説明

車輪搭載用通信ユニット

【課題】広範な種類のホイールへ搭載される場合においても、安定した送信機出力を実現する車両搭載用通信ユニットを提供する。
【解決手段】1つのボルト部28を有し、ボルト部28にナット24が締結されることによってホイールリム14の外周面外側に固定される車輪搭載用通信ユニット20Aにおいて、ケーシング22は、アンテナを支持し、ホイールリム外周面14aとの間に間隔が設けられた状態でホイールリム14に固定される。バネは、ケーシング22の車輪周方向の端部近傍において、ケーシング下面22aをホイールリム外周面14aから離間する方向に付勢する。バネは、ケーシング22が締結時のナット24の回転方向に回転した場合に、ホイールリム14との間隔が狭まるケーシング22の表面がホイールリム14から離間するように、ナット締結時のトルクによってバネに与えられる力より大きな力で、ケーシング22を付勢する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車輪搭載用通信ユニットに関し、特に、検出された車輪の状態量を車体に設けられた受信機に送信する車輪搭載用通信ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両のより安全な走行を実現するために、タイヤの空気圧などの情報を無線で車体側に送信してドライバーに知らせるタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)を車両に設ける技術の開発が進められている。このようなシステムにおいて、検出された車輪の状態量に関する情報を送信する送信機を含む通信ユニットは、検出対象や設置スペースなどの理由から通常タイヤ空室内に設けられる。さらに、通信ユニットはタイヤの着脱作業への影響を低減するために、タイヤ空室内において車輪径外側方向への突出が抑制され、一般的にホイールリム近傍に配置される。
【0003】
しかし、ホイールリムは通常金属などのにとり形成されるため、通信ユニットをホイールリムにあまりに近づけて配置すると、発信電波がホイールリムと干渉して送信能力を低下させる恐れがある。このため、たとえば特許文献1では、ホイールリムのドロップセンタ部に当接する突部を設けたケーシングを備える送信機が提案されている。また、たとえば特許文献2では、ケーシングとホイールリムの間に台座が設けられた送信機が提案されている。
【特許文献1】特開2004−66849号公報
【特許文献2】特開2002−46431号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献では、通信ユニットは一つのボルト部を有し、これにナットが締結されることによってホイールリム外周外側に固定される技術が記載されている。しかし、通信ユニットは様々な形状のホイールに搭載されるため、ケーシングとホイールリムとの間隔は、搭載されるホイールによって異なるものとなる。上述の特許文献に記載される技術では、ケーシングとホイールリムとの間隔のこのようなバラツキを吸収することは困難である。たとえば突部や台座の高さよりもケーシングとホイールリムとの間隔が大きいホイールに通信ユニットを取り付ける場合、突部や台座とホイールリムとの間にも間隔があいてしまう。このような間隔は通信ユニットの傾きに繋がり、通信ユニットの送信機出力を不安定にさせる可能性がある。
【0005】
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、広範な種類のホイールへ搭載される場合においても、安定した送信機出力を実現する車両搭載用通信ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車輪搭載用通信ユニットは、1つのボルト部を有し、当該ボルト部にナットが締結されることによってホイールリムの外周面外側に固定される通信ユニットにおいて、送信機を支持し、ホイールリムとの間に間隔が設けられた状態で車輪に固定されるケーシングと、前記ケーシングを前記ホイールリムから離間する方向に付勢する付勢手段と、を備える。この態様によれば、ケーシングとホイールリムとの間隔にばらつきがあっても付勢手段によって吸収することができるため、広範な種類のホイールへの搭載に対応することが可能となる。
【0007】
前記ケーシングの表面からホイールリムに向かう方向に進退可能な突出部をさらに備えてもよい。前記付勢手段は、前記突出部を前記ホイールリムに向かう方向に付勢して前記突出部を前記ホイールリムに押接させてもよい。この態様によれば、突出部を付勢する付勢手段を設けるという簡易な構成により、ケーシングをホイールリムから離間する方向に付勢することができる。
【0008】
前記付勢手段は、前記ケーシングの車輪周方向の端部近傍において、前記ケーシングをホイールリムから離間する方向に付勢してもよい。この態様によれば、小さい付勢力でケーシングの傾きを効果的に抑制することができ、安定した送信機出力を実現することができる。
【0009】
前記付勢手段は、前記ケーシングが締結時のナットの回転方向に回転した場合に、ホイールリムとの間隔が狭まる前記ケーシングの表面がホイールリムから離間するように、前記ボルト部にナットが締結されるときのトルクによって前記付勢手段に与えられる力より大きな力で、前記ケーシングを付勢するしてもよい。この態様によれば、ナットの締め付けによるケーシングの傾きを抑制することができ、安定した送信機出力を実現することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、広範な種類のホイールへ搭載される場合においても、安定した送信機出力を実現する車両搭載用通信ユニットを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、一般的な車輪搭載用通信ユニット20Bが搭載された車輪10の断面図である。車輪10は、タイヤ12およびホイールリム14を有する。タイヤ12およびホイールリム14によって仕切られタイヤ空室16が形成される。
【0012】
ホイールリム14は鉄やアルミニウムなどの金属により形成される。ホイールリム14のフランジ部14bには、車輪搭載用通信ユニット20Bが取り付けられる。車輪搭載用通信ユニット20Bは、ケーシング22、ブッシュ25、バルブ部26などを有する。バルブ部26にはボルト部28が形成される。バルブ部26はエア導入孔(図示せず)が設けられており、エア導入孔からタイヤ空室16にエアを供給することが可能となっている。車輪搭載用通信ユニット20Bは、ホイールリム14に設けられたバルブ挿通孔にバルブ部26が挿通され、ナット24がボルト部28に螺着されることにより、ブッシュ25とナット24とによってフランジ部14bが挟持されホイールリム14に固定される。これにより、ケーシング22がタイヤ空室16内に配置された状態で車輪搭載用通信ユニット20Bがホイールリム14に固定される。なお、バルブ部26のタイヤ空室16側に弾性部材としてのブッシュ25が設けられることにより、タイヤ空室16の密閉性が高められている。
【0013】
車輪搭載用通信ユニット20Bのケーシング22は、内部に空間を有する直方体形状に形成され、ケーシング22内部には、送信機としての機能を有する内蔵ユニットが設けられている。このケーシング22は、タイヤ12をホイールリム14に装着するときの障害となることを抑制するため、ホイールリム外周面14aの近傍に配置される。また、ケーシング22は、車輪径方向に短く形成され、ホイールリム14の径外側方向への突出を回避するよう、上面が車輪軸方向と略平行となるよう形成されている。ケーシング22は、ケーシング22の下面とホイールリム外周面14aとの間に間隔が設けられるようにホイールリム14に取り付けられる。
【0014】
図2(a)は、車輪搭載用通信ユニット20BのP断面図であり、図2(b)は、ケーシング22内部に設けられる内蔵ユニット40の斜視図である。図2(a)に示すように、車輪搭載用通信ユニット20Bのケーシング22内部には、内蔵ユニット40が設けられている。内蔵ユニット40は、ケーシング22内部の空間をほぼ占有する大きさを有する。図2(a)および(b)に示すように、内蔵ユニット40はプリント基板30電池32、アンテナ34、圧力センサ36、および高周波モジュール38などにより構成される。
【0015】
電池32はプリント基板30の上面に取り付けられている。アンテナ34はコ字状に形成され、2箇所の端部がプリント基板30のアンテナ挿通孔に挿通されてプリント基板30下面においてハンダにより固定されている。圧力センサ36および高周波モジュール38は直方体形状に形成され、圧力センサ36はプリント基板30上面に、高周波モジュール38はプリント基板30下面にそれぞれ固定されている。プリント基板30がケーシング22に固定されることにより、プリント基板30全体がケーシング22に固定されている。
【0016】
電池32は、圧力センサ36および高周波モジュール38に電力を供給する。圧力センサ36は、車輪の状態量の一つであるタイヤ空室16内の空気圧を検出する。圧力センサ36において検出された空気圧情報は、高周波モジュール38において無線により送信するための形式に変換され、アンテナ34により無線で車体に設けられた受信機(図示せず)に送信される。したがって、アンテナ34は、車輪10から車体に設けられた受信機に情報を送信する送信機として機能する。
【0017】
車体に設けられた受信機は、車輪搭載用通信ユニット20Bから空気圧情報を受信し、車体に設けられた電子制御ユニットに入力する。電子制御ユニットは、入力された空気圧情報に基づき、車両室内に設けられたディスプレイ(図示せず)に空気圧情報を表示する。これによって、運転者はタイヤ12の空気圧を容易に確認することができ、タイヤ12の空気圧の低下やタイヤ12の破損などを素早く認識することが可能となる。
【0018】
アンテナ34は、ケーシング22内部において、車輪周方向に偏って配置される。具体的には、図2(a)に示すように、車輪搭載用通信ユニット20Bのバルブ部26の方向に向かって、右側に電池32が配置され、左側にアンテナ34が配置される。このため、ケーシング22の右側がホイールリム外周面14aに近接するように傾くと、アンテナ34がホイールリム外周面14aから離間する方向に移動する。ケーシング22の左側がホイールリム外周面14aに近接するように傾くと、アンテナ34がホイールリム外周面14aに近づく方向に移動する。
【0019】
図3は、車輪搭載用通信ユニット20Bのホイールリム14への取付状態と送信機出力との関係を示す図である。本図に示されるように、偏波面がH偏波およびV偏波の双方の場合において、アンテナ34側におけるケーシング下面22aとホイールリム14との間隔と電池32側における間隔が等間隔の場合に比較して、アンテナ34側がホイールリム外周面14aに近接した場合には、発信電波のホイールリムとの干渉が大きくなるため送信機出力は低下する。一方、アンテナ34側におけるケーシング下面22aとホイールリム14との間隔と電池32側における間隔が等間隔の場合に比較して、電池32側がホイールリム外周面14aに近接した場合には、発信電波のホイールリムとの干渉が小さくなるため送信機出力は増加する。
【0020】
ケーシング22の車輪周方向の略中央にバルブ部26が取り付けられる。このため、車輪搭載用通信ユニット20Bをホイールリム14に取り付けるためにナット24を締め付けると、バルブ部26を中心にケーシング22が回転し、本図に示すように送信機出力が変動するおそれがある。このような送信機出力の変動を抑制するため、ホイールリム14に対するケーシング22の傾きを抑制することが必要となる。
【0021】
ケーシング22の傾きを抑制するための対策として、ケーシング22の下面に突部や台座を設ける構成が考えられる。しかし、様々な車両においてタイヤ空気圧監視システムを導入するために、車輪搭載用通信ユニット20Bは様々なホイールに対応することが必要とされる。たとえばホイールは径の大きいものや小さいものがある。また、ホイールリムに設けられたバルブ取付孔の位置もホイールのデザインなどによりホイール毎に異なる可能性がある。このため、様々なホイールにおいてケーシング22の下面に突部や台座を設けることによりケーシング22の傾きを効果的に抑制し、送信機出力の変動を抑制することは困難である。
【0022】
このような現象に鑑み、本発明者は、送信機出力安定化させるため鋭意研究を重ね、その結果、広範な種類のホイールへ搭載される場合における、ケーシング下面22aとホイールリム外周面14aとの間隔の変動に着目するに至った。
【0023】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)について詳細に説明する。
【0024】
図4(a)は、本実施形態に係る車輪搭載用通信ユニット20Aが搭載された車輪10の断面図であり、図4(b)は、本実施形態に係る車輪搭載用通信ユニット20Aを視点Qから見た図である。なお、一般的な車輪搭載用通信ユニット20Bと同様の箇所については説明を省略する。
【0025】
車輪搭載用通信ユニット20Aは、ケーシング下面22aからホイールリム外周面14aに向かう方向に突出する突出部42を有する。図4(a)に示すように、突出部42は、ケーシング22の車輪軸方向の略中央に設けられる。また、図4(b)に示すように、突出部42は、ケーシング22の車輪周方向の端部近傍に設けられる。突出部42の下端はホイールリム外周面14aに当接する。
【0026】
図5(a)は、本実施形態に係る車輪搭載用通信ユニット20Aの視点Qから見た左側の突出部42およびその周辺の断面図であり、図5(b)は、本実施形態に係る車輪搭載用通信ユニット20Aの視点Qから見た右側の突出部42およびその周辺の断面図である。図5(a)および図5(b)において、ケーシング22の車輪周方向の両端部近傍の下面には、挿通孔22dが設けられる。挿通孔22dの上部のケーシング22内部には、挿通孔22dと同軸に設けられ挿通孔22dよりも内径の大きい円筒形のガイド孔22bが設けられている。
【0027】
突出部42は断面がT字状の回転体として形成されており、大径部42aおよび42bにより構成される。大径部42aは、ガイド孔22bの内径よりも微小に小さく形成されている。また小径部42bは、挿通孔22dの内径よりも微小に小さく形成されている。大径部42aがガイド孔22bに挿通され、小径部42bが挿通孔22dに挿通されることにより、突出部42は、ケーシング下面22aからホイールリム外周面14aに向かう方向に進退可能となる。
【0028】
ガイド孔22b内部には、弾性部材であるバネ44が設けられており、突出部42の大径部42a上面とガイド孔22bの上底部22cにより、その両端が係止されている。これにより、突出部42はホイールリム外周面14aに向かう方向に付勢され、ホイールリム外周面14aに押接される。したがって、バネ44は、ケーシング22をホイールリム14から離間する方向に付勢する付勢手段として機能する。
【0029】
このように、突出部42がホイールリム外周面14aに向かう方向に進退可能に構成され、且つホイールリム外周面14aに向かう方向に付勢されることによって、ケーシング下面22aとホイールリム外周面14aとの間隔にばらつきがあっても、バネ44によってそのばらつきを吸収することができるため、広範な種類のホイールへの搭載に対応することが可能となる。また、ケーシング22の車輪周方向の端部近傍において、ケーシング下面22aをホイールリム外周面14aから離間する方向に付勢することにより、ケーシング22にトルクが与えられるバルブ部26から離れた位置において付勢することができる。このため、小さな付勢力でケーシング22の傾きを効果的に抑制することができ、安定した送信機出力を実現することができる。
【0030】
バネ44は、ケーシング22が締結時のナット24の回転方向に回転した場合、および締結解除時のナット24の回転方向に回転した場合のいずれにおいても、ホイールリム14との間隔が狭まるケーシング22の表面がホイールリム14から離間するように、ボルト部28にナット24が締結されるときのトルクによってバネ44に与えられる力より大きな力で、ケーシング22を付勢する。これによって、ナット24の締め付けなどによるケーシング22の傾きを抑制することができ、安定した送信機出力を実現することができる。
【0031】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を本実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
【0032】
突出部42の代わりに、ケーシング下面22aとホイールリム外周面14aとの間の間隔を充填するバネやゴムなどの弾性部材が、ケーシング22の下面の少なくとも一部に設けられても良い。これにより、ケーシング22の下面に弾性部材を取り付けるという簡易な構成により、広範な種類のホイールへ搭載される場合においても安定した送信機出力を実現することができる。
【0033】
車輪搭載用通信ユニット20Aには、タイヤ空室16内の温度を検出する温度センサが含まれていても良い。また、車輪搭載用通信ユニット20Aは、車輪の状態量としてタイヤ12に与えられる力や加速度を検出する歪みゲージや加速度センサなどに接続されていてもよい。歪みゲージや加速度センサは、車輪搭載用通信ユニット20A内部ではなく、タイヤ12のゴム層内部またはタイヤ12の内面に設けられていてもよい。温度センサ、歪みゲージ、または加速度センサなどの検出結果はアンテナ34により、車体に設けられた受信機に送信されてもよい。これにより、検出された車輪の様々な状態量を、安定して送信機出力で送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】一般的な車輪搭載用通信ユニットが搭載された車輪の断面図である。
【図2】(a)は、車輪搭載用通信ユニットのP断面図であり、(b)は、ケーシング内部に設けられる内蔵ユニットの斜視図である。
【図3】車輪搭載用通信ユニットのホイールリムへの取付状態と送信機出力との関係を示す図である。
【図4】(a)は、本実施形態に係る車輪搭載用通信ユニットが搭載された車輪10の断面図であり、(b)は、本実施形態に係る車輪搭載用通信ユニットを視点Qから見た図である。
【図5】(a)は、本実施形態に係る車輪搭載用通信ユニットの視点Qから見た左側の突出部およびその周辺の断面図であり、(b)は、本実施形態に係る車輪搭載用通信ユニットの視点Qから見た右側の突出部およびその周辺の断面図である。
【符号の説明】
【0035】
10 車輪、 12 タイヤ、 14 ホイールリム、 14a ホイールリム外周面、 20Aおよび20B 車輪搭載用通信ユニット、 22 ケーシング、 22a ケーシング下面、 34 アンテナ、 42 突出部、 44 バネ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つのボルト部を有し、当該ボルト部にナットが締結されることによってホイールリムの外周面外側に固定される通信ユニットにおいて、
送信機を支持し、ホイールリムとの間に間隔が設けられた状態で車輪に固定されるケーシングと、
前記ケーシングを前記ホイールリムから離間する方向に付勢する付勢手段と、
を備えることを特徴とする車輪搭載用通信ユニット。
【請求項2】
前記ケーシングの表面からホイールリムに向かう方向に進退可能な突出部をさらに備え、
前記付勢手段は、前記突出部を前記ホイールリムに向かう方向に付勢して前記突出部を前記ホイールリムに押接させることを特徴とする請求項1に記載の車輪搭載用通信ユニット。
【請求項3】
前記付勢手段は、前記ケーシングの車輪周方向の端部近傍において、前記ケーシングをホイールリムから離間する方向に付勢することを特徴とする請求項1または2に記載の車輪搭載用通信ユニット。
【請求項4】
前記付勢手段は、前記ケーシングが締結時のナットの回転方向に回転した場合に、ホイールリムとの間隔が狭まる前記ケーシングの表面がホイールリムから離間するように、前記ボルト部にナットが締結されるときのトルクによって前記付勢手段に与えられる力より大きな力で、前記ケーシングを付勢することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車輪搭載用通信ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−145252(P2007−145252A)
【公開日】平成19年6月14日(2007.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−344724(P2005−344724)
【出願日】平成17年11月29日(2005.11.29)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】