説明

遺体保存用の酸化防止・消臭剤及び化粧剤の製造法、及び該製造法で製した遺体保存用の酸化防止・消臭剤及び化粧剤

【課題】老齢化の進行で葬儀数が増加し死亡時から葬儀を行うまでの日数が長くかかるため、遺体の腐敗進行を可能な限り防いで強い異臭の発生を防止・消臭をすること、及び、外部から見える遺体の顔・首筋・胸元・手足等の皮膚の変化・変色を可能な限り防ぎ、施した化粧の崩れを防止すること等が、死者を壮麗に葬送せんとする葬儀施行業者、遺族等の課題となっていた。
【解決手段】葬儀の間、遺体の酸化を防止して遺体から発する強い臭気を発生防止・消臭するために製した、強アルカリ性天然水で希釈した安定化二酸化塩素液と添加物からなる遺体保存用の酸化防止・消臭剤によって、及び、遺体の顔・首筋・胸元等の皮膚の変化・変色等を防いで遺体の外観を生前に近い状態に保持するために製した、強アルカリ性天然水、ホホバオイル、シリコーン、安定化二酸化塩素液等のエマルションからなる遺体保存用の化粧剤によって課題を解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、死者を壮麗に葬送するに際し、死亡時から葬儀までの間、遺体の酸化を防止して遺体から発する強い臭気の発生を防止すると共に消臭するために使用する遺体保存用の酸化防止・消臭剤に係り、また、遺体の顔・首筋・胸元等の皮膚の変化・変色等を防いで遺体の外観をできる限り生前に近い清浄な状態に保持するために使用する遺体保存用の化粧剤に係るものである。
【背景技術】
【0002】
近時、人口老齢化の急速な進行に伴い、葬儀の数も益々増加の傾向にあり、一方、全国的な葬儀施設・火葬施設等の数の不足から、必然的に、死亡時から実際に葬儀を行うまでの日数が3、4日から5、6日と長くかかるようになってきている。
従来、葬儀までの間、遺体の異臭の発生、皮膚の変色等を防いで遺体を生前に近い清浄な状態に保存する手段として、棺内にドライアイスを詰める等の冷却防腐や消臭剤の使用、及び化粧品により化粧を施すことを行っていたが、特に、夏季や暖房の効いた室内での5〜6日間は、遺体の内臓、血液等の酸化による腐敗が激しく、腐敗ガスが発生して強い異臭が発生することを免れず、また、死後経過で遺体の顔・首筋・胸元・手足等の皮膚の変化・変色が進むこと、それに伴う化粧崩れ等を免れない状態にあった。
よって、遺体の腐敗進行を可能な限り防いで強い異臭の発生を防止・消臭をすること、及び、外部から見える遺体の顔・首筋・胸元・手足等の皮膚の変化・変色を可能な限り防ぎ、せっかく施した化粧の崩れを防止すること等が、死者を壮麗に葬送せんとする葬儀施行業者、遺族等の重要な課題となっていた。
【0003】
前記の、死後経時によって遺体から発生する強烈な臭気は、体内の血液や臓器の酸化即ち腐敗が進行し腐敗菌が増殖して腐敗ガスを発生し、そのガスが遺体の口、鼻、耳、肛門などから漏れ出すことによるものであり、また、事故などで遺体の損傷が激しい場合は、その損傷箇所の腐敗が進行して臭気を発生し、そして、葬儀が長期化した場合には、棺内にこもった臭気が室内周辺に漏れ出して、葬儀場の雰囲気を著しく損なう課題があった。
而して、従来は、前記のように、主として、冷却して遺体の腐敗の進行を遅らせるため棺内に多量のドライアイスを詰め、また、消臭のための消臭剤として、近時は、木竹酢液や安定化二酸化塩素(NaClO)の希釈液(濃度500〜800PPM位)を使用しているが、木竹酢液はアンモニア系の消臭には有効だが殺菌・滅菌(腐敗防止)、消臭効果は弱い。一方、安定化二酸化塩素(NaClO)は、後記のように、腐敗防止のための殺菌・滅菌、及び消臭に顕著な効果があることが知られており、よって、遺体についても、口、鼻、耳、肛門などに脱脂綿等に浸ませて詰め、或は、遺体に塗布し、遺体若しくは棺内、周囲等にスプレーすることによって、かなりの効果を上げてきたものである。
然しながら、前記の濃度500〜800PPM位は日常生活目的の殺菌、滅菌、消臭用としてはかなりの高濃度PPM([0009]項を参照)であるが、腐敗の進んだ遺体の対処用としては不十分であって、その上、下記のような課題があった。
【0004】
即ち、従来、前記のように、遺体から発生する悪臭の除去や殺菌には、安定化二酸化塩素(NaClO)を水(中性・PH7)で濃度500〜800PPM位に希釈した希釈液を使用している。
しかし、安定化二酸化塩素は強アルカリ性(PH10)液体のため、水(PH7・中性)での希釈は、PH10(NaClO)−PH7(HO)=PH3のPH差分だけNaClOのPHが移行して酸性化し塩素ガスが発生する。
ところが、安定化二酸化塩素の市販原液(例、濃度60000PPM位)の希釈工程(法的規制、環境対策の設備必要)での塩素ガスの発生を少なくするためには70〜120倍位の希釈(濃度500〜800PPM位)が限界で、それ以上の高濃度の安定化二酸化塩素希釈液を通常の工場設備では製造しにくい課題があるのに対し、腐敗の進んだ遺体用としては少なくも1500〜3000PPM位の濃度が必要であるため、現状ではそれに対応できない課題があった。
【0005】
また、前記の濃度500〜800PPM位の希釈液を、遺体の口、鼻、耳、肛門などに脱脂綿等に浸ませて詰め、或は、遺体に塗布し、遺体若しくは棺内、周囲等にスプレーする等して使用した場合も、前記のPH移動分の酸性化が進行するため、塩素ガスが発生してかなり強い塩素臭が生じるため、その強く不快な塩素臭が葬儀の厳粛な雰囲気を著しく損なう課題があった。
【0006】
更に、遺体の酸化は一番早く眼球から始まり眼球が落ち込んで眼窩が窪むために容貌が変わる原因になり、お別れ時のイメージが悪化するため、眼球の酸化を防止し、顔の変化・変色を可能な限り防いで化粧の崩れを防止して、生前健康時の清浄な美顔姿を葬儀終了まで保つことが課題となっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】 特許願2009−168251号
【特許文献2】 特許願2009−183858号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明出願人、発明者は先に特許願2009−183858号(平成21年7月15日出願)、発明の名称「二酸化塩素水溶液若しくは安定化二酸化塩素液を強アルカリ性天然水で希釈する方法、及び、該方法で設けた二酸化塩素水溶液若しくは安定化二酸化塩素液」(先願発明(ロ)と記す。)をもって、安定化二酸化塩素液(PH10内外)を同じPHの天然強アルカリイオン水(PH10内外)で希釈することで、PHが同じであるためPH移動が生ぜず、よってPH移動分の塩素臭発生が無い状態で1500〜3000PPM位の高濃度の安定(長期間保存及び使用時にPH濃度が変化せず、従って、塩素ガスを発生しない。)した安定化二酸化塩素液を製造・提供することに成功したものであるが、本発明は、この先願発明(ロ)に係る安定化二酸化塩素液を使用することを特徴とし、もって、従来の安定化二酸化塩素液を使用した場合の、葬儀の雰囲気を著しく損なう不快な塩素臭発生による課題を解決するものである。
【0009】
なお、下記は、安定化二酸化塩素液による濃度(PPM)別の主な使用・用途例である。
(1).1〜5〜10PPM
飲料水・冷却水・循環水等の、消臭・除菌。プール・水槽等の、除菌・塩素・硫化水素臭除去・緑藻の除去。
(2).10〜100PPM
乾物類、穀物類、野菜・果物・魚介類、菓子、パン、麺、かまぼこ、ハム等の、鮮度保持・長期保存、劣化防止。
(3).100〜500PPM
浄化槽、排水、肉店、魚市場、鮮魚店、スーパー、業務用冷凍冷蔵庫、食品加工場、一般家庭、ゴミ置き場、台所ゴミ,オシボリ、靴、オシメ等の、極めて効果的な消臭・殺菌・消毒。
(4).500〜1000PPM
化学工場、下水処理場、し尿処理場、ゴミ処理場、畜産飼育場、畜産肉処理場、ペット関係、スポーツクラブ更衣室、公衆トイレ、病院・養護施設・老人ホーム等の極めて効果的な消臭・殺菌・消毒。
(5).1000〜1300PPM
植物繊維類、油脂類等の漂白・殺菌・消毒。
(6).1000〜5000PPM
下水、汲み取り式便所等の極めて効果的な消臭・殺菌・消毒。
【0010】
上記のように、通常・日常的には、極く低濃度(PPM)で足りることが判り、例えば、一般的な家庭用・軽い業務用等としては10〜100PPM位で足り、業務専用としても100〜500PPM位で十分であり、500〜1000PPM、それ以上になるとは事業用・工業用など特殊なものが対象となる。
よって、従来、葬儀用の遺体保存用酸化防止剤・消臭剤として使用している500〜800PPMがかなりの高濃度であることがわかる。
ところが、長期間にわたる葬儀の遺体保存用の酸化防止剤・消臭剤としては、この濃度では不足であるため、本発明は、通常・日常的な目的では到底考えられないような高濃度の1500〜3000PPM位の、先願発明(ロ)に係る安定化二酸化塩素液を使用して、塩素臭発生無しに、従来の課題を解決するものである。
【0011】
本発明は、先願発明(イ)、(ロ)に記載の強アルカリ性天然水を、安定化二酸化塩素液(PH10内外)を同じPH10内外の天然強アルカリイオン水で希釈することで、PHが同じであるためPH移動が生ぜず、よってPH移動分の塩素臭発生がない状態で1500〜3000PPM位の高濃度に希釈すること、及び、非水溶性のホホバオイル、シリコーン等を乳化して両者のエマルションを生成することに使用して従来の課題を解決するものである。
【0012】
「強アルカリ性天然水(PH10内外)について」
PH濃度がPH10内外の強アルカリ性でありながら、人体に無害なばかりでなく、きわめて有益な天然水が自然界において鉱泉(温泉・冷泉)の温泉水・鉱泉水・ミネラルウォーターとして存在している。
本発明で使用する強アルカリ性天然水は湧出時PH10内外であり、2年間以上に亘りPHに変化がなく極めて安定していることが証明されており、また、無色透明で溶存物質が少なく、微量のナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムが含有されている。
本発明は、水(HO)とホホバオイル(油)を乳化する乳化剤的な作用を行うものとして、前記の強アルカリ性天然水を特定して使用することを特徴とするものである。
【0013】
本発明出願人、発明者は先に特許願2009−168251号(平成21年6月25日出願)、発明の名称「強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションの製造法及び該製造法で製した強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション」(先願発明(イ)と記す。)をもって、強アルカリ性天然水とホホバオイルのエマルションの製造法及びその製品について発明し特許出願した。
本発明に係る遺体保存用の化粧剤は、前記先願発明(イ)に係る強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション、及び、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションを使用して従来の課題を解決するものである。
【0014】
「ホホバオイルについて」
本発明は、極めて特殊な天然のオイルである前記ホホバオイルを使用することを特徴としている。ホホバは、オーストラリア、メキシコ、アメリカ等の砂漠の極めて過酷な乾燥気象環境に自生(現在は栽培)する柘植科の潅木であり、樹齢が極めて長く、生命力が非常に強いことが知られており、ホホバオイルは、ホホバの完熟した実(種子)から搾取される天然オイルである。
ホホバオイルには天然ビタミンE(細胞の活性化、血流促進)、ビタミンA(皮膚の角質化や乾燥を防ぐ)、ビタミンD(髪の再生を促進する)、アミノ酸、ミネラル等が豊富に含まれ、特に、その分子構造が人間の皮膚細胞、角質成分、皮脂等と非常によく似ているため、人の皮膚・肌への浸透性に極めて優れ、砂漠で育つ生物のため水分を逃がさない特性があって高い保湿力を保有し、肌にのばし易く、良く馴染み浸透し、べたつかず、また、酸化しにくい高い安定性を有し、皮膚菌類、皮膚バクテリヤ、ブドウ球菌等に対する殺菌力がある。
よって、遺体(死後数日で皮膚細胞組織等は生前に近い状態にある。)の顔、首、胸元、手足等の皮膚を保湿して乾燥、変色を防いでその鮮度を生前に近い状態に保ち、化粧崩れを防ぐ化粧剤として使用して従来の課題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
請求項1の発明は、強アルカリ性天然水(PH10内外)に設定濃度(PPM)の安定化二酸化塩素原液(NaClO)(PH10内外)を設定比率加え攪拌混合して、設定濃度(PPM)に希釈した安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設け、該安定化二酸化塩素液に設定比率の添加物を1以上加え攪拌混合して設定濃度(PPM)の遺体保存用の酸化防止・消臭剤(PH10内外)を設けるようにしたことを特徴とする、遺体保存用の酸化防止・消臭剤の製造法によって課題を解決したものである。
【0016】
請求項2の発明は、添加物は、エタノール、木竹酢、香料、その他遺体保存用の酸化防止・消臭剤に適合したものであり、該添加物を1以上使用するものである、請求項1の遺体保存用の酸化防止・消臭剤の製造法の製造法によって課題を解決したものである。
【0017】
請求項3の発明は、製造する遺体保存用の酸化防止・消臭剤を100%内外として、強アルカリ性天然水(PH10内外)92%内外に、市販の60000PPM(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液3%内外を加え攪拌混合して、1800PPM内外に希釈した安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設け、該安定化二酸化塩素液に添加物としてエタノール4.5%内外、木竹酢0.25%内外、香料0.25%内外を加えて攪拌混合して、1800PPM内外の遺体保存用の酸化防止・消臭剤(PH10内外)を設けるようにした、請求項1の遺体保存用の酸化防止・消臭剤の製造法によって課題を解決したものである。
【0018】
請求項4の発明は、設定濃度(PPM)の安定化二酸化塩素原液(NaClO)(PH10内外)を強アルカリ性天然水(PH10内外)で設定比率に希釈して設けた設定濃度(PPM)の安定化二酸化塩素液(PH10内外)に、設定比率の添加物を1以上を加えて、設定濃度(PPM)の遺体保存用の酸化防止・消臭剤(PH10内外)を設けたことを特徴とする、遺体保存用の酸化防止・消臭剤によって課題を解決したものである。
【0019】
請求項5の発明は、添加物は、エタノール、木竹酢、香料、その他遺体保存用の酸化防止・消臭剤に適合したものであり、該添加物を1以上使用するものである、請求項5の遺体保存用の酸化防止・消臭剤によって課題を解決したものである。
【0020】
請求項6の発明は、製造する遺体保存用の酸化防止・消臭剤を100%内外として、市販の60000PPM(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液を強アルカリ性天然水(PH10内外)92%内外で3%内外に希釈して設けた1800PPM内外の安定化二酸化塩素液(PH10内外)に、添加物としてエタノール4.5%内外、木竹酢0.25%内外、香料0.25%内外を加えて、1800PPM内外の遺体保存用の酸化防止・消臭剤(PH10内外)を設けた、請求項4の遺体保存用の酸化防止・消臭剤によって課題を解決したものである。
【0021】
請求項7の発明は、強アルカリ性天然水(PH10内外)に設定比率のホホバオイルを加え攪拌混合し、それにより強アルカリ性天然水とホホバオイルの間にできる界面活性剤の乳化作用により両者を乳化して、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに設定比率のシリコーンを加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションに設定比率の安定化二酸化塩素原液(NaClO)(PH10内外)を加え攪拌混合して、安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設定濃度(PPM)に希釈して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルションに設定比率の添加物を加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルション(PH10内外)を設けたことを特徴とするものであって、該エマルションを遺体保存用の化粧剤として使用するものである、遺体保存用の化粧剤の製造法によって課題を解決したものである。
【0022】
請求項8の発明は、添加物は、増粘剤(キサンダンガム)、炭酸カルシウム(貝殻、珊瑚、魚・動物の骨等の天然素材)、トルマリン、香料、その他遺体保存用の化粧剤に適合したものであり、該添加物を1以上使用するものである、請求項7の遺体保存用の化粧剤の製造法によって課題を解決したものである。
【0023】
請求項9の発明は、製造する遺体保存用の化粧剤を100%内外として、強アルカリ性天然水(PH10内外)70%内外に3%内外のホホバオイルを加え攪拌混合し、それにより強アルカリ性天然水とホホバオイルの間にできる界面活性剤の乳化作用により両者を乳化して、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに8%内外のシリコーンを加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションの強アルカリ性天然水(PH10内外)に2%内外の市販の60000PPM(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液を加え攪拌混合し、1800PPM内外の安定化二酸化塩素液(PH10内外)に希釈して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルションに16%内外の添加物を加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルション(PH10内外)を設けるようにしたことを特徴とするものであって、該エマルションを遺体保存用の化粧剤として使用するものである、請求項7の遺体保存用の化粧剤の製造法によって課題を解決したものである。
【0024】
請求項10の発明は、強アルカリ性天然水(PH10内外)に設定比率のホホバオイルを加え攪拌混合し、それにより強アルカリ性天然水とホホバオイルの間にできる界面活性剤の乳化作用により両者を乳化して、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに設定比率のシリコーンを加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションに設定比率の安定化二酸化塩素原液(NaClO)(PH10内外)を加え攪拌混合して、安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設定濃度(PPM)に希釈して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルションに設定比率の添加物を加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルション(PH10内外)を設けたものであり、該エマルションを遺体保存用の化粧剤として使用するものである、遺体保存用の化粧剤によって課題を解決したものである。
【0025】
請求項11の発明は、添加物は、増粘剤(キサンダンガム)、炭酸カルシウム(貝殼、珊瑚、魚・動物の骨等の天然素材)、トルマリン、香料、その他遺体保存用の化粧剤に適合したものであり、該添加物を1以上使用するものである、請求項10の遺体保存用の化粧剤によって課題を解決したものである。
【0026】
請求項12の発明は、製造する遺体保存用の化粧剤を100%内外として、強アルカリ性天然水(PH10内外)70%内外に3%内外のホホバオイルを加え攪拌混合し、それにより強アルカリ性天然水とホホバオイルの間にできる界面活性剤の乳化作用により両者を乳化して、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに8%内外のシリコーンを加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションの強アルカリ性天然水(PH10内外)70%内外に2%内外の市販の60000PPM(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液を加え攪拌混合し、1800PPM内外の安定化二酸化塩素液(PH10内外)に希釈して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルションに16%内外の添加物を加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルション(PH10内外)を設けたものであって、該エマルションを遺体保存用の化粧剤として使用するものである、請求項10の遺体保存用の化粧剤によって課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0027】
本発明の遺体保存用の酸化防止・消臭剤は、市販の安定化二酸化塩素原液(PH10内外)をPH10内外の強アルカリ性天然水で希釈して、目的PPM濃度の安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設け、それに添加物としてエタノール(アルコール)、木竹酢、香料などを加えて設けたものであるので、その製造過程で安定化二酸化塩素液のPH移動がなく、よって、PH移動の酸性化に伴う塩素ガスの発生が無いため周辺環境を害することが無く、また、酸化防止・消臭剤を使用したときもPH移動の酸性化に伴う塩素ガスの発生が無いため、不快な塩素臭で葬儀の荘厳な雰囲気を損なう恐れがない画期的な効果がある。
【0028】
本発明の遺体保存用の酸化防止・消臭剤は、従来、遺体酸化防止・消臭用として使用されている安定化二酸化塩素原液のPPM濃度の、数倍以上の高PPM濃度の安定化二酸化塩素液(PH10内外)を塩素臭無しに使用することが出来るようにしたものであるので、近時の長期間に亘る葬儀の遺体保存用として極めて有効な特徴がある。
【0029】
また、本発明の遺体保存用の化粧剤は、前記酸化防止・消臭剤と同じく従来に無い高PPM濃度の安定化二酸化塩素液を使用して、遺体の顔、首、胸元、手足等の皮膚の酸化防止・消臭効果を奏すると同時に、特に、強アルカリ性天然水とのエマルションとしたホホバオイルの特性により遺体の顔、首、胸元、手足等の皮膚を保湿し乾燥、変色を防いでその鮮度を生前に近い状態に保つ極めて優れた効果があり、この効果を同じくエマルションとしたシリコーン、グリセリンの特性が助成し、更に添加剤がそれぞれの特性で助成して、遺体の顔、首、胸元、手足等の皮膚の鮮度を生前に近い状態に保ち、化粧崩れを防ぐ化粧剤として極めて優れた効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0030】
強アルカリ性天然水(PH10内外)をもって安定化二酸化塩素原液(PH10内外)を塩素臭無しで極めて高いPPM濃度に希釈すること、また、強アルカリ性天然水(PH10内外)をもってホホバオイル、シリコーン等のエマルションを生成することを中心として、極めて画期的な遺体保存用の酸化防止・消臭剤、及び化粧剤の製造及び製品化を実現した。
【実施例1】
【0031】
「遺体保存用の酸化防止・消臭剤」
製造する遺体保存用の酸化防止・消臭剤を100%内外として、強アルカリ性天然水(PH10内外)92%内外に、市販の60000PPM(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液3%内外を加え攪拌混合して、1800PPM内外に希釈した安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設け、
【0032】
該安定化二酸化塩素液に添加物としてエタノール4.5%内外、木竹酢0.25%内外、香料0.25%内外を加えて攪拌混合して、1800PPM内外の遺体保存用の酸化防止・消臭剤(PH10内外)を設けるようにした、遺体保存用の酸化防止・消臭剤の製造法であり、該製造法によって遺体保存用の酸化防止・消臭剤製造を製造したものである。
【0033】
現在、安定化二酸化塩素原液としてPPM濃度が20万〜30万PPMのものが市販されているが、これを前記のような一般業務用、日常製品用など10〜100PPM、500〜1000PPMなどの低濃度PPMのものを製造するために水で希釈することは、市街地の一般的な工場設備では、法的にも実際上も種々の問題があるため、通常、前記目的用として専門化学工場で5万PPM内外に希釈済みのものを安定化二酸化塩素原液(実施例、60000PPM内外)として使用しているが、それでも、従来は課題が多かったことは前記の通りである。
【0034】
「本発明遺体保存用の酸化防止・消臭剤の使用法」
(1).遺体から出る酸化臭は、体内の血液や臓器が酸化し、腐敗ガスとなって口・鼻・耳・肛門などから漏れ出す。よって、口・鼻・耳・肛門などに綿等を詰め、それに酸化防止・消臭剤を十分に浸ませることによって腐敗ガスの流出を止め、そこで、酸化防止・消臭剤の作用で腐敗ガス臭を消臭することによって、遺体の体内で発生する腐敗ガス臭が体外へ漏れ出さないようにする。
前記の口・鼻・耳・肛門などに詰めた綿等には時間経過毎に酸化防止・消臭剤を十分に浸ませるようにする。
(2).酸化防止・消臭剤を浸ませたガーゼ等で遺体の皮膚、特に外部に表れた顔、首、胸元、手足等の皮膚を拭き、又は酸化防止・消臭剤を塗布して、皮膚の酸化腐敗による変化・変色をできる限り遅らせるようにする。
前記皮膚の払拭、塗布は時間経過毎に行うようにする。
(3).事故など損傷の激しい、また、酸化の激しい遺体には、その箇所に直接、または包帯などの上から精霊水を十分に塗布し、それによって損傷箇所の酸化を予防し、もって、酸化臭の発生を防ぐ。
(4).また、葬儀の長期化した場合や、酸化の激しい遺体には、棺内での酸化臭が多く発生する。よって、時々、酸化防止・消臭剤をスプレーで噴霧することによって、瞬時に消臭することができる。
(5).遺体の酸化は、一番早く眼球から始まり、眼球の落ち込み・窪みは、顔・容貌の変形やお化粧崩れに繋がる。
よって、瞼をつまみ上げ、眼球の奥・裏側まで届くように酸化防止・消臭剤を流し込み、瞼についている酸化防止・消臭剤をガーゼ等で拭き取るようにする。
(6).安定化二酸化塩素だけでは、同族(アルカリ性)のアンモニア臭の除去作用に劣るが、添加した木竹酢(アルカリ性)でアンモニア臭を有効に除去することができる。
【実施例2】
【0035】
「遺体保存用の化粧剤」
製造する遺体保存用の化粧剤を100%内外として、強アルカリ性天然水(PH10内外)70%内外に3%内外のホホバオイルを加え攪拌混合し、それにより強アルカリ性天然水とホホバオイルの間にできる界面活性剤の乳化作用により両者を乳化して、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション(PH10内外)を設け、
【0036】
該強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに8%内外のシリコーンを加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルション(PH10内外)を設け、
【0037】
該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションの強アルカリ性天然水(PH10内外)に2%内外の市販の60000PPM(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液を加え攪拌混合し、1800PPM内外の安定化二酸化塩素液(PH10内外)に希釈して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルション(PH10内外)を設け、
【0038】
該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルションに16%内外の添加物を加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルション(PH10内外)を設けるようにしたものである。
而して、前記の製造法によって該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルションからなる遺体保存用の化粧剤を製造したものである。
【0039】
添加物は、増粘剤(キサンダンガム)、炭酸カルシウム(貝殻、珊瑚、魚・動物の骨等の天然素材の微粉末)、ピンクトルマリン、ジメチコン、パラベン、香料、天然色素、その他遺体保存用の化粧剤に適合したものであり、該添加物を1以上使用するものである、
【0040】
強アルカリ性天然水(PH10内外)とホホバオイルの乳化は、強アルカリ性天然水に設定比率のホホバオイルを加えつつ攪拌混合したときに、強アルカリ性天然水に含有された金属イオンとホホバオイルの油脂成分が石鹸類似の界面活性剤を生成することで両者が乳化してエマルションを生成するものである。
また、攪拌混合によって強アルカリ性天然水に含有された金属イオンとホホバオイルの油脂成分とで金属錯体が生成され、それが乳化作用に影響(エマルション生成の原因若しくは助成因)しているものである。
【0041】
強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに設定比率のシリコーンを加え攪拌混合すると、シリコーンも乳化して強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションが生成されるが、これは、既に生成された強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに後からシリコーンを加えて攪拌混合した場合に可能である。
強アルカリ性天然水に設定比率のシリコーンを加え攪拌混合しても、強アルカリ性天然水・シリコーンのエマルションは生成できない。
【0042】
また、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに、シリコーン、安定化二酸化塩素液、その他種々の添加物を加えても、それによってエマルションが分離・分解することは無く、エマルションの状態を継続保持することができる。
また、エマルションのPH10内外の状態を継続保持することができる。
【0043】
実施例のエマルションは、いわゆるO/W(O=ホホバオイル、W=強アルカリ性天然水(PH10内外))のエマルションであり、一部の添加物無しでは、サラサラした白濁液状である。
また、実施例ではW/Oのエマルションも生成の可能である。その場合、W=O付近を境界として白濁液状からクリーム状(化粧品のクリーム状)に瞬間的に変化し、Oの比率増加に伴い粘度が増大した。
【0044】
「遺体保存用の化粧剤の使用法」
(1).長期の葬儀では、顔面皮下の酸化進行による皮膚の変色・変形と共に、顔色や死後に施した化粧が大きく変化し、お別れ時のイメージが悪化する。
よって、特に遺体の顔と首筋から胸元にかけての生前健康時の美顔を葬儀終了まで保つことが望まれる。
(2).なお、この化粧剤と前記の遺体保存用の酸化防止・消臭剤とを併用(まず、遺体保存用の酸化防止・消臭剤で下準備)することが望ましい。
よって、まず、遺体保存用の酸化防止・消臭剤で遺体の顔と首筋から胸元にかけて洗浄処理する。
(3).次いで、本化粧剤を顔全体と首筋から胸元にかけて塗布(指先、コットンなど)し、よく擦り込むようにする。
(4).2回塗りが基本である。粘着性のあるシリコーンを配合しているため長持ちするが、長期の葬儀では乾燥が進むので特に目の周辺と頬部は厚めに塗布する。
(5).次いで、化粧品を使って化粧を施す。
【産業上の利用可能性】
【0045】
遺体保存用の酸化防止・消臭剤は、遺体に限らず通常の殺菌・滅菌・酸化腐敗防止・消臭等用剤として使用可能であり、特に、本発明遺体保存用の酸化防止・消臭剤は、従来に比し塩素臭が無く、極めて高いPPM濃度であるため、従来に比し格段に広範囲の目的に有効に使用し得る。
近時、遺体に生前のような化粧を施して、男女を問わず、生前の美顔を保たせる要望はますます増加しているが、本遺体保存用の化粧剤は、その美顔化粧を維持するための下地となる優れた基礎化粧剤(化粧品)として汎用し得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
強アルカリ性天然水(PH10内外)に設定濃度(PPM)の安定化二酸化塩素原液(NaClO)(PH10内外)を設定比率加え攪拌混合して、設定濃度(PPM)に希釈した安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設け、該安定化二酸化塩素液に設定比率の添加物を1以上加え攪拌混合して、設定濃度(PPM)の遺体保存用の酸化防止・消臭剤(PH10内外)を設けるようにしたことを特徴とする、遺体保存用の酸化防止・消臭剤の製造法。
【請求項2】
添加物は、エタノール、木竹酢、香料、その他遺体保存用の酸化防止・消臭剤に適合したものであり、該添加物を1以上使用するものである、請求項1の遺体保存用の酸化防止・消臭剤の製造法。
【請求項3】
製造する遺体保存用の酸化防止・消臭剤を100%内外として、強アルカリ性天然水(PH10内外)92%内外に、市販の60000PPM内外(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液3%内外を加え攪拌混合して、1800PPM内外に希釈した安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設け、該安定化二酸化塩素液に添加物としてエタノール4.5%内外、木竹酢0.25%内外、香料0.25%内外を加えて攪拌混合して、1800PPM内外の遺体保存用の酸化防止・消臭剤(PH10内外)を設けるようにした、請求項1の遺体保存用の酸化防止・消臭剤の製造法。
【請求項4】
設定濃度(PPM)の安定化二酸化塩素原液(NaClO)(PH10内外)を強アルカリ性天然水(PH10内外)で設定比率に希釈して設けた設定濃度(PPM)の安定化二酸化塩素液(PH10内外)に、設定比率の添加物を1以上を加えて、設定濃度(PPM)の遺体保存用の酸化防止・消臭剤(PH10内外)を設けたことを特徴とする、遺体保存用の酸化防止・消臭剤。
【請求項5】
添加物は、エタノール、木竹酢、香料、その他遺体保存用の酸化防止・消臭剤に適合したものであり、該添加物を1以上使用するものである、請求項5の遺体保存用の酸化防止・消臭剤。
【請求項6】
製造する遺体保存用の酸化防止・消臭剤を100%内外として、市販の60000PPM(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液を強アルカリ性天然水(PH10内外)92%内外で3%内外に希釈して設けた1800PPM内外の安定化二酸化塩素液(PH10内外)に、添加物としてエタノール4.5%内外、木竹酢0.25%内外、香料0.25%内外を加えて、1800PPM内外の遺体保存用の酸化防止・消臭剤(PH10内外)を設けた、請求項4の遺体保存用の酸化防止・消臭剤。
【請求項7】
強アルカリ性天然水(PH10内外)に設定比率のホホバオイルを加え攪拌混合し、それにより強アルカリ性天然水とホホバオイルの間にできる界面活性剤の乳化作用により両者を乳化して、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに設定比率のシリコーンを加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションに設定比率の安定化二酸化塩素原液(NaClO)(PH10内外)を加え攪拌混合して、安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設定濃度(PPM)に希釈して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルションに設定比率の添加物を加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルション(PH10内外)を設けたことを特徴とするものであって、該エマルションを遺体保存用の化粧剤として使用するものである、遺体保存用の化粧剤の製造法。
【請求項8】
添加物は、増粘剤(キサンダンガム)、炭酸カルシウム(貝殻、珊瑚、魚・動物の骨等の天然素材)、トルマリン、香料、その他遺体保存用の化粧剤に適合したものであり、該添加物を1以上使用するものである、請求項7の遺体保存用の化粧剤の製造法。
【請求項9】
製造する遺体保存用の化粧剤を100%内外として、強アルカリ性天然水(PH10内外)70%内外に3%内外のホホバオイルを加え攪拌混合し、それにより強アルカリ性天然水とホホバオイルの間にできる界面活性剤の乳化作用により両者を乳化して、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに8%内外のシリコーンを加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションの強アルカリ性天然水(PH10内外)に2%内外の市販の60000PPM(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液を加え攪拌混合し、1800PPM内外の安定化二酸化塩素液(PH10内外)に希釈して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルションに16%内外の添加物を加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルション(PH10内外)を設けるようにしたことを特徴とするものであって、該エマルションを遺体保存用の化粧剤として使用するものである、請求項7の遺体保存用の化粧剤の製造法。
【請求項10】
強アルカリ性天然水(PH10内外)に設定比率のホホバオイルを加え攪拌混合し、それにより強アルカリ性天然水とホホバオイルの間にできる界面活性剤の乳化作用により両者を乳化して、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに設定比率のシリコーンを加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションに設定比率の安定化二酸化塩素原液(NaClO)(PH10内外)を加え攪拌混合して、安定化二酸化塩素液(PH10内外)を設定濃度(PPM)に希釈して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルションに設定比率の添加物を加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルション(PH10内外)を設けたものであり、該エマルションを遺体保存用の化粧剤として使用するものである、遺体保存用の化粧剤。
【請求項11】
添加物は、増粘剤(キサンダンガム)、炭酸カルシウム(貝殻、珊瑚、魚・動物の骨等の天然素材)、トルマリン、香料、その他遺体保存用の化粧剤に適合したものであり、該添加物を1以上使用するものである、請求項10の遺体保存用の化粧剤。
【請求項12】
製造する遺体保存用の化粧剤を100%内外として、強アルカリ性天然水(PH10内外)70%内外に3%内外のホホバオイルを加え攪拌混合し、それにより強アルカリ性天然水とホホバオイルの間にできる界面活性剤の乳化作用により両者を乳化して、強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイルのエマルションに8%内外のシリコーンを加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーンのエマルションの強アルカリ性天然水(PH10内外)70%内外に2%内外の市販の60000PPM(PH10内外)の安定化二酸化塩素原液を加え攪拌混合し、1800PPM内外の安定化二酸化塩素液(PH10内外)に希釈して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルション(PH10内外)を設け、該強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液のエマルションに16%内外の添加物を加え攪拌混合して、強アルカリ性天然水・ホホバオイル・シリコーン・安定化二酸化塩素液・添加物のエマルション(PH10内外)を設けたものであって、該エマルションを遺体保存用の化粧剤として使用するものである、請求項10の遺体保存用の化粧剤。

【公開番号】特開2011−51963(P2011−51963A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−219668(P2009−219668)
【出願日】平成21年8月31日(2009.8.31)
【出願人】(501253143)株式会社 蒼空 (5)
【出願人】(000208628)第一衛材株式会社 (15)
【出願人】(509258979)株式会社札幌納棺協会 (1)
【出願人】(394016689)有限会社阿部事務所 (4)
【Fターム(参考)】