説明

遠心ポンプ

【課題】吸入口と吐出口とが形成されたケーシングの内部に羽根車を回転自在に収容した血液の体外循環用の遠心ポンプであって、血液の体外循環回路の占有面積を小さくするとともに、体外を循環させる血液量が少なく患者への負担が小さい血液体外循環用の遠心ポンプを提供する。
【解決手段】吸入口5と吐出口6とが形成されたケーシング1の内部に羽根車9を回転自在に収容し、前記吸入口から吸入した流体に、前記羽根車の回転の遠心力によって回転半径方向の圧力を与え、前記吐出口から吐出する遠心ポンプにおいて、前記羽根車の外周側終端部に前記吐出口が設けられたボリュート流路1aを形成し、該ボリュート流路を前記羽根車を1周以上させた後に、終端側を前記ボリュート流路の接線方向とは異なる方向へ変向させて、前記吐出口側の流路を前記吸入口側の流路と同一方向且つ前記吐出口側と前記吸入口側の流体の流れが逆向きとなるように延在させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠心ポンプに関するものであり、特に人工心肺や開心術時の血液の体外循環回路に用いて好適な遠心ポンプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、人工心肺や開心術時の血液の体外循環回路には、人工弁が不要であること、小型・軽量であること等の利点があることから、遠心ポンプが使用されることがある。
一般に遠心ポンプは流体の吸入口と吐出口が設けられたケーシングと、該ケーシング内部に回転自在に収容された羽根車とから形成され、前記吸入口から遠心ポンプ内部に流入された流体は、前記羽根車の回転径方向に向きを変えられ、このときに羽根車によって角運動量が与えられることで流体が昇圧され、該昇圧された流体は前記吐出口より外部へ流出する。
【0003】
このような遠心ポンプを血液の体外循環回路に用いる血液ポンプとして使用する技術は特許文献1に開示されている。
図6は従来の血液の体外循環に用いる遠心ポンプの断面図である。
従来例における図6に示した遠心ポンプは、第1ハウジング室101と、これとは隔壁103を介して隣接する第2ハウジング室104とを備えており、前記第1ハウジング室101には、血液の入口ポート105が頂部に、入口ポート105と直角方向に出口ポート106が備え付けられている。第1ハウジング室101内には、台座108の上面に複数個の羽根109を設けてなる羽根車110が回転自在に取り付けられている。また、前記台座108の中央底部には、第1ハウジング室101の底部に支持される突起110aが形成されている。
また、台座108には、中心軸を共有するいずれもリング状の第1マグネット111と第1バックヨーク(磁力線漏れ防止具)112とを、台座108の底面と平行に一体に内蔵しており、第2ハウジング室104には、回転軸114の先端に支持部材114aを介していずれもリング状の第2マグネット115と第2バックヨーク116とが前記第1マグネット111に対向するように一体に装着されている。
また、このような遠心ポンプにおいては、前記第1ハウジング室101内であって、羽根車110の外周側に図7に上平面図、図8に斜視図を示したボリュート流路101aが形成されており、前記出口ポート106はボリュート流路101aの終端部に位置している。
【0004】
このような構成の図6に示した遠心ポンプにおいて、駆動源(不図示)を駆動させると、回転軸114が回転し、それに支持部材114aを介して装着した第2マグネット115も回転し、該第2マグネット115の回転につれて第1マグネット111も回転し、羽根車110が回転する。これにより血液は入口ポート105から導入されて、羽根車110によって昇圧され、ボリュート流路101aを経て出口ポート106から吐出される。
【0005】
【特許文献1】特許第2874060号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されているような血液の体外循環に使用する遠心ポンプは通常、入口ポート105及び出口ポート106にはそれぞれ樹脂製のチューブの一端を取り付け、該樹脂製のチューブの他端を患者又は人工肺など必要なその他の機器に接続して使用する。
しかしながら、特許文献1に開示される遠心ポンプでは、血液の吸入口(入口ポート)と吐出口(出口ポート)がそれぞれ直交する平面内にあり、前記吸入口と吐出口のそれぞれに取り付ける樹脂性のチューブは急角度で曲げることができないため、血液の体外循環回路の占有面積が大きくなってしまうという問題がある。
さらに、樹脂製のチューブを急激に曲げることができないことから、血液の体外循環回路の全流路長が長くなり、そのため体外に脱血して循環させる血液量が多くなり、患者の体調面での負担が大きくなる。
【0007】
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、吸入口と吐出口とが形成されたケーシングの内部に羽根車を回転自在に収容した血液の体外循環用の遠心ポンプであって、血液の吸入口側の流路と吐出口側の流路とを同一方向且つ前記吐出口側と前記吸入口側の流体の流れが逆向きとなるように延在させることにより、血液の体外循環回路の占有面積を小さくするとともに、体外を循環させる血液量が少なく患者への負担が小さい血液体外循環用の遠心ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため本発明においては、
吸入口と吐出口とが形成されたケーシングの内部に羽根車を回転自在に収容し、前記吸入口から吸入した流体に、前記羽根車の回転の遠心力によって回転半径方向の圧力を与え、前記吐出口から吐出する遠心ポンプにおいて、前記羽根車の外周側終端部に前記吐出口が設けられたボリュート流路を形成し、該ボリュート流路を前記羽根車を1周以上させた後に、終端側を前記ボリュート流路の接線方向とは異なる方向へ変向させて、前記吐出口側の流路を前記吸入口側の流路と同一方向且つ前記吐出口側と前記吸入口側の流体の流れが逆向きとなるように延在させたことを特徴とする。
前記ボリュート流路を羽根車を1周以上させた後に変向させるため、羽根車で昇圧された血液の全量をスムースに吐出口に導くことができる。
【0009】
このように、吸入口側の流路と吐出口側の流路を同一方向且つ前記吐出口側と前記吸入口側の流体の流れが逆向きとなるようにすることで、体外循環回路の占有空間体積及び占有面積を小さくすることができる。従って遠心ポンプ周辺の省スペース化が可能となり、省スペース化により通常遠心ポンプが置かれる手術室や患者のベットサイドスペース等を有効に活用することができるようになる。
また、血液の体外循環回路の全流路長の縮小が可能となるため、体外に脱血して循環させる血液量を少なく抑えることが可能となり、患者の体調面での負担を小さくして血液を体外循環させることが可能となる。
【0010】
また、前記吸入口を前記羽根車の軸中心部に設け、前記ボリュート流路を前記羽根車を1周以上させた後に前記羽根車の軸線方向に90°変向させて、前記吐出口側の流路を前記吸入口側の流路と同一方向且つ前記吐出口側と前記吸入口側の流体の流れが逆向きとなるように延在させたことを特徴とする。
【0011】
これにより、吸入側の流路と吐出側の流路がともに遠心ポンプの上方へ向き、吸入側の流路と吐出側の流路を上方以外の方向へ向けた場合と比較すると、循環流路の占有空間体積は同じであるが、循環流路によって形成されるデッドスペース(例えばチューブの下側など)を小さくすることができ、遠心ポンプが置かれる手術室等のスペースのさらなる有効活用が可能となる。
【0012】
また、記羽根車上部に前記吐出口と吸入口が設けられ、前記羽根車は、軸中心部上部に軸受を有さないことを特徴とする。
これにより、遠心ポンプの羽根車の回転軸中心上方から血液を流入することが可能となる。
【0013】
また、前記吸入口始端部と、前記吐出口終端部との高さを異ならせたことを特徴とする。
前記吸入口始端部と、前記吐出口終端部には、前述の通りそれぞれ樹脂性のチューブを取り付ける必要がある。通常前記チューブはバンドを用いて前記吸入口始端部と前記吐出口終端部に取り付ける。本発明においては前記吸入口始端部と前記吐出口終端部を同一方向としているため、前記吸入口始端部と前記吐出口終端部との高さが同じ場合には前記バンド同士が干渉する可能性があるが、前記吸入口始端部と前記吐出口終端部との高さを異ならせることで前記バンド同士が干渉することを防止することができる。
【発明の効果】
【0014】
以上記載のごとく本発明によれば、吸入口と吐出口とが形成されたケーシングの内部に羽根車を回転自在に収容した血液の体外循環用の遠心ポンプであって、血液の吸入口側の流路と吐出口側の流路とを同一方向に延在させることにより、血液の体外循環回路の占有面積を小さくするとともに、体外を循環させる血液量が少なく患者への負担が小さい血液体外循環用の遠心ポンプを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【実施例1】
【0016】
まず実施例1における遠心ポンプの構成について説明する。
図1は、実施例1に関する遠心ポンプの構成を示す構成図である。
実施例1に関する遠心ポンプは、図1に示すようにポンプケーシング1と、該ポンプケーシング1とは隔壁3を介して隣接するモータケーシング4とを備えている。また、前記隔壁3はその中央部で略円柱状の窪みを有している。
【0017】
前記ポンプケーシング1には血液の吸入口である入口ポート5が頂部に、また該入口ポート5とは同一方向且つ吐出口側と吸入口側の流体の流れが逆向きとなるように血液の吐出口である出口ポート6が設けられている。前記ポンプケーシング1内には、下部が前記隔壁3の窪み内に収まるような断面がT字状の台座8と、該台座8の上面に羽根10が設けられている。前記羽根10を含む羽根車9の上部には軸受は設けられておらず、これにより羽根車9の上方に設けた入口ポート5からの血液の流入が可能となる。
【0018】
前記台座8の底面とポンプケーシング1内の底部との間には若干の間隙が形成され、前記台座8はその中央底面で、ポンプケーシング1の窪みの底部に回転可能に支持される。該台座8の支持は、台座8を回転可能に支持できることができればよく、例えば前記ポンプケーシング1内の窪みの中央部に凹部を設け、該凹部と嵌合するような突起を前記台座8の底面中央部に設けるなどの手段が挙げられる。
【0019】
また、前記台座8には、台座8と回転中心を共有するリング状の従動マグネット11が内蔵されている。なお、前記従動マグネット11と回転中心を共有するリング状のバックヨーク(磁力線漏れ防止具)を、前記従動マグネット11の内周に一体に内蔵してもよい。
【0020】
また、前記モータケーシング4には、モータ16と、該モータ16の回転軸17の先端にお椀状の支持部材14を介してリング状の駆動マグネット15が、前記従動マグネット11に対向するように装着されている。
【0021】
また、前記ポンプケーシング1の内部であって、前記羽根車9の外周側にはボリュート流路1aが形成されている。ボリュート流路1aの形状について図2及び図3を用いて説明する。
図2は実施例1に関するボリュート流路の上平面図であり、図3は実施例1に関するボリュート流路の斜視図である。
ポンプケーシング内部であって、羽根車9の外周側では、羽根車9の回転方向と同一面上に吐出側へ向けてなだらかな曲面で羽根車9との間隔を広げてゆくボリュート流路1aが形成されており、該ボリュート流路1aは羽根車9の外周を1周以上した後に、終端側を上方へ90°変向させその先端に前記出口ポート6が位置するように形成されている。これにより前記入口ポート5と出口ポート6を同一方向に設けることが可能となる。
【0022】
図4(A)は入口ポート5と出口ポート6周辺の概略構成図であり、図4(B)は入口ポート5と出口ポート6周辺の別の例の概略構成図である。
図4(A)に示すように入口ポート5の上端(始端)と出口ポート6の上端(終端)の高さを異ならせ、出口ポート6の上端が入口ポート5の上端よりも上側になるようにしている。また入口ポート5と出口ポート6にはそれぞれバンド25、26を用いて樹脂性のチューブを取り付けるが、入口ポート5の上端と出口ポート6の上端の高さを異ならせているため、前記バンド25と26が互いに干渉することがない。
また、図4(B)に示したように、入口ポート5の上端が出口ポート6の上端よりも上側になるようにしてもよく、入口ポート5の上端と出口ポート6の上端の高さが異なっていればよい。
【0023】
次に、以上のように構成された遠心ポンプの動作について説明する。
上記の遠心ポンプにおいて、前記モータ16を駆動すると回転軸17が回転し、該回転軸17に装着した駆動マグネット15も回転する。そして、駆動マグネット15と対向する従動マグネット11との間は吸引力が作用し、駆動マグネット15の回転につれて従動マグネット11も回転する。そして従動マグネット11の回転によって、羽根車9が回転する。これにより血液は、入口ポート5から導入され、回転する羽根車9の回転径方向に向きを変えられるとともに昇圧され、前記ボリュート流路1aに流出し、該ボリュート流路1a内を前記羽根車9の回転方向と同方向に流れて出口ポート6から吐出される。
【0024】
以上の実施例1によれば、入口ポートと出口ポートとを同一方向とすることで、体外を循環する回路の占有面積を小さくすることができる。従って遠心ポンプ周辺の省スペース化が可能となり、省スペース化により通常遠心ポンプが置かれる手術室や患者のベットサイドスペース等を有効に活用することができるようになる。
また、血液の体外循環回路の全流路長の縮小が可能となるため、体外に脱血して循環させる血液量を少なく抑えることが可能となり、患者の体調面での負担を小さくして血液を体外循環させることが可能となる。
【0025】
前記省スペース化について図5を用いて説明する。
図5(A)は実施例1に関する遠心ポンプとその周囲の概略図、図5(B)は従来例に関する遠心ポンプとその周囲の概略図である。
図5(B)に示したように、従来の遠心ポンプにおいては、患者の大静脈などから採血された血液は、入口ポート105に取り付けた樹脂性チューブ125から遠心ポンプを形成するケーシング101内に流入され、該ケーシング101内の羽根車(不図示)によって昇圧され、前記入口ポート105とは直角方向に設けられた出口ポート106及び該出口ポート106に取り付けられた樹脂製チューブ126を通じて人工肺などの他機器(不図示)で処理された後、大動脈などから患者の体内に戻る。
【0026】
同様に図5(A)に示したように、実施例1に関する遠心ポンプにおいては、患者の大静脈などから採血された血液は、入口ポート5に取り付けた樹脂性チューブ25から遠心ポンプを形成するケーシング1内に流入され、該ケーシング1内の羽根車(不図示)によって昇圧され、前述の図2及び図3に示したボリュート流路によって変向され、前記入口ポート5と同一方向に設けられた出口ポート6及び該出口ポート6に取り付けられた樹脂製チューブ26を通じて人工肺などの他機器(不図示)で処理された後、大動脈などから患者の体内に戻る。
【0027】
図5(A)から明らかであるように、本実施例1における遠心ポンプにおいては、従来樹脂製チューブが占有していたルート126´が必要なくなり、従来デッドスペースとなっていた遠心ポンプの上方を樹脂性チューブ26に占有させることができる。これにより図5(A)に示したSに相当する面積だけ占有面積が従来よりも小さくなる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
吸入口と吐出口とが形成されたケーシングの内部に羽根車を回転自在に収容した血液の体外循環用の遠心ポンプであって、血液の吸入口側の流路と吐出口側の流路とを同一方向に延在させることにより、血液の体外循環回路の占有面積を小さくするとともに、体外を循環させる血液量が少なく患者への負担が小さい血液体外循環用の遠心ポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】実施例1に関する遠心ポンプの構成を示す構成図である。
【図2】実施例1に関するボリュート流路の上平面図である。
【図3】実施例1に関するボリュート流路の斜視図である。
【図4】図4(A)は入口ポート5と出口ポート6周辺の概略構成図であり、図4(B)は入口ポート5と出口ポート6周辺の別の例の概略構成図である。
【図5】図5(A)は実施例1に関する遠心ポンプとその周囲の概略図、図5(B)は従来例に関する遠心ポンプとその周囲の概略図である。
【図6】従来の血液の体外循環に用いる遠心ポンプの断面図である。
【図7】従来例に関するボリュート流路の上平面図である。
【図8】従来例に関するボリュート流路の斜視図である。
【符号の説明】
【0030】
1 ポンプケーシング
1a ボリュート流路
5 入口ポート(吸入口)
6 出口ポート(吐出口)
9 羽根車

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸入口と吐出口とが形成されたケーシングの内部に羽根車を回転自在に収容し、
前記吸入口から吸入した流体に、前記羽根車の回転の遠心力によって回転半径方向の圧力を与え、前記吐出口から吐出する遠心ポンプにおいて、
前記羽根車の外周側終端部に前記吐出口が設けられたボリュート流路を形成し、
該ボリュート流路を前記羽根車を1周以上させた後に、終端側を前記ボリュート流路の接線方向とは異なる方向へ変向させて、前記吐出口側の流路を前記吸入口側の流路と同一方向且つ前記吐出口側と前記吸入口側の流体の流れが逆向きとなるように延在させたことを特徴とする遠心ポンプ。
【請求項2】
前記吸入口を前記羽根車の軸中心部に設け、
前記ボリュート流路を前記羽根車を1周以上させた後に前記羽根車の軸線方向に90°変向させて、前記吐出口側の流路を前記吸入口側の流路と同一方向且つ前記吐出口側と前記吸入口側の流体の流れが逆向きとなるように延在させたことを特徴とする請求項1記載の遠心ポンプ。
【請求項3】
前記羽根車上部に前記吐出口と吸入口が設けられ、
前記羽根車は、軸中心部上部に軸受を有さないことを特徴とする請求項2記載の遠心ポンプ。
【請求項4】
前記吸入口始端部と、前記吐出口終端部との高さを異ならせたことを特徴とする請求項2又は3記載の遠心ポンプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−116812(P2010−116812A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−289571(P2008−289571)
【出願日】平成20年11月12日(2008.11.12)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)国等の委託研究の成果に係る特許出願(平成20年度独立行政法人科学技術振興機構 革新技術開発研究事業、産業技術力強化法第19条の適用を受ける特許出願)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【出願人】(591108880)国立循環器病センター総長 (159)
【Fターム(参考)】