説明

表面加工板及びその製造方法

【課題】家具、建築材等のコーナ部に手間、時間、コストをかけずに装飾模様を施すことができる表面加工板を供すること
【解決手段】木質系成型板からなるベース3及び該ベース3の表面に貼着されるシート2からなる。ベース3に弯曲可能な弯曲部5が設けられ、該弯曲部5の裏面にリード溝7が網目状に設けられ、上記リード溝7にて囲まれる区画8が連続的に複数形成され、これにより上記弯曲部5に装飾パターン9を形成する。貼着により弯曲部5が弯曲すると、弯曲部5に貼着されているシート2が伸長されるので、裏面に付与されたリード溝からなる装飾パターン9の装飾模様が表面に浮き上がり、まるで弯曲部表面に形成された地模様のように見える。この地模様の浮き上がり効果は、彫刻等の特別の手間や技術を要しないので、複雑な装飾模様を簡単かつ迅速に施すことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は構造材の表面に貼着して構造材の表面を装飾する表面加工板及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば展示用ボックスや家具等においては、漸新性を醸し出し顧客訴求力を得るため、コーナ部に装飾模様を施すことがある。
【0003】
しかしながら、従来の展示用ボックスや家具において、とくに木製化粧板に装飾模様を施す場合には、当初から躯体に直接加工や塗装を施こす必要があり、手間、時間、コストがかかり、装飾模様等の意匠対応をすることが困難であった。
【0004】
また別部材により対応する場合も躯体への取付けが必要であり、この場合コーナ部と平面部の正確な接合を要するという別の問題が生じていた。
【0005】
同様の問題は建築材等においても生じ、漸新性を醸し出し顧客訴求力を得るため、手間、時間、コストがかかっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−62809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願発明は上記背景から、家具、建築材等のコーナ部に手間、時間、コストをかけずに装飾模様を施すことができる表面加工板を供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的達成のため、本願発明による表面加工板は、木質系成型板からなるベース及び該ベースの表面に貼着されるシートからなる表面加工板であって、上記ベースに弯曲可能な弯曲部が設けられ、該弯曲部の一面にリード溝が網目状に設けられ、上記リード溝にて囲まれる区画が連続的に複数形成され、これにより上記弯曲部に装飾パターンを形成することができることを特徴とする。
また、請求項1記載の表面加工板において、上記弯曲部を弯曲させたとき、上記装飾パターンが上記シートに浮き上がることを特徴とする。
また、請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記リード溝が上記ベースの縦軸及び横軸に対し傾斜する直線状に形成され互いに交差することを特徴とする。
また、請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記リード溝が上記ベースの縦軸及び横軸に対し傾斜する曲線状に形成され互いに交差することを特徴とする。
また、請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記装飾パターンが閉曲線に形成されるリード溝の配列からなることを特徴とする。
また、請求項3又は請求項4記載の表面加工板において、上記装飾パターンが格子状に形成されることを特徴とする。
また、請求項3又は請求項4記載の表面加工板において、上記装飾パターンが三角形状に形成されることを特徴とする。
また、請求項5記載の表面加工板において、上記装飾パターンが正円形状の配列からなることを特徴とする。
また、請求項5記載の表面加工板において、上記装飾パターンが楕円形状の配列からなることを特徴とする。
また、請求項8又は請求項9記載の表面加工板において、上記装飾パターンは隣接される各円の接点を介して接触することを特徴とする。
また、請求項8乃至請求項10のいずれか一記載の表面加工板において、上記装飾パターンは大小の円から形成されるリード溝が交互に隣接されることを特徴とする。
また、請求項9乃至請求項11のいずれか一記載の表面加工板において、上記装飾パターンはリード溝を構成する各円の向きが交互に逆向きであることを特徴とする。
また、請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記弯曲部が上記ベースの裏面の一部に設けられることを特徴とする。
また、請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記弯曲部が上記ベースの裏面の全部に設けられることを特徴とする。
また、本願発明による表面加工板の製造方法は、ベースの一面にシートを貼着し、次いで該ベースの他面の弯曲させたい部分を掘削して弯曲部を形成後、該弯曲部に装飾パターンを形成して上記ベースを弯曲可能とすることを特徴とする。
また、本願発明による表面加工板の製造方法は、弯曲部の厚さからなるベース素材の一面にシートを貼着した後、該ベースの他面に他のベース素材を弯曲部相当の部分を除いて貼着してベースを構成し、上記弯曲部に装飾パターンを形成して上記ベースを弯曲可能とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本願発明による表面加工板は、家具、建物等の構造材の表面に貼着して使用する。構造材のコーナ部に貼着する際、弯曲部が弯曲すると、弯曲部に貼着されているシートが伸長されるので、裏面に付与されたリード溝からなる装飾パターンの装飾模様が表面に浮き上がり、まるで弯曲部表面に形成された地模様のように見える。
【0010】
これにより、家具等に漸新性を醸し出し、顧客訴求力を付与することができる。
【0011】
この地模様の浮き上がり効果は、彫刻等の特別の手間や技術を要せず、家具、建物等の構造材の表面に貼着するだけで得られるため、複雑な装飾模様を簡単かつ迅速に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本願発明による表面加工板の実施の形態の一例を示す背面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図3のIV部拡大図である。
【図5】本願発明による表面加工板の使用例を示す正面斜視図である。
【図6】本願発明による表面加工板の他の実施の形態の一例を示す背面図である。
【図7】本願発明による表面加工板のさらに他の実施の形態の一例を示す背面図である。
【図8】本願発明による表面加工板のさらに他の実施の形態の一例を示す背面図である。
【図9】本願発明による表面加工板のさらに他の実施の形態の一例を示す背面図である。
【図10】本願発明による表面加工板のさらに他の実施の形態の一例を示す背面図である。
【図11】本願発明による表面加工板のさらに他の実施の形態の一例を示す背面図である。
【図12】本願発明による表面加工板の他の使用例を示す正面斜視図である。
【図13】本願発明による表面加工板の製造方法の一の実施の形態を示す工程フロー図である。
【図14】本願発明による表面加工板の製造方法の他の実施の形態を示す工程フロー図である。
【図15】図14の製造方法による表面加工板の要部拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、実施の形態の一例を示す図面に基づき本願発明による表面加工板及びその製造方法をさらに詳しく説明する。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0014】
図1乃至図4において、表面加工板1は、ベース3と、該ベース3の表面に貼着されるシート2とからなり、上記ベース3の一部に弯曲部5が設けられる。4は偏平部である。
【0015】
上記シート2の素材は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等、二重結合を1箇もった鎖状炭化水素からなるオレフィン系樹脂のシート(オレフィンシート)からなる。オレフィンシートは耐薬品性、耐熱性が大であること、射出流動性が良好であること、成型収縮率が小であること等より、弯曲させた場合大なる応力を得ることができる。
【0016】
上記ベース3は、木質繊維を原料とする成型板(ファイバーボード)、いわゆる中密度繊維板(MDF)からなる。中密度繊維板は、木質チップを蒸煮・解繊したものに接着剤となる合成樹脂を加え板状に熱圧成型した板をいい、木材チップを原料とするパーティクルボードや配向性ストランドボード(OSB)に比べ、セグメントが小さく、表面だけでなく木口部分も平滑である。また中密度繊維板は、木材のように高い加工性があり、表面平滑性や弯曲時の耐久性を有し、均質で極めて安価であるという特徴を有する。
【0017】
中密度繊維板は、接着剤の種類、木材チップの樹脂や密度を組み合わせることによって種々のタイプのMDFを作出することができる。中密度繊維板を構成する主な樹種は、例えば、針葉樹系、ラワン系を用いる。接着剤はウレタン系接着剤を用いて耐水性をもたせる。
【0018】
上記ベース3は、一部に弯曲可能な弯曲部5が設けられ、他部が相対的に肉厚の偏平部4となっている。該弯曲部5の裏面の全面にはリード溝7が設けられる。
【0019】
上記リード溝7にて囲まれた部位は、図示実施例の場合、ダイヤ格子状に形成された多数の区画8を有する。即ち、リード溝7は表面加工板1の縦軸1a及び横軸1bに対し夫々傾斜して設けられた左下がりの直線状の溝7a、右下がりの直線状の溝7bが各々平行に配設されてなり、各溝線7a、7bが交差したところに多数の区画8が連続的に形成され、これにより装飾パターン9が形成される。7cは各溝7a、7bの交点を示す。図示実施例の場合、ダイヤ格子状に形成された区画8は、135mm幅に形成された弯曲部5において、「3」列と「0.5+2+0.5」列のものが交互に配列される。
【0020】
上記リード溝7の深さbと上記弯曲部5の厚さaの関係につき、図示実施例は弯曲部5の厚さa=約1.5mm、リード溝7の深さb=約0.75mmであり、溝の深さb/弯曲部の厚さa=1/2となっている。上記リード溝7の溝の幅cは実施例では約1mmである。ベース3の偏平部4の厚さdは約3mmである。上記シート2の厚さeは約0.16mmである。
【0021】
上記表面加工板1は図13に示すようにして製造する。まず、ベース3の一面にシート2を貼着する(S1)。次いで該ベース3の他面の弯曲させたい部位を掘削して弯曲部5を形成する(S2)。次いで、該弯曲部5に上記したリード溝7及び該リード溝7に囲まれた区画8を設け(S3)、装飾パターン9を形成して完成する。
【0022】
図5は本願発明による表面加工板1を用いて製品10としての展示用ボックスを製作した場合である。該製品10は箱状に形成され、図示しない構造材の表面に本願発明による表面加工板1が貼着される。構造材のコーナ部に貼着される表面加工板1の弯曲部5は弯曲され、弯曲部5の裏面に設けられたリード溝7により区画・形成された装飾パターン9が地模様のように浮き上がってみえる。
【0023】
この点を詳しく説明する。まず、リード溝7にて囲まれた区画8を格子状に形成すると、弯曲時に弯曲部5にかかる力が規則的に整えられ、不規則な力が弯曲部5にかからないから、折損を防止することができる。
【0024】
この点に関し、溝が垂直方向(図1示では上下方向)のみの場合、溝は弯曲時に弯曲部にかかる力の方向に対し直交する方向となるので、簡単に弯曲可能となるが、弯曲時の力に対する応力が小さいので折損のおそれがある。反対に溝が水平方向(図1示では左右方向)のみの場合、溝は弯曲時に弯曲部にかかる力の方向と同一の方向となるので、弯曲することが困難であり、無理に弯曲すると折損してしまう。しかしながら、本実施の形態ではリード溝7にて囲まれた区画8を格子状に形成するので、弯曲時に弯曲部5にかかる力を装飾パターン9即ちこれら多数の区画8が形成された弯曲部5全体が受けることになる。上記装飾パターン9は同一大の区画8が多数連続的に弯曲部5に形成されるから、外力が均等に弯曲部5にかかることになる。よって、弯曲部5は弯曲時に比較的大なる応力を得ることができるのである。
【0025】
上記のことは換言すれば、次のようになる。弯曲部5の裏面においてリード溝7の幅cは弯曲時に隙間が小となり、これにより外力が分散されるのであるが、他方弯曲部5の表面においては上記溝の幅cの狭小化が直接影響するため、ダイヤ格子状の装飾模様が折り山のように浮き上がり、まるで弯曲部5表面に形成された地模様のように見えるのである。
【0026】
よって本実施の形態によれば、家具、建築材等における小部分のエリアとなるコーナ部の装飾であっても、複雑な装飾模様を簡単かつ迅速に施すことができる。
【0027】
本願発明は上記した実施の形態に限定されない。例えば、上記した浮き上がりのメカニズムは装飾パターン9が区画・形成されれば同様に作用するため、装飾パターン9の形状、大きさは種々に変更可能である。例えば、装飾パターン9の形状は図6に示すような正円形状、図7に示すような長楕円形状のような閉曲線、その他の形状であってもよい。図6及び図7の場合、装飾パターン9は隣接される正円又は楕円の接点を介して接触される。これらの場合、区画8は正円8a又は長楕円8cと異形のダイヤ形状8b、8dの各2種類が形成される。また装飾パターン9は、図8に示すように、大小の円からなるリード溝7により構成してもよい。この場合大円からなる円形の区画8eと小円からなる円形の区画8fと異形状の区画8gの3種類が形成される。装飾パターン9が長楕円形のリード溝7の配列からなる場合は、図9に示すように、長楕円形状のリード溝7の向きを交互に逆向きにするのが望ましい。図9の場合、逆向きに接する長楕円形状のリード溝7間には変形された異形のダイヤ形状8d´が形成される。
【0028】
また、装飾パターン9は図10に示すように、三角形状に形成されたリード溝7の配列から形成されても、格子形状が細分化されるだけなので上記と同様の作用効果がある。
【0029】
装飾パターン9を形成する上記リード溝7は、直線状の溝だけでなく、曲線状に形成されてもよい。図11は上記リード溝7が波状に形成される場合である。この場合、区画8は長楕円状の異形波形状8h、ダイヤ状の異形波形状8i、上部が延長されたダイヤ状の正異形波形状8j及び下部が延長されたダイヤ状の逆異形波形状8kの4種類が形成される。なお、リード溝7の波線は溝線が交差すれば不規則な曲線からなるものでもよい。
【0030】
リード溝7は、上記したように互いに重ならないように設けるのが望ましいが、重なって設けてもよい。
【0031】
リード溝7にて形成される区画8の装飾形状は種々の形状が考えられる。
【0032】
さらに、リード溝の格子形状の大きさは任意である。例えば、リード溝の格子形状を例えば5mm位とし、建築材に用いる化粧合板の端面処理に適用することもできる。
【0033】
さらに、弯曲部5はベースの全面に形成することができる。この場合は、図12に示すように、ベースの全面を筒状に弯曲可能にすることができる。
【0034】
中密度繊維板の接着剤には、例えばユリア系接着剤、メラミンユリア、イソシアネート系接着剤、酢酸ビニル系接着剤を用いることもできる。
【0035】
またシートの素材としては塩化ビニールシートを用いることもできる。
【0036】
次に、表面加工板1の製造を図14に示すようにすることもできる。まず、図15に示すように、ベース3を構成するベース素材3aの表面にシート2を貼着する(S11)。このとき、該ベース素材3aの厚さは弯曲部5の厚さaとする。次いで、弯曲部5を除く偏平部4の部分に他のベース素材3bを貼着してベース3を製造する(S12)。次いで、上記弯曲部5の裏面にリード溝7及び該リード溝7に囲まれた区画8を設け(S13)、装飾パターン9を形成して表面加工板1を完成する。
【0037】
また上記リード溝7の深さbと上記弯曲部5の厚さaの関係は、b/a=1/3、1/4等弯曲可能な範囲で適宜に変更可能である。また上記弯曲部5の厚さa、上記リード溝7の深さb、上記リード溝7の溝の幅c、上記偏平部4の厚さd、上記シート2の厚さeに関し、上記数値は適宜に変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本願発明は家具、パネル等の建築材として活用することができる。
【符号の説明】
【0039】
1 表面加工板
2 シート
3 ベース
3a ベース素材
3b ベース素材
4 偏平部
5 弯曲部
7 リード溝
7a 溝
7b 溝
7c 交点
8 区画
8a 区画
8b 区画
8c 区画
8d 区画
8d´ 区画
8e 区画
8f 区画
8g 区画
8h 区画
8i 区画
8j 区画
8k 区画
9 装飾パターン
10 製品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
木質系成型板からなるベース及び該ベースの表面に貼着されるシートからなる表面加工板であって、上記ベースに弯曲可能な弯曲部が設けられ、該弯曲部の一面にリード溝が網目状に設けられ、上記リード溝にて囲まれる区画が連続的に複数形成され、これにより上記弯曲部に装飾パターンを形成することができることを特徴とする表面加工板。
【請求項2】
請求項1記載の表面加工板において、上記弯曲部を弯曲させたとき、上記装飾パターンが上記シートに浮き上がることを特徴とする表面加工板。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記リード溝が上記ベースの縦軸及び横軸に対し傾斜する直線状に形成され互いに交差することを特徴とする表面加工板。
【請求項4】
請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記リード溝が上記ベースの縦軸及び横軸に対し傾斜する曲線状に形成され互いに交差することを特徴とする表面加工板。
【請求項5】
請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記装飾パターンが閉曲線に形成されるリード溝の配列からなることを特徴とする表面加工板。
【請求項6】
請求項3又は請求項4記載の表面加工板において、上記装飾パターンが格子状に形成されることを特徴とする表面加工板。
【請求項7】
請求項3又は請求項4記載の表面加工板において、上記装飾パターンが三角形状に形成されることを特徴とする表面加工板。
【請求項8】
請求項5記載の表面加工板において、上記装飾パターンが正円形状の配列からなることを特徴とする表面加工板。
【請求項9】
請求項5記載の表面加工板において、上記装飾パターンが楕円形状の配列からなることを特徴とする表面加工板。
【請求項10】
請求項8又は請求項9記載の表面加工板において、上記装飾パターンは隣接される各円の接点を介して接触することを特徴とする表面加工板。
【請求項11】
請求項8乃至請求項10のいずれか一記載の表面加工板において、上記装飾パターンは大小の円から形成されるリード溝が交互に隣接されることを特徴とする表面加工板。
【請求項12】
請求項9乃至請求項11のいずれか一記載の表面加工板において、上記装飾パターンはリード溝を構成する各円の向きが交互に逆向きであることを特徴とする表面加工板。
【請求項13】
請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記弯曲部が上記ベースの裏面の一部に設けられることを特徴とする表面加工板。
【請求項14】
請求項1又は請求項2記載の表面加工板において、上記弯曲部が上記ベースの裏面の全部に設けられることを特徴とする表面加工板。
【請求項15】
ベースの一面にシートを貼着し、次いで該ベースの他面の弯曲させたい部分を掘削して弯曲部を形成後、該弯曲部に装飾パターンを形成して上記ベースを弯曲可能とすることを特徴とする表面加工板の製造方法。
【請求項16】
弯曲部の厚さからなるベース素材の一面にシートを貼着した後、該ベースの他面に他のベース素材を弯曲部相当の部分を除いて貼着してベースを構成し、上記弯曲部に装飾パターンを形成して上記ベースを弯曲可能とすることを特徴とする表面加工板の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−254570(P2012−254570A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−129021(P2011−129021)
【出願日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【出願人】(390039815)アルプス株式会社 (2)
【Fターム(参考)】