説明

調理済み食品用の包装

本発明は調理済み食品用包装であって、皿において調理された包装済食品を入れた皿(1)と前記皿の周縁突部(2)に加熱密封された蓋とからなる調理済み食品用包装に関するものである。調理すると、密封を阻害する油脂の前記周縁突部への乗り上げが本発明において周縁突部に立ち上がり隆起を設けることによって阻止され、そのため皿を閉じると、前記蓋と隆起との間に気密の密封線が形成される。本発明によれば、周縁突部は皿を囲む2本以上の同心状の長手方向の隆起(3)と、横方向の隆起(4)とを有し、前記横方向の隆起によって2本の長手方向の隆起(3)の間の空間が密封部の漏洩の可能性を少なくするために少なくとも5個の区画部に分割されている。実際には、かなり多くの区画部、10から200個が適当である区画部を設けうる。皿は高分子材料をコーティングしたボール紙で、周縁突部は射出成形したプラスチックで、蓋は高分子材料をコーティングした紙からつくることができ、それによって蓋の引き外しを可能とする閉鎖体が加熱密封する間につくられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調理済み食品用の包装であって、調理された包装済み食品を入れる皿と、前記皿の周縁突部に加熱密封された蓋とから構成され、前記皿を閉じると前記蓋と周縁突部との間で気密の継ぎ目線が形成されるように前記周縁突部には前記皿を囲んでいる二本以上の同心状隆起が設けられているような調理済み食品用の包装に関するものである。
【0002】
食品産業では、その皿部分が食品の調理段階でひと焼き皿(ベーキングディシュ)として作用する例えばパスタのような調理済み食品用の皿状の消費者向け包装とか蒸し焼き皿(カセロール)を製造している。食品は未調理の状態で皿に投入され、その皿の中でひと焼き温度で調理され、最後に調理された食品を入れた皿が蓋で密封される。ひと焼き皿はアルミニューム、耐熱プラスチックあるいはボール紙からつくることができ、その高分子材料のコーティングは溶解することなく食品のひと焼き温度に耐えるに十分な高い溶融温度を有している。調理済み食品の包装は冷凍、すなわち最も好ましくは急速冷凍された製品として市販され、それを消費者は皿から食品を取り出すことなくオーブンあるいは電子レンジで溶解し、加熱することができる。
【背景技術】
【0003】
調理済み食品を皿でひと焼きすることに係わる問題は、食品をひと焼きする際油汚れした蒸気がそこから分離され、油脂が皿の周縁突部の上に膜として堆積することである。同様に、高温の油脂や、またその他の食品成分がはね模様として最終的に周縁突部に残りうる。周縁突部は包装を密封する加熱密封可能な蓋に対する相手側の面として作用するため、ひと焼きの時点で周縁突部の表面に残る油脂やその他の成分は、それにより蓋が漏出状態のままとされうるので密封上の問題をもたらし、従って包装された食品を早期に腐敗させうる。
【0004】
特許文献1に記載されている、脂肪分を含有する調理済み食品の包装に係わる問題は、皿を閉じる蓋の縁部が皿の周縁突部の下まで折り曲げられ、該周縁突部の下面に加熱密封されることにより解決された。この解決方法はひと焼き時周縁突部の下面が周縁突部の上面よりも油脂のはねに対する露出が著しく少ないということに基づいている。しかしながら、蓋が直線で、周縁突部の上面にのみ密封されている場合よりも、周縁突部の下面に密封されている蓋は開けにくいという欠点がある。
【0005】
蓋を開けることに関して特に有利な包装は、加熱密封した蓋の取り外しが適当な継合せ高分子材料により可能とされた、引き外し可能な蓋を備えている包装である。そのような特定の高分子材料やそれらの組み合わせは当該技術分野の専門家には既知のものである。例えば、特許文献2は、皿の口を囲み、かつ周縁突部の表面から立ち上がっている隆起を備えている周縁突部を有するプラスチック製包装皿であって、該皿の蓋が前記隆起に加熱密封され、該隆起は特に蓋を開け易くするための鋭利な先端部を具備している包装皿を開示している。
【0006】
特許文献3は、蓋と密封可能であり、食品包装を目的とした皿であって、その周縁突部が該皿を囲む2本の同心状隆起を含む皿を開示している。更に、これらの同心状隆起は皿の隅部において横方向の隆起によって接続されており、この横方向隆起の目的は前記隅部におけるはねぶた(フラップ)を引っ張ることによって蓋を案内し、引っ張り外し易くすることである。皿の各隅部には皿と蓋との相互位置決めが厳しくなくてよいように横方向の隆起が設けられている。蓋は引き外しはねぶたがどの隅部に位置しているか否かには関係なく容易に引き外すことができる。
【0007】
周縁突部に位置し、皿を囲んでいる隆起がそのような既知のものである特許文献2および特許文献3は本発明によるひと焼き皿にとりわけ関与するものではない。しかしながら、本発明によれば、周縁突部の表面から立ち上がり、皿を囲んでいる隆起は、蒸発しうる油脂や調理するとはねる成分を含有する食品を入れ、加熱密封によって閉鎖可能であるひと焼き皿に特に適しており、それは密封段階において、周縁突部に対して押圧される蓋が油脂やその他の異物を隆起の頂部から押し退け、相手側の清浄な面を露出させるからであって、その面に蓋を気密密封することができる。換言すれば、隆起には密封段階で自動清浄性があるということである。このような効果は前記隆起の断面形状にテーパがついているか、あるいは先を鋭くしているとすれば更に向上させることができる。例えば、周縁突部の表面に堆積した油脂膜は隆起の先端を密封すると破壊され、隆起に亘って完全な密封線をつくり出すことができる。
【0008】
前記隆起は皿の蓋の密封性および密封された蓋の引き外し性を改良し、かつ包装物のひと焼き時における漏洩を低減するが、前述した油脂やその他の不純物により、また狭幅の隆起においては小さい製造上の傷やその他の不揃いの可能性のために漏洩についてはある程度の危険性はある。もしも周縁突部が皿を囲む一本ではなくて、数本の同心状隆起を有しているとすれば、漏洩の危険性は当然ながら小さくなる。包装が漏洩包装であるのは全ての同心状隆起が漏洩する場合のみである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】欧州特許第EP1725473B1号
【特許文献2】米国特許第4605142号明細書
【特許文献3】日本特許公開第2004−106865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、同心状隆起の数を多くすることは漏洩を減少させるための非効率的な方法であり、それは更に周縁突部に広幅の領域を必要とする。本発明による解決方法は隆起が必要とする面積あるいはその上に隆起を配置させるための周縁突部の面積を増やす必要なく漏洩の確率を著しく減少させることを含む。本発明の特徴は密封の漏れの可能性を最小化するために周縁突部の2本の同心状隆起の間の空間を横方向の隆起によって少なくとも5個の区画部に分割したことである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の基本的な概念は、単に二本の同心状隆起によって形成されている密封では何らかの箇所において双方の隆起から漏れがある度に漏洩するので、本発明においては、漏洩するには横方向の隆起によって分離された同じ区画部に双方の漏洩点が来ることを必要としていることである。もしも内側と外側の隆起が諸々の区画中へ漏洩する場合、漏洩が内側の隆起から外側の隆起へあるいはその逆に横方向の隆起を介して区画部を迂回して移動するとしても、隆起によって形成されている密封線は依然として気密状態である。
【0012】
本発明の有利な実施例によれば、周縁突部は皿を囲む3本の隆起と、隆起の間の2個の空間をそれぞれ有しており、双方の空間は横方向の隆起によって仕切られ区画部をなす。そのような包装では横方向に相互に対して隣り合わせて位置されている全ての区画部の中へ3本の同心状隆起が漏洩する場合に初めて漏洩が発生する。同心状隆起の間の前記空間における横方向の隆起は並置されているか、あるいは前記空間において相互に対して段違いに位置させることができる。2本の同心状隆起の間の空間を区画部に分割している横方向隆起は皿の周りで規則的な間隔で位置させることができる。本発明によれば、横方向隆起の最小数は5個であるが、同心状隆起の間の空間はよりきめ細かく区画部に分割されればされるほど、すなわち、横方向隆起の数が多ければ多いほど、漏洩の危険性は小さくなることは明らかである。唯一の制限は区画部が、密封時隆起からそれら区画部の方向に押し込まれてくる油脂を受け入れることができないほど小さくならないようにする必要があることである。従って、横方向隆起の数は少なくとも10個であることが好ましく、調理済み食品用の典型的な一人前分の包装においては、20から200個の間であることが好ましい。
【0013】
調理済み食品用の一人前分包装は上から見た場合最も典型的には長方形であり、皿部分は僅かに上方に広がっていることが多い。そのような皿に加熱密封されるべき蓋においては、包装の四隅の中の一つの隅部に引き外し用のたれぶたが位置している。その場合、横方向隆起の少なくとも一部は包装の隅部と蓋の引き外し用たれぶたとから分離されている直線の側部に位置している。これらの横方向隆起は本発明による包装に対して気密性を提供することのみに供され、特許文献3に記載の蓋の引き外しに対しては重要ではない。
【0014】
代替的に、調理済み食品用の包装はまた、上から見た場合円形あるいは楕円形とすることが可能で、横方向の隆起は好ましくは概ね規則的に皿の周囲に亘り、あるいは楕円形の側部に分配されている。本発明によれば、その場合少なくとも横方向の隆起のほとんどは蓋の引き外し用たれぶたを位置させる予定の地点以外の他の場所に位置される。
【0015】
調理済み食品用の包装に使用される材料は本発明によれば、色々変えることができるが、有利な実施例としては、全体が射出成形したプラスチックでつくられる周縁突部を除いて高分子材料でコーティングしたボール紙でつくられ、蓋の内面は高分子材料でコーティングした紙あるいはボール紙からつくられる。包装を閉鎖する加熱密封部は突起縁部および蓋の高分子材料によって形成され、その材料はたれぶたを引っ張ることによって密封継ぎ目から蓋が引き剥がされて外れるようなものが選択される。
【0016】
添付図面を参照して例を通して本発明を次に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】周縁突部のための密封隆起を備えた、本発明による調理済み食品用包装の皿部分の一つの隅部を示す。
【図2】図1に示す皿の隅部の上面図である。
【図3】本発明の第二の実施例による皿の隅部の上面図である。
【図4】本発明による第三の実施例による皿の隅部の上面図である。
【図5】図3のV−V断面としての皿の側壁と周縁突部を示す。
【図6】蓋を備えた、本発明による長方形の包装の側面図である。
【図7】蓋を外した、図6に示す包装の皿部分の上面図である。
【図8】調理済み食品用の本発明による楕円形包装の皿部分の上面図である。
【図9】図6のX−X断面として皿の周縁突部とそれに対して密封された蓋とを示す
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
図1と図2とは本発明による調理済み食品用包装の皿部分1であって、周縁突部2と前記周縁突部の表面から立ち上がり、皿を囲んでいる密封用隆起3とを備えた皿部分1の隅部を示す。前記周縁突部2は皿を囲む3本の同心状隆起3とこれら隆起を接続し、規則的な間隔で位置された横方向隆起4を有している。横方向隆起4は前記同心状隆起3の間の空間を、包装の蓋が密封されるにつれて閉じられる区画部5に分割する。図1および図2から分かりうるように、横方向隆起4は前記の諸々の長手方向隆起の空間において相互に対して段違いに位置されている。代替的に、図4に示す実施例における横方向隆起4は諸々の長手方向隆起3の空間において相互に隣り合わせて位置され、それによって長手方向隆起3により画定される空間を横切って同形の隆起を形成している。
【0020】
図3においては本発明のより簡素化された実施例であって、周縁突部2には皿1を囲む2本の同心状の長手方向隆起3と、これらの隆起を接続し、規則的な間隔で位置された横方向隆起4とを備えている実施例が示されている。
【0021】
図1から図4までに示す皿は、長方形の皿1と、周縁突部2の上に加熱密封され包装を気密閉鎖する蓋7とから構成されている図6に示す調理済み食品用の包装6の一部としうる。蓋7には前記包装8の隅部において引き外し用たれぶた(フラップ)8が設けられているので包装を開放するために蓋を皿から取り外すことができる。
【0022】
皿1の周縁突部2の構造および密封用隆起3の形状は図5に示す皿1の側壁の断面図からより詳しく見ることができる。皿1は、内側で高分子材料をコーティング9したボール紙10と、射出成形によってそれに形成された皿の口を囲む周縁突部2とから構成されている。三角形断面の同心状隆起3が前記周縁突部2の表面から立ち上がり、それらの間で、横方向隆起4によって区画部5に分割される空間を画定しており、該空間は図9に示すように包装の蓋7が周縁突部2に対して密封されるにつれて閉鎖される。
【0023】
長手方向の密封用隆起3の断面形状は本発明の範囲内において変えることができるが、断面形状は隆起の頂部に向かってテーパのついたものが最も好ましい。三角形の形状において、傾斜角45度から120度が最も適当である。代替的に、外形は例えば台形としうる。横方向隆起4の断面形状は長手方向隆起3のそれと同一であることが好ましい。
【0024】
射出成形する周縁突部2に対する適当な材質は特にポリエチレン・テレフタレート樹脂(PET)あるいは高溶融温度で、かつひと焼き温度に耐えるその他の何らかの重合体である。また、皿1の基板であるボール紙10の高分子材料コーティング9もPETからつくることができる。代替的に、高分子材料9は米国特許公報第6307182B1号に開示されているように、部分的に無機性で、部分的に有機性の複合高分子材料を含有するシリコンとしうる。蓋7は、紙あるいは薄手の可撓性のボール紙11からつくり、その内側の高分子材料コーティング12は欧州特許公報第1448381B1号に開示されているように、例えばエチレン・メチレン・アクリレート共重合体(EMA),エチレン・ビニール・アセテート共重合体(EVA)およびワックスから構成しうる。当該密封用高分子材料はPET製の隆起3,4と共に、蓋を引き外すと容易に取り外し可能である気密の密閉体を提供する。
【0025】
本発明による、かつ図示した調理済み食品用の包装は、食品が皿1の中に置かれ、ひと焼きされ、その後皿が蓋7を加熱密封することによって閉じられるひと焼き用包装である。加熱密封において、蓋の内側の高分子材料コーティング12は隆起3,4と共に蒸気および酸素不浸透の閉鎖体を形成する。調理の間に食品から油脂が放出され、これが膜として周縁突部2の表面上に堆積する。更に、ひと焼きの間に油脂やその他の食品成分が周縁突部2にはねる可能性がある。周縁突部上の油脂の層は加熱密封を阻害し、蓋の閉鎖に漏れが残りうる。しかしながら、本発明においては、このことは、密封時、蓋7が隆起3,4の箇所、特に隆起の尖った頂点において油脂を押し退けるので、隆起3,4と蓋の内側の高分子材料コーティング12との間で気密の密封線が形成されることによって阻止される。隆起の間で区画部5に分割されている空間は隆起から移し出される油脂やその他物質の収集手段として作用する。更に、横方向の隆起4によって、たとえ長手方向の隆起3のある地点において漏洩が残っていたとしても、横方向隆起を介して一方の長手方向隆起3から他方の隆起まで捩れた気密な密封線が高い確率で依然として包装内で保持されうる。従って、密封部の漏れの危険性は本発明により顕著に減少された。
【0026】
包装6の全体的な形状に関して引き続き図6から図8までを参照する。図6および図7に示すように包装の形状は長方形とされ、皿1は平坦な底部13と、僅かに外方へ傾斜した側壁14と長方形の周縁突部2を有するようにしうる。周縁突部2に密封された蓋7の引き外し用たれぶた8は包装の隅部の一つに位置される。図8には代案として楕円形の包装6も示されており、この包装もまた僅かに傾斜した側壁14を有している。引き外し用たれぶた8は楕円のいずかの端部に位置されている。包装の形状はまた、円形とすることも可能である。
【0027】
当該技術分野の専門家には、本発明の実施例は先に開示した例に限定されるのはなく、特許請求の範囲内で変更可能であることが明らかである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
皿(1)においてひと焼きされた包装済み食品を入れた皿(1)と、皿の周縁突部(2)に加熱密封された蓋(7)とからなり、前記の周縁突部には前記皿を囲む2本以上の同心状隆起(3)が設けられ、それによって前記皿を閉じると前記蓋と周縁突部との間で気密の密封線が形成されるような、調理済み食品用包装(6)において、前記周縁突部(2)の2本の同心状隆起3の間の空間が密封部の漏洩の可能性を少なくするために横方向の隆起によって少なくとも5個の区画部(5)に分割されていることを特徴とする調理済み食品用包装(6)。
【請求項2】
前記周縁突部(2)が前記皿(1)を囲む3本の同心状隆起(3)を有し、前記隆起の間のそれぞれ2個の空間が双方とも横方向の隆起(4)によって区画部(5)に分割されていることを特徴とする請求項1に記載の調理済み食品用包装。
【請求項3】
前記空間における横方向の隆起(4)が相互に対して隣り合わせで位置していることを特徴とする請求項2に記載の調理済み食品用包装。
【請求項4】
前記空間における横方向の隆起(4)が相互に対して段違いに位置していることを特徴とする請求項2に記載の調理済み食品用包装。
【請求項5】
前記空間を区画部(5)に分割している横方向の隆起(4)が前記皿(1)の周囲で規則的な間隔で位置していることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の調理済み食品用包装。
【請求項6】
前記皿(1)が長方形であることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の調理済み食品用包装。
【請求項7】
前記の横方向の隆起(4)の少なくとも一部が皿の(1)の4個の直線の側部に位置していることを特徴とする請求項6に記載の調理済み食品用包装。
【請求項8】
前記の皿(1)が円形あるいは楕円形であることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の調理済み食品用包装。
【請求項9】
前記の横方向隆起(4)が前記皿(1)の円周あるいは楕円形に湾曲した側部に配分されていることを特徴とする請求項8に記載の調理済み食品用包装。
【請求項10】
前記包装の蓋(7)が引き外し用たれぶた(8)を有しており、前記横方向の隆起(4)が前記たれぶたが位置している地点の外で前記皿(1)の直線の側部あるいは湾曲した側部に位置していることを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載の調理済み食品用包装。
【請求項11】
前記の長方形の包装(6)の一つの隅部において、引き外し用たれぶた(8)が設けられており、前記横方向の隆起(4)が前記隅部の外で前記包装の直線の側部に位置していることを特徴とする請求項10に記載の調理済み食品用包装。
【請求項12】
前記2本の同心状隆起(3)の間の空間が横方向隆起(4)によって少なくとも10個、好ましくは20から200個の区画部に分割されていることを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の調理済み食品用包装。
【請求項13】
前記皿(1)が高分子材料(9)をコーティングしたボール紙からつくられ、前記皿の周縁突部(2)が射出成形したプラスチックから構成され、包装を閉じる加熱密封部が前記周縁突部の表面から立ち上がった隆起(3.4)と引き外し可能である蓋(7)の内側との間で形成されていることを特徴とする請求項1から12までのいずれか1項に記載の調理済み食品用包装。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−505797(P2012−505797A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−522527(P2011−522527)
【出願日】平成21年8月12日(2009.8.12)
【国際出願番号】PCT/FI2009/050655
【国際公開番号】WO2010/018304
【国際公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【出願人】(508096585)
【Fターム(参考)】