説明

遠隔制御されるエアロゾル供給システム

本発明は、各々が散布用の液体の貯留部に付属して単一の制御ユニットによって作動させられ制御される複数のエアロゾルディスペンサを有する、エアロゾルを供給するシステムを提供する。香油が供給されることが好ましく、また、任意の散布手段が用いることができるが、圧電的に作動する散布が好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、香り成分を空気中または水中に供給する芳香発生装置の分野に関する。本発明は、特に、流体貯留部に結合して使用される噴霧装置と、複数の噴霧器を中央の位置から遠隔制御できるようにする手段を有している、そのような香り成分を噴霧する方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
空気中での香りの散布は、周囲環境の望ましくない臭気を除去する一般的な方法になってきており、また、買い物客に食料品を購入するように働きかけたり、気持ちのよい買い物環境を経験できるようにしたりする販売目的にも使用されている。
【0003】
精油も、空中浮遊性の微生物つまりバクテリア、ウイルスおよび特にカビに対抗するためだけでなく、健康で気持ちがよく前向きな環境を促進するために、同じように散布されている。
【0004】
そのような芳香発生設備は、通常、芳香発生装置にまたはその近くに取り付けられている制御手段を有することが知られている。単一のユニットの無線遠隔制御装置が存在することも知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、現在の芳香発生設備は、1つまたは複数の芳香発生装置から遠く離れている位置での集中型制御を備えておらず、そのような複数の芳香発生点のネットワークの制御にも適応していない。
【0006】
本発明の目的は、複数の空気芳香発生装置の出力を単一の制御手段によって個別にまたは同時に制御することができるような手段を提供することである。
【0007】
本発明のさらなる目的は、そのようなシステムと協働して、芳香発生装置からの散布を行う改良された手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1のアスペクトにおいて本発明は、単一の制御ユニットによって作動させられ制御される遠隔の複数のエアロゾルディスペンサを含む、エアロゾルを供給するシステムを提供する。
【0009】
本発明においてエアロゾルディスペンサ(aerosol dispenser)という用語は、任意の種類の噴霧器(nebulizerまたはatomiser)を含んでいる。
【0010】
第2のアスペクトにおいて本発明は、供給される流体の貯留部(reservoir)とそのような散布を行う圧電手段とを含む、このエアロゾルを供給するシステムとともに使用されるエアロゾルディスペンサである。
【0011】
エアロゾル供給システムの制御ユニットは、遠隔の複数のエアロゾルディスペンサに対して、香りの発生の強さ、散布される流体の選択、作動率(duty cycle)、スケジュール、信号報知などの情報を通信することができることが好ましい。
【0012】
情報が、制御ユニットに遠隔の複数のエアロゾルディスペンサから送り返され、そのような情報には、周辺温度、湿度、ディスペンサの近傍での人の存在などの環境パラメータと、ディスペンサの状態および流体の液位と、流体の種類と、システムの機能などのパラメータが含まれていることがさらに好ましい。任意の好ましい情報を含めることができる。
【0013】
遠隔のディスペンサは、制御ユニットによって設定されている制限内で、手動での入力を制御ユニットに送り返すために使用することができる操作パネルを有していることが、さらに好ましいことであろう。
【0014】
制御ユニットと遠隔の複数のディスペンサとの間の通信は、任意の好ましい手段を使用することができるが、無線手段によって達成されることが、また好ましいことであろう。
【0015】
複数のディスペンサが制御ユニットからディスペンサへの直接距離の範囲の外に配置されている場合に、遠方のディスペンサとの通信のために、ホッピングまたは再ルーティング機能を備える無線システムが設けられていることが好ましい。
【0016】
本発明において、制御システムは、ディスペンサの環境からのセンサフィードバックを監視して、計算を行い、必要な場合に、オペレータによってまたは自動的に、動作スケジュール、液体の選択、およびエアロゾルの散布の強さなどのパラメータを調整する能力を有していることが好ましい。
【0017】
制御システムは、液体の消費などのディスペンサの状態の詳細を監視し、またレポートを生成し、補充の必要性を示し、または人間に知覚されるものとしてエアロゾル拡散の効果を分析する能力を有していることが、さらに好ましい。
【0018】
本発明のシステムを使用して任意の流体を散布することができるが、香油を使用することが好ましい。
【0019】
各ディスペンサは、選択された割合で油を空中に拡散させることが好ましく、また、油を保存する貯留部を有していることが好ましい。
【0020】
本発明では任意の種類の噴霧器(nebulizerまたはatomiser)つまりエアロゾルディスペンサを使用できるが、圧電動作するディスペンサを使用することが好ましい。
【0021】
ディスペンサへの液体の流れは貯留部の開口を通しており、場合によっては、チューブ、網、または芯によっ支援されていることがさらに好ましい。
【0022】
ディスペンサに供給される油の量が「ウォーターロック(water lock)」によって調節されることがさらに好ましいことであろう。
【0023】
ディスペンサは交換可能な部品を構成するように貯留部と一体化されて密閉されていることも好ましいであろう。電気インターフェイスによって、部品の交換の際に、筐体内への容易な取り付けが可能になる。
【0024】
使用されるディスペンサは、貯留部から圧電手段によって散布される散布領域までその香油が芯手段によって吸引されることとなる手段に接続する、香油の貯留部を有していることがさらに好ましい。
【0025】
エアロゾル放出の代替手段には、自然あるいは強制対流、または加熱および/または振動による蒸発がある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明のエアロゾル供給システムの模式図である。
【図2】上に載せられている油貯留部を備える圧電一体式カートリッジを示す図である。
【図3】図2のカートリッジの外側の斜視図である。
【図4】代替の一体式圧電作香油カートリッジを示す図である。
【図5】複数の芳香発生装置を示す図である。
【図6】散布される油がスポンジなどの液体吸収材料に染み込まされている、一体式油カートリッジを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明がより容易に理解されるように、非限定的な例によって、本発明の好ましい実施形態を説明する。
【0028】
《本発明のシステム》
本発明は、単一の制御ユニット作動させられ制御される複数の遠隔のエアロゾルディスペンサを有する、エアロゾルを供給するシステムを提供する。
【0029】
図1は、メインモジュール110と中央サーバ120とを有する単一の制御ユニット100と、複数のリモートノードつまりディスペンサ200との間の通信システムの模式図である。
【0030】
中央サーバは、システム内の全てのノードと直接に、またはシステム内の他のノードを経由して通信することができる。ノードが通信できないためにノードへの1つの経路が遮断された場合、自動再ルーティングが実施されるように構成されている。さらに、意図したノードだけが関連する情報を受信できるように、ノードの一意の識別と暗号化も実現されている。
【0031】
本発明ではメインモジュールと複数の遠隔のディスペンサとの間で任意の種類の通信を使用することができるが、無線通信を使用することが好ましい。
【0032】
このシステムとともに使用される好ましいディスペンサは、散布される流体用の貯留部と、そのような散布を行うための圧電手段とを有しているものであるが、本発明では、特定の種類のディスペンサに使用が限定されてはおらず、噴霧装置つまりディスペンサは、空気または圧電手段によって駆動される噴霧器(nubulizerまたはatomizer)からなっていてもよい。
【0033】
この種類の装置ともに使用される液体の種類としては、純粋なままがあるいは水と混合されているかのいずれかの芳香油(aromatic oil)または精油(essential oil)が一般的である。本発明は全ての態様の流体を散布する手段に関しているが、本明細書では、便宜上、本発明を香油(sceneted oil)の散布の用途に関して説明する。
【0034】
ディスペンサは、通常、液体を保存する貯留部を有しており、一体式の互換性のあるカートリッジを形成するように、貯留部に組み合わされている散布器(diffuser)からなっていてもよい。本発明の好ましいカートリッジは、芳香発生点の筐体との機械的および電気的なインターフェイスを有している。
【0035】
本発明のシステムは、中央の位置からグループとしてまたは個別に制御されプログラムされることが可能な複数のディスペンサ(芳香発生点)を有しており、システムは電池バックアップを備えている商用電源式である。
【0036】
中央制御ユニットが存在しない場合や動作していない場合、芳香発生点は、中央制御ユニットからの制御や中央制御ユニット上でのプログラムとは独立して動作することができる。その一方で、中央システムは任意の時点で制御を再開することができる。芳香発生点は、商用電源からの入力電力が切断されても通信し機能することができる。スリープモード動作によって電池電力の低消費化が可能になる。
【0037】
システムは、複数の経路の設定能力、信号暗号化、およびタイムアウト能力を有することができる。ノードの再ルーティング機能を備える無線ネットワークによって、ネットワークをポイント・ツー・ポイントの無線通信の範囲よりもより大きくすることができる。芳香発生点は、ネットワークから切断されているときでも、また商用電源の電力入力から切断されているときでも、スケジュールされたプログラムを実行することができる。
【0038】
芳香発生点のプログラミングによって、好みに従って、または芳香発生点の近くの環境内の入力センサや芳香発生点自体の入力センサに基づいて、香りの選択、強さあるいは作動率、およびスケジュールを設定することができる。芳香発生点と環境とのセンサフィードバックは、有線または無線のネットワークを使用して、制御ユニットに通信して戻すことができる。
【0039】
本発明では任意の通信手段を使用することができるが、制御ユニットと遠隔のディスペンサとの間の通信が無線手段によって実施されることが好ましい。ディスペンサが制御ユニットからディスペンサへの直接距離の範囲の外に配置されている場合に、遠方のディスペンサとの通信のために、ホッピングまたは再ルーティング機能を備える無線システムが設けられていることが好ましい。
【0040】
本発明においては、メインモジュール110と遠隔のディスペンサ200との間の通信ツールであって、検索、報告など、および遠隔の芳香発生装置(ディスペンサ)への指令の通信に使用されるグラフィカルユーザインターフェイスが設けられている。
【0041】
オペレータがコンピュータと有線や無線で接続されたディスペンサとの間で通信ができるように、特定のソフトウェアが提供されている。このソフトウェアは、複数の芳香発生装置の検出結果とそれらの装置に対する設定とを表示することができる。
【0042】
使用可能な選択肢には、組み込み検索ツールによって芳香発生装置の検索または検索された芳香発生装置の設定を行い、カートリッジの容量や芳香の種類などのそれら芳香発生装置の状態パラメータを求める、というものがある。
【0043】
インターフェイスは、制御ユニットやコンピュータに遠隔アクセスできるように、ローカルエリアネットワーク(LAN)の境界内で動作したり、インターネットを使用して動作したりすることができる。インターフェイスは、香り、階、空間(部屋の識別)または領域、芳香発生装置、IPアドレス、およびシリアル番号の割り当てを支援することになる検索ツール上で動作する。
【0044】
本発明のシステムは、環境情報を遠隔のディスペンサつまり芳香発生点から制御ユニットにフィードバックすることも可能にする。そのような環境情報は、周辺温度、湿度、ディスペンサの近傍での人の存在、ディスペンサの状態、およびその流体の液位などの複数のパラメータを含んでいる。任意の好ましい情報を含めることができる。
【0045】
この手段によって、複数の供給装置(芳香発生点)を有するシステムは、中央の位置から、グループとしてまたは個別に制御されプログラムされることができる。中央制御装置が存在しない場合や動作していない場合、芳香発生点は、そのユニット上で制御やプログラムされたように独立して動作することができ、その一方で、中央システムは任意の時点で制御を再開することができる。芳香発生点は、商用電源からの入力電力が切断されても通信し機能することができる。スリープモード動作によって電池電力の低消費化が可能になる。
【0046】
システムは、複数の経路の設定能力、信号暗号化、およびタイムアウト能力を有することができる。ノードの再ルーティング機能を備える無線ネットワークによって、ネットワークをポイント・ツー・ポイントの無線通信の範囲よりもより大きくすることができる。芳香発生点は、ネットワークまたは商用電源電力入力から切断されているときでも、スケジュールされたプログラムを実行することができる。
【0047】
芳香発生点のプログラミングによって、好みに従って、または芳香発生点の近くの環境内の入力センサや芳香発生点自体の入力センサに基づいて、香りの選択、強さあるいは作動率、およびスケジュールを設定することができる。芳香発生点と環境とのセンサフィードバックは、有線または無線のネットワークを使用して、制御ユニットに通信して戻すことができる。
【0048】
《好ましいディスペンサ》
前述のように、芳香発生点で使用される好ましいディスペンサは、散布する油の定常的な供給が上側の散布表面で可能なようにその散布表面から貯留部内に通過している芯装置を備えていることもある、香油の貯留部を有している。
【0049】
油を散布する多くの手段を使用することができるが、この油を大気中に散布するために、この油の供給源の上方位置の簡単な空気通路を使用したり、その代わりに圧電手段を使用したりすることができる。
【0050】
本明細書で記述しているように様々なディスペンサを使用することができるが、本発明においては、圧電手段を油のエアロゾルを散布するために使用することが好ましい。
【0051】
図2及び図3は、貯留部とともに単一のカートリッジ70に一体化されている、圧電駆動のディスペンサの一実施形態を示している。
【0052】
組み込みディスペンサを備える密閉されている貯留部によって、貯留部の液体の内容物の実際の性質に対して噴霧パラメータを最適化することができる。パラメータは、穴の直径、長さ、隙間などの様々な部品の寸法の場合であってもよい。
【0053】
放散される流体の性質は、その動作期間が最長になるようにしている噴霧器(atomiser)の材質に影響しがちである。使い捨てのカートリッジは、低コストで作ることが可能であって、繰り返し使用しなければならない噴霧器に比べて材料が少なくてすむという利点を有する。
【0054】
本発明のカートリッジ70は、散布される液体が保存される貯留部1を含んでいる。液体を放散室3に供給するために液体が出口11を通してだけ出ることができるように、蓋6が貯留部を閉じている。それから圧電素子5が液体を刺激して、霧(mist)を発生させる。
【0055】
ゴム部分7が、拡散室3からの液体の漏洩を防止し、カバー8によって固定されている圧電組立体を保持している。それから霧は、放散室から出て、空気入口4と出口2とを通過する空気の中を通過する。
【0056】
このユニットは、電気インターフェイス9と機械インターフェイス10とによって、カートリッジとして使用できるようになっている。
【0057】
貯留部1と放散室3との分離は、圧電駆動部の上方の液体が一定の液位Hとなるように設計されている。この原理は、鳥給餌型装置(bird feed system)としても知られている。
【0058】
一般的な圧電放散装置は、霧の発生に正確な液位Hを維持することを要求しない水ベースの液体を使用する。精油などの液体については、許容可能な液位のばらつきが小さく、圧電素子の上方での液体の液位を制御する手段が必要である。
【0059】
貯留部内の液体の放散室からの分離と、使われた分の液体の供給とによって、より一定で最適な放散速度となる。貯留部の大きさを、通常の液位Hの変動によって許容されるものよりも大きくできるので、液体の補充までの時間を長くすることができる。
【0060】
圧電駆動の油カートリッジの他の実施形態が図4に示されている。この実施形態では、散布される油は貯留部38に保存され、一方で圧電素子31は液体を圧電素子ホルダ32から放散する。シール33は漏れを防止し、芯34が液体をボトル38から補充する。
【0061】
芯ホルダ35は、圧電素子に対して正しい距離に、かつ、貯留部38の底に至るように、芯を配置している。
【0062】
一重式または二重式のキャップ36,37が、カートリッジを密閉して、漏れと再充填(refill)の両方を防止している。
【0063】
本発明では、前述のように、複数の芳香発生装置を設けることも考えられる。この模式図が図5に示されており、放散器電子機器21を有する複数の貯留部ユニット25が、複数のLED表示部23と複数の制御部24とをパネル22上に有する筐体27内に位置している。
【0064】
一体式のディスペンサのさらなる実施形態が図6に示されており、貯留部40は香油に浸されたスポンジ類の材料42を保持しており、そのスポンジは油を散布するように作動する圧電素子41につながっている。
【0065】
この後者の実施形態は、非常に単純である一方で特に効果的である。
【0066】
前述のように、本発明は、使用されるディスペンサについて限定されていないが、本発明のシステムは圧電駆動のディスペンサとともに使用するのが好ましい。
【0067】
本発明の多くの実施形態が本発明の範囲内に存在し、本発明の特定の実施形態を本明細書で説明したが、本発明の他の実施形態が前述の特徴の任意の数のそして任意の組み合わせを示すことになることを想像できることは明らかである。さらに、当然、本発明の精神と範囲とから逸脱することなく本発明における変形と修正とが可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各々が散布用の液体の貯留部に付属して単一の制御ユニットによって作動させられ制御される複数のエアロゾルディスペンサを有する、エアロゾルを供給するシステム。
【請求項2】
前記複数のエアロゾルディスペンサは互いに離隔して分散配置している、請求項1に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項3】
前記エアロゾル供給システムの制御ユニットは、遠隔の前記複数のディスペンサと情報を通信することができる、請求項1または2に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項4】
前記通信される情報には、香りの発生の強さ、散布される流体の選択、作動率、スケジュール、信号報知などの散布特性に関連する情報が含まれる、請求項3に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項5】
情報が前記制御ユニットに遠隔の前記複数のエアロゾルディスペンサから送り返される、請求項4に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項6】
前記送信される情報には、環境パラメータとディスペンサ状態パラメータとが含まれている、請求項5に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項7】
遠隔の前記ディスペンサは、手動での入力を前記制御ユニットに送り返すために使用することができる操作パネルを有する、請求項6に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項8】
前記手動での入力は、前記制御ユニットによって設定された限界値内である、請求項7に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項9】
前記制御ユニットと遠隔の前記複数のディスペンサとの間の通信は、無線手段によって達成される、請求項8に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項10】
前記複数のディスペンサが前記制御ユニットから前記ディスペンサへの直接距離の範囲の外に配置されている場合に、前記遠方の複数のディスペンサとの通信のために、ホッピングまたは再ルーティング機能を備える無線システムが設けられる、請求項9に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項11】
前記制御システムは、ディスペンサの環境からのセンサフィードバックを監視して、計算を行い、必要な場合に、オペレータによってまたは自動的にパラメータを調整する能力を有する、請求項10に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項12】
調整可能な前記パラメータは、動作スケジュール、液体の選択、およびエアロゾルの散布の強さなどのパラメータなどである、請求項11に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項13】
前記制御システムは、前記ディスペンサの状態の詳細を監視する能力を有している、請求項12に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項14】
前記制御システムは、状態レポートを生成することができる、請求項13に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項15】
前記制御システムは、液体の補充が必要なことを示すことができる、請求項13または14に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項16】
前記制御システムは、人間に知覚されるものとしてエアロゾル拡散の効果を分析することができる、請求項13乃至15のいずれか1項に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項17】
前記液体は香油である、請求項1乃至16のいずれか1項に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項18】
前記ディスペンサは、前記貯留部と一体化されて密閉され、交換可能な部品を構成するカートリッジを形成する、請求項17に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項19】
前記カートリッジは機械的で電気的なインターフェイスを有する、請求項18に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項20】
圧電的に作動するディスペンサが使用される、請求項17乃至19のいずれか1項に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項21】
前記貯留部から前記ディスペンサへの前記液体の流れは、前記貯留部の開口を通しており、前記流れは、チューブ、網、スポンジ、または芯によって支援されている、請求項20に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項22】
前記貯留部から前記ディスペンサへの前記流体の流れは、前記貯留部内のスポンジを経由している、請求項20に記載のエアロゾルを供給するシステム。
【請求項23】
前記ディスペンサに供給される油の量は、鳥給餌型装置によって調節されている、請求項22に記載のエアロゾルを供給するシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2011−504118(P2011−504118A)
【公表日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−532379(P2010−532379)
【出願日】平成20年11月7日(2008.11.7)
【国際出願番号】PCT/AU2008/001655
【国際公開番号】WO2009/059373
【国際公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(506371062)エア アロマ インターナショナル ピーティーワイ. リミテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】AIR AROMA INTERNATIONAL PTY. LIMITED
【Fターム(参考)】