。
【0052】
次に回路の動作を簡単に説明する。液晶素子604に書き込まれるデータ電位は第1のス
イッチ613を介してコンパレータ608にも入力される。コンパレータ608はデータ
線601から入力されたデータ電位と第1の基準電位606もしくは第2の基準電位60
7の電圧を比較する比較器である。ノーマリーホワイト液晶において液晶素子604に負
の電圧が印加されたときには、データ線601から入力されたデータ電位の値と第1の基
準電位606の値を比較する。そのとき、第3のスイッチ610をオンにし、インバータ
611によって論理が反転したコンパレータ608の出力を発光素子612に伝送する。
データ線601の電位が第1の基準電位606よりも高ければ、電源電圧VDDが発光素
子612に出力され、データ線601の電位が第1の基準電位606よりも低ければ、0
Vを出力する。またノーマリーホワイト液晶において液晶素子604に正の電圧が印加さ
れたときのデータ線601の電位と第2の基準電位607を比較する。そのときは、第2
のスイッチ609をオンにしてコンパレータの出力を発光素子612に伝送する。データ
線601の電位が第2の基準電位607よりも低ければ、電源電圧VDDが発光素子61
2に出力され、その逆ならば、0Vを出力する。
【0053】
なお、発光素子612はLEDであってもよいし、有機EL等であってもよい。つまり電
圧、電流等によって制御できる発光素子であればよい。
【0054】
次に図7で、図6に示した画素の詳細な回路の一例を示す。図7に示す回路には、データ
線702及び走査線704が配置されている。また液晶素子711に書き込みを行う第1
のトランジスタ709があり、対向電極712が配置されている。図7に示す回路では、
コンパレータとしてCMOSチョッパーインバータ回路を1つ使用することを特徴として
いる。すなわちコンパレータ722である。コンパレータ722の内部には容量素子72
6、第2のトランジスタ714、及び第3のトランジスタ715と第4のトランジスタ7
16により構成される第1のインバータを含む。また配線として第1の基準電位線701
、第2の基準電位線703及びデータ線702を含む。さらに走査線704、コンパレー
タ初期化線705、第2の基準電位選択線706、第1の基準電位選択線707、第1の
発光素子駆動信号選択線708、第2の発光素子駆動信号選択線725、及びデータ取り
込み線724を含む。また、コンパレータ722に書き込みを行う第5のトランジスタ7
10と、第6のトランジスタ723及び第7のトランジスタ713を含み、さらにコンパ
レータの出力を発光素子に伝送する第8のトランジスタ719、第9のトランジスタ72
0、及び第10のトランジスタ717と第11のトランジスタ718により構成される第
2のインバータを含む。また、バックライトとして使用する発光素子721を含む。なお
、第10のトランジスタ717の極性はPチャネル型であり、第11のトランジスタ71
8の極性はNチャネル型であるとする。
【0055】
次に、図7に示す回路の各部分の接続関係について説明する。データ線702には第1の
トランジスタ709の第1端子及び第6のトランジスタ723の第1端子が接続されてい
る。第1のトランジスタ709は、第2端子が液晶素子711の第1の電極と接続され、
ゲート端子が走査線704が接続される。液晶素子711の第2の電極は対向電極712
に接続されている。第1の基準電位線701には第7のトランジスタ713の第1端子が
接続される。また第2の基準電位線703には第5のトランジスタ710の第1端子が接
続される。第7のトランジスタ713の第2端子、及び第6のトランジスタ723の第2
端子、及び第5のトランジスタ710の第2端子はコンパレータ722内の容量素子72
6の第1の電極と接続されている。第6のトランジスタ723のゲート端子はデータ取り
込み線724に、第1のトランジスタ709のゲート端子は走査線704に接続される。
また、第5のトランジスタ710のゲート端子は第2の基準電位選択線706に、第7の
トランジスタ713のゲート端子は第1の基準電位選択線707に接続される。第3のト
ランジスタ715と第4のトランジスタ716により第1のインバータを構成し、これら
2つのトランジスタのゲート端子は容量素子726の第2の電極、及び第2のトランジス
タ714の第1端子と接続される。また、第3のトランジスタ715の第2端子、及び第
4のトランジスタ716の第2端子は、第2のトランジスタ714の第2端子と第8のト
ランジスタ719の第1端子、及び第2のインバータを構成する第10のトランジスタ7
17のゲート端子、及び第11のトランジスタ718のゲート端子と接続される。第10
のトランジスタ717の第2端子、及び第11のトランジスタ718の第2端子は、第9
のトランジスタ720に第1端子と接続される。第2のトランジスタ714のゲート端子
はコンパレータ初期化線705と接続される。第8のトランジスタ719のゲート端子は
第2の発光素子駆動信号選択線725と接続され、第9のトランジスタ720のゲート端
子は第1の発光素子駆動信号選択線708と接続される。また、第8のトランジスタ71
9の第2端子、及び第9のトランジスタ720の第2端子は発光素子721の第1の電極
と接続される。
【0056】
次に図7に示す回路の動作を説明する。第5のトランジスタ710は、第2の基準電位選
択線706が高電位のときにオンとなり第2の基準電位線703の電位Vref2をコン
パレータ722に伝送する。また、第7のトランジスタ713は、第1の基準電位選択線
707が高電位のときにオンとなり第1の基準電位線701電位Vref1をコンパレー
タ722に伝送する。コンパレータ初期化線705が高電位のときに第2のトランジスタ
714がオンになりコンパレータ722を初期化する。コンパレータ722の内部での動
作はコンパレータ326と同様である。
【0057】
第6のトランジスタ723は、データ取り込み線724が高電位のときに、液晶素子71
1に書き込まれるデータ電位を、初期化されたコンパレータ722にも書き込む。第8の
トランジスタ719は、第2の発光素子駆動信号選択線725が高電位のときにオンにな
り、Vref2とデータ線702の電位を比較したときのコンパレータ722の出力を、
発光素子721に伝送する。また第9のトランジスタ720は、第1の発光素子駆動信号
選択線708が高電位のときにオンになり、Vref1とデータ線702の電位を比較し
たときのコンパレータ722の出力を、発光素子721に伝送する。なお、当実施形態で
は、コンパレータとして、CMOSチョッパーインバータ型回路を使用しているが、その
機能を実現していればどのような回路でもよい。
【0058】
図8に図7で示した回路の各制御信号のタイミングを示す。すなわち、データ線702、
走査線704、コンパレータ初期化線705、第2の基準電位選択線706、第1の基準
電位選択線707、データ取り込み線724、第2の発光素子駆動信号選択線725、第
1の発光素子駆動信号選択線708の各信号線について説明する。データ線702の信号
は交流になっており、一つの画素に対して書き込まれるデータ信号の電位の正負の値が毎
回の書き込み動作において反転する。図8の期間b、eでは走査線704が高電位になっ
ており、ここで液晶素子に書き込みが行われているが、このときのデータ線702の電位
は、期間bと期間eでは逆になっている。
【0059】
まず、液晶素子に正の電位をもつデータ信号を書き込む場合について説明する。液晶素子
に正の電位をもつデータ信号を書き込む動作は、図8の期間a、期間b、期間cで行われ
る。データ線702から正の電位が書き込まれる場合、コンパレータ722の初期化を行
うため、その前の期間aでコンパレータ初期化線705を高電位にし、コンパレータ72
2の初期化を行う。また同時に、第2の基準電位選択線706を高電位にして、Vref
2を容量素子726に印加しておく。次に、期間bでデータ取り込み線724を高電位に
すると、第6のトランジスタ723がオンになり液晶素子711に書き込まれるデータ電
位をコンパレータ722にも書き込む。さらに期間cで第2の発光素子駆動信号選択線7
25に高電位にすることで第8のトランジスタ719がオンになり、コンパレータ722
の出力が発光素子721に伝送される。
【0060】
次に、液晶素子に負の電位をもつデータ信号を書き込む場合について説明する。液晶素子
に負の電位を持つデータ信号を書き込む動作は、図8の期間d、期間e、期間fで行われ
る。データ線702から負の電位が書き込まれる場合、コンパレータ722の初期化を行
うため、その前の期間dでコンパレータ初期化線705を高電位にし、コンパレータの初
期化を行っておく。また同時に、第1の基準電位選択線707を高電位にして、Vref
1を容量素子726に印加しておく。次に、期間eでデータ取り込み線724を高電位に
すると、第6のトランジスタ723がオンになり液晶素子711に書き込まれるデータ電
位をコンパレータ722にも書き込む。さらに期間fで第1の発光素子駆動信号選択線7
08を高電位にすることで第9のトランジスタ720がオンになり、第2のインバータを
形成する第10のトランジスタ717、及び第11のトランジスタ718を通してコンパ
レータ722の出力が発光素子721に伝送される。
【0061】
図8の期間a、b、d、eでは第1の発光素子駆動信号選択線708、及び第2の発光素
子駆動信号選択線725の両方が低電位になっているが、これはコンパレータの初期化を
行ってから出力が確定するまでに論理が不定の期間があるためである。この期間は発光素
子が必ず消灯することになるので、目でそれと認識できないほどの短い時間に抑えること
が望ましい。
【0062】
本実施の形態により、液晶を用いた表示装置で黒を表示する際に、バックライトを発光さ
せないことで光漏れを無くし、コントラストを向上することができる。また本実施の形態
により、画素ごとにバックライトをそれぞれ配置し、画素回路内に発光素子の点灯状態を
画素ごとに制御する機能を持たせることにより、黒表示をする画素のためにバックライト
を消灯した場合、他の画素も全て黒表示になってしまうという不具合を回避することがで
きる。さらに、点灯する必要がない部分のバックライトを個別に消灯することができるの
で、省電力化にも有効である。また本実施の形態では、実施の形態1で示した回路よりも
コンパレータが一つ少ないことにより、回路を構成するトランジスタ数を削減することが
できるため、画素の開口率を上げることができるといった利点もある。
【0063】
(実施の形態3)
図11(A)に本実施の形態の表示装置の一形態を示す。ガラス基板1101上に、下地
膜1115が形成され、その上に液晶素子駆動トランジスタ1113及び発光素子駆動ト
ランジスタ1114が形成されている。液晶素子駆動トランジスタ1113は第1の不純
物領域1117aと第2の不純物領域1117bを含む。第1の不純物領域1117aと
第2の不純物領域1117bの間には第1のチャネル領域1116aが形成される。第1
及び、第2の不純物領域1117a、1117b、及び第1のチャネル領域1116aの
上方に、ゲート絶縁膜1118が形成され、ゲート絶縁膜1118の上方に、第1のゲー
ト電極1119aが形成される。発光素子駆動トランジスタ1114も同様に第3の不純
物領域1117cと第4の不純物領域1117dを含む。第3の不純物領域1117cと
第4の不純物領域1117dの間には第2のチャネル領域1116bが形成される。第3
及び、第4の不純物領域1117c、1117d、及び第2のチャネル領域1116bの
上方に、ゲート絶縁膜1118が形成され、ゲート絶縁膜1118の上方に、第2のゲー
ト電極1119bが形成される。液晶素子駆動トランジスタ1113及び発光素子駆動ト
ランジスタ1114の上には第1の層間膜1109が形成され、第1の電極1111a、
第2の電極1111b、第3の電極1111c、第4の電極1111d、及び第1の配線
1120が形成される。第3の電極1111cと第1の配線1120の上に異方性導電粒
子1112があり、その上に発光ダイオード1110が配置される。発光ダイオード11
10は白色発光ダイオードであれば、カラーフィルタと組み合わせることによりカラー表
示を行うことができる。また赤(R)、緑(G)、青(B)に発光する発光ダイオード1
110を画素毎に設け、カラー表示を行っても良い。この場合もカラーフィルタと組み合
わせて色純度を向上させても良い。
【0064】
さらに第1の層間膜1109の上に第2の層間膜1108が形成される。また、第2の層
間膜1108の上に画素電極1107が形成され、その上に液晶層1306がある。液晶
層1306の上には配向膜1121があり、その上に対向電極1105が形成され、その
上には、遮光層1103及びカラーフィルタ1104がある。遮光層1103及びカラー
フィルタ1104の上には、対向基板側のガラス基板1102がある。液晶層1306は
高分子分散型液晶を用いることが好ましい。図11(B)に示すように、高分子分散型液
晶は、液晶1322を高分子1321中に分散させたものである。図11(C)で示すよ
うに微小粒子化された液晶1322を高分子1321中に分散させることで電場を印加し
た場合、液晶の配向が高分子1321内で行われ、配向膜が不要となる。また偏光板も必
要がないので光量の吸収が大幅に減少し、明るい画面が得られる。
【0065】
次に、図11の各部の接続関係を示す。液晶素子駆動トランジスタ1113の第1の不純
物領域1117aは第1の電極1111aに接続され、第2の不純物領域1117bは第
2の電極1111bに接続されている。また第2の電極1111bは画素電極1107に
接続されている。発光素子駆動トランジスタ1114の第3の不純物領域1117cは第
3の電極1111cに接続され、第4の不純物領域1117dは第4の電極1111dに
接続されている。第3の電極1111cは異方性導電粒子1112を介して発光ダイオー
ド1110の第1の電極1122に接続されている。発光ダイオード1110の第2の電
極1123は異方性導電粒子1112を介して第1の配線1120に接続される。なお、
異方性導電粒子1112は電気的に接続を行うものであれば、半田など他の物質でもよく
、異方性導電粒子だけに限定されない。
【0066】
図12に本実施の形態の表示装置のブロック図を示す。図12に示した表示装置は、基板
1200上に発光素子を備えた画素を複数有する画素部1201と、各画素を選択する走
査線駆動回路1202と、選択された画素へのデータ信号の入力を制御するデータ線駆動
回路1203と、各画素内のコンパレータを制御するコンパレータ駆動回路1204とを
有する。
【0067】
本実施の形態の表示装置によれば、液晶を用いた表示装置で黒を表示する際に、バックラ
イトを発光させないことで光漏れを無くし、コントラストを向上することができる。また
、画素ごとにバックライトをそれぞれ配置し、画素回路内に発光素子の点灯状態を画素ご
とに制御する機能を持たせることにより、黒表示をする画素のためにバックライトを消灯
した場合、他の画素も全て黒表示になってしまうという不具合を回避することができる。
さらに、点灯する必要がない部分のバックライトを個別に消灯することができるので、省
電力化にも有効である。
【0068】
(実施の形態4)
本発明の表示装置を用いた電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ等のカメラ、
ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音
響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ
、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機、電子
書籍等)、記憶媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versati
le Disc(DVD)等の記憶媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを
備えた装置)等が挙げられる。それらの電子機器の具体例を図9に示す。
【0069】
図9(A)はテレビジョン装置であり、筐体901、支持台902、表示部903、スピ
ーカー部904、ビデオ入力端子905等を含む。本発明は、表示部903を構成する表
示装置に用いることができ、本発明によりコントラストが向上した画像を見ることができ
るようになる。このテレビジョン装置は、テレビジョン放送の視聴はもとより、ビデオゲ
ーム機、コンピュータ等のモニタとして使用することもできる。
【0070】
図9(B)はデジタルスチルカメラであり、本体906、表示部907、受像部908、
操作キー909、外部接続ポート910、シャッターボタン911等を含む。本発明は、
表示部907を構成する表示装置に用いることができ、本発明によりコントラストが向上
した画像を見ることができるようになる。
【0071】
図9(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体912、筐体913、表示部
914、キーボード915、外部接続ポート916、ポインティングデバイス917等を
含む。本発明は、表示部914を構成する表示装置に用いることができ、本発明によりコ
ントラストが向上した画像を見ることができるようになる。
【0072】
図9(D)はモバイルコンピュータであり、本体918、表示部919、スイッチ920
、操作キー921、赤外線ポート922等を含む。本発明は、表示部919を構成する表
示装置に用いることができ、本発明によりコントラストが向上した画像を見ることができ
るようになる。
【0073】
図9(E)は記憶媒体装置を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)
であり、本体923、筐体924、表示部A925、表示部B926、記憶媒体(DVD
等)読み込み部927、操作キー928、スピーカー部929等を含む。表示部A925
は主に画像情報を表示し、表示部B926は主に文字情報を表示する。本発明は、表示部
A、B925、926を構成する表示装置に用いることができ、本発明によりコントラス
トが向上した画像を見ることができるようになる。なお、記録媒体を備えた画像再生装置
には家庭用ゲーム機器なども含まれる。
【0074】
図9(F)はゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体93
0、表示部931、アーム部932等を含む。本発明は、表示部931を構成する表示装
置に用いることができ、本発明によりコントラストが向上した画像を見ることができるよ
うになる。
【0075】
図9(G)はビデオカメラであり、本体933、表示部934、筐体935、外部接続ポ
ート936、リモコン受信部937、受像部938、バッテリー939、音声入力部94
0、操作キー941等を含む。本発明は、表示部934を構成する表示装置に用いること
ができ、本発明によりコントラストが向上した画像を見ることができるようになる。
【0076】
図9(H)は携帯電話であり、本体942、筐体943、表示部944、音声入力部94
5、音声出力部946、操作キー947、外部接続ポート948、アンテナ949等を含
む。本発明は、表示部944を構成する表示装置に用いることができる。なお、表示部9
44は黒色の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電流を抑えることができ
る。また本発明によりコントラストが向上した画像を見ることができるようになる。
【0077】
なお、発光輝度が高い発光材料を用いれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大
投影するフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用いることも可能となる。
【0078】
また、発光装置は発光している部分が電力を消費するため、発光部分が極力少なくなるよ
うに情報を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特に携帯電話や音響再生装
置のような文字情報を主とする表示部に発光装置を用いる場合には、非発光部分を背景と
して文字情報を発光部分で形成するように駆動することが望ましい。
【0079】
本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。ま
た、本実施の形態の電子機器は、実施の形態1及び実施の形態2に示したいずれの構成の
表示装置を用いてもよい。
【0080】
(付記)以上説明したように、本発明は以下の態様を含む。
【0081】
本発明の一は、発光素子と、発光素子に重畳して設けられた液晶素子と、を有する画素部
と、液晶素子に接続され、アナログ信号に基づく電位が印加されるデータ線と、データ線
及び発光素子に接続されたコンパレータと、を有することを特徴とする表示装置である。
本発明により液晶を用いた表示装置において、黒を表示する際に、バックライトを発光さ
せないことで光漏れを無くし、コントラストを向上することができる。
【0082】
本発明の一は、発光素子及び発光素子に重畳して設けられた液晶素子と、を有する画素部
と、液晶素子に接続され、アナログ信号に基づく電位が印加されるデータ線と、データ線
及び発光素子に接続された第1のコンパレータと、データ線及び発光素子に接続された第
2のコンパレータと、データ線及び第1のコンパレータに接続された第1のスイッチと、
データ線及び第2のコンパレータに接続された第2のスイッチと、を有することを特徴と
する表示装置である。本発明により液晶を用いた表示装置において、黒を表示する際に、
バックライトを発光させないことで光漏れを無くし、コントラストを向上することができ
るとともに、画素回路内に発光素子の点灯状態を画素ごとに制御する機能を持たせること
により、黒表示をする画素のためにバックライトを消灯した場合、他の画素も全て黒表示
になってしまうという不具合を回避することができる。
【0083】
本発明の一は、発光素子及び発光素子に重畳して設けられた液晶素子と、を有する画素部
と、液晶素子に接続されアナログ信号に基づく電位が印加されるデータ線と、データ線及
び発光素子と接続されたコンパレータと、を有する表示装置であって、コンパレータにお
いてデータ線の電位と基準電位とを比較し、コンパレータによる比較結果に従って発光素
子の発光を制御することを特徴とする表示装置の駆動方法である。本発明により液晶を用
いた表示装置において、黒を表示する際に、バックライトを発光させないことで光漏れを
無くし、コントラストを向上することができる。
【0084】
本発明の一は、発光素子及び発光素子に重畳して設けられた液晶素子と、を有する画素部
と、液晶素子に接続され、アナログ信号に基づく電位が印加されるデータ線と、データ線
及び発光素子に接続された第1のコンパレータ及び第2のコンパレータと、データ線及び
第1のコンパレータに接続された第1のスイッチと、データ線及び第2のコンパレータに
接続された第2のスイッチと、を有する表示装置であって、データ線の電位が負の値のと
きに第1のスイッチをオンすることにより、第1のコンパレータにおいてデータ線の電位
と第1の基準電位とを比較し、データ線の電位が正の値のときに第2のスイッチをオンす
ることにより、第2のコンパレータにおいてデータ線の電位と第2の基準電位とを比較し
、第1のコンパレータによる比較結果、又は第2のコンパレータによる比較結果に従って
発光素子の発光を制御することを特徴とする表示装置の駆動方法である。本発明により液
晶を用いた表示装置において、黒を表示する際に、バックライトを発光させないことで光
漏れを無くし、コントラストを向上することができるとともに、画素回路内に発光素子の
点灯状態を画素ごとに制御する機能を持たせることにより、黒表示をする画素のためにバ
ックライトを消灯した場合、他の画素も全て黒表示になってしまうという不具合を回避す
ることができる。
【符号の説明】
【0085】
101 液晶素子の階調
103 データ電圧の範囲
104 データ電圧の範囲
105 データ電圧の範囲
106 データ電圧の範囲
201 データ線
202 走査線
203 トランジスタ
204 液晶素子
205 対向電極
206 基準電位
207 コンパレータ
208 基準電位
209 コンパレータ
210 スイッチ
211 スイッチ
212 発光素子
213 スイッチ
214 スイッチ
301 第1の基準電位線
302 データ線
303 第2の基準電位線
304 コンパレータ選択線
305 コンパレータ初期化線
306 走査線
307 コンパレータ初期化線
308 トランジスタ
309 トランジスタ
310 液晶素子
311 対向電極
312 トランジスタ
313 トランジスタ
314 容量素子
315 トランジスタ
316 トランジスタ
317 トランジスタ
318 容量素子
319 トランジスタ
320 トランジスタ
321 トランジスタ
322 トランジスタ
323 トランジスタ
324 トランジスタ
325 発光素子
326 コンパレータ
327 コンパレータ
328 トランジスタ
329 トランジスタ
330 データ取り込み線
331 データ取り込み線
401 スイッチ
402 基準電位
403 スイッチ
404 容量
405 スイッチ
406 インバータ
407 インバータ
601 データ線
602 走査線
603 トランジスタ
604 液晶素子
605 対向電極
606 基準電位
607 基準電位
608 コンパレータ
609 スイッチ
610 スイッチ
611 インバータ
612 発光素子
613 スイッチ
701 第1の基準電位線
702 データ線
703 第2の基準電位線
704 走査線
705 コンパレータ初期化線
706 第2の基準電位選択線
707 第1の基準電位選択線
708 第1の発光素子駆動信号選択線
709 トランジスタ
710 トランジスタ
711 液晶素子
712 対向電極
713 トランジスタ
714 トランジスタ
715 トランジスタ
716 トランジスタ
717 トランジスタ
718 トランジスタ
719 トランジスタ
720 トランジスタ
721 発光素子
722 コンパレータ
723 トランジスタ
724 データ取り込み線
725 第2の発光素子駆動信号選択線
726 容量素子
901 筐体
902 支持台
903 表示部
904 スピーカー部
905 ビデオ入力端子
906 本体
907 表示部
908 受像部
909 操作キー
910 外部接続ポート
911 シャッターボタン
912 本体
913 筐体
914 表示部
915 キーボード
916 外部接続ポート
917 ポインティングデバイス
918 本体
919 表示部
920 スイッチ
921 操作キー
922 赤外線ポート
923 本体
924 筐体
925 表示部A
926 表示部B
927 読み込み部
928 操作キー
929 スピーカー部
930 本体
931 表示部
932 アーム部
933 本体
934 表示部
935 筐体
936 外部接続ポート
937 リモコン受信部
938 受像部
939 バッテリー
940 音声入力部
941 操作キー
942 本体
943 筐体
944 表示部
945 音声入力部
946 音声出力部
947 操作キー
948 外部接続ポート
949 アンテナ
1101 ガラス基板
1102 ガラス基板
1103 遮光層
1104 カラーフィルタ
1105 対向電極
1306 液晶層
1107 画素電極
1108 層間膜
1109 層間膜
1110 発光ダイオード
1112 異方性導電粒子
1113 液晶素子駆動トランジスタ
1114 発光素子駆動トランジスタ
1115 下地膜
1118 ゲート絶縁膜
1120 配線
1121 配向膜
1122 第1の電極
1123 第2の電極
1200 基板
1201 画素部
1202 走査線駆動回路
1203 データ線駆動回路
1204 コンパレータ駆動回路
1111a 第1の電極
1111b 第2の電極
1111c 第3の電極
1111d 第4の電極
1116a チャネル領域
1116b チャネル領域
1117a 不純物領域
1117b 不純物領域
1117c 不純物領域
1117d 不純物領域
1119a ゲート電極
1119b ゲート電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子及び前記発光素子に重畳して設けられた液晶素子を有する画素部と、
前記液晶素子に電気的に接続されたデータ線と、
前記データ線及び前記発光素子に電気的に接続されたコンパレータと、を有することを特徴とする表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−212140(P2012−212140A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−78505(P2012−78505)
【出願日】平成24年3月30日(2012.3.30)
【分割の表示】特願2007−103396(P2007−103396)の分割
【原出願日】平成19年4月11日(2007.4.11)
【出願人】(000153878)株式会社半導体エネルギー研究所 (5,264)
【Fターム(参考)】