説明

輸送機器用骨格構造

【課題】荷重を良好に吸収することが可能で、輸送機器用骨格構造の軽量化やコスト低減を図ることができる輸送機器用骨格構造を提供する。
【解決手段】輸送機器用骨格構造10は、骨格部材12の中空部25の少なくとも一部25aに粉粒体13…が充填され、粉粒体13…の両端を左右の隔壁15,16で支え、粉粒体13…で衝撃を吸収することができる。この輸送機器用骨格構造10は、充填された粉粒体13…の充填長さ寸法をL、骨格部材12の幅寸法をW、骨格部材12の高さ寸法をH、粉粒体13…の内部摩擦角をαとしたとき、
充填された粉粒体13…の充填長さ寸法Lを、
L=W+2×(H×tanα)
により規定するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨格部材内に粉粒体を充填した輸送機器用骨格構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両などの輸送機器は、剛性を確保するために、中空状の骨格部材を備えている。この中空状の骨格部材のなかには、例えば、内部(すなわち、中空部)に粉粒体を充填させた輸送機器用骨格構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2003−267260公報
【0003】
特許文献1の輸送機器用骨格構造は、骨格部材の中空部に粉粒体を充填し、両端を平板状の隔壁で閉じたものである。これにより、衝突時の吸収エネルギー量を増加させるとともに、骨格部材の強度・剛性を高めることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の輸送機器用骨格構造は、通常、荷重が作用する部位、およびその部位の近傍を含む比較的広い領域に粉粒体が充填されている。
このため、粉粒体の充填量が多くなり、そのことが輸送機器用骨格構造の軽量化やコスト低減を図ることの妨げになっていた。
【0005】
本発明は、荷重を良好に吸収することが可能で、輸送機器用骨格構造の軽量化やコスト低減を図ることができる輸送機器用骨格構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る発明は、輸送機器に用いられる骨格部材内に中空部が形成され、前記中空部の少なくとも一部に複数個の粉粒体がブロック状に充填され、ブロック状に充填された粉粒体の両端をそれぞれ隔壁で支える輸送機器用骨格構造において、前記ブロック状に充填された粉粒体の充填長さ寸法をL、前記骨格部材の幅寸法をW、前記骨格部材の高さ寸法をH、前記粉粒体の内部摩擦角をαとしたとき、前記ブロック状に充填された粉粒体の充填長さ寸法Lを、
L=W+2×(H×tanα)
により規定することを特徴とする。
【0007】
ここで、骨格部材内に粉粒体を充填した状態において、骨格部材の上壁に荷重が作用したとき、作用した荷重が粉粒体によって骨格部材の下壁に伝えられる範囲を実験により求めた。
その結果、荷重が粉粒体によって下壁に伝えられる範囲は、骨格部材の局部変形範囲、すなわち骨格部材の上壁が内側に変形する部分の局部変形長さ寸法L1に対して、粉粒体の内部摩擦角αによって広がった範囲を加えたものであることを発見した。
【0008】
このことから、荷重が粉粒体によって下壁に伝えられる範囲は、局部変形長さ寸法L1、粉粒体の内部摩擦角α、および骨格部材の高さ寸法Hにより決定されることがわかった。
なお、局部変形長さ寸法L1は、骨格部材の幅寸法Wに略等しい値である。
粉粒体の内部摩擦角αは、粉粒体固有の定数である。
【0009】
内部摩擦角αは、粉粒体層−粉粒体層間の摩擦角をいう。内部摩擦角αは、粉粒体の安息角をβとすると、安全率1.0のとき、
内部摩擦角α=β
の関係が成立する。
なお、内部摩擦角αとは、粉粒体層−粉粒体層間の摩擦角をいう。
安息角βとは、粉粒体が自然に堆積した自由表面と水平面とのなす角をいう。
【0010】
そこで、請求項1において、ブロック状に充填された粉粒体の充填長さ寸法をL、骨格部材の幅寸法をW、骨格部材の高さ寸法をH、粉粒体の内部摩擦角をαとしたとき、
ブロック状に充填された粉粒体の充填長さ寸法Lを、
L=W+2×(H×tanα)
により規定することにした。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明では、ブロック状に充填された粉粒体の充填長さ寸法Lを、
L=W+2×(H×tanα)
で規定することにした。
これにより、粉粒体の充填長さLを小さく抑えた状態において、粉粒体で荷重を良好に吸収することができるので、粉粒体の使用量を減少させることができ、輸送機器用骨格構造の軽量化やコスト低減を図ることができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る輸送機器用骨格構造を示す斜視図、図2は本発明に係る輸送機器用骨格構造を示す断面図である。
輸送機器用骨格構造10は、輸送機器11としての自動車に用いられる骨格部材12と、骨格部材12内にブロック状に充填された複数個の粉粒体13と、粉粒体13…で形成した粉粒体ブロック14の左右端(両端)14a,14bにそれぞれ設けられた左右の隔壁(隔壁)15,16とを備える。
【0013】
骨格部材12は、下半分を構成する下側部材18と、上半分を構成する上側部材19とを接合することで矩形状の筒体に形成された部材である。
骨格部材12は、幅寸法W、高さ寸法Hに形成されている。
下側部材18は、断面略コ字状に形成され、左辺から左側に張り出した左下フランジ18aと、右辺から右側に張り出した右下フランジ18bとを有する。
上側部材19は、断面略コ字状に形成され、左辺から左側に張り出した左上フランジ19aと、右辺から右側に張り出した右上フランジ19bとを有する。
【0014】
下側部材18の左下フランジ18aと、上側部材19の左上フランジ19aとが、例えば、スポット溶接で接合されている。
同様に、下側部材18の右下フランジ18bと、上側部材19の右上フランジ19bとが、例えば、スポット溶接で接合されている。
【0015】
左下フランジ18aと左上フランジ19aとを接合するとともに、右下フランジ18bと右上フランジ19bとを接合することで、下側部材18および上側部材19が一体に連結されて骨格部材12が形成される。
骨格部材12は、断面略矩形状に形成され、内周面12aで中空部25が形成された筒状の部材である。
【0016】
複数の粉粒体13は、骨格部材12の内部に形成された中空部25の少なくとも一部25aにブロック状(塊状)に充填されている。
複数個の粉粒体13がブロック状に充填されることで、粉粒体ブロック14が形成される。
【0017】
粉粒体13…は、骨格部材12に荷重が作用して骨格部材12が変形したとき、粉粒体13内部に高い圧力が発生し、骨格部材12における粉粒体充填部の容積の減少を少なくさせて、荷重(衝撃エネルギー)を吸収するものである。
さらに、粉粒体13…は、骨格部材12に充填されることで、骨格部材12の強度・剛性を高めるものである。
【0018】
粉粒体13としては、例えば、二酸化けい素(SiO)、酸化アルミニウム(Al:アルミナ)、シリカアルミナ、樹脂、ガラス、陶磁器が好適である。
粉粒体13は、例えば、粒径が0.3mmのものや、骨格部材12の高さ寸法Hの1/50以下程度のものが用いられる。
【0019】
左隔壁15は、粉粒体ブロック14の左端14aに配置された平坦部31と、平坦部31の周縁に設けられた上下左右の取付片33とを有する。
上下左右の取付片33が骨格部材12の内周面12aに、スポット溶接などで接合されることで、左隔壁15が骨格部材12内に設けられる。
左隔壁15が骨格部材12内に設けられることで、左隔壁15で粉粒体ブロック14の左端14aを支えることができる。
【0020】
右隔壁16は、左隔壁15と同じ部材なので、各構成部に左隔壁15と同じ符号を付して説明を省略する。
右隔壁16が骨格部材12内に設けられることで、右隔壁16で粉粒体ブロック14の右端14bを支えることができる。
【0021】
以上説明したように、輸送機器用骨格構造10は、輸送機器11に用いられる骨格部材12内に中空部25が形成され、中空部25の少なくとも一部25aに複数個の粉粒体13がブロック状に充填され、粉粒体ブロック14の左端14aを左隔壁15で支えるとともに右端14bを右隔壁16で支えるように構成されている。
【0022】
これにより、例えば、輸送機器用骨格構造10に荷重が矢印(図2参照)の方向に作用した場合、骨格部材12内に充填した粉粒体13で衝撃を吸収することが可能である。
さらに、骨格部材12内に充填した粉粒体13で、輸送機器用骨格構造10の強度・剛性を高めることができる。
【0023】
図3(a),(b)は本発明に係る粉粒体の充填長さ寸法について説明する図であり、(a)は荷重が作用しない状態を示し、(b)は荷重が作用した状態を示す。
(a)に示すように、骨格部材12の局部変形範囲、すなわち骨格部材12の上壁36が内側に変形する部分の局部変形長さ寸法をL1とする。
局部変形長さ寸法L1は、骨格部材12の幅寸法W(図1参照)に略等しい値である。
すなわち、L1=Wの関係が成立する。
【0024】
粉粒体13(図3(b)参照)の内部摩擦角をαとする。
なお、内部摩擦角αは、粉粒体の安息角をβとすると、安全率1.0のとき、
内部摩擦角α=βの関係が成立する。
なお、内部摩擦角αとは、粉粒体層−粉粒体層間の摩擦角をいう。
安息角βとは、粉粒体13…が自然に堆積した自由表面と水平面とのなす角をいう。
【0025】
(b)に示すように、骨格部材12内に粉粒体13…を充填した状態において、骨格部材12の上壁36に荷重Fが作用したとき、荷重Fは粉粒体13…の上部に伝わる。
粉粒体13…の上部に伝わった荷重Fは、粉粒体13の内部摩擦角αの範囲で広がるように伝わる。
【0026】
よって、(a)に示すように、作用した荷重Fが粉粒体13…によって骨格部材12の下壁37に伝えられる範囲Sは、
S=L1+2×L2
となる。ここで、
L2=(H×tanα)
但し、H…骨格部材の高さ寸法
である。
【0027】
また、局部変形長さ寸法L1は、骨格部材の幅寸法Wに略等しい値である。よって、下壁37に伝えられる範囲Sは、
S=W+2×(H×tanα)
である。
すなわち、粉粒体13…を範囲Sに充填することで、荷重Fを粉粒体13…で吸収することができる。
【0028】
したがって、下壁37に伝えられる範囲Sを、粉粒体13…の充填長さ寸法Lとすることで、粉粒体13…の使用量を必要最小限に減少させて、粉粒体13…で荷重Fを良好に吸収することができる。
そこで、粉粒体13…の充填長さ寸法Lを、
L=W+2×(H×tanα)
に設定した。
【0029】
つぎに、輸送機器用骨格構造の骨格部材12に作用した荷重を粉粒体13で吸収する例を図4〜図5に基づいて説明する。
図4(a)〜(c)は本発明に係る輸送機器用骨格構造に荷重が作用した例を説明する図である。
(a)の比較例1は、粉粒体13…の充填長さ寸法L2を、実施の形態の充填長さ寸法Lと比べて小さく設定したものである。
(b)の比較例2は、粉粒体13…の充填長さ寸法L3を、実施の形態の充填長さ寸法Lと比べて大きく設定したものである。
(c)の実施例は、粉粒体13…の充填長さ寸法を、実施の形態の充填長さ寸法Lと同じに設定したものである。
【0030】
(a)の比較例1は、粉粒体13…の充填長さ寸法L2が、実施の形態の充填長さ寸法Lと比べて小さい。よって、左右の隔壁15,16は、荷重Fが作用する部位の近傍に配置されている。
このため、骨格部材12の上壁36に荷重Fが作用したとき、荷重Fは左右の隔壁15,16に圧縮荷重として作用する。左右の隔壁15,16は内側が粉粒体13…に接しているので、外側に向けて矢印Aの如く変形する。
【0031】
左右の隔壁15,16が外側に向けて変形することで、粉粒体13…が充填されている空間41が大きくなる。
空間41が大きくなることで、粉粒体13内部に発生する圧力が低下し、骨格部材12の容積の減少を抑えられなくなるため、粉粒体13…による荷重の吸収量が低下する。
【0032】
(b)の比較例2は、粉粒体13…の充填長さ寸法L3が、実施の形態の充填長さ寸法Lと比べて大きい。左右の隔壁15,16は、荷重Fが作用する部位から離れた位置に配置されている。
よって、骨格部材12の上壁36に荷重Fが作用したとき、荷重Fは左右の隔壁15,16に圧縮荷重として作用しない。左右の隔壁15,16は荷重Fで圧縮変形しない。
【0033】
左右の隔壁15,16が圧縮変形しないので、粉粒体13…が充填されている空間42が大きくなることを防止できる。
空間42が大きくなることを防止することで、粉粒体13内部に高い圧力が発生し、骨格部材12における粉粒体充填部の容積の減少を少なくさせて、粉粒体13…による荷重の吸収量を良好に保つことができる。
但し、粉粒体13…の充填長さ寸法L3が、実施の形態の充填長さ寸法Lと比べて、両側にL4だけ大きいので粉粒体13の充填量が多くなる。
【0034】
(c)の実施例は、粉粒体13…の充填長さ寸法が、実施の形態の充填長さ寸法Lと同じである。左右の隔壁15,16は、荷重Fが作用する部位から離れた位置に配置されている。
よって、骨格部材12の上壁36に荷重Fが作用したとき、荷重Fは左右の隔壁15,16に圧縮荷重として作用しない。左右の隔壁15,16は荷重Fで圧縮変形しない。
【0035】
左右の隔壁15,16が圧縮変形しないので、粉粒体13…が充填されている空間43が大きくなることを防止できる。
空間43が大きくなることを防止することで、粉粒体13内部に高い圧力が発生し、骨格部材12における粉粒体充填部の容積の減少を少なくさせて、粉粒体13…による荷重の吸収量を良好に保つことができる。
加えて、粉粒体13…の充填長さ寸法Lが、実施の形態と同じにすることで、粉粒体13…の使用量を減少させることができる。
【0036】
図5は本発明に係る輸送機器用骨格構造の荷重と変位との関係を示すグラフである。
骨格部材12に作用する荷重Fを示し、横軸は骨格部材12の変位V(図4参照)を示す。グラフG1は図4の比較例1を示すグラフ、グラフG2は図4の比較例2を示すグラフ、グラフG3は図4の実施例を示すグラフである。
なお、変位Vは、図4に示すように、一対の支持部材45に骨格部材12を載置し、一対の支持部材45間の中央に荷重Fを作用させたときの変位を示す。
【0037】
グラフG1に示すように、比較例1は粉粒体13…の充填長さ寸法L2が、実施の形態の充填長さ寸法Lと比べて小さい。
よって、荷重Fで左右の隔壁15,16が圧縮変形して、粉粒体13…が充填されている空間41が大きくなる。このため、粉粒体13内部に発生する圧力が低下し、骨格部材12の容積の減少を抑えられなくなるため、粉粒体13…による荷重の吸収量が低下する。
例えば、比較例1は、荷重Fとして小さい荷重F1が作用した場合でも、変位VがV1まで変形してしまう。よって、粉粒体13…による荷重の吸収量が低いことがわかる。
【0038】
グラフG2に示すように、比較例2は粉粒体13…の充填長さ寸法L3が、実施の形態の充填長さ寸法Lと比べて大きい。
よって、荷重Fで左右の隔壁15,16が圧縮変形しないので、粉粒体13…が充填されている空間42が大きくならない。このため、粉粒体13内部に高い圧力が発生し、骨格部材12における粉粒体充填部の容積の減少を少なくさせて、粉粒体13…による荷重の吸収量を良好に保つことができる。
例えば、比較例2は、荷重Fとしてある程度大きな荷重F2が作用するまで、変位VはV1まで変形しない。よって、粉粒体13…による荷重の吸収量を良好に保つことができることがわかる。
【0039】
グラフG3に示すように、実施例は粉粒体13…の充填長さ寸法が、実施の形態の充填長さ寸法Lと同じである。
よって、荷重Fで左右の隔壁15,16が圧縮変形しないので、粉粒体13…が充填されている空間43が大きくならない。このため、粉粒体13内部に高い圧力が発生し、骨格部材12における粉粒体充填部の容積の減少を少なくさせて、粉粒体13…による荷重の吸収量を良好に保つことができる。
例えば、実施例は、荷重Fとして大きな荷重F3が作用するまで、変位VはV1まで変形しない。よって、粉粒体13…による荷重の吸収量を良好に保つことができることがわかる。
【0040】
なお、前記実施の形態では、輸送機器用骨格構造10を適用する輸送機器11として自動車を例示したが、これに限らないで、輸送機器用骨格構造10を鉄道、船舶、航空機、オートバイなどの他の輸送機器に適用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、骨格部材内に粉粒体を充填した輸送機器用骨格構造を備えた自動車への適用に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明に係る輸送機器用骨格構造を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る輸送機器用骨格構造を示す断面図である。
【図3】本発明に係る粉粒体の充填長さ寸法について説明する図である。
【図4】本発明に係る輸送機器用骨格構造に荷重が作用した例を説明する図である。
【図5】本発明に係る輸送機器用骨格構造で吸収可能な荷重を示すグラフである。
【符号の説明】
【0043】
10…輸送機器用骨格構造、11…輸送機器、12…骨格部材、12a…内周面、13…粉粒体、14…粉粒体ブロック、14a,14b…左右端(両端)、15…左隔壁(隔壁)、16…右隔壁(隔壁)、25…中空部、25a…中空部の少なくとも一部、L…粉粒体の充填長さ寸法、H…骨格部材の高さ寸法、W…骨格部材の幅寸法、α…内部摩擦角。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
輸送機器に用いられる骨格部材内に中空部が形成され、前記中空部の少なくとも一部に複数個の粉粒体がブロック状に充填され、ブロック状に充填された粉粒体の両端をそれぞれ隔壁で支える輸送機器用骨格構造において、
前記ブロック状に充填された粉粒体の充填長さ寸法をL、前記骨格部材の幅寸法をW、前記骨格部材の高さ寸法をH、前記粉粒体の内部摩擦角をαとしたとき、
前記ブロック状に充填された粉粒体の充填長さ寸法Lを、
L=W+2×(H×tanα)
により規定することを特徴とする輸送機器用骨格構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−230274(P2008−230274A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−68674(P2007−68674)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】