説明

通信システム、通信端末、通信方法、通信プログラム

【課題】本発明の通信端末は、被監督者が迷子になった可能性のある場合に、監督者が被監督者の位置を迅速に把握することが可能な通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の通信システムは、第一の通信部と、位置情報取得部と、送信部と、を有する第一の通信端末と、第一の通信部と所定の距離の範囲内において通信可能な第二の通信部と、受信部と、を有する第二の通信端末と、を備え、第一の通信部と第二の通信部との通信状態が所定の条件を満たさなくなった場合、位置情報取得部は、第一の通信端末の位置情報を取得し、送信部は、位置情報を送信し、受信部は、位置情報を受信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、位置情報を通知する通信システム、通信端末、通信方法および通信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、監督者(例えば親)が所有する携帯端末は、被監督者(例えば子供)の携帯端末の位置情報を、GPS(Global Positioning System)やセル情報を利用した測位機能によって取得できる場合がある。
【0003】
このような測位機能は、監督者が被監督者の居場所を知りたい場合に使用される。しかし、被監督者が監督者から離れて迷子になった場合には、監督者自身が、被監督者が迷子になったと気付いてから位置情報を取得する必要がある。そのため、被監督者の発見が遅れるという問題が生じる。
【0004】
また、通学路などの決められたルートから被監督者が離れた場合に、監督者に通知を行うというシステムも提案されている。しかし、事前にルートの設定が必要となり、ルート設定されていない地域での迷子等については対応することができない。
【0005】
ルート設定をすることなく、被監督者に関する情報を自動で通知する技術が、例えば特許文献1や特許文献2に記載されている。
【0006】
特許文献1においては、被監督者の端末が、監督者の端末のBluetooth(登録商標)のピコネットから外へ逸脱すると、被監督者が迷子になったことが監督者の端末に通知される。
【0007】
特許文献2においては、被監督者が所有する端末がバッテリー低下となった場合や通信圏外から通信圏内に移動した場合、該端末の位置情報が監督者の端末に通知される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2003−233877号公報
【特許文献2】特開2007−251439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1においては、被監督者が迷子になったことが通知されるものの、被監督者がどこで迷子になっているのかが不明である。そのため、迷子の捜索に時間を要する。
【0010】
また、特許文献2においても、被監督者の端末が監督者の端末から所定の距離離れたとしても、監督者は被監督者の位置情報を知ることはできない。
【0011】
本発明は、このような問題に鑑み、被監督者が迷子になった可能性のある場合に、監督者が被監督者の位置を迅速に把握することが可能な通信システム、通信端末、通信方法、及び通信プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の通信システムは、第一の通信部と、位置情報取得部と、送信部と、を有する第一の通信端末と、第一の通信部と所定の距離の範囲内において通信可能な第二の通信部と、受信部と、を有する第二の通信端末と、を備え、第一の通信部と第二の通信部との通信状態が所定の条件を満たさなくなった場合、位置情報取得部は、第一の通信端末の位置情報を取得し、送信部は、位置情報を送信し、受信部は、位置情報を受信する。
【0013】
本発明の通信端末は、通信端末から所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信可能な通信部と、相手通信端末と通信部との通信状態を監視する通信監視部と、相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求部と、相手通信端末の位置情報を受信する受信部と、を備え、通信監視部が、通信部と相手通信端末との通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、位置情報要求部は相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する。
【0014】
本発明の通信端末は、通信端末から所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信可能な通信部と、相手通信端末と通信部との通信状態を監視する通信監視部と、通信端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、取得した位置情報を送信する送信部と、を備え、通信監視部が、通信部と相手通信端末との通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、位置情報取得部は位置情報を取得する。
【0015】
本発明の通信方法は、通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求工程と、相手通信端末の位置情報を受信する受信工程と、を備え、通信監視工程において、通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、位置情報要求工程において、相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する。
【0016】
本発明の通信方法は、通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、通信端末の位置情報を取得する位置情報取得工程と、取得した位置情報を送信する送信工程と、を備え、通信監視工程において、通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、位置情報取得工程において、位置情報を取得する。
【0017】
本発明の通信プログラムは、通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求工程と、相手通信端末の位置情報を受信する受信工程と、を通信端末に実行させ、通信監視工程において、通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、位置情報要求工程において、相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する。
【0018】
本発明の通信プログラムは、通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、通信端末の位置情報を取得する位置情報取得工程と、取得した位置情報を送信する送信工程と、を通信端末に実行させ、通信監視工程において、通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、位置情報取得工程において、位置情報を取得する。
【発明の効果】
【0019】
本発明における通信端末は、被監督者が迷子になった場合あるいは迷子になりそうな場合に、監督者が被監督者の位置を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の第1の実施形態における通信システムの一例を示す。
【図2】本発明の第2の実施形態における通信システムの一例を示す。
【図3】本発明の第2の実施形態における通信端末の通信可能範囲について示す。
【図4】本発明の第2の実施形態における監督者用通信端末の構造の他の一例を示す。
【図5】本発明の第2の実施形態における監督者用通信端末の構造の他の一例を示す。
【図6】本発明の第3の実施形態における通信システムの一例を示す。
【図7】本発明の第3の実施形態における被監督者用通信端末の構造の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。しかしながら、係る形態は本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0022】
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態における通信システムの構成について、図1を用いて説明する。
【0023】
本実施形態における通信システムは、第一の通信端末10と、第二の通信端末20と、を備える。第一の通信端末10は、第一の通信部11と、位置情報取得部12と、送信部13と、を有する。また、第二の通信端末20は、第二の通信部21と、受信部22と、を有する。
【0024】
なお、本実施形態における第一の通信端末10のユーザは、例えば、被監督者とする。また、本実施形態における第二の通信端末20のユーザは、例えば、第一の通信端末10のユーザの監督者とする。
【0025】
第一の通信部11と第二の通信部21とは、互いが所定の距離の範囲内にある場合において、通信可能である。
【0026】
また、第一の通信部11と第二の通信部21との通信状態が所定の条件を満たさなくなった場合、位置情報取得部12は、第一の通信端末10の位置情報を取得する。通信状態の所定の条件とは、例えば、通信可能であることとしても良い。この場合、通信不能となった場合に、通信状態は所定の条件を満たさないこととなる。あるいは、通信状態の所定の条件には、通信速度が一定値以上であること等を追加しても良い。この場合、通信可能であっても、通信速度が一定値以下であれば、通信状態は所定の条件を満たさないこととなる。
【0027】
通信部11と通信部21との通信状態が所定の条件を満たしているか否かは、第2の実施形態で述べるように、第一の通信端末10によって判定されることとしても良い。あるいは、第3の実施形態で述べるように、第二の通信端末20によって判定されることとしても良い。
【0028】
第一の通信端末10の送信部13は、位置情報取得部12が取得した位置情報を、第二の通信端末20に送信する。そして、第二の通信端末20の受信部22は、送信部13が送信した位置情報を受信する。なお、送信部13と受信部14による位置情報の送受信は、基地局を介して行う。
【0029】
これにより、第二の通信端末20は、第一の通信端末10の位置情報を取得することができる。
【0030】
以上のように、本実施形態においては、第一の通信部11と第二の通信部21との通信状態が所定の条件を満たさなくなった場合、第二の通信端末20のユーザは、第一の通信端末10の位置情報を知ることができる。
【0031】
そのため、第二の通信端末のユーザである監督者は、第一の通信端末のユーザである被監督者が迷子になっている可能性がある場合に、迅速に被監督者の位置を把握することができる。
【0032】
なお、本実施形態における第一の通信端末10が更に備える制御部が、バスを介して、第一の通信端末10の各構成部位を制御する構成としても良い。同様に第二の通信端末20が更に備える制御部が、バスを介して、第二の通信端末20の各構成部位を制御する構成としても良い。
【0033】
このように、制御部が通信端末の各構成部位の制御を行う構成としても良いことは、後述する全ての実施形態においても同様である。
【0034】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態における通信システムについて図2を用いて説明する。
【0035】
本実施形態における通信システムは、子供等の被監督者が所有する被監督者用通信端末30と、監督者が使用する監督者用通信端末40を備える。被監督者用通信端末30は、通信部31と、位置情報取得部32と、送信部33と、を有する。
【0036】
監督者用通信端末40は、通信部41と、通信監視部42と、位置情報要求部43と、受信部44と、を有する。
【0037】
通信部31と通信部41とは、互いが所定の距離の範囲内にある場合において、通信可能である。通信部31及び通信部41は、例えば、Bluetooth(登録商標)などの近距離通信方式に使用される通信部である。この場合、被監督者用通信端末30と監督者用通信端末40はそれぞれ、通信部31と通信部41との通信を接続するための認証作業を行う。そのため、被監督者用通信端末30と監督者用通信端末40はそれぞれ、認証作業を行うための認証情報を格納する記録部を有する。
【0038】
本実施形態においては、監督者用通信端末40が通信部41を介して通信可能な範囲を、図3に示す通信可能範囲Aとする。
【0039】
被監督者用通信端末30が、監督者用通信端末40の通信可能範囲Aにある場合には、通信部31と通信部41は通信可能となる。すなわち、図3に示す移動前の被監督者用通信端末30の通信部31は、通信部41と通信可能であるが、移動後の被監督者用通信端末30の通信部31は、通信部41と通信不能となる。なお、本実施形態においては、通信可能範囲Aは、監督者用通信端末40から半径10mの範囲内とする。
【0040】
通信監視部42は、通信部31と通信部41との通信状態を監視し、該通信状態が所定の条件を満たしているか否かを判定する。本実施形態における通信状態の所定の条件とは、通信可能であることとする。すなわち、通信部31と通信部41とが通信可能な状態であれば、通信監視部42は、所定の条件を満たしていると判定することとする。
【0041】
位置情報要求部43は、被監督者用通信端末30に対して、被監督者用通信端末30の位置情報を要求する。
【0042】
次に、本実施形態における通信システムの動作について説明する。
【0043】
初めに、通信部31と通信部41とが通信可能な状態にあるとする。すなわち、監督者用通信端末40の通信可能範囲Aに、被監督者用通信端末30があるとする。
【0044】
この場合、通信監視部42は、通信部31と通信部41の通信状態が所定の条件を満たしていると判定する。
【0045】
次に、通信部31と通信部41とが通信不能な状態になった場合について述べる。
【0046】
被監督者が監督者から所定の距離以上離れ、被監督者用通信端末30が監督者用通信端末40の通信可能範囲Aから外れた位置にあると、通信部31と通信部41とは通信不能となる。
【0047】
この場合、監督者用通信端末40の通信監視部42は、通信部31と通信部41との通信状態が所定の条件を満たしていないと判定する。
【0048】
通信監視部42が、通信部31と通信部41との通信状態が所定の条件を満たしていないと判定すると、位置情報要求部43は、被監督者用通信端末30の位置情報を要求する。具体的には、位置情報要休部43は、被監督者用通信端末30に、位置情報取得指示を送信する。位置情報取得指示の送信は、例えば、位置情報を要求する電子メールを、基地局を介して、被監督者用通信端末30に送信することで行う。
【0049】
被監督者用通信端末30は、監督者用通信端末40からの位置情報取得指示を受信する。位置情報取得指示の受信は、例えば、位置情報を要求する電子メールを受信することで行う。被監督者用通信端末30は、位置情報取得指示を受信すると、位置情報取得部32により、被監督者用通信端末30の位置情報を取得する。
【0050】
位置情報取得部32は、例えば、GPS等の衛星を利用して位置情報を取得するように構成する。この場合、位置情報取得部30は、図示しないGPS衛星から発射された電波が被監督者用通信端末30に到達するまでの時間を測定し、この時間差からGPS衛星と被監督者用通信端末30との距離を算出する。そして、算出した距離を利用して位置座標を求めることで、位置情報を取得する。あるいは、位置情報取得部32は、被監督者用通信端末30が位置するセルの位置情報を取得することとしてもよい。そして、当該セルの位置情報を、被監督者用通信端末30の位置情報として用いても良い。
【0051】
送信部33は、位置情報取得部32が取得した位置情報を、監督者用通信端末40に送信する。より具体的には、例えば、位置情報を要求する電子メールの送信元アドレス宛に、取得した位置情報を電子メールで返信することとしても良い。
【0052】
そして、監督者用通信端末40の受信部44は、被監督者用通信端末30の位置情報を受信する。これにより、監督者用通信端末40を使用する監督者は、被監督者の位置を把握することができる。
【0053】
以上のように、本実施形態においては、通信部31と通信部41とが通信不能な状態となると、監督者用通信端末40に被監督者用通信端末30の位置情報が送信される。これにより、監督者は、被監督者がどこにいるのか知ることが可能となる。そのため、事前にルートの設定を行わなくても、被監督者が迷子になった可能性のある場合には、監督者が被監督者の位置を迅速に把握することができる。これにより、監督者は被監督者を早期に発見することが可能となる。
【0054】
なお、本実施形態の変形例として、図4に示すように、監督者用通信端末40に通知部45を設けることとしても良い。通知部45は、通信監視部42が通信部31と通信部41との通信状態が所定の条件を満たしていないと判定すると、通知を発生する。
【0055】
通知部45による通知の方法は、監督者用通信端末40の使用者である監督者が、通信部31と通信部41との通信状態が所定の条件を満たさなくなったこと、すなわち被監督者が迷子になった可能性があることを認識できるものであれば、どのような方法でも良い。例えば、通知部45は、音声や音楽を発生することによって通知することとしても良い。あるいは、光や振動を発生することで通知することとしても良い。更に、監督者用通信端末40の表示部に所定のメッセージを表示をすることで、通知することとしても良い。所定のメッセージとは、例えば、「被監督者が迷子になった可能性があります」などが挙げられる。
【0056】
また、通知部45は、通信部31と通信部41との通信可能な距離の情報、例えば、監督者用通信端末40の通信可能範囲Aの半径を表示することとしても良い。これにより、被監督者が監督者からどの程度の距離離れているのか、監督者が把握することができる。本実施形態においては、通信可能範囲Aは半径10mである。そのため、通知部45は「被監督者が約10m以上離れました」と表示することとしても良い。
【0057】
このように、通信部31と通信部41とが通信不能な状態となると、監督者用通信端末40の通知部45が通知を発生する。これにより、監督者は、被監督者が自分から所定の距離以上離れたことを知ることができる。そのため、監督者は、被監督者が迷子になった可能性のあることを迅速に認識することができる。
【0058】
また、被監督者用通信端末30及び監督者用通信端末40が基地局を介して通信できない環境にある場合には、監督者用通信端末40は位置情報を送受信することはできない。しかし、通知部45が通知を発生することで、監督者は、被監督者用通信端末30が監督者用通信端末40の通信可能範囲Aから外れたことを知ることができる。
【0059】
なお、本実施形態においては、通信状態の所定の条件を通信可能であることとしたが、これに限らない。すなわち、通信状態の所定の条件には、通信速度が一定以上であることを条件に追加しても良い。例えば、通信部31と通信部41が通信可能であったとしても、通信部31と通信部41との間に建物などの障害物があるなどの理由で、通信速度が極端に低下する場合がある。このような場合には、通信監視部42は、通信部31と通信部41との通信状態が所定の条件を満たしていないと判定するように、該所定の条件を設定することとしても良い。
【0060】
更に、本実施形態の被監督者用通信端末30及び監督者用通信端末40はそれぞれ、放送受信部、カメラ部、送話部、受話部、音声処理部、映像処理部、操作部等を更に備えることとしても良い。
【0061】
この場合における監督者用通信端末40の構成の一例を図5に示す。
【0062】
放送受信部46は、地上局、衛星などの放送局から送信された放送信号を、アンテナを介して受信し、受信した信号の復調による映像データ、音声データ、情報データ等の放送信号処理を行う。
【0063】
記録部47は、上述したように、通信部31と通信部41との通信のために必要な認証情報を記録する。
【0064】
カメラ部48は、画像情報の取得(撮影)を行う。送話部49及び受話部50はそれぞれ、通信端末間等で通話を行うためのマイク及びスピーカである。音声処理部51は、送話部及び受話部を介して入出力された音声信号の処理を行う。映像処理部52は、画像、図形、文字、記号などの情報表示出力の処理を行う。操作部53は、テンキー、方向キー、決定キー等から構成され、ユーザが、通信端末に対して各種情報入力を行う際に利用される。制御部54は、バス55を介して、監督者用通信端末40が備える各構成部位を制御する。
【0065】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態における通信システムについて図6を用いて説明する。
【0066】
本実施形態における通信システムは、被監督者が所有する被監督者用通信端末60と、監督者が使用する監督者用通信端末70を備える。
【0067】
被監督者用通信端末60は、通信部61と、通信監視部62と、位置情報取得部63と、送信部64と、記録部65と、を有する。
【0068】
監督者用通信端末70は、通信部71と、受信部72と、を有する。
【0069】
通信部61と通信部71とは、互いが所定の距離の範囲内にある場合において、通信可能である。通信部61及び通信部71は、例えば、Bluetooth(登録商標)などの近距離通信方式に使用される通信部である。本実施形態においては、第2の実施形態と同様、監督者用通信端末70が通信部71を介して通信可能な範囲を通信可能範囲Aと呼ぶこととする。すなわち、被監督者用通信端末60が、監督者用通信端末70の通信可能範囲Aにある場合には、通信部61と通信部71は通信可能となる。
【0070】
通信監視部62は、通信部61と通信部71との通信状態を監視し、該通信状態が所定の条件を満たしているか否かを判定する。本実施形態における通信状態の所定の条件とは、通信可能であることとする。すなわち、通信部61と通信部71とが通信可能な状態であれば、通信監視部62は、所定の条件を満たしていると判定することとする。
【0071】
記録部65は、被監督者用通信端末70の位置情報の送信先である、所定の送信先情報を記録する。本実施形態においては、記録部65は、監督者用通信端末70のメールアドレスを記録する。
【0072】
なお、第2の実施形態の通信システムの構成と本実施形態の通信システムの構成とを比較すると、次の点で異なる。すなわち、第2の実施形態においては監督者用通信端末が通信監視部を有していたが、本実施形態においては、被監督者用通信端末が通信監視部を有する点で異なる。また、第2の実施形態においては、監督者用通信端末が位置情報要求部を有していたが、本実施形態における監督者用通信端末は位置情報要求部を有していない点で異なる。
【0073】
次に、本実施形態における通信システムの動作について説明する。
【0074】
なお、通信部61と通信部71とが通信可能な状態にある場合の動作は、第2の実施形態と同様のため、説明は省略する。
【0075】
次に、被監督者用通信端末60と監督者用通信端末70とが所定の距離以上離れた場合について述べる。
【0076】
被監督者用通信端末60が監督者用通信端末70の通信可能範囲Aから外れた位置にあると、通信部61と通信部71とは通信不能となる。
【0077】
この場合、被監督者用通信端末60の通信監視部62は、通信部61と通信部71との通信状態が所定の条件を満たしていないと判定する。
【0078】
通信監視部62が、通信部61と通信部71との通信状態が所定の条件を満たしていないと判定すると、位置情報取得部63は、被監督者用通信端末60の位置情報を取得する。位置情報は、例えば、GPS等の衛星から取得するように構成する。
【0079】
そして、送信部64は、位置情報取得部63が取得した位置情報を、記録部65に記録された送信先に送信する。本実施形態においては、送信部64は、被監督者用通信端末60の位置情報を、監督者用通信端末70のメールアドレス宛に電子メールによって送信する。
【0080】
監督者用通信端末70の受信部72は、送信部64から送信された位置情報を受信する。これにより、監督者用通信端末70を使用する監督者は、被監督者の位置を把握することができる。
【0081】
以上のように、本実施形態においては、通信部61と通信部71とが通信不能な状態となると、監督者用通信端末70に被監督者用通信端末60の位置情報が送信される。そのため、監督者は、被監督者がどこにいるのか知ることが可能となる。これにより、被監督者が迷子になった可能性がある場合に、監督者が被監督者の位置を迅速に把握することができる。そして、監督者は、被監督者を早期に発見することが可能となる。
【0082】
なお、本実施形態の変形例として、図7に示すように、被監督者用通信端末60に通知部66を設けることとしても良い。通知部66は、通信監視部62が通信部61と通信部71との通信状態が所定の条件を満たしていないと判定すると、通知を発生する。
【0083】
通知部66による通知の方法は、被監督者用通信端末60の使用者である被監督者が、通信部61と通信部71との通信状態が所定の条件を満たさなくなったこと、すなわち自分が迷子になった可能性があることを認識できるものであればどのような方法でも良い。例えば、通知部66は、音声や音楽を発生することによって通知することとしても良い。あるいは、光や振動を発生することで通知することとしても良い。更に、被監督者用通信端末60の表示部に所定の表示をすることで、通知することとしても良い。この時、通知部66が表示するメッセージとしては、例えば、「監督者に電話して下さい」、「近くの交番に入って下さい」というメッセージなどが挙げられる。
【0084】
また、通知部66は、通信部61と通信部71との通信可能な距離の情報、例えば、監督者用通信端末70の通信可能範囲Aの半径を表示することとしても良い。例えば、通知部66が表示部であり、通信可能範囲Aが被監督者用通信端末70から半径10m以内の範囲であるとする。この場合、通知部66は「あなたは監督者から半径10m以上離れています」と表示することとしても良い。
【0085】
このように、通信部61と通信部71とが通信不能な状態となると、被監督者用通信端末60の通知部66が通知を発生する。これにより、被監督者は、自分が監督者から所定の距離以上離れてしまったことを知ることができる。そのため、被監督者は、自分が迷子になったことを早期に気付くことができ、監督者に連絡して指示を仰ぐなどの行動を迅速にすることができる。
【0086】
また、被監督者用通信端末60及び監督者用通信端末70が基地局を介して通信できる環境にない場合には、位置情報を送受信することはできない。しかし、通知部66が通知を発生することで、被監督者は、自分が監督者から離れてしまっていることに気付くことができる。
【0087】
なお、本実施形態においても、第2の実施形態と同様、通信状態の所定の条件を通信可能であることとしたが、これに限らない。すなわち、通信状態の所定の条件には、通信速度が一定以上であること等を条件に追加しても良い。
【0088】
また、本実施形態における監督者用通信端末70も、第2の実施形態と同様に、通信監視部及び通知部を備えることとしても良い。
【0089】
更に、本実施形態においても、第2の実施形態と同様、被監督者用通史端末60、監督者用通信端末70はそれぞれ、放送受信部、カメラ部、送話部、受話部、音声処理部、映像処理部、操作部等を更に備えることとしても良い。
【0090】
更に、第1の実施形態乃至第3の実施形態は、各実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を通信端末に供給し、その通信端末のコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0091】
なお、プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)、光ディスク、磁気ディスク、不揮発性メモリカードなど、上記プログラムを記憶できるものであれば良い。
【0092】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0093】
(付記1)第一の通信部と、位置情報取得部と、送信部と、を有する第一の通信端末と、前記第一の通信部と所定の距離の範囲内において通信可能な第二の通信部と、受信部と、を有する第二の通信端末と、を備え、前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態が所定の条件を満たさなくなった場合、前記位置情報取得部は、前記第一の通信端末の位置情報を取得し、前記送信部は、前記位置情報を送信し、前記受信部は、前記位置情報を受信することを特徴とする、通信システム。
【0094】
(付記2)前記第二の通信端末は、前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態を監視する通信監視部と、前記第一の通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求部と、を更に有し、前記通信監視部が、前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態が前記所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、前記位置情報要求部は、前記位置情報取得指示を送信し、前記第一の通信端末が前記位置情報取得指示を受信すると、前記位置情報取得部は、前記位置情報を取得することを特徴とする、付記1に記載の通信システム。
【0095】
(付記3)前記第一の通信端末は、第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態を監視する通信監視部を更に有し、前記通信監視部が、前記第一の通信部と前記第二の通信部との前記通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、前記位置情報取得部は前記位置情報を取得することを特徴とする付記1に記載の通信システム。
【0096】
(付記4)前記第一の通信端末は、第一の通知部を更に備え、前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態が前記所定の条件を満たさなくなった場合、前記第一の通知部は、第一の通知を発生することを特徴とする、付記1乃至3のいずれか一つに記載の通信システム。
【0097】
(付記5)前記第一の通知には、前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信可能な距離の情報が含まれることを特徴とする、付記4に記載の通信システム。
【0098】
(付記6)前記第二の通信端末は、第二の通知部を更に備え、前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態が前記所定の条件を満たさなくなった場合、前記第二の通知部は、第二の通知を発生することを特徴とする、付記1乃至5のいずれか一つに記載の通信システム。
【0099】
(付記7)前記第二の通知には、前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信可能な距離の情報が含まれることを特徴とする、付記6に記載の通信システム。
【0100】
(付記8)通信端末において、前記通信端末から所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信可能な通信部と、前記相手通信端末と前記通信部との通信状態を監視する通信監視部と、前記相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求部と、前記相手通信端末の位置情報を受信する受信部と、を備え、前記通信監視部が、前記通信部と前記相手通信端末との通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、前記位置情報要求部は前記相手通信端末に対して前記位置情報取得指示を送信することを特徴とする通信端末。
【0101】
(付記9)通信端末において、前記通信端末から所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信可能な通信部と、前記相手通信端末と前記通信部との通信状態を監視する通信監視部と、前記通信端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、取得した前記位置情報を送信する送信部と、を備え、前記通信監視部が、前記通信部と前記相手通信端末との通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、前記位置情報取得部は前記位置情報を取得することを特徴とする通信端末。
【0102】
(付記10)通知部を更に備え、前記通知部は、前記通信監視部が、前記通信部と前記相手通信端末との通信状態が前記所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、所定の通知を行うことを特徴とする、付記8または9に記載の通信端末。
【0103】
(付記11)前記所定の通知には、前記通信部と前記相手通信端末との通信可能な距離の情報が含まれていることを特徴とする、付記10に記載の通信端末。
【0104】
(付記12)通信端末の通信方法において、前記通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、前記通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、前記相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求工程と、前記相手通信端末の位置情報を受信する受信工程と、を備え、前記通信監視工程において、前記通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、前記位置情報要求工程において、前記相手通信端末に対して前記位置情報取得指示を送信することを特徴とする通信方法。
【0105】
(付記13)通信端末の通信方法において、前記通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、前記通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、前記通信端末の位置情報を取得する位置情報取得工程と、取得した前記位置情報を送信する送信工程と、を備え、前記通信監視工程において、前記通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、前記位置情報取得工程において、前記位置情報を取得することを特徴とする通信方法。
【0106】
(付記14)前記通信監視工程において、前記通信工程における通信状態が前記所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、所定の通知を行う通知工程を更に備えることを特徴とする、付記12または13に記載の通信方法。
【0107】
(付記15)前記所定の通知には、前記通信端末と前記相手通信端末との通信可能な距離の情報が含まれていることを特徴とする、付記14に記載の通信方法。
【0108】
(付記16)通信端末に所定の動作を実行させる通信プログラムにおいて、前記通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、前記通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、前記相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求工程と、前記相手通信端末の位置情報を受信する受信工程と、を前記通信端末に実行させ、前記通信監視工程において、前記通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、前記位置情報要求工程において、前記相手通信端末に対して前記位置情報取得指示を送信することを特徴とする通信プログラム。
【0109】
(付記17)通信端末に所定の動作を実行させる通信プログラムにおいて、前記通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、前記通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、前記通信端末の位置情報を取得する位置情報取得工程と、取得した前記位置情報を送信する送信工程と、を前記通信端末に実行させ、前記通信監視工程において、前記通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、前記位置情報取得工程において、前記位置情報を取得することを特徴とする通信プログラム。
【0110】
(付記18)前記通信監視工程において、前記通信工程における通信状態が前記所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、所定の通知を行う通知工程を更に備えることを特徴とする、付記12または13に記載の通信プログラム。
【0111】
(付記19)前記所定の通知には、前記通信端末と前記相手通信端末との通信可能な距離の情報が含まれていることを特徴とする、付記10に記載の通信プログラム。
【0112】
(付記20)付記16乃至19の何れか一つに記載の通信プログラムを記録する記録媒体。
【符号の説明】
【0113】
10 第一の通信端末
11 第一の通信部
12 位置情報取得部
13、33、64 送信部
20 第二の通信端末
21 第二の通信部
22、44、72 受信部
30、60 被監督者用通信端末
31、41、61、71 通信部
32、63 位置情報取得部
40、70 監督者用通信端末
42、62 通信監視部
43 位置情報要求部
45、66 通知部
46 放送受信部
47 記録部
48 カメラ部
49 送話部
50 受話部
51 音声処理部
52 映像処理部
53 操作部
54 制御部
55 バス
65 記録部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の通信部と、位置情報取得部と、送信部と、を有する第一の通信端末と、
前記第一の通信部と所定の距離の範囲内において通信可能な第二の通信部と、受信部と、を有する第二の通信端末と、を備え、
前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態が所定の条件を満たさなくなった場合、前記位置情報取得部は、前記第一の通信端末の位置情報を取得し、前記送信部は、前記位置情報を送信し、前記受信部は、前記位置情報を受信することを特徴とする、通信システム。
【請求項2】
前記第二の通信端末は、前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態を監視する通信監視部と、前記第一の通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求部と、を更に有し、
前記通信監視部が、前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態が前記所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、前記位置情報要求部は、前記位置情報取得指示を送信し、
前記第一の通信端末が前記位置情報取得指示を受信すると、前記位置情報取得部は、前記位置情報を取得することを特徴とする、請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記第一の通信端末は、第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態を監視する通信監視部を更に有し、
前記通信監視部が、前記第一の通信部と前記第二の通信部との前記通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、前記位置情報取得部は前記位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記第一の通信端末は、第一の通知部を更に備え、
前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態が前記所定の条件を満たさなくなった場合、前記第一の通知部は、第一の通知を発生することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項5】
前記第二の通信端末は、第二の通知部を更に備え、
前記第一の通信部と前記第二の通信部との通信状態が前記所定の条件を満たさなくなった場合、前記第二の通知部は、第二の通知を発生することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項6】
通信端末において、
前記通信端末から所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信可能な通信部と、
前記相手通信端末と前記通信部との通信状態を監視する通信監視部と、
前記相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求部と、
前記相手通信端末の位置情報を受信する受信部と、を備え、
前記通信監視部が、前記通信部と前記相手通信端末との通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、前記位置情報要求部は前記相手通信端末に対して前記位置情報取得指示を送信することを特徴とする通信端末。
【請求項7】
通信端末において、
前記通信端末から所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信可能な通信部と、
前記相手通信端末と前記通信部との通信状態を監視する通信監視部と、
前記通信端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、
取得した前記位置情報を送信する送信部と、を備え、
前記通信監視部が、前記通信部と前記相手通信端末との通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定した場合、前記位置情報取得部は前記位置情報を取得することを特徴とする通信端末。
【請求項8】
通信端末の通信方法において、
前記通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、
前記通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、
前記相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求工程と、
前記相手通信端末の位置情報を受信する受信工程と、を備え、
前記通信監視工程において、前記通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、前記位置情報要求工程において、前記相手通信端末に対して前記位置情報取得指示を送信することを特徴とする通信方法。
【請求項9】
通信端末に所定の動作を実行させる通信プログラムにおいて、
前記通信端末と所定の距離の範囲内にある相手通信端末と通信する通信工程と、
前記通信工程における通信状態を監視する通信監視工程と、
前記相手通信端末に対して位置情報取得指示を送信する位置情報要求工程と、
前記相手通信端末の位置情報を受信する受信工程と、を前記通信端末に実行させ、
前記通信監視工程において、前記通信工程における通信状態が所定の条件を満たさなくなったと判定された場合、前記位置情報要求工程において、前記相手通信端末に対して前記位置情報取得指示を送信することを特徴とする通信プログラム。
【請求項10】
請求項9に記載の通信プログラムを記録する記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−44450(P2012−44450A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−184162(P2010−184162)
【出願日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】