説明

連結組立用化粧材

【課題】連結施工し易い形状構造を備えた化粧材であって、基材の突き上げや目隙きを防止し、外観上若しくは物性上の不具合を改善した化粧材を提供する。
【解決手段】1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3の先端部内外両側に係合突起3a、3bと、該外側凸部3の根本部に係合突起3cと、裏面凹溝部4を構成する外端凸部5の先端部内側に係合突起5aと、該裏面凹溝部4の基材1側に係合突起5aと離間対向する係合突起6とをそれぞれ前記表裏凹溝部2、4の溝方向に沿って備え、化粧材pの表面凹溝部2内に、その上方より他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4を構成する外端凸部5を嵌合し、且つ前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3を前記他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4内に差し込み嵌合し、且つ各々係合突起3a、3b、3c、5a、6により係止して2枚以上複数枚の前記化粧材を面状に組み付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は床材、壁材、天井材等の建築用内装材の表面材等に用いられる化粧材に関し、特に、連結組立により施工し易い形状構造を備えた連結組立用化粧材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、上記各種用途の化粧材としては、合板やファイバーボード等の木質基材に、天然突き板や紙または合成樹脂シートに印刷にて意匠を施した化粧紙、または化粧シートなどを貼り合わせたものが多く使われている。
【0003】
これら化粧材を、床材、壁材、天井材等の建築内装材の表面材として施工使用する場合は、床面(床構造材面)や壁面(壁構造材面)や天井面(天井構造材面)に接するようにして、複数枚の化粧材を1枚ずつ平らに並べ、それら化粧材の端部を順次互いに嵌合して連結固定して敷き詰めるようにしている。
【0004】
このような化粧材の従来の連結施工による敷設方式においては、図4(a)の側面図に示すように、適宜基材1により形成した化粧材pの一方端部に凹状部1aを備え、それと対向する他方端部に、前記凹状部1a内に嵌合可能な凸状部1bをそれぞれ備えていて、図4(b)の側面図に示すように、それぞれ化粧材pの一方端部の凹状部1aと他方端部の凸状部1bとを互いに側方から順次横方向に矢印方向に向かって突き合わせて凹状部1aと凸状部1bとを嵌合することにより連結固定して敷き詰めるようにしていた。
【0005】
そのために複数枚の化粧材を嵌合にて連結施工する際は、図4(b)に示すように化粧材を互いに横方向から凸状部1bと凹状部1aとを矢印方向に突き合わせ、凸状部1bを凹状部1a内に順次挿入して嵌合接続する必要があり、また嵌合部にはロック機構が無いため、凸状部1bと凹状部1aとは一般的に密に嵌合するように作られており、横方向から叩いて挿入しなければならないことが多く、施工に手間と時間を要していた。さらに、施工後に緩まないように固定するために嵌合部に釘打ちをして固定する必要があった。
【0006】
また、施工後の年月経過により、化粧材や敷設面の構造材などに傷が付いたり汚れたりした場合には、化粧材の一部を外して交換する必要が生じるが、従来は化粧材pの連結嵌合部の凹凸が床面など敷設構造面に対して水平に配置されているため外し難く、嵌合部を上に持ち上げて外すことはできず、嵌合部を鋸等により切断しなければ、一部分の化粧材だけを取り外して交換することはできなかった。また、新たに交換する化粧材も同様に嵌合部を切断しなければ、化粧材を取り外した部分に嵌め込み敷設することができず、さらに、釘打ちにて固定している個所は釘を抜く作業が必要であった。
【0007】
そこで、本発明者らは既に、比較的熟練を必要とせずに連結組立により施工し易い形状構造を備えた化粧材を提案した(特許文献1参照)。
【0008】
この化粧材は、1枚の化粧材(又は化粧板)の表面凹溝部内に、その上方より他の1枚の化粧材の裏面凹溝部を構成する外端凸部を嵌合でき、且つ前記1枚の化粧材の表面凹溝部を構成する外端凸部を、前記他の1枚の化粧材の裏面凹溝部内に密に差し込み嵌合して、且つ前記1枚の化粧材の外端凸部先端部における表面凹溝部側の内面と他の1枚の化粧材の外端凸部先端部における裏面凹溝部側の内面とにそれぞれ備えた係合突起により係止して連結でき、このようなジョイント形状の工夫により、床材をはじめ壁材、天井材などの内装施工性や施工能率を大幅に改善できる。
【0009】
また、この化粧材は、その端部連結のための表裏の凹溝部と外端凸部との凹凸嵌合方向を、敷設面に対して垂直とした構造であるため、施工する際は、既に敷設面に並べた化粧材の側端嵌合部上に、次の化粧材の側端嵌合部を上から嵌め込むだけで順次施工でき、施工性や施工能率を大幅に改善できる。
【0010】
しかしながら、その後の試作検討の結果、上記した化粧材にも以下の様な改善の必要性があることが判明した。すなわち、上記化粧材の基材に、主体材料として例えばポリプロピレンの様な熱可塑性樹脂を用いた場合、基材の熱膨張および熱収縮による、施工した化粧材の突き上げや目すきといった問題があった。
【0011】
また、上記化粧材の特徴的な形状により、例えば基材表面のヒケなどの外観的な不具合や、また、敷設面に対して垂直に嵌合させる際の嵌合部への応力の負荷による不具合があった。
【0012】
以下に本発明に関連する公知文献を記載する。
【特許文献1】特開2003−97011号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、上記の様な問題点を解決するためになされたものであり、比較的熟練を必要とせずに、連結施工し易い形状構造を備えた化粧材であって、基材の熱年変形による突き上げや、目隙きを防止し、懸念される外観上若しくは物性上の不具合を改善した化粧材を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
筆者らは、上記問題点の解決方法を鋭利検討した結果、化粧材の嵌合形状を新たに工夫改良することで、上記問題点が解決できることを見出し、本発明に至った。
【0015】
本発明の請求項1に係る発明は、化粧材基材の互いに対向する両端部に沿って、その一方端部の基材表面と他方端部の基材裏面とにそれぞれ線状に表面凹溝部と裏面凹溝部を備え、1枚の化粧材の表面凹溝部と他の1枚の化粧材の裏面凹溝部とを組み合わせることにより、複数枚の化粧材を面状に組み付けて連結施工する化粧材であって、
前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3の先端部内外両側に係合突起3a、3bと、該外側凸部3の根本部に係合突起3cと、裏面凹溝部4を構成する外端凸部5の先端部内側に係合突起5aと、該裏面凹溝部4の基材1側に係合突起5aと離間対向する係合突起6とをそれぞれ前記表裏凹溝部2、4の溝方向に沿って備え、前記表面凹溝部2を構成する外端凸部3の係合突起3a、3b間の幅w1 と、前記裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、6の対向間隔w2 との関係がw1 >w2 であり、その化粧材pの表面凹溝部2内に、その上方より他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4を構成する外端凸部5を嵌合し、且つ前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3を前記他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4内に差し込み嵌合し、且つ各々係合突起3a、3b、3c、5a、6により係止して、2枚以上複数枚の前記化粧材を面状に組み付けて連結施工可能にしたことを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0016】
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る連結組立用化粧材であって、前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3の幅w3 と、他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、6の対向間隔w2 との間の関係がw2 −w3 >0であって、表面凹溝部2を構成する前記外端凸部3を裏面凹溝部4内に嵌合させた際に、幅w3 の該外端凸部3と該裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、
6との間に、所定のクリアランスd2 、d3 が確保できるような寸法設計であることを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0017】
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係る連結組立用化粧材であって、前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する前記外端凸部3を他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4内に嵌合させた際に、該外端凸部3の先端面と該裏面凹溝部4の溝底面との間に、所定のクリアランスd4 が確保できるような寸法設計であることを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0018】
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に係る連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の厚みをtとした際に、前記表面凹溝部2における前記基材1側の溝内底角面2aの曲率半径Rが0.15×t〜0.35×tを満たすことを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0019】
本発明の請求項5に係る発明は、上記請求項1乃至4のいずれか1項に係る連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の厚みをtとした際に、前記裏面凹溝部4における前記基材1側の溝内底角面4aの曲率半径Rが0.35×t〜0.5×tを満たすことを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0020】
本発明の請求項6に係る発明は、上記請求項1乃至5のいずれか1項に係る連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1が熱可塑性樹脂からなることを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0021】
本発明の請求項7に係る発明は、上記請求項6に係る連結組立用化粧材であって前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0022】
本発明の請求項8に係る発明は、上記請求項1乃至7のいずれか1項に係る連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の全体若しくは一部に、木粉等の木質系充填剤が含有されていることを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0023】
本発明の請求項9に係る発明は、上記請求項1乃至8のいずれか1項に係る連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の全体若しくは一部が発泡処理されていることを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0024】
本発明の請求項10に係る発明は、上記請求項1乃至9のいずれか1項に係る連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の表面に、化粧シートが積層接着されていることを特徴とする連結組立用化粧材である。
【0025】
本発明の請求項11に係る発明は、上記請求項10に係る連結組立用化粧材であって、前記化粧シートの表面に、熱可塑性樹脂からなる化粧シートが積層接着されていることを特徴とする連結組立用化粧材である。
【発明の効果】
【0026】
本発明の連結組立用化粧材は、その請求項1に係る発明により、1枚の化粧材(又は化粧板)の表面凹溝部内に、その上方より他の1枚の化粧材の裏面凹溝部を構成する外端凸部を嵌合でき、且つ前記1枚の化粧材の表面凹溝部を構成する外端凸部を、前記他の1枚の化粧材の裏面凹溝部内に密に差し込み嵌合して、且つ前記1枚の化粧材の外端凸部先端部における表面凹溝部側の内面と他の1枚の化粧材の外端凸部先端部における裏面凹溝部側の内面とにそれぞれ備えた複数の係合突起により係止することにより、2枚以上複数枚の化粧材(又は化粧板)を平坦状に連結して、床材をはじめ壁材、天井材などとして組み
立てることができる。
【0027】
そして、本発明の連結組立用化粧材は、このような連結、組み立てにおける係合突起のジョイント形状の工夫や、その係合突起によるクリアランスの設定によって、床材をはじめ壁材、天井材などの内装施工性や施工能率を大幅に改善できる効果がある。
【0028】
本発明の連結組立用化粧材は、上記のような係合突起を設けることにより、施工者が複数枚の化粧材を係合させて連結組み立てる際に、例えば、手指にカチッという感触(触覚)を得ることができ(カチッという聴覚として音が発生する場合もある)、化粧材同士の嵌合、係合が完全であるか、不完全であるかを、施工者は容易に判断することができるものである。
【0029】
さらに、本発明における係合突起は、ロックできる構造になっているため、従来のような釘打ちによる固定は不要になり、施工性や施工能率を大幅に改善できる効果がある。
【0030】
このように、本発明の化粧材は、その端部の連結のための表裏の凹溝部と外端凸部との凹凸嵌合方向を、敷設面に対して垂直とした構造であるため、施工する際は、既に敷設面に並べた化粧材の側端嵌合部上に、次の化粧材の側端嵌合部を上から嵌め込むだけで、順次施工でき、施工性や施工能率を大幅に改善できる効果がある。
【0031】
また、本発明の化粧材は、凹凸嵌合方向が敷設面に対して垂直な構造であるため、施工後の年月経過により化粧材や敷設面の構造材などに傷が付いたり汚れたりした場合には、敷設されている化粧材の一部を簡単に外して交換でき、化粧材端部の隙間にヘラ等を差し入れて化粧材端部を持ち上げることにより嵌合を解除でき、交換したい化粧材だけを簡単に取り外して取り替えることができ、また、新たに交換する化粧材もその端部を上方から他の化粧材の端部に押し付けるだけで容易に嵌合連結することができ、施工性や施工能率を大幅に改善できる効果がある。
【0032】
また、本発明の化粧材の嵌合部は、凹凸形状、厚みが工夫され、日常生活の使用では簡単には外れないように係合突起が設けられ、ロックできる構造になっているため、従来のような釘打ちによる固定は不要になり、これにより施工性や施工能率を大幅に改善できる効果がある。
【0033】
本発明は、その請求項2に係る発明により、表面凹溝部2を構成する前記外端凸部3を裏面凹溝部4内に嵌合させた際に、幅w3 の該外端凸部3と該裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、6との間に、所定のクリアランスd2 、d3 が確保できるような寸法設計であるため、化粧材の両端部にそれぞれ設けた表面凹溝部と裏面凹溝部及びそれらの外端凸部による凹凸嵌合部には、所定クリアランスを設定してあり、連結組み立て施工後の温度変化による基材寸法変化が起きても、突き上げや目隙きが発生しない効果がある。
【0034】
本発明は、その請求項3に係る発明により、前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する前記外端凸部3を他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4内に嵌合させた際に、該外端凸部3の先端面と該裏面凹溝部4の溝底面との間に、所定のクリアランスd4 が確保できるような寸法設計であるために、嵌合した際に、表面凹溝部を構成する外端凸部が、その上面に対向する他方の化粧材pの裏面凹溝部を突き上げる現象を防止する効果がある。
【0035】
本発明は、その請求項4に係る発明により、前記化粧材基材1の厚みをtとした際に、前記表面凹溝部2における前記基材1側の溝内底角面2aの曲率半径Rが0.15×t〜0.35×tを満たすようにしたので、表面凹溝部の物理的強度が向上し、嵌合時に表面
凹溝部に掛かる応力に起因する首折れ現象(嵌合端部折れ)を防止する効果がある。
【0036】
本発明は、その請求項5に係る発明により、前記化粧材基材1の厚みをtとした際に、前記裏面凹溝部4における前記基材1側の溝内底角面4aの曲率半径Rが0.35×t〜0.5×tを満たすようにしたので、化粧材の表面のひけ等による外観不良を防止する効果がある。
【0037】
本発明は、その請求項6に係る発明により、使用する化粧材基材1が熱可塑性樹脂からなるために適度の弾力性が得られ、それによって嵌合固定及び取り外しが容易になり、しかも嵌合状態では使用時の外力等によって簡単には嵌合が外れないという効果がある。
【0038】
本発明は、その請求項7に係る発明により、前記化粧材基材1に用いる熱可塑性樹脂をポリオレフィン系樹脂としたので、安価で生産性に優れ、かつ嵌合部のヒンジ性を有する化粧材を提供できる効果がある。
【0039】
本発明は、その請求項8に係る発明により、前記化粧材基材1の全体若しくは一部に、木粉等の木質系充填剤を含有させることにより、樹脂単体での化粧材と比較して、熱変形量が抑えられる効果がある。また、切削性が向上することにより、補修交換時に嵌合部が開き難い場合でも、カッター等の刃先にて容易に切断して取り外すことができる効果がある。
【0040】
本発明は、その請求項9に係る発明により、前記化粧材基材1の全体若しくは一部を発泡処理することにより、化粧材の軽量化が実現できるとともに、適度なクッション性を付与できる効果がある。
【0041】
本発明は、その請求項10に係る発明により、前記化粧材基材1の表面に化粧シートを積層接着したので、化粧材に高意匠性を付与できる効果がある。
【0042】
本発明は、その請求項11に係る発明により、前記化粧材基材1の表面に積層接着した前記化粧シート(第1の化粧シート)の表面に、さらに熱可塑性樹脂からなる化粧シート(第2の化粧シート)を積層接着したので、化粧材基材1の表面の第1の化粧シートを熱可塑性樹脂が熱可塑性樹脂である場合には、化粧材(化粧板)の積層された材料が全て熱可塑性樹脂(例えばポリオレフィン系樹脂)から構成されるため、化粧材基材1と表面の化粧シートとの分離(分別)の必要がなく容易にリサイクルが可能になる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
本発明の請求項1に係る連結組立用化粧材(又は化粧板)の実施の形態を、図1(a)の1枚の化粧材pの側面図、及び図1(b)の複数枚の化粧材pを連結、組み立てた状態を示す側面図、及び図2の部分拡大側面図に従って以下に詳細に説明する。
【0044】
図示するように、化粧材pは、化粧材用の基材1の互いに対向する両端部に沿って、その一方端部の基材表面に線状の表面凹溝部2が形成され、他方端部の基材1裏面に、前記表面凹溝部2と平行な線状の裏面凹溝部4が形成されている。
【0045】
板状の前記基材1の一方端部に沿って形成された前記表面凹溝部2は、その一方端部の端縁に、上向きの外端凸部3を形成することにより構成されている。
【0046】
本発明において、図示するように前記外端凸部3の形状が特徴的であり、該外端凸部3の先端部の両側に係合突起3a、3bを備えている。また、該外端凸部3の根本部(先端部、中間部、基端部のうちの基端部)にも同様に係合突起3cを備えている。根本部に係
合突起3cを備えることにより、嵌合時の化粧材p(基材1)のガタ付き(連結形状の変動)を抑制又は防止することができる。
【0047】
また、板状の前記基材1の他方端縁に沿って形成された前記裏面凹溝部4は、図示するように、その他方端部の端縁に、下向きの外端凸部5を形成することにより構成されている。
【0048】
この下向きの外端凸部先端部の内面5aと、裏面凹溝部の基材側内面6に係合突起を備えている。
【0049】
この化粧材pは、1枚の化粧材pを構成する基材1の表面凹溝部2と、他の1枚の化粧材を構成する基材1の裏面凹溝部4とを組み合わせることにより、2枚乃至複数枚の化粧材pを順次、面状に組み付けて連結施工するものである。
【0050】
図1(b)は、2枚乃至複数枚の化粧材pを順次、面状に組み付けて連結施工した化粧材の側面図、図2は、その連結部分の拡大側面図であり、前記1枚の化粧材の外端凸部3の先端部における両側と、他の1枚の化粧材の外端凸部5の先端部における裏面凹溝部4側の内面と裏面凹溝部の基材側内面には、それぞれ互いに凹凸嵌合方式にて係合する係合突起3a、3b、5a、6を備えている。
【0051】
本発明の連結組立用化粧材においては、図2に示すように、前記表面凹溝部2を構成する外端凸部3の係合突起3a、3b間の幅をw1 、前記裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、6の対向間隔をw2 としたとき、その関係をw1 >w2 とするものである。
【0052】
そして、その化粧材pの表面凹溝部2内に、その上方より他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4を構成する外端凸部5を嵌合するとともに、前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3を、前記他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4内に差し込み嵌合し、各々係合突起3a、3b、3c、5a、6により係止して、2枚以上複数枚の前記化粧材pを面状に組み付けて連結施工可能にしたものである。
【0053】
また、本発明の連結組立用化粧材においては、図2に示すように、前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3の幅w3 と、他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、6の対向間隔w2 との間の関係を、w2 −w3 >0とするものである。
【0054】
そして、前記表面凹溝部2を構成する前記外端凸部3を、裏面凹溝部4内に嵌合させた際に、幅w3 の該外端凸部3と、該裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、6との間に、所定のクリアランスd2 、d3 が確保できるような寸法設計としたものである。
【0055】
また、本発明の連結組立用化粧材においては、図2に示すように、前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する前記外端凸部3を、他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4内に嵌合させた際に、該外端凸部3の先端面と該裏面凹溝部4の溝底面との間に、所定のクリアランスd4 が確保できるような寸法設計としたものである。
【0056】
また、本発明の連結組立用化粧材においては、図2に示すように、前記化粧材基材1の厚みをtとした際に、前記表面凹溝部2における前記基材1側の溝内底角面2aの曲率半径Rが、0.15×t〜0.35×tを満たすようにしたものである。
【0057】
また、本発明の連結組立用化粧材においては、図2に示すように、前記化粧材基材1の厚みをtとした際に、前記裏面凹溝部4における前記基材1側の溝内底角面4aの曲率半径Rが、0.35×t〜0.5×tを満たすようにしたものである。
【0058】
本発明の化粧材pは、1枚の化粧材pの基材1の一端部にある表面凹溝部2内に、その上方より下方に向かって、他の(別の)1枚の化粧材pの基材1の裏面凹溝部4を構成する外端凸部5が順次嵌合されるようになっている。
【0059】
そして、前記他の(別の)1枚の化粧材pの基材1の裏面凹溝部4内には、その下方より、前記1枚の化粧材pの基材1の表面凹溝部2を構成する外端凸部3が差し込み嵌合される。
【0060】
その際に、図2に示すように、外端凸部3の係合突起3a、3bと外端凸部5の係合突起5aと裏面凹溝部の基材側内面の係合突起6は、互いに係合して連結が保持され、一旦連結した化粧材pは、外力を加えて切り離そうとすれば切り離し可能ではあるが、簡単には連結保持が解除されない状態となる。
【0061】
本発明の化粧材pにおいては、図2に示すように、各々化粧材pの一端の表面凹溝部2と他端の裏面凹溝部4による係合部における一端の表面凹溝部2の外端凸部3と、他端の裏面凹溝部4の対向する係合突起5a、6との間に所定間隔のクリアランスd2 、d3 の隙間を備えており、この隙間により施工後の基材寸法変化を吸収し、化粧材p同士の突き上げや目隙きといった問題を解決することが可能である。
【0062】
この1つの係合部におけるクリアランスd2 、d3 は、化粧材pに使用する化粧材基材1の材質に対応して適宜に設定することができ、使用温度域での線膨張係数に起因する寸法変化に対応して設定することができる。
【0063】
図1(a)に示すように、化粧材p(基材1) の両端に形成された表裏面凹溝部2、4の直線形成方向に対して直角方向の化粧材p(基材1) の寸法(化粧材pの表裏面凹溝部2、4の形成された両端部間の寸法)をLとしたとき、設定すべき該化粧材pの1つの係合部における寸法L方向のクリアランス(d2 +d3 )は、線膨張係数をσ、変動温度をΔtとすると、σ×Δt×L程度必要となる。
【0064】
例えば、基材1としてプラスチック板を使用する場合、その基材1の線膨張係数σを10×10-5/℃、該基材1に形成された表裏面凹溝部2、4の直線形成方向に対して直角方向の基材1の寸法L(各化粧材pの表裏面凹溝部2、4の形成された両端部間の寸法)を200mm、使用温度域(変動温度Δt)を0℃〜50℃と想定すると、該基材1の寸法変化は1mmであるため、その場合に設定されるクリアランスd2 、d3 としては各々1mm程度であれば良い。
【0065】
一般的には基材1の寸法をLとすると、寸法L方向のクリアランス(d2 +d3 )は、0.8×σ×Δt×L以上、2×σ×Δt×L以下、好ましくは1.0×σ×Δt×L以上、1.5×σ×Δt×L以下が良い。
【0066】
また、本発明の一方の化粧材pと他方の化粧材pとの係合においては、図2に示すように、一方の化粧材pの表面凹溝部2内における基材1側の側面と、その側面に対向する他方の化粧材pの裏面凹溝部4の外端凸部5の外面との間にはクリアランスd1 を備えている。
【0067】
また、一方の化粧材pの一端部にある裏面凹溝部4の外端凸部5及びその先端内側の係
合突起5aを、これと連結する他の化粧材pの表面凹溝部2内に上方より円滑に差し込み可能とするために、このクリアランスd1 は、例えば1.0mm程度に設定しておくことが適当である。
【0068】
また、敷設後の化粧材pの一部を交換等のために外す際に、そのクリアランスd1 に、ヘラ等の工具を差し入れて、化粧材pの端部を持ち上げて外す場合などに利用される。又は、ヘラ等で取り外せない場合にはカッターの刃先を差し込んで、化粧材pの連結部分を切断するために利用される。
【0069】
そのためクリアランスd1 は、0.5mm以上であることが好ましいが、クリアランスd1 が2.0mmを超える場合は、連結施工した後に、継ぎ目が目立ち外観上好ましくない。クリアランスd1 は、0.5mm以上、2.0mmであることが好ましい。
【0070】
さらに、本発明では、クリアランスd3 を備えており、クリアランスd1 とd3 との関係は、
d1 ≒d3
又は、
d3 ≦d1
に設定することが好ましい。
【0071】
本発明の化粧材pにおいては、図3の側断面図に示すように、それぞれ化粧材基材1の表面に、例えば化粧シート11がラミネートされている。化粧材pに、化粧シート11が前記クリアランスd1 の内面まで延設されてラミネートされている場合には、クリアランスd2 は、この化粧シート11の厚さt1 を考慮した数値となる。
【0072】
また、本発明の化粧材pにおいては、図2に示すように、一方の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3の先端と、その上面に対向する他方の化粧材pの裏面凹溝部4の内面との間にはクリアランスd4 を備えている。
【0073】
化粧板の上下の動きに対応するクリアランスd4 を備えることにより、嵌合した際に表面凹溝部2を構成する外端凸部3が、その上面に対向する他方の化粧材pの裏面凹溝部4の内面を突き上げる現象を防止することができる。クリアランスd4 は、0.1mm以上0.5mm以下であることが好ましい。
【0074】
また、本発明の化粧材pにおいて、図2に示すように、裏面凹溝部4の形状として、基材1本体側の溝内底角部4aの曲率半径Rが大きいことが好ましい。具体的には、例えば基材1本体の厚みがt(mm)である場合には、溝内底角部4aの曲率半径R=0.35×t〜0.5×t(mm)が好ましい。溝内底角部4aのRを大きく設定することにより、化粧材基材1本体と、裏面凹溝部4との形状の不連続性に起因する、化粧材p表面のひけ等の外観不良を防止することができる。
【0075】
また、本発明の化粧材pにおいて、図2に示すように、表面凹溝部2の形状として、基材1本体側の溝内底角部2aの曲率半径Rは大きいことが好ましい。具体的には、例えば基材1本体の厚みがt(mm)である場合には、溝内底角部2aの曲率半径R=0.15×h〜0.35×h(mm)が好ましい。外観としては基材1の裏面となるため、前記外観不良は大きな問題とはならないが、R形状を大きくとることにより、表面凹溝部2の物理的強度が向上し、係合(嵌合)時に表面凹溝部2にかかる応力に起因する、外端凸部3の首折れ現象を防止することが可能となる。
【0076】
本発明の上記化粧材pに用いる基材1としては、溶融樹脂材料を用いた射出成形方法、
異形押出成形方法、金型注型方法等による樹脂成形体であってもよいし、あるいは加熱プレス手段を用いて樹脂材料をプレス成形する加熱プレス方式の樹脂成形体、切削手段を用いて樹脂材料を切削成形する切削加工方法による樹脂成形体であってもよい。
【0077】
本発明の連結組立用化粧材pの化粧材基材1としては、例えば、熱可塑性樹脂材料を使用して製造することができる。熱可塑性樹脂としては、特に限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリプロピレンといったポリオレフィン系樹脂、あるいはポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸メチルといったアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレートといったポリエステル系樹脂、ナイロンといったポリアミド系樹脂から適宜選択が可能である。特に、本発明においては、ポリエチレン、ポリプロピレンといったポリオレフィン系樹脂を好適に使用できる。
【0078】
図3は、本発明の化粧材pの形態を説明する側断面図であり、例えば、化粧材pの裏面(内装工事等の施工面に接する化粧材p面)に粘着剤や接着剤による接着層21を設け、施工面に対して、化粧材pを平面的に連結、組み立てながら接着固定することができるようにしたものである。
【0079】
例えば、化粧材用基材1は、図3に示すように、合成樹脂を主体とする樹脂系基材1の一部若しくは全部の層内に木質系充填剤7を分散させることにより、基材1に対して木質感を付与すると同時に、化粧材用基材1に、木材や木質材と同様の良好な切削加工適性を付与するようにしてもよい。木質系充填剤の平均粒径や配合比率は、特に限定するものではないが、平均粒径は、例えば1〜200μmであることが適当であり、また木質系充填剤を含有する一部若しくは全部の層内における木質系充填剤の配合比率は、樹脂(例えば熱可塑性樹脂)100重量部に対して10〜500重量部であることが適当である。
【0080】
また、化粧材用基材1は樹脂発泡成形体あるいは木質樹脂発泡成形体であってもよく、図3に示すように、合成樹脂を主体とする樹脂系基材1の一部若しくは全部に発泡剤を混入適用して、加熱発泡や化学発泡処理等にて発泡加工を行い、基材1の層内に多数の気泡8を形成することにより、基材1に対して弾力性(クッション性)や軽量化を付与するようにしてもよい。基材1の前記樹脂発泡成形体あるいは木質樹脂発泡成形体としての発泡倍率は、化粧材pとしての適正なクッション性の点から1.1〜10.0倍程度が適当である。
【0081】
化粧シート11は、図3に示すように紙製又は樹脂製(又は複合製)の着色、無着色、あるいは透明、不透明の基材シート12の表面に印刷により木目意匠柄や化粧絵柄などの彩色インキ層13を施し、その基材シート12の表面に、化粧絵柄インキ層13上より透明保護層14(シート、フィルム、コーティング層)を形成し、その透明保護層14上にトップコート層15をコーティングした後、必要に応じて、その表面に、適宜にエンボス部16(凹凸状パターン)を形成したものである。化粧シート11にインキ層13を施す場合には、木目意匠であることが好ましく、また、化粧シート11は、全体に透明性を有するようにしてもよい。
【0082】
そして、図4に示すように、化粧材pの基材1表面(例えば、化粧材pの基材1裏面の接着層21を設けた場合には、その接着層21に対して反対面)に、化粧シート11をラミネートすることにより、本発明の化粧材pが完成する。
【0083】
また、本発明の上記化粧材pの基材1は、熱可塑性樹脂による樹脂成形体であってもよいし、必要に応じて熱可塑性樹脂と木質系充填剤を含有する木質樹脂成形体であってもよいが、その基材1(成形体)の表面には、前記樹脂成形体の熱可塑性樹脂と同系の熱可塑性樹脂又は該熱可塑性樹脂を主体とする基材シート12を用いた化粧シート11が積層さ
れるか、あるいは前記木質樹脂成形体に含有される熱可塑性樹脂と同系の熱可塑性樹脂を主体とする基材シート12を用いた化粧シートが積層されている。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】(a)は本発明の化粧材の実施の形態を示す側面図、(b)は本発明の化粧材を連結施工を説明する側面図。
【図2】本発明の化粧材の連結部分の拡大側面図。
【図3】本発明の化粧材における基材と化粧シートの層構造及びラミネートを説明する模式的側断面図。
【図4】従来の化粧材の連結施工を説明する側面図。
【符号の説明】
【0085】
p…化粧材
1…基材(成形体)
2…表面凹溝部
3…外端凸部
4…裏面凹溝部
5…外端凸部
7…木質系充填材
8…気泡
11…化粧シート
12…基材層
13…化粧絵柄層
14…透明保護層
15…トップコート層
16…エンボス部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧材基材の互いに対向する両端部に沿って、その一方端部の基材表面と他方端部の基材裏面とにそれぞれ線状に表面凹溝部と裏面凹溝部を備え、1枚の化粧材の表面凹溝部と他の1枚の化粧材の裏面凹溝部とを組み合わせることにより、複数枚の化粧材を面状に組み付けて連結施工する化粧材であって、
前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3の先端部内外両側に係合突起3a、3bと、該外側凸部3の根本部に係合突起3cと、裏面凹溝部4を構成する外端凸部5の先端部内側に係合突起5aと、該裏面凹溝部4の基材1側に係合突起5aと離間対向する係合突起6とをそれぞれ前記表裏凹溝部2、4の溝方向に沿って備え、前記表面凹溝部2を構成する外端凸部3の係合突起3a、3b間の幅w1 と、前記裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、6の対向間隔w2 との関係がw1 >w2 であり、その化粧材pの表面凹溝部2内に、その上方より他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4を構成する外端凸部5を嵌合し、且つ前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3を前記他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4内に差し込み嵌合し、且つ各々係合突起3a、3b、3c、5a、6により係止して、2枚以上複数枚の前記化粧材を面状に組み付けて連結施工可能にしたことを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項2】
請求項1記載の連結組立用化粧材であって、前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する外端凸部3の幅w3 と、他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、6の対向間隔w2 との間の関係がw2 −w3 >0であって、表面凹溝部2を構成する前記外端凸部3を裏面凹溝部4内に嵌合させた際に、幅w3 の該外端凸部3と該裏面凹溝部4の互いに対向する前記係合突起5a、6との間に、所定のクリアランスd2 、d3 が確保できるような寸法設計であることを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項3】
請求項1又は2記載の連結組立用化粧材であって、前記1枚の化粧材pの表面凹溝部2を構成する前記外端凸部3を他の1枚の化粧材pの裏面凹溝部4内に嵌合させた際に、該外端凸部3の先端面と該裏面凹溝部4の溝底面との間に、所定のクリアランスd4 が確保できるような寸法設計であることを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項記載の連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の厚みをtとした際に、前記表面凹溝部2における前記基材1側の溝内底角面2aの曲率半径Rが0.15×t〜0.35×tを満たすことを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項記載の連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の厚みをtとした際に、前記裏面凹溝部4における前記基材1側の溝内底角面4aの曲率半径Rが0.35×t〜0.5×tを満たすことを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項記載の連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1が熱可塑性樹脂からなることを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項7】
請求項6記載の連結組立用化粧材であって、前記熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか1項記載の連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の全体若しくは一部に、木粉等の木質系充填剤が含有されていることを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか1項記載の連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の全体若しくは一部が発泡処理されていることを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項記載の連結組立用化粧材であって、前記化粧材基材1の表面に化粧シートが積層接着されていることを特徴とする連結組立用化粧材。
【請求項11】
請求項10記載の連結組立用化粧材であって、前記化粧シートの表面に熱可塑性樹脂からなる化粧シートが積層接着されていることを特徴とする連結組立用化粧材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−224523(P2007−224523A)
【公開日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−44269(P2006−44269)
【出願日】平成18年2月21日(2006.2.21)
【出願人】(000003193)凸版印刷株式会社 (10,630)
【Fターム(参考)】