車両用飲料容器ホルダ
【課題】走行する車両の振動が伝わる場合においても確実に飲料容器を保持することのできる車両用飲料容器ホルダを提供する。
【解決手段】飲料容器Aを容器載置ユニット10に載置した状態で、キャップ固定機構23によって飲料容器Aの上部側の外周面を保持するようにしている。これにより、走行する車両から飲料容器Aに大きな振動が伝わる場合においても、飲料容器Aを確実に保持することができるので、飲料容器Aの脱落を防止することができる。
【解決手段】飲料容器Aを容器載置ユニット10に載置した状態で、キャップ固定機構23によって飲料容器Aの上部側の外周面を保持するようにしている。これにより、走行する車両から飲料容器Aに大きな振動が伝わる場合においても、飲料容器Aを確実に保持することができるので、飲料容器Aの脱落を防止することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の車室内において用いられる車両用飲料容器ホルダに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両用飲料容器ホルダとしては、飲料容器の下端側を保持する容器保持部と、容器保持部の上面側を覆う蓋と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−6186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記車両用飲料容器ホルダでは、蓋を開放して容器保持部を露出させた後、飲料容器を容器保持部に保持させるようになっている。前記車両用飲料容器ホルダでは、飲料容器の下端側のみが容器保持部に保持されるため、高さ寸法の大きい飲料容器を容器保持部に保持させると、飲料容器の保持された状態が不安定となる。このため、高さ寸法の大きい飲料容器を容器保持部に保持させた場合には、走行する車両の振動が容器保持部に保持された飲料容器に伝わって、容器保持部から飲料容器が脱落してしまうおそれがある。
【0005】
本発明の目的とするところは、走行する車両の振動が伝わる場合においても確実に飲料容器を保持することのできる車両用飲料容器ホルダを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記目的を達成するために、飲料容器を保持可能な車両用飲料容器ホルダにおいて、飲料容器を載置する容器載置部と、飲料容器の上部側の外周面を保持する保持部と、を備えている。
【0007】
これにより、保持部によって飲料容器の上部側の外周面が保持されることから、走行する車両から飲料容器に大きな振動が伝わる場合においても、飲料容器が確実に保持される。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、前記容器載置部および前記保持部が、それぞれ上下方向に移動自在に構成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、回転させることにより開口を開閉可能なキャップ付きの飲料容器を前記容器載置部に載置する場合に、前記保持部がキャップの外周面を保持可能に構成され、前記容器載置部が、上下方向の移動の際に、上下方向を回転中心として回転する回転機構を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記容器載置部が、最上部から下方へ移動させることにより、飲料容器を固定する容器固定機構を有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記容器載置部および前記保持部をそれぞれ上方に付勢する付勢手段と、前記保持部を下方の所定位置まで移動させたときに前記保持部の上方への移動を規制するロック機構を備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記ロック機構が、前記保持部がロック機構によって上方への移動が規制されている状態で前記保持部をさらに下方に移動させると、前記保持部の上方への移動の規制が解除されることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記保持部が、前記容器載置部の上面側を覆う蓋に設けられ、前記蓋は、前記容器載置部の上面側を閉鎖した状態および開放した状態が保持されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、走行する車両から飲料容器に大きな振動が伝わる場合においても、飲料容器を確実に保持することができるので、飲料容器の脱落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態を示す車両用飲料容器ホルダの側面断面図である。
【図2】蓋固定機構を示す平面断面図である。
【図3】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図4】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図5】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図6】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図7】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図8】飲料を保持させて蓋を閉鎖する動作を示す図である。
【図9】飲料を保持させて蓋を閉鎖する動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1乃至図9は、本発明の一実施形態を示すものである。
【0012】
本発明の車両用飲料容器ホルダ1は、例えば、車室内の車幅方向に配置された運転席と助手席との間に設けられたシフトレバーの前方または後方に設けられている。車両用飲料容器ホルダ1は、図1に示すように、車室内の所定の面に形成された凹部1aに設けられるとともに、凹部1aから出没自在に構成されている。車両用飲料容器ホルダ1は、飲料容器Aを載置するための容器載置ユニット10と、容器載置ユニット10に載置された飲料容器Aの上面を覆うための蓋ユニット20と、を備えている。ここで、本実施形態における飲料容器Aは、上下方向を中心に回転させることで上面開口を開閉可能なキャップA1を有するペットボトルや金属製のボトルである。
【0013】
容器載置ユニット10は、飲料容器Aが載置される載置台11と、載置台11を上下方向の所定範囲内を移動自在に支持するための載置台支持機構12と、載置台11の上下方向の移動に伴って載置台11を上下方向を回転中心として回転させるための載置台回転機構13と、載置台11の下方向の移動に連動して載置台11に載置された飲料容器Aを載置台11に固定するための容器固定機構14と、を有している。
【0014】
載置台11は、載置される飲料容器Aの底面の外径よりもやや大きく形成された円板状の部材である。
【0015】
載置台支持機構12は、車両側の部材に固定された基台12aと、基台12aの上方に設けられ、載置台11を摺動自在に支持するための支持部材12bと、基台12aと支持部材12bとの間に設けられ、支持部材12bを上方に付勢するための圧縮ばね12cと、を有している。
【0016】
載置台回転機構13は、載置台11の下面に設けられ、上下方向に延びるスクリューシャフト13aと、基台12aに設けられ、スクリューシャフト13aが嵌合する嵌合孔13bと、を有している。スクリューシャフト13aは、円柱状のシャフト本体13cの外周面に対して螺旋状に延びる突起部13dが形成された部材からなる。突起部13dは、上部側から下部側に向かって、上方から見て反時計回りとなる螺旋状に延びている。嵌合孔13bは、シャフト本体13cが嵌合する内径寸法を有し、その内面に突起部13dが係合する係合溝13eが設けられている。基台12aに対してスクリューシャフト13aを上下方向に移動させると、突起部13dが係合溝13eに案内されるため、スクリューシャフト13aは回転しながら上下方向に移動する。
【0017】
容器固定機構14は、飲料容器Aの外周面の下部に当接する複数の固定部材14aと、載置台11の下方への移動に連動して各固定部材14aを飲料容器Aに当接する方向に移動させる案内板14bと、を有している。各固定部材14aは、下端側が載置台11の外周部に揺動自在に支持されており、上端側が載置台11の内側に延出するように形成されている。各固定部材14aは、上端側の先端が載置台11に載置された飲料容器Aの外周面に当接可能である。案内板14bは、載置台11の移動範囲の上下方向に亘って延びるように設けられ、各固定部材14aの外側に配置されている。案内板14bは、上部側に対して下部側が載置台11の内側に向かって張り出すように屈曲形成されている。案内板14bには、載置台11が下方に移動することによって、固定部材14aの外側面が接触し、固定部材14aの上部側の先端を内側に移動させる。即ち、容器固定機構14は、載置台11が下方に移動することによって、載置台11に載置された飲料容器Aを載置台11に固定する。
【0018】
蓋ユニット20は、上下方向の所定範囲内を移動自在に設けられたユニット本体21と、ユニット本体21の上端側に設けられた蓋22と、蓋22に飲料容器AのキャップA1を固定するための保持部としてのキャップ固定機構23と、上部側に位置するユニット本体21を下方に移動させることによってユニット本体21を下部側でロックし、下部側に位置するユニット本体21を下方に移動させることによって下部側でのロックを解除してユニット本体21を上部側に移動させるプッシュロック機構24と、を有している。
【0019】
蓋22は、凹部1aを閉鎖可能な形状に形成され、外周端部がユニット本体21の上端側に支軸22aを介して揺動自在に支持されている。蓋22は、支軸22aの摩擦や形状等によって開放した姿勢および閉鎖した姿勢を保持することが可能に構成されている。
【0020】
キャップ固定機構23は、蓋22の中央部の下面側に設けられ、飲料容器AのキャップA1を挿入可能な空間23aに構成されている。キャップ固定機構23は、図2に示すように、空間23aに位置するキャップA1の外周面に幅方向両側から当接する一対の第1押圧部材23bと、一対の第1押圧部材23bの一端側からキャップA1の外周面に当接する第2押圧部材23cと、第2押圧部材23cをキャップA1側に移動させてキャップA1をロック状態にするためのロック部材23dと、を有している。一対の第1押圧部材23b他端側と空間23aの内壁との間には、各第1押圧部材23bをそれぞれ空間23aに位置するキャップA1側に付勢するための押圧ばね23eが設けられている。ロック部材23dは、蓋22に揺動自在に支持されており、一端が第2押圧部材23cに当接した状態で、他端側が蓋22の上面側から突出している。ロック部材23dは、他端側を押し下げて一端側を第2押圧部材23cに当接させると、キャップA1がロックされた状態となる。
【0021】
プッシュロック機構24は、ユニット本体21を上方に付勢するためのユニット付勢ばね24aと、ユニット本体21の下端側に設けられた弾性を有するピン24bと、凹部1aの壁面に設けられ、ピン24bが係合可能な溝24cと、を有している。溝24cは、ハート形状に形成されるとともに、溝底に一定方向に複数の段差が形成されている。プッシュロック機構24は、周知のハート状カム方式のプッシュロック機構である。
【0022】
以上のように構成された車両用飲料容器ホルダにおいて、キャップA1付きの飲料容器Aを車両用飲料容器ホルダ1にセットし、キャップA1を取り外す動作を説明する。
【0023】
まず、図3に示すように、蓋ユニット20が上部側に位置する状態で蓋22を開放し、載置台11に飲料容器Aを載置する。
【0024】
次に、図4に示すように、蓋22を閉鎖し、キャップ固定機構23のロック部材23dによってキャップA1をロックすることなく、蓋ユニット20を下方に移動させる。このとき、飲料容器Aは、蓋ユニット20の下方への移動に連動して容器固定機構14によって載置台11に固定され、載置台11と共に上方から見て反時計回りに回転する。しかし、キャップA1はキャップ固定機構23によって蓋22にロックされていないため、キャップA1に載置台11の回転力は作用しない。
【0025】
蓋ユニット20がプッシュロック機構24によって下部側でロックされた状態となった後、図5に示すように、ロック部材23dを操作して蓋22に対してキャップA1をロックし、その後、蓋ユニット20を押し下げてプッシュロック機構24のロック状態を解除する。
【0026】
プッシュロック機構24のロック状態が解除されると、蓋ユニット20は上方に移動する。このとき、飲料容器Aは、図6に示すように、キャップA1が蓋22に固定された状態で、載置台11と共に上方から見て時計回りに回転する。これにより、キャップA1に対して飲料容器Aが回転し、飲料容器AからキャップA1が取り外された状態となるとともに、上部側において容器固定機構14による飲料容器Aの固定状態が解除される。
【0027】
最後に、蓋22を開放することによって、飲料容器Aを取り出し可能となる。このとき、キャップA1は、キャップ固定機構23によってロックされており、図7に示すように、蓋22側に保持されている。したがって、飲料容器Aを取り出した乗員は、キャップA1を取り外す動作を必要とせず、飲料を飲むことが可能となる。
【0028】
次に、キャップA1が飲料容器Aから取り外されて蓋22に保持された状態において、キャップA1が取り外された飲料容器Aを車両用飲料容器ホルダ1に戻すときの動作を説明する。
【0029】
まず、図8に示すように、蓋ユニット20が上部側に位置する状態で飲料容器Aを載置台11に載置し、蓋22を閉鎖する。
【0030】
次に、図9に示すように、蓋ユニット20を下方に移動させる。このとき、飲料容器Aは、蓋ユニット20の下方への移動に連動して容器固定機構14によって載置台11に固定され、載置台11と共に上方から見て反時計回りに回転する。また、キャップA1はキャップ固定機構23によって蓋22にロックされているため、キャップA1に対して飲料容器Aが回転し、飲料容器Aの開口がキャップA1によって閉鎖される。
【0031】
また、飲料容器Aを廃棄するとき等、キャップA1を飲料容器Aに取り付けた状態で車両用飲料容器ホルダ1から取り外す場合を説明する。まず、蓋ユニット20が下部に位置する状態において、ロック部材23dを操作して蓋22に対するキャップA1のロック状態を解除し、プッシュロック機構24のロック状態を解除する。これにより、キャップA1が飲料容器Aに取り付けられた状態で蓋ユニット20が上部側に移動するため、蓋22を開放すると、キャップA1が取り付けられたままの状態の飲料容器Aを取り出すことが可能となる。
【0032】
このように、本実施形態の車両用飲料容器ホルダによれば、飲料容器Aを容器載置ユニット10に載置した状態で、キャップ固定機構23によって飲料容器Aの上部側の外周面を保持するようにしている。これにより、走行する車両から飲料容器Aに大きな振動が伝わる場合においても、飲料容器Aを確実に保持することができるので、飲料容器Aの脱落を防止することができる。
【0033】
また、容器載置ユニット10および蓋ユニット20を、それぞれ上下方向に移動自在に構成している。これにより、高さ寸法の異なる飲料容器Aに対応可能となり、多種類の飲料容器Aを保持することが可能となる。
【0034】
また、容器載置ユニット10が、載置台11の上下方向の移動の際に、上下方向を回転中心として載置台11を回転させる載置台回転機構13を有している。これにより、キャップA1をキャップ固定機構23によって固定した状態で載置台11を回転させることによって、飲料容器AのキャップA1を開閉することができるので、乗員が飲料容器AのキャップA1を着脱する操作を必要とすることなく、飲料を飲むことが可能となる。
【0035】
また、容器載置ユニット10が、載置台11を最上部から下方へ移動させることにより、飲料容器Aを固定するための容器固定機構14を有している。これにより、回転する載置台11に飲料容器Aを固定することができるので、載置台回転機構13によって載置台11を回転させることにより、確実にキャップA1の着脱を行うことが可能となる。
【0036】
また、蓋ユニット20を下方の所定位置まで移動させたときに蓋ユニット20の上方への移動を規制するプッシュロック機構24を備えている。これにより、蓋ユニット20を下方へ移動させる操作のみで、蓋ユニット20を凹部1a内に位置させることができ、操作性を向上させることができる。
【0037】
また、蓋ユニット20がプッシュロック機構24によって上方への移動が規制されている状態で、蓋ユニット20を下方に移動させると、蓋ユニット20の上方への移動の規制が解除される。これにより、蓋ユニット20を下方へ移動させる操作のみで、蓋ユニット20を凹部1aから上方に突出させることができるので、操作性をさらに向上させることが可能となる。
【0038】
また、蓋ユニット20の蓋22がユニット本体21に対して容器載置ユニット10の上面側を閉鎖した状態および開放した状態が保持可能である。これにより、蓋22を開放した状態を保持することで、飲料容器Aを取り出す操作が容易となり、また、蓋22を閉鎖した状態を保持することで、車両用飲料容器ホルダ1を使用しない場合に凹部1aを閉鎖して目立たなくすることができる。
【0039】
尚、前記実施形態では、キャップA1付きの飲料容器Aを示したが、キャップA1を有さない飲料容器においても、上部側の外周面を保持することができれば、確実に飲料容器を保持することができ、飲料容器の脱落を防止することが可能となる。
【0040】
また、前記実施形態では、容器載置ユニット10の支持部材12bを圧縮ばね12cによって上方に付勢するとともに、蓋ユニット20のユニット本体21をユニット付勢ばね24aによって上方に付勢するものを示したが、これに限られるものではない。例えば、蓋ユニット20のユニット本体21が、凹部1aの壁面との摩擦力等によって、上下方向の高さ位置を維持することが可能であれば、ユニット付勢ばね24aを用いる必要はない。この場合、ユニット本体21には飲料容器Aを介して圧縮ばね12cの付勢力が伝わるため、ユニット本体21は圧縮ばね12cによって上方に付勢される。
【0041】
また、前記実施形態では、載置台回転機構13によって載置台11を回転させるようにしたものを示したが、電動モータを用いて載置台11を回転させるようにしてもよい。
【0042】
また、前記実施形態では、蓋ユニット20を乗員の手で上下方向に移動させるようにしたものを示したが、電動モータを用いて蓋ユニット20を上下方向に移動させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0043】
10…容器載置ユニット、11…載置台、12…載置台支持機構、13…載置台回転機構、14…容器固定機構、20…蓋ユニット、21…ユニット本体、22…蓋、23…キャップ固定機構、24…プッシュロック機構。
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の車室内において用いられる車両用飲料容器ホルダに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両用飲料容器ホルダとしては、飲料容器の下端側を保持する容器保持部と、容器保持部の上面側を覆う蓋と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−6186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記車両用飲料容器ホルダでは、蓋を開放して容器保持部を露出させた後、飲料容器を容器保持部に保持させるようになっている。前記車両用飲料容器ホルダでは、飲料容器の下端側のみが容器保持部に保持されるため、高さ寸法の大きい飲料容器を容器保持部に保持させると、飲料容器の保持された状態が不安定となる。このため、高さ寸法の大きい飲料容器を容器保持部に保持させた場合には、走行する車両の振動が容器保持部に保持された飲料容器に伝わって、容器保持部から飲料容器が脱落してしまうおそれがある。
【0005】
本発明の目的とするところは、走行する車両の振動が伝わる場合においても確実に飲料容器を保持することのできる車両用飲料容器ホルダを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前記目的を達成するために、飲料容器を保持可能な車両用飲料容器ホルダにおいて、飲料容器を載置する容器載置部と、飲料容器の上部側の外周面を保持する保持部と、を備えている。
【0007】
これにより、保持部によって飲料容器の上部側の外周面が保持されることから、走行する車両から飲料容器に大きな振動が伝わる場合においても、飲料容器が確実に保持される。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、前記容器載置部および前記保持部が、それぞれ上下方向に移動自在に構成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、回転させることにより開口を開閉可能なキャップ付きの飲料容器を前記容器載置部に載置する場合に、前記保持部がキャップの外周面を保持可能に構成され、前記容器載置部が、上下方向の移動の際に、上下方向を回転中心として回転する回転機構を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記容器載置部が、最上部から下方へ移動させることにより、飲料容器を固定する容器固定機構を有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記容器載置部および前記保持部をそれぞれ上方に付勢する付勢手段と、前記保持部を下方の所定位置まで移動させたときに前記保持部の上方への移動を規制するロック機構を備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記ロック機構が、前記保持部がロック機構によって上方への移動が規制されている状態で前記保持部をさらに下方に移動させると、前記保持部の上方への移動の規制が解除されることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記保持部が、前記容器載置部の上面側を覆う蓋に設けられ、前記蓋は、前記容器載置部の上面側を閉鎖した状態および開放した状態が保持されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、走行する車両から飲料容器に大きな振動が伝わる場合においても、飲料容器を確実に保持することができるので、飲料容器の脱落を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態を示す車両用飲料容器ホルダの側面断面図である。
【図2】蓋固定機構を示す平面断面図である。
【図3】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図4】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図5】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図6】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図7】飲料を保持させて蓋を開放する動作を示す図である。
【図8】飲料を保持させて蓋を閉鎖する動作を示す図である。
【図9】飲料を保持させて蓋を閉鎖する動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1乃至図9は、本発明の一実施形態を示すものである。
【0012】
本発明の車両用飲料容器ホルダ1は、例えば、車室内の車幅方向に配置された運転席と助手席との間に設けられたシフトレバーの前方または後方に設けられている。車両用飲料容器ホルダ1は、図1に示すように、車室内の所定の面に形成された凹部1aに設けられるとともに、凹部1aから出没自在に構成されている。車両用飲料容器ホルダ1は、飲料容器Aを載置するための容器載置ユニット10と、容器載置ユニット10に載置された飲料容器Aの上面を覆うための蓋ユニット20と、を備えている。ここで、本実施形態における飲料容器Aは、上下方向を中心に回転させることで上面開口を開閉可能なキャップA1を有するペットボトルや金属製のボトルである。
【0013】
容器載置ユニット10は、飲料容器Aが載置される載置台11と、載置台11を上下方向の所定範囲内を移動自在に支持するための載置台支持機構12と、載置台11の上下方向の移動に伴って載置台11を上下方向を回転中心として回転させるための載置台回転機構13と、載置台11の下方向の移動に連動して載置台11に載置された飲料容器Aを載置台11に固定するための容器固定機構14と、を有している。
【0014】
載置台11は、載置される飲料容器Aの底面の外径よりもやや大きく形成された円板状の部材である。
【0015】
載置台支持機構12は、車両側の部材に固定された基台12aと、基台12aの上方に設けられ、載置台11を摺動自在に支持するための支持部材12bと、基台12aと支持部材12bとの間に設けられ、支持部材12bを上方に付勢するための圧縮ばね12cと、を有している。
【0016】
載置台回転機構13は、載置台11の下面に設けられ、上下方向に延びるスクリューシャフト13aと、基台12aに設けられ、スクリューシャフト13aが嵌合する嵌合孔13bと、を有している。スクリューシャフト13aは、円柱状のシャフト本体13cの外周面に対して螺旋状に延びる突起部13dが形成された部材からなる。突起部13dは、上部側から下部側に向かって、上方から見て反時計回りとなる螺旋状に延びている。嵌合孔13bは、シャフト本体13cが嵌合する内径寸法を有し、その内面に突起部13dが係合する係合溝13eが設けられている。基台12aに対してスクリューシャフト13aを上下方向に移動させると、突起部13dが係合溝13eに案内されるため、スクリューシャフト13aは回転しながら上下方向に移動する。
【0017】
容器固定機構14は、飲料容器Aの外周面の下部に当接する複数の固定部材14aと、載置台11の下方への移動に連動して各固定部材14aを飲料容器Aに当接する方向に移動させる案内板14bと、を有している。各固定部材14aは、下端側が載置台11の外周部に揺動自在に支持されており、上端側が載置台11の内側に延出するように形成されている。各固定部材14aは、上端側の先端が載置台11に載置された飲料容器Aの外周面に当接可能である。案内板14bは、載置台11の移動範囲の上下方向に亘って延びるように設けられ、各固定部材14aの外側に配置されている。案内板14bは、上部側に対して下部側が載置台11の内側に向かって張り出すように屈曲形成されている。案内板14bには、載置台11が下方に移動することによって、固定部材14aの外側面が接触し、固定部材14aの上部側の先端を内側に移動させる。即ち、容器固定機構14は、載置台11が下方に移動することによって、載置台11に載置された飲料容器Aを載置台11に固定する。
【0018】
蓋ユニット20は、上下方向の所定範囲内を移動自在に設けられたユニット本体21と、ユニット本体21の上端側に設けられた蓋22と、蓋22に飲料容器AのキャップA1を固定するための保持部としてのキャップ固定機構23と、上部側に位置するユニット本体21を下方に移動させることによってユニット本体21を下部側でロックし、下部側に位置するユニット本体21を下方に移動させることによって下部側でのロックを解除してユニット本体21を上部側に移動させるプッシュロック機構24と、を有している。
【0019】
蓋22は、凹部1aを閉鎖可能な形状に形成され、外周端部がユニット本体21の上端側に支軸22aを介して揺動自在に支持されている。蓋22は、支軸22aの摩擦や形状等によって開放した姿勢および閉鎖した姿勢を保持することが可能に構成されている。
【0020】
キャップ固定機構23は、蓋22の中央部の下面側に設けられ、飲料容器AのキャップA1を挿入可能な空間23aに構成されている。キャップ固定機構23は、図2に示すように、空間23aに位置するキャップA1の外周面に幅方向両側から当接する一対の第1押圧部材23bと、一対の第1押圧部材23bの一端側からキャップA1の外周面に当接する第2押圧部材23cと、第2押圧部材23cをキャップA1側に移動させてキャップA1をロック状態にするためのロック部材23dと、を有している。一対の第1押圧部材23b他端側と空間23aの内壁との間には、各第1押圧部材23bをそれぞれ空間23aに位置するキャップA1側に付勢するための押圧ばね23eが設けられている。ロック部材23dは、蓋22に揺動自在に支持されており、一端が第2押圧部材23cに当接した状態で、他端側が蓋22の上面側から突出している。ロック部材23dは、他端側を押し下げて一端側を第2押圧部材23cに当接させると、キャップA1がロックされた状態となる。
【0021】
プッシュロック機構24は、ユニット本体21を上方に付勢するためのユニット付勢ばね24aと、ユニット本体21の下端側に設けられた弾性を有するピン24bと、凹部1aの壁面に設けられ、ピン24bが係合可能な溝24cと、を有している。溝24cは、ハート形状に形成されるとともに、溝底に一定方向に複数の段差が形成されている。プッシュロック機構24は、周知のハート状カム方式のプッシュロック機構である。
【0022】
以上のように構成された車両用飲料容器ホルダにおいて、キャップA1付きの飲料容器Aを車両用飲料容器ホルダ1にセットし、キャップA1を取り外す動作を説明する。
【0023】
まず、図3に示すように、蓋ユニット20が上部側に位置する状態で蓋22を開放し、載置台11に飲料容器Aを載置する。
【0024】
次に、図4に示すように、蓋22を閉鎖し、キャップ固定機構23のロック部材23dによってキャップA1をロックすることなく、蓋ユニット20を下方に移動させる。このとき、飲料容器Aは、蓋ユニット20の下方への移動に連動して容器固定機構14によって載置台11に固定され、載置台11と共に上方から見て反時計回りに回転する。しかし、キャップA1はキャップ固定機構23によって蓋22にロックされていないため、キャップA1に載置台11の回転力は作用しない。
【0025】
蓋ユニット20がプッシュロック機構24によって下部側でロックされた状態となった後、図5に示すように、ロック部材23dを操作して蓋22に対してキャップA1をロックし、その後、蓋ユニット20を押し下げてプッシュロック機構24のロック状態を解除する。
【0026】
プッシュロック機構24のロック状態が解除されると、蓋ユニット20は上方に移動する。このとき、飲料容器Aは、図6に示すように、キャップA1が蓋22に固定された状態で、載置台11と共に上方から見て時計回りに回転する。これにより、キャップA1に対して飲料容器Aが回転し、飲料容器AからキャップA1が取り外された状態となるとともに、上部側において容器固定機構14による飲料容器Aの固定状態が解除される。
【0027】
最後に、蓋22を開放することによって、飲料容器Aを取り出し可能となる。このとき、キャップA1は、キャップ固定機構23によってロックされており、図7に示すように、蓋22側に保持されている。したがって、飲料容器Aを取り出した乗員は、キャップA1を取り外す動作を必要とせず、飲料を飲むことが可能となる。
【0028】
次に、キャップA1が飲料容器Aから取り外されて蓋22に保持された状態において、キャップA1が取り外された飲料容器Aを車両用飲料容器ホルダ1に戻すときの動作を説明する。
【0029】
まず、図8に示すように、蓋ユニット20が上部側に位置する状態で飲料容器Aを載置台11に載置し、蓋22を閉鎖する。
【0030】
次に、図9に示すように、蓋ユニット20を下方に移動させる。このとき、飲料容器Aは、蓋ユニット20の下方への移動に連動して容器固定機構14によって載置台11に固定され、載置台11と共に上方から見て反時計回りに回転する。また、キャップA1はキャップ固定機構23によって蓋22にロックされているため、キャップA1に対して飲料容器Aが回転し、飲料容器Aの開口がキャップA1によって閉鎖される。
【0031】
また、飲料容器Aを廃棄するとき等、キャップA1を飲料容器Aに取り付けた状態で車両用飲料容器ホルダ1から取り外す場合を説明する。まず、蓋ユニット20が下部に位置する状態において、ロック部材23dを操作して蓋22に対するキャップA1のロック状態を解除し、プッシュロック機構24のロック状態を解除する。これにより、キャップA1が飲料容器Aに取り付けられた状態で蓋ユニット20が上部側に移動するため、蓋22を開放すると、キャップA1が取り付けられたままの状態の飲料容器Aを取り出すことが可能となる。
【0032】
このように、本実施形態の車両用飲料容器ホルダによれば、飲料容器Aを容器載置ユニット10に載置した状態で、キャップ固定機構23によって飲料容器Aの上部側の外周面を保持するようにしている。これにより、走行する車両から飲料容器Aに大きな振動が伝わる場合においても、飲料容器Aを確実に保持することができるので、飲料容器Aの脱落を防止することができる。
【0033】
また、容器載置ユニット10および蓋ユニット20を、それぞれ上下方向に移動自在に構成している。これにより、高さ寸法の異なる飲料容器Aに対応可能となり、多種類の飲料容器Aを保持することが可能となる。
【0034】
また、容器載置ユニット10が、載置台11の上下方向の移動の際に、上下方向を回転中心として載置台11を回転させる載置台回転機構13を有している。これにより、キャップA1をキャップ固定機構23によって固定した状態で載置台11を回転させることによって、飲料容器AのキャップA1を開閉することができるので、乗員が飲料容器AのキャップA1を着脱する操作を必要とすることなく、飲料を飲むことが可能となる。
【0035】
また、容器載置ユニット10が、載置台11を最上部から下方へ移動させることにより、飲料容器Aを固定するための容器固定機構14を有している。これにより、回転する載置台11に飲料容器Aを固定することができるので、載置台回転機構13によって載置台11を回転させることにより、確実にキャップA1の着脱を行うことが可能となる。
【0036】
また、蓋ユニット20を下方の所定位置まで移動させたときに蓋ユニット20の上方への移動を規制するプッシュロック機構24を備えている。これにより、蓋ユニット20を下方へ移動させる操作のみで、蓋ユニット20を凹部1a内に位置させることができ、操作性を向上させることができる。
【0037】
また、蓋ユニット20がプッシュロック機構24によって上方への移動が規制されている状態で、蓋ユニット20を下方に移動させると、蓋ユニット20の上方への移動の規制が解除される。これにより、蓋ユニット20を下方へ移動させる操作のみで、蓋ユニット20を凹部1aから上方に突出させることができるので、操作性をさらに向上させることが可能となる。
【0038】
また、蓋ユニット20の蓋22がユニット本体21に対して容器載置ユニット10の上面側を閉鎖した状態および開放した状態が保持可能である。これにより、蓋22を開放した状態を保持することで、飲料容器Aを取り出す操作が容易となり、また、蓋22を閉鎖した状態を保持することで、車両用飲料容器ホルダ1を使用しない場合に凹部1aを閉鎖して目立たなくすることができる。
【0039】
尚、前記実施形態では、キャップA1付きの飲料容器Aを示したが、キャップA1を有さない飲料容器においても、上部側の外周面を保持することができれば、確実に飲料容器を保持することができ、飲料容器の脱落を防止することが可能となる。
【0040】
また、前記実施形態では、容器載置ユニット10の支持部材12bを圧縮ばね12cによって上方に付勢するとともに、蓋ユニット20のユニット本体21をユニット付勢ばね24aによって上方に付勢するものを示したが、これに限られるものではない。例えば、蓋ユニット20のユニット本体21が、凹部1aの壁面との摩擦力等によって、上下方向の高さ位置を維持することが可能であれば、ユニット付勢ばね24aを用いる必要はない。この場合、ユニット本体21には飲料容器Aを介して圧縮ばね12cの付勢力が伝わるため、ユニット本体21は圧縮ばね12cによって上方に付勢される。
【0041】
また、前記実施形態では、載置台回転機構13によって載置台11を回転させるようにしたものを示したが、電動モータを用いて載置台11を回転させるようにしてもよい。
【0042】
また、前記実施形態では、蓋ユニット20を乗員の手で上下方向に移動させるようにしたものを示したが、電動モータを用いて蓋ユニット20を上下方向に移動させるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0043】
10…容器載置ユニット、11…載置台、12…載置台支持機構、13…載置台回転機構、14…容器固定機構、20…蓋ユニット、21…ユニット本体、22…蓋、23…キャップ固定機構、24…プッシュロック機構。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料容器を保持可能な車両用飲料容器ホルダにおいて、
飲料容器を載置する容器載置部と、
飲料容器の上部側の外周面を保持する保持部と、を備えた
ことを特徴とする車両用飲料容器ホルダ。
【請求項2】
前記容器載置部および前記保持部は、それぞれ上下方向に移動自在に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項3】
回転させることにより開口を開閉可能なキャップ付きの飲料容器を前記容器載置部に載置する場合に、前記保持部はキャップの外周面を保持可能に構成され、
前記容器載置部は、上下方向の移動の際に、上下方向を回転中心として回転する回転機構を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項4】
前記容器載置部は、最上部から下方へ移動させることにより、飲料容器を固定する容器固定機構を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項5】
前記容器載置部および前記保持部をそれぞれ上方に付勢する付勢手段と、
前記保持部を下方の所定位置まで移動させたときに前記保持部の上方への移動を規制するロック機構を備えた
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項6】
前記ロック機構は、前記保持部がロック機構によって上方への移動が規制されている状態で前記保持部をさらに下方に移動させると、前記保持部の上方への移動の規制が解除される
ことを特徴とする請求項5に記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項7】
前記保持部は、前記容器載置部の上面側を覆う蓋に設けられ、
前記蓋は、前記容器載置部の上面側を閉鎖した状態および開放した状態が保持される
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項1】
飲料容器を保持可能な車両用飲料容器ホルダにおいて、
飲料容器を載置する容器載置部と、
飲料容器の上部側の外周面を保持する保持部と、を備えた
ことを特徴とする車両用飲料容器ホルダ。
【請求項2】
前記容器載置部および前記保持部は、それぞれ上下方向に移動自在に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項3】
回転させることにより開口を開閉可能なキャップ付きの飲料容器を前記容器載置部に載置する場合に、前記保持部はキャップの外周面を保持可能に構成され、
前記容器載置部は、上下方向の移動の際に、上下方向を回転中心として回転する回転機構を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項4】
前記容器載置部は、最上部から下方へ移動させることにより、飲料容器を固定する容器固定機構を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項5】
前記容器載置部および前記保持部をそれぞれ上方に付勢する付勢手段と、
前記保持部を下方の所定位置まで移動させたときに前記保持部の上方への移動を規制するロック機構を備えた
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項6】
前記ロック機構は、前記保持部がロック機構によって上方への移動が規制されている状態で前記保持部をさらに下方に移動させると、前記保持部の上方への移動の規制が解除される
ことを特徴とする請求項5に記載の車両用飲料容器ホルダ。
【請求項7】
前記保持部は、前記容器載置部の上面側を覆う蓋に設けられ、
前記蓋は、前記容器載置部の上面側を閉鎖した状態および開放した状態が保持される
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の車両用飲料容器ホルダ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2012−197023(P2012−197023A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−62335(P2011−62335)
【出願日】平成23年3月22日(2011.3.22)
【出願人】(000005348)富士重工業株式会社 (3,010)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月22日(2011.3.22)
【出願人】(000005348)富士重工業株式会社 (3,010)
【Fターム(参考)】
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