説明

補正値記憶装置および補正装置

【課題】補正値の精度を高めることができる補正値記憶装置を提供すること。
【解決手段】温度センサ13およびジャイロセンサ14とバッテリ15との間には、バッテリ15に対してイグニションスイッチ10を介さずに接続される端子16が設けられている。すなわち、温度センサ13およびジャイロセンサ14とバッテリ15とは、端子16を通る回路およびイグニションスイッチ10に接続された端子17を通る回路の2系統で接続可能である。そして、温度センサ13およびジャイロセンサ14と端子16および端子17との間には、温度センサ13およびジャイロセンサ14を端子16および端子17の何れに接続するかを切り換えるスイッチ18が設けられている。出力IF6には、CPU4からの命令に応じてスイッチ18に接続を切り換えさせるスイッチ制御回路20が接続されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサからの出力値データを補正するための補正値データを記憶する補正値記憶装置およびこれを備える補正装置に関するものであって、より詳しくは、ナビゲーション装置などに関するものである。
【背景技術】
【0002】
背景技術として、エンジン始動開始から実際に車両が走行を開始するまでに振動ジャイロセンサのバイアス誤差を測定する振動ジャイロセンサが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【特許文献1】特開2003−65767号公報(第3頁および第2図を参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載のものにおいて、エンジン始動開始から実際に車両が走行を開始するまでの時間は最短で2秒程度であるので、バイアス誤差を測定する機会は限られ、正確なバイアス誤差を得られない。つまり、補正を精度良く行えないという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、前述の課題を解決するためになされたもので、補正値の精度を高める補正値記憶装置および補正を精度良く行える補正装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る補正値記憶装置は、バッテリに対して常時接続される一の端子とセンサとの接続および他の端子と前記センサとの接続を切り換えるスイッチと、車両側からのデータがエンジンの停止を示していれば、前記スイッチに対して前記センサを前記一の端子に接続させて、前記センサで出力された出力値データを補正値データとして記憶媒体に記憶させる制御手段とを備えるものである。
【0006】
この発明において、字句の解釈は次のとおりである。「バッテリ」とは、電気を蓄積および供給する装置をいう。「常時接続」とは、エンジンの駆動およびエンジンの停止にかかわらず接続されていることをいう。「センサ」とは、状況に対応する出力値を出力するものであって、一例として、速度に対応する速度データを出力する速度センサ、加速度に対応する加速度データを出力する加速度センサ、方位に対応する方位データを出力する方位センサや角速度に対応する角速度データを出力する角速度センサなどがある。「他の端子」とは、「一の端子」以外の端子をいう。「スイッチ」とは、回路の開閉を電気的に行うものまたは回路の開閉を機械的に行うものをいう。
【0007】
「車両側からのデータ」とは、車両側に設けられた各種センサで出力された電気信号または車両側に配設された電気回路から引き込んだ電気信号をいい、一例として、エンジン点火スイッチ(イグニションスイッチ)からの電気信号などがある。「出力値データを補正値データとして」とは、出力値データをそのまま補正値データとする処理だけでなく、出力値データを加工して補正値データとする処理も含む概念である。「補正値データ」とは、センサで出力された出力値を補正するためのデータをいう。「記憶媒体」とは、データを記憶するためのものをいい、一例として、ラム、ハードディスクドライブやメモリカードなどがある。「制御手段」とは、ハードウエアおよびソフトウエアからなるものおよびハードウエア単独でなるものの双方を含む概念である。
【0008】
本発明に係る補正値記憶装置において、前記制御手段は、タイマからの時間データと補正値データとを関連付けて記憶媒体に記憶させる。
【0009】
この発明において、字句の解釈は次のとおりである。「タイマ」とは、時間に対応する時間データを出力するものである。「時間」には、グリニッジ標準時を基準として定義されるものおよび任意の時を基準として定義されるものの双方が含まれる。「関連付けて」とは、一のデータと他のデータとを対応させることをいい、一のデータと他のデータとがそれぞれ一義的な値を示す場合に限らず、一のデータが一義的な値を示し他のデータが閾値内の何れかの値を示す一対複数の関係、一のデータと他のデータとがそれぞれ閾値内の何れかの値を示す複数対複数の関係であってもよい。
【0010】
本発明に係る補正値記憶装置において、前記制御手段は、温度センサからの温度データと補正値データとを関連付けて記憶媒体に記憶させる。
【0011】
この発明において、字句の解釈は次のとおりである。「温度センサ」とは、温度に対応する温度データを出力するものである。「温度」として、センサの周囲における温度であることが好ましい。「関連付けて」の解釈は、前述の解釈のとおりである。
【0012】
本発明に係る補正値記憶装置において、前記他の端子は、前記バッテリに対してエンジンの駆動中にのみ接続される端子であって、前記制御手段は、車両側からのデータがエンジンの停止を示していれば、前記時間データを用いて、前記スイッチに対して前記一の端子と前記センサとの接続および前記他の端子と前記センサとの接続を周期的に切り換えさせる。
【0013】
この発明において、字句の解釈は次のとおりである。「前記バッテリに対してエンジンの駆動中にのみ接続される端子」とは、エンジンの停止時には電気を供給しないための端子をいい、エンジンの状態に応じて接続を切り換えるスイッチを介してバッテリに接続される端子を含む概念である。「周期的に切り換えさせる」とは、予め定められた間隔で接続の切り換えを行わせることをいう。
【0014】
本発明に係る補正値記憶装置は、車両側からのデータがエンジンの停止を示していれば、バッテリに常時接続されたセンサで出力された出力値データを補正値データとして記憶媒体に記憶させる第2の制御手段を備えるものである。
【0015】
この発明において、字句の解釈は次のとおりである。「バッテリに常時接続されたセンサ」とは、エンジンの駆動およびエンジンの停止にかかわらずバッテリに接続されているセンサをいう。「第2の制御手段」とは、ハードウエアおよびソフトウエアからなるものおよびハードウエア単独でなるものの双方を含む概念である。他の解釈については、前述の解釈と同一である。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、バッテリに対して常時接続される一の端子とセンサとの接続および他の端子と前記センサとの接続を切り換えるスイッチと、車両側からのデータがエンジンの停止を示していれば、前記スイッチに対して前記センサを前記一の端子に接続させて、前記センサで出力された出力値データを補正値データとして記憶媒体に記憶させる制御手段とを備えることによって、補正値の精度を高めるという効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、本実施の形態に係る補正装置1の構成を図1および図2を参照しながら説明する。
【0018】
<補正装置1の全体構成について>図1に示すように、補正装置1は、各種データを入力する入力IF2と、各種プログラムを格納するROM(「制御手段」「第2の制御手段」に相当する)3と、ROM3に格納された各種プログラムを解釈して処理を実行するCPU(「制御手段」「第2の制御手段」に相当する)4と、入力IF2やCPU4などからのデータを記憶するRAM(「記憶媒体」に相当する)5と、各種データを出力する出力IF6とをバスで接続している。
【0019】
入力IF2には、車両側に設けられエンジンの駆動とエンジンの停止とを切り換えるイグニションスイッチ10と、各種デバイスからのアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換部11とが接続されている。
【0020】
A/D変換部11には、時間に対応する時間データを出力するタイマ12と、温度に対応する温度データを出力する温度センサ13と、角速度に対応する角速度データ(「出力値データ」に相当する)を出力するジャイロセンサ14とが接続されている。
【0021】
タイマ12は、電気を蓄積するバッテリ15にイグニションスイッチ10を介さずに接続されており、バッテリ15から常時電気の供給を受けている。他方、温度センサ13およびジャイロセンサ14は、何れも、イグニションスイッチ10を介してバッテリ15に接続されている。
【0022】
本実施の形態では、温度センサ13およびジャイロセンサ14とバッテリ15との間には、バッテリ15に対してイグニションスイッチ10を介さずに接続される(「常時接続」に相当する)端子(「一の端子」に相当する)16が設けられている。すなわち、温度センサ13およびジャイロセンサ14とバッテリ15とは、端子16を通る回路およびイグニションスイッチ10に接続された端子(「他の端子」に相当する)17を通る回路の2系統で接続可能である。そして、温度センサ13およびジャイロセンサ14と端子16および端子17との間には、温度センサ13およびジャイロセンサ14を端子16および端子17の何れに接続するかを切り換えるスイッチ(「スイッチ」に相当する)18が設けられている。ここで、温度センサ13およびジャイロセンサ14には、電流値が平均1mA程度になるように電気が供給されればよい。
【0023】
出力IF6には、CPU4からの命令に応じてスイッチ18に接続を切り換えさせるスイッチ制御回路20(「制御手段」に相当する)が接続されている。
【0024】
<RAM5の構成について>図2に示すように、RAM5には、AないしXの領域が定義されている。本実施の形態では、イグニションスイッチ10からのデータ、タイマ12からの時間データ、温度センサ13からの温度データおよびジャイロセンサ14からの角速度データは、それぞれ領域A、領域B、領域Cおよび領域Dに記憶される。また、領域Bに記憶されたデータおよび領域Dに記憶されたデータは、それぞれ領域Eおよび領域Xに転送可能である。
【0025】
<補正装置1における主な処理について>以上のように構成された補正装置1について、図3を参照しながらその処理を説明する。CPU4は、ROM3に格納された補正プログラムを解釈して、次の処理を実行する。
【0026】
CPU4は、RAM5の領域Aを参照してイグニションスイッチ10(図面ではIGNと省略する)はオフであるか否かを判定する(ステップS1)。すなわち、エンジンが停止しているか否かが判定される。
【0027】
ステップS1でイグニションスイッチ10はオフであるとの判定がなされると(S1のYes)、温度センサ13およびジャイロセンサ14を端子16に接続させる第1の接続命令を出力する(ステップS2)。スイッチ制御回路20は、CPU4からの第1の接続命令に応じてスイッチ18に対して温度センサ13およびジャイロセンサ14を端子16に接続させる。これによって、温度センサ13およびジャイロセンサ14は、エンジンが停止しているか否かにかかわらず、バッテリ15から電気の供給を受けて、それぞれ温度データおよび角速度データを出力する。
【0028】
ステップ2で第1の接続命令が出力されると、CPU4は、補正値データを記憶する補正値記憶処理を実行する(ステップS3)。このとき、補正値データは、その記憶領域が時間βおよび温度γで定義され、RAM5の領域X(β、γ)に記憶される。 ステップS3で補正処理が実行されると、CPU4は、温度センサ13およびジャイロセンサ14を端子17に接続させる第2の接続命令を出力する(ステップS4)。スイッチ制御回路20は、CPU4からの第2の接続命令に応じてスイッチ18に対して温度センサ13およびジャイロセンサ14を端子17に接続させる。これによって、温度センサ13およびジャイロセンサ14は、エンジンが停止していれば、バッテリ15から電気の供給を受けず、それぞれ温度データおよび角速度データを出力しない。
【0029】
ステップS1でイグニションスイッチ10はオフではないとの判定がなされると(S1のNo)、CPU4は、ステップS3で得られた補正値データを用いてジャイロセンサ14からの角速度データを補正する(ステップS5)。このとき、補正された角速度データが時刻β、温度γで出力されたものであれば、補正値データとしてRAM5の領域X(β、γ)に記憶されたものが用いられる。
【0030】
以上の処理では、第2の接続命令が出力されたときに、時間データがRAM5の領域Bから領域Eに転送され、新たに領域Bに入力された時間データと領域Eの時間データとが比較され、その差分が所定値α(例えば、1時間)以上であれば、ステップS2からの処理が実行されている。すなわち、第1の接続命令が周期的に出力されている。
【0031】
<補正値記憶処理について>図4を参照しながら補正装置1における補正値記憶処理を説明する。CPU4は、RAM5の領域Bを参照して現在時刻が時刻βを基準として誤差Δβの範囲内であるか否かを判定する(ステップS11)。本実施の形態では、時刻βは、6時00分、12時00分、18時00分および24時00分をとる。また、Δβは、10分とする。例えば、時刻βが12時00分であれば、現在時刻が11時50分ないし12時10分の範囲内にあるか否かが判定される。
【0032】
ステップS11で現在時刻が時刻βを基準として誤差Δβの範囲内ではないとの判定がなされると(S11のNo)、CPU4は、ステップS11で用いられるβの値を新たな値に置換する(ステップS12)。ここで、置換すべき新たな値が存在しなければ、補正値記憶処理を終了することが好ましい。
【0033】
他方、ステップS11で現在時刻が時刻βを基準として誤差Δβの範囲内であるとの判定がなされると(S11のYes)、CPU4は、RAM5の領域Cを参照して現在温度が温度γを基準として誤差Δγの範囲内であるか否かを判定する(ステップS13)。本実施の形態では、温度γは、−20℃、―10℃、0°、10℃、20℃、30℃および40℃をとる。また、Δβは、2℃とする。例えば、温度γが10℃であれば、現在温度が8℃ないし12度の範囲内にあるか否かが判定される。
【0034】
ステップS13で現在温度が温度γを基準として誤差Δγの範囲内ではないとの判定がなされると(S13のNo)、CPU4は、ステップS23で用いられるγの値を新たな値に置換する(ステップS14)。ここで、置換すべき新たな値が存在しなければ、補正値記憶処理を終了することが好ましい。
【0035】
他方、ステップS13で現在温度が温度γを基準として誤差Δγの範囲内であるとの判定がなされると(S13のYes)、CPU4は、ジャイロセンサ14で出力されRAM5の領域Dに記憶された角速度データをRAM5の領域X(β、γ)に転送する(ステップS15)。すなわち、現在時刻が時刻βを基準として誤差Δβの範囲内であり、かつ、現在温度が温度γを基準として誤差Δγの範囲内であれば、この条件下で出力された角速度データは、補正値データとして領域X(β、γ)に記憶される。
【0036】
なお、補正値記憶処理においては、各条件下における角速度データの平均値または加重平均値が補正値データとして記憶されてもよい。
【0037】
以上本実施の形態によれば、イグニションスイッチ10がオフされた後であっても、電気がバッテリ15からジャイロセンサ14にスイッチ18を介して供給され、角速度データが補正値データとして記憶されるので、補正データの記憶処理に必要な時間が十分に確保され、補正値データの精度を高めることができる。つまり、角速度データを精度良く補正することができる。また、イグニションスイッチ10がオフされている場合、角速度データが振動などの外乱を受けにくいので(図5を参照)、補正値データの精度を高めることができる。つまり、角速度データを精度良く補正することができる。さらに、イグニションスイッチ10がオフされていれば、エアコンなどが停止しているので、外気に近い温度における補正値データを取得することができる。
【0038】
本実施の形態によれば、時間データと補正値データとが関連付けて記憶されるので、現在時刻ごとに最適な補正が行われる。
【0039】
本実施の形態によれば、温度データと補正値データとが関連付けて記憶されるので、現在温度ごとに最適な補正が行われる。
【0040】
本実施の形態によれば、バッテリ15からジャイロセンサ14への電気の供給が周期的に行われるので、電気を常時供給する場合に比してバッテリ15の消費電力を減少させることができる。
【0041】
なお、以上の説明では、ジャイロセンサ14とバッテリ15とをスイッチ18を介して接続した例について説明したが、ジャイロセンサ14とバッテリ15と常時接続しても同様に実施可能である。このとき、CPU4は、ROM3に格納されたプログラムを実行して、補正値記憶処理および補正処理を行えばよい(「第2の制御手段」に相当する)。この実施の形態によれば、スイッチ18およびスイッチ制御回路20が不要となり、接続切換処理を省略することができる。
【産業上の利用可能性】
【0042】
以上のように、本発明に係る補正値記憶装置は、補正値の精度を高めるという効果を有し、ナビゲーション装置などとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係る補正装置を実施するための最良の形態の構成を示すブロック図
【図2】本実施の形態におけるRAMの記憶領域を示す概念図
【図3】本実施の形態に係る補正装置の処理の流れを示すフロー図
【図4】本実施の形態における補正値記憶処理の流れを示すフロー図
【図5】イグニションスイッチのオンオフと外乱との関係を示す図
【符号の説明】
【0044】
1 補正装置
3 ROM(制御手段、第2の制御手段)
4 CPU(制御手段、第2の制御手段)
12 タイマ
13 温度センサ
14 ジャイロセンサ(センサ)
15 バッテリ
16 端子(一の端子)
17 端子(他の端子)
18 スイッチ
20 スイッチ制御回路(制御手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリに対して常時接続される一の端子とセンサとの接続および他の端子と前記センサとの接続を切り換えるスイッチと、
車両側からのデータがエンジンの停止を示していれば、前記スイッチに対して前記センサを前記一の端子に接続させて、前記センサで出力された出力値データを補正値データとして記憶媒体に記憶させる制御手段とを備える補正値記憶装置。
【請求項2】
前記制御手段は、タイマからの時間データと補正値データとを関連付けて記憶媒体に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の補正値記憶装置。
【請求項3】
前記制御手段は、温度センサからの温度データと補正値データとを関連付けて記憶媒体に記憶させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の補正値記憶装置。
【請求項4】
前記他の端子は、前記バッテリに対してエンジンの駆動中にのみ接続される端子であって、
前記制御手段は、車両側からのデータがエンジンの停止を示していれば、前記時間データを用いて、前記スイッチに対して前記一の端子と前記センサとの接続および前記他の端子と前記センサとの接続を周期的に切り換えさせることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の補正値記憶装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4の何れかに記載の補正値記憶装置で記憶媒体に記憶された補正値データを用いて前記センサからの出力値データを補正する補正装置。
【請求項6】
車両側からのデータがエンジンの停止を示していれば、バッテリに常時接続されたセンサで出力された出力値データを補正値データとして記憶媒体に記憶させる第2の制御手段を備える補正値記憶装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−308448(P2006−308448A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−132010(P2005−132010)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】