説明

車両用表示装置

【課題】表示窓が曇ることを防止できる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置20は、表示対象を収容するケーシング21と、ケーシング21の前面側に設けられた透明部材50を有する表示窓22と、ケーシング21の内部に開口するエア吹出し口60と、エア吹出し口60に接続された導管の一例であるエアホース61を備えている。エアホース61の一端61aがエア吹出し口60に接続されている。エアブレーキ装置は、エアコンプレッサと、エアドライヤと、エアタンクと、ブレーキペダルが踏まれたときに作動するバルブ機構を有している。このバルブ機構のエア排出口にエアホース61の他端61bが接続されている。ブレーキペダルが踏まれてからブレーキペダルが解放されたときに、前記エア排出口から排出される乾燥した圧縮空気が、エアホース61とエア吹出し口60を介してケーシング21の内部に供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨天走行時等に表示窓の内面に曇りや水滴が付着することを防止可能な車両用表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
バス等の車両に、社名や行き先等を表示するための表示装置が設けられている。下記特許文献1に開示されている従来の表示装置は、透明な表示窓の内側に表示板を収容し、表示板の背後から光源によって照らすことにより、夜間等の暗中においても社名や行き先等を視認できるようにしている。
【0003】
このような表示装置は、車体の最前部の例えば左右のヘッドランプの間に設けられている。このため雨天等の荒天時に走行すると、前方を走行する車両が巻き上げるしぶき等が表示装置に及ぶことにより、表示装置の内部に水が入ることがある。この水によって表示窓の内面に曇りや水滴が付着し、表示窓の内側の表示板が見にくくなる。
【0004】
表示装置の内部に蛍光灯や白熱電球等のように発熱量が大きい光源が収容されている場合、光源から発生する熱によって、表示窓の内面は比較的曇りにくい。しかしLED等の発熱量の小さい光源が使用されている場合には、表示装置の内部の水分が蒸発しにくく、表示窓の内面の曇りがとれにくいことがある。
【0005】
表示装置の内部が曇ることを防ぐために、下記特許文献2に開示されているように、車両のエンジンルームから生じる温風をヒータユニットとダクトによって表示ボックス内に吹き込むようにした車載標識装置が提案されている。
【特許文献1】特開平10−20818号公報
【特許文献2】特開2003−182465号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に開示されている車載標識装置は、エンジンルームで生じた熱を表示ボックス内に導くために、ファンを備えた曇り防止のための専用のヒータユニットとダクトが必要である。このため部品数が多くなり構造も複雑となる。
【0007】
従って本発明の目的は、構造が簡単でありながら効果的に表示窓の曇りを防ぐことができる車両用表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、エアブレーキ装置を有する車両に設ける表示装置に係り、エアブレーキ装置は、圧縮空気を作るエアコンプレッサと、前記圧縮空気中の水分を除去するエアドライヤと、前記圧縮空気を貯蔵するエアタンクと、ブレーキペダルが踏まれたときに前記エアタンクから供給される前記圧縮空気によってブレーキ部材を作動させ、前記ブレーキペダルが解放されたときに前記圧縮空気をエア排出口から放出するバルブ機構を有している。
【0009】
本発明の表示装置は、表示対象を収容するケーシングと、前記ケーシングの前面側に設けられ前記ケーシングの外部から表示対象を透視可能な透明部材を有する表示窓と、前記ケーシングの内部に開口するエア吹出し口と、一端が前記ケーシングの前記エア吹出し口に接続され、他端が前記バルブ機構の前記エア排出口に接続されたエア導管とを具備し、前記ブレーキペダルが踏まれてから解放されたときに前記バルブ機構の前記エア排出口から放出される乾燥した圧縮空気を前記エア導管と前記エア吹出し口を介して前記ケーシングの内部に供給する。
【0010】
本発明の1つの形態では、前記エアブレーキ装置は、前記ブレーキペダルが踏まれたときに前記エアタンクから供給される圧縮空気によって前記ブレーキ部材を作動させるブレーキチャンバを有し、前記ブレーキペダルが解放されたときに前記ブレーキチャンバから排出される乾燥した空気をクイックリリースバルブを介して前記ケーシングの内部に供給する。
【0011】
また前記ケーシングの底壁に、該ケーシングの内部の空気と水が外部に流出することを許容しかつ該ケーシングの外部から水が流入することを抑制する流通制御手段を備えた排出口が設けられているとよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明の表示装置によれば、車両の走行中にエアブレーキ装置のブレーキペダルが踏まれて解放されたとき、バルブ機構のエア排出口から乾燥した圧縮空気が表示装置の内部に供給される。このため雨天走行時などのように表示窓の内面が曇りやすい状況下でも、表示窓が曇ったり表示窓の内面に水滴が付着したりすることを抑制できる。
【0013】
本発明の表示装置は、エアブレーキ装置が作動する際に大気中に排出される乾燥空気を利用できるため、曇り防止のための専用のヒータユニットやダクトなどを必要とせず、省設備、省エネルギーでありながら効果的に表示窓の曇り止めをなすことができ、雨天時等でも表示窓内側の表示対象を見やすくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に本発明の第1の実施形態について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、車両1の一例であるバスを示している。図2は車両1の前部を拡大して示している。車両1の前部に、フロントパネル10と、フロントバンパ11と、ヘッドランプ12,13と、表示装置20などが設けられている。表示装置20は、例えば社名や行き先を表示するために使用され、車体2の前面の幅方向の中央、一例としてヘッドランプ12,13の間に配置されている。
【0015】
図3は表示装置20の上下方向に沿う断面図である。図4は表示装置20を分解して示す斜視図である。表示装置20は、箱型のケーシング21と、ケーシング21の前面側に設けられた表示窓22と、表示窓22の内側に配置された表示盤23と、ガーニッシュ24などを含んでいる。装飾用部材として機能するガーニッシュ24には、表示窓22を嵌め込むための開口部25が形成されている。
【0016】
ケーシング21は、フランジ部30を有する周壁31と、ケーシング21の後面を構成する後壁32と、車体に取付けるためのブラケット部33などを有している。フランジ部30とガーニッシュ24との間に第1のパッキン35が設けられている。このケーシング21は、第1のパッキン35を介して、ねじ部材等の固定用部品36(図4に一部のみ示す)によって、ガーニッシュ24の裏面に固定される。
【0017】
ケーシング21の内部に表示盤23が収容されている。表示盤23の前側に、表示対象として機能する表示面40が設けられている。この表示面40には、車両1の行き先や社名、あるいは装飾のためのデザイン等が表示されている。表示盤23は、発光素子としてのLEDを複数並べて発光させることにより所望の文字や図形を表わしてもよい。あるいは、透光性の表示パネルの背後から蛍光灯などのバックライトによって表示内容を照らすようにしたものでもよい。表示盤23に電流を供給するためのハーネス41は、電源である車載バッテリ(図示せず)に接続されている。
【0018】
表示窓22は、光学的に透明な材料(樹脂あるいはガラス)からなる板状の透明部材50を有している。透明部材50の全周に縁部51が形成されている。表示窓22の内面22aに表示盤23の表示面40が対向し、表示窓22の外側から透明部材50を通して表示面40を目視できるようになっている。
【0019】
表示窓22とガーニッシュ24との間に、第2のパッキン55と第3のパッキン56が設けられている。表示窓22はガーニッシュ24の開口部25に嵌め込まれ、接着等の固定手段によって、ガーニッシュ24に固定されている。図3に示すように、ケーシング21と、表示窓22と、ガーニッシュ24などによって囲まれる内側の空間Sに、表示盤23が収容されている。
【0020】
ケーシング21にエア吹出し口60が設けられている。エア吹出し口60に、エア導管の一例であるエアホース61の一端61aが接続されている。エア吹出し口60は、表示装置20の内側に開口し、表示窓22の内面22aに向って、後述する圧縮空気を送り込むことができるようになっている。
【0021】
ケーシング21の底壁65に排出口66が形成されている。この排出口66に、流通制御手段の一例である逆止弁67が設けられている。逆止弁67は、ケーシング21の内部の空気および水がケーシング21の外部に向って流出することを許容し、かつ、ケーシング21の外部からケーシング21の内部に向って水が流入することを抑制する機能を有している。
【0022】
この車両1は、図5に一部を模式的に示すエアブレーキ装置70を備えている。エアブレーキ装置70は、圧縮空気を作るエアコンプレッサ71と、エアコンプレッサ71によって作られた圧縮空気中の水分を除去するエアドライヤ72と、圧縮空気を貯蔵するエアタンク73と、圧縮空気によって作動するブレーキチャンバ74と、ブレーキチャンバ74によって駆動されるブレーキ部材75と、圧縮空気の流通を制御するバルブ機構76と、ブレーキペダル77などを含んでいる。
【0023】
エアコンプレッサ71は、車両1に搭載されているエンジン78の回転に連動して圧縮空気を作り出すようになっている。バルブ機構76の一例は、ブレーキペダル77が解放されたときにブレーキチャンバ74の内部の圧縮空気を速やかに排出できるように構成されたクイックリリースバルブである。
【0024】
図6と図7にバルブ機構(クイックリリースバルブ)76の一例が示されている。図6はブレーキペダル77が踏まれた状態、図7はブレーキペダル77が解放された状態である。バルブ機構76は、エア流入室80を有するボデー81と、ダイヤフラム形の弁体82と、弁体82を弁座83から離す方向に付勢するばね84と、エア入口85と、エア吐出口86と、エア排出口87などを有している。
【0025】
図5に示すように、バルブ機構76のエア入口85は、ブレーキペダル77によって作動するパイロット弁90を介して、エアタンク73に接続されている。バルブ機構76のエア吐出口86は、コントロール弁91を介して、ブレーキチャンバ74に接続されている。バルブ機構76のエア排出口87にエアホース61の他端61bが接続されている。
【0026】
図6は運転者によってブレーキペダル77が踏まれたときのバルブ機構76を示している。ブレーキペダル77が踏まれると、パイロット弁90が作動することにより、エアタンク73内の圧縮空気がバルブ機構76のエア入口85に供給される。図6に示されるように、エア入口85からエア流入室80に流入した圧縮空気は、エア吐出口86からコントロール弁91を介してブレーキチャンバ74に送られることにより、ブレーキ部材75が作動する。
【0027】
図7はブレーキペダル77が解放されたときのバルブ機構76を示している。ブレーキペダル77が解放されると、ばね84の弾力によって弁体82が弁座83から離れる方向に移動する。このことにより、ブレーキチャンバ74から排出される圧縮空気が、エア吐出口86とエア排出口87とを経て、エアホース61を介して表示装置20に送られる。
【0028】
以下に表示装置20の作用について説明する。
表示装置20の表示盤23に表示された行き先や社名等の表示対象は、昼間等の明るい条件下では透明な表示窓22の外側から視認することができる。夜間等の暗中では、表示盤23に内蔵された光源を点灯させ、表示面40を内側から照らすことにより、表示面40を視認することができる。LED等の発光素子を備えた表示盤23の場合には、発光素子を発光させることにより、昼間、夜間を問わず表示することができる。
【0029】
ブレーキペダル77が踏まれると、ブレーキチャンバ74に圧縮空気が送られることにより、ブレーキ部材75が作動する。ブレーキペダル77が解放されると、ブレーキチャンバ74から排出される圧縮空気がエアホース61を介して表示装置20に送られる。表示装置20に送られた圧縮空気は、エア吹出し口60から表示装置20の内部に流入し、表示窓22の裏面(内面22a)に向けて噴出する。
【0030】
このように運転者がブレーキペダル77を操作するたびに、バルブ機構76から排出される圧縮空気が表示窓22の内面22aに供給される。この圧縮空気は、エアドライヤ72によって水分が除去されているため乾燥している。このため表示装置20内の湿度が下がるとともに、エア吹出し口60から噴出する圧縮空気によって水滴を吹き飛ばすことができるため、表示窓22の内面22aに曇りが生じたり水滴が付着したりすることを抑制することができる。
【0031】
エア吹出し口60から表示装置20に流入した空気は、排出口66から排出される。排出口66には流通制御手段として機能する逆止弁67が設けられているため、雨天での走行中にケーシング21の外側から雨水などが排出口66からケーシング21の内部に浸入することが防止される。万一、表示装置20の内部に水が入っても、この水は、エア吹出し口60から表示装置20に流入する圧縮空気と共に排出口66から外部に排出される。
【0032】
前記したように本実施形態では、エアブレーキ装置70から排出される乾燥した圧縮空気を表示装置20の内部に供給するため、表示装置20にLED等のように発熱量が小さい光源が用いられていても、表示窓22の内面22aが曇ったり水滴が付着したりすることを抑制できる。
【0033】
本実施形態では、車両1に装備されている既設のエアブレーキ装置70のエア排出口87にエアホース61を接続すればよいため、曇り止めのための専用のヒータやブロアを必要とせず、構造が簡単である。しかもエアブレーキ装置70から排出される圧縮空気を利用できるため、曇り止めのための特別なエネルギーを必要としないなど、省設備、省エネルギーである。
【0034】
また本実施形態の表示装置20は、エアブレーキ装置70から排出される圧縮空気を表示装置20の内部に排出することにより、圧縮空気の排気音を減衰させることができる。しかもこの表示装置20は車体2の前面に配置され、運転席や客席から比較的離れているため、車室内に届く排気音を小さくすることが可能である。
【0035】
一般的なエアブレーキ装置では、バルブ機構76から排出される圧縮空気の排気音を小さくするために、エア排出口87にサイレンサ(消音器)が使用されていた。しかし本実施形態の表示装置20によれば、サイレンサの代りにエアホース61を接続することにより、サイレンサを省略することが可能である。
【0036】
以上説明したように本実施形態では、バルブ機構(クイックリリースバルブ)76のエア排出口87から排出される圧縮空気を表示装置20に供給している。他の例として、ブレーキペダル77に付随するパイロット弁90のエア排出口に、エアホース61を接続することにより、パイロット弁90から排出される圧縮空気を表示装置20に供給してもよい。要するに、エアブレーキ装置70の作動時に排出される圧縮空気を、エア導管を介して表示装置20に導けばよい。
【0037】
図8は本発明の第2の実施形態の表示装置20´を示している。この表示装置20´は、表示窓22の内面22aに、塗装または印刷、表示用フィルムを貼付けることなどによって、表示対象としての表示体100が設けられている。ケーシング21には蛍光灯等の光源(バックライト)101が収容されている。この光源101によって表示体100を背後から照らすことにより、夜間などでも表示体100を視認できるようにしている。それ以外の構成と作用効果は、前記第1の実施形態の表示装置20と同様である。
【0038】
この第2の実施形態の表示装置20´も、ブレーキペダル77が踏まれてから解放されたときに、バルブ機構76のエア排出口87から排出される乾燥した圧縮空気が、エア吹出し口60から表示装置20´の内部に供給されることにより、表示窓22の内面22aに設けられた表示体100が曇ったり水滴が付着したりすることが防止される。
【0039】
なお本発明を実施するに当たって、ケーシングや表示窓、表示対象、エア吹出し口、エア導管をはじめとして、発明の構成要素の構造及び配置を適宜に変更して実施できることは言うまでもない。例えばエア導管は、エアホースや金属パイプ等の配管部材をつなぎ合わせることによって構成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る表示装置を備えた車両の斜視図。
【図2】図1に示された車両の表示装置付近を拡大して示す斜視図。
【図3】図2に示された表示装置の断面図。
【図4】図2に示された表示装置の分解斜視図。
【図5】図1に示された車両のエアブレーキ装置の一部を模式的に示す概略図。
【図6】ブレーキペダルが踏まれた時のバルブ機構の断面図。
【図7】ブレーキペダルが解放された時の前記バルブ機構の断面図。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る表示装置の断面図。
【符号の説明】
【0041】
20,20´…表示装置
21…ケーシング
22…表示窓
50…透明部材
60…エア吹出し口
61…エアホース(エア導管)
66…排出口
70…エアブレーキ装置
76…バルブ機構
86…エア吐出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアブレーキ装置を有する車両に設ける表示装置であって、
前記エアブレーキ装置は、
圧縮空気を作るエアコンプレッサと、
前記圧縮空気中の水分を除去するエアドライヤと、
前記圧縮空気を貯蔵するエアタンクと、
ブレーキペダルが踏まれたときに前記エアタンクから供給される前記圧縮空気によってブレーキ部材を作動させ、前記ブレーキペダルが解放されたときに前記圧縮空気をエア排出口から放出するバルブ機構を有し、
前記表示装置は、
表示対象を収容するケーシングと、
前記ケーシングの前面側に設けられ前記ケーシングの外部から表示対象を透視可能な透明部材を有する表示窓と、
前記ケーシングの内部に開口するエア吹出し口と、
一端が前記ケーシングの前記エア吹出し口に接続され、他端が前記バルブ機構の前記エア排出口に接続されたエア導管とを具備し、
前記ブレーキペダルが踏まれてから解放されたときに前記バルブ機構の前記エア排出口から放出される乾燥した圧縮空気を前記エア導管と前記エア吹出し口を介して前記ケーシングの内部に供給することを特徴とする車両用表示装置。
【請求項2】
前記エアブレーキ装置は、前記ブレーキペダルが踏まれたときに前記エアタンクから供給される圧縮空気によって前記ブレーキ部材を作動させるブレーキチャンバを有し、前記ブレーキペダルが解放されたときに前記ブレーキチャンバから排出される乾燥した空気を前記バルブ機構を介して前記ケーシングの内部に供給することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記ケーシングの底壁に、該ケーシングの内部の空気と水が外部に流出することを許容しかつ該ケーシングの外部から水が流入することを抑制する流通制御手段を備えた排出口が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−58641(P2010−58641A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−226077(P2008−226077)
【出願日】平成20年9月3日(2008.9.3)
【出願人】(303002158)三菱ふそうトラック・バス株式会社 (1,037)
【Fターム(参考)】