説明

車両座席用の傾き調整装置

本発明は、車両座席に関し、特に、傾き調整フィッティング(1)、背もたれ、及び座席部を備える自動車の座席に関する。前記傾き調整フィッティング(1)は、第1の歯付き部品(3)及び第2の歯付き部品(2)を有する。前記背もたれ部は、第1の主構造部品(10)を有し、前記座席部は第2の主構造部品(20)を有する。前記傾き調整フィッティング(1)は、回転軸(1’)周りの前記第2の主構造部品(20)に対する前記第1の主構造部品(10)の傾きを調整するための調整機構(5)及び/又は戻り止めを有してなり、前記第1の歯付き部品(3)は前記第1の主構造部品(10)に直接的に結合され、及び/又は前記第2の歯付き部品(2)は前記主構造部品(20)に直接的に結合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両座席の座席部に相対的な背もたれの傾斜のための傾き調整装置に関し、特にウォブル機構を使用している傾き調整装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このタイプの傾き調整装置の設計及び機能についての参照は国際公開公報WO2006/040303A2による。既に周知の傾き調整装置は、例えばネジ留め、リベット留め、溶接留めにより、前記機構を超えて突出するタブによって背もたれ或いは座席部構造部に習慣的に結合されていた。この場合、比較的大きな力或いはトルクが傾き調整装置或いは、傾き調整装置のフィッティング部によって、前記大きな力/トルクが構造部、例えば背もたれ部或いは座席部の他部に、伝えられる前に、吸収されなければならず、そのため、比較的高コスト、比較的大きな重量を招き、さらに比較的大きな組み立て空間が要求される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記実情に鑑みて本発明の目的は、傾き調整装置を車両座席に設けることであり、その傾き調整装置フィッティング部を有することにより、所定の負荷に形成されて、比較的小さく、軽量でさらに費用効果が高く、さらに、車両タイプの個々の異なる組み立て空間条件或いは環境の多様性への特に優れた適用性が可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的は、傾き調整フィッティング、背もたれ及び座席部を備える車両座席、特に自動車の車両座席によって達成される。前記傾き調整フィッティングは歯付きの第1の部品及び歯付きの第2の部品を有する。前記背もたれ部は第1の主構造部品を有する。前記座席部は第2の主構造部品を有する。さらに傾き調整フィッティングは第1の主構造部品の第2の主構造部品に対する回転軸周りの傾きを調節するための調整機構及び/又はラッチング戻り止めを有する。さらに、前記歯付きの第1の部品は、前記第1の主構造部品に直接的に結合され、及び/又は前記歯付きの第2の部品は、前記第2の主構造部品に直接的に結合される。これにより、本発明によれば、傾き調整フィッティングと車両座席の背もたれ及び/又は座席部の間の結合を確実に固定することが好都合に可能となる。前記結合は、特に重量と組み立て空間という点で適応化される。さらに、この結合は、車両の異なるタイプの異なる背もたれ構造部品への、比較的低費用での順応の実現と、同時に、傾き調整フィッティングの高い耐力の提供とを、実現するのを可能とする。
【0005】
本発明の範囲にあって言及される、二つの部品或いは領域の間の結合力のある取り付けのため、本発明にあっては、溶接結合、特にレーザによる溶接結合が用いられる。しかし、その代替としては、接着結合方法、接着結合、或いはコールドメタルトランスファー方法或いは摩擦溶接方法の使用も可能であり、それによって異なる金属、特に、一方でアルミニウム、他方で鋼或いは鋼材料の間での結合を作り出すことが可能となる。
【0006】
主要な構造部品の全ては、適合されるブランク構成要素として参照されるものとして設計される(つまり、少なくとも二つの異なる相互に連結された例えば、異なる材料厚さ或いは他の強度の基本材料から製造される構造部品或いは要素)。本発明にあって、前記傾き調整フィッティング上の基本材料の境界を整理することが特に可能となる。
【0007】
本発明によれば、第1の主構造部品、第2の主構造部品及び歯付き第1及び第2部品が、各実例にあって、車両座席の両側に配置されるのが特に好ましい。少なくとも一つの横断部品が、主構造部品に結合される仕様にあって、第1の主構造部品の間、及び第2の主構造部品の間に設けられる。これによって、車両座席及び背もたれと座席部との間の結合は、追加のアダプタ部品なしに、傾き調整フィッティングを通して行われるのが好都合に可能であり、組み立て空間及び重量という点にあって適応化された費用対効果の高い車両コンセプトが達成される。特にこの実施の形態にあっては、二つの横断部品(特にチューブ状部品或いは横断チューブ)が、車両座席の両側にそれぞれ対向している二つの第2の主構造部部品(例えば座席部)の間に設けられ、一つの横断部品(横断チューブ)が、車両座席の車両座席の両側にそれぞれ対向している二つの第1の主構造部部品(例えば背もたれ部)の間に設けられる。前記横断部品は、第1及び/又は第2の主構造部品に特に、例えば溶接のような密着した結合仕様にて結合される。代替としては、前記横断部品は、例えばクリンピング(crimping)のような変形によって結合されてもよい。全ての横断部品は、実質的に相互に平行に配置されるのが好ましい。前記横断部品の代わりに、本発明にあっては、鋼部品又は曲げられた鋼部品又は押し出しされた部品(例えば、アルミニウム材料、及び/又はマグネシウム材料から製造される)として設計される横断部品が使用されてもよい。そのような具現化例は、主構造部品に結合される傾き調整フィッティングの前もって組み合わせられた部品(結合の前に横断部品により)が特に容易に搬送される(さらに省スペース)という利点を有する。前記横断部品は、その後所定の位置に合わせられる。
【0008】
さらに、本発明によれば、歯付きの第1の部品が第1の主構造部品に直接的に結合され、さらに歯付きの第2の部品が第2のアダプタ部品に直接的に結合され、前記第2のアダプタ部品が第2の主構造部品に直接的に結合され、前記歯付きの第1の部品が第1のアダプタ部品に直接的に結合され、前記第1のアダプタ部品が直接的に前記第1の主構造部品に直接的に結合される。前記歯付きの第1の部品の前記第1の主構造部品(特に背もたれ部)への直接的な結合、及び前記歯付きの第2の部品の前記第2の主構造部品(特に座席部)への直接的な結合により、本発明によれば、製造スペース、コスト、材料及び重量に少ない経費を使うだけで、安定した結合を作り出すことができる。中間部品を介した間接的な結合により、本発明によれば、異なるタイプの車両への互換性に関しての広い互換性を得ることができることが有利に可能となる。アダプタ部品の使用により、本発明によれば、許容誤差が特に簡素に補償され、さらに分離とそれゆえの簡素化された、一方で背もたれの他方で座席部のトリマビィティ(trimability)(すなわち、カバー或いは視認されるサイドカバー)が、提供されるということが有利に可能となる。さらに、アダプタ部品付きの具現化例にあって、一方で背もたれの、他方で座席部の良好な搬送性が車両座席の最終的な取り付けの前に、有利に可能である。
【0009】
さらに、本発明によれば、前記歯付きの第1の部品及び歯付きの第2の部品が、一方で前記第1の主構造部品と他方で前記歯付きの第1の部品の間の結合平面に関する第1の側部上に実質的に全体にわたって配置され、さらに一方で前記第2の主構造部品又は第2のアダプタ部品と、他方で前記歯付きの第2の部品の間の結合平面が、前記第1の側部の反対側の第2の側部上に配置される。これは、前記傾き調整フィッティングの前記背もたれ部及び/又は座席部への、狭い空間及びそれゆえ比較的に低材料費用にての、前記第1及び第2の主構造部品の結合の安定性の比較的に高い度合いを保証することを可能とする。
【0010】
前記歯付きの第1の部品が密着された結合仕様により、前記第1の主構造部品(特に背もたれ部)に、特にレーザ溶接或いは複数のレーザ溶接操作により結合されているのが特に好ましい。これにより、本発明に係る車両座席及び傾き調整フィッティングが、取り付け及び製造コストに関して最適化された方法にて簡素にさらには迅速に実現される。
【0011】
さらに、本発明によれば、前記傾き調整フィッティングは、車両座席の付加的な機能性が、乗員が車両に容易に乗車できると共に、車両から容易に降車できるのを許容する、例えば前方へ畳まれる機能性にて、有利な使用にて実現されるように、自由旋回機構を有することが好ましい。
【0012】
本発明によれば、前記傾き調整フィッティングは保持部品を有し、前記保持部品は前記歯付き第1の部品に結合され、さらに前記歯付き第2の部品を軸方向に固定するのが、さらに好ましい。
【0013】
本発明は、さらに車両座席を取り付ける方法に関し、その方法は第1ステップにて、調整機構が備え付けられ、第2ステップにて、前記調整機構が前記歯付き第1の部品を介して車両座席の第1の主構造部品に結合され、第3ステップにて、歯付き第2の部品が車両座席の第2の主構造部品或いは第2のアダプタ部品に結合される。これにより、個々の製造ステップが、例えば前記調整機構を組み合わせるときに、溶接が要求されない限り分離されるから、最適化されてさらに費用効果の高い、車両座席の製造及び取り付けが、優れた方法にて可能である。
【0014】
本発明の具現化例は、図示され、以下の説明にてより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第1具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図2】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第1具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図3】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第1具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図4】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第1具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図5】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第2具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図6】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第2具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図7】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第2具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図8】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第2具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図9】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第2具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図10】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第2具体例を、異なる視点から概略的に示す図である。
【図11】本発明に係る車両座席の座席構造を概略的に示す図である。
【図12】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第2具体例を示す図である。
【図13】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第2具体例を示す図である。
【図14】本発明に係る車両座席の傾き調整フィッティングの結合の第2具体例を示す図である。
【図15】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図16a】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図16b】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図17】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図18】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図19】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図20】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図21】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図22】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図23】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図24】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図25】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図26】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図27】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図28】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図29】本発明に係る車両座席上の、傾き調整フィッティングへの背もたれ側部、或いは傾き調整フィッティングへの背もたれ側部及び背もたれ横断部の結合の異なる代替例を示す図である。
【図30】本発明に係る車両座席上の、背もたれ及び座席部に関する傾き調整フィッティングの配置の二つの異なる代替例を概略的に示す図である。
【図31】本発明に係る車両座席上の、背もたれ及び座席部に関する傾き調整フィッティングの配置の二つの異なる代替例を概略的に示す図である。
【図32】本発明に係る車両座席への傾き調整フィッティングの結合の第4の具体例を概略的に異なる視点から示す図である。
【図33】本発明に係る車両座席への傾き調整フィッティングの結合の第4の具体例を概略的に異なる視点から示す図である。
【図34】本発明に係る車両座席への傾き調整フィッティングの結合の第4の具体例を概略的に異なる視点から示す図である。
【図35】本発明に係る車両座席への傾き調整フィッティングの結合の第4の具体例を概略的に異なる視点から示す図である。
【図36】前記傾き調整フィッティングの結合の第4の具体例の代替例を概略的に示す図である。
【図37】本発明に係る、車両座席への前記傾き調整フィッティングの結合の前記第4の具体例における、取り付けステップのシーケンスを概略的に示す図である。
【図38】本発明に係る、車両座席への前記傾き調整フィッティングの結合の前記第4の具体例における、取り付けステップのシーケンスを概略的に示す図である。
【図39】本発明に係る、車両座席への前記傾き調整フィッティングの結合の前記第4の具体例における、取り付けステップのシーケンスを概略的に示す図である。
【図40】本発明に係る、車両座席への前記傾き調整フィッティングの結合の前記第4の具体例における、取り付けステップのシーケンスを概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1乃至40は、様々な視野における、本発明に係る傾き調整フィッティングを伴う車両座席の、前記車両座席の部分の、或いは前記調整フィッティングの具体例及び概略的な様々な具体例及び代替例を示す。前記車両座席は、前記傾き調整フィッティングによって傾きが調整される、背もたれ、及び後述される背もたれ部、さらには座席部を有する。前記傾き調整フィッティングは、(及び以下では各ケースにあって傾き調整装置1或いは調整フィッティング1とも言及されるは、)参照符号1を持つ。この調整フィッティング1は、特に調整機構5、特に好ましくはウォブル機構タイプの、調整機構5を有する。代替的には、調整フィッティング1は、ラッチングフィッティング、特に好ましくはウォブル機構の形にて特に設計されるラッチングフィッティングとして言及される部品として設計されてもよい。各実例にあって、前記調整フィッティング1は、回転軸1’を備える。歯付きの第1の部品3及び歯付きの第2の部品2が、回転軸1’周辺に相互に対して調整可能に設けられている。これにより、前記背もたれの傾きが調整される。本発明によれば、前記歯付きの第1の部品3及び歯付きの第2の部品2は、調整機構にしたがって、或いはラッチングフィッティングにしたがって相互に作用することができる。ウォブル機構の動作にあって、前記歯付きの第1の部品3及び歯付きの第2の部品2は、調整機構5の部品である。特に、前記歯付きの第1の部品3は内側に噛む歯車として設計され、特に歯付きの第2の部品2は、外側に噛む歯車として設計され、より小さな数の歯(内側に噛む歯車として設計されたものの歯の数よりも)を有する前記外側に噛む第2の部品の歯車は、内側に噛む歯車(第1の部品3)にて回転し、周知のくさび部品によって偏芯的に取り付けられる。ラッチングフィッティング(ラッチングリクライナ)の動作にあって、歯付きの第1の部品3は、この場合、歯付きプレート(ラッチング部)及び歯付きの第2の部品2は、一つ以上の戻り止め部品(すなわち、歯が取り付けられる)付きのベースプレートである。
【0017】
車両座席は、傾き調整フィッティングを介して傾きが調整されるように、相互に結合される、第1の主構造部品10及び第2の主構造部品20を有する。特に、前記第1及び第2の主構造部品10及び20は、背もたれ或いは座席部の側部として、二つの第1の主構造部品10及び二つの第2の主構造部品20の調整の場合、さらには第1の主構造部品10と第2の主構造部品20の間の傾き調整フィッティングの場合の配置によって、安定した車両座席が実現されるように、設計される。車両座席の一方側の前記背もたれ部、調整フィッティング1及び座席部の間の前記結合の様々な具現化例或いは代替例が以下では、考察されるが、実質的に対称な構造が車両座席の他方側にも配置されることが想像される。簡素化する目的で、第1の主構造部品10は以下では主に背もたれの側部部品或いは主構造部品として言及され、第2の主構造部品20は主に座席部の側部部品或いは主構造部品として言及されるが、この割り当ては本発明のコンセプトを制限するものとして解釈されるべきではなく、より簡素な描写の目的のために単に選択されたものである。もちろん、第1の主構造部品10が座席部の側部部品として提供されても、第2の主構造部品20が背もたれ部の側部部品として提供されてもよい。
【0018】
本発明によれば、少なくとも第1の主構造部品10が歯付き第1の部品3に直接的に結合されるか、或いは第2の主構造部品20が歯付き第2の部品2に直接的に結合されるのが提供される。しかし、本発明によれば、第1の主構造部品10が歯付き第1の部品に直接的に結合され、同時に第2の主構造部品20が歯付き第2の部品2に直接的に結合されるということも可能である。歯付き第1の部品3が第1の主構造部品10に直接的に結合されないのであれば、第1のアダプタ部品11が、それらの間に設けられる。歯付き第2の部品2が第2の主構造部品20に直接的に結合されないのであれば、第2のアダプタ部品21がそれらの間に設けられる。
【0019】
図1、2、3及び4は、本発明に係る車両座席への傾き調整フィッティング1の結合の第1の具現化例の様々な外観を概略的に示す。図1は、この結合の斜視的な、簡素な分解図を示している。第1の主構造部品10、第2のアダプタ部品21及び調整機構5が例示されている。図2は、この結合の斜視的な詳細な分解図を示しており、第1の主構造部品10、第2のアダプタ部品21及び、歯付き第1の部品3、歯付き第2の部品2及び二軸伝達セキュア部品(キャップ5’及び軸上の伝達セキュア部品5”)を備える調整機構5が例示される。図3は、回転軸1’に平行な断面による断面図を概略的に示す。図4は、第1の主構造部品10への第2のアダプタ部品21の結合の正面図を示す。
【0020】
図5、6、7、8、9及び10は、本発明に係る車両座席への傾き調整フィッティング1の結合の第2の具現化例を、様々な外観にて、概略的に示す。図5は、この結合の斜視的な、簡素な分解図を示しており、第1の主構造部品10、第2のアダプタ部品21及び調整機構5が例示されている。図6は、この結合の斜視的な詳細な分解図を示しており、第1の主構造部品10、第2のアダプタ部品21及び、歯付き第1の部品3、歯付き第2の部品2及び自由旋回アレンジメント6、自由旋回フィッティング部品6’及び軸上伝達セキュア部品或いはキャップ5’、5”が例示されている。本発明によれば、自由旋回の機能性(例えば、容易なエントリ機能性)は、傾き調整フィッティングの結合の第2の具現化例によって可能となる。図8及び10は、それぞれ回転軸1’に平行な断面における断面図を概略的に示す。図7及び9は、異なる側部からの第1主構造部10への第2のアダプタ部品21の結合の正面図を示す。本発明によれば、第2の具現化例にあって、組み立て空間(優れた収納性)用のより小さな条件及びトリムパネルが簡素であるように、自由旋回アレンジメント6が内部に配置されるのが好都合に可能である。さらに、このタイプのアレンジメントは、第1の具現化例と共にモジュラー形状にて提供されることができ、すなわち例えば、座席部への結合が、機械的な安定に関して不利となるかもしれない折り曲げられたアダプタプレートを要求しないように、結合ポイントの車両の横方向(Y方向と言及される)と同一幅を実現することが可能である。さらに、多くの同一の部品がそれによって用いられる。
【0021】
図32、33、34及び35は、本発明に係る車両への傾き調整フィッティング1の結合の第4の具現化例の様々な観点からの概略図である。図32は、第4の具現化例の結合の正面図を示し、アダプタ部品21、歯付き第1の部品3、歯付き第2の部品2及び二軸伝達セキュア部品或いはキャップが図示されている。図33及び34は、それぞれ回転軸1’に平行な断面についての断面図を概略的に示し、第1の主構造部品10と歯付き第1の部品3との間、及び第2のアダプタ部品21と歯付き第2の部品2間の密着した結合10’、21’のポイントが矢印によって記されている。この第4の具現化例にあって、保持部品4が省略されてもよいので、傾き調整フィッティング1は、軽量でさらにより費用効果の高い設計とされる。さらに、背もたれと座席部の間の良好な力の流れが傾き調整フィッティング1を介して可能となる。第1の主構造部品10の力の入力平面と第2の主構造部品20(或いは代替的にそれぞれのアダプタ部品11及び21)の力の入力平面が非常に相互に接近して設けられ、さらに開放トルクが減少される(同一条件にて)。
【0022】
図36は、傾き調整フィッティングの結合の第4の具現化例の代替例を概略的に示し、歯付き第1の部品3(内側に)が背もたれ側部10に一体に設けられている。
【0023】
図37、38、39及び40は、本発明に係る車両座席への前記傾き調整フィッティング1の結合の第4の具現化例における取り付けステップのシーケンスを概略的に示す。第1のステップ(図37)にあって、歯付き第2の部品2は、歯付き第3の部品3にはめ込まれ、特に密着結合仕様にて第1の主構造部品10(或いは例示された具現化例における背もたれ側部10に)結合される。第2のステップ(図38)にあって、第2のアダプタ部品21は、特に密着結合使用にて歯付きの第2の部品に結合される。第3のステップ(図39)にて、前記偏芯部品(二つのくさび部品、スプリング、など)は、はめ込まれ、第4のステップ(図40)にて、トリムパネル部品がはめ込まれる。
【0024】
図11は、本発明に係る車両座席の座席設計を概略的に示す。第1の主構造部品10と第2の主構造部品の間に配置された、傾き調整装置1は、特に横断部品30によって結合される仕様にて、第1の主構造部品10及び第2の主構造部品12の第2の配置(図11には示されていない)に提供される。この場合、例えば、二つの横断部品30が座席部(これら二つの横断部品30が特に運動学的レバー(図示されていない)として言及されるものを収容していることを特徴として)の領域に配置され、さらに一つの横断部品30(特に頭部保持器用の収納部を含んでいる)が背もたれの領域に配置されることが提供される。本発明によれば、前記二つの横断部品30は、例えばクリンピングによる変形ステップによって結合されることもできるが、例えば、溶接によって前記第1及び第2の主構造部品10、20に結合される。
【0025】
図12、13及び14は、本発明に係る前記座席車両への傾き調整フィッティング1の結合の第3の具現化を示す。この場合、図13は、第2のアダプタ部品21の、及び傾き調整フィッティングの側部を概略的に示す。図12及び14は、異なる側部からの、前記傾き調整フィッティング1への前記第2のアダプタ部品21の前記結合の正面図をそれぞれ示す。特に図13にあっては、保持部品4(保持部4或いは「保持板」とも言及される)が設けられているのが見られ、前記保持部品は、前記歯付き第1の部品3の取り付けの後であり、このため前記調整機構5が軸周りに一緒に保持されるように、前記歯付き第2の部品2によって前記歯付き第1の部品3に結合されている。
【0026】
図15、16a、16b、17、18、19、20、21、22、23及び24は、本発明に係る車両座席上の傾き調整フィッティング1への背もたれ側部の結合の様々な代替例を示しており、前記傾き調整フィッティング1への前記背もたれ側部のそのような結合は特に図12、13及び14に係る第3の具現化例との組み合わせを提供する。前記背もたれ側部がこの明細書にて前記第1の主構造部品10であることが想定される。図15は、前記傾き調整フィッティング1への前記背もたれ側部10の結合の様々な具体例の側面を示し、その中でオーバーラッピング領域は前記第1の主構造部品10と前記傾き調整フィッティング1との間、特に歯付き第1部品3に設けられており、特に、例えば溶接により、結合力の高い結合が前記オーバーラッピング領域にて実現される。図16aは、前記傾き調整フィッティング1への前記背もたれ側部10の結合の変形の側面を示し、その中で異なるオーバーラッピング領域は前記第1の主構造部品10と前記傾き調整フィッティング1との間、特に歯付き第1部品3に設けられており、特に、例えば溶接により、密着した結合が前記異なるオーバーラッピング領域にて実現される。図15にあって、さらには図16aにあって、前記歯付き第1の部品3が、側面にあってステップを導く、エンボス加工された肩部3’を有するのが見られる。前記背もたれ側部10をこのタイプのエンボス加工された肩部((反対側に配置される)内側に歯を向けることをもたらすのを特に提供する)への適合により、前記背もたれ側部10(或いは第1の主構造部品10)と前記歯付き第1の部品3との間のぴったりと合い、結合の安定性を増加させる結合の実現がさらに可能となる。このタイプのぴったりと合う結合が、歯付き第1の部品3の外側(つまり、前記機構側から遠い側)の正面図を示す図16bに概略的に示されている。図17、18、19及び20は、前記傾き傾斜フィッティング1への前記背もたれ側部10の結合のさらなる代替の側面を示す。図17及び18によれば、前記背もたれ側部10の材料が前記オーバーラッピング領域にて折り重ねられるか或いは二重に折られており、それにより強化されているのがわかる。前記背もたれ側部10の材料を二重にした部分は、前記背もたれ側部10と前記傾き調整フィッティング1との間の全体的な結合領域にわたる周囲に拡張することができ、さもなくば、相互から分離される一つの領域或いは一つ以上の領域に制限される(例えば折り重ねられるタブの補助を伴って)。図19及び20によれば、前記背もたれ側部10の材料が、前記オーバーラッピング領域にあって、深絞り加工されて強化されているのがわかる。本発明によれば、複数の結合10’を、前記オーバー領域に設けるのを可能とするし、一つの結合10’を設けることも可能である。
【0027】
図16a及び16bにおける例示に対応し、図17、18、19及び20によれば、密着して取り付けられた結合に加えて補助手段として、前記傾き調整フィッティング1への前記背もたれ側部10のぴったりの結合(歯付き第1の部品3bのエンボスのおかげで)をも有利にもたらす。本発明によれば、前記背もたれ側部10が、前記傾き調整フィッティング1への結合板が推進力の中心に一致する仕様あるいはそれゆえに空間的に近接しているような仕様にて形成されるのが有利に提供される。これは、結合或いは前記背もたれ側部10と前記傾き調整フィッティング1との間の結合にて特に高い安定性を許容する。図22、23及び24は、前記背もたれ側部10の構成の他の代替例を正面から示し、図22によれば、エンボス加工されたリブが前記背もたれ側部10の材料内に設けられ、図23によれば、方向内での変形或いは溶接されたつなぎ目の部分(或いは密着して取り付けられた結合部)が、さらに図24によれば、溶接の形状の選択或いは密着して取り付けられた結合の選択が前記結合領域の周辺に沿って異なっているのが示されている。図21、22、23及び24に示されている具体例は、前記背もたれ側部10から前記傾き調整フィッティング1に、特に増加される負荷の吸収の結果、前記背もたれ側部10及び/又は材料厚さの増加が重量及び空間について最適とはいえないところの、前記傾き調整フィッティング1の広い領域にわたる材料厚さの増加が要求されないように、最適化された力が加えられるのを保証することを目指している。
【0028】
図25、26、27、28及び29は、本発明に係る車両座席の前記傾き調整フィッティング1への背もたれ側部の結合及び背もたれ横断部12の結合の様々な代替例を示しており、車両座席の前記傾き調整フィッティング1への背もたれ側部の結合及び背もたれ横断部12の結合は、図12、13及び14に係る前記第3の具現化例との組み合わせのために特に提供されており、前記背もたれ側部の前記傾き調整フィッティング1への結合は、特に前記保持部品4を通してもたらされている。ここでの開始点は、前記背もたれ側部が第1の主構造部品10である。図25の変形の具現化例によれば(前記背もたれ側部10、前記傾き調整フィッティング1の、さらには前記背もたれ横断部12の分解された例示が上の模式図に概略的に示され、下の模式図は、同じものの組み立てを示す)、前記背もたれ横断部12及び前記背もたれ側部10は、前記傾き調整フィッティング1に結合され、前記傾き調整フィッティング1は前記背もたれ側部10に完全に囲まれて結合される。図26の前記変形の具現化例によれば、前記背もたれ横断部12及び前記背もたれ側部10は、前記傾き調整フィッティング1に結合され、前記傾き調整フィッティング1は、前記背もたれ側部10に、部分的に囲む仕様にて結合される。図25及び26に係る変形例により、薄い背もたれ(すなわち、あまり厚くない設計)が実現可能となり、このため重量及びコストの両方を節約することができ、さらに、前記背もたれの全体の組み立て空間内にて前記背もたれと前記座席部の間の旋回点(すなわち、回転軸の)のより柔軟なポジショニングが可能となり、このため、特に改善された「ミートトウメタル("meat to metal")」間隔におくことを可能とされる。図28及び29によれば、図27に円形状でのみ例示されている、保持部品4が、前記背もたれ側部10及び/又は前記背もたれ横断部12への結合のためのタブとともに、示されている。この場合、本発明によれば、前記保持部品4のタブが、前記結合のために折り曲げられる。前記保持部品4上にタブを実現することにより、前記第1の主構造部品10の一部が省略され、その結果として、材料の重量及び不要な2つ折りが省かれる。これにより、モータが予め組み立てられた組み立てユニットとして、前記傾き調整フィッティングと一緒に製造されることができるのが好都合に可能となる。本発明によれば、傾き調整フィッティング1が、前記保持部品4が前記歯付き第1部品3に結合され、さらに歯付き第2の部品2を固定する仕様にて前記保持部品4を有することが可能となり、さらに、前記保持部品4が前記第1の主構造部品10に直接的に結合され、さらに、前記第1の主構造部品10が前記傾き調整フィッティング1の前記領域の前で終わる、つまり前記主構造部品10が前記傾き調整フィッティング1の領域に存在しないか或いは「省かれる」のが可能となる。本発明のコンテキスト内にあって、前記傾き調整フィッティングの前記領域は、前記主構造部品がおおよその間隔をとって終わることを意味するのを理解すべきである。
【0029】
図30及び31は、本発明に係る車両座席上の背もたれ及び座席部に関連する傾き調整フィッティング1の配置の二つの異なる代替例を概略的に示す。図30に例示されているように、「座席部、傾き調整フィッティング1、背もたれ」両方のシーケンス(座席中央の平面に向かう)と、図31に例示されているように、「背もたれ、傾き調整フィッティング1、座席部」のシーケンス(座席中央の平面に向かう)が可能である。
【符号の説明】
【0030】
1 傾き調整装置/傾き調整フィッティング
1’ 回転軸
2 歯付き第2の部品
3 歯付き第1の部品
3’ 型押しされた肩部
4 保持部品
5 調整機構
5’ キャップ
5” 軸上伝達セキュア部品
6 自由旋回アレンジメント
6’ 自由旋回フィッティング部品
10 第1の主構造部品
10’ 密着して取り付けられる結合
11 第1のアダプタ部品
12 背もたれ横断部
20 第2の主構造部品
21 第2のアダプタ部品
21’ 密着して取り付けられた結合
30 横断部品

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両座席、特に、傾き調整フィッティング(1)、背もたれ部及び座席部を備える自動車の座席であって、
前記傾き調整フィッティング(1)は、歯付き第1の部品(3)及び歯付き第2の部品(2)を有し、
前記車両座席は、第1の主構造部品(10)及び第2の主構造部品(20)を有し、
さらに前記傾き調整フィッティング(1)は、回転軸(1’)周りの前記第2の主構造部品(20)に対する前記第1の主構造部品(10)の傾きを調整するための調整機構(5)及び/又はラッチング戻り止めを有してなり、
前記歯付き第1の部品(3)は前記第1の主構造部品(10)に直接的に結合されることを特徴とし、及び/又は前記歯付き第2の部品(2)は前記第2の主構造部品(20)に直接的に結合されることを特徴とする、車両座席。
【請求項2】
前記第1の主構造部品(10)、前記第2の主構造部品(20)及び前記歯付き第1及び第2の部品(2、3)は、それぞれ前記車両座席の両側に配置されており、少なくとも一つの横断部品(30)は前記第1の主構造部品(10)の間、及び前記第2の主構造部品(20)の間に、前記第1及び第2の主構造部品(10、20)に結合される仕様にて設けられることを特徴とする請求項1記載の車両座席。
【請求項3】
前記歯付き第1の部品(3)は前記第1の主構造部品(10)に直接的に結合され、前記歯付き第2の部品(2)は第2のアダプタ部品(21)に直接的に結合され、さらに前記アダプタ部品(21)は前記第2の主構造部品(20)に直接的に結合されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両座席。
【請求項4】
前記歯付き第2の部品(2)は前記主構造部品(20)に直接的に結合され、前記歯付き第1の部品(3)は第1のアダプタ部品(11)に直接的に結合され、さらに前記第1のアダプタ部品(11)は前記第1の主構造部品(10)に直接的に結合されることを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の車両座席。
【請求項5】
前記歯付き第1の部品(3)及び前記歯付き第2の部品(2)は、一方で前記第1の主構造部品(10)と、他方で前記歯付き第1の部品(2)の間の結合平面に対する第1の側部上に実質的に全体的に配置され、さらに一方で前記第2の主構造部品(20)又は第2のアダプタ部品(21)と、他方で前記歯付き第2の部品(2)の間の結合平面は、前記第1の側部の反対側の第2の側部に配置されることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の車両座席。
【請求項6】
前記傾き調整フィッティング(1)は自由旋回機構(6)を有することを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の車両座席。
【請求項7】
前記傾き調整フィッティング(1)は保持部品(4)を有し、前記保持部品(4)は前記歯付き第1の部品(3)に結合され、さらに前記歯付き第2の部品(2)に軸上に固定されることを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の車両座席。
【請求項8】
車両座席、特に、傾き調整フィッティング(1)、背もたれ部及び座席部を備える自動車の座席であって、
前記傾き調整フィッティング(1)は、歯付き第1の部品(3)及び歯付き第2の部品(2)を有し、
前記車両座席は、第1の主構造部品(10)及び第2の主構造部品(20)を有し、
さらに前記傾き調整フィッティング(1)は、回転軸(1’)周りの前記第2の主構造部品(20)に対する前記第1の主構造部品(10)の傾きを調整するための調整機構(5)及び/又はラッチング戻り止めを有してなり、
前記傾き調整フィッティング(1)は保持部品(4)を有し、前記保持部品(4)は前記歯付き第1の部品(3)に結合され、さらに前記歯付き第2の部品(2)に軸上に固定され、
前記保持部品(4)は前記第1の主構造部品(10)に直接的に結合され、さらに前記第1の主構造部品(10)は前記傾き調整フィッティング(1)の領域の前で終わることを特徴とする、車両座席。
【請求項9】
車両座席を取り付ける方法であって、
調整機構(5)が取り付けられる第1ステップと、
前記調整機構(5)が歯付き第1の部品(3)を通して車両座席の第1の主構造部品(10)に結合される第2のステップと、
歯付き第2の部品(2)が前記車両座席の第2の主構造部品(20)に、或いは第2のアダプタ部品(21)に結合される第3のステップと
を備える車両座席の取り付け方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16a】
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【図16b】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37−40】
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【公表番号】特表2013−510751(P2013−510751A)
【公表日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−538225(P2012−538225)
【出願日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際出願番号】PCT/EP2010/006707
【国際公開番号】WO2011/057735
【国際公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【出願人】(502156098)ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー (142)
【Fターム(参考)】