説明

複数のアプリケーションを同期化するための方法およびシステム

本発明の特徴は、複数のアプリケーションを同期化するためのシステムおよび方法に関する。特に、方法は、アプリケーションの同期化について記載されている。方法は、サーバシステムからマスターアプリケーションの共有セッションを要求するマスターアプリケーション、および少なくとも1つの追加の参加アプリケーションを含む。サーバシステムは、全ての参加アプリケーションにおける個々の同期化リンクを生成し、当該同期化リンクをマスターアプリケーションに送信する。マスターアプリケーションは、同期化リンクを参加アプリケーションに配信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のアプリケーションを同期化するための方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、各アプリケーションは、共有セッションに入るには明示的にログインしなければならない。一回の要求に基づいて複数のアプリケーションが共有セッションに参加することが好ましいと思われる。
【発明の概要】
【0003】
本発明に係る実施形態の幾つかは、複数のアプリケーションを同期化するための方法およびシステムを含む。
【0004】
本発明に係る実施形態の幾つかは、マスターアプリケーションを含み、該マスターアプリケーションは、該マスターアプリケーションと少なくとも1つの参加アプリケーションとの共有セッションをサーバシステムから要求する構成であってもよい。該サーバシステムが、全ての参加アプリケーションについての個々の同期化リンクを生成し、該マスターアプリケーションに該同期化リンクを送信する構成であってもよい。該マスターアプリケーションが、該参加アプリケーションに同期化リンクを配信する構成であってもよい。本発明に係る実施形態の幾つかにおいて、該マスターアプリケーションが該参加アプリケーションを開始させる構成であってもよい。さらに、該サーバシステムが、同期化リンクを生成する前に、要求に含まれる識別子に基づきマスターアプリケーションに対して認証を行う構成であってもよい。
【0005】
本発明に係る実施形態の幾つかは、アプリケーション同期化システムに関するものである。該システムは、サーバシステムからセッションを要求するために使用されるセッション要求送信機を有する構成であってもよい。該要求は、マスターアプリケーションの識別子および参加アプリケーションの数を含む構成であってもよい。そして、リンク受信機が全ての参加アプリケーションの同期化リンクをサーバシステムから受信する構成であってもよい。そして、リンク配信機が、受信した同期化リンクを参加アプリケーションの全てに配信する構成であってもよい。
【0006】
添付の図面を参照して本発明の下記詳細な説明を読めば、本発明の上記および他の目的、特徴および利点を容易に理解することができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】サーバシステムおよび電子機器を有する本発明に係る実施形態を示す図である。
【図2】SSLハンドシェイクプロトコルの一例を示すフローチャートである。
【図3】オプション表示の一例を示す図である。
【図4】本発明に係る実施形態を示すフローチャートであり、ログイン、アカウントおよび言語(LAL)構成要素の実施形態の一例を示すものである。
【図5】本発明に係る実施形態を示すフローチャートであり、接続マネージャ構成要素の例示の実施形態を示すものである。
【図6】サーバシステムおよび電子機器を含む本発明に係る実施形態を示す図である。
【図7】リアルタイム要求データベース構造部を含む本発明に係る実施形態を示す図である。
【図8】サーバシステムと電子機器との間のトランザクションの一例を示す図である。
【図9】電子機器を含み、当該電子機器からの要求の位置がサーバシステムから電子機器に送信される、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図10】サーバシステムを含み、当該サーバシステムから電子機器に、電子機器からの要求の位置が送信される、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図11】サーバシステムを含み、当該サーバシステムにおいて電子機器に応答してデータ要求が送信される、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図12】サーバシステムと電子機器との間のトランザクションの一例を示す図である。
【図13】サーバシステムと電子機器との間のトランザクションを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図14】サーバシステムと電子機器との間のトランザクションを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図15】第一装置、第二装置、およびサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示す図である。
【図16】第一装置からサーバシステムを介して第二装置にメッセージを送信することを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図17】RTRデータ構造部を用いて、第一装置からサーバシステムを介して第二装置にメッセージを転送することを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図18】サーバシステムをポーリングする装置を含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図19】複数の装置およびサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示す。
【図20】第一装置と接続されている第一周辺機器を含む本発明に係る実施形態を示す。
【図21】クライアント周辺タスクおよびクライアントサーバタスクを有する機器プラットフォームを含む本発明に係る実施形態を示す図である。
【図22】装置と通信する周辺プラットフォームを含む本発明に係る実施形態を示す図である。
【図23】複数の機器、複数の周辺機器およびサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示す図である。
【図24】コンテンツ使用機器、周辺機器およびサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示す図である。
【図25】コンテンツ使用機器に関連付けられた第一装置と、第二装置との通信を含む本発明に係る実施形態を示す図である。
【図26】メッセージへの拡張を含む本発明に係る実施形態を示す図である。
【図27】メッセージ内容の解釈に基づくメッセージへの拡張を含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図28】コンテンツ使用機器と、コンテンツ使用機器において使用されたコンテンツに基づく他の機器との間でのメッセージへの拡張を含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図29】メッセージ内容に基づく装置間でのメッセージへの拡張を含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図30】第一コンテンツ使用機器からのメッセージ内容、および第一コンテンツ使用機器におけるコンテンツ使用に基づき、サーバシステムから第二コンテンツ使用機器を制御することを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図31】第一コンテンツ使用機器からのメッセージ内容に基づき、サーバシステムから第二コンテンツ使用機器を制御することを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図32】サーバシステム、コンテンツ使用機器、およびモニタリング装置を含む本発明に係る実施形態を示す。
【図33】モニタリング装置からコンテンツキャプチャー要求を受信するサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図34】キャプチャーしたコンテンツを処理するサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図35】モニタリング装置からの制御要求に基づき、コンテンツ使用機器を制御するサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図36】モニタリング装置からの制御要求に基づき、コンテンツ使用機器を制御するサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図37】モニタリング装置からのメッセージに基づき、コンテンツ使用機器に通信するサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図38】モニタリング装置からのメッセージに基づき、コンテンツ使用機器に通信するサーバシステムを含む本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図39】サーバシステムを介してコンテンツ使用機器を制御および/またはモニタするモニタリング装置を含む、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図40】コンテンツをキャプチャーし、キャプチャーしたコンテンツをサーバシステムに送信するコンテンツ使用機器を含む、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図41】コンテンツ特性に応じて、キャプチャーしたコンテンツを処理するコンテンツ使用機器を含む、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図42】コンテンツ特性に応じて、コンテンツ使用機器から受信したキャプチャーコンテンツを処理するサーバシステムを含む、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図43】サーバシステムから共有セッションを要求し、サーバシステムから受信した同期化リンクを参加アプリケーションに配信するマスターアプリケーションを含む、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図44】共有セッションへの個々のリンクを生成し、個々のリンクをマスターアプリケーションに送信するサーバシステムを含む、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図45】マスターアプリケーションおよび追加の参加アプリケーションを含む、本発明に係る実施形態を示す。
【図46】サーバシステムからの共有セッションへのマスターアプリケーション要求を含み、サーバシステムが、共有セッションへの個々のリンクを生成し、当該個々のリンクをマスターアプリケーションが参加アプリケーションに配信する、本発明に係る実施形態を示すフローチャートである。
【図47】テレビジョン受像機におけるマスターアプリケーションおよびHTMLブラウザを含む、本発明に係る実施形態を示す。
【図48】セッション要求送信機、リンク受信機、リンク配信機、参加アプリケーション数決定装置を含む、本発明に係る実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照することによって、本発明の実施形態を最もよく理解できるであろう。当該図面では、同様の部材を同様の部材番号で表している。上述した図面は、本詳細な説明の一部として組み込まれていることは明示されている。
【0009】
本発明の部材の配置および設計は、一般的なものを記載し、またそのようなものを図面に図示しているが、本発明の部材を様々な形態で配置および設計してもよいということは容易に理解されよう。したがって、本発明の方法およびシステムに係る実施形態の下記詳細な説明は、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の好適な実施形態の代表を例示するに過ぎない。
【0010】
本発明の実施形態中の各構成要素は、ハードウエア、ファームウエア、および/またはソフトウエアとして具現することができる。例示される実施形態としてこれら形態のうちの1つを説明しているだけであっても、当業者であれば、本発明の範囲を逸脱することなく、該構成要素をこれら形態のいずれかによって実現することができる。
【0011】
多くの電子機器が、コンピュータや、或いはネットワークに接続されて、例えばインスタントメッセージ(IM)、電子メール(e−mail)、およびウェブブラウジングなどの接続機能を提供する。接続機能は、装置固有の独自の機能であってもよく、または、装置の接続機能は、他の装置の接続機能をエミュレートしてもよい。多くの接続機能が提供するユーザ体験は、装置におけるセッションの間だけ持続するものであってもよい。音響形式および搬送機能の標準化、映像形式および搬送機能の標準化、電子メール形式および搬送機能ならびに他の標準化へ向けての努力の結果、飛躍的に様々な装置においてコンテンツを使用できるようになった。しかし、デバイスに依存しない自立機能であって装置間の移植性を有するユーザセッションを備える自立機能を提供する一般的な方法がある。本発明は、デバイスに依存しない自立のユーザセッション移植性のための方法およびシステムを含む形態としてもよい。
【0012】
本発明は、電子機器間の接続のための方法およびシステムを含む形態としてもよい。電子機器の一例として、メディア再生装置(例えば、テレビジョン受像機、またはポータブルDVD(デジタル多用途ディスク、時にはデジタルビデオディスクとも称される)プレーヤなど)、コンピュータデバイス(例えばパーソナルコンピュータ)、通信機器(例えば携帯電話)、撮像装置(例えばデジタルカメラやビデオカメラなど)、および他の電子機器(例えばPDA(パーソナルデジタルアシスタントやゲーム機器)が挙げられる。電子機器は、上述した例示のカテゴリのいくつかに属してもよい。例えば、携帯電話などの通信機器をメディア再生装置および画像装置と想定してもよい。
【0013】
本発明に係る一実施形態として、クライアント装置とも見なされる電子機器は、カスタマーサポートセンタにおける遠隔サーバを介してカスタマーサポートコンピュータデバイスに接続される構成であってもよい。ある実施形態として、カスタマーサポートコンピュータデバイスは、カスタマーサービスの代表につながるような構成であってもよい。本発明に係る他の実施形態として、第一電子機器が、遠隔サーバを介して第二電子機器に接続される構成であってもよい。ある実施形態として、第一電子機器および第二電子機器が1人のユーザの制御下にある構成であってもよい。あるいは、別の一実施形態として、第一電子機器は第一ユーザの制御下にあり、第二電子機器は、第二ユーザの制御下にある構成であってもよい。
【0014】
本発明に係る一実施形態として、クライアント装置は、ディスプレイ、ユーザ入力装置(例えば、キーボード、マウス、またはリモートコントロール)、ネットワーク接続機能およびソフトウエアを有する構成であってもよい。クライアント装置のソフトウエアの一例として、ネットワークTCP/IP(伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル)スタック、ネットワークSSL(セキュアソケットレイヤー)ソフトウエアスタック、ネットワーク接続用クライアントソフトウエア(例えば、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)クライアント)および他のソフトウエアが挙げられる。
【0015】
本発明に係る他の実施形態として、サーバシステムは、プロセッサ、記憶装置、ネットワーク接続機能およびソフトウエアを有する構成としてもよい。あるいは、別の実施形態として、サーバシステムはディスプレイをさらに有する構成としてもよい。サーバソフトウエアの一例は、サーバ管理ツール、ネットワークTCP/IPスタック、ネットワークSSLソフトウエアスタック、ネットワーク接続用サーバソフトウエア(例えば、Apache HTTPサーバ)、FTP(ファイル転送プロトコル)サーバ、メールサーバ、および他のソフトウエアが挙げられる。
【0016】
図1を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。電子機器2は、接続3により、サーバシステム4に通信可能に接続されている。サーバシステム4は、サーバインターフェース5を有し、サーバインターフェース5を介して、接続構成要素6が電子機器2とサーバシステム4のソフトウエアとを接続させる初期工程を管理する。サーバシステム4は、ログイン、アカウントおよび言語(LAL)構成要素7、カスタマー接続ページ管理部8、複数のアプリケーション9、ならびに、データベース10を有する。本発明に係る実施形態として、上述した構成要素が1つのサーバ装置に配置される構成としてもよい。他の実施形態として、サーバシステム4の一部が、複数のサーバ装置(例えば通信サーバ、アプリケーションサーバ、および他のサーバ)に配置される構成としてもよい。
【0017】
接続構成要素6は、クライアント2とも見なされる電子機器と、サーバシステム4との間の通信における認証および暗号化の部分を管理する。本発明に係る実施形態として、接続構成要素6はSSLプロトコルに基づくものであってもよい。
【0018】
図2を参照しながら、SSLハンドシェイクプロトコルの一例を説明する。電子機器20は、SSL要求(ClientHello)をサーバ22に送信(21)し、SSLセッション特性のネゴシエーションを開始する。そして、サーバ認証およびキーの交換が行われる。サーバ22は、装置から送信される"ClientHello"メッセージに対して、"ServerHello"にて応答する(23)。次に、サーバ22が、その認証と関連する認証チェーンを電子機器20に送信する(24)。サーバ22は、公開鍵の送信(25)を行い、続いてエンドメッセージの送信(26)を行う。その後、電子機器20からサーバ22へクライアントキーの交換(27)行われる。電子機器20は、サーバ22に、暗号の変更を指示し(28)し、サーバ22は、サーバ22自身が変更した暗号によって暗号化されたメッセージにて応答する(30)。完了メッセージ29、31を照合のためにハッシュする。
【0019】
本発明に係る実施形態として、LAL構成要素7は、認証されたクライアントのログイン工程を表示および処理し、サーバ4の認証済みクライアントアカウントを生成し、認証済みクライアントアカウント情報を読み出し、サーバ4からクライアントアカウント情報を削除し、サーバ4において、接続されたクライアントの言語設定を生成するという役割を担う。ログイン、アカウントおよび言語オプションは、電子機器2におけるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を介して表示される。図3は、電子機器の一例におけるオプション表示の一例であり、当該表示は、4つのオプション、すなわち、ログイン36、ログイン忘れ(forgot login)37、アカウント生成38、および言語変更39を含む。GUIを介して選択結果を受け付けると、電子機器2がサーバ4に選択を送信する。
【0020】
図4を参照して、LAL構成要素7の一実施形態を説明する。LAL構成要素7は、電子機器2からサーバ4に送信された選択結果を受信する(S40)。本発明に係る実施形態として、上記選択結果は、言語オプション41、ログインオプション42、登録オプション43、および情報読み出しオプション44のうちの1つに関するという構成であってもよい。オプションは、電子機器GUIに表示されるオプションに対応する。
【0021】
言語オプション41を受信した場合、LAL構成要素7が電子機器から好適な言語選択を要求する(S45)。好適な言語選択を受信すると、LAL構成要素7は、好適な言語選択が有効な選択であるかを決定する(S46)。好適な言語選択が有効な選択であれば(YES 47)、LAL構成要素7が言語設定を変更し(S48)、新たな選択を要求する(50)。好適な言語選択が有効な選択でない場合(NO 49)、LAL構成要素7が50に新たな選択を要求する。
【0022】
ログインオプション42を受信した場合、LAL構成要素7は電子機器からログイン情報を要求する(S51)。ログイン情報は、例えば、ユーザ識別(ID)、パスワードおよび他のログイン情報を含む。ログイン情報を受信すると、LAL構成要素7は、ログイン情報が有効であるかを決定する(S52)。ログイン情報が有効である場合(YES 53)、LAL構成要素7が接続管理部8に制御を渡す(S54)。ログイン情報が有効でない場合(NO55)、LAL構成要素7は50に新たな選択を要求する。
【0023】
登録オプション43を受信した場合、LAL構成要素7は登録情報を要求する(S56)。登録情報は、例えば、電子機器モデル、シリアルナンバ、機器の所有者の電話番号、機器の位置を特定するための郵便番号(zip code)、および他の製品または製品の所有者の情報を含む。登録情報を受信すると、LAL構成要素7は、登録情報が有効であるかを決定する(S57)。登録情報が有効である場合(YES 58)、LAL構成要素7が固有のログイン情報を生成し(S59)、ログイン情報が有効であるかを決定する(S52)。登録情報が有効でない場合(NO 60)、LAL構成要素7は登録オプション43の選択に戻り、再度登録情報を要求する。
【0024】
情報読み出しオプション44が選択された場合、LAL構成要素7は、登録オプション43にリダイレクトを行う(61)。これによって、有効な登録情報の再入力後にログイン情報を読み出すことができる(S59)。
【0025】
本発明に係る実施形態として、接続管理構成要素8は、顧客プロファイルへのアクセスおよび解釈の役割を担う構成としてもよい。接続管理構成要素8は、顧客接続ページに所望のサポート情報および機能を取り込む。接続管理構成要素8は、顧客アカウント情報ページを維持し、電子機器2においてユーザが選択したいずれかの有効なサポートまたは機能を開始する。
【0026】
図5を参照して、接続管理構成要素8の一実施形態を説明する。ユーザプロファイルを解析した後(S70)、接続管理構成要素8がユーザページを取り込む(S72)。ユーザページには、データベース10から得られたユーザデータが投入される。そして、電子機器2からアプリケーション9の選択を受信する(S74)と、接続管理構成要素8が、アプリケーション特定登録が必要であるかを決定する(S76)。アプリケーション特定登録が必要ではない場合(NO 77)、選択されたアプリケーションが開始され(S78)、ユーザページが表示され(S80)、選択されたアプリケーションが開始される(S82)。アプリケーション特定登録が必要である場合(YES 83)、接続管理構成要素8は、ユーザまたはデータベース10からユーザデータを要求し(S84)、ユーザデータを解析し(S86)、ユーザページをアップデートする(S88)。
【0027】
アプリケーションの例としては、機器の遠隔制御ヘルプ、機器のメニュー制御ヘルプ、機器の製品マニュアル、機器の顧客エージェント・ドライバのよくある質問(FAQ)ヘルプ、機器間のメッセージ転送、ユーザ間のメッセージ転送および他のアプリケーションなどが挙げられる。本発明に係る実施形態として、アプリケーションがモデル・ビュー・コントローラ構造を有するものであってもよい。
【0028】
図6に関して説明される本発明に係る実施形態として、第一電子機器90は、サーバシステム94を介して第二電子機器91に接続される。サーバシステム94は、負荷分散装置96、複数の中央演算処理ユニット(CPU)に配置された複数のアプリケーションインスタンス(3つを図示)97、98、99、メインデータベース100、および複数のクラスタ化されたデータベース(2つを図示)101、102を有する。一実施形態として、電子機器90、91とサーバシステム94との間の通信は、HTTP−XML(拡張マークアップ言語)にて実行されるものであってもよい。メインデータベース100、および/または、クラスタ化されたデータベース101、102における任意のデータベースは、第一電子機器90と第二電子機器91との間の全てのトランザクションを記録する。要求パラメータによって、トランザクションが互いに関連付けされる。本発明に係る一実施形態として、第二電子機器91が顧客サービスの代表側の機器であってもよい。本発明に係る他の実施形態として、第二電子機器91が第一電子機器90の所有者側の機器であってもよい。本発明に係るさらなる他の実施形態として、第二電子機器91が第二所有者側の機器であってもよい。
【0029】
図7に関して説明される本発明に係る実施形態として、サーバシステム110は、トランザクションを記録およびリンクするために、実時間要求(RTR)データベース構造部112、およびRTR管理ロジック部114を含む。実時間要求(RTR)データベース構造部112は、例えばテーブル、アレイまたは他のデータベース構造などを有する。RTR管理ロジック部114は、ソフトウエア、ハードウエア、ファームウエアまたはそれらの組み合せとして実現するものであってもよい。第一クライアント装置116と第二クライアント装置118との間のトランザクションは、RTR管理ロジック部114によってサーバシステムを介して処理される。RTRデータベース構造部112は、データベースエントリの連結リストを含み、各エントリは、クライアント装置116、118のストーリーラインにおけるステップを表す。RTRデータベースエントリ120は、汎用データフィールドおよび他の実用フィールドを有しており、これらのフィールドは、クライアント間においてステップ同士で同期化される単一および複数のクライアントストーリーラインを格納する。一実施形態として、ステップ同士で同期化された各クライアントが汎用データフィールドを備えていることにより該クライアント間で双方向通信が可能である構成にしてもよい。これらのフィールドは、アプリケーションインスタンス内におけるクライアントスレッドと通信することによって、HTTP通信のセマフォとして機能する。通信は、クライアントスレッドに他のクライアントの動作に対するHTTP応答を生成させる、遅延させる、または処理させることを指示するものであってもよい。
【0030】
本発明に係る実施形態として、全てのHTTP要求に認証情報が含まれる構成としてもよい。認証情報の例としては、ユーザ名、パスワード、顧客タイプおよび他の認証情報が挙げられる。一実施形態として、認証情報はURL(ユニバーサルリソースロケータ)パラメータとして含まれていてもよい。本発明に係る一実施形態として、固有のクライアントストーリーライン識別子が各要求に含まれており、RTR管理ロジック部114は、当該クライアントストーリーライン識別子を用いてクライアント要求それぞれと複数のクライアントストーリーラインとを適宜関連付けてもよい。
【0031】
本発明の実施形態として、RTRデータベースエントリ120は分岐していない構成としてもよく、また、親RTRデータベースエントリ120への個別参照を含む構成としてもよい。クライアント装置にて同時に実行される機能は、同時に実行される別々のストーリーラインおよびRTRスレッドによって提供される。RTRデータベースエントリ120は、ストーリーラインの一ステップであってもよく、1人または複数のユーザ用のストーリーラインを提供するクライアント装置に使用されるものであってもよい。
【0032】
図8を参照して、第一クライアント装置とサーバシステムとのトランザクションの一例を説明する。本発明に係る実施形態として、第一クライアント装置は、サーバシステム180に関連付けされたベース位置特定識別子(Base URL)を用いて、該サーバシステム180に第一要求182を送る。本発明に係る実施形態として、ベース位置特定識別子は、図8に例示するトランザクションのように、URLを有するものであってもよい。第一クライアント装置に関するクライアント認証情報およびクライアントタイプ(clientType)は、要求182のパラメータに含まれる構成であってもよい。要求182に対応するエントリ183は、RTR管理ロジック部によってRTRデータベース構造部181に作成される。エントリ183は、RTRエントリ識別子(ID)184、前のRTRエントリ識別子(PrevID)185、セッション識別子(SessionID)186および他のフィールドを有する構成であってもよい。本発明に係る実施形態として、前のRTRエントリ識別子、PrevID185は、RTRデータベース構造部181における初期エントリについて空値である構成としてもよい。
【0033】
RTR管理ロジック部は、第一エントリ183に対応するHTTP応答フィールドエントリ187が出現するのを待つ。一実施形態として、定期的なポーリング、例えば0.5秒毎のポーリングを行うことによって、RTR管理ロジック部は上記待機を行う構成としてもよい。
【0034】
一実施形態として、サーバシステム180への初期呼び出しに関して、URLはクラスまたはメソッドを特定しない構成としてもよく、「DirectAction(直接動作)」クラスおよび「DefaultAction(デフォルト動作)」をデフォルトとして使用する。「DirectAction(直接動作)」クラスはロードされる。HTTP要求182におけるパラメータとして受信された第一クライアント装置の認証情報を用いて要求182を認証するために、「PerformActionNamed(指名動作)」を実行する。「ValidDevice(有効装置)」オブジェクトは、新たに生成されたRTRデータベース構造部181の参照情報とともに返信される。そして、「DefaultAction(デフォルト動作)」が呼び出されて「DeviceLoggedIn(ログイン装置)」オブジェクトを生成する。当該「DeviceLoggedIn(ログイン装置)」オブジェクトは、セッション識別子すなわちセッションID、および次のURL(nextURL)を設定するXML応答を返信する。次のURLすなわちnextURLは、前のRTR識別子すなわちPrevID185およびトランザクション型に基づいて、「RealTimeRequest(実時間要求)」クラスによって演算される。本発明に係る実施形態として、RTR管理ロジック部は、クライアント応答を待たないトランザクション、およびクライアント応答を待つトランザクションについて異なるURLを生成する構成であってもよい。
【0035】
サーバシステム180は、RTR管理ロジック部によって、セッション識別子(SessionID186)を割り当て、XML命令を用いてRTRデータベース構造部181にHTTP応答フィールド187を格納し、セッション識別子(セッションID186)、および次のURL(nextURL)を設定する。一実施形態として、次のURL(nextURL)は、RTRエントリ識別子(ID184)への参照情報を含む構成であってもよい。RTR管理ロジック部は、RTRデータベース構造部181におけるHTTP応答187を検出し、HTTP応答の本体に応答187を複製し、当該応答を第一クライアント装置に送信する(188)。
【0036】
第一クライアント装置は、局所的に、例えば、グラフィカルユーザインターフェースや他の場所等に、セッション識別子を記録し、その後、第一クライアント装置が次のURL(nextURL)を呼び出す(189)。次のURL(nextURL)は、前に生成されたRTRエントリ183についての参照情報を含む。RTR管理ロジック部は、前のRTRエントリ183にリンクされる新たなRTRエントリ190を生成する。一実施形態として、前のRTRエントリ184を識別する値に前のRTR識別子すなわちPrevIDフィールド191を設定することによってリンクを行う構成としてもよい。新たなRTR識別子192が割り当てられる。
【0037】
RTRデータベース構造部181を参照して、RTRデータベース構造部181におけるHTTP応答部193を取り込むことによって、クライアント装置への第一データ要求が作成される。RTR管理ロジック部は、RTRデータベース構造部181において応答193を検出し、HTTP応答の本体におけるXML命令中に、データ要求および次のURL(nextURL)を挿入して第一クライアント装置に送信する(194)。次のURL(nextURL)をRTRスレッドに符号化する。第一クライアント装置が、要求本体において要求されたデータを用いて次のURL(nextURL)を呼び出す(195)。
【0038】
次のURL(nextURL)は、前に生成されたRTRエントリ190の参照情報を含む。RTR管理ロジック部は、前のRTRエントリ190にリンクされる新RTRエントリ196を生成する。一実施形態として、前RTRエントリ192を識別する値に新エントリ196における前RTR識別子(PrevID)フィールド198を設定することによってリンクを行う構成としてもよい。新RTR識別子197が割り当てられる。RTR管理ロジック部が要求の本体におけるデータを検出し、RTRエントリ196のXML応答部199を取り込む。RTRデータベース構造部181を参照して、RTRデータベース構造部181におけるHTTP応答部200を取り込むことによって、第二データ要求が作成される。RTR管理ロジック部は、RTRデータベース構造部181における応答200を検出し、HTTP応答の本体におけるXML命令において、データ要求および次のURL(nextURL)を第一クライアント装置に送信する(201)。次のURL(nextURL)をRTRスレッドに符号化する。
【0039】
本発明に係る一実施形態として、上記複数のURL、すなわち、URL、URLおよびURLというURLが別々のURLという構成であってもよい。本発明に係る他の実施形態として、該複数のURLが別々のURLでなくてもよい。
【0040】
図9を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。クライアント装置は、サーバまたはサーバシステムのURLなどの初期位置に要求を送信する(S210)。クライアント装置は、要求に対する応答、および、クライアントからの次の要求が送信される次の位置を受信する(S212)。クライアント装置がサーバシステムとの相互通信を完了しなかった場合(NO 216)、クライアント装置が次の位置に、上記S212にてサーバシステムからの応答として受信した次の要求を送信する(S218)。この要求と応答とが繰り返される(220)。本発明に係る実施形態として、クライアント装置において受信(S212)されたサーバシステムからの応答は、上記次の位置情報に加えて、データ要求、クライアント装置へ命令、または他の情報を含む構成であってもよい。クライアント装置からサーバシステムに送信される要求(S218)は、要求に加えてデータを含む構成であってもよい。
【0041】
図10を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。サーバシステムは、クライアント装置から要求を受信する(S230)。サーバシステムは、RTRデータベース構造部に要求を入力する(S232)。サーバシステムは、要求に対する応答を入手できるかを決定する(S234)。応答が入手不可である場合(NO 235)、サーバシステムは応答を入手可能になるのを待つ。応答が入手可能である場合(YES 236)、サーバシステムは応答および次の要求の位置をクライアント装置に送信する(S238)。そして、サーバシステムがクライアント装置から追加の要求を受信する。この要求と応答とが繰り返される(240)。要求がRTRデータベース構造部に入力される(S232)と、エントリがスレッドまたはストーリーラインにおける前エントリにリンクされる構成としてもよい。クライアント装置に送信される応答(S238)は、クライアント装置への命令、データ要求または他の情報を含む構成としてもよい。
【0042】
図11を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。サーバシステムは、クライアント装置から要求およびデータを受信する(S250)。サーバシステムは、RTRデータベース構造部に要求およびデータを入力する(S252)。サーバシステムは、要求に対する応答が入手可能かを決定する(S254)。応答が入手不可である場合(NO 255)、サーバシステムは応答を入手できるのを待つ。応答が入手可能である場合(YES 256)、サーバシステムは応答および次の要求の位置をクライアント装置に送信する(S258)。その後、サーバシステムはクライアント装置から追加の要求およびデータを受信する。この要求と応答とが繰り返される(260)。要求およびデータがRTRデータベース構造部に入力されると(S252)、エントリがスレッドまたはストーリーラインにおいて前のエントリにリンクされる構成としてもよい。クライアント装置に送信される応答(S258)は、クライアント装置への命令、データ要求または他の情報を含む構成としてもよい。
【0043】
図12を参照して、第一クライアント装置とサーバシステムとのトランザクションの一例を説明する。本発明に係る実施形態として、第一クライアント装置は、サーバシステム270に関連付けされたベース位置特定識別子(Base URL)を用いて、サーバシステム270への第一要求300を作成する構成としてもよい。本発明に係る一実施形態として、ベース位置特定識別子はURLを含む構成であってもよい。第一クライアント装置のクライアント認証情報およびクライアントタイプ(clientType)は、要求300のパラメータに含まれる。本発明に係る一実施形態として、ランタイムパラメータは、サーバシステム270に対して、ログインページを第一クライアント装置に提示する旨を指示するものであってもよい。他の実施形態として、ランタイムパラメータは、データベースにおいて関連付けされているユーザであれば自動的にログインさせるものであってもよい。要求300に関するパラメータとして含まれるクライアントタイプに基づき、デフォルト動作が呼び出されてもよい。ここで一例として挙げるトランザクションでは、デフォルト動作は利用可能な装置に関するセッションのセッション識別子(SessionID)276を決定する。当該利用可能な装置とは、RTRデータベース構造部271において、当該装置が第一クライアント装置の供給するHTTP応答を待っていることを示すエントリ272が存在するもののことをいう。一実施形態として、同じクライアント装置に関連付けされている複数のセッション識別子が決定される構成であってもよい。利用可能なセッション識別子は、サーバシステム270から第一クライアント装置に通信される(302)。本発明に係る実施形態として、利用可能なセッション識別子は、HTMLページを介して通信される(302)構成であってもよい。
【0044】
第一クライアント装置において選択されたセッション識別子がサーバシステムに送信される(304)。選択されたセッション識別子276に関連付けされたRTRデータベース構造部271に対応付けられているRTR管理ロジック部は、取得済み(AQ)273としてRTRデータベース構造部をマークする。URLは、当該URLにおいて符号化された選択セッション識別子を用いて「onchange(オンチェンジ)」javaスクリプト命令として符号化される。URLは、実行する「DirectAction(直接動作)」クラスおよびメソッドを特定する。一実施形態として、第一クライアント装置の認証情報は特定されたメソッドを呼び出す前に認証される構成であってもよい。識別されたストーリーラインのための第一層のグラフィカルユーザインターフェースを第一クライアント装置に送信する(306)。機能のためのリンクは、当該機能がRTRデータベース構造部271に関連付けられている装置からの通信を必要とするかを特定する。RTRデータベース構造部271に関連付けられている装置からの通信が必要でない場合、該機能は新たなRTRデータベース構造部271のエントリを行わず、RTRデータベース構造部271に関連付けられている装置はトランザクションを感知しない。第一クライアント装置は、機能のための「DirectAction(直接動作)」クラスおよびメソッドを特定するURLを送信する(308)。サーバシステムは、クラスをロードし、特定された動作を呼び出す。本発明に係る一実施形態として、第一クライアント装置の認証情報は、当該各呼び出しにおいて認証される。機能が、RTRデータベース構造部271に関連付けられている装置からの情報を必要とする場合、RTRデータベース構造部エントリ280のHTTP応答部283に要求が取り込まれる。必要な情報は、URLにおける特殊キーによって特定される。
【0045】
RTR管理ロジック部は、取り込まれたフィールドを決定し、応答および次のURLをRTRデータベース構造部271に関連付けられている装置に送信する。RTRデータベース構造部271に関連付けられているクライアント装置によって受信が行われると、要求されたデータ293がRTRデータベース構造部271に入力され、第一クライアント装置への送信が行われる(310)。第一クライアント装置は、当該データを使用することができ、機能あるいは情報のために、他のURLを送信する(312)ことによって追加データを要求してもよい。
【0046】
図13を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。クライアント装置は、初期位置に要求を送信する(S320)。本発明に係る一実施形態として、初期位置は、サーバシステムに関するものであり、サーバシステムに関連付けられたベースURLを含む。本発明に係る一実施形態として、第一クライアント装置のクライアント認証情報およびクライアントタイプは要求のパラメータに含まれる構成であってもよい。クライアント装置は、サーバシステムの応答を受信する(S322)。受信された応答は、クライアント装置が相互通信するための、利用可能なセッション識別子のリストを有する。クライアント装置は、選択されたセッション識別子をサーバシステムに送信する(S324)。そして、クライアント装置が、選択されたセッション識別子に関連付けられた機能へのリンクを含む情報を受信する(S326)。クライアント装置は、所望の機能に関するリンク、およびデータ要求をサーバシステムに送信する(S328)。クライアント装置は、データ要求に応答してサーバにおいて受信された次のリンクおよびあらゆるデータを受信する(S330)。追加データが必要である場合(NO 332)、クライアント装置は追加リンクおよびデータ要求を送信し(S334)、送信および受信工程を継続する(336)。
【0047】
図14を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。サーバシステムは、クライアント装置から要求を受信する(S340)。その後、サーバシステムは、クライアント装置の要求に関して利用可能なスレッドのセッション識別子を決定する(S342)。一実施形態として、サーバシステムは、接続されたクライアント装置に関連付けされたRTRデータ構造部にアクセスすることによって、利用の可否を決定する(S342)構成としてもよい。サーバシステムは、S340にて要求を送信してきたクライアント装置に、利用可能なセッション識別子のリストを送信する(S344)。そして、サーバシステムは、選択されたセッション識別子をクライアント装置から受信する(S346)。サーバシステムは、他の装置がスレッドに接続されるのを防止するために、選択されたセッション識別子に対応するRTRデータ構造部にフラグをたてる(S348)。サーバシステムは、ユーザインターフェース情報を、要求を行ったクライアント装置に送信する(S350)。そして、サーバシステムは、クライアント装置によって選択された機能の位置特定、およびクライアント装置からのデータ要求を受信する(S352)。一実施形態として、位置は機能のURLである構成としてもよい。サーバシステムは、クライアント装置によって選択されたセッション識別子に関連付けられているRTRデータ構造部の応答フィールドにデータ要求を取り込む(S354)。サーバシステムは、RTRデータ構造部関連付けられているクライアントから、要求されたデータを受信し(S356)、データおよび追加のユーザインターフェースデータをクライアント装置に送信する(S358)。
【0048】
本発明に係る実施形態として、「WODirectAction(WO直接動作)」を利用して、HTTP応答を生成する。「WODirectAction(WO直接動作)」は、ステートレスなHTTP要求に応答し、「WOResponse(WO応答)」を生成することにより、または「WOComponent(WO要素)」を生成および返信することにより、HTTP応答を直接構築する。アプリケーションはステートレスなので、「WODirectAction(WO直接動作)」から継承する抽象クラスの「ValidatedDirectAction(有効直接動作)」を、様々な「DirectAction(直接動作)」クラスのベースクラスとして使用する。一実施形態として、ベースURLは、「DirectAction(直接動作)」への参照またはメソッドを含まないものであってもよく、「WebObjects(ウェブオブジェクト)」は、「DirectAction(直接動作)」クラスおよび「defaultAction(デフォルト動作)」メソッドを自動的に推測するものであってもよい。
【0049】
本発明に係る一実施形態として、HTTP要求が生成されると、URLには、「DirectAction(直接動作)」クラス名、および初期URL以外のHTTP応答を生成するメソッドが含まれる。当該初期URLでは、これらのフィールドは省略される。フィールドが省略されると、デフォルトで「DirectAction(直接動作)」クラスおよび「defaultAction(デフォルト動作)」方法が呼び出される。
【0050】
本発明に係る一実施形態として、「DirectAction(直接動作)」クラスが読み込まれると、「performActionNamed(指名動作)」方法が呼び出される構成としてもよい。一実施形態として、URL(または省略された場合は「defaultAction(デフォルト動作)」)において特定された方法を実行する構成としてもよい。一実施形態として、「performActionNamed(指名動作)」は、「ValidatedDirectAction(認証直接動作)」にオーバーライドされる構成としてもよい。これらの実施形態では、クライアント認証を最初に実行し、特定のメソッドによって得られる「WOResponse(WO応答)」を戻す前に、「ValidClient(有効クライアント)」の具体的なインスタンスを得る構成としてもよい。「performActionNamed(指名動作)」メソッドを含むクラスは、呼び出されるメソッドをもつクラスであり、「performActionNamed(指名動作)」は、「ValidClient(有効クライアント)」インスタンスをメソッドによってアクセスされるクラス変数に割り当てる。また、「ValidClient(有効クライアント)」インスタンスは、認証中に得られる現在のRTRデータベース構造部を参照する。
【0051】
本発明は、デバイスに依存しない自律的な機能で、装置間で移植できるユーザセッションを備えた機能を提供する方法およびシステムに関する実施形態を含む。本発明に係る実施形態として、ユーザセッションは複数の装置を同時に繋ぐ(span)構成としてもよい。本発明に係る他の実施形態として、ユーザセッションは複数の装置を順々に繋ぐ。
【0052】
本発明の一実施形態に係る方法およびシステムは、割り込みがないセッションにおいて、第一使用者装置から第二使用者装置に流れる使用者ベースの情報に関するものである。
【0053】
図15を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。これらの実施形態は、第一装置390、サーバシステム392、および第二装置394を有する。これらの実施形態として、サーバシステム392への接続は、第一装置390から開始される(400)。一実施形態として、ユーザは第一装置390上の1つのボタンを使用して、上記接続を開始する(400)。実施形態の一例では、第一装置390はテレビジョン受像機であり、サーバシステム392への接続はテレビジョン受像機に対応するリモートコントロール上の1つのボタン押下によって開始される(400)。他の実施形態として、第一装置390の電源が投入されるとサーバシステム392への接続が開始される(400)。さらなる他の実施形態として、第一装置390上のボタン押下と第一装置390からのメニュー選択、または他の方法との組み合せによって、サーバシステムシステム392への接続が開始される(400)。サーバシステム392は、装置390を認証し(402)、認証が完了すると、第一装置390が利用可能な装置を含む更新された登録および発見のリストが、第一装置390に送信される(402)。他の実施形態として、発見リストは、ユーザによって設定された設定項目を反映したものでもよい。一実施形態として、サーバシステム392は、装置のパスワードに基づき、装置390を認証する(402)。他の実施形態として、サーバシステム392は、ユーザパスワードに基づき、装置390を認証する(402)。
【0054】
サーバシステム392への接続は、第二装置394から開始される(404)。一実施形態として、ユーザは、第二装置394上の1つのボタンを使用し、接続を開始する(404)。実施形態の一例では、第二装置394が携帯電話であり、携帯電話上の1つのボタン押下によって、サーバシステム392への接続が開始される。他の実施形態として、第二装置394の電源が投入されるとサーバ392への接続が開始される(404)。さらなる他の実施形態として、第二装置394上のボタン押下と、第二装置394からのメニュー選択、または他の方法との組み合せによって、サーバシステム392への接続が開始される。サーバシステム392は、装置394を認証し(406)、認証が完了すると、第二装置394が利用可能な装置についての更新された登録および発見リストが、第二装置394に送信される(406)。一実施形態として、発見リストは、ユーザによって設定された設定項目に基づく。一実施形態として、サーバシステム392は、装置のパスワードに基づき、装置394を認証する(406)。他の実施形態として、サーバシステム392は、ユーザパスワードに基づき、装置394を認証する(406)。
【0055】
第一装置390は、入力を受信し、当該入力は、第一装置390の発見リストにリストされている装置に転送される(408)。実施形態の一例では、当該入力が第二装置394に転送される。本発明に係る一実施形態として、ユーザは、上記入力を転送する受信装置を選択する。実施形態の一例では、ユーザが、第一装置390上の発見リストから入力の受信者を示す擬似名を選択する。一実施形態として、第一装置390および第二装置394が同じユーザに関連付けられている場合、ユーザは自分自身を、対象とする受信者として選択する。本発明に係る他の実施形態として、デフォルトの受信装置が宛先である。本発明に係るさらなる実施形態として、第二ユーザに関連付けられている第二装置394が選択される。本発明に係る実施形態として、ユーザは、第一装置390におけるバディリストから擬似名を選択することによって、対象とする受信者を選択する。一実施形態として、バディリストからの擬似名が複数の装置に関連付けられる。これらの実施形態のいくつかにおいて、バディリストからの擬似名が複数の装置に関連付けられる場合、宛先は、擬似名に関連付けられる全ての装置である。他の実施形態として、宛先は、擬似名に関連付けられたデフォルト装置である。他の実施形態として、宛先は、擬似名に関連付けられた装置のうちのいくつかである。他の実施形態として、擬似名が複数の装置関連付けられた場合に宛先を決定する方法は、ユーザによって定義された設定項目に基づく。
【0056】
第一装置390は、入力および対象の宛先をRTRメッセージとしてサーバシステム392に送信する(410)。第二装置394は、サーバシステム392から定期的にメッセージを要求する(図示された2つの要求)(412)。メッセージの宛先が第二装置である実施形態として、サーバシステム392が第一装置390によって送信された(410)RTRメッセージを検証し、当該メッセージを第二装置394に転送する(414)。本発明に係る他の実施形態として、サーバシステム392は、第二装置394に対して、任意のトランスコーダ、プラグインまたは他の所望のソフトウエア、あるいは第一装置390から送信される入力の制御および表示に必要な情報を提供する。第一装置390は、ユーザからの次の要求を待ち(416)、第二装置394にメッセージを送信する、または第二装置394からメッセージを受信する。第二装置394は、ユーザからの次の要求を待ち(418)、第一装置390にメッセージを送信する、または第一装置390からメッセージを受信する。
【0057】
図16を参照しながら、本発明に係る実施形態を説明する。これらの実施形態として、第一装置が接続開始信号を受信する(S430)。実施形態の一例では、接続開始信号は、1つのボタンの押下や、ボタンの押下、メニュー選択、装置の電源投入、および他の方法との組み合せに応じて生成される。第一装置は、サーバシステムにパスワードを送信する(S432)。第一装置は、サーバシステムから更新された登録および発見リストを受信する(S434)。一実施形態として、発見リストは他の装置の擬似名リストを含む。他の実施形態として、発見リストはバディリストを含む。さらなる他の実施形態として、発見リストは、第一装置もしくは第一装置のユーザ関連付けられている設定項目、または他の設定項目に基づき、更新される。第一装置は、メッセージと、メッセージを転送する宛先を示す宛先指示子とを受信する(S436)。本発明に係る一実施形態として、メッセージの宛先が発見リスト上の装置に関連付けられる。その後、第一装置がメッセージおよび宛先指示子をサーバシステムに送信する(S438)。
【0058】
図17を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。サーバシステムは、第一装置(装置1)から接続開始要求を受信する(S450)。サーバシステムは、第一装置からパスワードを受信する(S452)。本発明に係る実施形態として、パスワードは装置パスワードである。他の実施形態として、パスワードはユーザパスワードである。さらなる他の実施形態として、パスワードは、装置および装置のユーザに関連付けられる。第一装置からパスワードを受信すると(S452)、サーバシステムがパスワードを認証する(S454)。認証した後、サーバシステムが装置および/またはユーザに関連付けられた登録および発見リストを更新する(S456)。サーバシステムが更新された登録および発見リストを第一装置に送信する(S458)。サーバシステムは、第一装置からメッセージおよびメッセージの宛先指示子を受信する(S460)。サーバシステムは、メッセージおよびメッセージの宛先指示子を適切なエントリとしてRTRテーブルに入力する(S462)。また、サーバシステムは、他の第二装置(装置2)からのメッセージの定期的な要求を受信する(S464)。第二装置が、RTRテーブルに定められた、メッセージの対象の受信者であるとき、サーバシステムがメッセージを第二装置に転送する(S466)。
【0059】
図18を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。装置は、接続要求信号を受信する(S480)。実施形態の一例では、接続開始信号は、1回のボタン押下、ボタンの押下と、メニュー選択と、装置の電源投入との組み合せ、および他の方法に応じて生成される。装置は、サーバシステムにパスワードを送信する(S482)。装置は、サーバシステムから更新された登録および発見リストを受信する(S484)。一実施形態として、発見リストは他の装置の擬似名リストを含む。他の実施形態として、発見リストはバディリストを含む。さらなる他の実施形態として、発見リストは、装置もしくは装置のユーザに関連付けられた設定項目、または他の設定項目に基づき、更新される。装置は、メッセージについてサーバシステムに定期的にポーリングする(S486)。装置は、サーバシステムからメッセージを受信する(S488)。
【0060】
本発明に係る他の実施形態として、サーバシステムは、上述のようにRTRテーブルを用いて第一装置と第二装置との間の関連付けを維持する。
【0061】
図19を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。これらの実施形態は、第一装置500、サーバシステム502、第二装置504、および第三装置506を有する。これらの実施形態として、第一装置500からサーバシステム502への接続が開始される(510)。一実施形態として、ユーザが第一装置500上の1つのボタンを使用して接続を開始する(510)。実施形態の一例では、第一装置500がテレビジョン受像機であり、サーバシステム502への接続がテレビジョン受像機に対応するリモートコントロールにおける1つのボタン押下によって開始される(510)。他の実施形態として、第一装置500に電源が投入されると、サーバシステム502への接続が開始される(510)。他の実施形態として、第一装置500のボタン押下の組み合せ、第一装置500からのメニュー選択または他の方法によって、サーバシステム502への接続が開始される(510)。サーバシステム502は装置500を認証し(512)、認証されると、第一装置500が利用可能な装置の更新された登録および発見リストが第一装置500に送信される(512)。一実施形態として、発見リストはユーザによる設定項目に基づく。一実施形態として、サーバシステム502は装置パスワードに基づき装置500を認証する(512)。他の実施形態として、サーバシステム502はユーザパスワードに基づき装置500を認証する(512)。
【0062】
サーバシステム502への接続は、第二装置504から開始される(514)。一実施形態として、ユーザは第二装置504にある1つのボタンを使用して、接続を開始する(514)。実施形態の一例では、第二装置504はテレビジョン受像機であり、テレビジョン受像機に連結されたリモートコントロール上の1つのボタンを押すと、サーバシステム502への接続が開始される(514)。他の実施形態として、第二装置504の出力が増大すると、サーバシステム502への接続が開始される(514)。さらなる他の実施形態として、第二装置504上のボタン押下の組み合せ、第二装置504からのメニュー選択、または他の方法によってサーバシステム502への接続が開始される(514)。サーバシステム502は、装置504を認証し(516)、認証されると、第二装置504に利用可能な装置を含む更新された登録および発見リストが第二装置504に送信される(516)。一実施形態として、発見リストは、ユーザによって設定された設定項目に基づく。一実施形態として、サーバシステム502は装置パスワードに基づいて装置504を認証する(516)。他の実施形態として、サーバシステム502はユーザパスワードに基づいて装置504を認証する(516)。
【0063】
第一装置500は、入力を受信し(518)、当該入力は、第一装置500の発見リスト上の装置に転送される。本実施形態の一例では、入力が第二装置504に転送される。本発明に係る一実施形態として、ユーザは、上記入力を転送する受信装置を選択する。本発明に係る一実施形態として、ユーザが、第一装置500上の発見リストから入力の受信者を示す擬似名を選択する。本発明に係る他の実施形態として、デフォルトの受信装置が宛先である。本発明に係る実施形態として、ユーザは、第一装置500上のバディリストから擬似名を選択することによって、対象とする受信者を選択する。一実施形態として、バディリストからの擬似名が複数の装置に関連付けられている場合、宛先は擬似名に関連付けられる全ての装置である。他の実施形態として、宛先は、擬似名に関連付けられたデフォルト装置である。さらなる他の実施形態として、宛先は、擬似名に関連付けられた装置のうちのいくつかである。一実施形態として、擬似名が複数の装置に関連付けられた場合に宛先を決定する方法は、ユーザの規定による設定項目に基づく。
【0064】
第一装置500は、入力および対象の宛先をRTRメッセージとしてサーバシステム502に送信する(520)。第二装置504は、サーバシステム502から定期的にメッセージを要求する(図示された2つの要求)(522)。メッセージの宛先が第二装置である本実施形態の一例では、サーバシステム502が第一装置500によって送信された(520)RTRメッセージを検証し、当該メッセージを第二装置504に転送する(524)。本発明に係る実施形態として、サーバシステム502は、第二装置504に対して、任意のトランスコーダ、プラグイン、または他の所望のソフトウエア、あるいは第一装置500から送信される入力の制御および表示に必要な情報を提供する。第一装置500は、ユーザからの次の要求を待ち(526)、第二装置504にメッセージを送信する、または第二装置504からメッセージを受信する。第二装置504は、ユーザからの次の要求を待ち(528)、第一装置500にメッセージを送信する、または第一装置500からメッセージを受信する。
【0065】
装置は、現行のセッションから切断される。例えば、第二装置504の電源がオフになり(530)、それによってサーバシステム502から現行のセッションが切断される。ユーザが第三装置506によって接続要求を開始する(532)場合、サーバシステム502はユーザのパスワードを用いてユーザを認証する(534)。認証されると、第三装置506の登録および発見リストが更新される(534)。第三装置506は、メッセージについてサーバシステム502に定期的にポーリングする(1つ図示する)(536)。サーバシステム502は、RTR機能によって第二装置504とのセッションを第三装置506のユーザに関連付けて、セッションは、第三装置506および第一装置500を用いて継続する。サーバシステム502は、第三装置506にメッセージ538を配信する。また、サーバシステム502は、第三装置506に対して、任意のトランスコーダ、プラグイン、または配信されるメッセージの制御および表示の要件を提供する。第三装置506は、ユーザからの次の要求を待ち(540)、第一装置500にメッセージを送信する、または第一装置500からメッセージを受信する。
【0066】
本発明に係る実施形態は、全ての装置およびアプリケーションのために必要なものを内包した要求を保存するデータベース構造部(例えばRTRテーブル)を生成することによって、複数の装置間でのセッション同期を実現する。データベース構造部のエントリは、装置の通信のための同期化応答トリップに基づいており、それによって、同時または連続して複数の装置を繋ぐユーザセッションが可能となるような装置の独立性を実現している。
【0067】
図20を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。これらの実施形態として、入力/出力(I/O)インターフェース552を有する第一周辺機器550が、第一装置554に通信するためのインターフェースとして使用される。第一周辺機器550および第一装置554は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続、または他の接続によって通信可能に接続される。第一装置554は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続、または他の接続によってサーバシステム556に接続される(555)。第二装置558は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続、または他の接続によってサーバシステム556に接続される(557)。第二周辺機器560は、第二装置558に対するインターフェースとして使用される。第二周辺機器560および第二装置558は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続、または他の接続によって通信可能に接続される(559)。装置の一例は、テレビジョン受像機および他のメディア再生装置を含む。周辺機器の一例は、PDA、携帯型ゲーム機、他の携帯型装置、および他の周辺機器を含む。本発明に係る一実施形態として、第一装置554と第二装置558との間でコンテンツを共有する。
【0068】
一実施形態として、サーバシステム556は、それぞれの時点において、アプリケーションまたは装置554、558に対する要求の経路を決めるステートレスなアプリケーションを有する構成である。本発明に係る一実施形態では、当該構成は、既に説明したように、サーバシステム556においてRTRテーブルを使用することによって達成することができる。一実施形態として、RTRテーブルは、全ての装置554、558およびアプリケーションに必要なものを内包する要求を保存する。これらの実施形態として、ステートレスなアプリケーションが、クライアントとも想定される装置と通信する同期化された要求−応答トリップに基づき、RTRテーブルを構築する。
【0069】
一実施形態として、サーバシステム556は装置および所有者(またはユーザ)の登録工程を含む。一実施形態として、明示的なユーザ登録および暗黙的な装置情報が、2つの通信機器間のメッセージフローを制御するためにサーバシステム556によって使用される。
【0070】
本発明に係る実施形態として、サーバシステム556は、サーバシステム556への接続に関して、装置554、558からの装置パスワードを必要としない。これらの実施形態として、サーバシステムのセキュリティおよび認証は、サーバシステム556への接続のために使用者パスワードまたはユーザパスワードを使用する。ユーザパスワードは、任意の装置において、サーバシステム556にユーザを識別させるために使用される。これらの実施形態のいくつかでは、装置554、558からのユーザ登録が完了すると、装置554、558が自動的にサーバシステム556に登録される。
【0071】
本発明に係る実施形態として、サーバシステム556が装置554、558をユーザ設定項目と動的に関連付ける。
【0072】
本発明に係る実施形態として、メッセージの所有者を決定するために、サーバシステム556において装置および装置の所有者の情報が使用される。これらの実施形態として、RTRテーブルが当該情報を全トランザクションに保存し、当該トランザクションは、所有者の通信セッションを妨害することなくサーバがメッセージを正しい所有者に向けるために使用される。メッセージは、装置554、558およびユーザについてタグ付けされ、それによって、メッセージが特定のユーザまたは特定の装置に向けられる。
【0073】
本発明に係る実施形態として、ユーザは自身に関連付けられた擬似名を所有できる。擬似名によって、上記ユーザと他のユーザとが情報を共有することができる。一実施形態として、サーバシステム556は、ユーザに関連付けられた装置のリストを動的に取り込む。装置554、558が、ユーザパスワードに基づいて認証されるとき、サーバシステムのアプリケーションは他のユーザに利用可能な装置のリストを取り込む。サーバシステム556は、装置554、558から装置の装置詳細情報を読み取り、サーバシステム556は、当該詳細情報を、装置554、558を利用可能な他のユーザが利用できるようにする。本発明に係る実施形態として、装置のリストは極めて大きく、ユーザがより大きいリストから選択リストを構築するためにリスト機能を利用することができる。一実施形態として、リスト機能は擬似名に基づく。一実施形態として、リスト機能によって、関心のあるグループの形成が可能となる。これらの実施形態のいくつかにおいて、関心のあるグループはテレビジョン受像機における視聴習慣に基づく。
【0074】
本発明に係る一実施形態として、各装置554、558は、独自の制御および表示機能を有する。本発明に係る一実施形態として、サーバシステム556は、トランスコーダ、プラグインまたはサーバシステム556からのメッセージの制御および表示を解釈するための他の要件を装置554、558に連絡する。一実施形態として、サーバシステム556からのメッセージは、装置554、558のいずれか一方から生じる。本発明に係る一実施形態として、サーバシステム556は装置における所定のトランスコーダ、プラグインまたは他の要件を装置554、558にダウンロードする。
【0075】
本発明に係る一実施形態として、サーバシステム556は、共有を前提としており、であり、サーバシステム556に接続された2つ以上の装置554、558がコンテンツを共有できるように構成されている。一実施形態として、サーバシステム556は装置および/またはユーザを分類するアプリケーションを有する。本発明に係る一実施形態として、分類は使用者装置から得られたデータに基づく。
【0076】
本発明に係る一実施形態として、サーバシステム556は、ユーザにリアルタイムのウェブログツールを提供する。これらの実施形態として、ユーザはウェブログに関するトピックについて書く、見る、議論する、またはコメントする。一実施形態として、クライアント装置554、558において使用されるコンテンツに基づき、ツールがクライアント装置に関連付けられる。
【0077】
本発明に係る一実施形態として、装置554、558は、サーバシステム556および周辺機器550、560に接続される。装置554、558は、遠隔サーバクライアントおよび周辺機器クライアントを有する。装置554、558は、外部のシステムが装置554、558内部のAPIにアクセスするためのソフトウエアをさらに有する。これらの実施形態として、装置554、558に固有のデータを送受信することによって、クライアントサーバタスクが遠隔サーバシステム556と通信する。一実施形態として、当該通信交換は、標準認証手続とともにSSLによるXMLRPCを用いたHTTPなどの安全なインターネットプロトコルを使用して実行される。これらの実施形態におけるクライアント周辺タスクは、外付けの周辺機器550、560と通信し、データを直接送受信する。一実施形態として、装置554、558と周辺機器550、560との通信は、ワイヤ通信である。他の実施形態として、当該通信はワイヤレス通信である。一実施形態は、サーバシステム556の要求タスクが装置554、558において実行されるか、または、上記要求を周辺機器550、560に送信すべきかを決定するスマート周辺クライアントを含む。一実施形態として、クライアント周辺タスクは、様々な機能を実行するために周辺機器を使用する。機能の一例は、キー入力、画像表示、演算および他の機能を含む。一実施形態として、機能は装置と周辺機器とを分離させる。
【0078】
図21に図示された本発明に係る実施形態として、装置プラットフォーム571を有する装置570は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続によってサーバシステム573に接続される(572)。装置570は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続によって周辺プラットフォーム575に接続される(574)。装置プラットフォーム571は、クライアント周辺タスク576およびクライアントサーバタスク578を有する。クライアントサーバタスク578は、サーバシステム573と通信する。クライアント周辺タスク576は、周辺プラットフォーム575と通信する。装置プラットフォーム571は、システムデータアクセスAPI580をさらに有する。クライアント周辺タスク576およびクライアントサーバタスク578は、システムデータアクセスAPI580と通信し、当該システムデータアクセスAPI580は、システムデータアクセスファンクション582を介してシステムデータ584にアクセスする。
【0079】
一実施形態として、第一装置はテレビジョン受像機または他のコンテンツ視聴装置である。テレビジョン受像機プラットフォームは、サーバシステムを介して他の装置とメッセージを共有する周辺機器を組み合わせて使用される。本実施形態の一例では、周辺機器からテレビジョン受像機プラットフォームにおいてキー入力が受信され、当該キー入力は、テレビジョン受像機プラットフォームからサーバシステムに送信され、表示情報がテレビジョン受像機プラットフォームまたは周辺プラットフォームまたはその両方において表示される。
【0080】
本発明に係る実施形態として、装置プラットフォーム571を使用して、ウェブログおよびコミュニティ共有のためのユーザ体験を発展させる。装置プラットフォーム571において駆動するアプリケーションは、ユーザにグループの一員となることを促し、ユーザがグループの一員となるのを可能とし、関心のあるウェブログにリンクする検索および表示機能を与える。一実施形態として、装置プラットフォーム571または他の場所における使用者としての活動に基づいてリンクが決定される。一実施形態として、装置プラットフォーム571によって、ユーザは、サーバシステム573に接続された他のユーザに設定項目を公開することができる。他の実施形態として、装置プラットフォーム571によって、サーバシステム573に接続された他のユーザに使用習慣を公開することができる。
【0081】
図22に示された本発明に係る実施形態として、装置プラットフォーム590は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続によって、周辺プラットフォーム593を有する周辺機器592に接続される(591)。周辺プラットフォーム593は、装置プラットフォーム590と通信する。一実施形態として、周辺プラットフォーム593は、ディスプレイおよびI/Oファンクションにおいて装置を補助する。(図示していない)一実施形態として、周辺プラットフォーム593は、ユーザからのキー入力を取得して、装置インターフェースを用いて当該入力を装置に転送するダム端末を有する。周辺プラットフォーム593がダム端末を有する実施形態として、周辺プラットフォーム593は、装置プラットフォームからメッセージをさらに受信し、周辺プラットフォーム593においてそれらを表示する。他の実施形態として、周辺プラットフォーム593は、周辺プラットフォーム593と装置プラットフォーム590間の相互通信性能を高めるサービス594およびプロファイル596を有するインテリジェント装置である。周辺プラットフォーム593は、周辺ディスプレイ602、周辺記憶装置604、周辺I/O606、および周辺通信インターフェース608と通信するシステムデータアクセスAPI600を有する。周辺プラットフォーム593は、装置プラットフォーム590との通信を管理する装置タスク598をさらに有する。
【0082】
一実施形態として、周辺プラットフォーム593は、外部のサービスへのアクセス、保存、または協働によって、その性能を拡張する。外部のサービスの一例は、電子プログラムガイドおよび他のサービスによって提供されるものである。
【0083】
一実施形態として、周辺プラットフォーム593は、装置の動作に基づいてウェブログとの相互通信を行う。
【0084】
図23を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。これらの実施形態は、第一装置622、第二装置628、サーバシステム624、第一周辺装置620および第二周辺装置626を有する。第一装置622は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続によってサーバシステム624に接続される。第一装置622は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続によって第一周辺機器620に接続される。第二装置628は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続によってサーバシステム624に接続される。第二装置628は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続によって第二周辺装置626に接続される。実施形態の一例では、第一装置622および第二装置628はテレビジョン受像機である。
【0085】
第一周辺機器620は、インターフェースソフトウエアを介して、セッション開始信号630を受信し、第一装置622からの接続および共有セッションを開始する。第一周辺機器620および第一装置622は互いに認証し合う(632)。認証開始(632)後、第一装置622がサーバシステム624との遠隔接続を開始する(634)。第一装置622およびサーバシステム624は、互いに認証し合い、遠隔接続の開始(634)の一部として通信リンクを作成する。一実施形態として、通信リンクは、安全な通信リンクである。
【0086】
第二周辺機器626は、インターフェースソフトウエアを介してセッション開始信号636を受信し、第二装置628からの接続および共有セッションを開始する。第二周辺機器626および第二装置628は互いに認証し合う(638)。認証開始(638)後直ちに、第二装置628がサーバシステム624との遠隔接続を開始する(640)。第二装置628およびサーバシステム624は、互いに認証し合い、遠隔接続の開始(640)の一部として通信リンクを作成する。一実施形態として、通信リンクは、安全な通信リンクである。
【0087】
装置622、628がサーバシステム624への接続に成功すると、サーバシステムの発見リストが接続に成功した装置を含むように更新される。
【0088】
一実施形態として、サーバシステム624は、接続開始中に装置に初期発見リストを送信する。一実施形態として、特定の装置に送信される初期発見リストは、特定の装置が最初にサーバシステム624に接続される場合、サーバシステム624に接続された全ての装置を有する。他の実施形態として、特定の装置に送信される初期発見リストは、特定の装置によって設定された設定項目に基づき、サーバシステム624に接続された装置を有する。さらなる他の実施形態として、特定の装置に送信された初期発見リストは、特定の装置によって設定された設定項目に基づいてユーザに関連付けられているサーバシステム624に対して接続された装置を含む。
【0089】
本発明に係る実施形態として、他の装置がサーバシステム624への接続を成功させると、更新された発見リストがサーバシステム624から装置に送信される。図23に関して説明する実施形態として、第二装置628がサーバシステム624に接続すると、更新発見リストが第一装置622に送信され(644)、そして、第一装置622がサーバシステム624に接続すると、更新された発見リストが第二装置628に送信される(642)。本発明に係る一実施形態として、更新された発見リストが装置の設定項目に基づいて送信される。
【0090】
本発明に係る実施形態として、装置において受信された更新後の発見リストが、装置から、関連付けられている周辺機器に送信される。図23に関して説明する実施形態として、第一装置622に送信される更新後の発見リスト644が第一装置622から第一周辺装置620に送信される(646)。第二装置628に送信される更新後の発見リスト642は、第二装置628から第二周辺機器626に送信される(648)。
【0091】
第二周辺装置626は、入力、および、当該入力を送信する対象となる受信者を示す対象受信者指示子を受信する(650)。一実施形態として、入力がメッセージを含む。対象受信者は、第二周辺装置626における発見リストから選択される。対象受信者指示子は、装置名、ユーザ名、擬似名または他の指示子である。第二周辺機器626は、入力および対象受信者指示子を第二装置628に送信する(652)。第二装置628は、入力および対象受信者指示子をサーバシステム624に送信する(654)。サーバシステム624は、入力および対象受信者指示子を精査し、RTRテーブルへの適切なエントリによって対象受信者に入力を送信する。図23に関して説明する実施形態として、対象受信者が第一装置622である場合、サーバシステム624が第一装置622に入力を送信する(656)。一実施形態として、第一装置622において入力が表示もしくは出力される。一実施形態として、第一装置622が第一周辺機器620における表示または他の出力に関して、第一周辺装置620に入力を送信する(658)。一実施形態として、出力は設定項目に基づく。
【0092】
本発明に係る実施形態として、周辺機器が受信した入力の全てを関連付けられている装置に送信する。他の実施形態として、周辺機器は、選択された入力を関連付けられている装置に送信する。さらなる他の実施形態として、周辺機器は、処理された入力を関連付けられている装置に送信する前に入力にフィルタをかける、または入力を処理する。
【0093】
本発明に係る実施形態として、複数の周辺機器が第一装置に連結される。これらの実施形態として、装置プラットフォームが複数の共有セッションをサポートする。
【0094】
図24を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。これらの実施形態は、第一コンテンツ使用機器670を有し、当該コンテンツ使用機器670を用いてユーザがビデオ、オーディオまたは他のコンテンツを使用する。コンテンツ使用機器の一例は、テレビジョン受像機、ミュージックプレイヤ、および他の装置を含む。一実施形態として、第一コンテンツ使用機器670がディスプレイ671を有する。第一コンテンツ使用機器670は、サーバシステム674に通信可能に接続される(672)。第一コンテンツ使用機器670とサーバシステム674との接続672は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続である。本発明に係る一実施形態として、第一コンテンツ使用機器670が第一周辺機器678に通信可能に接続される(676)。周辺機器の一例は、携帯型装置、ゲーム機、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、および他の周辺機器を含む。本発明に係る一実施形態として、第一周辺機器678はディスプレイ679を有する。一実施形態として、第一周辺機器678は、ユーザ入力を得るためのユーザインターフェース680を有する。ユーザインターフェースの一例は、ボタン、キーボード、スクロールホイール、または他のユーザインターフェースを含む。第一周辺機器678および第一コンテンツ使用機器670との接続676は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続である。
【0095】
上記実施形態は、第二コンテンツ使用機器682をさらに含む。第二コンテンツ使用機器682は、サーバシステム674に通信可能に接続される(684)。第二コンテンツ使用機器682とサーバシステム674との接続684は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続である。本発明に係る一実施形態として、第二コンテンツ使用機器682は、第二周辺機器688に通信可能に接続される(686)。第二コンテンツ使用機器682と第二周辺機器688との接続686は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続である。
【0096】
本発明に係る一実施形態として、コンテンツ使用機器670、682は、コンテンツ使用機器670、682の電源が入ると、サーバシステム674に接続する。他の実施形態として、コンテンツ使用機器670、682は、コンテンツ使用機器670、682にて受信される接続開始要求に応答して、サーバシステム674に接続する。これらの実施形態のいくつかにおいて、接続開始要求が周辺機器678、688からコンテンツ使用機器670、682に送信される。他の実施形態として、コンテンツ使用機器670、682に対応付けられているリモートコントロールからコンテンツ使用機器670、682に送信される。さらなる他の実施形態として、コンテンツ使用機器670、682に統合されたユーザインターフェース(例えばボタンまたは他のインプット方法)から、コンテンツ使用機器670、682において接続開始要求が直接なされる。
【0097】
本発明に係る一実施形態として、第一周辺機器678は、サーバシステム674に通信可能に接続される(677)。第一周辺機器678間の接続677は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続である。一実施形態として、第二周辺機器688は、サーバシステム674に通信可能に接続される(690)。第二周辺機器688とサーバシステム674との接続690は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続である。
【0098】
本発明に係る一実施形態として、第一周辺機器678における第一ユーザが、第二周辺機器688における第二ユーザと通信セッションを開始する。通信セッションの一例は、チャットセッション、インスタントメッセージセッション、または他の通信セッションを含む。本発明に係る一実施形態として、第一コンテンツ使用機器670および第一周辺機器678が、サーバシステム674において関連付けられる。当該関連付けは、第一コンテンツ使用機器670と第一周辺機器678間の所有者またはユーザ、または他の共通の項目に基づく。
【0099】
本発明に係る一実施形態として、サーバシステム674は、第一ユーザと第二ユーザとの通信セッションにおいて、第二ユーザを対象受信者とする第一ユーザからメッセージを受信する。サーバシステム674は、メッセージを解析、解釈または精査し、通信セッションのトピックを決定する。一実施形態として、通信セッションのトピックは、第一コンテンツ使用機器670において使用されるコンテンツに基づいて決定される。
【0100】
図24、25および26に図示された通信シナリオの一例に関して、発明に係る実施形態を説明する。第一コンテンツ使用機器670からコンテンツを使用している間に、第一周辺機器678を用いて、第一ユーザが第二ユーザと通信する。第二ユーザは、第二コンテンツ使用機器682および第二周辺機器688に関連付けられる。
【0101】
第一ユーザは、第一周辺機器678において第一テキスト通信691を受信し、第一テキスト通信691は第一周辺機器678のディスプレイ679に表示される。第一ユーザは、第一周辺機器678のI/Oインターフェース680を用いて第二テキスト通信692により応答する。サーバシステム674は、第一周辺機器678から第二テキスト通信692を受信し、第二テキスト通信692を解釈する。サーバシステムの解釈処理は、上記通信692について、コンテンツ使用に関する特定のキーワードを解析することを含む。キーワードの一例は、エピソード、プログラム、映画、ショー、コメディ、ホームコメディ、観る、漫画および他のキーワード、ならびに当該キーワードの派生語を含む。一実施形態として、サーバシステム674は、検出されたキーワードに関する語をさらに精査し、通信しているユーザにとっての関心のあるトピックを形成する。本発明に係る一実施形態として、サーバシステム674は、第一周辺機器678と第一コンテンツ使用機器670との関連付けを認識する。そして、サーバシステム674は、第一コンテンツ使用機器670の情報との通信を介して、第一コンテンツ使用機器670において現在使用されているコンテンツに関する情報を決定する。
【0102】
サーバシステム674が通信トピックを確認した後で、サーバシステム674は、リンク696または他の情報によって第一ユーザから受信した通信を拡張する。拡張メッセージ694が第二ユーザに送信される。拡張メッセージ694が第二周辺機器688のディスプレイ689に表示される。一実施形態として、拡張メッセージ694は、第一ユーザの通信装置678において表示されたメッセージが第二ユーザに送信されたメッセージと同じものを示すように第一ユーザに送信されてもよい。(図24、25および26に示した)他の実施形態として、第一ユーザが生成したときのように、第一周辺機器678のディスプレイ679が第二テキストメッセージ692を反映する。第二ユーザは、新しいテキストメッセージ695を用いてメッセージ694に応答するために第二周辺機器688におけるI/Oインターフェース687を使用する。
【0103】
一実施形態として、拡張メッセージ694を第二周辺機器688に送信することに加え、サーバシステム674が第一ユーザとの通信に関して第二コンテンツ使用機器682を間接的に制御する。本発明に係る実施形態として、オプションメニュー701が第二コンテンツ使用機器682のディスプレイ683に表示される。一実施形態として、メニュー701は、第二コンテンツ使用機器682において使用されるコンテンツとともに、画像内画像(picture-within-picture)700として表示される。ユーザは、第二コンテンツ使用機器682に統合されたI/Oインターフェース、第二コンテンツ使用機器682に対応付けられているリモートコントロール装置におけるI/Oインターフェース、第二周辺機器688におけるI/Oインターフェース687、または他のI/Oインターフェースを用いてオプション702の1つを選択する。オプションは、例示的には、第一コンテンツ使用機器671と同じコンテンツを表示するよう第二コンテンツ使用機器682を設定する(702)、コンテンツが次に放送されるときのリマインダーを設定する(703)、コンテンツをお気に入りに設定する(704)、コンテンツの供給元についての追加情報を表示する(705)、およびその他のオプションを含む。
【0104】
図27を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。これらの実施形態として、サーバシステムにおいて第一装置への接続を確立する(S720)。サーバシステムにおいて第二装置への接続を確立する(S722)。第一装置および第二装置は、サーバシステムにおいて互いに関連付けられる(S724)。本発明に係る一実施形態として、第一装置がコンテンツ使用機器である。本発明に係る一実施形態として、第二装置は携帯型装置、通信機器、コンピュータデバイス、または他の装置である。サーバシステムは、第三装置と接続し(S726)、第四装置と接続する(S728)。第三装置と第四装置とは、サーバシステムにおいて互いに関連付けられる(S730)。本発明に係る一実施形態として、第三装置はコンテンツ使用機器である。本発明に係る実施形態として、第四装置は携帯型装置、通信機器、コンピュータデバイス、または他の装置である。サーバシステムにおいて第二装置からメッセージが受信される(S732)。サーバシステムは、受信したメッセージを解釈し(S734)、拡張する(S736)。サーバシステムは、拡張メッセージを第四装置に送信する(S738)。本発明に係る一実施形態として、サーバシステムが受信メッセージを解釈することで、関心のあるトピックを決定してもよい(S734)。サーバシステムは、上記決定された関心のあるトピックに関する追加情報を用いて受信されたメッセージを拡張してもよい(S736)。本発明に係る一実施形態として、当該拡張によりメッセージに、関心のあるトピックに関する追加情報へのポインタを含めてもよい。ある実施形態では、ポインタがURLを含む。
【0105】
図28を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。サーバシステムが、第一コンテンツ使用機器に関するメッセージを受信する(S750)。サーバシステムがメッセージを解釈する(S752)。本発明に係る一実施形態として、サーバシステムはメッセージを解釈し、メッセージから関心のあるトピックを決定する(S752)。サーバシステムは、第一コンテンツ使用機器から使用されたコンテンツに関する情報について第一コンテンツ使用機器に問合せを行う(S754)。サーバシステムは、第一コンテンツ使用機器からコンテンツ情報を受信する(S756)。サーバシステムは、メッセージ解釈、および、第一コンテンツ使用機器から受信したコンテンツ情報に基づき、受信したメッセージを拡張する(S758)。一実施形態として、サーバシステムは、決定された関心のあるトピックに関する追加情報を含むように受信したメッセージを拡張する(S758)。サーバシステムは、拡張メッセージを第二装置に送信する(S760)。本発明に係る一実施形態として、第二装置が第二コンテンツ使用機器である。本発明に係る他の実施形態として、第二装置は、第二コンテンツ使用機器に関連付けられている装置である。本発明に係るさらなる実施形態として、第二装置は通信機器、携帯型装置、コンピュータデバイスまたは他の装置である。
【0106】
図29を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。サーバシステムは、第一コンテンツ使用機器に関連付けられたメッセージを受信する(S762)。サーバシステムはメッセージを解釈する(S764)。本発明に係る一実施形態として、サーバシステムはメッセージを解釈し、当該メッセージから関心のあるトピックを決定する(S764)。サーバシステムはメッセージ解釈に基づき、受信したメッセージを拡張する(S766)。一実施形態として、サーバシステムは、決定された関心のあるトピックに関する追加情報を含むように受信したメッセージを拡張する(S766)。サーバシステムは、拡張メッセージを第二装置に送信する(S768)。本発明に係る実施形態として、第二装置は第二コンテンツ使用機器である。本発明に係る他の実施形態として、第二装置は、第二コンテンツ使用機器に関連付けられている装置である。他の実施形態として、第二装置は、通信機器、携帯型装置、コンピュータデバイス、または他の装置である。
【0107】
図30を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。サーバシステムは、第一コンテンツ使用機器に関連付けられたメッセージを受信する(S770)。サーバシステムはメッセージを解釈する(S772)。サーバシステムは、第一コンテンツ使用機器から使用されたコンテンツに関する情報について第一コンテンツ使用機器に問合せを行う(S774)。サーバシステムは、第一コンテンツ使用機器からコンテンツ情報を受信する(S776)。サーバシステムは、第一コンテンツ受信装置から受信したメッセージ解釈およびコンテンツ情報に基づき、受信したメッセージを拡張する(S778)。サーバシステムは、第二装置に拡張メッセージを送信する(S780)。本発明の実施形態として、第二装置は、第二コンテンツ使用機器である。本発明に係る他の実施形態として、第二装置は第二コンテンツ使用機器に関連付けられている装置である。さらなる他の実施形態として、第二装置は、通信機器、携帯型装置、コンピュータデバイス、または他の装置である。サーバシステムは、制御信号を第二コンテンツ使用機器に送信する(S782)。一実施形態として、第二装置は第二コンテンツ使用機器と同じ装置である。他の実施形態として、第二装置は、第二コンテンツ使用機器とは異なる装置である。一実施形態として、制御信号は、第二コンテンツ使用機器を直接制御する信号である。
【0108】
図31を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。サーバシステムは、第一コンテンツ使用機器に関連付けられたメッセージを受信する(S790)。サーバシステムは、メッセージを解釈する(S792)。サーバシステムは、メッセージの解釈に基づき受信したメッセージを拡張する(S794)。サーバシステムは拡張メッセージを第二装置に送信する(S796)。本発明に係る一実施形態として、第二装置は第二コンテンツ使用機器である。本発明に係る他の実施形態として、第二装置は第二コンテンツ使用機器に関連付けられている装置である。さらなる他の実施形態として、第二装置は、通信機器、携帯型装置、コンピュータデバイス、または他の装置である。サーバシステムは、第二コンテンツ使用機器に制御信号を送信する(S798)。一実施形態として、第二装置は第二コンテンツ使用機器と同じ装置である。他の実施形態として、第二装置は、第二コンテンツ使用機器とは異なる装置である。一実施形態として、制御信号は、第二コンテンツ使用機器を直接制御する信号である。
【0109】
本発明に係る一実施形態として、サーバシステムは、メッセージを拡張する情報にアクセスもしくは鑑賞するのに必要な構成要素を装置に送信する。構成要素の一例は、プラグイン、トランスコーダ、アプリケーション、ソフトウエアモジュール、アプレット、または他の構成要素を含む。
【0110】
本発明に係る実施形態として、ユーザ設定項目は、サーバシステムが関心のあるトピックを決定するときに使用される。本発明に係る一実施形態として、ユーザ設定項目はメッセージを拡張する情報を決定する際に使用される。
【0111】
本発明に係る実施形態として、メッセージは、関心のあるトピックに関する情報へのポインタを有する情報を用いて拡張される。一実施形態として、ポインタはURLを含む。
【0112】
図32を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。これらの実施形態として、コンテンツ使用機器800がサーバシステム806に通信可能に接続される(804)。コンテンツ使用機器800とサーバシステム806との接続804は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続である。一実施形態として、コンテンツ使用機器800はコンテンツを鑑賞するためのディスプレイ802を有している。他の実施形態として、コンテンツ使用機器は、コンテンツ使用の他の方法を有する。他のコンテンツ使用方法の一例は音声を含む。サーバシステム806は、第二装置810に通信可能に接続される。第二装置810をモニタリング装置と呼ぶ。モニタリング装置810とサーバシステム806との接続808は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続、または他の接続である。本発明に係る一実施形態として、サーバシステム806とコンテンツ使用機器800との通信は、上記実施形態に記載のRTRデータベース構造部、および管理ロジック部を使用する。本発明に係る一実施形態として、サーバシステム806とモニタリング装置810との通信は、上記実施形態に記載のRTRデータベース構造部、および管理ロジック部を使用する。
【0113】
本発明に係る実施形態として、コンテンツ使用機器800は、設定項目データ構造部に連結される。一実施形態として、設定項目データ構造部は、データファイル、データベースまたは他のデータ保存機能を有する。一実施形態として、設定項目データ構造部は、遠隔モニタリングに対応するエントリを有する。遠隔モニタリングエントリは、遠隔モニタリング機能を有効にする、または無効にする設定項目を示す。
【0114】
これらの実施形態として、サーバシステム806への接続804は、コンテンツ使用機器800から開始される。一実施形態として、ユーザはコンテンツ使用機器800上の1つのボタンを使用し、接続を開始する。実施形態の一例では、コンテンツ使用機器800はテレビジョン受像機であり、サーバシステム806への接続は、テレビジョン受像機に対応付けられているリモートコントロール上の1つのボタン押下によって開始される。他の実施形態として、サーバシステム806への接続は、コンテンツ使用機器800の電源が投入されると開始される。さらなる他の実施形態として、サーバシステム806への接続は、コンテンツ使用機器800上のボタン押下と、コンテンツ使用機器800からのメニュー選択との組み合せ、または他の方法によって開始される。サーバシステム806は、コンテンツ使用機器800を認証し、一旦認証されると、コンテンツ使用機器800に利用可能な装置の更新された登録および発見リストが、コンテンツ使用機器800に送信される。一実施形態として、発見リストはユーザによって設定された設定項目に基づく。一実施形態として、サーバシステム806は、装置パスワードに基づいてコンテンツ使用機器800を認証する。他の実施形態として、サーバシステム806は、ユーザパスワードに基づいてコンテンツ使用機器800を認証する。本発明に係る一実施形態として、設定項目データ構造部は、コンテンツ使用機器800に関連付けられる。他の実施形態として、設定項目データ構造部は、ユーザに関連付けられる。
【0115】
モニタリング装置810からサーバシステム806への接続808が開始される。一実施形態として、ユーザはモニタリング装置810上の1つのボタンを使用して接続を開始する。サーバシステム806への接続は、モニタリング装置810上の1つのボタンを押すことによって開始される。他の実施形態として、サーバシステム806への接続は、モニタリング装置810の電源が投入されると開始される。さらなる他の実施形態として、サーバシステム806への接続は、モニタリング装置810上のボタンの押下、およびモニタリング装置810からのメニュー選択との組み合せ、または他の方法によって開始される。サーバシステム806は、モニタリング装置810を認証し、一旦認証されると、モニタリング装置810に利用可能な装置の更新された登録および発見リストがモニタリング装置810に送信される。一実施形態として、発見リストはユーザによって設定された設定項目に基づく。一実施形態として、サーバシステム806は装置パスワードに基づいてモニタリング装置810を認証する。他の実施形態として、サーバシステム806はユーザパスワードに基づいてモニタリング装置810を認証する。
【0116】
本発明に係る一実施形態として、モニタリング装置810は、サーバシステム806におけるモニタリングアプリケーションに対してログインする。これらの実施形態として、サーバシステム806は、モニタリング装置810に対して、モニタリング装置810がモニタリングするコンテンツ使用装置が電源オンの状態であることを示す。他の実施形態として、モニタリング装置810は発見リストからコンテンツ使用機器を選択し、その後、モニタリング装置810は、特別に選択されたコンテンツ使用機器に関するモニタリングアプリケーションを選択する。
【0117】
図33に記載の本発明に係る一実施形態として、サーバシステム806は、モニタリング装置810から「コンテンツショット」要求(コンテンツキャプチャー要求ともいう)を受信する(S820)。サーバシステム806は、「コンテンツショット」要求をコンテンツ使用機器800に送信する(S822)。サーバシステム806は、コンテンツ使用機器800から「コンテンツショット」(キャプチャーしたコンテンツともいう)を受信する(S824)。サーバシステム806は、「コンテンツショット」をモニタリング装置810に送信する(S826)。本発明に係る一実施形態として、コンテンツ使用機器がビデオコンテンツを使用する装置であり、このとき、コンテンツショットはスクリーンショットを有する。スクリーンショットは、ビデオコンテンツの単一フレームに対応する。他の実施形態として、コンテンツ使用機器はビデオコンテンツを使用する装置であり、このとき、コンテンツショットは、音声入りの、または音声なしのビデオクリップを含む。本発明に係る他の実施形態として、コンテンツ使用機器はビデオコンテンツを使用する装置であり、このとき、「コンテンツショット」は、ビデオコンテンツに関連付けられている音声クリップを含む。本発明に係る一実施形態として、コンテンツ使用機器が音声コンテンツを使用する装置であり、このとき、「コンテンツショット」は、音声クリップを含む。本発明に係る一実施形態として、「コンテンツショット」は、コンテンツ使用機器において使用されているコンテンツのサンプルに対応する。本発明に係る他の実施形態として、「コンテンツショット」は、コンテンツ使用機器において使用されているコンテンツに関するメタデータである。
【0118】
図34に記載の本発明に係る実施形態として、サーバシステム806は、モニタリング装置10から「コンテンツショット」要求を受信する(S830)。サーバシステム806は、「コンテンツショット」要求をコンテンツ使用機器800に送信する(S832)。サーバシステム806は、コンテンツ使用機器800から「コンテンツショット」を受信する(S834)。サーバシステム806は、受信した「コンテンツショット」を処理する(S836)。本発明に係る実施形態として、当該処理によってコンテンツショットがコンテンツ特性に適合するように変換される。一実施形態として、コンテンツ特性は、モニタリング装置810の特性に関する。他の実施形態として、コンテンツ特性は、サーバシステム806とモニタリング装置810との間の通信チャネルの特性に関する。他の実施形態として、コンテンツ特性は、モニタリング装置810におけるユーザ設定項目に関する。サーバシステム806は、処理された「コンテンツショット」をモニタリング装置810に送信する(S838)。
【0119】
実施形態の一例では、コンテンツ使用機器800がビデオコンテンツを使用する装置を有し、このとき、「コンテンツショット」は、デジタル画像を含むスクリーンショットである。これらの実施形態のいくつかにおいて、上記処理は、スクリーンショットデジタル画像をモニタリング装置810における鑑賞に適したデジタル画像に変換する画像処理を含む。他の実施形態として、上記処理は、コンテンツ使用機器800とサーバシステム806との接続、または、サーバシステム806とモニタリング装置810との接続における通信の信頼性を高めるために、スクリーンショットのデジタル画像をより少ないデータビットのデジタル画像に変換する画像処理を含む。当該より少ないビットは、である。
【0120】
図35に記載の本発明に係る一実施形態として、サーバシステム806がモニタリング装置810から「コンテンツショット」要求を受信する(S840)。サーバシステム806は、「コンテンツショット」要求をコンテンツ使用機器800に送信する(S842)。サーバシステム806は、コンテンツ使用機器800から「コンテンツショット」を受信する(S844)。サーバシステム806は、「コンテンツショット」をモニタリング装置810に送信する(S846)。サーバシステム806は、モニタリング装置810から制御要求を受信する(S848)。制御要求の一例は、電源オフ要求、チャネル変更要求、およびコンテンツ使用機器の制御に関する他の要求を含む。サーバシステム806は、制御要求をコンテンツ使用機器800に送信する(S850)。本発明に係る実施形態として、「コンテンツショット」は、サーバシステム806において処理され、処理された「コンテンツショット」は、モニタリング装置810に送信される。
【0121】
図36に記載の本発明に係る一実施形態として、サーバシステム806は、モニタリング装置810から制御要求を受信する(S852)。制御要求の一例は、電源オフ要求、チャネル変更要求、および、コンテンツ使用機器の制御に関する他の要求を含む。サーバシステム806は、制御要求をコンテンツ使用機器800に送信する(S854)。
【0122】
図37に記載の本発明に係る一実施形態として、サーバシステム806は、モニタリング装置810から「コンテンツショット」要求を受信する(S860)。サーバシステム806は、「コンテンツショット」要求をコンテンツ使用機器800に送信する(S862)。サーバシステム806は、コンテンツ使用機器800から「コンテンツショット」を受信する(S864)。サーバシステム806は、モニタリング装置810に「コンテンツショット」を送信する(S866)。サーバシステム806は、モニタリング装置810から表示メッセージを受信する(S868)。サーバシステム806は、表示メッセージをコンテンツ使用機器800に送信する(S870)。本発明に係る一実施形態として、「コンテンツショット」は、サーバシステム806において処理され、処理された「コンテンツショット」は、モニタリング装置810に送信される。
【0123】
図38に記載の本発明に係る実施形態として、サーバシステム806は、モニタリング装置810から表示メッセージを受信する(S872)。サーバシステム806は、表示メッセージをコンテンツ使用機器800に送信する(S874)。
【0124】
図39に記載の本発明に係る実施形態として、モニタリング装置810は、サーバシステム806との接続を確立する(S880)。モニタリング装置810は、サーバシステム806から、現在アクティブなコンテンツ使用機器のリストまたは他の表示を受信する(S882)。一実施形態として、コンテンツ使用機器は電源がオンの場合にアクティブであるとする。他の実施形態として、コンテンツ使用機器は、電源がオンであり、かつ、モニタリング機能が有効である場合にアクティブであるとする。モニタリング装置810は、アクティブなコンテンツ使用機器へのリンクを表示する(S884)。モニタリング装置810は、アクティブなコンテンツ使用機器の選択を受信する(S886)。モニタリング装置810は、アクションまたは要求の選択を受信する(S888)。モニタリング装置は、コンテンツ使用機器の選択をサーバシステム806に送信する(S890)。モニタリング装置は、アクションまたは要求の選択をサーバシステム806に送信する(S892)。アクションまたは要求の一例は、「コンテンツショット」要求、制御要求、メッセージ、ならびにモニタリングおよび制御に関する他のアクションおよび要求を含む。
【0125】
図40を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。これらの実施形態として、コンテンツ使用機器800は、サーバシステム806との接続を確立する(S900)。コンテンツ使用機器800は、サーバシステム806から「コンテンツショット」要求を受信する(S902)。コンテンツ使用機器800は、「コンテンツショット」を得て(S904)、「コンテンツショット」をサーバシステム806に送信する(S906)。
【0126】
図41を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。これらの実施形態として、コンテンツ使用機器800は、サーバシステム806との接続を確立する(S910)。コンテンツ使用機器800は、サーバシステム806から「コンテンツショット」要求を受信する(S912)。コンテンツ使用機器800は、「コンテンツショット」を取得する(S914)。コンテンツ使用機器800は、コンテンツ特性を受信する(S916)。一実施形態として、コンテンツ使用機器800は、サーバシステム806からコンテンツ特性を受信する(S916)。他の実施形態として、コンテンツ使用機器800は、設定項目ファイルが保持されているデータ構造からコンテンツ特性を受信する(S916)。一実施形態として、コンテンツ特性は、モニタリング装置810の表示特性に関する。他の実施形態として、コンテンツ特性は、サーバシステム806とモニタリング装置810との通信チャネルの特性に関する。さらなる他の実施形態として、コンテンツ特性はモニタリング装置810におけるユーザ設定項目に関する。コンテンツ使用機器800は、コンテンツ特性に関する「コンテンツショット」を処理する(S918)。コンテンツ使用機器800は、処理された「コンテンツショット」をサーバシステム806に送信する(S920)。
【0127】
図42を参照して、本発明に係る一実施形態を説明する。これらの実施形態として、サーバシステム806は、コンテンツ使用機器800から「コンテンツショット」を受信する(S930)。サーバシステム806は、コンテンツ特性を受信する(S932)。一実施形態として、サーバシステム806はモニタリング装置810からコンテンツ特性を受信する(S932)。他の実施形態として、サーバシステム806は、設定項目ファイルが保持されているデータ構造からコンテンツ特性を受信する(S932)。一実施形態として、コンテンツ特性は、モニタリング装置810の表示特性に関する。他の実施形態として、コンテンツ特性は、サーバシステム806とモニタリング装置810との通信チャネル特性に関する。サーバシステム806は、コンテンツ特性に従って「コンテンツショット」を処理する(S934)。サーバシステム806は、処理された「コンテンツショット」をモニタリング装置810に送信する(S936)。
【0128】
本発明に係る一実施形態として、複数のアプリケーションが1回のログインによって共有データ保存に同期化される。これらの実施形態のいくつかにおいて、サーバシステムは、参加しているアプリケーションからの1つの要求に応答する。サーバシステムは、共有セッション、およびセッションへの同期化された個々のリンクを生成する。本発明に係るこれらの実施形態のいくつかについて図43を参照しながら説明する。マスターアプリケーションは、セッション要求をサーバシステムに送信する(S940)。セッション要求は、マスターアプリケーション識別子および参加アプリケーション数を含む。一実施形態として、マスターアプリケーション識別子は、マスターアプリケーションの媒体アクセス制御(MAC)アドレスに基づく。参加アプリケーション数は、共有セッションに参加するアプリケーションの数を表す。本発明に係る一実施形態として、マスターアプリケーションが参加アプリケーション数を決定する。他の実施形態として、参加アプリケーション数は固定である。その後、マスターアプリケーションは共有セッションに同期化された個々のリンクの数をサーバシステムから受信し(S942)、このとき、同期化されたリンクの数は参加アプリケーション数に相当する。そして、マスターアプリケーションは、参加しているアプリケーションに対して受信したリンクを配信する(S944)。
【0129】
図44を参照しながら、本発明に係る一実施形態を説明する。サーバシステムは、マスターアプリケーションからセッション要求を受信する(S950)。セッション要求は、マスターアプリケーション識別子および参加アプリケーション数を含む。一実施形態として、マスターアプリケーション識別子は、マスターアプリケーションのMACアドレスに基づく。参加アプリケーション数は、共有セッションに参加するアプリケーションの数を表す。サーバシステムは、マスターアプリケーション識別子を認証する(S952)。一実施形態として、サーバシステムは、有効なマスターアプリケーションのデータベースとの照合によってマスターアプリケーション識別子を認証する(S952)。一実施形態として、データベースはサーバシステムに対して局所的である。他の実施形態として、データベースはサーバシステムに対して遠隔的である。有効なマスターアプリケーションに関して、サーバシステムは、セッション要求においてマスターアプリケーションから受信した参加アプリケーション数と等しい数の同期化リンクを生成する(S954)。サーバシステムは、生成したリンクをマスターアプリケーションに送信する(S956)。
【0130】
図45を参照しながら、本発明に係る一実施形態を説明する。これらの実施形態として、第一装置960は、サーバシステム964に通信可能に接続される(962)。第一装置960とサーバシステム964との接続962は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続である。これらの実施形態の一例では、第一装置960は、マスターアプリケーション966および第一参加アプリケーション968を有する。一実施形態として、第一装置960はテレビジョン受像機である。他の実施形態の一例では、サーバシステム964はハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)アプリケーションサーバである。一実施形態として、マスターアプリケーション966は、グラフィカルユーザインターフェースをもたない、いわゆるヘッドレスのアプリケーションである。参加アプリケーション968の一例は、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)ブラウザである。実施形態の一例におけるマスターアプリケーション966とサーバシステム964との通信は、拡張マークアップ言語−遠隔手続呼び出し(XML−RPC)プロトコルを介する。
【0131】
図46を参照しながら、これらの実施形態の例を説明する。本発明に係る一実施形態として、第一装置960に配置されたマスターアプリケーション966は、サーバシステム964に通信要求を送信する(S970)ことによって、第一装置960とサーバシステム964との通信を開始する。一実施形態として、通信要求は、マスターアプリケーション966を識別する固有のコードを有する。通信要求は、さらに、マスターアプリケーション966によってサーバシステム964に要求された同期化リンクの数を示す参加アプリケーション数を含んでいてもよい。マスターアプリケーション966および追加の参加アプリケーション968を含む実施形態の例では、参加アプリケーション数は2つの同期化リンクを要求するようなものであればよい。
【0132】
サーバシステム964は、通信要求を受信し(S972)、マスターアプリケーション966を認識する固有コードに基づいてマスターアプリケーション966を認証する(S974)。一実施形態として、固有コードはMACアドレスに基づく。一実施形態として、サーバシステム964はデータベースとの照合により固有コードを認証する(S974)。本発明に係る一実施形態として、データベースはサーバシステム964に対して局所的である。他の実施形態として、データベースはサーバシステム964に対して遠隔的である。
【0133】
認証後、サーバシステム964は、要求された数の同期化リンクを生成する(S976)。サーバシステム964は、生成された同期化リンクを第一装置960におけるマスターアプリケーション966に送信する(S978)。本発明に係る一実施形態として、同期化リンクは、HTTP応答ペイロードにおいて、マスターアプリケーション966に戻される。マスターアプリケーション966は、上記同期化リンクを受信する(S980)。全ての参加アプリケーションは、この時点でログインした状態になる。しかし、参加アプリケーションのいくつかは、その時点ではまだアクティブではない。そして、マスターアプリケーション966は、マスターアプリケーション966を指定するリンクを用いて、サーバシステム964に別の要求を送信する(S982)。サーバシステム964は、要求を受信し(S984)、サーバアプリケーションを起動させる(S986)。一実施形態として、サーバアプリケーションは、マスターアプリケーション966または他の参加アプリケーションに対して、応答を戻す前に、命令を待機する。サーバアプリケーションは、マスターアプリケーション966または別の参加アプリケーションから命令を受信する。マスターアプリケーション966は、受信した他の同期化リンクを用いて、参加アプリケーション968を開始させる。参加アプリケーション968は、開始後、その同期化リンクを用いて要求を送信し、サーバシステム964が応答する。マスターアプリケーション966および第一参加アプリケーション968は、第一参加アプリケーション968への明示的ログインなしに同期化される。
【0134】
他の実施形態は、マスターアプリケーションおよび1つ以上の追加の参加アプリケーションを有する。これらの他の実施形態として、マスターアプリケーションが追加の参加アプリケーションの数に応じて、参加アプリケーション数をサーバシステムに送信する。サーバシステムにおいて、参加アプリケーション数に応じて同期化リンク数が生成される。マスターアプリケーションは、サーバシステムからリンクを受信すると、各参加アプリケーションにリンクを配信する。本発明に係る一実施形態として、マスターアプリケーションが参加アプリケーションを開始させる。
【0135】
本発明に係る一実施形態として、参加アプリケーションはマスターアプリケーションと直接通信しない。これらの実施形態として、アプリケーションに関連するプラグイン、トランスコーダ、内蔵型ソフトウエア、および他のシステム要件を更新する負荷は、マスターアプリケーションが配置された個別の装置ではなく、サーバシステムに課せられる。
【0136】
図47に記載された例示の実施形態の詳細において、第一装置990は、HTTPアプリケーションサーバを有するサーバシステム994に通信可能に接続される。第一装置990とサーバシステム994との接続992は、ワイヤ接続、ワイヤレス接続または他の接続である。実施形態の一例では、第一装置990は、マスターアプリケーション996、および、HTMLブラウザを含む第一参加アプリケーション998を有する。マスターアプリケーション996は、いわゆるヘッドレスな、グラフィカルユーザインターフェースを含まないアプリケーションである。本実施形態の一例では、マスターアプリケーション996とサーバシステム994との通信は、拡張マークアップ言語−遠隔手続呼び出し(XML−RPC)プロトコルを介する。
【0137】
マスターアプリケーション996は、固有のコードを用いてサーバシステム994にログインすることによって、サーバシステム994との通信を開始する。一実施形態として、固有コードは、MACアドレスに基づく。マスターアプリケーション996は、サーバシステム994に2つのURLを要求する。ログインおよびURLの要求をセッション要求とする。サーバシステム994は、マスターアプリケーション996から受信した固有のコードを認証し(クライアント認証とも考えられる)、当該マスターアプリケーション996はクライアントであると認識する。クライアント996の認証後直ちに、サーバシステム994が2つの個別の同期化URLを生成する。マスターアプリケーション996から要求されたとおり、1つはマスターアプリケーション996を指定するものであり、もう1つはHTMLブラウザ998を指定するものである。サーバシステム994は、2つのURLをHTTP応答ペイロードにおけるマスターアプリケーション996に返送する。マスターアプリケーション996とHTMLブラウザ998という2つのクライアントアプリケーションは、サーバシステム994にログインされる。
【0138】
マスターアプリケーション996は、別の要求をサーバシステム994に送信するのに、自身を指定するURLを使用する。当該マスターアプリケーションURLは、応答を返送する前に命令を待つサーバシステム994においてサーバアプリケーションを起動させる。実施形態の一例では、命令は、マスターアプリケーション996またはHTMLブラウザ998から出力される。マスターアプリケーションは、サーバシステム994から受信した別のURL、つまりHTMLブラウザ998を指定するURLを用いて、HTMLブラウザ998を起動させる。マスターアプリケーション996は、マスターアプリケーション996が動作しているオペレーティングシステムからHTMLブラウザ998を開始させる。HTMLブラウザ998がアクティブになると、ブラウザ998はサーバシステム994が予期しているURLに要求を送信する。サーバシステム994は、HTMLブラウザ998に対して、ブラウザ998が表示するためのHTML文書を返信する。HTML文書は、テレビジョン受像機990のディスプレイ上のブラウザ998に表示される。表示されたブラウザ998のページに関するユーザ選択は、テレビジョン受像機990に関する入力/出力装置を介して受信される。ブラウザ998は、ユーザ選択に関して要求をサーバシステム994に送信する。サーバシステム994は、応答を形成する。形成された応答は、一例ではマスターアプリケーション996に向けられる。他の例では、形成された応答はブラウザ998に向けられる。
【0139】
サーバシステム994からの応答の受信者は、応答のペイロードにおいて発見された命令を処理する。他の例ではサーバシステム994は、マスターアプリケーション996からデータを要求し、ブラウザ998の関連応答を構築する。サーバシステム994は、データを待機し、そしてデータ受信した後、サーバシステム994は、ブラウザ998に送信する次のページであって、当該ブラウザ998がテレビジョン受像機990に表示するための次のページを生成する。
【0140】
本発明に係る他の実施形態は、上述した実施形態におけるブラウザアプリケーションに加えて追加の参加アプリケーションを含む。
【0141】
図48を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。マスターアプリケーション966、996とサーバシステム964、994との通信のためのシステム1000は、セッション要求送信機1002、リンク受信機1004、リンク配信機1006、および参加アプリケーション数決定装置1008を有する。セッション要求送信機1002は、セッション要求をサーバシステム964、994に送信するために使用され、当該要求は固有のコードを含む。一実施形態として、固有のコードはMACアドレスに基づく。
【0142】
リンク受信機1004は、サーバシステム964、994から、セッションに関連する要求された同期化リンクを受信する。同期化リンクの数は、それらが互いに等しくなるように参加アプリケーションに対応する。
【0143】
リンク配信機1006は、受信した同期化リンクを参加アプリケーションに配信する。一実施形態として、同期化リンクはURLである。他の実施形態は、参加アプリケーション数決定装置1008を含み、当該決定装置1008は、参加アプリケーションの数を示す参加アプリケーション数を決定するのに使用される。
【0144】
システム1000は、テレビジョン受像機(図示せず)をさらに含み、上述したように、サーバシステム964、994はHTTPアプリケーションサーバである。
【0145】
上記明細書に使用した用語および表現は、限定する意図ではなく記述の観点から使用しており、当該用語および表現の使用によって図示および記載された特徴またはその部分と同等のものを除外する意図はなく、本発明の範囲は、下記請求項によって規定および限定されたものであると理解されたい。
【0146】
本発明は上記のように記載されているので、同様の方法を様々に変更してもよいことは明らかである。このような変形は本発明の本質および範囲を逸脱するものではなく、当業者にとって明白である当該修正の全ては下記請求項の範囲に含まれるものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションを同期化するための方法であって、
a)マスターアプリケーション識別子および参加アプリケーション数を含むセッション要求を、マスターアプリケーションからサーバシステムに送信するステップと、
b)セッションへの複数の同期化リンクであって、上記参加アプリケーション数と同数である複数の同期化リンクを、上記マスターアプリケーションにおいて上記サーバシステムから受信するステップと、
c)上記マスターアプリケーションから第一参加アプリケーションに、上記複数の同期化リンクのうちの第一リンクを配信するステップとを含むことを特徴とするアプリケーションを同期化するための方法。
【請求項2】
上記参加アプリケーション数を決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
上記複数の同期化リンクが複数のユニフォームリソースロケータ(URL)を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
上記マスターアプリケーション識別子が媒体アクセス制御(MAC)アドレスに基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
上記サーバシステムが、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)アプリケーションサーバを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
上記マスターアプリケーションがテレビジョン受像機に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
上記複数の複数の同期化リンクのうちの第二リンクを用いて、上記マスターアプリケーションから上記サーバシステムにマスターアプリケーション要求を送信するステップをさらに含み、
a)上記複数の同期化リンクのうちの上記第二リンクは上記マスターアプリケーションのために指定されたものであり、
b)上記マスターアプリケーション要求が第一サーバアプリケーションを起動させ、上記第一サーバアプリケーションは上記第一参加アプリケーションからの第一命令を待つことを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
上記第一参加アプリケーションから上記サーバシステムに上記第一命令を送信するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
アプリケーションを同期化するための方法であって、
a)マスターアプリケーション識別子および参加アプリケーション数を含むセッション要求を、サーバシステムにおいて受信するステップと、
b)上記サーバシステムにおいて、上記マスターアプリケーション識別子が有効であるかを判定するステップと、
c)上記マスターアプリケーション識別子が有効であると判定された場合、
i)上記サーバシステムにおいて、セッションへの複数の同期化リンクを上記参加アプリケーション数と同数生成し、
ii)上記サーバシステムから上記マスターアプリケーションに上記複数の同期化リンクを送信するステップを含むことを特徴とするアプリケーションを同期化するための方法。
【請求項10】
上記サーバシステムがハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)アプリケーションサーバを含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
上記複数の同期化リンクが複数のユニフォームリソースロケータ(URL)を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
上記マスターアプリケーション識別子が媒体アクセス制御(MAC)アドレスに基づくことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
上記マスターアプリケーションがテレビジョン受像機に備えられていることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
上記マスターアプリケーションとは異なる第一参加アプリケーションから命令要求を上記複数の同期化リンクのうちの第一リンクにおいて受信するステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項15】
アプリケーション同期化のためのシステムであって、
a)マスターアプリケーション識別子および参加アプリケーション数を含むセッション要求をサーバシステムに送信するためのセッション要求送信機と、
b)セッションへの複数の同期化リンクであって上記参加アプリケーション数と同数である複数の同期化リンクを受信するリンク受信機と、
c)上記複数の同期化リンクのうちの第一リンクを第一参加アプリケーションに配信するためのリンク配信機を備えることを特徴とするシステム。
【請求項16】
上記参加アプリケーション数を決定するための参加アプリケーション数決定装置をさらに有する、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
上記複数の同期化リンクが複数のユニフォームリソースロケータ(URL)を有することを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項18】
上記マスターアプリケーション識別子が媒体アクセス制御(MAC)アドレスに基づくことを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項19】
上記サーバシステムがハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)アプリケーションサーバを有することを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項20】
テレビジョン受像機をさらに含む、請求項15に記載のシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図20】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate

【図31】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate

【図35】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38】
image rotate

【図39】
image rotate

【図40】
image rotate

【図41】
image rotate

【図42】
image rotate

【図43】
image rotate

【図44】
image rotate

【図45】
image rotate

【図46】
image rotate

【図47】
image rotate

【図48】
image rotate

【図8】
image rotate

【図12】
image rotate

【図15】
image rotate

【図19】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図32】
image rotate


【公表番号】特表2011−521306(P2011−521306A)
【公表日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−536264(P2010−536264)
【出願日】平成21年3月13日(2009.3.13)
【国際出願番号】PCT/JP2009/055553
【国際公開番号】WO2009/113740
【国際公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.javaスクリプト
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】