説明

診断装置及び診断方法

【課題】交換モジュールの検査を低コストで実現すること。
【解決手段】本発明に係る診断装置1は、検査用プログラマブル論理回路21と、複数の検査モードの情報を格納する検査用記憶手段22と、を有する検査用ボード2と、制御用プログラマブル論理回路11と、複数の検査モードの情報を格納する制御用記憶手段14と、検査用ボード2が接続された場合に、検査用記憶手段22及び制御用記憶手段14に格納された複数の検査モードの情報に基づいて、検査用プログラマブル論理回路21及び制御用プログラマブル論理回路11を検査用の論理に置き換え、複数の検査モードを順次実行することで診断を行う診断プロセッサ15と、を有する交換モジュールと1、を備えるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、診断装置及び診断方法に関する。
【背景技術】
【0002】
二重化されたコンピュータ・システムでは、高可用性が要求される。そして、このようなコンピュータ・システムに関して、保守交換対象の新規モジュールに製造不良や故障が内在する場合がある。これら新規モジュールの交換をシステムの稼働中に行うオンライン保守の場面では、オンライン側で稼動しているシステムに影響を与えることは厳禁である。
【0003】
例えば、特許文献1には、オンラインで保守交換を行う手法が開示されている。特許文献1では、オンライン保守交換時に初期不良をもつCPUがシステムに組み込まれた場合に、その不良が引き起こす障害が両系に波及してシステムダウンに至ることを未然に防ぐことを目的とする二重化CPU保守交換時の動作一致検証方式が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−320852号公報
【特許文献2】特開平6−202891号公報
【特許文献3】特開2009−043094号公報
【特許文献4】特開2001−325159号公報
【特許文献5】特開2004−185605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したオンラインでの保守交換方法では、次のような課題がある。
保守交換するための新規モジュールは、工場において十分な検査を行った上で、保守部品としてユーザ先に出荷される。しかし、運搬時に発生する故障や、保管期間の長期化に起因する部品の劣化などの問題が、モジュールに発生することが予想される。
【0006】
このような運搬時などの問題に対しては、交換モジュールの検査用装置をユーザ先に別途搬出しておき、オンライン保守で交換する直前に、該当交換モジュールの検査を行うことで、オンライン側への不具合の伝播を防ぐことが可能となる。しかし、この手法ではコストの観点から現実的とは言えない。
【0007】
尚、本発明に関連する他の技術として、例えば、特許文献2には、本体機器にメモリーカードを接続する際に、接続信頼性を向上させるメモリーカードシステムが開示されている。また、例えば、特許文献3には、論理回路を、時間パラメータを含む三次元論理回路に効率よく置換する情報処理システムが開示されている。さらに、特許文献4には、アドレス比較に基づく、CPUバス断線短絡検出回路が開示されている。
【0008】
従って、本発明の目的は、ユーザ先でのオンライン保守の直前に、交換モジュールの検査を低コストで実現可能な診断装置及び診断方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る診断装置は、検査用プログラマブル論理回路と、複数の検査モードの情報を格納する検査用記憶手段と、を有する検査用ボードと、制御用プログラマブル論理回路と、前記複数の検査モードの情報を格納する制御用記憶手段と、前記検査用ボードが接続された場合に、前記検査用記憶手段及び前記制御用記憶手段に格納された前記複数の検査モードの情報に基づいて、前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路を検査用の論理に置き換え、前記複数の検査モードを順次実行することで診断を行う診断プロセッサと、を有する交換モジュールと、を備えるものである。
【0010】
本発明に係る診断方法は、制御用プログラマブル論理回路をそれぞれ有する複数のモジュールのうち、検査用プログラマブル論理回路を有する検査用ボードと接続される交換モジュールの診断を行う診断方法であって、前記検査用ボードが前記交換モジュールに接続された場合に、前記検査用ボード及び前記交換モジュールにそれぞれ記憶された複数の検査モードの情報に基づいて、前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路を検査用の論理に置き換え、前記複数の検査モードを順次実行することで前記交換モジュールの診断を行うものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ユーザ先でのオンライン保守の直前に、交換モジュールの検査を低コストで実現可能な及び診断方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態1に係る診断装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るコンピュータ・システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る診断装置の動作を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る診断装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
(構成の説明)
まず、図1を参照して、本実施の形態1に係る診断装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る診断装置の構成を示すブロック図である。尚、後述するように、交換モジュール1は、他の稼働中のモジュール(不図示)と、コネクタ3を介して互いに接続されている。交換モジュール1を含むコンピュータ・システムは、二重化したモジュールを用いて構成され、片系モジュールの稼働中に他系モジュールの保守交換がオンラインで可能なコンピュータ・システムである。本実施の形態1に係る診断装置によれば、ユーザ先にて保守交換される交換モジュールに対して、低コストで確実に故障を検出することが可能となる。
【0014】
保守交換を行う場合には、図1に示すように、ユーザ先にて保守交換されるモジュールである交換モジュール1に対して検査用ボード2が挿入され、交換モジュール1と検査用ボード2とがコネクタ3を介して接続される。
【0015】
交換モジュール1は、制御用プログラマブル論理回路11と、演算処理部12と、IO処理部13と、制御用ROM14と、診断プロセッサ15と、アドレス変換器16と、を備えている。
【0016】
制御用プログラマブル論理回路11は、回路構成を再構成可能な論理回路である。制御用プログラマブル論理回路11は、二重化コンピュータ・システムを構成するために、システムに含まれる他のモジュールとの間の接続インタフェースと、演算処理部12との間のインタフェースと、IO処理部13との間のインタフェースと、制御用ROM14へのリードアドレス出力インタフェースと、制御用ROM14からのリードデータ入力インタフェースと、を有している。
【0017】
制御用ROM14は、制御用プログラマブル論理回路11の回路情報を保持する。制御用ROM14は、通常論理格納エリア100と、検査モード格納エリア101_1〜101_nと、から構成される。通常論理格納エリア100には、通常動作用の論理回路を構成するための情報が保持要素として格納されている。検査モード格納エリア101_1〜101_nには、検査モード1から検査モードnまでの論理回路を構成するための情報がそれぞれ格納されている。
【0018】
診断プロセッサ15は、検査モードに応じて、交換モジュール1のアドレス変換器16と検査用ボード2のアドレス変換器23に対して、アドレス変換通知を行う。より具体的には、診断プロセッサ15は、検査用ボード2の検査モード通知部24からの検査モード通知を受取り検査モードであると判断すると、交換モジュール1のアドレス変換器16と検査用ボード2のアドレス変換器23に対して、アドレス変換通知を行う。
【0019】
アドレス変換器16は、診断プロセッサ15からのアドレス変換通知に基づいて、制御用プログラマブル論理回路11が出力するROMリードアドレスを、通常論理モードの格納エリア100又は検査モードの格納エリア101_1〜101_nを示すアドレスに変換する。
【0020】
尚、演算処理部12とIO処理部13については、当業者にとってよく知られた構成により実現可能であるため、ここではその詳細な構成の説明を省略する。
【0021】
検査用ボード2は、検査用プログラマブル論理回路21と、検査用ROM22と、アドレス変換器23と、検査モード通知部24と、を備えている。
【0022】
検査用プログラマブル論理回路21は、回路構成を再構成可能な論理回路である。検査用プログラマブル論理回路21は、交換モジュール1の故障診断を行う。このため、検査用プログラマブル論理回路21は、交換モジュール1との間の接続インタフェースと、検査用ROM22へのリードアドレス出力インタフェースと、検査用ROM22からのリードデータ入力インタフェースと、を有している。
【0023】
検査用ROM22は、検査用プログラマブル論理回路21の回路情報を保持する。検査用ROM22は、検査モード格納エリア201_1〜201_nから構成される。検査モード格納エリア201_1〜201_nには、検査モード1から検査モードnまでの論理回路を構成するための情報が保持要素としてそれぞれ格納されている。尚、検査用ROM22に格納される検査モードの情報は、制御用ROM14に格納される検査モードの情報に対応する。
【0024】
アドレス変換器23は、診断プロセッサ15からのアドレス変換通知に基づいて、検査用プログラマブル論理回路21が出力するROMリードアドレスを、検査モードの格納エリア201_1〜201_nを示すアドレスに変換する。
【0025】
検査モード通知部24は、検査用ボード2が交換モジュール1に挿入された場合に、交換モジュール1の診断プロセッサ15に対して、検査モードであることを通知する。
【0026】
図2は、通常動作時におけるコンピュータ・システムの装置構成を示すブロック図である。コンピュータ・システムは、コネクタ8、9を介してオンライン・モジュール6、7と接続されていた交換モジュール1が保守交換された後は、交換モジュール1を搭載していたバックプレーン5からの通知信号に基づき、通常モードで動作可能となる。通常モード通知部17は、オンライン・モジュール6、7の診断プロセッサ65、75に対して、通常モードであることを通知する。
【0027】
次に、図3を参照して、本実施の形態1に係る診断装置の動作について説明する。図3は、診断装置の動作を示すフローチャート図である。
【0028】
まず、交換モジュール1に検査用ボード2が挿入されて接続されることで、診断プロセッサ15に検査モードであることが通知される。診断プロセッサ15は、検査モードの通知であるか否かを判定する(ステップS101)。検査モードでないと判定した場合(ステップS101でnoの場合)には、通常モードであるとして動作を続ける(ステップS108)。
【0029】
検査モードであると判定した場合(ステップS101でyesの場合)には、診断プロセッサ15は、検査モード1を実行する(ステップS102)。以下、検査モード1における処理について具体的に説明する。
【0030】
まず、診断プロセッサ15は、アドレス変換器16、23に対して、制御用プログラマブル論理回路11及び検査用プログラマブル論理回路21のROMリードアドレスを、制御用ROM14及び検査用ROM22にそれぞれ格納された検査モード1のアドレスに変換するように通知する。そして、制御用プログラマブル論理回路11及び検査用プログラマブル論理回路21は、変換されたアドレスに従ってROM(制御用ROM14及び検査用ROM22)内に保持された回路情報をそれぞれ読み出す。読み出されたROMリードデータは、検査モード1の情報を構成する。
【0031】
これにより、制御用プログラマブル論理回路11及び検査用プログラマブル論理回路21は、検査モード1としての論理回路がそれぞれ構成される。そして、制御用プログラマブル論理回路11及び検査用プログラマブル論理回路21は、検査モード1を実行する。検査モード1の実行では、検査対象となるコネクタ3の経路がプログラマブル論理回路間で設定され、特定のデータの送受信が行われることで、制御用プログラマブル論理回路11の信号の導通チェック及び短絡チェックと、コネクタ3の導通チェック及び短絡チェックと、の検査を行うことが可能となる。このようにして交換モジュール1の制御用プログラマブル論理回路11は、オンライン側モジュールに接続される箇所の故障診断を行い、その故障診断結果を診断プロセッサ15に通知する。
【0032】
次いで、制御用プログラマブル論理回路11から診断結果を通知された診断プロセッサ15は、検査モード1の実行結果が期待値と異なるか否かを判定する(ステップS103)。判定の結果、異なる場合(ステップS103でfailの場合)には、交換モジュール1は不良であると判定して、交換モジュール1を保守交換するため、検査モードを終了する(ステップS107)。
【0033】
検査モード1の実行結果が期待値と等しい場合(ステップS103でpassの場合)には、次の検査モードnに移行するため、診断プロセッサ15に対して診断結果の通知を行う。診断プロセッサ15は、ステップS102及びステップS103での処理と同様の検査を検査モードnまで繰り返す(ステップS104、ステップS105)。全ての検査モードでの実行結果が期待値と等しかった場合には、交換モジュール1は正常であると判定して、検査モードを終了する(ステップs106)。
【0034】
実施の形態2.
次に、図4を参照して本実施の形態2について説明する。尚、以下では、実施の形態1との違いを中心に説明し、実施の形態1と同一の構成、及び処理については、その説明を省略する。
【0035】
交換モジュール1の制御用ROM14は、制御用プログラマブル論理回路11の回路情報を保持する。制御用ROM14は、通常論理格納エリア100に加えて、さらに、検査モード格納エリア102と、から構成される。検査モード格納エリア102には、検査モードmの論理回路を構成するための情報が格納されている。検査モードmでは、交換モジュール1の演算処理部12やIO処理部13の検査が実行される。
【0036】
このように、本実施の形態2では、オンライン側へ接続されるコネクタ3に限定されず、交換モジュール1の他の回路素子についても検査を行う。これにより、より確実な故障診断が可能となるという効果が得られる。
【0037】
以上説明したように、本発明では、コンピュータ・システムを構成する各モジュール間において、全信号が制御用プログラマブル論理回路を介して伝達される。そして、プログラマブル論理回路の回路情報を保持する制御用ROM内に、通常回路とは別に、複数の検査モード用の回路情報を保持する。そして、検査用プログラマブル論理回路を搭載した検査用ボードを用意する。
【0038】
交換モジュールと検査用ボードとが接続された場合には、交換モジュール内の制御用プログラマブル論理回路と、検査用ボード内の検査用プログラマブル論理回路とが連携し、信号の導通チェックと短絡チェックを行い、その診断結果が診断プロセッサに通知される。これにより、交換モジュールに対して、オンライン側に接続される全信号の導通チェック及び短絡チェックを行うための検査手段を実現する。
【0039】
検査用ボードは小型及び軽量な構成を用いて実現可能であるため、ユーザ先でのオンライン保守の直前に、交換モジュールの検査を低コストで実現することができる。従って、ユーザ先で高可用性装置をオンライン保守する際に、交換モジュールの検査を低コストで実現することができる。
【0040】
尚、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 交換モジュール、
2 検査用ボード、
3、8、9 コネクタ、
6、7 オンライン・モジュール、
11 制御用プログラマブル論理回路、
12 演算処理部、
13 IO処理部、
14 制御用ROM、
15 診断プロセッサ、
16 アドレス変換器、
21 検査用プログラマブル論理回路、
22 検査用ROM、
23 アドレス変換器、
65、75 診断プロセッサ、
100 通常論理格納エリア、
101_1〜101_n、201_1〜201_n 検査モード格納エリア、
102 検査モードm格納エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査用プログラマブル論理回路と、
複数の検査モードの情報を格納する検査用記憶手段と、を有する検査用ボードと、
制御用プログラマブル論理回路と、
前記複数の検査モードの情報を格納する制御用記憶手段と、
前記検査用ボードが接続された場合に、前記検査用記憶手段及び前記制御用記憶手段に格納された前記複数の検査モードの情報に基づいて、前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路を検査用の論理に置き換え、前記複数の検査モードを順次実行することで診断を行う診断プロセッサと、を有する交換モジュールと、
を備える診断装置。
【請求項2】
前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路は、検査用の論理に置き換えられた場合に、相互に接続された信号の導通及び短絡を検査する
ことを特徴とする請求項1に記載の診断装置。
【請求項3】
前記診断プロセッサは、
前記複数の検査モードのうち実行中の検査モードにおける診断結果と、当該検査モードにおける期待値とが異なる場合には、前記実行中の検査モードを終了する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の診断装置。
【請求項4】
前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路は、
前記検査用記憶手段及び前記制御用記憶手段にそれぞれ格納された前記複数の検査モードの情報のうち、前記診断プロセッサが指定する検査モードの情報である回路情報に基づいて、前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路を検査用の論理に置き換える
ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の診断装置。
【請求項5】
制御用プログラマブル論理回路をそれぞれ有する複数のモジュールのうち、検査用プログラマブル論理回路を有する検査用ボードと接続される交換モジュールの診断を行う診断方法であって、
前記検査用ボードが前記交換モジュールに接続された場合に、前記検査用ボード及び前記交換モジュールにそれぞれ記憶された複数の検査モードの情報に基づいて、前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路を検査用の論理に置き換え、前記複数の検査モードを順次実行することで前記交換モジュールの診断を行う
診断方法。
【請求項6】
前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路は、検査用の論理に置き換えられた場合に、相互に接続された信号の導通及び短絡を検査する
ことを特徴とする請求項5に記載の診断方法。
【請求項7】
前記検査用ボードが前記交換モジュールに接続された場合に、
前記複数の検査モードのうち実行中の検査モードにおける診断結果と、当該検査モードにおける期待値とが異なる場合には、前記実行中の検査モードを終了する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の診断方法。
【請求項8】
前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路は、
前記検査用記憶手段及び前記制御用記憶手段にそれぞれ格納された前記複数の検査モードの情報のうち、前記診断プロセッサが指定する検査モードの情報である回路情報に基づいて、前記検査用プログラマブル論理回路及び前記制御用プログラマブル論理回路を検査用の論理に置き換える
ことを特徴とする請求項5乃至7いずれか1項に記載の診断方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−262553(P2010−262553A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−114148(P2009−114148)
【出願日】平成21年5月11日(2009.5.11)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】