説明

警告装置および方法

車両に取り付けるための警告装置が開示される。本発明の一実施形態では、警告装置は、道路の潜在危険を検出するための検出器と、潜在危険の検出に応答して警報を伝えるように作動するディスプレイとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、警告装置(warning apparatus)および方法に関し、詳細には、公共安全のために潜在危険警報(hazard alert)を生成するための警告装置に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、多くの車両が道路上に存在し、歩行者および運転者を巻き込む道路事故が頻繁に起こり、こうした道路事故うちの多くが人の死をもたらす。事故は、所定の制限速度を超える速度での運転や常軌を逸した運転などの危険な運転によって起こる可能性がある。沿道にいる歩行者は道路の潜在危険(road hazard)に注意を集中していない場合があり、道路を横断する歩行者は注意散漫となりうる。交通状況の危険レベルは、誤った判断をされることが多い。
【0003】
交通事故を発生させやすい特定の道路交通状況および場所がある。バス停留所付近の領域では、車両がすぐ近くの道路を通過している間に、子供やその他の人々が周囲に集まることがある。歩行者がバス付近の道路を渡りたいと思うこともある。バス停留所では、バスが一般に、道路を渡る歩行者の視界とバス付近の領域を通過する車両の運転手の視界とを遮る。この状況では、道路の利用者は、潜在危険の性質を認識することができず、場合によっては潜在危険が存在することすら認識することができないことがある。さらに、バス付近の道路を渡りたいと思っている歩行者は、対向車両の速度を見誤る可能性がある。バスが関係する場合、事故の割合が高いのは、スクールバスから降りる学童に関係している。
【0004】
現在、運転者には、道路の潜在的に危険な領域内で特別な注意を払うように、一般的な警告が提供されている。例えば、運転手に潜在的な危険を知らせるために、速度警戒標識が道路沿いに設けられている。また、車両には、乗客にシートベルトを着用するよう警告したり、バスから降りるときに足下に気を付けるよう警告したりするために、車両内に警報システムが設けられている。バス周辺の所定の危険区域内に歩行者が存在するのを検出するとともに、歩行者またはバスの運転手に、歩行者が危険区域内に存在すると識別されていることを警告することができる、バスをベースとする警報システムも存在する。
【0005】
これらの警報システムに伴う問題は、警報が、必ずしも特定状況の実際の危険を示してはおらず、潜在危険の一因となりうる特定の分離した要因しか考慮していない場合があることである。例えば、バスをベースとするシステムは、歩行者しか対象としていないが、実際の危険は、バス付近の追い越し車両や他の道路利用者などの要因の組合せによって引き起こされうる。これらの警報システムは、潜在危険の実際の要因を必ずしも考慮に入れておらず、したがって、これに基づいて適切に調整された潜在危険警報を生成する能力に欠ける。
【0006】
状況に関する不完全な情報に基づく警報は有効性が限定され、道路利用者は、必ずしも適切にそのような警報に応答しない。これらの警報は、道路使用者が、警報が信頼できないという認識をもつと、無視される可能性もある。
【0007】
固定した道路沿いの警戒標識に関連する別の問題は、警告がその標識付近の場所の車両にしか適用できないことである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の一目的は、既存のシステムに関連する欠陥および欠点を取り除くこと、または少なくとも軽減するシステムを提供することである。
【0009】
本発明の少なくとも1つの実施形態の一目的は、所与の状況で道路利用者にもたらされるリスクまたは潜在危険のレベルおよび/または性質に従って警報を生成する警告装置を提供することである。
【0010】
本発明の少なくとも1つの実施形態の一目的は、道路利用者にもたらされる実際の潜在危険に基づいて警報を生成することができ、かつ歩行者および他の車両の運転手を対象とする、車両に搭載可能な警告装置を提供することである。
【0011】
他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の態様によれば、第1の車両に取り付けるための警告装置が提供され、この装置は、
第1の車両付近に歩行者が存在する可能性に対応する第1の車両の特性を検出するための手段と、
第2の車両の特性を検出するための手段と
を備え、第1および第2の車両の検出済み特性を用いて潜在危険状態を決定するよう動作し、かつ、その潜在危険状態に応じて道路利用者に対する警報を生成するよう動作する。
【0013】
したがって、この警告装置は、第1の車両と第2の車両の両方の特性を考慮に入れて、潜在危険状態を決定して警報を生成する。このようにして、装置は、車両付近に歩行者が存在する可能性と第2の車両の特性とに基づいて決定されている潜在危険状態に応じて、道路利用者に警報を提供することができる。本発明は、特に歩行者が存在する可能性がある場所、例えば乗客がバスから降りている場所で道路利用者に潜在危険をもたらす傾向があるバスなどの車両に特定の用途を有する。
【0014】
本明細書では、第1および第2の車両の「特性」という用語は、車両の特性、状態、状況または特徴を網羅すると見なされるべきである。
【0015】
装置は、潜在危険状態に応じてかつ/またはそれに対応する警報を生成するようになされうる。
【0016】
潜在危険状態は、例えば第1の車両付近に、潜在危険が存在すること/潜在危険の在り方(presence/existence)(または存在しないこと)とすることができる。潜在危険状態は、潜在危険の性質、タイプ、カテゴリ、レベル、および/または程度を示すことができ、かつ/またはそれらの形をとることができる。
【0017】
潜在危険は、第1の車両、第2の車両、および/または第1の車両付近の歩行者によってもたらされる潜在危険とすることができる。
【0018】
道路利用者は、第1の車両、第2の車両、第1の車両付近の少なくとも1人の歩行者、および/または影響されうる他の道路利用者のうちのいずれか1つまたは複数とすることができる。
【0019】
この装置は、道路利用者および/または道路利用者の要望に対する、目標またはターゲットとする警報を生成するようになされうる。より具体的には、この装置は、道路利用者の要件に合わせてカスタマイズされた警報を生成するようになされうる。
【0020】
第1の車両の特性は、
第1の車両の速度と、
第1の車両のドアの状態、例えば開いた/閉じたドアの状態と、
第1の車両の挙動と、
第1の車両の加速または減速と、
事故リスクの高い環境での第1の車両の位置と、
手動作動式制御の状態と、
第1の車両の位置と、
第1の車両の進行方向と
を含む群から選択されうる。
【0021】
第2の車両の特性は、
第2の車両の速度、
第2の車両の挙動、
第2の車両までの距離、
第2の車両の位置、
第2の車両の進行方向、および
例えば第1の車両付近の、第2の車両の存在または在り方
のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0022】
第1の車両は、乗客を輸送するためのバス、あるいは道路利用者に潜在危険をもたらしかつ/または他の道路利用者の視界を遮る可能性のある他のより大型の車両とすることができる。
【0023】
第1および/または第2の車両の特性を検出するための手段は、その特性を検出するようになされた少なくとも1つのセンサを含むことができる。
【0024】
車両の状態または特性は、車両付近の歩行者の存在、または車両付近に歩行者がいる可能性の増大に対応できることが好ましい。
【0025】
装置は、警報を生成しかつ/または作動させることができる制御ユニットを備えることができる。装置は警報ユニットをさらに備えることができ、この実施形態では、制御ユニットは、警報ユニットを介して警報を作動させかつ/または生成することができる。警報は、潜在危険の検出に応答して生成されうる。
【0026】
警報ユニットは、道路利用者に警報を伝えるようになされうる。警報ユニットは、道路利用者に可視警報を提供するように動作可能なディスプレイを含むことができる。ディスプレイは、スクロール画像を生成するように構成されうる。
【0027】
装置は、第1および/または第2の車両の検出済み特性に対応しうるデータを記録するようになされうる。警報ユニットは、道路利用者の速度などの、装置によって記録されたデータを表示するように構成されたディスプレイを含むことができる。
【0028】
装置は、第1および/または第2の車両の検出済み状態あるいは歩行者の検出済み状態に基づいて、少なくとも1つの信号を生成するようになされうる。この信号は、警報を作動させかつ/または生成するための起動信号(activation signal)とすることができる。起動信号は、手動デバイスを操作することによって、例えば第1の車両の運転手操作による制御によって生成されうる。装置は、信号に応答してまたは信号に従って警報を作動させかつ/または生成するよう動作することができる。起動信号は、所定の条件または起動基準を検出しかつ/または満たしたときに、例えば、決定済み潜在危険状態、第1および/または第2の車両の特性、ならびに/あるいは歩行者または他の道路利用者の特性と、事前設定値および/または閾値とを比較することによって、自動的に生成されうる。
【0029】
警報ユニットは、車両付近で可聴警報を生成するために少なくとも1つの拡声器を含むことができる。
【0030】
可聴警報は、道路利用者によってもたらされる潜在危険に対応する音量を含むことができる。
【0031】
任意選択で、警報ユニットは、車両の外面上に位置するようになされる。少なくとも1つの警報ユニットは、車両の前面および/または後面に取り付けられるようになされることが好ましい。第2の警報ユニットが、車両の後面および/または前面に取り付けられてもよい。第3の警報ユニットが、車両の側面に取り付けられてもよい。第3の警報ユニットは、車両の右側後面に取り付けられるようになされたディスプレイユニットを含むことができる。
【0032】
別の実施形態では、装置は、歩行者の特性を検出するための手段を備える。歩行者の状態または特性を検出するための手段は、その状態または特性を測定するようになされたセンサを含むことができる。その状態および特性は、歩行者の速度とすることができる。歩行者の特性は、
歩行者の速度、
歩行者までの距離、
歩行者の位置、
例えば第1および/または第2の車両付近の歩行者の位置、および
歩行者の進行方向
のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0033】
装置は、歩行者および第2の車両の検出済み特性を用いて、歩行者と第2の車両との間の衝突可能性を決定するよう動作することができる。
【0034】
装置は、第2の車両の位置を特定するためのGPS受信機を備えることができる。装置は、緊急サービスに第1の車両の位置を知らせる信号を伝送するように構成されたGPS送信機を備えることができる。
【0035】
あるいは、またはさらに、装置は、道路利用者の画像データを得るために動作可能なビデオカメラを備えることができる。装置は、第2の車両の速度を測定するための、スピードガンなどの速度検出装置を備えることができる。スピードガンは、車両の前端部に位置するようになされうる。あるいは、またはさらに、装置は、車両の後端部に位置するようになされた第2のスピードガンを備えることができる。
【0036】
装置は、歩行者の速度を測定するためのスピードガンを備えることができる。あるいは、またはさらに、装置は、歩行者の特性を測定するためのレーダシステムとすることができる。あるいは、またはさらに、装置は、歩行者の存在を検出するための光学センサを備えることができる。
【0037】
本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様による警告装置を備える旅客車両(PCV)が提供される。
【0038】
少なくとも1つの警報ユニットは、車両の外部に警報信号を提供することが好ましい。任意選択で、警報ユニットは、車両の外面に取り付けられる。少なくとも1つの警報ユニットは、ディスプレイユニットとすることができる。
【0039】
少なくとも1つの警報ユニットは、車両の前面または後面に取り付けられた第1のディスプレイユニットを含むことがより好ましい。第2の警報ユニットが、車両の後面または前面に取り付けられてもよい。第3の警報ユニットが、車両の側面に取り付けられてもよい。警報ユニットは、拡声器を含むことができる。第3の警報ユニットは、車両の右側後面に取り付けられたディスプレイユニットを含むことができる。
【0040】
本発明の第3の態様によれば、道路利用者に潜在危険を警告する方法が提供され、この方法は、
第1の車両に検出手段を設けるステップと、
第1の車両付近に歩行者が存在する可能性に対応する第1の車両の特性を検出するステップと、
第2の車両の特性を検出するステップと、
第1および第2の車両の検出済み特性を用いて潜在危険状態を決定するステップと、
潜在危険状態に応じて道路利用者に対する警報を生成するステップと
を備える。
【0041】
道路利用者は、第2の車両または歩行者とすることができる。
【0042】
この方法は、道路利用者の特性を測定するステップを備えることが好ましい。
【0043】
この方法は、他の道路利用者に対する視覚的警報を表示するステップを備えることが好ましい。
【0044】
本発明の第3の態様の実施形態は、本発明の第1および第2の態様の上記特徴のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0045】
本発明の第4の態様によれば、警報を提供する方法が提供され、この方法は、
車両付近に歩行者が存在する可能性に対応する第1の車両の状態を、第1の車両に取り付けられた装置を使用して検出し、かつ第2の車両の状態を検出することによって、潜在危険を決定するステップと、
潜在危険に応じて警報を生成するステップと
を備える。
【0046】
本発明の第5の態様によれば、車両への取付けに適応する警告装置が提供され、この警告装置は、制御ユニットと、少なくとも1つの警報ユニットと、道路利用者によってもたらされる潜在危険を検出するための手段とを備え、制御ユニットは、潜在危険の検出に応答して警報ユニットを作動させるようになされる。
【0047】
本発明の第6の態様によれば、1人または複数人の道路利用者に警報を提供する方法が提供され、この方法は、
車両付近の道路利用者によってもたらされた潜在危険を、車両に取り付けられた装置を使用して検出するステップと、
少なくとも1人の他の道路利用者に対する警報信号を警報ユニットによって作動させるステップと
を備える。
【0048】
本発明の第7の態様によれば、少なくとも1人の道路利用者に潜在危険をもたらす可動車両のための警報システムが提供され、このシステムは、このシステムによって得られた第2の道路利用者に関するデータに基づいて、第1の道路利用者に対する警報を生成する。
【0049】
次に、本発明の実施形態について、以下の図面を参照しながら単なる例として説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0050】
最初に図1を参照すると、バス停留場に停止したバス19(第1の車両を構成する)に取り付けられた警告装置100が概略的に示されている。
【0051】
バス停留場では、バスのドアは乗客が降りるために開放され、図1に示されているように、バス周辺に歩行者が存在する可能性がある。バスのドアが開いた状況は、装置100によって検出される。警告装置100は光学センサ16を含み、光学センサ16は、背後からバス19に接近していて、車線から出てそのバスを追い越すことになる自動車26(第2の車両を構成する)の存在を検出するために使用される。矢印21は、自動車26の概略の移動方向を示す。バスのドアが開いた状況と自動車の存在とを使用して、潜在危険状態を決定し、その潜在危険状態に基づいた警報をディスプレイ23a〜23cおよび拡声器22(警報ユニットを構成する)によって生成する。
【0052】
この装置は、制御ユニット12(電池18によって電力供給される)をさらに含み、制御ユニット12は、バスの電気システム202にも接続されている。ディスプレイ23a〜23cおよび拡声器22は、制御ユニット12に接続される。
【0053】
ドアが開いた状況では、対応する車両特性信号が生成され、この車両特性信号は、バス19の電気システム202を介して制御ユニット12によって受け取られる。第2の車両を検出したときに、信号がセンサからも制御ユニット12に供給される。
【0054】
制御ユニット12は、車両特性信号とセンサからの信号とを使用して潜在危険状態を決定し、それに応じてディスプレイ23a〜23cを介して視覚的警報を生成するようにプログラムされる。制御ユニット12はまた、車両特性信号を使用して、警告装置を作動させるかどうかも決定する。
【0055】
制御ユニット12は、適切な警報を画像またはメッセージとして生成するために、センサ16から受け取られた信号に応答してディスプレイ23a〜23cに信号を送る。警報は、他の道路利用者に車両に関連する潜在危険を知らせるために、装置100によって周辺環境に伝えられる。表示された画像およびメッセージは、潜在危険状態に関連する情報を提供する。
【0056】
センサ16が自動車26の光学特性30を検出しているときに、制御ユニットは、それに応じて警報を生成し、ディスプレイ23a〜23cは、潜在危険状態に従って視覚的な警告メッセージまたは画像を生成する。ディスプレイ23a、23bおよび23cは、目立つ照明式標識を可能にする発光ダイオードを含む。
【0057】
後部ディスプレイ23bによって生成された警告メッセージは、自動車26の運転手が容易に見ることができ、運転手にバス付近の潜在危険状態の警報を出すので、自動車は適切な行動を取ることができる。この場合、ディスプレイ23bは、道路を渡る女性および子供の国際的に認知された絵柄とメッセージ「CAUTION, DANGER − CHILDREN/PEDESTRIANS ALIGHTING(注意、危険−子供/歩行者が降車中)」とが交互に起こる画像を生成するが、他のメッセージ/画像が他の実施形態で使用されうることが理解される。
【0058】
同様に、ディスプレイ23aは、バスから降り道路を渡りたいと思っているバス付近の歩行者28、例えば子供が見ることができる警告メッセージを生成する。拡声器22は、歩行者に潜在危険の警報を出し、歩行者が聞くことができる可聴警報を生成する。
【0059】
ディスプレイ23cは、歩行者がバス19の背後で道路を渡りながら見ることができる、自動車26に関する情報を有する警告表示を生成する。このディスプレイ23cは、拡声器22から伝えられる警報メッセージを普通なら聞くことができない、バスの背後で横断する難聴の人々に対する特定の支援になる。ディスプレイ23cは、車両19の後ろから降りる前に最後のポイントで道路を渡る歩行者28に警報プロンプト(alart prompt)を提供するために、バス19の右側後部に位置付けられる。この実施形態では、警告警報(warning alert)は、子供の頭の高さまたはその近傍に位置する垂直な薄い照明式警戒標識となるように形成される。
【0060】
後部ディスプレイ23bは、自動車26の運転手を対象とする警告を生成し、ディスプレイ23aおよび23cは、運転手および歩行者に関連しかつ有用であるとともに潜在危険状態に関係する情報を提供することによって、歩行者を対象とする警告を生成する。
【0061】
バスがバス停留場の近くにある間、警告メッセージまたは警報メッセージは一時的に提供される。バス19が十分遠ざかり、潜在危険状態が減少し、すなわち「通常」に戻ったときに、警告装置は解除される。この実施例では、制御ユニット12は、バスがバス停留所から離れ、一定速度に達したときに、警報を停止させるようにプログラムされる。
【0062】
図2は、80に、バス19に取り付けられた警告装置100の様々な構成要素間の相互作用を概略的に示す。
【0063】
装置100は、バス停留所でバスのドアが開放したときに、バス19とやりとりし、バス19から電気システム(図示せず)を介して車両特性信号82を受け取る。装置100はまた、(光学センサが光学特性30を検知することにより)自動車26の検出済み存在に対応するデータ31も受け取る。車両特性信号82および自動車26の存在は、潜在危険状態を決定しかつ歩行者28および自動車26への適切な警報メッセージを生成し表示するために使用される。
【0064】
車両特性信号82および自動車26の存在は、装置100を作動させかつ制御ユニットをトリガして信号および受信データに従って表示メッセージを出力するために使用される。
【0065】
したがって、装置100は、第2の車両26の検出済み存在と車両19の特性とを使用して、潜在危険状態を決定し、それに応じて警報を生成する。そして、受信信号82および/または第2の自動車両の特性30は、車両19、歩行者28、および第2の車両26によってもたらされる潜在危険に関連する、自動車運転者26および歩行者28に対する警告警報42a、42bを生成し表示するために、装置100によって使用される。
【0066】
他の実施例では、装置200は、自動車26の速度を検出するための速度検出装置を備えるようになされる。この装置は、自動車26の進行方向も検出することができる。
【0067】
図3Aおよび3Bは、バス19で使用するために取り付けられた警告装置100を有する図1および図2の実施形態と類似の実施形態を示すが、この実施形態は、センサが自動車26の速度を検出するという点で異なる。類似の特徴は、同じ参照番号を有する。バス19(旅客車両(PCV))には、側面ディスプレイ23aおよび後面ディスプレイ23bが取り付けられ、拡声器22は、バス19の外面に取り付けられる。別のディスプレイ23cが、バス19の右側後面に取り付けられる。制御ユニット12は、内部に取り付けられ、上述のようにバスの状態に関連することができる。
【0068】
バス19は、乗客がバスに搭乗するために待っているバス停留所63に近づく。疾走する自動車26が、すぐ近くの道路66に沿ってバス62の背後で走行している。
【0069】
バスが停止したときに、ドアが開いて車両特性信号を生成し、警告装置100が作動する。センサ16は、バス19付近の疾走する自動車26の速度を検出する。
【0070】
自動車64が疾走しているとき、バスは、警告メッセージを表示して、車両の道路利用者/車両の運転手に子供などの歩行者28の存在に関する警報を出す。システムによって生成される警告メッセージは、運転手の注意を引き付けるための、明るい赤色のスクロールする目立つ表示メッセージである。
【0071】
バス62はまた、バス停留所で乗客に対して、疾走する自動車があり注意すべきであるというメッセージをディスプレイ23aによって表示する。このメッセージは、明るい黄色のスクロールメッセージとすることができる。
【0072】
バスの右側に搭載されかつ視覚的警報を左側に向って送るように位置付けられたディスプレイ23cは、バスの背後で横断する乗客に、疾走する自動車が接近していることを示す。ディスプレイ23cは、車両の背後の乗客、特に難聴の乗客に注意を促すように機能する。
【0073】
これらのメッセージは、歩行者/運転手が事故を回避するために行動を取ることができるように、自動車26の速度または進行方向に関するデータを表示する。
【0074】
バスの運転手は、システムの制御ユニット12に手動式車両特性信号82を送ることによって、追加の警報を手動で開始する。バスが発車して離れて行くとき、警報は、バスが一定速度を超えるかまたは低い潜在危険状態が決定されるまで生成され続ける。システムは、その後、作動停止される。
【0075】
別の実施形態では、図4は、200に、バス219に取り付けられかつ歩行者228と自動車226の潜在的衝突を警告するように構成された警告装置を概略的に示す。
【0076】
この実施形態では、センサは、自動車226の速度を検出するためのスピードガンを含む。ディスプレイ223bは、自動車226の運転手に対する関連警告メッセージを表示する。ディスプレイは、メッセージ「SLOW DOWN(スピード落とせ)」、「TOO FAST(スピード出し過ぎ)」続いて、自動車26の速度、および/または「BEWARE PEDESTRIANS(歩行者に注意)」を交互に示す、移動メッセージまたはスクロールメッセージである。移動メッセージは、自動車26の運転手の注意を引き付けるとともに、運転手に正しい行動を取るよう促して、特定の道路状況の潜在危険を低減する。
【0077】
「VEHICLE APPROACHING QUICKLY FROM RIGHT(車両が右から急接近中)」、「DO NOT CROSS(横断するな)」などの自動車226に関するメッセージが、歩行者に対してディスプレイ23aおよび/または23cによって交互に表示される。これらのメッセージは、歩行者の目に留まるようにするための移動メッセージであり、潜在危険状況に関連しているので、歩行者に、危険を見極め、事故の危険性を限定するための行動を取るよう促す。
【0078】
レーダーガンは、バス19の前方、後方もしくは側方の第2の自動車226の速度を検出するように機能する。レーダーガン261、263はまた、歩行者28および第2の車両の距離、位置、および進行方向を考慮に入れるようになされる。
【0079】
この実施形態では、警告装置210は、バス219の前端部に対して取り付けられた追加のセンサ263を備え、このセンサ263は、歩行者228の特徴を検出するために使用される。より具体的には、センサ263は、歩行者の速度を検出するように機能する。一方、バス219の後部に位置するセンサ261a、261bは、自動車226がバス219に向って移動していてバス219を追い越すことになる速度を測定するために使用される。
【0080】
歩行者228と車両226の運転手の両方の視界が遮られ、したがって、車両26の運転手には歩行者28が見えず、歩行者28にも車両26の運転手を見ることができない。歩行者28の測定済み速度と車両226の速度とを使用して、警告装置200は、第1の車両を追い越す第2の車両226が潜在衝突点280で道路を渡る歩行者228と衝突する可能性があるかどうかを決定する。
【0081】
歩行者228および自動車226が衝突コース上にある場合、例えば衝突可能性に応じて歩行者228および自動車226に潜在危険を警告するために、警報が生成され歩行者228および自動車226に伝えられる。この場合、歩行者228に対する警報は、拡声器222によって伝えられる可聴警報である。可視警報が生成され、ディスプレイ223bを介して第2の車両226の運転手に伝えられる。ディスプレイは、語句「WARNING − POTENTIAL COLLISION(警告−衝突する恐れあり)」、「YOU ARE ON A COLLISION COURSE WITH A PEDESTRIAN(歩行者との衝突コースにいます)」を有する交互に起こるスクロールメッセージを生成する。したがって、バス付近の潜在危険状態に関連する警告が、警告装置200によって生成される。
【0082】
歩行者228および自動車226の検出済み速度の情報は、潜在衝突点280を計算するために警告装置の制御ユニット12によって処理される。
【0083】
図5には、300に、バス219に取り付けられた警告装置200を備える道路安全警報システムの様々な構成要素間の相互作用が概略的に示されている。
【0084】
これは、警告装置200が、道路の潜在危険に関して表示される情報を決定するために、歩行者228の特徴である情報231も考慮に入れていることを除けば、図2を参照して説明した相互作用に類似している。このシステムは、警告装置および自動車226付近にいる子供などの歩行者228の実際の差し迫った衝突を警告する。
【0085】
代替実施形態(図示せず)では、センサ263は、様々な高さの歩行者228を検出するようになされる。センサ263と類似の複数のセンサが、この目的で様々な高さに位置する。特定の高さの歩行者を検出することにより、その歩行者の年齢に関する推測を行い、それに応じて警報を生成することができる。
【0086】
別の実施形態(図示せず)では、警告装置は、デュアルビーム光学検出システムなどの別の速度検出システムを備える。この場合、第1の光ビームと第2の光ビームが、車両から放出され、既知の距離で離間される。歩行者28が道路を渡るときに、第1および第2のビームはそれぞれ、歩行者228が通り過ぎるにつれて、異なる時間に修正されることになる。このように、歩行者228は、2個所で2つの異なる時間に検出されて、歩行者の速度を決定できるようになる。光ビームは、例えばレーザービームとすることができる。
【0087】
様々な実施形態で、歩行者を検出するためのセンサ263と類似のセンサが、第1の車両219の前方または後方のどちらかで道路を渡る歩行者を検出するために位置付けられかつ使用されうることが理解される。さらに、歩行者検出センサは、車両219上に位置する制御コンピュータによって制御されうる。この制御コンピュータ、歩行者検出センサ263、および警報ユニット22は、警告装置14の他の構成要素から切り離して設けることができる。
【0088】
別の実施形態(図示せず)では、システムは、第1の車両219の位置に関する情報を受け取るためのGPS受信機を含むことができる。GPS受信機を介して提供された情報は、場所の要件に従って表示を生成する警報システムを構成するために使用されうる。例えば、GPSデータは、第2の車両が疾走しているかどうかという更新情報を提供するために使用されうる場所での制限速度データを含むことができる。GPS受信機は、車両が、事故ホットスポット(accident hotspot)にあること、あるいは歩行者が降車しているバス停留所に近接していることを検出するために使用されうる。警告装置は、第2の車両の画像を記録するためのビデオカメラも含むことができる。画像データは、事故が起きた場合に参照されうる。
【0089】
さらに、他の実施形態では、バスは、第1の車両の位置を含む警報信号を送信するように作動可能な送信機も含むことができる。この警報信号は、例えば衝突がバス付近で起きた場合に、緊急サービスに警報を出すために使用される。この信号は、緊急車両のGPS受信機によって受信されうる。衝突が不審な状況で起きた場合、セキュリティサービスが警報を受ける。信号の送信は、運転手によって、例えば運転手が制御ボタンを押し下げたときに信号を送ることによって制御されうるか、あるいは自動的に行われうる。
【0090】
様々なレベルの警報がこのようにして通信されうる。同様に、運転手が非難されるというリスクがある場合、運転手は、このようにして警報を伝えることができる。
【0091】
正確なGPS位置の緊急サービスへの迅速な提供は、事故が起きた場合に緊急サービスの応答時間を短縮する一助となる。
【0092】
したがって、装置は、交通状況に関する情報およびデータを取得するとともに、第2の車両の速度、距離または位置に関する情報も取得して、潜在危険状況を決定し適切な警報を伝えることができる。
【0093】
要約すれば、この装置および方法は、潜在危険レベルなどの潜在危険状態に応じて道路利用者に警報を提供するとともに、実際の状況に関連するシステムによって取得されたデータ、例えば、追い越す自動車の検出済み特性と車両付近に歩行者が存在する可能性に対応する車両の特性とを含むデータに基づいて道路利用者に警告する。本発明の実施形態では、潜在危険検出機器および表示標識が、潜在危険に関連するデータを取得し表示し、かつ他の道路利用者に潜在危険を警告するために、車両上に位置付けられる。
【0094】
これは、利用者が警告を無視するというリスクを低減し、道路安全性を向上させ、かつ事故が起こるリスクを低減する。
【0095】
警告は、車両近傍の領域内の道路利用者に関する実時間データを取得しかつ/または測定するとともに、これらのデータに基づいて警報を生成することによって、適切に行われる。これは、安全上の潜在危険(safety hazard)である車両19付近の領域における安全性を改善する働きをする。
【0096】
速度情報などの情報を表示するために標識を使用することは、そのような情報が良心的な運転手によって考慮されたときに、運転手は、特に子供が危険にさらされる可能性のある場所で、義務であると感じて速度を下げる可能性があるので、特に有利である。
【0097】
本明細書に記載の本発明から逸脱することなく、様々な修正および改良を加えることができる。
【0098】
センサは、バス19の前面、後面または側面に位置付けられうることが理解される。
【0099】
別の実施形態では、歩行者が接近する自動車との衝突コースにいることを警告するために、メッセージがバス19の前面付近に搭載されたディスプレイを介して伝達されうる。
【0100】
上述した装置は、一定時間が経過した後で、またはバスの速度または加速が所定の閾値を超えていると検出されたときに作動停止されうることが理解される。
【0101】
他の実施形態では、バス19の運転手が、リスクがあると考えた状況で制御ボタンを押すことによって、車両特性信号が手動で生成されうる。車両特性信号は、バス19の挙動、例えばバスの速度、位置、加速、ドアの開放などに関する情報を伝達する。車両特性信号は、自動的に生成されてもよい。別の実施形態では、バスの特性がセンサによって検出されて、センサから自動的に送られる車両特性信号を生成することができる。そのようなセンサは、例えば、バスが停止していること、またはバスのドアが開放されていることを検出することができる。あるいは、センサは、乗客がバスから降りていることを、例えば光学センサや圧力センサによって検出することができる。
【0102】
装置はまた、ある時間にわたってセンサからのデータを記録するための記憶装置を含むことができる。
【0103】
センサ261、263は、信号を送りかつ車両または歩行者からの応答を受け取るための送信機および受信機を含むことができる。歩行者を検出するためのセンサは、位置パラメータ、速度パラメータおよび距離パラメータを検出するためのレーダ送受信機を含むことができ、レーダーガンを含むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1】本発明の一実施形態による道路事故防止用警告装置の概略図である。
【図2】図2の警報システムの概略情報流れ図である。
【図3A】本発明の別の実施形態に従って取り付けられた警告装置を有する、運転中のバスの概略断面図である。
【図3B】図3Aのバスの概略俯瞰図である。
【図4】本発明の別の実施形態による道路事故防止用警報システムの概略図である。
【図5】図4の警報システムの概略情報流れ図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の車両に取り付けるための警告装置であって、
前記第1の車両付近に歩行者が存在する可能性に対応する前記第1の車両の特性を検出するための手段と、
第2の車両の特性を検出するための手段と
を備え、前記第1の車両および前記第2の車両の前記検出済み特性を用いて潜在危険状態を決定するよう動作し、かつ、前記潜在危険状態に応じて道路利用者に対する警報を生成するよう動作する、警告装置。
【請求項2】
前記警報を生成するよう動作する制御ユニットを備える、請求項1に記載の警告装置。
【請求項3】
警報ユニットを備え、
前記制御ユニットが、前記潜在危険状態に応じて前記警報ユニットを介して前記警報を生成するよう動作する、請求項2に記載の警告装置。
【請求項4】
前記第1の車両の前記特性が、
前記第1の車両の速度と、
前記第1の車両の挙動と、
前記第1の車両の開いたドアの状態と、
前記車両の加速または減速と、
事故リスクの高い環境での前記車両の位置と、
手動作動式制御の状態と、
前記第1の車両の位置と、
前記第1の車両の進行方向と
を含む群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項5】
前記第2の車両の前記特性が、
前記第2の車両の速度、
前記第2の車両の挙動、
前記第2の車両までの距離、
前記第2の車両の位置、
前記第2の車両の進行方向、および
前記第2の車両の存在
のうちの1つまたは複数を備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項6】
前記第2の車両の前記特性を検出するための前記手段が、前記特性を検出するようになされた少なくとも1つのセンサを備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項7】
歩行者と前記第2の車両との間の衝突可能性を決定するよう動作する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項8】
前記歩行者の特性を検出するための手段を備え、前記衝突可能性が、前記歩行者および前記第2の車両の前記検出済み特性を用いて決定される、請求項7に記載の警告装置。
【請求項9】
前記歩行者の特性を検出するための前記手段が、前記特性を測定するようになされたセンサを備える、請求項8に記載の警告装置。
【請求項10】
前記歩行者の前記特性が、前記歩行者の進行方向を含む、請求項8または9に記載の警告装置。
【請求項11】
警報を、前記警報が生成される対象の前記道路利用者に対して生成するよう動作する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項12】
前記警報が生成される対象の前記道路利用者が、前記第1の車両、前記第2の車両、および少なくとも1人の歩行者のうちの1つまたは複数である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項13】
前記道路利用者に可視警報を提供するよう動作するディスプレイを備える、請求項1〜12のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項14】
前記装置によって記録されたデータを表示するように構成されたディスプレイを備え、前記データが、前記第2の車両の前記検出済み特性に対応する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項15】
前記第1の車両付近で可聴警報を生成するための少なくとも1つの拡声器を備える、請求項1〜14のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項16】
前記警報ユニットが、前記第1の車両の外面上に位置するようになされた、請求項3〜15のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項17】
前記道路利用者の画像データを得るために動作可能なビデオカメラを備える、請求項1〜16のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項18】
前記第1の車両の位置を特定するためのGPS受信機を備える、請求項1〜17のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項19】
緊急サービスに前記第1の車両の位置を知らせるための信号を伝送するように構成された送信機を備える、請求項1〜18のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項20】
前記第2の車両の速度を測定するための速度検出装置を備える、請求項1〜19のいずれか一項に記載の警告装置。
【請求項21】
請求項1〜20のいずれか一項に記載の前記警告装置を備える旅客車両(PVC)。
【請求項22】
道路利用者に潜在危険を警告する方法であって、
第1の車両に検出手段を設けるステップと、
前記車両付近に歩行者が存在する可能性に対応する前記第1の車両の特性を検出するステップと、
第2の車両の特性を検出するステップと、
前記第1の車両および前記第2の車両の前記検出済み特性を用いて潜在危険状態を決定するステップと、
前記潜在危険状態に応じて道路利用者に対する警報を生成するステップと
を備える方法。
【請求項23】
前記第2の車両の速度を検出するステップを備える、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の車両のドアの開放を検出するステップと、前記潜在危険状態を決定する際に前記ドアの開放を使用するステップとを備える、請求項22または23に記載の方法。
【請求項25】
危険場所における前記第1の車両の位置を検出するステップと、前記潜在危険状態を決定する際に前記位置を使用するステップとを備える、請求項22〜24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記車両付近の歩行者を検出するステップと、前記潜在危険状態を決定する際に前記歩行者の前記検出を使用するステップとを備える、請求項22〜25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
歩行者の進行方向を検出するステップと、前記歩行者と前記第2の車両の衝突可能性を決定するために前記歩行者の前記進行方向を使用するステップとを備える、請求項22〜26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記第2の車両の進行方向を検出するステップと、前記歩行者と前記第2の車両の前記衝突可能性を決定する際に前記第2の車両の前記進行方向を使用するステップとを備える、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記第2の車両に潜在危険の警報を出すステップを備える、請求項22〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
歩行者に潜在危険の警報を出すステップを備える、請求項22〜29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記潜在危険状態に応じて道路利用者に対する警報メッセージを表示するステップを備える、請求項22〜30のいずれか一項に記載の方法。
【請求項32】
前記潜在危険状態に応じて前記道路利用者に対する可視警報を表示するステップを備える、請求項22〜31のいずれか一項に記載の方法。
【請求項33】
緊急サービスに前記第1の車両の位置を知らせるステップを備える、請求項22〜32のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−531766(P2009−531766A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−502217(P2009−502217)
【出願日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際出願番号】PCT/GB2007/001153
【国際公開番号】WO2007/110654
【国際公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願人】(508291582)
【Fターム(参考)】