説明

車両用ハーネスモジュール取付構造

【課題】車両用ハーネスモジュール取付構造において、ステアリングメンバの強度低下を抑制しつつスペース効率の向上を図る。
【解決手段】車両のステアリングメンバ3に溝部4を形成し、この溝部4にハーネスモジュール2を配設した。したがって、ステアリングメンバ3の強度低下を抑制しつつ車両用ハーネスモジュール取付構造1のスペース効率の向上を図ることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のステアリングメンバに、ハーネスモジュールを取付ける車両用ハーネスモジュール取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、回路基板および接続用コネクタを備えたハーネスモジュールを上下から保護ケース部材で覆った状態でステアリングメンバの外周に装着した車両用ハーネスモジュールが提案されている。
【特許文献1】特開2004‐304956号公報(段落番号0014、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来技術では、ステアリングメンバ上面にハーネスモジュールおよび保護ケース部材を設置するので、ステアリングメンバ上に設けられる空調用ベントダクトの設置スペースが減少し、空調を行なうのに必要な通風断面積の確保が困難となるという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、車両用ハーネスモジュール取付構造において、ステアリングメンバの強度低下を抑制しつつスペース効率の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る発明は、車両に設けられるステアリングメンバに、回路基板および配線用コネクタを備えたハーネスモジュールを取付ける車両用ハーネスモジュール取付構造であって、前記ステアリングメンバに溝部を形成し、この溝部に前記ハーネスモジュールを配設したことを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記溝部は、ステアリングメンバの軸方向に沿って形成された開口および前記コネクタが嵌合する切欠きを有し、前記ハーネスモジュールが前記開口から前記溝部内へ挿入される際に、前記コネクタが前記切欠きに嵌合することにより前記溝部内での前記ハーネスモジュールの位置決めを行なうことを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記ハーネスモジュールは、カートリッジ式治具を用いて前記ステアリングメンバに取付けられることを特徴とする。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記溝部は、前記ステアリングメンバの軸方向の端面に形成された開口および前記ステアリングメンバの軸方向に沿って形成された第1係合部を有し、前記ハーネスモジュールは、前記第1係合部に係合する第2係合部を有し、前記ハーネスモジュールが前記開口から前記溝部内へ挿入される際、前記第1係合部が前記第2係合部を案内することを特徴とする請求項1に記載の車両用ハーネスモジュール取付構造。
【0009】
請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記ステアリングメンバは、金属材料によって構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明によれば、車両のステアリングメンバに形成される溝部に、ハーネスモジュールを配設したので、ステアリングメンバの強度低下を抑制しつつスペース効率の向上を図ることができる。また、上記構成により、ステアリングメンバ自体でハーネスモジュールを保護することができ、従来必要とされた保護ケース部材が不要であり、車両用ハーネスモジュール取付構造の部品点数の削減を図ることができるとともに、ハーネスモジュール用の設置スペースを削減することができ、周辺に配設される他の機器用の設置スペースを大きく確保することができる。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、ハーネスモジュールを開口から溝部内へ挿入する際に、ハーネスモジュールのコネクタが溝部の切欠きに嵌合することにより溝部内でのハーネスモジュールの位置決めを行なうので、ハーネスモジュールを正確に、かつ容易に組付けることができる。また、ハーネスモジュールがコネクタを介してステアリングメンバと接していることから、配線のメスコネクタを前記のコネクタへ接続する際の荷重を回路基板でなくコネクタを介してステアリングメンバで受けることにより、前記の接続時の荷重の逃げが生じないため、コネクタ接続時の装着感(手応え)を向上させることができる。
【0012】
請求項3に係る発明によれば、ハーネスモジュールがカートリッジ式治具を用いてステアリングメンバに取付けられるので、この取付け作業が容易であるとともに、取付け時のハーネスモジュールの損傷を防止できる。
【0013】
請求項4に係る発明によれば、ステアリングメンバの軸方向の端面に設けられる開口からハーネスモジュールを溝部内へ挿入する際に、ハーネスモジュールの第2係合部が溝部の第1係合部により案内されるので、ハーネスモジュールを正確に、かつ容易に組付けることができる。
【0014】
請求項5に係る発明によれば、ステアリングメンバ内に配設したハーネスモジュールが上記のステアリングメンバを構成する金属材料で覆われているので、ハーネスモジュールの回路基板に設けられる信号回路にシールド効果をもたせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す斜視図、図2は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す分解斜視図、図3は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造の断面図である。
【0016】
図1および図2に示すように、本実施形態の車両用ハーネスモジュール取付構造1は、ハーネスモジュール2を有している。このハーネスモジュール2は、車両前部に設けられるステアリングメンバ3の溝部4に配設されている。また、図3に示すように、ステアリングメンバ3の近傍には、空調用ベントダクト5および電装ユニット6が配設され、これらの空調用ベントダクト5および電装ユニット6は、インスツルメントパネル7により覆われている。
【0017】
図2に示すように、ハーネスモジュール2は、細長い板状の回路基板8を有し、この回路基板8上に、配線(図示せず)用のコネクタ9、およびステアリングメンバ3との干渉を避けるための脚部材10が設けられている。
【0018】
ステアリングメンバ3は、金属材料に押出し加工を施すことにより閉断面形状に成形されるとともに、その周面に溝部4が設けられている。溝部4は、ステアリングメンバ3の周面においてステアリングメンバ3の軸方向に沿って形成された開口12を備えるとともに、この開口12に連通して形成されハーネスモジュール2のコネクタ9が嵌合する切欠き13を有している。また、ステアリングメンバ3は、その内部にリブ11を備えている。ステアリングメンバ3は、リブ11、閉断面形状によって強度を確保している。
【0019】
このステアリングメンバ3へのハーネスモジュール2の取付けは、ハーネスモジュール2が開口12から溝部4内へ挿入された後、ステアリングメンバ3にハーネスモジュールが固定される手順となっている。詳しくは、ハーネスモジュール2のコネクタ9が切欠き13に嵌合することにより溝部4内におけるハーネスモジュール2の長手方向の位置決めを行なう。この状態で、ハーネスモジュール2が所定の挿入位置まで挿入された後、図示しないネジ等によりハーネスモジュール2がステアリングメンバ3に固定される。この固定状態では、脚部材10の上端が溝部4の上面に当接することによって、回路基板8がステアリングメンバ3と干渉することが防止される。
【0020】
以上説明した本実施形態の車両用ハーネスモジュール取付構造1では、車両のステアリングメンバ3に形成される溝部4にハーネスモジュール2を配設したので、ステアリングメンバ3の強度低下を抑制しつつ、車両用ハーネスモジュール取付構造1のスペース効率の向上を図ることができる。ここで、車両用ハーネスモジュール取付構造としては、ステアリングメンバの側面に単に開口を設けてその開口からハーネスモジュールをステアリングメンバ内に挿入配置する構造も考えられるが、この場合には、その開口部分でステアリングメンバが開断面となり強度が低下してしまう。これに対して、本実施形態では、ハーネスモジュール2の配置のためにステアリングメンバ3に溝部4を設ける構成であるので、ステアリングメンバの側面に単に開口を設ける構成に比べて、ステアリングメンバの強度低下を抑制することができる。
【0021】
また、本実施形態では、ステアリングメンバ3によって回路基板8およびコネクタ9を保護することができ、従来必要とされた保護ケース部材が不要である。これにより、ハーネスモジュール2用の設置スペースを削減することができ、周辺に配設される他の機器、例えば空調用ベントダクト5および電装ユニット6用の設置スペースを大きく確保できる。したがって、空調用ベントダクト5の設置スペースを十分に得て空調のために必要な通風断面積を確保できる。ここで、ハーネスモジュール2の配置として、ステアリングメンバの側面上にハーネスモジュール2を設置することも考えられるが、この場合には、ステアリングメンバの側方に設けられる空調ユニットや電装部品の設置スペースを阻害する要因となり、スペース効率が減少するおそれがあるが、本実施形態では、そのようなことが防止される。
【0022】
また、本実施形態では、ハーネスモジュール2が開口12から溝部4内へ挿入される際に、ハーネスモジュール2のコネクタ9が溝部4の切欠き13に嵌合して溝部4内におけるハーネスモジュール2の長手方向の位置決めを行なうので、ハーネスモジュール2を正確に、かつ容易に組付けることができる。また、ハーネスモジュール2がコネクタ9を介してステアリングメンバ3と接していることから、図示しない配線の配線側コネクタをコネクタ9へ接続する際の荷重を回路基板8でなくコネクタ9を介してステアリングメンバ3で受けることにより、上記の接続時の荷重の逃げが生じないため、コネクタ接続時の装着感(手応え)を向上させることができる。
【0023】
また、本実施形態では、ハーネスモジュール2がステアリングメンバ3を構成する金属材料で覆われているので、ハーネスモジュール2の回路基板8に設けられる信号回路にシールド効果をもたせることができる。
【0024】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図4〜図6に基づいて説明する。図4は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す斜視図、図5は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す分解斜視図、図6は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造の要部を拡大して示す分解斜視図である。なお、前述した実施形態と同様な部分は、同一符号で示し説明も省略する。
【0025】
図4〜図6に示すように、本実施形態の車両用ハーネスモジュール取付構造21は、第1実施形態に対して、ハーネスモジュール2がカートリッジ式治具22を用いてステアリングメンバ3の溝部4に取付けられることと、ハーネスモジュール2を所定の挿入位置にて係止する係止部材23を備えていることと、が異なる。
【0026】
図5に示すように、カートリッジ式治具22は、コの字状の断面を有し、ハーネスモジュール2の挿入方向の先端側に開口(図示せず)が形成されており、この開口を介してカートリッジ式治具22内にハーネスモジュール2を挿入可能である。また、カートリッジ式治具22には、コネクタ9および脚部材10がそれぞれ挿通される切欠き24が設けられている。
【0027】
図6に示すように、係止部材23は、コネクタ9の側部に設けられる凸部25と、切欠き13の側部に設けられ、前記の凸部25を受け入れ可能な凹部26とから構成されている。
【0028】
ここで、ステアリングメンバ3へのハーネスモジュール2の取付け手順を説明する。まず、ハーネスモジュール2をカートリッジ式治具22に挿入し、このカートリッジ式治具22により回路基板8を上下から挟むとともに、コネクタ9および脚部材10を切欠き24から突出させる。このようにしてカートリッジ式治具22およびハーネスモジュール2を一体化した後、カートリッジ式治具22を把持してハーネスモジュール2をステアリングメンバ3の周面に設けられる開口12から溝部4内へ所定の挿入位置まで挿入すると、コネクタ9の側部の凸部25が切欠き13の側部の凹部26で係止されることにより、ハーネスモジュール2が固定される。次いで、カートリッジ式治具22を挿入方向と逆方向へ引出すことにより、図4に示すように、ハーネスモジュール2が溝部4内に残り、カートリッジ式治具22のみが取外される。これにより、ステアリングメンバ3にハーネスモジュール2が取付けられる。
【0029】
以上説明した本実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、この本実施形態では、カートリッジ式治具22で回路基板8を上下から挟む状態でハーネスモジュール2をステアリングメンバ3に取付けるので、この取付け作業が容易であるとともに、取付け時のハーネスモジュール2の損傷を防止できる。また、コネクタ9の側部の凸部25が切欠き13の側部の凹部26に係止されることによりハーネスモジュール2が固定されるので、ハーネスモジュール2をネジ等で固定する必要がなくて済み、取付け作業の簡素化を図ることができる。
【0030】
なお、本実施形態では、係止部材23が、コネクタ9の側部に設けられる凸部25と、切欠き13の側部に設けられる凹部26とから構成された場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、コネクタ9の側部に凹部を設け、切欠き13の側部に凸部を設けても良い。
【0031】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図7〜図10に基づいて説明する。図7は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す斜視図、図8は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す分解斜視図、図9は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造の要部を示す分解斜視図、図10は、本実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造の断面図である。なお、前述した実施形態と同様な部分は、同一符号で示し説明も省略する。
【0032】
図7〜図10に示すように、本実施形態の車両用ハーネスモジュール取付構造31は、前述した第1実施形態に対して、ステアリングメンバ3に対するハーネスモジュール2の取付構造が異なる。
【0033】
具体的には、ステアリングメンバ3に形成される溝部32は、ステアリングメンバ3の軸方向の端部に形成される開口33と、軸方向へ延びてハーネスモジュール2を案内する第1係合部である係合溝35と、を備えている。係合溝35は、開口33に連通している。また、溝部32の開口33は、サイドカバー34によって閉塞される。
【0034】
一方、ハーネスモジュール2には、係合溝35に係合する第2係合部である係合片36が設けられている。
【0035】
ここで、本実施形態では、ステアリングメンバ3の軸方向の端面に設けられる開口33からハーネスモジュール2が溝部32内へ挿入された後、ステアリングメンバ3にハーネスモジュールが固定される。詳しくは、ハーネスモジュール2の係合片36が係合溝35に係合し該係合溝35によって案内され、これにより、ハーネスモジュール2が係合溝35に沿って案内される。このようにしてハーネスモジュール2を軸方向の所定位置まで挿入した後、ステアリングメンバ3の軸方向の端面にサイドカバー34を装着する。
【0036】
以上説明した本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、本実施形態では、ステアリングメンバ3の係合溝35によりハーネスモジュール2の係合片36を案内するので、ハーネスモジュール2を正確に、かつ容易に組付けることができる。また、ハーネスモジュール2を軸方向の所定位置まで挿入した後、係合溝35がハーネスモジュール2の係合片36に係合することにより、ハーネスモジュール2の上下方向および短手方向の移動が規制させるとともに、軸方向の端面のサイドカバー34によりハーネスモジュール2の長手方向の移動が規制されるので、溝部4内でのハーネスモジュール2の位置決めを行なってネジ等で固定する必要がなくて済み、固定作業の簡素化を図ることができる。
【0037】
なお、本実施形態では、ステアリングメンバ3に係合溝35を設け、ハーネスモジュール2に係合片36を設けた場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、ハーネスモジュール2に係合溝を設け、ステアリングメンバ3に係合片を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す分解斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造の要部を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係る車両用ハーネスモジュール取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
【0039】
1 車両用ハーネスモジュール取付構造
2 ハーネスモジュール
3 ステアリングメンバ
4 溝部
8 回路基板
9 配線用コネクタ
12 開口
13 切欠き
21 車両用ハーネスモジュール取付構造
22 カートリッジ式治具
31 車両用ハーネスモジュール取付構造
32 溝部
33 開口
35 係合溝(第1係合部)
36 係合片(第2係合部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に設けられるステアリングメンバ(3)に、回路基板(8)および配線用コネクタ(9)を備えたハーネスモジュール(2)を取付ける車両用ハーネスモジュール取付構造であって、
前記ステアリングメンバ(3)に溝部(4、32)を形成し、この溝部(4、32)に前記ハーネスモジュール(2)を配設したことを特徴とする車両用ハーネスモジュール取付構造。
【請求項2】
前記溝部(4)は、ステアリングメンバ(3)の軸方向に沿って形成された開口(12)および前記コネクタ(9)が嵌合する切欠き(13)を有し、
前記ハーネスモジュール(2)が前記開口(12)から前記溝部(4)内へ挿入される際に、前記コネクタ(9)が前記切欠き(13)に嵌合することにより前記溝部(4)内での前記ハーネスモジュール(2)の位置決めを行なうことを特徴とする請求項1に記載の車両用ハーネスモジュール取付構造。
【請求項3】
前記ハーネスモジュール(2)は、カートリッジ式治具(22)を用いて前記ステアリングメンバ(3)に取付けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用ハーネスモジュール取付構造。
【請求項4】
前記溝部(32)は、前記ステアリングメンバ(3)の軸方向の端面に形成された開口(33)および前記ステアリングメンバ(3)の軸方向に沿って形成された第1係合部(35)を有し、
前記ハーネスモジュール(2)は、前記第1係合部(35)に係合する第2係合部(36)を有し、
前記ハーネスモジュール(2)が前記開口(33)から前記溝部(32)内へ挿入される際、前記第1係合部(35)が前記第2係合部(36)を案内することを特徴とする請求項1に記載の車両用ハーネスモジュール取付構造。
【請求項5】
前記ステアリングメンバ(3)は、金属材料によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ハーネスモジュール取付構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2008−49970(P2008−49970A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−230911(P2006−230911)
【出願日】平成18年8月28日(2006.8.28)
【出願人】(000004765)カルソニックカンセイ株式会社 (3,404)
【Fターム(参考)】