説明

選択装置及び選択方法

【課題】多数のアイテムの中から選択したいアイテムを指定する際により直感的に認識でき効率的に選択できる技術の実現。
【解決手段】表示部に所定の順序で並べて表示された複数のアイテムから所望のアイテムを選択可能にする装置であって、複数のアイテムから複数の第1のアイテムを選択する第1の選択手段と、前記第1のアイテムが前記第1の選択手段により選択された第1の選択状態であることを表示する第1の表示手段と、前記第1のアイテムから第2のアイテムを選択する第2の選択手段と、前記第2のアイテムが前記第2の選択手段により選択された第2の選択状態であることを表示する第2の表示手段と、前記第2の選択手段により選択された第2のアイテムに対して前及び後の少なくともいずれかに配列された第1のアイテムの第1の選択状態を解除する解除手段と、を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、コンピュータ画面上に並べて表示された画像ファイル等の複数のアイテムから所望のアイテムを選択可能にする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、コンピュータ画面上で画像データを取り扱う操作が一般的になっている。ユーザは、例えば、デジタルカメラで撮影した静止画像データをコンピュータのハードディスクドライブに静止画像ファイルとして保存し、その保存されている複数の静止画像ファイルの中から任意のファイルを選択する操作を行う。また、その選択された静止画像ファイルに対しある操作(例えば印刷等)を指定する操作を行う。
【0003】
また、もう一つの傾向として、近年のコンピュータの高性能化や記憶ドライブの大容量化に伴って、取り扱える静止画像データをはじめとするデータの数が大きくなってきていることが上げられる。例えば、特許文献1においては、コンピュータ上の動画像データから静止画像データを取り出して保存することが記載されているが、そのようにして取り出された静止画像データは大量なデータの典型的な例と言える。
【特許文献1】特開2005-027021公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、コンピュータ画面上に表示された静止画像データ等の複数のアイテムの中から次の操作対象となるアイテムを複数選択する方法としては、選択したいアイテムを1つずつ指定する方法が用いられている。また、選択したいアイテムの先頭と最後尾を指定しその間にあるアイテムを全部選択する方法も用いられている。
【0005】
しかしながら、選択対象を1つずつ指定する方法では、選択したいアイテムが多数ある場合、その操作が煩雑であり実用的ではない。また、選択したいアイテムの先頭と最後尾を指定してその間のアイテムを選択する方法は、非選択状態にあるものを選択状態にすることを基本に発想されている。このため、多数のアイテムから選択したいアイテムを直感的に認識しにくく使い勝手が良くないという問題点がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、多数のアイテムの中から選択したいアイテムを指定する際により直感的に認識でき効率的に選択できる技術の実現を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示部に所定の順序で並べて表示された複数のアイテムから所望のアイテムを選択可能にする装置であって、複数のアイテムから複数の第1のアイテムを選択する第1の選択手段と、前記第1のアイテムが前記第1の選択手段により選択された第1の選択状態であることを表示する第1の表示手段と、前記第1のアイテムから第2のアイテムを選択する第2の選択手段と、前記第2のアイテムが前記第2の選択手段により選択された第2の選択状態であることを表示する第2の表示手段と、前記第2の選択手段により選択された第2のアイテムに対して前及び後の少なくともいずれかに配列された第1のアイテムの第1の選択状態を解除する解除手段と、を具備する。
【0008】
また、本発明は、表示部に所定の順序で並べて表示された複数のアイテムから所望のアイテムを選択可能にする方法であって、複数のアイテムから複数の第1のアイテムを選択する第1の選択工程と、前記第1のアイテムが前記第1の選択工程により選択された第1の選択状態であることを前記表示部に表示する第1の表示工程と、前記第1のアイテムから第2のアイテムを選択する第2の選択工程と、前記第2のアイテムが前記第2の選択工程により選択された第2の選択状態であることを前記表示部に表示する第2の表示工程と、前記第2の選択工程により選択された第2のアイテムに対して前及び後の少なくともいずれかに配列された第1のアイテムの第1の選択状態を解除する解除工程と、を具備する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、多数のアイテムの中から所望のアイテムを直感的且つ効率的に選択することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0012】
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、動画像データから静止画像データを取り出すプログラム及びハードウェアが本発明に係る動作を実現している。すなわち、本実施形態では、動画像データの高画質化に伴って動画像データから静止画像データを全て取り出し、静止画像データとしても利用できるように、そこから必要な静止画像データを指定して保存する際のファイルの選択機能を実現する。
【0013】
図1は本発明に係る実施形態として適用する一般的なPC(パーソナルコンピュータ)100のブロック図である。
【0014】
101はCPU(中央演算装置)である。102はメインメモリである。103はメインバス111と周辺バス112を橋渡しするブリッジ部である。104は表示部であり、ブリッジ部103とはグラフィックポートで接続されている。105は周辺バスに接続された大容量記憶部であり、本実施形態ではハードディスクドライブ(HDD)を使用する。106はキー入力インタフェース(I/F)であり、本実施形態ではキーボードとマウスを使用する。107はネットワークインタフェース(I/F)である。
【0015】
本実施形態では、PC100上でOS(オペレーティングシステム)が動作する。
【0016】
ここでOSのプログラムは、記憶部105に記憶されており、PCの電源投入後、メインメモリ102にロードされてCPU101で順次処理される。また、ブリッジ部103、表示部104、記憶部105、キー入力I/F106、ネットワークI/F107を制御してユーザに処理結果を提示する。本実施形態の動画像データから静止画像データを取り出すプログラムは、PC100上のOS上で動作する。
【0017】
次に、本実施形態のファイル選択動作を図2のフローと図3〜図9のユーザインタフェース画面を用いて説明する。
【0018】
図2において、プログラムがスタートとすると、S201においてプログラムはユーザから指定された動画像ファイルを記憶部105上からメインメモリ102上にデータとして読み込む。ここでのユーザインタフェース画面は図3及び図4である。図3は本プログラム起動直後の画面である。ユーザはここで「読込み」ボタンをクリックする。「読込み」ボタンがクリックされるとプログラムは図4に示すファイル選択ダイアログを表示する。ユーザはファイル選択ダイアログに目的とするファイル名を入力し、「開く」ボタンをクリックする。「開く」ボタンがクリックされるとプログラムは記憶部105に記憶されている動画像ファイルを読み込み、メインメモリ102に動画像データとしてロードする。
【0019】
次にS202においてプログラムはメモリ102上にロードされた動画像データをデコードして、動画像データに含まれる全てのコマを静止画像データとして取り出す。ここで得られた一連の静止画像データを縮小してサムネイルを作成し表示部104に一覧表示する。図5にサムネイルを表示した画面を示す。これらのサムネイルは動画像データを元画像として取り出されたものであり、その動画像データの時間軸に沿って一列に並んだ表示形態をとることが可能である。図5では左上から右下に順番に一列にサムネイルが並んでおり、3桁の数字でその順番を表している。図5において各サムネイルに付属しているチェックボックスはその画像を選択されていることを表している(第1の選択手段及び第1の表示手段)。
【0020】
本実施形態で行う操作は、選択したファイルの保存操作であるが、図5の「保存」ボタンがクリックされると、上記チェックボックスにチェックマークが付いた画像データに対して保存処理が実行される。ユーザはこのチェックマークをオン/オフして保存対象とする画像データを指定する。もちろんユーザはチェックマークを1つずつオン/オフすることも可能であるが、特に本実施形態のように動画像データから取り出した多数の静止画像データを対象とする場合、1つずつチェックマークをオフしていくのは煩雑である。そこで、本実施形態では図2のS203〜S206により表示されているサムネイルから保存対象のサムネイルを選択する。その一連の操作を行うときのユーザインタフェース画面を図5〜図9に示す。例えばユーザが図5において一連のサムネイル004〜018の画像データを保存したい場合、S203において保存したい一連のコマの先頭を選択する(第2の選択状態)。これは、図5の画面では選択したい先頭のサムネイル004をクリックして選択することに相当する。図6にサムネイル004が選択された第2の選択状態を示す。
【0021】
次にS204においてユーザは図6の状態から「前切り」ボタンをクリックする。「前切り」ボタンがクリックされると、プログラムはサムネイル004より前のサムネイル001〜003のチェックマーク(すなわち第1の選択状態)をオフにする。この状態を図7に示す。
【0022】
次にS205において保存したい一連のコマの最後尾を選択する。ここでは図7の画面からユーザは選択したい最後尾のサムネイル018をクリックして選択する。図8にサムネイル018が選択された第2の選択状態を示す。
【0023】
次にS206においてユーザは図8の状態から「後切り」ボタンをクリックする。「後切り」ボタンがクリックされると、プログラムはサムネイル018より後のサムネイル019〜最後までのチェックマーク(すなわち第1の選択状態)をオフにする。この状態を図9に示す。
【0024】
このようにしてユーザは所望のサムネイル004〜018の画像データを選択状態にすることができる。
【0025】
次にS207において、選択された画像データを静止画像ファイルとして保存する。ユーザの操作としては、図9において「保存」ボタンをクリックする。プログラムは「保存」がクリックされたら、チェックマークがオンされた画像データを符号化してJPEGフォーマットの静止画像ファイルとして記憶部105に保存する。
【0026】
以上説明したように、第1の実施形態では、動画像データから取り出して1列に並んだ複数の静止画像データ(サムネイル)の中から保存したい静止画像データを選択するチェックマーク(第1の選択手段)を備える。また、それを解除するためにチェックマークのオフを行う第2の選択手段(「前切り」ボタン及び「後切り」ボタン)を備える。これにより、多数のアイテムの中から所望のアイテムを直感的且つ効率的に選択することが可能となる。
【0027】
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に動画像データから静止画像データを取り出すプログラム及びハードウェアが本発明に係る動作を実現しているが、第2の選択状態において複数の画像データが選択される点が異なっている。
【0028】
図2で説明したハードウェアとOSに関する説明は第1の実施形態と同一であるので説明を省略し、本実施形態のアイテム選択動作を図10のフローと図11〜図13のユーザインタフェース画面を用いて説明する。
【0029】
図10において、プログラムがスタートとすると、S1001においてプログラムはユーザから指定された動画像ファイルを記憶部105上からメインメモリ102上にデータとして読み込む。ここでのユーザインタフェース画面は第1の実施形態と同じく図3及び図4である。
【0030】
次にS1002においてプログラムはメモリ上にロードされた動画像データをデコードして、全てのコマを静止画像データとして取り出す。そこで得られた一連の静止画像データを縮小してサムネイルを作成し表示部104に一覧表示する。このときの画面も第1の実施形態と同じく図5である。
【0031】
次にS203〜S205において、表示されているサムネイルから保存したいサムネイルを選択する。そのときのユーザインタフェース画面を図11〜図13に示す。例えば、ユーザが図5において一連のサムネイル004〜018の画像データを保存したい場合、S1003において保存したい一連のコマを複数選択する(第2の選択状態)。複数の画像データを選択するには、ユーザはサムネイル004をクリックした後、キーボードのシフトキーを押しながらサムネイル018をクリックする方法等がある。複数の画像データが選択された状態を図11に示す。図11においては太い実線及び太い点線が第2の選択状態に相当する。
【0032】
次にS1004においてユーザは図11の状態から「前切り」ボタンをクリックする。「前切り」ボタンがクリックされると、プログラムはサムネイル004より前のサムネイル001〜003のチェックマーク(すなわち第1の選択状態)をオフにする。この状態を図12に示す。
【0033】
次にS1005においてユーザは図12の状態から今度は「後切り」ボタンをクリックする。「後切り」ボタンがクリックされると、プログラムはサムネイル018より後のサムネイル019〜最後までのチェックマーク(すなわち第1の選択状態)をオフにする。この状態を図13に示す。
【0034】
このようにしてユーザは直感的かつ効率的な操作で所望のサムネイル004〜018の画像データを選択状態にすることができる。
【0035】
次にS1006において、選択された静止画像データを静止画像ファイルとして保存するが、この動作は第1の実施形態と同じである。
【0036】
以上の第2の実施形態によれば、、動画像データから取り出して1列に並んだ複数の静止画像データ(サムネイル)の中から保存したい静止画像データを選択するチェックマーク(第1の選択手段)を備える。また、それを解除するために複数選択された静止画像データ以外のチェックマークのオフを行う第2の選択手段(「前切り」ボタン及び「後切り」ボタン)とを備える。これにより、多数のアイテムの中から所望のアイテムを直感的且つ効率的に選択することが可能となる。
【0037】
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、PC100に接続された録音機器からPC100に転送されたサウンド(音声)ファイルを保存するプログラム及びハードウェアが本発明に係る動作を実現している。
【0038】
図2で説明したコンピュータのハードウェアとOSに関する説明は第1の実施形態と同一であるので説明を省略する。一方、録音機器はマイク回路とアナログデジタル変換回路、記憶媒体を有し、コンピュータとはUSB等の通信手段で接続される。
【0039】
さて、本実施形態の選択動作を図14のフローと図15〜図20のユーザインフェース画面を用いて説明する。
【0040】
図14において、プログラムがスタートとすると、S1401においてプログラムは録音機器で録音したサウンドファイルのリストを取得し表示部104に表示する。ここでのユーザインタフェース画面は図15及び図16である。図15は本プログラム起動直後の画面であり、ユーザはここで「リスト」ボタンをクリックする。「リスト」ボタンがクリックされるとプログラムは録音機器からサウンドファイルのリストを取得し、図16に示すように画面に一覧表示する。ここでこれらのサウンドファイルのリストは録音した時間に沿って最も古いものから順番に一列に並んだ表示形態をとることが可能である。図16において、各アイテムの左側のチェックボックスはそのアイテムが選択されていることを表している(第1の選択手段及び第1の表示手段)。本実施形態で行う操作は、録音機器からのサウンドファイルの転送及び取得である。図16の「保存」ボタンがクリックされると、このチェックボックスにチェックマークがついているアイテムに対して転送処理が実行される。ユーザはこのチェックマークをオン/オフして転送処理の対象となるアイテムを指定する。
【0041】
次にS1402〜S1405において、表示されているアイテムから転送したいアイテムを選択する。そのときのユーザインタフェース画面を図17〜図20に示す。例えばユーザが「Velvet Rovolver - 20050102 - 001」から「Velvet Rovolver - 20050108 - 002」の一連のアイテムを保存したいとする。この場合、S1402において上記一連のアイテムの先頭を選択する(第2の選択状態)。図16に示す画面では選択したいアイテムの先頭である「Velvet Rovolver - 20050102 - 001」をクリックして選択する。図17に「Velvet Rovolver - 20050102 - 001」が選択された第2の選択状態を示す。
【0042】
次にS1403においてユーザが図17の状態から「前切り」ボタンをクリックする。ここでプログラムは「Velvet Rovolver - 20050102 - 001」より前のアイテムのチェックマーク(すなわち第1の選択状態)をオフにする。すなわち「Velvet Rovolver - 20050101 - 001」〜「Velvet Rovolver - 20050101 - 003」のチェックマークを解除する。この状態を図18に示す。
【0043】
次にS1404において保存したい一連のアイテムの最後尾のアイテムを選択する。ここでは図18に示す画面からユーザはスクロールバーを操作して選択したいアイテムを表示した後、最後尾のアイテムである「Velvet Rovolver - 20050108 - 002」をクリックして選択する。図19に「Velvet Rovolver - 20050108 - 002」が選択された第2の選択状態を示す。
【0044】
次にS1405においてユーザが図19の状態から「後切り」ボタンをクリックする。ここでプログラムは「Velvet Rovolver - 20050108 - 002」より後ろのアイテムのチェックマーク(すなわち第1の選択状態)をオフにする。すなわち「Velvet Rovolver - 20050109 - 001」〜最後までのチェックマークを解除する。この状態を図20に示す。
【0045】
このようにしてユーザは所望のサウンドファイルである「Velvet Rovolver - 20050102 - 001」から「Velvet Rovolver - 20050108 - 002」を選択状態にすることができる。
【0046】
次にS1406において選択されたアイテムを転送する。ユーザの操作としては、図20において「保存」ボタンをクリックする。プログラムは「保存」がクリックされたら、チェックマークがオンであるアイテムを録音機器からコンピュータに転送し保存する。
【0047】
以上の第3の実施形態によれば、1列に並んだ複数のサウンドファイルリストの中から転送保存したいサウンドファイルを選択するチェックマーク(第1の選択手段)を備えう。また、それを解除するためにチェックマークのオフを行う第2の選択手段(「前切り」ボタン及び「後切り」ボタン)とを備える。これにより、多数のアイテムの中から所望のアイテムを直感的且つ効率的に選択することが可能となる。
【0048】
[他の実施形態]
以上、本発明に係る実施形態について具体例を用いて詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0049】
また、本発明の目的は、図示の機能ブロック及び動作において、いずれの部分をハードウェア回路により実現し、或いはコンピュータを用いたソフトウェア処理によって実現しても達成されることは言うまでもない。
【0050】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給することによって達成される場合も含む。その場合、システム等のコンピュータが該プログラムコードを読み出して実行することになる。
【0051】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0052】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
【0053】
プログラムを供給するための記録媒体(記憶媒体)としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク等がある。その他にも、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM、DVD-R)等がある。
【0054】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのものをダウンロードすることもできる。また圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0055】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザが、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードすることもできる。この場合、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現する。
【0056】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現され得る。
【0057】
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットのメモリに書き込まれた後、該ボード等のCPU等が実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現される。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明を実現する実施形態のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る第1の実施形態の選択動作を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その1)を例示する図である。
【図4】第1の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その2)を例示する図である。
【図5】第1の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その3)を例示する図である。
【図6】第1の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その4)を例示する図である。
【図7】第1の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その5)を例示する図である。
【図8】第1の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その6)を例示する図である。
【図9】第1の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その7)を例示する図である。
【図10】本発明に係る第2の実施形態の選択動作を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その1)を例示する図である。
【図12】第2の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その2)を例示する図である。
【図13】第2の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その3)を例示する図である。
【図14】本発明に係る第3の実施形態の選択動作を示すフローチャートである。
【図15】第3の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その1)を例示する図である。
【図16】第3の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その2)を例示する図である。
【図17】第3の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その3)を例示する図である。
【図18】第3の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その4)を例示する図である。
【図19】第3の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その5)を例示する図である。
【図20】第3の実施形態の選択動作におけるユーザインタフェース画面(その6)を例示する図である。
【符号の説明】
【0059】
100 PC
101 CPU
102 メインメモリ
103 ブリッジ部
104 表示部
105 記憶部
106 キー入力インタフェース部
107 ネットワークインタフェース部
111 メインバス
112 周辺バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部に所定の順序で並べて表示された複数のアイテムから所望のアイテムを選択可能にする装置であって、
複数のアイテムから複数の第1のアイテムを選択する第1の選択手段と、
前記第1のアイテムが前記第1の選択手段により選択された第1の選択状態であることを表示する第1の表示手段と、
前記第1のアイテムから第2のアイテムを選択する第2の選択手段と、
前記第2のアイテムが前記第2の選択手段により選択された第2の選択状態であることを表示する第2の表示手段と、
前記第2の選択手段により選択された第2のアイテムに対して前及び後の少なくともいずれかに配列された第1のアイテムの第1の選択状態を解除する解除手段と、を具備することを特徴とする装置。
【請求項2】
前記第2の選択手段により選択された第2のアイテムが複数ある場合、前記解除手段は、前記第2のアイテム以外の第1のアイテムの第1の選択状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第2のアイテムが複数ある場合、当該複数の第2のアイテム中の先頭のアイテムより前又は最後尾より後にある全ての第1のアイテムの第1の選択状態を解除することを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記アイテムは、動画像データから抽出された静止画像データ及び音響データの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
表示部に所定の順序で並べて表示された複数のアイテムから所望のアイテムを選択可能にする方法であって、
複数のアイテムから複数の第1のアイテムを選択する第1の選択工程と、
前記第1のアイテムが前記第1の選択工程により選択された第1の選択状態であることを前記表示部に表示する第1の表示工程と、
前記第1のアイテムから第2のアイテムを選択する第2の選択工程と、
前記第2のアイテムが前記第2の選択工程により選択された第2の選択状態であることを前記表示部に表示する第2の表示工程と、
前記第2の選択工程により選択された第2のアイテムに対して前及び後の少なくともいずれかに配列された第1のアイテムの第1の選択状態を解除する解除工程と、を具備することを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項7】
請求項6に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2007−48138(P2007−48138A)
【公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−233338(P2005−233338)
【出願日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】