説明

車載システム

【課題】車両内に設けられた複数の機能からの情報を見やすく表示することができる車載システムを提供する。
【解決手段】車両に搭載される車載システム10であって、表示装置20と、複数の情報処理装置とを備え、複数の情報処理装置の中の1台である第1の情報処理装置は、表示装置を制御して表示装置に画像を表示させる表示制御部を有し、複数の情報処理装置の中で第1の情報処理装置以外の複数の情報処理装置のそれぞれである第2の情報処処理装置は、所定の機能を実行し、実行結果を示す画像を出力する機能部を少なくとも1つ有し、表示制御部は、それぞれの機能部から出力された画像を表示装置に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される車載システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両にはさまざまな機器が搭載され、その機能も年々高度化している。例えば下記の特許文献1には、経路探索や経路誘導だけでなく、誘導経路における通行料金の計算、誘導経路の距離、旅行時間、誘導経路を走行した場合の燃費等の計算を実行するナビゲーション装置が開示されている。また、車両には、ナビゲーション装置以外にも、音楽再生機器やディジタルテレビ等、さまざまな機器が搭載される場合が多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−292417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
運転者等のユーザは、通常、車両に搭載されている機器の表示を見ることにより、その機器からの情報を取得する。しかし、車両に搭載されているそれぞれの機器は、実現する機能毎に車両内の異なる場所に設置され、表示装置も機器の近くにおかれる場合がある。そのため、車両に搭載される機器が多くなると、ユーザが視線を向けるべき場所が多くなる。また、車両に搭載される機器が多くなると、ユーザは、希望する機能に対応する表示装置を瞬時に判断することが難しくなり、ユーザの利便性が低くなる場合がある。
【0005】
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、車両内に設けられた複数の機能からの情報を見やすく表示することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明は、複数の機能のそれぞれが実行する処理によって出力される画像を、1台の表示装置に表示する。
【0007】
例えば、本発明は、車両に搭載される車載システムであって、表示装置と、複数の情報処理装置とを備え、複数の情報処理装置の中の1台である第1の情報処理装置は、表示装置を制御して表示装置に画像を表示させる表示制御部を有し、複数の情報処理装置の中で第1の情報処理装置以外の複数の情報処理装置のそれぞれである第2の情報処処理装置は、所定の機能を実行し、実行結果を示す画像を出力する機能部を少なくとも1つ有し、表示制御部は、それぞれの機能部から出力された画像を表示装置に表示させることを特徴とする車載システムを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の車載システムによれば、車両内に設けられた複数の機能からの情報を見やすく表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態に係る車載システム10の一例を示すシステム構成図である。
【図2】入力装置30の構成の一例を示す図である。
【図3】制御装置40の機能構成の一例を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態において分割情報格納部401に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図5】領域情報格納部402に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図6】テンプレート格納部404に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図7】第1の実施形態において画像構成情報格納部403に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図8】選択情報格納部407に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図9】スイッチ構成情報格納部409に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図10】第1の実施形態においてスイッチ構成ID格納部408に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図11】第1の実施形態における機能追加・削除処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】第1の実施形態における機能追加・削除処理の画面遷移の一例を示す概念図である。
【図13】3つの機能を画面分割により表示する例を示す概念図である。
【図14】2つの機能を画面分割により表示する例を示す概念図である。
【図15】通常動作における車載システム10の動作の一例を示すフローチャートである。
【図16】第2の実施形態において分割情報格納部401に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図17】第2の実施形態において画像構成情報格納部403に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図18】第2の実施形態においてスイッチ構成ID格納部408に格納されるデータの構造の一例を示す図である。
【図19】第2の実施形態における機能追加・削除処理の一例を示すフローチャートである。
【図20】第2の実施形態における機能追加・削除処理の画面遷移の一例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る車載システム10の一例を示すシステム構成図である。車載システム10は、車両内に設けられ、表示装置20、入力装置30、制御装置40、および1台以上の車載装置50を備える。表示装置20、入力装置30、およびそれぞれの車載装置50は、ケーブルを介して制御装置40に接続される。なお、表示装置20、入力装置30、およびそれぞれの車載装置50は、無線通信により制御装置40と通信してもよい。
【0012】
それぞれの車載装置50は、例えば、カーナビゲーション、音楽再生、テレビ、カーエアコン制御、またはスピードメータ表示等の機能を実現する。それぞれの車載装置50は、1つの機能を実現してもよく、複数の機能を実現するように構成されていてもよい。
【0013】
制御装置40は、入力装置30から操作信号を受信した場合に、当該操作信号の対象となる機能を有する車載装置50へ操作信号を送信する。また、制御装置40は、車載装置50が有する機能によって実行された処理の結果を示す画像を受信した場合に、受信した画像を、車両内に設けられた1台の表示装置20に表示する。
【0014】
入力装置30は、例えば図2に示すように、第1のスイッチ群31および第2のスイッチ群32を有する。第1のスイッチ群31内のそれぞれのスイッチは、車載装置50で実現されている機能(例えば、カーナビゲーション、音楽再生、テレビ、カーエアコン制御、またはスピードメータ表示等)の1つに割り当てられている。
【0015】
第1のスイッチ群31のそれぞれのスイッチは、ユーザによって押下された場合に、押下されたスイッチに対応するスイッチIDを選択信号として制御装置40へ送信する。なお、第1のスイッチ群31において「*」のスイッチは、第1のスイッチ群31内の他のスイッチに機能を割り当てるための処理の起動を制御装置40に指示するためのスイッチである。
【0016】
第2のスイッチ群32のそれぞれのスイッチは、車載装置50で実現されている機能に対して操作信号を入力するために使用される。第2のスイッチ群32のそれぞれのスイッチは、ユーザによって押下された場合に、押下されたスイッチに対応するスイッチIDを操作信号として制御装置40へ送信する。
【0017】
第2のスイッチ群32から操作信号を受信した場合、制御装置40は、受信した操作信号を、第1のスイッチ群31で指定された機能に対応する操作信号に変換して、第1のスイッチ群31で指定された機能を実現する車載装置50へ送信する。つまり、第2のスイッチ群32は、第1のスイッチ群31のスイッチで指定された機能に対応するキー割当となる。
【0018】
図3は、制御装置40の機能構成の一例を示すブロック図である。制御装置40は、機能数格納部400、分割情報格納部401、領域情報格納部402、画像構成情報格納部403、テンプレート格納部404、表示制御部405、入力受付部406、選択情報格納部407、スイッチ構成ID格納部408、およびスイッチ構成情報格納部409を有する。
【0019】
機能数格納部400には、車載システム10内に導入されている機能の数、即ち、車載装置50のいずれかにインストールされ、車載システム10として実現可能な機能の数を示す数値が格納される。いずれかの車載装置50に機能がインストールされると、機能数格納部400内の機能数が1つ増加し、いずれかの車載装置50から機能がアンインストールされると、機能数格納部400内の機能数が1つ減少する。
【0020】
分割情報格納部401には、例えば図4に示すように、車載システム10内に導入されている機能の機能数4010に対応付けて、表示装置20の表示画面の分割方法4011、および、それぞれの分割領域毎の領域ID4012が予め格納されている。本実施形態では、車載システム10によって実現される機能の数が決まると、表示画面の分割方法が一意に定まる。
【0021】
領域情報格納部402には、例えば図5に示すように、車載システム10内に導入されているそれぞれの機能を識別する機能ID4020に対応付けて、当該機能による処理結果の画像を表示する分割領域の領域ID4021が格納される。なお、機能IDは、異なるメーカによって提供される機能であっても、ナビゲーション機能等、同一の機能であれば、同一の機能IDが割り当てられる。
【0022】
テンプレート格納部404には、例えば図6に示すように、車載システム10内に導入されている機能による処理結果の画像を表示する際に適用するテンプレートであるテンプレート本体4041が、それぞれのテンプレートを識別するテンプレートID4040に対応付けて予め格納されている。テンプレートとは、車載システム10内に導入されている機能による処理結果の画像を表示する際の画面表示に関する情報であり、例えば、解像度、色、表示されるオブジェクトの配置、オブジェクトの形状、および表示される文字のフォント等の情報である。
【0023】
画像構成情報格納部403には、例えば図7に示すように、車載システム10内に導入されているそれぞれの機能を識別する機能ID4030に対応付けて、当該機能による処理結果の画像を表示する際に適用するテンプレートのテンプレートID4031が格納される。本実施形態では、機能ID毎に、適用されるテンプレートが予め定められている。
【0024】
選択情報格納部407には、例えば図8に示すように、第1のスイッチ群31(図2参照)内のそれぞれのスイッチを識別するスイッチID4070に対応付けて、当該スイッチに割り当てられている機能の機能ID4071が予め格納されている。
【0025】
スイッチ構成情報格納部409には、例えば図9に示すように、第2のスイッチ群32(図2参照)のスイッチ構成を示すスイッチ構成情報4091が、それぞれのスイッチ構成を識別するスイッチ構成ID4090に対応付けて予め格納されている。スイッチ構成情報とは、第2のスイッチ群32内のどのスイッチからの信号を、どの操作信号に置き換えるかを示す情報である。
【0026】
スイッチ構成ID格納部408には、例えば図10に示すように、車載システム10内に導入されているそれぞれの機能を識別する機能ID4080に対応付けて、当該機能が選択された場合の第2のスイッチ群32のスイッチ構成のスイッチ構成ID4081が予め格納されている。本実施形態では、機能ID毎に、適用されるスイッチ構成が予め定められている。
【0027】
次に、図11を参照して、制御装置40による機能追加・削除処理について説明する。例えば、ユーザが、いずれかの車載装置50に新たな機能をインストールした後、または、いずれかの車載装置50から機能をアンインストールした後に、第1のスイッチ群31の「*」のスイッチを押下し、制御装置40が「*」のスイッチに対応する選択信号を入力装置30から受信した場合に、制御装置40は、本フローチャートに示す機能追加・削除処理を開始する。
【0028】
まず、入力受付部406は、「*」のスイッチに対応する選択信号を入力装置30から受信した旨を表示制御部405に通知する。表示制御部405は、例えば図12の管理メニュー画面60を作成して表示装置20に表示させる(S100)。次に、入力受付部406は、第2のスイッチ群32から受信した操作信号を表示制御部405へ送る。表示制御部405は、入力受付部406から受信した操作信号が機能追加を示す信号であるか否かを判定する(S101)。
【0029】
表示制御部405は、管理メニュー画面60を表示装置20に表示させた後に入力受付部406から受信した操作信号が、例えば「1」を示すスイッチが操作されたことによる操作信号である場合に、入力受付部406から受信した操作信号が機能追加を示す信号であると判定し、例えば「2」を示すスイッチが操作されたことによる操作信号である場合に、入力受付部406から受信した操作信号が機能削除を示す信号であると判定する。
【0030】
入力受付部406から受信した操作信号が機能追加を示す信号である場合(S101:Yes)、表示制御部405は、例えば図12の入力画面61を作成して表示装置20に表示させる(S102)。ユーザが第2のスイッチ群32を操作して入力ボックス610に機能IDを入力した場合、入力受付部406は、入力された機能IDに対応する機能を有する車載装置50にアクセスし、当該機能の入力デバイスとして入力装置30を当該機能に登録する(S103)。この処理は、例えば、使用する周辺機器をホストに登録する公知の技術であるエニュメレーション処理と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
【0031】
入力された機能IDに対応する機能の入力デバイスとして入力装置30を登録した後、入力受付部406は、入力された機能IDを表示制御部405に通知する。表示制御部405は、通知された機能IDに対応する機能を有する車載装置50にアクセスし、当該機能の出力デバイスとして表示装置20を当該機能に登録する(S103)。この処理は、例えば、使用する周辺機器をホストに登録する公知の技術であるエニュメレーション処理と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
【0032】
次に、表示制御部405は、機能数格納部400に登録されている機能数を1増やし(S104)、図12の領域割当画面62を作成して表示装置20に表示させる(S105)。領域割当画面62の領域620には、表示装置20の表示画面の分割方法が表示され、領域621には、領域情報格納部402に登録されている機能IDであって車載システム10に導入されている機能の機能IDと、入力画面61の入力ボックス610に入力された機能IDとが表示される。
【0033】
ユーザが第2のスイッチ群32を操作して領域割当画面62の領域622に機能IDを入力した場合、入力受付部406は、入力された機能IDを分割領域を示す領域IDと共に表示制御部405に送る。表示制御部405は、受け取った機能IDを、受け取った領域IDに対応付けて領域情報格納部402に格納し(S106)、制御装置40は、本フローチャートに示した機能追加・削除処理を終了する。
【0034】
機能が追加されて表示装置20が3つの機能による処理結果を表示する場合の画面表示は、例えば図13のようになる。図13の画面70において、領域71にはナビゲーション機能による画像が表示され、領域72にはスピードメータ表示機能による画像が表示され、領域72にはカーエアコン制御機能による画像が表示されている。
【0035】
ステップS101において、入力受付部406から受信した操作信号が機能削除を示す信号である場合(S101:No)、表示制御部405は、例えば図12の入力画面63を作成して表示装置20に表示させる(S107)。入力画面63の領域630には、領域情報格納部402に登録されている機能IDであって車載システム10に導入されている機能の機能IDが表示される。
【0036】
次に、ユーザが第2のスイッチ群32を操作して入力画面63の入力ボックス631に機能IDを入力した場合、入力受付部406は、入力された機能IDを表示制御部405に送る。表示制御部405は、受け取った機能IDを領域情報格納部402から削除すると共に、機能数格納部400に登録されている機能数を1減らし(S108)、図12の領域割当画面64を作成して表示装置20に表示させる(S105)。領域割当画面64の領域640には、表示装置20の表示画面の分割方法が表示され、領域641には、領域情報格納部402に登録されている機能IDであって車載システム10に導入されている機能の機能IDが表示される。
【0037】
ユーザが第2のスイッチ群32を操作して領域割当画面64の領域642に機能IDを入力した場合、入力受付部406は、入力された機能IDを分割領域を示す領域IDと共に表示制御部405に送る。表示制御部405は、受け取った機能IDを、受け取った領域IDに対応付けて領域情報格納部402に格納し(S106)、制御装置40は、本フローチャートに示した機能追加・削除処理を終了する。
【0038】
機能が削除されて表示装置20が2つの機能による処理結果を表示する場合の画面表示は、例えば図14のようになる。図14の画面75において、領域76にはスピードメータ表示機能による画像が表示され、領域77にはカーエアコン制御機能による画像が表示されている。
【0039】
次に、図15を参照して、制御装置40による通常使用時の動作について説明する。制御装置40は、機能追加・削除処理後に起動することにより、本フローチャートに示す動作を開始する。
【0040】
まず、表示制御部405は、いずれかの車載装置50から機能IDと共に処理結果を示す画像を受信したか否かを判定する(S200)。画像を受信した場合(S200:Yes)、表示制御部405は、車載システム10に導入されている機能の数を機能数格納部400から取得し(S201)、取得した機能数に対応する分割方法およびそれぞれの分割領域の領域IDを分割情報格納部401から取得する(S202)。
【0041】
次に、表示制御部405は、車載装置50から画像と共に受信した機能IDに対応付けられている領域IDを領域情報格納部402から取得する(S203)。そして、表示制御部405は、車載装置50から画像と共に受信した機能IDに対応付けられているテンプレートIDを画像構成情報格納部403から取得し、取得したテンプレートIDに対応するテンプレート本体をテンプレート格納部404から取得する(S204)。
【0042】
次に、表示制御部405は、ステップS204で取得したテンプレートに従って車載装置50から受信した画像を変換する。そして、表示制御部405は、表示装置20に指示して、変換した画像を、ステップS203で取得した領域IDに対応する分割領域に表示させ(S205)、再びステップS200に示した処理を実行する。
【0043】
ステップS200において、画像を受信していない場合(S200:Yes)、入力受付部406は、入力装置30から選択信号を受信したか否かを判定する(S206)。選択信号を受信した場合(S206:Yes)、入力受付部406は、選択情報格納部407を参照して、受信した選択信号に対応付けられている機能IDを特定する(S207)。
【0044】
次に、表示制御部405は、特定した機能IDに対応付けられているスイッチ構成IDをスイッチ構成ID格納部408から取得する。そして、表示制御部405は、取得したスイッチ構成IDに対応するスイッチ構成情報をスイッチ構成情報格納部409から取得して保持し(S208)、再びステップS200に示した処理を実行する。
【0045】
ステップS206において、選択信号を受信していない場合(S206:No)、入力受付部406は、入力装置30から操作信号を受信したか否かを判定する(S209)。操作信号を受信していない場合(S209:No)、表示制御部405は、再びステップS200に示した処理を実行する。
【0046】
操作信号を受信した場合(S209:Yes)、入力受付部406は、ステップS208において保持したスイッチ構成情報を参照して、受信した操作信号を、操作対象の機能に対応した操作信号に変換する。そして、入力受付部406は、変換した操作信号を、操作対象の機能を有する車載装置50へ送信し(S210)、表示制御部405は、再びステップS200に示した処理を実行する。
【0047】
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
【0048】
上記説明から明らかなように、本実施形態の車載システム10によれば、車両内に設けられた複数の機能からの情報を見やすく表示することができる。
【0049】
また、図15のステップ205に示したように、制御装置40は、機能数に応じて予め定められた分割領域に、所定の機能の処理結果を表示する。ナビゲーション機能等、機能が同一であれば、異なるメーカの機能であっても、同一の機能IDが割り当てられるため、制御装置40は、ある機能が異なるメーカの機能に置き換えられた場合であっても、同一の機能であれば、同一の分割領域に引き続き表示することができる。これにより、ユーザにとっては見慣れた画面内の位置で引き続き処理結果を閲覧することができ、車載システム10は、ユーザの利便性を高く保つことができる。
【0050】
また、図15のステップ205に示したように、制御装置40は、同一の機能IDに対応する機能による処理結果の画像に、同一のテンプレートを適用する。そのため、ある機能が異なるメーカの機能に置き換えられた場合であっても、制御装置40は、同一の機能であれば、同一の画面構成で表示することができる。これにより、ユーザにとっては見慣れた画面構成で引き続き処理結果を閲覧することができ、車載システム10は、ユーザの利便性を高く保つことができる。
【0051】
また、機能毎に入力装置が存在するとすれば、ユーザは、使いたい機能毎に、入力装置を探し出す必要がある。これに対し本実施形態の車載システム10内には入力装置30は1つであり、車載システム10は、入力装置30の第1のスイッチ群31で指定された機能について、第2のスイッチ群32のキー割当を変更することができる。これにより、車載システム10は、複数の機能について、1つの入力装置30を共通に用いることができ、ユーザは、1つの入力装置30の位置が分かっていれば、入力装置30を探し出す必要がなく、ユーザの利便性を高く保つことができる。
【0052】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0053】
本実施形態における車載システム10のシステム構成、入力装置30の構成、および制御装置40のブロック構成は、それぞれ、図1、図2、および図3と同様である。
【0054】
本実施形態における分割情報格納部401には、例えば図16に示すように、機能数4010に対応付けて、分割方法4011、領域ID4012、およびどの分割方法が選択されたかを示す選択フラグ4013が格納される。本実施形態では、機能数に応じて、1つ以上の分割方法が予め定められている。ユーザによって選択された分割方法4011に対応する選択フラグ4013には「1」が設定され、それ以外には「0」が設定される。
【0055】
本実施形態における画像構成情報格納部403には、例えば図17に示すように、機能ID4030に対応付けて、テンプレートID4031、および、どのテンプレートIDが選択されたかを示す選択フラグ4032が格納される。本実施形態では、機能ID毎に、適用可能な1つ以上のテンプレートが予め定められている。ユーザによって選択されたテンプレートID4031に対応する選択フラグ4032には「1」が設定され、それ以外には「0」が設定される。
【0056】
本実施形態におけるスイッチ構成ID格納部408には、例えば図18に示すように、機能ID4080に対応付けて、スイッチ構成ID4081、および、どのスイッチ構成IDが選択されたかを示す選択フラグ4082が格納される。本実施形態では、機能ID毎に、適用可能な1つ以上のスイッチ構成が予め定められている。ユーザによって選択されたスイッチ構成ID4081に対応する選択フラグ4082には「1」が設定され、それ以外には「0」が設定される。
【0057】
次に、図19を参照して、第2の実施形態における制御装置40の機能追加・削除処理について説明する。例えば、ユーザが、いずれかの車載装置50に新たな機能をインストールした後、または、いずれかの車載装置50から機能をアンインストールした後に、第1のスイッチ群31の「*」のスイッチを押下し、制御装置40が「*」のスイッチに対応する選択信号を入力装置30から受信した場合に、制御装置40は、本フローチャートに示す機能追加・削除処理を開始する。なお、以下に説明する点を除き、図19において、図11と同じ符号を付した処理は、図11における処理と同一または同様の処理であるため説明を省略する。
【0058】
まず、入力受付部406は、「*」のスイッチに対応する選択信号を入力装置30から受信した旨を表示制御部405に通知する。表示制御部405は、例えば図20の管理メニュー画面60を作成して表示装置20に表示させる(S100)。次に、入力受付部406は、第2のスイッチ群32から受信した操作信号を表示制御部405へ送る。表示制御部405は、入力受付部406から受信した操作信号が機能追加を示す信号であるか否かを判定する(S101)。
【0059】
入力受付部406から受信した操作信号が機能追加を示す信号である場合(S101:Yes)、表示制御部405は、例えば図20の入力画面61を作成して表示装置20に表示させる(S102)。入力画面61には、新たに追加された機能の機能IDを入力するための入力ボックス611、新たに追加された機能による処理結果の画像に適用するテンプレートのテンプレートIDを入力するための入力ボックス612、および、新たに追加された機能に適用する第2のスイッチ群32のスイッチ構成のスイッチ構成IDを入力するための入力ボックス612が表示される。
【0060】
ユーザが第2のスイッチ群32を操作して入力ボックス611、入力ボックス612、および入力ボックス613にデータを入力した場合、入力受付部406は、スイッチ構成ID格納部408(図18参照)を参照し、入力ボックス611に入力された機能IDに対応付けられているスイッチ構成IDの中で、入力ボックス613に入力されたスイッチ構成IDに対応付けられている選択フラグに「1」を設定する(S110)。
【0061】
入力デバイスとして入力装置30を登録した後、入力受付部406は、入力ボックス611に入力された機能IDおよび入力ボックス612に入力されたテンプレートIDを表示制御部405に通知する。表示制御部405は、画像構成情報格納部403(図17参照)を参照し、入力受付部406から通知された機能IDに対応付けられているテンプレートIDの中で、入力受付部406から通知されたテンプレートIDに対応付けられている選択フラグに「1」を設定する(S110)。
【0062】
次に、入力受付部406は、入力ボックス611に入力された機能IDに対応する機能を有する車載装置50にアクセスし、当該機能の入力デバイスとして入力装置30を当該機能に登録し、表示制御部405は、入力受付部406から通知された機能IDに対応する機能を有する車載装置50にアクセスし、当該機能の出力デバイスとして表示装置20を当該機能に登録する(S103)。
【0063】
次に、表示制御部405は、機能数格納部400に登録されている機能数を1増やし(S104)、分割情報格納部401内の選択フラグを全て「0」にリセットする。そして、表示制御部405は、図20の分割方法選択画面65を作成して表示装置20に表示させる(S111)。分割方法選択画面65の領域650には、複数の分割方法が表示される。ユーザが第2のスイッチ群32を操作して分割方法に対応付けられているいずれかの数値を入力した場合、入力受付部406は、入力された数値を表示制御部405に送る。
【0064】
次に、表示制御部405は、入力受付部406から受信した数値に対応する分割方法について、分割情報格納部401内の選択フラグに「1」を設定する。そして、表示制御部405は、図20の領域割当画面62を作成して表示装置20に表示させる(S105)。
【0065】
ユーザが第2のスイッチ群32を操作して領域割当画面62の領域622に機能IDを入力した場合、入力受付部406は、入力された機能IDを分割領域を示す領域IDと共に表示制御部405に送る。表示制御部405は、受け取った機能IDを、受け取った領域IDに対応付けて領域情報格納部402に格納し(S106)、制御装置40は、本フローチャートに示した機能追加・削除処理を終了する。
【0066】
ステップS101において、入力受付部406から受信した操作信号が機能削除を示す信号である場合(S101:No)、表示制御部405は、例えば図20の入力画面63を作成して表示装置20に表示させる(S107)。ユーザが第2のスイッチ群32を操作して入力画面63の入力ボックス631に機能IDを入力した場合、入力受付部406は、入力された機能IDを表示制御部405に送る。
【0067】
次に、表示制御部405は、入力受付部406から受け取った機能IDを領域情報格納部402から削除すると共に、機能数格納部400に登録されている機能数を1減らす(S108)。そして、表示制御部405は、分割情報格納部401内の選択フラグを全て「0」にリセットすると共に、入力受付部406から受け取った機能IDに対応付けられて画像構成情報格納部403およびスイッチ構成ID格納部408に格納されている選択フラグを「0」にリセットする。
【0068】
次に、表示制御部405は、図20の分割方法選択画面66を作成して表示装置20に表示させる(S111)。分割方法選択画面66の領域660には、複数の分割方法が表示される。ユーザが第2のスイッチ群32を操作して分割方法に対応付けられているいずれかの数値を入力した場合、入力受付部406は、入力された数値を表示制御部405に送る。
【0069】
次に、表示制御部405は、入力受付部406から受信した数値に対応する分割方法について、分割情報格納部401内の選択フラグに「1」を設定する。そして、表示制御部405は、図20の領域割当画面64を作成して表示装置20に表示させる(S105)。
【0070】
ユーザが第2のスイッチ群32を操作して領域割当画面64の領域642に機能IDを入力した場合、入力受付部406は、入力された機能IDを分割領域を示す領域IDと共に表示制御部405に送る。表示制御部405は、受け取った機能IDを、受け取った領域IDに対応付けて領域情報格納部402に格納し(S106)、制御装置40は、本フローチャートに示した機能追加・削除処理を終了する。
【0071】
次に、図15を参照して、第2の実施形態における制御装置40の通常使用時の動作について説明する。制御装置40は、機能追加・削除処理後に起動することにより、本フローチャートに示す動作を開始する。なお、以下に説明する点以外は、図15の説明と同一であるため説明を省略する。
【0072】
まず、表示制御部405は、いずれかの車載装置50から機能IDと共に処理結果を示す画像を受信したか否かを判定する(S200)。画像を受信した場合(S200:Yes)、表示制御部405は、車載システム10に導入されている機能の数を機能数格納部400から取得する(S201)。そして、表示制御部405は、取得した機能数に対応する分割方法の中で、選択フラグに「1」が設定されている分割方法、および、対応するそれぞれの分割領域の領域IDを分割情報格納部401から取得する(S202)。
【0073】
次に、表示制御部405は、車載装置50から画像と共に受信した機能IDに対応付けられている領域IDを領域情報格納部402から取得する(S203)。そして、表示制御部405は、車載装置50から画像と共に受信した機能IDに対応付けられているテンプレートIDの中で、対応する選択フラグに「1」が設定されているテンプレートIDを画像構成情報格納部403から取得する。そして、表示制御部405は、取得したテンプレートIDに対応するテンプレート本体をテンプレート格納部404から取得する(S204)。
【0074】
次に、表示制御部405は、ステップS204で取得したテンプレートに従って車載装置50から受信した画像を変換する。そして、表示制御部405は、変換した画像を、ステップS203で取得した領域IDに対応する分割領域に表示させ(S205)、再びステップS200に示した処理を実行する。
【0075】
ステップS200において、画像を受信していない場合(S200:Yes)、入力受付部406は、入力装置30から選択信号を受信したか否かを判定する(S206)。選択信号を受信した場合(S206:Yes)、入力受付部406は、選択情報格納部407を参照して、受信した選択信号に対応付けられている機能IDを特定する(S207)。
【0076】
次に、表示制御部405は、特定した機能IDに対応付けられているスイッチ構成IDの中で、選択フラグに「1」が設定されているスイッチ構成IDをスイッチ構成ID格納部408から取得する。そして、表示制御部405は、取得したスイッチ構成IDに対応するスイッチ構成情報をスイッチ構成情報格納部409から取得して保持し(S208)、再びステップS200に示した処理を実行する。
【0077】
ステップS206において、選択信号を受信していない場合(S206:No)、入力受付部406は、入力装置30から操作信号を受信したか否かを判定する(S209)。操作信号を受信していない場合(S209:No)、表示制御部405は、再びステップS200に示した処理を実行する。
【0078】
操作信号を受信した場合(S209:Yes)、入力受付部406は、ステップS208において保持したスイッチ構成情報を参照して、受信した操作信号を、操作対象の機能に対応した操作信号に変換する。そして、入力受付部406は、変換した操作信号を、操作対象の機能を有する車載装置50へ送信し(S210)、表示制御部405は、再びステップS200に示した処理を実行する。
【0079】
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
【0080】
上記説明から明らかなように、本実施形態の車載システム10においても、車両内に設けられた複数の機能からの情報を、ユーザの希望に応じて見やすく表示することができる。
【0081】
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0082】
例えば、上記した各実施形態では、表示装置20、入力装置30、制御装置40、および1台以上の車載装置50を、それぞれの別個の装置として説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、表示装置20および制御装置40、入力装置30および制御装置40、または、制御装置40および1つの車載装置50の、少なくともいずれかの組み合わせは、1つの装置として構成されてもよい。
【0083】
上記した第2の実施形態において、制御装置40に無線通信機能を設け、制御装置40は、分割情報格納部401、画像構成情報格納部403、およびスイッチ構成ID格納部408において選択フラグに「1」が設定されている情報を、外部の管理サーバへ送信して外部の管理サーバに保存させるようにしてもよい。この場合、制御装置40は、ユーザからの要求に応じて、分割情報格納部401、画像構成情報格納部403、およびスイッチ構成ID格納部408において選択フラグに「1」が設定されている情報を、外部の管理サーバから取得する。これにより、制御装置40を交換した場合であっても、ユーザは、交換する前の車載システム10の環境を再現することができる。
【0084】
上記した各実施形態において、制御装置40は、車載システム10内の機能を画面分割により表示装置20の表示画面に表示したが、本発明はこれに限られない。例えば、入力装置30の第1のスイッチ群31で選択された機能のみを表示装置20の表示画面の全面に表示するようにしてもよく、常に表示していた方が好ましい特定の機能(例えば、スピードメータ表示機能やナビゲーション機能等)を画面分割により表示装置20の表示画面に常に表示し、ユーザからの要求があった場合に表示してもよい機能(例えば、カーエアコン制御機能や音楽再生機能等)については、ユーザから要求があった機能のみを残りの分割領域に表示するようにしてもよい。
【0085】
また、上記した各実施形態において、第1のスイッチ群31のキー割当、テンプレートの構成、およびスイッチ構成情報は予め定められていたが、本発明はこれに限られず、ユーザの操作によりカスタマイズ可能となるようにしてもよい。
【0086】
また、上記した第1の実施形態において、いずれかの車載装置50は、新たに機能がインストールされた場合に、当該機能の機能IDを機能が追加された旨と共に表示制御部405に通知し、インストールされている機能がアンインストールされた場合に、当該機能の機能IDを機能が削除された旨と共に表示制御部405に通知するようにしてもよい。機能が追加された旨と共に機能IDを受信した場合、表示制御部405は、図11のS104の処理から図11の処理を実行し、機能が削除された旨と共に機能IDを受信した場合、表示制御部405は、図11のS109の処理から図11の処理を実行する。
【符号の説明】
【0087】
10・・・車載システム、20・・・表示装置、30・・・入力装置、31・・・第1のスイッチ群、32・・・第2のスイッチ群、40・・・制御装置、400・・・機能数格納部、401・・・分割情報格納部、402・・・領域情報格納部、403・・・画像構成情報格納部、404・・・テンプレート格納部、405・・・表示制御部、406・・・入力受付部、407・・・選択情報格納部、408・・・スイッチ構成ID格納部、409・・・スイッチ構成情報格納部、50・・・車載装置、60・・・管理メニュー画面、61・・・入力画面、62・・・領域割当画面、63・・・入力画面、64・・・領域割当画面、65・・・分割方法選択画面、66・・・分割方法選択画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載される車載システムであって、
表示装置と、
複数の情報処理装置と
を備え、
前記複数の情報処理装置の中の1台である第1の情報処理装置は、
前記表示装置を制御して前記表示装置に画像を表示させる表示制御部を有し、
前記複数の情報処理装置の中で第1の情報処理装置以外の情報処理装置である第2の情報処処理装置は、
所定の機能を実行し、実行結果を示す画像を出力する機能部を少なくとも1つ有し、
前記表示制御部は、
それぞれの前記機能部から出力された画像を、前記表示装置に表示させることを特徴とする車載システム。
【請求項2】
請求項1に記載の車載システムであって、
前記第1の情報処理装置は、
前記車載システムに導入されている機能部の数を示す情報を格納する機能数格納部と、
機能部の数を示す情報に対応付けて、前記表示装置の画面を当該機能部の数に分割する分割方法を示す情報、および、当該分割方法により分割されたそれぞれの領域に割り当てられる領域IDを格納する分割情報格納部と、
前記車載システムに導入されているそれぞれの機能部を識別する機能IDに対応付けて、当該機能部から出力された画像を表示する前記表示装置の画面領域に割り当てられている領域IDを格納する領域情報格納部と
をさらに有し、
前記表示制御部は、
前記車載システムに新たに導入された機能部の機能IDをユーザから入力された場合に、前記機能数格納部内の機能部の数に1を加えて機能部の数を更新し、更新した機能部の数に対応する分割方法および領域IDを前記分割情報格納部から取得し、前記領域情報格納部内に格納されている機能IDを取得し、取得した機能IDおよび前記車載システムに新たに導入された機能部の機能IDで前記領域情報格納部内の機能IDを更新し、前記領域情報格納部内のそれぞれの機能IDに、前記分割情報格納部から取得した領域IDのいずれかを割り当て、
前記機能部から機能IDと共に画像を受信した場合に、前記車載システムに導入されている機能部の数を前記機能数格納部から取得し、取得した機能部の数に対応する分割方法を前記分割情報格納部から取得し、画像と共に受信した機能IDに対応する領域IDを前記分割情報格納部から取得し、取得した領域IDに対応する前記表示装置の画面領域に、受信した画像を表示させることを特徴とする車載システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の車載システムであって、
前記第1の情報処理装置は、
機能ID毎に、当該機能IDに対応する機能部から出力される画像の構成を示すテンプレートを識別するテンプレートIDを格納する画像構成情報格納部をさらに有し、
前記表示制御部は、
前記機能部から機能IDと共に画像を受信した場合に、受信した機能IDに対応するテンプレートIDを前記画像構成情報格納部から取得し、受信した画像に、取得したテンプレートIDに対応するテンプレートを適用して前記表示装置に表示することを特徴とする車載システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の車載システムであって、
ユーザからの操作を受け付ける入力装置をさらに備え、
前記入力装置は、
前記車載システムに導入されているいずれかの機能部を選択する操作をユーザから受け付けた場合に、当該操作に対応する選択信号を前記第1の情報処理装置へ出力する第1のスイッチと、
ユーザによって操作された場合に、当該操作に対応する操作信号を、前記第1の情報処理装置へ出力する第2のスイッチと
を有し、
前記第1の情報処理装置は、
それぞれの選択信号に対応付けて、当該選択信号に割り当てられる機能部の機能IDを格納する選択情報格納部と、
機能ID毎に、当該機能IDに対応する機能部へのユーザの操作を受け付けるための第2のスイッチの構成を識別するスイッチ構成IDを格納するスイッチ構成ID格納部と、
前記第1のスイッチから選択信号を受信した場合に、受信した選択信号に対応する機能IDを前記選択情報格納部から取得し、取得した機能IDに対応するスイッチ構成IDを前記スイッチ構成ID格納部から取得し、前記第2のスイッチから受信した操作信号を、取得したスイッチ構成IDに対応するスイッチ構成における操作信号に変換して、取得した機能IDに対応する機能部を有する第2の情報処理装置へ送信する入力受付部と
をさらに有し、
前記第2の情報処理装置の機能部は、
前記入力受付部から受信した操作信号に基づいて処理を実行することを特徴とする車載システム。
【請求項5】
請求項4に記載の車載システムであって、
前記表示装置および前記第1の情報処理装置、前記入力装置および前記第1の情報処理装置、または前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置の、少なくともいずれかの組み合わせは、1つの装置として構成されることを特徴とする車載システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2010−201969(P2010−201969A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−46780(P2009−46780)
【出願日】平成21年2月27日(2009.2.27)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】