説明

通信システム及び通信システムにおける通信方法

【課題】P2Pモデルの汎用の通信ソフトと簡単な仕組みで連動させることで、サーバ・クライアントモデルの交換機に様々な新しい通信手段を簡易に実装する。
【解決手段】第1端末と第2端末との通話中、第1端末が第2端末のユーザ識別子に対応する可能通信方式、可能通信方式に対応するアドレス、可能通信方式に対応するポート番号を交換機に問い合わせ、交換機が第2端末のユーザ識別子を検索し、ユーザ識別子に対応する第2端末アドレス、ユーザ識別子に対応する可能通信方式、ユーザ識別子に対応し且つ可能通信方式に対応するポート番号を検索し、第2端末のアドレス、可能通信方式、可能通信方式に対応するポート番号を第1端末に送信し、第1端末が可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、第2端末のアドレス、所定の通信方式に対応したポート番号を利用して第2端末と通信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備える通信システム及び該システムにおける通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、コミュニケーションの手段が多様化し、従来からある音声通信だけでなく、映像通信、文字通信(メール、インスタントメッセージ、チャット等)、ファイル共有通信、ホワイトボード共有通信、アプリケーション共有通信等、様々な通信手段が使用されるようになった。また、特に近年それらの通信手段が、交換機やサーバといった端末情報(端末の位置(アドレス)、通信能力等)を一箇所で集中管理する、いわゆる”サーバ・クライアントモデル“から、端末同士が直接通信し端末情報をお互いに交換し通信を行う、”ピア・トゥ・ピア(P2P)モデル”が台頭してきている。
【0003】
P2Pモデルの通信ソフトはその手軽さから広く普及し、機能改良のスピードも早い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−348244号公報
【特許文献2】特開2004−046419号公報
【特許文献3】特開2004−304666号公報
【特許文献4】特開2004−320289号公報
【特許文献5】特開2004−320629号公報
【特許文献6】特開2006−020048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的にサーバ・クライアントモデルを採用する交換機においても、前述の様々な通信手段をサポートする要求は高いが、交換機ソフトウェアの機能改良のスピードは、既存の交換機機能への影響を避けるため十分な設計・評価期間が必要なためどうしてもP2Pモデルの通信ソフトよりも遅くなるという課題があった。
【0006】
一方、交換機、P2P通信ソフトともに、近年IPネットワークを利用したLAN回線を主要通信経路とする傾向があり、両ソフトウェアが連携しやすい環境になっている。
【0007】
そこで、本発明では、P2Pモデルの汎用の通信ソフトと簡単な仕組みで連動させることで、サーバ・クライアントモデルの交換機に様々な新しい通信手段を簡易に実装することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の観点によれば、複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備える通信システムにおいて、各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録する手段と、第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録する手段と、前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせる手段と、前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第2の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索する手段と、前記交換機が、検索した前記第2の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信する手段と、前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第2の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第2の端末との通信を確立する手段と、を備えることを特徴とする通信システムが提供される。
【0009】
本発明の第2の観点によれば、複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備える通信システムにおいて、各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録する手段と、第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録する手段と、前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせる手段と、前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第3の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索する手段と、前記交換機が、検索した前記第3の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信する手段と、前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第3の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第3の端末との通信を確立する手段と、を備えることを特徴とする通信システムが提供される。
【0010】
本発明の第3の観点によれば、複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備えるシステムにおける通信方法において、各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録するステップと、第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録するステップと、前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせるステップと、前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第2の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索するステップと、前記交換機が、検索した前記第2の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信するステップと、前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第2の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第2の端末との通信を確立するステップと、
を備えることを特徴とする通信方法が提供される。
【0011】
本発明の第4の観点によれば、複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備えるシステムにおける通信方法において、各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録するステップと、第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録するステップと、前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせるステップと、前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第3の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索するステップと、前記交換機が、検索した前記第3の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信するステップと、前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第3の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第3の端末との通信を確立するステップと、を備えることを特徴とする通信方法が提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、既存のP2P通信ソフトウェアを流用することで、交換機の音声端末に様々な通信手段を簡単に追加できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態による通信システムの全体の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す音声/映像端末の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す交換機の構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示すメモリの内部の構成を示すブロック図である。
【図5】図3に示すデータベースの構成例を示す図である。
【図6】図2に示す端末ソフトウェアのユーザ設定データを示す図である。
【図7】本発明の実施形態による通信システムの実施形態1による動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態による通信システムの実施形態2による動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態による通信システムの実施形態3による動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態による通信システムの実施形態4による動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態による通信システムの実施形態5による動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態による通信システムの実施形態6による動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
【0015】
[実施形態1]
具体的には、交換機端末に対して交換機から自交換機端末以外の交換機端末のアドレス情報を渡し、それを受け取った交換機端末は、そのアドレスから通信相手を選択、内部に組み込まれた独立したP2Pモデル汎用通信ソフトに対してそのアドレスを渡すことで通信を開始する。
【0016】
また交換機端末が音声通話中は、音声送出先アドレス情報を汎用通信ソフトに対してを渡すことで通信を開始する。
【0017】
また交換機端末と、P2Pモデル汎用通信ソフトが分離していて同一のアドレスでない場合は、交換機内に両者を結びつける情報を登録し、要求に応じて端末に渡すことで通信を開始する。
【0018】
また、交換機端末が音声会議中の場合は、会議中の相手のアドレス情報を要求に応じて端末に渡すことで通信を開始する。
【0019】
図1のように、本発明の一実施形態としてオフィスで音声回線(内線/外線)、LAN回線を利用している構成を説明する。P2P通信ソフトで実現する通信方式の例としては映像通信の例で説明する。
【0020】
オフィスには音声通信を交換する交換機101、ユーザAが利用する、LAN回線に接続された音声・映像端末102、ユーザBが利用するLAN回線に接続された音声・映像端末103、ユーザCが利用するLAN回線に接続された映像端末104、音声内線に接続された音声端末107、ユーザDが利用するLAN回線に接続された音声端末105、LAN回線に接続された映像端末106、CTI(Computer Telephony Integration)を実現する、交換機と接続されるCTIサーバ109、端末の状態情報(プレゼンス)を管理・通知するプレゼンスサーバ110が存在する。
【0021】
また、音声交換機101は音声外線を通じて音声通話網108と接続されている。
【0022】
交換機101は音声通信網108、各種端末102〜107と接続され、それらの音声通信の接続を制御する。
【0023】
CTIサーバ109はLAN回線に接続された各種端末102〜106等に実装されたCTIクライアントソフトと交換機101の間の通信の仲介を行う。
【0024】
プレゼンスサーバ110は、交換機101、LAN回線に接続された各種端末102〜106と通信し、端末102〜107の状態情報(プレゼンス)を常に更新・保持し、要求に応じて各種端末102〜106、交換機101に通知する。
【0025】
図2を参照すると、各種端末102〜107の各部はそれぞれ概略つぎのように動作する。ユーザI/F部201は接続されたキー、マウス等からの入力信号の受信とディスプレイへの映像信号出力を行う。音源I/F部202は接続された音源208との音データの送受信を行う。音声内線I/F部203は音声通話用回線との信号の送受信を行う。LAN回線I/F部204はLAN回線との信号の送受信を行う。CPU205は端末全体を制御する。メモリ206は端末の制御に必要なソフトウェアやデータを使用する際の作業領域として使用される。端末ソフトウェア211はメモリ206に格納され、CPU205により実行されるソフトウェアである。映像I/F部209は接続されたビデオカメラからの入力信号の受信を行う。
【0026】
図3を参照すると、音声交換機101の各部はそれぞれ概略つぎのように動作する。音声内線I/F部301は音声通話用回線との信号の送受信を行う。LAN回線I/F部302はLAN回線との信号の送受信を行う。音声外線I/F部303は音声外線との信号の送受信を行う。CPU304は交換機全体を制御する。メモリ305は交換機の制御に必要なソフトウェアやデータを使用する際の作業領域として使用される。データベース306はメモリ305上に保存されている各種設定データを保持する領域である。
【0027】
図4は音声/映像端末102、103内のメモリ206に格納されるソフトウェア211のモジュール構成であり、交換機端末ソフトウェア402、映像通信ソフトウェア408はOS(Operating System)401上で動作するアプリケーションソフトウェアである。
【0028】
交換機端末ソフトウェア402は各種ソフトウェアモジュールで構成される。交換機I/F部403は交換機101との通信を制御する。音声通信制御部404は音源I/F部202、音声内線I/F部203、LAN回線I/F部204と通信することで音声信号の通信を制御する。CTIサーバI/F部405は、LAN回線I/F部204と通信することでCTIサーバ109との通信を制御する。プレゼンスサーバI/F部406は、LAN回線I/F部204と通信することでプレゼンスサーバ110との通信を制御する。ユーザ設定データ407は、端末を使用するユーザのユーザID、パスワードや、現在通信している相手の情報等を格納する。
【0029】
映像通信ソフトウェア408は、汎用的なP2P通信ソフトウェアであり、本実施形態では映像通信能力を有し、映像通信ソフトウェアを搭載した端末同士で通信開始、映像データの送受信、通信終了処理を行う。同じ端末に搭載されたほかのソフトウェアとは、通信相手のアドレス情報を受け取り、そのアドレスに対して通信を開始する機能を有する。
【0030】
図5は音声交換機101のメモリ305に格納されるデータベース306の内容の一例である。交換機ユーザID501には、音声交換機101を利用しているユーザのID情報が格納される。交換機ユーザパスワードの領域502にはユーザIDと対応するパスワードが格納される。「可能通信方式:アドレス:ポート」の領域503にはそのユーザが使用している端末が可能な通信方式と、その端末のアドレス、その通信方式がその端末で利用するポート番号が格納される。端末が複数の通信方式をサポートする端末の場合は、その端末の「可能通信方式:アドレス:ポート」の領域503に複数の情報が格納される。通話相手ユーザIDの領域504には、そのユーザが通話中の場合に通話相手のユーザIDもしくは外線番号が格納される。外線番号の領域505には交換機に接続されている音声外線の番号が格納される。通話相手番号の領域506には各外線番号の音声外線が通話している相手の電話番号が格納される。
【0031】
図6は音声/映像端末102、103のメモリ206に格納される端末ソフトウェア211の内容である。交換機ユーザIDの領域601には、端末を利用しているユーザの交換機ユーザIDが格納される。交換機ユーザパスワードの領域602にはユーザIDに対応するパスワードが格納される。「可能通信方式:アドレス:ポート」の領域603はその端末が可能な通信方式と、その端末のアドレス、その通信方式がその端末で利用するポート番号を格納する領域である。端末が複数の通信方式をサポートする端末である場合は、1つのユーザIDに対し、複数の情報が格納される。また音声回線に接続された端末の場合は、アドレス、ポート番号の代わりに内線番号が格納される。通信相手の領域604には、その端末が音声/映像通信中に、通信相手の情報が格納される領域であり、通信相手の「ユーザID、アドレス、ポート番号」が格納される。通信相手がLAN回線I/Fを備えていない、音声回線に接続された端末や、音声外線の場合は、「アドレス、ポート番号」の代わりに内線番号又は外線番号が格納される。通信先ポート初期値605には、相手の通信ポートがわからない場合に使用するディフォルトの送信先ポートを各通信方式毎に格納される。
【0032】
次に、本実施形態の動作について具体的に説明する。
【0033】
まず、ユーザAが非通話中にユーザBに対して映像通信を開始する場合について図7の流れ図を用いて説明する。
【0034】
前提として、音声/映像端末102および103の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄には音声通信用のアドレス、ポートのみ格納されているものとする。また、音声・映像端末102および103の端末構成は、図2の音声/映像端末構成のうち、音声内線I/F部203が存在しないものとする。
【0035】
まずユーザAが音声/映像端末102のキー、ディスプレイ207を利用してユーザID、パスワードを入力すると、CPU205、メモリ206で動作する交換機端末ソフトウェア402はユーザI/F部201、OS401を経由してその情報を受け取り、入力したユーザIDが交換機ユーザIDの領域601に、パスワードが交換機ユーザパスワード602に格納される。ユーザIDとパスワードは、音声/映像端末102の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の情報とともに、交換機I/F部403を通してOS401に渡され、LAN回線I/F部204を通じて交換機101に送信される。交換機はLAN回線I/F部302でその情報を受け取ると、受け取ったユーザIDを交換機内データベース306の501から検索しヒットした領域502に記載されたパスワードと受け取ったパスワードが同一か照合する。照合が取れたら、受け取った情報の「可能通信方式:アドレス:ポート」を503に格納する。同様にユーザBも交換機に音声/映像端末103を登録する。(ステップ701)。
【0036】
次に、ユーザAが音声/映像端末102のキー、ディスプレイ207を利用して映像通信相手リストを呼び出す操作を行うと、交換機端末ソフトウェア402により、ユーザ一覧開示要求が交換機I/F部403を通してOS401に渡され、LAN回線I/F部204を通じて交換機に送信される。交換機はLAN回線I/F部302でその情報を受け取ると、交換機内データベース306の全てのユーザの交換機ユーザIDの領域501および「可能通信方式:アドレス:ポート」の領域503の情報を取り出し、音声/映像端末102に送信する。音声/映像端末102は交換機端末ソフトウェア402の交換機I/F部403は、その情報をLAN回線I/F部204、OS401を通じて受け取り、ユーザI/F部201を通じてディスプレイ207に表示する(ステップ702)。
【0037】
次に、ユーザAが音声/映像端末102のキー、ディスプレイ207を利用して映像通信相手の選択操作を行うと、交換機端末ソフトウェア402により、選択された映像通信相手のユーザID情報が交換機I/F部403を通してOS401に渡され、LAN回線I/F部204を通じて交換機101に送信される。交換機101はLAN回線I/F部302でその情報を受け取ると、受け取ったユーザIDを交換機内データベース306の交換機ユーザIDの領域501から検索し、ヒットしたレコードの「可能通信方式:アドレス:ポート」503に記載された情報を取り出し、その情報を音声/映像端末102に送信する。音声/映像端末102は交換機端末ソフトウェア402の交換機I/F部403は、その情報をLAN回線I/F部204、OS401を通じて受け取る(ステップ703)。
【0038】
交換機端末ソフトウェア402は、受け取った「可能通信方式:アドレス:ポート」をチェックし、可能通信方式欄に映像通信が存在するか確認する。本実施形態では映像通信の欄は空欄になっているため、記載されている音声通信用のアドレスのみを取り出し、ポートとしては、通信先ポート初期値605の映像通信用ポート(Port101)を取り出し、映像通信ソフトウェア408に渡すと同時にその内容を端末内ユーザ設定データ604に映像通信相手情報として書き込む。(ステップ704)。
【0039】
映像通信ソフトウェア408は渡されたアドレス、ポートを通信先として映像通信を開始する(ステップ705)。
【0040】
また本実施形態では前提として、音声/映像端末102および103の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄には音声通信用のアドレス、ポートのみ格納されているものとしたが、これを、「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄には音声通信用のアドレス、ポートとともに映像通信用のアドレス、ポートも格納されているとしても良い。
【0041】
この場合、ステップ703でユーザは通信相手が映像通信可能な端末か事前に確認できる。また、ステップ704では交換機端末ソフトウェア402は交換機から受け取った「可能通信方式:アドレス:ポート」のうち、映像通信用のアドレス、ポートを映像通信ソフトウェア408に渡すことになり、映像通信ポートの設定を端末毎に柔軟に設定できるようになる。
【0042】
また本実施形態ではP2P通信ソフトウェアとして映像通信の例で説明したが、アドレス、ポートのみを受け取ることで通信可能なソフトウェアであれば、特段映像通信に限定したものではなく、映像通信ソフトウェア408を任意のP2P通信ソフトウェアに変更することで、メール通信、インスタントメッセージ通信、ファイル共有通信、ホワイトボード共有通信、アプリケーション共有通信等様々な通信方式に適用できる。
【0043】
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2について説明する。
【0044】
前述の実施形態ではユーザが端末操作により手動で映像通信相手を選択する必要があったが、これを通話中は通話している相手を自動的に選択して映像通信が開始できるようにしてもよい。
【0045】
この場合について図8の流れ図を用いて説明する。
【0046】
前提として、音声/映像端末102および103の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄には音声通信用のアドレス、ポートとともに映像通信用のアドレス、ポートも格納されていることとする。
【0047】
ステップ801は前例のステップ701と同じである。
【0048】
次に音声/映像端末102が音声/映像端末103に対して内線発信し音声通話を確立する。この際音声信号の送出先(音声通話相手端末)のアドレスと通信方式(音声通話)が端末内ユーザ設定データの通話相手の領域604に格納される。また、交換機のソフトウェアはそれぞれの音声通話確立を行った際に交換機内データベース501のそれぞれの端末のユーザIDの通話相手ユーザIDの領域504に通話相手のユーザIDをそれぞれ書き込む(ステップ802)。
【0049】
次に、ユーザAが音声/映像端末102のキー、ディスプレイ207を利用して、現在の音声通話相手との映像通信開始操作を行うと、交換機端末ソフトウェア402により、現在通話相手情報要求が交換機I/F部403を通してOS401に渡され、LAN回線I/F部204を通じて交換機に送信される。交換機はLAN回線I/F部302でその情報を受け取ると、交換機内データベース306のユーザAの領域504の情報を読み出し、そこに記載されているユーザIDで交換機の領域501を検索し、一致した箇所の領域503から「可能通信方式:アドレス:ポート」を取り出し、音声/映像端末102に送信する。音声/映像端末102の交換機端末ソフトウェア402の交換機I/F部403は、その情報をLAN回線I/F部204、OS401を通じて受け取る(ステップ803)。
【0050】
交換機端末ソフトウェア402は受け取った「可能通信方式:アドレス:ポート」をチェックし、可能通信方式欄に映像通信が存在するか確認し、存在すれば、映像通信用のアドレス、ポートを映像通信ソフトウェア408に渡すと同時にその内容を端末内ユーザ設定データ604に映像通信相手情報として書き込む(ステップ804)。
【0051】
映像通信ソフトウェア408は渡されたアドレス、ポートを通信先として映像通信を開始する(ステップ805)。
【0052】
また本実施形態ではステップ803で通話相手情報を交換機に問い合わせているが、これを端末内部に格納されている通話相手情報を利用して、交換機に問い合わせなくても良い。
【0053】
この場合、ステップ803で交換機端末ソフトウェア402が、端末内ユーザ設定データ604を読み出す。ステップ804で、そこに記載されているアドレス、ポートを映像通信ソフトウェア408に渡す。これにより映像通信の制御が交換機を一切利用せずに行えるようになる。
【0054】
[実施形態3]
次に、本発明の実施形態3について説明する。
【0055】
前述の実施形態では音声端末と映像端末が同一の端末でアドレスも同一であったが、これが別々の端末であってもよい。
【0056】
この場合について図9の流れ図を用いて説明する。
【0057】
前提として、映像端末104、106の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄には映像通信用のアドレス、ポートが格納されており、映像端末105の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄には音声通信用のアドレス、ポートが格納されており、音声端末107の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄は空欄であることとする。また交換機内データベースの501がユーザCの項目の「可能通信方式:アドレス:ポート」503にはあらかじめ音声通信のアドレスとして、音声端末107の内線番号が設定され、ポートは空欄となっているとする。また音声端末107は既に起動し待機状態になっているものとする。
【0058】
また、映像端末104、106の端末構成は、図2の音声/映像端末構成のうち、音声内線I/F部203、音源I/F部202が存在しないものとし、音声端末105の端末構成は、図2の音声/映像端末構成のうち、音声内線I/F部203、映像I/F部209が存在しないものとし、音声端末107の端末構成は、図2の音声/映像端末構成のうち、映像I/F部209、LAN回線I/F部204が存在しないものとする。
【0059】
まずユーザCが映像端末104を、ユーザDが音声端末105および映像端末106を前述実施形態ステップ701と同様の手順でそれぞれのユーザIDとパスワードを用いて交換機に登録する(ステップ901)。
【0060】
次に音声端末107が音声端末105に対して内線発信し音声通話を確立する。この際音声信号の送出先(音声通話相手端末)のアドレスと通信方式(音声通話)が端末内ユーザ設定データの604に格納される。また、交換機のソフトウェアはそれぞれの音声通話確立を行った際に交換機内データベース501のそれぞれの端末のユーザIDの通話相手ユーザID504に通話相手のユーザIDをそれぞれ書き込む(ステップ902)。
【0061】
次に、ユーザCが映像端末104のキー、ディスプレイ207を利用して、現在の音声通話相手との映像通信開始操作を行う(ステップ903)。
【0062】
それを受けた交換機端末ソフトウェア402により、現在通話相手情報要求が交換機I/F部403を通してOS401に渡され、LAN回線I/F部204を通じて交換機に送信される。交換機はLAN回線I/F部302でその情報を受け取ると、交換機内データベース306のユーザCの504の領域の情報を読み出し、そこに記載されているユーザIDで501を検索し、一致した箇所の503から「可能通信方式:アドレス:ポート」を取り出し、映像端末104に送信する。映像端末104の交換機端末ソフトウェア402の交換機I/F部403は、その情報をLAN回線I/F部204、OS401を通じて受け取る(ステップ904)。
【0063】
交換機端末ソフトウェア402は受け取った「可能通信方式:アドレス:ポート」をチェックし、可能通信方式欄に映像通信が存在するか確認し、映像通信用のアドレス、ポートを映像通信ソフトウェア408に渡すと同時にその内容を端末内ユーザ設定データ604に映像通信相手情報として書き込む(ステップ905)。
【0064】
映像通信ソフトウェア408は渡されたアドレス、ポートを通信先として映像通信を開始する(ステップ906)。
【0065】
[実施形態4]
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
【0066】
前述の実施形態では映像通信の開始の際に映像通信ソフトウェア408に通信相手のアドレス・ポートを渡して、その後の映像通信制御は映像通信ソフトウェアに任せていた。そのため音声通話が終了しても映像通信はユーザが映像通信ソフトウェアに対して手動で指示しなければならなかった。これを、CTIとのI/Fを用いることで通話の終了を交換機端末ソフトウェア402で検知し、映像通信の終了を映像通信ソフトウェア408に指示することで、音声通話の終了と同時に自動的に映像通信も終了するようにしてもよい。
【0067】
この場合について図10の流れ図を用いて説明する。
【0068】
前提として、映像端末104の交換機端末ソフトウェア402は、CTIサーバI/F部405を通じてCTIサーバ109と接続し、音声端末107をCTI制御対象として登録する。CTIサーバ109は音声交換機101と通信することで音声端末107の状態を入手し映像端末104のCTIサーバI/F部405に送付する。また既に、前例のステップ901〜ステップ906の全ての動作が実施されているものとする。
【0069】
まずユーザCの音声端末107とユーザDの音声端末105との間の通話が終了する(ステップ1001)。
【0070】
音声交換機は通話終了と同時にLAN回線I/F部302を通じてCTIサーバ109に音声端末105と音声端末107の間の通話が終了したことを通知する。CTIサーバ109は、音声端末107が通話終了したことを、映像端末104のCTIサーバI/F部405に通知する(ステップ1002)。
【0071】
交換機端末ソフトウェア402は、その情報をもとに、端末内ユーザ設定データ604から映像通信相手情報を読み出し、削除した後、その情報とともに映像通信終了指示を映像通信ソフトウェア408に渡す(ステップ1003)。
【0072】
映像通信ソフトウェア408は渡されたアドレス、ポートを通信先とした映像通信を終了する(ステップ1004)。
【0073】
[実施形態5]
次に、本発明の実施形態5について説明する。
【0074】
前述の実施形態ではCTIとのI/Fを用いることで通話の終了を検知していたが、これをプレゼンスサーバとのI/Fを用いることで音声通話の終了を検知し、映像通信の終了を映像通信ソフトウェア408に指示することで、音声通話の終了と同時に自動的に映像通信も終了するようにしてもよい。
【0075】
この場合について図11の流れ図を用いて説明する。
【0076】
前提として、映像端末104の交換機端末ソフトウェア402は、プレゼンスサーバI/F部406を通じてプレゼンスサーバ110と接続し、音声端末107をプレゼンスウォッチ対象として登録する。プレゼンスサーバ110は音声交換機101と通信することで音声端末107の状態を入手し映像端末104のプレゼンスサーバI/F部406に送付する。また既に、前例のステップ901〜ステップ906の全ての動作が実施されているものとする。
【0077】
まずユーザCの音声端末107とユーザDの音声端末105との間の通話が終了する(ステップ1101)。
【0078】
音声交換機は通話終了と同時にLAN回線I/F部302を通じてプレゼンスサーバ110に音声端末107の状態が通話中から待機中に変化したことを通知する。プレゼンスサーバ110は、音声端末107が通話終了したことを、映像端末104のプレゼンスサーバI/F部406に通知する(ステップ1102)。
【0079】
交換機端末ソフトウェア402は、その情報を音声通話の終了とみなし、端末内ユーザ設定データ604から映像通信相手情報を読み出し、削除した後、その情報とともに映像通信終了指示を映像通信ソフトウェア408に渡す(ステップ1103)。
【0080】
映像通信ソフトウェア408は渡されたアドレス、ポートを通信先とした映像通信を終了する(ステップ1104)。
【0081】
[実施形態6]
前述の実施形態では一対一の音声および映像通信あったが、これを複数の端末との音声会議と連動させて映像会議通信してもよい。
【0082】
この場合について図12の流れ図を用いて説明する。
【0083】
前提として、音声/映像端末102の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄には映像通信用のアドレス、ポートおよび音声通信用のアドレス、ポートが格納されており、映像端末104、106の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄には映像通信用のアドレス、ポートが格納されており、音声端末105の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄には音声通信用のアドレス、ポートが格納されており、音声端末107の「可能通信方式:アドレス:ポート」603の欄は空欄であることとする。また交換機内データベースの501がユーザCの項目の「可能通信方式:アドレス:ポート」503にはあらかじめ音声通信のアドレスとして、音声端末107の内線番号が設定され、ポートは空欄となっているとする。また音声端末107は既に起動し待機状態になっているものとする。また映像通信ソフトウェア408は同時に複数の通信相手と映像通信が可能であるものとする。
【0084】
また、映像端末104、106の端末構成は、図2の音声/映像端末構成のうち、音声内線I/F部203、音源I/F部202が存在しないものとし、音声端末105の端末構成は、図2の音声/映像端末構成のうち、音声内線I/F部203、映像I/F部209が存在しないものとし、音声端末107の端末構成は、図2の音声/映像端末構成のうち、映像I/F部209、LAN回線I/F部204が存在しないものとする。
【0085】
まずユーザAが、音声/映像端末102を、ユーザCが映像端末104を、ユーザDが音声端末105および映像端末106を前述実施形態ステップ701と同様の手順でそれぞれのユーザIDとパスワードを用いて交換機に登録する(ステップ1201)。
【0086】
次に音声/映像端末102と音声端末107と音声端末105が会議通話を確立する。この際音声信号の送出先(音声通話相手端末)のアドレスと通信方式(音声通話)が端末内ユーザ設定データの604に格納される。また、交換機のソフトウェアはそれぞれの音声通話確立を行った際に交換機内データベース501のそれぞれの端末のユーザIDの通話相手ユーザID504に通話相手のユーザIDをそれぞれ書き込む(ステップ1202)。
【0087】
次に、ユーザCが映像端末104のキー、ディスプレイ207を利用して、現在の音声通話相手との映像通信開始操作を行う(ステップ1203)。
【0088】
それを受けた交換機端末ソフトウェア402により、現在通話相手情報要求が交換機I/F部403を通してOS401に渡され、LAN回線I/F部204を通じて交換機に送信される。交換機はLAN回線I/F部302でその情報を受け取ると、交換機内データベース306のユーザCの504の領域の情報を読み出し、そこに複数記載されているそれぞれのユーザIDで501を検索し、一致した複数箇所の503から「可能通信方式:アドレス:ポート」を取り出し、ユーザIDと共に映像端末104に全て送信する。映像端末104の交換機端末ソフトウェア402の交換機I/F部403は、その情報をLAN回線I/F部204、OS401を通じて受け取る(ステップ1204)。
【0089】
交換機端末ソフトウェア402は受け取った全ての「可能通信方式:アドレス:ポート」をチェックし、可能通信方式欄に映像通信が存在するか確認し、映像通信可能な複数の映像通信相手候補のユーザIDをユーザI/F部201を通じてディスプレイ207に表示する。その後、ユーザCが映像端末104のキー、ディスプレイ207を利用して、表示されているユーザIDのなかから任意の映像通信相手の選択操作を行う(ステップ1205)。
【0090】
それを受けた交換機端末ソフトウェア402は、選択されたユーザIDの映像通信用アドレスとポートを映像通信ソフトウェア408に渡すと同時にその内容を端末内ユーザ設定データ604に映像通信相手情報として書き込む(ステップ1206)。
【0091】
映像通信ソフトウェア408は渡されたアドレス、ポートを通信先として映像通信を開始する(ステップ1207)。
【0092】
ユーザCは、映像通信したい他のユーザがいれば、映像端末104のキー、ディスプレイ207を利用して、表示されているユーザIDのなかから追加で映像通信相手の選択操作を行うことができる。その際は選択操作のたびにステップ1206〜ステップ1208を繰り返す(ステップ1208)。
【0093】
なお、上記の通信システムにおける交換機及び交換機端末は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記の通信システムにおける交換機及び交換機端末により行なわれる通信方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
【0094】
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0095】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0096】
(付記1)(実施形態2に対応)
複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備える通信システムにおいて、
各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録する手段と、
第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録する手段と、
前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせる手段と、
前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第2の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索する手段と、
前記交換機が、検索した前記第2の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信する手段と、
前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第2の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第2の端末との通信を確立する手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。
【0097】
(付記2)(実施形態6に対応)
付記1に記載の通信システムであって、
前記第2の端末が複数あることを特徴とする通信システム。
【0098】
(付記3)(実施形態3に対応)
複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備える通信システムにおいて、
各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録する手段と、
第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録する手段と、
前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせる手段と、
前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第3の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索する手段と、
前記交換機が、検索した前記第3の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信する手段と、
前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第3の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第3の端末との通信を確立する手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。
【0099】
(付記4)(実施形態6に対応)
付記3に記載の通信システムであって、
前記第2の端末が複数あり、それに応じて、前記第3の端末が複数あることを特徴とする通信システム。
【0100】
(付記5)(実施形態4)
付記3又は4に記載の通信システムにおいて、
前記第1の端末と前記第2の端末との通信が終了したことを検出する手段と、
前記第1の端末と前記第2の端末との通信が終了したならば、前記第1の端末と前記第3の端末との通信を終了させる手段と、
を更に備えることを特徴とする通信システム。
【0101】
(付記6)(実施形態2に対応)
複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備えるシステムにおける通信方法において、
各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録するステップと、
第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録するステップと、
前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせるステップと、
前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第2の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索するステップと、
前記交換機が、検索した前記第2の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信するステップと、
前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第2の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第2の端末との通信を確立するステップと、
を備えることを特徴とする通信方法。
【0102】
(付記7)(実施形態6に対応)
付記6に記載の通信方法であって、
前記第2の端末が複数あることを特徴とする通信方法。
【0103】
(付記8)(実施形態3に対応)
複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備えるシステムにおける通信方法において、
各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録するステップと、
第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録するステップと、
前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせるステップと、
前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第3の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索するステップと、
前記交換機が、検索した前記第3の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信するステップと、
前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第3の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第3の端末との通信を確立するステップと、
を備えることを特徴とする通信方法。
【0104】
(付記9)(実施形態6に対応)
付記8に記載の通信方法であって、
前記第2の端末が複数あり、それに応じて、前記第3の端末が複数あることを特徴とする通信方法。
【0105】
(付記10)(実施形態4)
付記8又は9に記載の通信方法において、
前記第1の端末と前記第2の端末との通信が終了したことを検出するステップと、
前記第1の端末と前記第2の端末との通信が終了したならば、前記第1の端末と前記第3の端末との通信を終了させるステップと、
を更に備えることを特徴とする通信方法。
【符号の説明】
【0106】
101 音声交換機
102 音声/映像端末
103 音声/映像端末
104 映像端末
105 音声端末
106 映像端末
107 音声端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備える通信システムにおいて、
各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録する手段と、
第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録する手段と、
前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせる手段と、
前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第2の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索する手段と、
前記交換機が、検索した前記第2の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信する手段と、
前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第2の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第2の端末との通信を確立する手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の通信システムであって、
前記第2の端末が複数あることを特徴とする通信システム。
【請求項3】
複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備える通信システムにおいて、
各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録する手段と、
第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録する手段と、
前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせる手段と、
前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第3の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索する手段と、
前記交換機が、検索した前記第3の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信する手段と、
前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第3の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第3の端末との通信を確立する手段と、
を備えることを特徴とする通信システム。
【請求項4】
請求項3に記載の通信システムであって、
前記第2の端末が複数あり、それに応じて、前記第3の端末が複数あることを特徴とする通信システム。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の通信システムにおいて、
前記第1の端末と前記第2の端末との通信が終了したことを検出する手段と、
前記第1の端末と前記第2の端末との通信が終了したならば、前記第1の端末と前記第3の端末との通信を終了させる手段と、
を更に備えることを特徴とする通信システム。
【請求項6】
複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備えるシステムにおける通信方法において、
各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録するステップと、
第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録するステップと、
前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせるステップと、
前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第2の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索するステップと、
前記交換機が、検索した前記第2の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信するステップと、
前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第2の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第2の端末との通信を確立するステップと、
を備えることを特徴とする通信方法。
【請求項7】
請求項6に記載の通信方法であって、
前記第2の端末が複数あることを特徴とする通信方法。
【請求項8】
複数の端末と該複数の端末と接続されている交換機を備えるシステムにおける通信方法において、
各端末が、自端末のユーザ識別子と、自端末が対応している1以上の可能通信方式と、該1以上の可能通信方式に対応している自端末のアドレスと、前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を交換機に登録するステップと、
第1の端末と第2の端末との通話が確立すると、前記交換機が、前記第1の端末の通話相手として前記第2の端末のユーザ識別子を登録し、前記第2の端末の通話相手として前記第1の端末のユーザ識別子を登録するステップと、
前記第1の端末と前記第2の端末とが通話をしている最中に、前記第1の端末が、該第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式、該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のアドレス及び前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記交換機に問い合わせるステップと、
前記交換機が、前記問い合わせに対応して、前記第1の端末の通話相手としての第2の端末のユーザ識別子を検索し、検索されたユーザ識別子に対応する前記第3の端末のアドレス、検索されたユーザ識別子に対応する1以上の可能通信方式及び検索されたユーザ識別子に対応し且つ前記1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を検索するステップと、
前記交換機が、検索した前記第3の端末のアドレス、1以上の可能通信方式及び該1以上の可能通信方式にそれぞれ対応する1以上のポート番号を前記第1の端末に送信するステップと、
前記第1の端末が前記交換機から受信した1以上の可能通信方式に含まれる通信方式のうちの所定の通信方式で、前記交換機から受信した第3の端末のアドレス及び前記所定の通信方式に対応したポート番号を利用して、前記第3の端末との通信を確立するステップと、
を備えることを特徴とする通信方法。
【請求項9】
請求項8に記載の通信方法であって、
前記第2の端末が複数あり、それに応じて、前記第3の端末が複数あることを特徴とする通信方法。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の通信方法において、
前記第1の端末と前記第2の端末との通信が終了したことを検出するステップと、
前記第1の端末と前記第2の端末との通信が終了したならば、前記第1の端末と前記第3の端末との通信を終了させるステップと、
を更に備えることを特徴とする通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−60653(P2012−60653A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−232789(P2011−232789)
【出願日】平成23年10月24日(2011.10.24)
【分割の表示】特願2006−349591(P2006−349591)の分割
【原出願日】平成18年12月26日(2006.12.26)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】