説明

車両用操作装置

【課題】操作部材を意匠面に沿った回転軸のまわりに回動させ、また回転軸に沿ってスライドすることで複数の操作を正確に、かつ操作部材を掴みながら確実に操作することができ、少ない面積で設置することができる車両用操作装置を提供する。
【解決手段】斜面11Aと略平行な軸14のまわりに回転可能に設けられノブ20の操作で回転する筒状部26と、筒状部26を覆う形で長手方向両端を保持部15により保持された略円筒形状の本体16とで、操作装置12を構成している。本体16は斜面11Aより所定の間隔を開けたことにより、斜面11Aとの間に乗員の手が入り込む程度の間隙が設けられている。筒状部26の径方向外側端に設けられたノブ20を周方向に操作することで、筒状部26を回転可能とされている。またノブ20を軸14方向に操作することにより、筒状部26は軸14に沿ってスライド移動可能とされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車室内の車体前方側意匠面すなわちインストルメントパネルにプッシュスイッチ、スライドレバー等とダイヤルとを組み合わせて設けた車両用操作装置が存在する。すなわち、近年の車両用装備は多種多様にわたるため操作装置に必要とされるインストルメントパネル面積が増大している。
【0003】
これに対して、インストルメントパネルの少ない面積で多様な機能をコントロールするために、ダイヤルの回転軸と同軸に回転移動するスライドノブを設けた構成などが存在する(例えば、特許文献1参照)。さらにケーブルによる駆動力をより効率的に伝達するため、ケーブルを2本一組として所謂引き引きケーブル構造とした構成(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
【0004】
また、インストルメントパネル面積を節約するために、インストルメントパネルに埋め込む形で、これと平行な回転軸の周りに、複数の引き引きケーブルを結んだプーリーを同軸で設け、ノブで回転させて操作する車両用操作装置が存在する(例えば、特許文献3、4参照)。
【特許文献1】特開2002−172925号公報
【特許文献2】特開2002−339942号公報
【特許文献3】特開2005−289288号公報
【特許文献4】特開2005−289208号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献1の構成では構造上、ダイヤル周囲のスライドノブの個数や、調整範囲などが限定される。また、複数のダイヤルをインストルメントパネルに並べれば、配置に必要な面積は大きくなる。ダイヤルの回転軸ひとつにつき単一の操作機能しか持たせていない場合は特にこれが顕著となる虞がある。
【0006】
これに対して、ダイヤルの回転軸をインストルメントパネル面と平行とした上記特許文献2、3の場合は、操作の方向がすべて同一であるため注視しないと区別しにくく、誤操作を起こす可能性がある。
【0007】
またダイヤルがインストルメントパネル面に埋め込まれているため、特に走行中、車両が揺れた場合など手が離れやすく、安定した操作がしにくいという欠点がある。
【0008】
本発明は上記事実を考慮し、操作部材を意匠面に沿った回転軸のまわりに回動させ、あるいは回動軸に沿ってスライドすることで複数の操作を正確に、かつ操作部材を掴みながら確実に操作することができ、少ない面積で設置することができる車両用操作装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の本発明における車両用操作装置は、車室の内壁を形成する意匠面に沿い、前記意匠面との間に空隙をあけて設けられた本体と、前記本体の内部で前記意匠面に沿った回転軸まわりに回転可能に支持された円筒部材と、前記円筒部材の径方向外側に、前記本体の外より操作可能に設けられた操作部と、前記円筒部材と同軸に設けられ前記円筒部材の回転に伴って回転する回転部材と、前記回転部材の外周面に設けられ径方向に凹となる溝の所定箇所に端末を係止され、前記操作部に加えられた前記回転軸まわりの操作力を第1の被操作部に伝達する一対の引き引きケーブルと、前記回転軸の一方の延長線上に設けられた係止部に先端が固定され、前記円筒部材に加えられた回転軸方向の操作力を第2の被操作部に伝達する押し引きケーブルと、を備えたことを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、操作部材が設けられた円筒部材を意匠面に沿った回転軸のまわりに回動させ、あるいは回動軸に沿ってスライドすることで複数の操作を正確に行い、意匠面との間の空隙に指をかけられる構成とすることで手が離れにくく、且つ少ない面積で設置可能な車両用操作装置とすることができる。
【0011】
請求項2に記載の本発明における車両用操作装置は、請求項1に記載の構成において、前記本体の内部で前記回転軸上で前記円筒部材と隣接し、前記回転軸のまわりに回転可能に支持された第2の円筒部材と、前記第2の円筒部材の径方向外側に、前記本体の外より操作可能に設けられた第2の操作部と、前記第2の円筒部材と同軸に設けられ前記第2の円筒部材の回転に伴って回転する第2の回転部材と、前記第2の回転部材の外周面に設けられ径方向に凹となる溝の所定箇所に端末を係止され、前記第2の操作部に加えられた前記回転軸まわりの操作力を牽引力として第3の被操作部に伝達する一対の第2の引き引きケーブルと、を備えたことを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、意匠面に沿った回転軸のまわりに回動させ、あるいは回動軸に沿って押し引きする操作部材を複数備えたことで、より複雑な操作を正確に行い、且つ少ない面積で設置可能な車両用操作装置とすることができる。
【0013】
請求項3に記載の本発明における車両用操作装置は、請求項1または請求項2に記載の構成において、前記本体は前記意匠面に設けられた凹部に埋設され、前記操作部に対向する前記凹部の内壁との間に空隙が設けられたことを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、意匠面に設けられた凹部と内壁との間の空隙をワークスペースとして、手を入れることができるので、操作のために手元を注視する必要がなく、操作性が向上する。
【0015】
請求項4に記載の本発明における車両用操作装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の構成において、前記本体は、前記意匠面より立設された回転軸のまわりに回転可能に設けられた台座に設けられ、前記台座の回転動作が伝達される第4の被操作部を備えたことを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、本体を把持して意匠面上に設けられた台座を回転させ、電気スイッチやケーブルなどの被操作部を操作することができるので、さらに複雑な操作が可能な車両用操作装置とすることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る車両用操作装置は上記構成としたので、操作部材を意匠面に沿った回転軸のまわりに回動させ、あるいは回動軸に沿ってスライドすることで複数の操作を正確に、かつ操作部材を掴みながら確実に操作することができ、少ない面積で設置することができるという優れた効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
<構造の概要>
本発明に係る車両用操作装置の実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0019】
なお各図において、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印REは車体後方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印INは車体内側方向を、矢印OUTは車体外側方向を示す。
【0020】
図1には、本発明が適用された第1実施形態に係る車両用操作装置が示されている。
【0021】
図1に示すように車室10の車体前側には、壁面を形成するインストルメントパネル11が立設され、インストルメントパネル11の車幅方向中央近傍の一部は車体後方に向けた斜面11Aとして延長されている。
【0022】
インストルメントパネル11に設けられた斜面11Aには、斜面11Aと略平行な軸14のまわりに回転可能に設けられノブ20の操作で回転する筒状部26と、筒状部26を覆う形で長手方向両端を保持部15により保持された略円筒形状の本体16とで、操作装置12を構成している。本体16は保持部15により斜面11Aから所定の間隔、すなわち間隙11Bを開けたことにより、斜面11A(インストルメントパネル11)との間に乗員の手が入り込む程度の間隙が設けられた、所謂ブリッジ形状とされている。
【0023】
ノブ20は筒状部26の径方向外側端に設けられ、軸14を中心として周方向に操作することで、筒状部26を軸14を回転中心として回転可能とされている。さらにノブ20を軸14方向に操作することにより、筒状部26は本体16内を軸14に沿ってスライド移動可能な構造とされている。
【0024】
図2には、図1に示す操作装置12の断面が、図3には操作装置12の内部構造拡大図が示されている。
【0025】
図2、図3に示すように、操作装置12に設けられたノブ20は、軸14を中心としてシャフト18で回転可能に支持された筒状部26の径方向外縁部に設けられている。
【0026】
また図2、図3に示すように、軸14方向に複数の筒状部26が隣接し、互いに独立してそれぞれのノブ20で回転可能とされていてもよい。それぞれの筒状部26と一体的に設けられたシャフト18は軸14方向外側に延設され、各々に円盤状のプーリー22が設けられている。
【0027】
プーリー22はシャフト18によって筒状部26に固定され、筒状部26の回転に伴い、軸14を中心として回転する。
【0028】
プーリー22の径方向外縁部にはケーブル24が嵌合する溝22Aが設けられ、図示しないスリーブによってガイドされたケーブル24が填り込む。2本のケーブル24が溝22Aに嵌合しながらプーリー22の外縁部を一周する。2本のケーブル24は、各々の末端となるケーブルエンド23をプーリー22の所定箇所に固定されている。
【0029】
上記の構成とすることにより、ノブ20に加えられた軸14まわりの操作力で筒状部26を回転させ、プーリー22を回転させることで、どちらの方向にプーリー22を回転させても、ケーブル24の一方が牽引され他方が弛緩する、いわゆる引き引きケーブル構造が構成される。
【0030】
プーリー22の回転により牽引されたケーブル24は、図示しない被操作部材、例えばエアコンの内気循環/外気導入切替部材などに連結され、ノブ20の回転操作を駆動力として被操作部材に伝達する。
【0031】
また図2、図3に示すように、軸14の一方の延長線上には係止部28が設けられ、押し引きケーブル30の端末32が係止されている。これにより、ノブ20を軸14方向にスライド移動させることでケーブル30の端末32が軸14方向に押し引きされる。これによりノブ20に加えられたスライド方向の駆動力が、ケーブル30に接続された、図示しない被操作部材に伝達される。
【0032】
<作用効果>
次に本発明の第1実施形態の作用および効果について説明する。
【0033】
図1、図2、図3に示すように、操作装置12は略筒状をした本体16の内部に、軸14のまわりに回転可能な筒状部26が設けられ、筒状部26に設けられたノブ20の回転操作によって、プーリー22を軸14のまわりに回転させる構成とされている。また本体16と斜面11A(インストルメントパネル11)との間には間隙11Bが設けられ、乗員が手を掛けやすい形状とされている。
【0034】
このため乗員は操作装置12の本体16に手を掛けた状態でノブ20を軸14のまわりに回転操作することで、内部のプーリー22を回転させることができる。さらに、この状態でノブ20を軸14方向にスライド操作することで押し引きケーブルであるケーブル30を押し引き可能な構成とされている。
【0035】
図5に示す従来例のように、インストルメントパネル111に直交する軸114のまわりに回転可能なダイヤル120を複数個ならべた場合は、視認性と操作性のよい場所のスペースを大きく取るため、他の機能に割くスペースが不足する可能性がある。特に多機能な空調装置を備えた場合は、ダイヤル120などの操作手段を多数必要とするため、この傾向が顕著となる虞がある。加えて、ダイヤル120の操作方法は基本的に全て同一なので区別しにくく、誤操作の可能性がある。
【0036】
これに対して本実施形態の構成では、斜面11A(インストルメントパネル11)に略平行する軸14のまわりに回転可能に支持されたプーリー22を、筒状部26に設けたノブ20の回転操作で回転させることが可能であり、かつノブ20のスライド操作で軸14と同軸方向に操作可能な押し引きケーブル30が設けられている。このため、従来例に比較して少ないスペースで複数の操作手段を設けることができ、ナビ画面等の目的に使用可能なスペースを増やすことができる。
【0037】
また、操作装置12を乗員が操作する際には、本体16に手を乗せ、間隙11Bに指をかけた状態で操作することができるので、従来例のように壁面に設けられたダイヤル120のような操作手段を操作する場合に比較して安定した操作が可能となる。これにより例えば車体が揺れた際などでも手が離れにくく、操作性が向上する。
【0038】
加えて本実施形態においては、プーリー22は斜面11A(インストルメントパネル11)と略平行する軸14のまわりに回転可能に支持され、外縁部に設けられた溝22Aに嵌合する2本のケーブル24のうち一方を、プーリー22の回転で牽引する、いわゆる引き引きケーブル構造を形成している。これにより、乗員の行うノブ20への回転操作がプーリー22の回転となり、ケーブル24の一方を牽引する動作となる。
【0039】
上記の構成により、乗員がノブ20をどちらの方向に回転操作しても、ケーブル24を牽引する動作となり、押し引きケーブルを使用した場合と比較して、ノブ20の回転操作が被操作部材に駆動力として伝達される際に損失が少なく、かつダイレクトな操作感を得ることができる。
【0040】
さらに本実施形態においては、ノブ20を軸14方向にスライド操作することによって、押し引きケーブルであるケーブル30を操作可能な構成とされている。これにより乗員はノブ20を回転操作すると共にスライド操作をも加えることで、さらに別の被操作部材を操作することができる。このため従来例に比較して、少ない面積でより多くの操作を行うことの可能な操作装置とすることができる。
【0041】
<他の実施形態>
図4には、本発明の他の実施形態に係る車両用操作装置が示されている。
【0042】
図4(A)に示すように、本発明の第2実施形態に係る車両用操作装置は、インストルメントパネル11あるいは斜面11Aに、操作装置42の本体16を囲むように間隙11Bが設けられている。すなわちインストルメントパネル11あるいは斜面11Aに設けられた凹部として間隙11Bが設けられている。
【0043】
本体16の長手方向両端を保持する保持部15は、斜面11Aに半ば埋没した箇所に設けられている。このため本体16は斜面11Aより完全に突出せず、半ば間隙11Bの中に格納された位置に固定される。
【0044】
この構造とすることにより、第1実施形態に比較して、保持部15を別体部品とする必要がなく、斜面11を構成する部材と一体化できるので、単純な射出成形などの加工で構成可能となり、製造コストを削減することができる。また斜面11Aからの、本体16の突出量も少ないので、車室内で占有する空間を少なくすることができる。
【0045】
図4(B)に示すように、本発明の第3実施形態に係る車両用操作装置は、操作装置52を保持する保持部15が略円盤状の台座54の上に設けられている。台座54は軸17のまわりに回転可能に保持され、回転操作することで図示しないボリュームや電気スイッチ、ケーブルなどを操作する構成とされている。あるいは台座54を回転させる代わりに、意匠面11の上をスライド移動可能な構成とされていてもよい。
【0046】
この構造とすることにより、乗員は本体16を掴んで台座54を軸17のまわりに回転操作することができ、より多くの操作を行うことの可能な操作装置とすることができる。
【0047】
図4(D)に示すように、本発明の第4実施形態に係る車両用操作装置は、筒状部26の外周部にノブ20を設けるかわりに凹部21が設けられた構成とされている。
【0048】
この構造とすることにより、乗員は凹部21に指をかけて筒状部26を回転操作、スライド操作することが可能となる。このため筒状部26の形状は図4(C)に示すノブ20のように突出した部位を持たない、単純な構成となる。これにより筒状部26はより単純な加工で構成可能となり、製造コストをさらに削減することができる。
【0049】
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
【0050】
すなわち、上記実施形態ではエアコンの操作装置を例としたが、これに限定せず、ケーブルで部材を操作する構造であれば、本発明を応用することができる。例えば給油口やフードロック機構等の制御であっても本発明を適用することができる。
【0051】
また、車幅方向(左右方向)に対象な構造を例に挙げて説明したが、左右対称な構造に限定せず、例えば運転席側の操作性を重視して非対称な構造とされていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用操作装置を備える車室を示す斜視図である。
【図2】図1に示される車両用操作装置を拡大して示した断面図である。
【図3】図1に示される車両用操作装置の内部を拡大して示した斜視図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る車両用操作装置を示す斜視図である。
【図5】従来の車両用操作装置を備える車室を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0053】
10 車室
11 インストルメントパネル(意匠面)
11A 斜面
11B 間隙
12 操作装置
14 軸(回転軸)
15 保持部
16 本体
17 軸
18 シャフト
20 ノブ(操作部)
21 凹部
22 プーリー(回転部材)
22A 溝
23 ケーブルエンド
24 ケーブル(引き引きケーブル)
26 筒状部
28 係止部
30 ケーブル
32 端末
42 操作装置
52 操作装置
54 台座

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室の内壁を形成する意匠面に沿い、前記意匠面との間に空隙をあけて設けられた本体と、
前記本体の内部で前記意匠面に沿った回転軸まわりに回転可能に支持された円筒部材と、
前記円筒部材の径方向外側に、前記本体の外より操作可能に設けられた操作部と、
前記円筒部材と同軸に設けられ前記円筒部材の回転に伴って回転する回転部材と、
前記回転部材の外周面に設けられ径方向に凹となる溝の所定箇所に端末を係止され、前記操作部に加えられた前記回転軸まわりの操作力を第1の被操作部に伝達する一対の引き引きケーブルと、
前記回転軸の一方の延長線上に設けられた係止部に先端が固定され、前記円筒部材に加えられた回転軸方向の操作力を第2の被操作部に伝達する押し引きケーブルと、
を備えたことを特徴とする車両用操作装置。
【請求項2】
前記本体の内部で前記回転軸上で前記円筒部材と隣接し、前記回転軸のまわりに回転可能に支持された第2の円筒部材と、
前記第2の円筒部材の径方向外側に、前記本体の外より操作可能に設けられた第2の操作部と、
前記第2の円筒部材と同軸に設けられ前記第2の円筒部材の回転に伴って回転する第2の回転部材と、
前記第2の回転部材の外周面に設けられ径方向に凹となる溝の所定箇所に端末を係止され、前記第2の操作部に加えられた前記回転軸まわりの操作力を牽引力として第3の被操作部に伝達する一対の第2の引き引きケーブルと、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用操作装置。
【請求項3】
前記本体は前記意匠面に設けられた凹部に埋設され、前記操作部に対向する前記凹部の内壁との間に空隙が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用操作装置。
【請求項4】
前記本体は、前記意匠面より立設された回転軸のまわりに回転可能に設けられた台座に設けられ、前記台座の回転動作が伝達される第4の被操作部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用操作装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−262823(P2009−262823A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−116100(P2008−116100)
【出願日】平成20年4月25日(2008.4.25)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】