説明

車両用シート

本発明に係る車両用シート10は、バックフレーム31をバックシェル32が覆っているので、ウレタンパッドでシートバックの形状を形成している場合にように容易に形状が変化せず、乗員を確実にホールドすることができる。また、バックシェル32はバックフレーム31に対して変位自在に支持されているので、乗員の体形や姿勢に合わせてバックシェル32が変位することになり、乗り心地良く着座することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用シートに係り、特に、乗員の負担や疲労を軽減することができる車両用シートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、乗員の腰部への負担や疲労が軽減可能な車両用シートが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
図5に示すように、シート装置100では、シートクッション内部にシートクッションフレーム101を有しており、シートクッションフレーム101の左右側壁に一端を係止した複数のコイルスプリング102によって略長方形状に形成されたクッションプレート103が懸架されている。シートバックを構成するシートバックフレーム104とシートクッションフレーム101とはヒンジ106を介して回動自在に設けられており、ヒンジ106にはリクライナ105が設けられて、シートクッションに対するシートバックの傾き角度を調節可能としている。
【0004】
シートバックフレーム104には、ガイドレールブラケット107を介してブラケット108が上下方向に設けられており、バックプレート109がブラケット108に沿って摺動自在に設けられている。バックプレート109の下端部とクッションプレート103の後部との間には、連結材110が設けられている。
【0005】
したがって、座部を支持するクッションプレート103が垂直方向に変位すると、連結材110を介してバックプレート109を上下方向に移動させるので、腰部支持部と背部支持部とが連動して移動することになる。これにより、腰部近傍で乗員とシートバックとの間で滑りを生じることがなく、腰部の疲労を軽減することができる。
【0006】
【特許文献1】特開平8−205958号公報(図3)
【0007】
ところで、特許文献1に開示されているシート装置100においては、シートクッションおよびシートバックで乗員に接する部位にはウレタンパッド等のクッション材が設けられて、乗り心地の良さを確保しているが、さらに、乗員の姿勢を保つホールド性を改善することが望まれている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、乗り心地の良さを保持すると共に、乗員の姿勢をしっかりとホールドすることができる車両用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る第1の態様は、車両用シートであって、車体に支持されたクッションフレームを有するとともに乗員が着座するシートクッションと、前記クッションフレームに回動可能に連結されたバックフレーム、及び前記バックフレームを覆うバックシェルを有するとともに乗員の背もたれとなるシートバックと、を備え、前記バックシェルが前記バックフレームに対して変位自在に支持されているものである。
【0010】
このように構成された車両用シートにおいては、バックフレームをバックシェルが覆っているので、ウレタンパッドでシートバックの形状を形成している場合のように容易に形状が変化せず、乗員を確実にホールドすることができる。また、バックシェルはバックフレームに対して変位自在に支持されているので、乗員が着座した際に、乗員の体形や姿勢に合わせてバックシェルが変位することになり、長時間の乗車であっても乗り心地良く着座することができる。
【0011】
本発明に係る第2の態様として、本発明に係る第1の態様において、前記バックシェルが前記バックフレームに対してバックフレームの上下方向に沿って変位可能であることが好ましい。
【0012】
このように構成された車両用シートにおいては、バックシェルがバックフレームに対して上下方向に変位可能に支持されているので、乗員の着座による上下方向の移動に応じて上下移動することができ、乗員を確実にホールドすることができると共に乗り心地良く着座することができる。
【0013】
本発明に係る第3の態様として、本発明に係る第2の態様において、前記バックシェルが前記バックフレームに対してカムフォロアを介して前記バックフレームに沿って移動可能に支持されていることが好ましい。
【0014】
このように構成された車両用シートにおいては、バックシェルがカムフォロアによってバックフレームに対して上下変位可能に支持されているので、バックシェルはバックフレームに対してスムーズかつ脱落することなく移動でき、乗員の身体に応じて変位することができる。
【0015】
本発明に係る第4の態様として、本発明に係る第3の態様において、前記バックシェルが前記バックフレームに対して前記バックフレームの前後方向に沿って変位可能であることが好ましい。
【0016】
このように構成された車両用シートにおいては、バックシェルがバックフレームに対して前後方向へ移動するので、乗員の着座による前後方向の移動に応じて前後移動することができ、乗員を確実にホールドすることができると共に乗り心地良く着座することができる。
【0017】
本発明に係る第5の態様として、本発明に係る第4の態様において、前記バックシェルが前記バックフレームに対してXリンク機構を介して支持されていることが好ましい。
【0018】
このように構成された車両用シートにおいては、バックシェルがXリンク機構を介してバックフレームに前後変位可能に支持されているので、バックシェルはバックフレームに対してスムーズに変位することができ、乗員が前後移動したときには乗員の身体と一体で変位することができ、確実に乗員をホールドすることができる。
【0019】
本発明に係る第6の態様として、本発明に係る第1から第5の何れかの態様において、前記バックシェルが人体の形状に沿った保持形状をなしていることが好ましい。
【0020】
このように構成された車両用シートにおいては、ウレタンパッドでシートバックの形状を形成している場合のように容易に形状が変化せず、人体の形状に沿った保持形状をなした硬質のバックシェルにより乗員を確実にホールドすることができる。また、バックシェルの表面に薄肉のパッドを設けることで、乗員に対する柔らかな触り心地を容易に提供することができるようになる。このように、乗員のホールド性と触り心地を機能分離した構成とすることにより、上質の着座感覚を提供することができる。
【0021】
本発明に係る第7の態様として、本発明に係る第1から第7の何れかの態様において、前記シートクッションは、前記クッションフレームの上方に設けられたクッションシェルを有し、前記クッションシェルが前記クッションフレームに対して上下方向に変位自在に支持されていることが好ましい。
【0022】
このように構成された車両用シートにおいては、クッションフレームの上方にクッションシェルが上下方向に変位自在に設けられているので、乗員が着座することにより上下移動するとクッションシェルも上下移動する。このため、ウレタンパッドでシートクッションの形状を形成している場合のように容易に形状が変化せず、乗員を確実にホールドすることができる。
【0023】
本発明に係る第8の態様として、本発明に係る第7の態様において、前記クッションシェルと前記バックシェルがヒンジを介して回動可能に連結されていることが好ましい。
【0024】
このように構成された車両用シートにおいては、バックフレームに対して変位自在に設けられているバックシェルにクッションシェルがヒンジを介して回動可能であるので、乗員の上下移動によりクッションシェルが上下移動したときに、バックシェルもそれに追従して上下移動することになる。また、これに合わせてバックシェルの角度も変化する。このため、乗員は、全体的に確実にホールドされると共に、乗り心地良く着座することができる。
【0025】
本発明に係る第9の態様として、本発明に係る第7または第8の態様において、前記クッションシェルはXリンク機構を介して前記クッションフレームに支持されていることが好ましい。
【0026】
このように構成された車両用シートにおいては、クッションシェルはXリンク機構を介してクッションフレームに上下変位自在に支持されているので、簡単な機構により、振れることなく上下変位自在に支持されることになる。
【0027】
本発明に係る第10の態様として、本発明に係る第7から第9の何れかの態様において、前記クッションシェルの下側に弾性変形するクッションサポート部材が設けられていることが好ましい。
【0028】
このように構成された車両用シートにおいては、クッションサポートがクッションシェルの上下変位の振動を吸収するので、乗員の乗り心地をさらに良好なものとして、乗員はクッションシェルの変位を問題なく許容することができる。
【0029】
本発明に係る第11の態様として、本発明に係る第7から第10の何れかの態様において、前記クッションシェルが人体の形状に沿った保持形状をなしていることが好ましい。
【0030】
このように構成された車両用シートにおいては、ウレタンパッドでシートクッションの形状を形成している場合のように容易に形状が変化せず、人体の形状に沿った保持形状をなした硬質のクッションシェルにより乗員を確実にホールドすることができる。また、クッションシェルの表面に薄肉のパッドを設けることで、乗員に対する柔らかな触り心地を容易に提供することができるようになる。このように、乗員のホールド性と触り心地を機能分離した構成とすることにより、上質の着座感覚を提供することができる。
【0031】
本発明の車両用シートによれば、乗り心地の良さを確保すると共に、より一層乗員の姿勢をしっかりとホールドすることができる。特に、従来は厚いウレタンパッドでシートの形状を形成するとともに乗員のホールド機能も担っていたが、本発明の車両用シートによれば、硬質のシェル構造で乗員のホールド性を向上させるとともに、シェルを変位自在としたことで乗員の姿勢変化や車両の振動にも対応してホールド性を持続させており、さらに、シェルの表面に比較的薄いパッドを設けることによって、乗員に対する柔らかな触り心地を容易に得ることができ、乗り心地を飛躍的に向上させている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明に係る車両用シートの実施形態の例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0033】
図1は本発明の実施形態に係る車両用シートを示す斜視図であり、図2は車両用シートの表面のウレタンパッドを取り除いた状態を示す斜視図であり、図3はバックフレームを前方から見た斜視図であり、図4はバックフレームを後方から見た斜視図である。
【0034】
図1〜図4に示すように、本発明の実施形態に係る車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション20と、乗員の背もたれとなるシートバック30とを備えている。そして、シートクッション20のクッションフレーム21が車体11に支持され、シートバック30のバックフレーム31がクッションフレーム21に回動可能に連結されている。シートバック30はバックフレーム31を覆うバックシェル32を有し、バックシェル32がバックフレーム31に対して変位自在に支持されている。
【0035】
バックフレーム31を覆っているバックシェル32は、金属や硬質樹脂等によって乗員の背部を確実にホールドできるように、人体を保持する形状に形成されている。また、バックシェル32の乗員側の表面には、薄い(例えば10mm〜30mm程度)ウレタンパッド33によって覆われており、乗員が乗り心地良く着座できるようにしている。バックシェル32の裏面上部は、バックフレーム31に対して上下方向および前後方向に移動可能なバックサポート機構35に取り付けられており、これによりバックシェル32はバックフレーム31に対して上下方向および前後方向に移動可能となっている。なお、バックシェル32の中央部および下部は、バックフレーム31に対して自由支持となっている。
【0036】
バックサポート機構35は、バックサポートプレート35aと、このバックサポートプレート35aの前側に取り付けられているXリンク機構35bと、Xリンク機構35bに取り付けられているバックサポートパッド35cを有している。
バックサポートプレート35aの背面の左右両端部には、ブラケット35eを介してカムフォロア35dが取り付けられており、このカムフォロア35dはバックフレーム31の左右上端部付近で取り付け部材31bを介して各々上下方向に取り付けられている。例えば、カムフォロア35dはチャンネル材からなるガイドレール31aに沿って上下移動可能となっている。したがって、バックサポートプレート35aは、バックフレーム31に対して前後移動はできないがバックフレーム31に沿って上下移動可能となっている。
【0037】
図4に示すように、Xリンク機構35bの後側下端部はバックサポートプレート35aに対して回動可能に軸支されており、後側上端部はバックサポートプレート35aに対してスライド可能に支持されている。一方、図3に示すように、Xリンク機構35bの前側はバックシェル32に取り付けられており、バックシェル32とバックサポートプレート35aとの間にバックサポートパッド35cが設けられている。
【0038】
したがって、バックシェル32はバックフレーム31に対してカムフォロア35dによって上下移動可能かつXリンク機構35bによって前後移動可能に支持されることになる。また、バックシェル32に対する前後方向の衝撃は、Xリンク機構35bとバックサポートパッド35cとにより吸収される。
【0039】
また、バックフレーム31の上端部には全体U字状をした鋼棒または鋼パイプからなるヘッドレストフレーム34aが取り付けられており、バックシェル32およびウレタンパッド33を貫通して上向きに設けられている。ヘッドレストフレーム34aには乗員の頭部が当接する表面がウレタンパッドで覆われたヘッドレスト34が取り付けられており、ヘッドレスト34は乗員の体格に合わせて上下位置調整可能に設けられている。
【0040】
図2に示すように、シートクッション20では、クッションフレーム21の上方に、金属や硬質樹脂等によって乗員の臀部を確実にホールドできるように、人体を保持する形状に形成されているクッションシェル22が設けられている。クッションシェル22の表面は薄い(例えば10mm〜30mm程度)ウレタンパッド23によって覆われており、乗員が乗り心地良く着座できるようにしている。なお、クッションシェル22の底部外周縁に沿って、クッションシェル22を下方から支持するシェルフレーム22aが設けられている。
【0041】
クッションフレーム21は、車体11に前後方向に設けられている左右一対のガイドレール14,14に沿って前後方向に移動自在かつ停止位置に位置決め自在に設けられている。ガイドレール14には、所定のピッチで切欠き14aを設けて停止位置が形成されており、クッションフレーム21に設けられている係止部(図示省略)が嵌合してシート10を所定の停止位置に固定するようになっている。
【0042】
なお、クッションフレーム21の前方に設けられている操作バー25を操作することによって、係止部が切欠き14aから離脱し、シート10は前後に移動自在となる。
【0043】
クッションフレーム21の上側にはXリンク機構24が設けられており、Xリンク機構24の後部下端部はクッションフレーム21に設けられているスライドレール21aあるいはクッションフレーム21の後端部に回動可能に軸支されている。また、Xリンク機構24の前部下端部にはスライドガイド24aが設けられており、クッションシェル22は、Xリンク機構24の上下動作に伴ってスライドレール21aに沿って前後移動するようになっている。Xリンク機構24の上部にはクッションシェル22のシェルフレーム22aが取り付けられており、これによりクッションシェル22は車体11に対して上下移動自在となる。
【0044】
また、左右のスライドレール21a,21a間はクッションサポートプレート26により連結されており、クッションシェル22とクッションサポートプレート26との間には、クッションサポート部材としてのクッションサポートパッド27が設けられている。
【0045】
これにより、乗員がシートクッション20に着座した際にクッションシェル22がXリンク機構24によって上下移動すると共に、クッションサポートパッド27が弾性変形してクッションシェル22の下降の際の衝撃を吸収することができる。さらに、車体11が上下振動した際には振動を吸収することにより乗り心地を良くするようになっている。
【0046】
クッションフレーム21の左右のスライドレール21a後端部間には軸部材12が設けられており、この軸部材12にバックフレーム31の左右下端部が回転自在に取り付けられている。
【0047】
なお、クッションフレーム21とバックフレーム31との間にはリクライニング装置13が取り付けられており、レバー13aを操作することによりクッションフレーム21に対してバックフレーム31の傾き角度を変えることができるようになっている。そして、レバー13aから手を離すことにより、所望の角度で固定することができるようになっている。
【0048】
また、図1および図2に示すように、クッションシェル22の後端部とバックシェル32の下端部とは、ヒンジ15を介して互いに回動可能に連結されている。これにより、クッションシェル22の上下方向の変位に伴ってバックシェル32も上下に変位するようになっている。また、その際に乗員の姿勢に合わせて適度にバックシェル32の傾斜角度も変化可能である。
【0049】
次に、前述した車両用シート10における動作について説明する。
【0050】
シートクッション20に乗員が着座すると、クッションシェル22がXリンク機構24にガイドされて下降し、クッションシェル22とクッションサポートプレート26との間に設けられているクッションサポートパッド27を押し縮める。乗員の重量と、Xリンク機構24の抵抗及びクッションサポートパッド27の弾性変形とが釣合う位置で停止する。このクッションシェル22の下降に伴い、ヒンジ15を介して連結されているバックシェル32も下降する。同時に、シートバック30においても、乗員がもたれるとバックシェル32がXリンク機構35bにガイドされて後方へ移動する。このとき、バックシェル32とバックサポートプレート35aとの間に設けられているバックサポートパッド35cが弾性変形して、乗員がもたれる力と釣合う位置で停止する。
【0051】
以上、前述した車両用シート10によれば、バックフレーム31をバックシェル32が覆っているので、ウレタンパッドでシートバックの形状を形成している場合のように容易に形状が変化せず、乗員を確実にホールドすることができる。また、バックシェル32はバックフレーム31に対して変位自在に支持されているので、乗員の体形や姿勢に合わせてバックシェル32が変位することになり、乗り心地良く着座することができると共に乗員の腰への負担や疲労を軽減することができる。
【0052】
なお、本発明の車両用シートは、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。
【0053】
例えば、前述した実施形態においては、クッションシェル22とバックシェル32とをヒンジ15を用いて連結した場合を例示したが、これに限らず、柔軟で強度の強い部材で連結することもできる。
【0054】
また、クッションシェル22をXリンク機構24により上下移動可能に設けたが、その他のガイド機構を用いることも可能である。
【0055】
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
【0056】
本出願は2005年1月18日出願の日本特許出願(特願2005−010857)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
以上のように、本発明に係る車両用シートは、乗り心地の良さを確保すると共に、より一層乗員の姿勢をしっかりとホールドすることができるという効果を有し、乗員の腰への負担や疲労が軽減可能な車両用シート等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用シートを示す斜視図である。
【図2】車両用シートのウレタンパッドを取り除いた状態を示す斜視図である。
【図3】バックフレームを前方から見た斜視図である。
【図4】バックフレームを後方から見た斜視図である。
【図5】従来のシート装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0059】
10 車両用シート
11 車体
15 ヒンジ
20 シートクッション
21 クッションフレーム
22 クッションシェル
24 Xリンク機構
27 クッションサポートパッド(クッションサポート部材)
30 シートバック
31 バックフレーム
32 バックシェル
35b Xリンク機構
35d カムフォロア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体に支持されたクッションフレームを有するとともに乗員が着座するシートクッションと、
前記クッションフレームに回動可能に連結されたバックフレーム、及び前記バックフレームを覆うバックシェルを有するとともに乗員の背もたれとなるシートバックと、を備え、
前記バックシェルが前記バックフレームに対して変位自在に支持されていることを特徴とする車両用シート。
【請求項2】
請求項1に記載の車両用シートであって、
前記バックシェルが前記バックフレームに対してバックフレームの上下方向に沿って変位可能であることを特徴とする車両用シート。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用シートであって、
前記バックシェルが前記バックフレームに対してカムフォロアを介して前記バックフレームに沿って移動可能に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一項に記載の車両用シートであって、
前記バックシェルが前記バックフレームに対して前記バックフレームの前後方向に沿って変位可能であることを特徴とする車両用シート。
【請求項5】
請求項4に記載の車両用シートであって、
前記バックシェルが前記バックフレームに対してXリンク機構を介して支持されていることを特徴とする車両用シート。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一項に記載の車両用シートであって、
前記バックシェルが人体の形状に沿った保持形状をなしていることを特徴とする車両用シート。
【請求項7】
請求項1から6の何れか一項に記載の車両用シートであって、
前記シートクッションは、前記クッションフレームの上方に設けられたクッションシェルを有し、前記クッションシェルが前記クッションフレームに対して上下方向に変位自在に支持されていることを特徴とする車両用シート。
【請求項8】
請求項7に記載の車両用シートであって、
前記クッションシェルと前記バックシェルがヒンジを介して回動可能に連結されていることを特徴とする車両用シート。
【請求項9】
請求項7または8に記載の車両用シートであって、
前記クッションシェルはXリンク機構を介して前記クッションフレームに支持されていることを特徴とする車両用シート。
【請求項10】
請求項7から9の何れか一項に記載の車両用シートであって、
前記クッションシェルの下側に弾性変形するクッションサポート部材が設けられていることを特徴とする車両用シート。
【請求項11】
請求項7から10の何れか一項に記載の車両用シートであって、
前記クッションシェルが人体の形状に沿った保持形状をなしていることを特徴とする車両用シート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2008−526425(P2008−526425A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−550984(P2007−550984)
【出願日】平成18年1月18日(2006.1.18)
【国際出願番号】PCT/JP2006/301072
【国際公開番号】WO2006/078040
【国際公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(000004640)日本発条株式会社 (1,048)
【Fターム(参考)】