説明

試料加工方法及び装置

【課題】表面に大きな凹凸部を有する試料であっても集束イオンビームで縦筋の少ない断面を形成すること。
【解決手段】試料に第一の断面を形成する工程と、第一の断面と交差する第二の断面を集束イオンビームで形成する工程とを含む試料加工方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、試料に集束イオビームを照射し加工する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、集束イオンビームによるエッチング加工で試料に断面を形成し、断面を観察する方法が知られている。この方法では試料表面に凹凸部がある場合、凹凸部が切断断面に影響を与え、縦筋が入る現象が生じ、正確な断面像が得がたい欠点があった。
【0003】
この課題を克服するために、原料ガスを試料表面に供給し集束イオンビームを照射して試料表面の断面加工部を含む領域の凹凸を穴埋めし平面状に膜付けし、これに続く断面加工時に起こる表面の凹凸部の影響が断面に縦筋となって現れるのを防ぐ方法が知られている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平2−152155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら従来の方法では、表面の凹凸部が大きい試料では膜付けで穴が埋まらないことがあり凹凸部に平坦な膜付けができない。そのため、膜付けをしても断面に縦筋が現れてしまう。また、膜付けする膜と試料の材料で硬さが大きく異なる場合も断面加工時の集束イオビームエッチングの加工速度に差が生じるため断面に縦筋が現れてしまう。
【0006】
本発明の目的は、凹凸部が大きい試料でも断面に縦筋が生じるのを軽減する試料加工装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
【0008】
(1)本発明に係る試料加工方法は、試料に第一の断面を形成する工程と、第一の断面と交差する第二の断面を集束イオンビームで形成する工程とを含む。表面に凹凸部がある試料でも第一の断面を形成し、第一の断面と交差する第二の断面を形成することにより、第二の断面では凹凸部による断面への縦筋の影響を軽減することができる。第一の断面は試料表面の凹凸部に比べて平坦な面である。そして、平坦な第一の断面側から集束イオンビームを照射して第一の断面を交差するように第二の断面を形成することで、第二の断面は縦筋の少ない良好な観察面になる。この観察面を集束イオンビームやSEMで観察することができる。
【0009】
(2)本発明に係る試料加工方法は、試料をプローブで掘削加工して第一の断面を形成する。プローブで掘削加工することで、表面の凹凸部の影響を軽減し、第一の断面を縦筋の少ない面にすることができる。
【0010】
(3)本発明に係る試料加工方法は、試料に集束イオンビームの照射でエッチング加工して第一の断面を形成し、第一の断面を形成する集束イオンビームと試料に対して異なる方向から集束イオンビームを入射し第二の断面を形成する。集束イオンビームで第一の断面を形成することで、平坦な第一の断面を形成することができる。集束イオンビームの入射
角度を変えて第一の断面側から集束イオンビームを入射することで、第一の断面よりも平坦な第二の断面を形成することができる。また、第一の断面と第二の断面を同一の試料加工装置で形成することができるので、複数の装置を用いる必要がない。
【0011】
(4)本発明に係る試料加工方法は、試料の表面に対して略平行に集束イオンビームを照射して第一の断面を形成し、表面に対して略垂直に集束イオンビームを照射して第二の断面を形成する。試料表面に対して略平行に集束イオンビームを入射することで、表面の凹凸の影響を受けることなく第一の断面を形成することができる。また第一の断面に対して略垂直に第二の断面を形成することで、試料表面に垂直な断面を形成することができる。
【0012】
(5)本発明に係る試料加工方法は、試料を傾斜および回転し、第一の断面を形成する集束イオンビームと試料に対して異なる方向から集束イオンビームを入射して第二の断面を形成する。試料を傾斜および回転することで集束イオンビームの入射角度を変えることができる。これにより試料室内で連続して第一の断面と第二の断面を形成することができる。
【0013】
(6)本発明に係る試料加工方法は、試料にイオンビームの照射でエッチング加工して第一の断面を形成し、第一の断面を形成するイオンビームと試料に対して異なる方向から集束イオンビームを入射し前記第二の断面を形成する。電流量の大きいイオンビームを用いることで短時間に第一の断面を形成することができる。また、イオンビームとしてガスイオンビームを用いることで、金属イオンを用いた場合に起こる試料への金属イオン注入などが起こらないため、試料へのダメージを軽減することができる。
【0014】
(7)本発明に係る試料加工方法は、さらに第一の断面に保護膜を形成する工程を有し、第一の断面と保護膜に対して交差する第二の断面を集束イオンビームで形成する。保護膜を形成することにより、保護膜側から集束イオンビームを入射してより平坦な第二の断面を形成することができる。また、原料ガスを供給し集束イオビームを照射して保護膜を第一の断面に形成することで、保護膜形成と断面形成を同一装置内で実施することができる。
【0015】
(8)本発明に係る試料加工装置は、集束イオンビーム照射部と、試料を載置する試料台と、試料台を傾斜する試料台制御部と、集束イオンビームを試料に照射し、試料から発生した二次粒子を検出する二次粒子検出部と、二次粒子検出部からの信号に基づいて観察像を形成する観察像形成部と、観察像を表示する表示部と、試料を第一の傾斜角で設置し第一の断面を形成し、試料を第二の傾斜角で設置し第一の断面と交差する第二の断面を集束イオンビームで形成する試料傾斜ホルダとを有する。試料傾斜ホルダにより試料室内で試料の傾斜を制御して第一の断面と第二の断面を形成する集束イオンビームの試料に対する入射角を変更することができる。
【0016】
(9)本発明に係る試料加工装置は、さらに、第一の断面に原料ガスを供給するガス銃を有する。ガス銃を用いて第一の断面に保護膜を形成することができる。
【0017】
(10)本発明に係る試料加工装置は、さらに、集束イオンビームを照射する試料の位置と同一位置にイオンビームを照射するイオンビーム照射部を有する。イオンビームを用いた第一の断面の形成状況を集束イオンビームで観察することができる。これよりイオンビーム加工の加工終了の判断をその場で行うことができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明にかかる試料加工装置によれば、凹凸部が大きい試料でも断面に縦筋が生じるのを軽減し試料を加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る試料加工装置の構成図である。
【図2】図1に示す試料加工装置の変形例を示す図である。
【図3】本発明に係る試料加工方法を示す図である。
【図4】本発明に係る試料加工方法を示す図である。
【図5】本発明に係る試料加工方法を示す図である。
【図6】本発明に係る試料加工方法を示す図である。
【図7】本発明に係る試料加工方法を示す図である。
【図8】本発明に係る試料加工方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係る試料加工装置の実施形態について説明する。
【0021】
本発明に係る試料加工装置は、図1に示すように、試料室2に集束イオンビーム照射部1と、試料4を載置した試料台3と、ガス銃7と、二次粒子検出器5とを備えている。試料台3は試料台制御部6と接続され、また、二次粒子検出器5は観察像形成部11と接続され、観察像形成部11は集束イオンビーム照射部1と表示部12に接続されている。試料4に集束イオンビーム制御部1から出射した集束イオンビームを照射し、試料4から発生した二次電子を二次粒子検出器5で検出する。検出された二次電子信号は集束イオンビームの走査照射信号に基づいて観察像形成部で観察像を形成する。観察像は表示部12に表示する。また、形成する膜の原料ガスをガス銃7から試料4に供給し、集束イオンビームを照射することで、試料4上にデポジション膜を形成することができる。
【0022】
また、図1の変形例の試料加工装置は、図2に示すように、試料室2にガスイオンビーム照射部8を備えている。ガスイオンビーム照射部8は、アルゴン、キセノンなどのガスイオンビームを試料4上に照射する。ガスイオンビームは集束イオンビームの照射位置を含む試料4上の領域に照射することができる。
【0023】
次に、本発明に係る試料加工方法の実施形態について説明する。
【0024】
本発明に係る試料加工方法は、図3に示すように、試料4に対して二つの異なる方向から集束イオビームを照射して第一の断面33および第二の断面36を形成する。図3(a)、(b)は試料4の断面図である。図3(c)は凹部35を形成した試料4の立体模式図である。図示していないが試料4の表面には大きな凹凸部が存在する。
【0025】
まず、集束イオンビーム31を図に示す方向から試料4に照射し、凹部32を形成する。凹部32の側面が第一の断面33である。第一の断面33は集束イオンビーム照射で形成されているため平坦な面が形成されるが、表面の凹凸の影響を受けて縦筋の入った面になっている。次に第一の断面33を含む領域に集束イオンビーム34を図に示す方向から試料4に照射し、凹部35を形成する。凹部35の側面で第一の断面33と交差している面が第二の断面36である。第二の断面36は第一の断面33と接している面である。第二の断面36は第一の断面33に集束イオンビーム34を照射して形成された面であるので、第一の断面33に形成された縦筋の影響を受け若干縦筋が入ることもあるが、試料4の表面の凹凸の影響を受けた第一の断面に比べて、縦筋の発生は大きく軽減され平坦な面になっている。また、図3(b)に示すように凹部35は開口部となっており第二の断面36に集束イオンビームやSEMの電子ビームを照射し観察することができる。
【0026】
ここで上記の実施形態では、凹部32を集束イオンビーム31で形成したが、アルゴンやキセノンなどのガスイオンを用いたがガスイオンビームで形成してもよい。その場合、
従来のガリウムイオンの集束イオンビームを用いた際に起こる試料への金属イオン注入がないため試料を汚染することなく加工することができる。
【0027】
次に、本発明に係る試料加工方法の第2の実施形態について説明する。
【0028】
本発明に係る試料加工方法は、図4に示すように、試料4の表面に略平行に集束イオンビーム41を照射し凹部42を形成する。次に試料4の表面に対して略垂直に集束イオンビーム44を照射して凹部45を形成する。図4(a)、(b)は、試料4の断面図で、図4(c)は凹部45を形成した試料4の立体模式図である。
【0029】
まず、集束イオンビーム41を試料4の表面に略平行に照射し凹部42を形成する。凹部42の側面が第一の断面43である。次に第一の断面43の一部に集束イオンビーム44を図に示す方向から試料4に照射し、凹部45を形成する。凹部45の側面で第一の断面43と交差している面が第二の断面46である。第二の断面46は第一の断面43と接している面である。また第二の断面46は試料4の上面と側面から連続して形成した凹部の側面である。第二の断面46は試料4の側面側に露出しているため、集束イオンビームやSEMを用いて観察を行う際、入射ビームを照射しやすく、また、発生する二次電子を検出しやすいため観察し易い。また試料4の表面に対して垂直に断面を形成しているため、例えば半導体デバイスなど内部に試料表面に対して垂直・平行方向に規則的に配置された構造を有する試料では、第二の断面46の観察像から構造の位置や形状を把握しやすい。
【0030】
次に、本発明に係る試料加工方法の第3の実施形態について説明する。
【0031】
本発明に係る試料加工方法および装置は、図5に示すように、試料4を試料傾斜ホルダ9に設置し、試料傾斜ホルダ9を載置した試料台3を傾斜および回転することで二つの異なる方向から集束イオンビームを試料4に照射する。図5(a)、(b)、(c)は試料4の加工方法を説明する試料台3に掲載された試料4の断面図である。
【0032】
まず試料4を試料台3に載置された試料傾斜ホルダ9に設置する。試料傾斜ホルダ9は試料台3に対して試料4を傾斜して設置するためのホルダである。試料台3の傾斜可能範囲を超えて試料4を傾斜することができる。図5(a)に示すように試料傾斜ホルダ9に設置した試料4に対して集束イオンビーム41を照射し、凹部42を形成する。
【0033】
次に試料台制御部6により試料台3を図5(b)のように傾斜する。次に試料台3を回転し図5(c)のように配置する。ここで傾斜と回転の順番は上記に限定するものではない。図5(c)に示すように凹部42の側面に集束イオンビーム44を照射して凹部45を形成する。
【0034】
上記のとおり試料傾斜ホルダ9を用いることにより試料室2内で第一の断面と第二の断面を連続して形成することができる。これにより短時間で試料を加工することができる。
【0035】
試料傾斜ホルダ9を有していない装置でも本発明の試料加工方法は実施することができる。この場合、第一の断面を形成し、一度試料室2から試料を取り出し、試料の向きを変えて試料台3に設置し、再度試料室2に挿入して第二の断面を形成する。
【0036】
次に、本発明に係る試料加工方法の第4の実施形態について説明する。
【0037】
本発明に係る試料加工方法は、図6に示すように、第一の断面43を形成し、集束イオンビームを用いたデポジションにより第一の断面43上に保護膜を形成61し、保護膜6
1に集束イオンビームを照射して保護膜61と第一の断面43と交差する第二の断面46を形成する。図6(a)、(b)、(c)は試料4の加工方法を説明する試料4の断面図である。
【0038】
まず、図6(a)に示すように集束イオンビーム41を試料4の表面に略平行に照射し凹部42を形成する。凹部42の側面が第一の断面43である。次にガス銃7からフェナントレンやナフタレンなどのカーボンやタングステン、プラチナなどの金属を含むカーボン系ガスを第一の断面43表面に供給し、集束イオンビーム44を照射し、図6(b)に示すように、第一の断面43上に保護膜61を形成する。次に保護膜61の一部に集束イオンビーム44を図に示す方向から照射し、凹部45を形成する。凹部45の側面で保護膜61と第一の断面43に対して交差している面が第二の断面46である。第一の断面43の縦筋を保護膜61で平坦化している。保護膜61側から集束イオンビーム44を照射して第二の断面46を形成しているので、より平坦な第二の断面46を形成することができる。
【0039】
次に、本発明に係る試料加工方法の第5の実施形態について説明する。
【0040】
本発明に係る試料加工方法は、図7に示すように、プローブ71を用いて試料4の表面を掘削加工して第一の断面72を形成し、集束イオンビーム73を照射し第一の断面72と交差する第二の断面74を形成する。図7(a)、(b)は試料4の断面図である。
【0041】
まず図7(a)に示すようにプローブ71で試料4を物理的に掘削する。これにより第一の断面72が形成される。次に図7(b)に示すように集束イオンビーム73を照射して凹部73を形成する。凹部73の側面が第二の断面74である。第二の断面73は掘削により形成された平坦な第一の断面72側から集束イオンビームを照射して形成した断面であるので縦筋の少ない面を形成することができる。
【0042】
次に本発明のフローチャートを図8に示す。まず試料に第一の断面を形成する(s1)。次に第二の断面を形成する集束イオンビームの入射角度を設定するために試料の角度を調整する(s2)。次に集束イオンビームを照射して第二の断面を形成する(s3)。これにより試料の表面に大きな凹凸がある材料や保護膜と硬さが大きく異なる材料でも集束イオンビーム加工で発生する縦筋の少ない第二の断面を形成することができる。これにより正確な断面観察を行うことができる。
【符号の説明】
【0043】
1…集束イオンビーム照射部
2…試料室
3…試料台
4…試料
5…二次粒子検出器
6…試料台制御部
7…ガス銃
8…ガスイオンビーム照射部
9…試料傾斜ホルダ
11…観察像形成部
12…表示部
31…集束イオンビーム
32…凹部
33…第一の断面
34…集束イオンビーム
35…凹部
36…第二の断面
41…集束イオンビーム
42…凹部
43…第一の断面
44…集束イオンビーム
45…凹部
46…第二の断面
61…保護膜
71…プローブ
72…第一の断面
73…凹部
74…第二の断面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料に第一の断面を形成する工程と、
前記第一の断面と交差する第二の断面を集束イオンビームで形成する工程と、
を含む試料加工方法。
【請求項2】
前記試料をプローブで掘削加工して前記第一の断面を形成する請求項1に記載の試料加工方法。
【請求項3】
前記試料に前記集束イオンビームの照射でエッチング加工して前記第一の断面を形成し、前記第一の断面を形成する前記集束イオンビームと前記試料に対して異なる方向から前記集束イオンビームを入射し前記第二の断面を形成する請求項1に記載の試料加工方法。
【請求項4】
前記試料の表面に対して略平行に前記集束イオンビームを照射して前記第一の断面を形成し、前記表面に対して略垂直に前記集束イオンビームを照射して前記第二の断面を形成する請求項3に試料加工方法。
【請求項5】
前記試料を傾斜および回転し、前記第一の断面を形成する前記集束イオンビームと前記試料に対して異なる方向から前記集束イオンビームを入射して前記第二の断面を形成する請求項3に記載の試料加工方法。
【請求項6】
前記試料にイオンビームの照射でエッチング加工して前記第一の断面を形成し、前記第一の断面を形成するイオンビームと前記試料に対して異なる方向から前記集束イオンビームを入射し前記第二の断面を形成する請求項1に記載の試料加工方法。
【請求項7】
前記イオンビームは、ガスイオンビームである請求項6に記載の試料加工方法。
【請求項8】
さらに前記第一の断面に保護膜を形成する工程を有し、
前記第一の断面と前記保護膜に対して交差する第二の断面を集束イオンビームで形成する請求項1に記載の試料加工方法。
【請求項9】
前記保護膜は、原料ガスを前記第一の断面に供給し、前記第一の断面に前記集束イオンビームを照射して形成する請求項8に記載の試料加工方法。
【請求項10】
集束イオンビーム照射部と、
試料を載置する試料台と、
前記試料台を傾斜する試料台制御部と、
前記集束イオンビームを前記試料に照射し、前記試料から発生した二次粒子を検出する二次粒子検出部と、
前記二次粒子検出部からの信号に基づいて観察像を形成する観察像形成部と、
前記観察像を表示する表示部と、
前記試料を第一の傾斜角で設置し第一の断面を形成し、前記試料を第二の傾斜角で設置し前記第一の断面と交差する第二の断面を前記集束イオンビームで形成する試料傾斜ホルダと、
を有する試料加工装置。
【請求項11】
さらに、前記第一の断面に原料ガスを供給するガス銃を有する請求項10に記載の試料加工装置。
【請求項12】
さらに、前記集束イオンビームを照射する前記試料の位置と同一位置にイオンビームを
照射するイオンビーム照射部を有する請求項10に記載の試料加工装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2011−103215(P2011−103215A)
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−257409(P2009−257409)
【出願日】平成21年11月10日(2009.11.10)
【出願人】(503460323)エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社 (330)
【Fターム(参考)】