説明

負荷ロール収納カートリッジ、高圧給電構造および画像形成装置

【課題】高圧電源から負荷ロールまでの高圧給電構造において、給電の信頼性を維持しつつ、給電部品点数を削減する負荷ロール収納カートリッジ、高圧給電構造および画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】負荷ロール11と、負荷ロール11のロール軸12を受ける軸受部材21と、軸受部材21を支持する軸受用弾性部材22と、一方の端部は軸受用弾性部材(第1の弾性部材)22と接続し、他方の端部は負荷ロール11に高圧電圧を供給するための昇圧トランス2Aの電源出力端子である高電圧出力端子3Aに接続する弾性部材(第2の弾性部材)23とを有し、弾性部材23の弾性圧は、軸受用弾性部材22よりも小さい構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は負荷ロール収納カートリッジ、高圧給電構造および画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機やプリンタ等において、帯電ローラ・転写ローラ・現像ローラ等に高圧電源出力を印加する電源装置に関しては、高圧ハーネスを使用せず、プレート及びピアノ線(ワイヤ)を用いて給電する装置が知られている。
【0003】
高圧電源から各ローラへ給電する手段として、特許文献1では弾性の接続端部を有する金属導体を使用し、特許文献2では板状部材を使用している。
【0004】
【特許文献1】特開2002−52780号公報
【特許文献2】特開2008−111999号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、高圧電源から負荷ロールまでの高圧給電構造において、給電の信頼性を維持しつつ、給電部品点数を削減する負荷ロール収納カートリッジ、高圧給電構造および画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するために、本発明の請求項1記載の負荷ロール収納カートリッジは、負荷ロールと、前記負荷ロールのロール軸を受ける軸受部材と、
前記軸受部材を支持する第1の弾性部材と、一方の端部を前記第1の弾性部材と接続し、他方の端部を前記負荷ロールに高圧電圧を供給するための高圧電源の電源出力端子に接続する第2の弾性部材とを有し、前記第2の弾性部材の弾性圧は、前記第1の弾性部材の弾性圧よりも小さいことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材とは、単一の部材で一体に構成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第1の弾性部材は、前記第1の弾性部材の弾性方向が前記第2の弾性部材の弾性方向と異なる方向となるように設けられることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、負荷ロールのロール軸を受ける軸受部材と、前記軸受部材を支持する第1の弾性部材と、前記負荷ロールに高圧電圧を供給するための高圧電源と、一方の端部を前記第1の弾性部材と接続し、他方の端部を前記高圧電源の電源出力端子に接続する第2の弾性部材とを有し、前記第2の弾性部材の弾性圧は、前記第1の弾性部材の弾性圧よりも小さいことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材とは、単一の部材で一体に構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記第1の弾性部材は、前記第1の弾性部材の弾性方向が前記第2の弾性部材の弾性方向と異なる方向となるように設けられることを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の発明は、負荷ロールに高圧電圧を供給するための高圧電源と、負荷ロールのロール軸を受ける軸受部と、前記軸受部を支持する第1の弾性部と、一方の端部は前記第1の弾性部と接続し、他方の端部は前記高圧電源の電源出力端子に接する第2の弾性部とを有する負荷ロールとの接続部と、を有し、前記軸受部及び第1の弾性部、第2の弾性部が、前記高圧電源内部に一体成形されており、前記第2の弾性部の弾性圧は、前記第1の弾性部の弾性圧よりも小さいことを特徴とする。
【0013】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記高圧電源の接続部の一方を回路素子が形成された高圧電源基板と共にフレームに固定し、他方を直接フレームに固定することを特徴とする。
【0014】
請求項9に記載の画像形成装置の発明は、請求項4から8のいずれか一項記載の高圧給電構造を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の発明は、通電を良好に保つことができる。
【0016】
請求項2の発明は、負荷ロールに給電するための部品の点数を削減するとともに、接続部を減少させることで給電の信頼性が向上する。
【0017】
請求項3の発明によれば、弾性圧をそれぞれ異なる方向に分散させることが可能となり、負荷ロールの回転動作による高圧電源基板への振動抑制が可能となる。
【0018】
請求項4の発明は、通電を良好に保つことができる。
【0019】
請求項5の発明は、負荷ロールに給電するための部品の点数を削減するとともに、接続部を減少させることで給電の信頼性が向上する。
【0020】
請求項6の発明によれば、弾性圧をそれぞれ異なる方向に分散させることが可能となり、負荷ロールの回転動作による高圧電源基板への振動抑制が可能となる。
【0021】
請求項7の発明は、負荷ロール収納カートリッジの定期的交換によるコスト抑制が可能となる。
【0022】
請求項8の発明は、高圧電源内部に一体成形した場合においても、高圧電源の強度を高めることができる。
【0023】
請求項9の発明は、通電を良好に保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
【実施例1】
【0025】
本発明を適用する画像形成装置について説明する。
本実施例では画像形成装置としてタンデム型プリンタを使用するが、本発明が適用される画像形成装置がタンデム型プリンタに限られるわけではない。
図1を用いて、タンデム型プリンタの構成および動作について説明する。各感光体2101の周囲には、帯電ロールを備えた帯電器2102が備えられ、帯電器2102により感光体2101が一様に帯電された後、感光体ドラム上に図示しない露光装置により露光され、静電潜像が形成される。静電潜像が現像器2103により現像され、感光体2101上のトナー像は、一次転写器2104により中間転写体2107上に転写される。これらの処理をYMCKそれぞれ連続して行なった後、二次転写器2106により用紙(ペーパー)などのシート状の記録媒体上に転写され、剥離器2105で用紙を剥離し出力する。
【0026】
ここで、二次転写器2106は、接地される転写ロール2106aと、中間転写体を挟んで対向するバックアップロール2106bを含んで構成される。負荷としてのバックアップロール2106bにバイアスが印加される。図2では、省略されているが、二次転写器2106の転写ロール2106aには、転写ロールに付着したトナーを回収するクリーニング装置が設けられ、二次転写位置より下流側には、中間転写体(例えば、中間転写ベルト)2107に付着したトナーを回収するクリーニング装置が設けられる。
【0027】
次に、画像形成装置に設けられる負荷ロール収納カートリッジについて説明する。図2は本発明を、複写機の帯電ローラ・転写ローラ・現像ローラ等(以後、負荷ロールと総称する)を収納する負荷ロール収納カートリッジに適用した図である。
【0028】
負荷ロール収納カートリッジの構成を図2(a)を用いて説明する。図2(a)は負荷ロール収納カートリッジを側面から見た断面図である。
負荷ロール収納カートリッジ10内には、負荷ロール11と負荷ロール11に電力を供給するための給電機構20が設置されている。
給電機構20は、軸受部材21と、軸受用弾性部材(第1の弾性部材)22と、弾性部材(第2の弾性部材)23とを備えている。軸受部材21は、昇圧トランス(高圧電源)2Aからの電圧を負荷ロール11に供給できるよう導電性を有し、負荷ロール11のロール軸12を受ける。軸受用弾性部材22及び弾性部材23は、昇圧トランス2Aからの電圧を負荷ロール11供給するために導電性を有している。軸受用弾性部材22は、軸受部材21を支持する。弾性部材23の一方の端部は、前述の軸受用弾性部材22と接続され、他方の端部は負荷ロール収納カートリッジ10の外部に設置された昇圧トランス2Aの電源出力端子である高電圧出力端子3Aと接続される。
【0029】
次に、給電構造20を構成する各部材についてさらに詳細に説明する。
弾性部材23の末端は、負荷ロール収納カートリッジ10から突出しており、高圧電源基板1に設置された高電圧出力端子3Aとの接点となる。高電圧出力端子3Aには、高圧電源基板1に設置された昇圧トランス2Aから電圧が供給される。
【0030】
弾性部材23は高電圧出力端子3Aから電圧供給を受けるため、弾性部材23の端部と高電圧出力端子3Aとの接触圧は確実な導通が得られる程度に高くなければならない。その一方で、接触圧があまり高すぎると高圧電源基板1が変形する等の不具合が発生する。また、負荷ロール収納カートリッジ10の交換を含め、これらの事情を考慮して弾性部材23の弾性係数が定められる。弾性部材23がコイル状バネの場合には、その弾性係数を実現するために、コイルの材質、巻数等が定められる。
また、弾性部材23に供給された電圧は、軸受用弾性部材22へと通電されなければならないため、弾性部材23と軸受用弾性部材22は導通状態になければならない。本実施例では、軸受用弾性部材22と弾性部材23を一体的に形成し、導通性を確保した。その他導通手段としては、軸受用弾性部材22と弾性部材23とを導電性の部材で接続してもよい。
【0031】
次に、軸受部材21および軸受用弾性部材22について説明する。
図2(b)は、軸受部材21および軸受部材21を支持する軸受用弾性部材22を図2(a)に示す矢印方向に見た図である。
軸受用弾性部材22は図2(b)に示されるように軸受部材21を支持する。したがって、軸受用弾性部材23は軸受部材21を支持できるよう形成されている。本実施例では、軸受用弾性部材22としてコイル状バネを使用するが、その他に板状バネやゴム等を使用しても良い。
【0032】
軸受部材21は、図2(b)に示すように軸受用弾性部材22で支持される。軸受部材21が負荷ロール11との接点となり、ロール軸12を介して負荷ロール11に電圧を給電する。軸受部材21の形状は、ロール軸12を受け負荷ロール11の回転動作を妨げない形状であればよく、例えば円形や図2(b)に示されるような半円形が考えられる。
【0033】
負荷ロール11への給電について説明する。
まず、図2(a)に示すように、負荷ロール収納カートリッジ10の弾性部材23を高電圧出力端子3Aに接するような位置に設置する。
昇圧トランス2Aで昇圧された電圧は、高電圧出力端子3Aに出力される。高電圧出力端子3Aに出力された電圧は、高電圧出力端子3Aに接する弾性部材23から単一の導電性部材で弾性部材23と一体的に形成された軸受用弾性部材22を経て、導電性の軸受部材21へと通電される。
負荷ロール11はロール軸12が軸受部材21と接しているので、ロール軸12を介して軸受部材21から電力の供給を受ける。
【0034】
本実施例によれば、給電機構20にかかる弾性圧を軸受用弾性部材22と弾性部材23によって、それぞれ異なる方向に分散させることが可能となり、負荷ロール11の回転動作による高圧電源基板1への振動が抑制されるため、高圧電源基板1が変形する等の不具合が抑制される。また、単一の導電性部材で負荷ロール11側と昇圧トランス2A側とにそれぞれ必要な弾性圧の設定を行うことにより、通電を良好に保つ。さらに、軸受用弾性部材22と弾性部材23が単一の導電性部材で一体的に形成することにより負荷ロール11に給電するための部品点数が減少し、接続部の数が減少するため、通電不良の発生を低減する。
【実施例2】
【0035】
次に、添付図面を参照しながら、実施例2について説明する。なお、実施例2の説明において、実施例1と同一の要素については同一の符号を付して必要のある場合を除き説明を省略する。
図3は本発明の給電機構20をマシン本体のフレーム付きにした図である。
図3は前述した負荷ロール収納カートリッジに設置されていた給電機構20と昇圧トランス等とで構成された電源装置を側面から見た断面図を示している。
【0036】
電源装置は、給電機構20と、高電圧出力端子3Aと、昇圧トランス2Aと、高圧電源基板1とを備えている。給電機構20は樹脂部材を介してフレームに取り付けられ、高圧電源基板1は、給電機構20を覆うように、フレームに取り付けられる。高電圧出力端子3Aは、給電機構20の弾性部材23と接し電圧供給を行う。昇圧トランス2Aは、昇圧した電圧を高電圧出力端子3Aに出力する。
【0037】
次に、給電機構20の構成は実施例1と同様であるため、昇圧トランス2Aと高電圧出力端子3Aについて説明する。
昇圧トランス2Aは電源昇圧によって高電圧を得る電源装置である。昇圧トランス2Aは、負荷ロール11が作動するのに必要な電圧を供給できる電源装置であれば良く、圧電トランスや磁気トランス等を用いることができる。
高電圧出力端子3Aは昇圧トランス2Aで昇圧された電圧を出力する端子であり、高電圧出力端子3Aは図2に示すように高圧電源基板1上に設置されていても良いし、図4に示されるように昇圧トランス2Bとモジュール化されている高電圧出力端子3Bであっても良い。
【0038】
給電機構20の弾性部材23は、電源装置内において高電圧出力端子3Aまたは3Bと接するように配置される。昇圧トランス2Aまたは2Bで昇圧された電圧は、高電圧出力端子3Aまたは3Bから給電機構20へと通電される。したがって、電源装置の開口部に負荷ロール11のロール軸12を差し込み、ロール軸12を軸受部材21に乗せることで、負荷ロール11に給電できる。
【0039】
本実施例によれば、負荷ロール11の回転動作で発生する横方向の振動を電源装置内に配置された給電機構20が受けても弾性部材23が吸収して、高圧電源基板1が変形する等の不具合が低減する。また、軸受用弾性部材22と弾性部材23が1の導電性部材で一体的に形成されているため、負荷ロール11に給電するための部品点数が減少し、通電不良の発生を低減する。
【実施例3】
【0040】
電源装置を小型化することを考えた場合に、給電機構20と昇圧トランス2Aまたは昇圧トランス2Bを一体化することが考えられる。そこで、実施例3では、給電機構と昇圧トランスを一体化した電源装置について説明する。なお、実施例3の説明において、実施例1および2と同一の要素については同一の符号を付して必要のある場合を除き説明を省略する。
【0041】
図5は昇圧トランス2Cの内部に給電機構20を設置することで小型化をはかった電源装置を側面から見た断面図である。また、図6の(a)および(b)は図5の電源装置を側面および正面から見た斜視図である。
図6中、点線部で示した各部品は、実線で示した部品の内部に設置されていることを示している。
【0042】
図5および図6からわかるように、給電機構20は、昇圧トランス2Cの内部に設置された高電圧出力端子3Cに接するようにして、昇圧トランス2Cの内部に配置されている。昇圧トランス2Cが昇圧した電圧を高電圧出力端子3Cに出力することで、高電圧出力端子3Cに接する給電機構20へ電圧が供給される。
負荷ロール11への給電は、図6(a)および(b)に実線で示す昇圧トランス2Cの開口部に負荷ロール11のロール軸12を差し込み、ロール軸12を軸受部材21に乗せることで行う。
また、図5に示されるように昇圧トランス2Cの接続部24の一方を高電圧基板1と共に板金フレーム4に固定し、他方を直接板金フレーム4に固定しても良い。
【0043】
本実施例によれば、給電機構20と給電機構20に電圧を供給する昇圧トランス2Cとが一体化されているため、負荷ロール収納カートリッジ10の定期的交換によるコストが抑制される。また、昇圧トランス2Cの接続部24の一方を高圧電源基板1と共にフレームに固定し、他方を直接板金フレーム4に固定することで、昇圧トランス2C内部に給電機構20を一体形成した場合においても、昇圧トランス2Cの強度が向上する。
【0044】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明を適用する画像形成装置の図である。
【図2】本発明を負荷ロール収納カートリッジに適用した図である。
【図3】本発明の高圧給電構造の実施例を表す図である。
【図4】本発明の高圧給電構造の実施例を表す図である。
【図5】給電機構と昇圧トランスを一体化した本発明の実施例を表す図である。
【図6】部品化された高圧給電構造の側面および正面からの斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
1…高圧電源基板
2A、2B、2C…昇圧トランス
3A、3B、3C…高電圧出力端子
4…板金フレーム
10…負荷ロール収納カートリッジ
11…負荷ロール
12…ロール軸
20…給電機構
21…軸受部材
22…軸受用弾性部材
23…弾性部材
24…接続部
2101…感光体
2102…帯電器
2103…現像器
2104…一次転写器
2105…中間転写体
2106…二次転写器
2106a、2106b…バックアップロール
2107…中間転写体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
負荷ロールと、
前記負荷ロールのロール軸を受ける軸受部材と、
前記軸受部材を支持する第1の弾性部材と、
一方の端部を前記第1の弾性部材と接続し、他方の端部を前記負荷ロールに高圧電圧を供給するための高圧電源の電源出力端子に接続する第2の弾性部材とを有し、
前記第2の弾性部材の弾性圧は、前記第1の弾性部材の弾性圧よりも小さいことを特徴とする負荷ロール収納カートリッジ。
【請求項2】
前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材とは、単一の部材で一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の負荷ロール収納カートリッジ。
【請求項3】
前記第1の弾性部材は、前記第1の弾性部材の弾性方向が前記第2の弾性部材の弾性方向と異なる方向となるように設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷ロール収納カートリッジ。
【請求項4】
負荷ロールのロール軸を受ける軸受部材と、
前記軸受部材を支持する第1の弾性部材と、
前記負荷ロールに高圧電圧を供給するための高圧電源と、
一方の端部を前記第1の弾性部材と接続し、他方の端部を前記高圧電源の電源出力端子に接続する第2の弾性部材とを有し、
前記第2の弾性部材の弾性圧は、前記第1の弾性部材の弾性圧よりも小さいことを特徴とする高圧給電構造。
【請求項5】
前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材とは、単一の部材で一体に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の高圧給電構造。
【請求項6】
前記第1の弾性部材は、前記第1の弾性部材の弾性方向が前記第2の弾性部材の弾性方向と異なる方向となるように設けられることを特徴とする請求項4または5に記載の高圧給電構造。
【請求項7】
負荷ロールに高圧電圧を供給するための高圧電源と、
負荷ロールのロール軸を受ける軸受部と、
前記軸受部を支持する第1の弾性部と、
一方の端部は前記第1の弾性部と接続し、他方の端部は前記高圧電源の電源出力端子に接する第2の弾性部とを有する負荷ロールとの接続部と、
を有し、
前記軸受部と第1の弾性部と第2の弾性部とが、前記高圧電源内部に一体成形されており、
前記第2の弾性部の弾性圧は、前記第1の弾性部の弾性圧よりも小さいことを特徴とする高圧給電構造。
【請求項8】
前記高圧電源の接続部の一方を回路素子が形成された高圧電源基板と共にフレームに固定し、他方を直接フレームに固定することを特徴とする請求項7に記載の高圧給電構造。
【請求項9】
請求項4から8のいずれか一項記載の高圧給電構造を備えることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−134229(P2010−134229A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−310708(P2008−310708)
【出願日】平成20年12月5日(2008.12.5)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】