説明

部材を箱に包装する装置およびその方法

【課題】部材を箱内に正確に載置する。
【解決手段】部材20を箱23に包装する装置1は、部材20を搬送方向に供給するコンベヤ2と、圧力板14を備えているプッシュ装置13とを備えており、圧力板14は、少なくとも1つの部材20を、閉位置から開位置までおよびその逆に移動しうるフラップ9上で移動させるために、搬送方向に対し横断する方向にのびた水平プッシュ方向に移動可能であり、箱20は、フラップ9の下方に位置決め可能であるものである。装置は、さらに、フラップ9の両側に位置させられた2つのガイド板5、6を備えており、ガイド板5、6は、圧力板14に対し横断する方向にのびている。装置は、圧力板14と平行にのびかつプッシュ方向に移動しうる保持板17を備えている。装置は、さらに、保持板17およびプッシュ装置13の間に位置させられたストッパを備えており、ストッパは、フラップ9の上方に、部材20の高さより小さい一定距離をおいて位置させられており、部材20および/またはストッパが、フラップ9上の部材20移動間に変形可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、部材を箱に包装する装置であって、装置は、部材を搬送方向に供給するコンベヤと、圧力板を備えているプッシュ装置とを備えており、圧力板は、少なくとも1つの部材を、閉位置から開位置までおよびその逆に移動しうるフラップ上で移動させるために、搬送方向に対し横断する方向にのびた水平プッシュ方向に移動可能であり、箱は、フラップの下方に位置決め可能であり、装置は、さらに、フラップの両側に位置させられた2つのガイド板を備えており、ガイド板は、圧力板に対し横断する方向にのびている装置に関する。
【0002】
本発明は、この種の装置によって、部材を箱に包装する方法にも関する。
【0003】
部材は、例えば、バッグ、小さい箱、瓶、ジャー、パケットなどである。
【背景技術】
【0004】
特許文献1に開示されるこの種の装置および方法において、バッグのような部材は、コンベヤによって、実質的に横たわった状態で、ある角度をもって実質的に直立しているストッパ板に対して押圧されるまで搬送される。それから、多くのバッグは、同時に、圧力板によって、搬送方向に対して横断状にのびたプッシュ方向にフラップ上に位置させられる。ガイド板は、フラップの両側に配置されかつストッパ板として同一角度に位置させられている。その後、ある角度をもたされたガイド板は、垂直にのびている状態に対して傾斜させられる。そのときに、フラップは開かれ、フラップの上に立っているバッグはフラップの下で準備ができている箱内に落下する。
【0005】
ある角度をもたされたガイド板の不利な点は、例えば、バッグの後続の列が既にフラップの上にあるバッグの列に対して押圧されるならば、フラップ上のバッグは互いに関して比較的容易に向きを変えるということである。列がかき乱され、フラップ上に正しい形態に位置させられない危険がある。これは、箱内のバッグの載置を混乱させる。
【0006】
特許文献2が部材を箱に包装する装置を開示することに注目しなければならない。この装置は、圧力板を備えており、枢軸の回りに傾斜可能でありかつ部材の搬送方向に横断する水平方向の移動は不可能である。この特許による装置は、駆動装置によって揺動させられるストッパを備えている。この種の揺動ストッパの不利な点は、別々の駆動装置がそれぞれのために必要とされることであり、その駆動装置の制御は、圧力板の動作と同期しなければならない。
【特許文献1】US-A-4,864,801
【特許文献2】US-A-4,398,383
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、部材が箱内に正確に載置されうる装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、本発明による装置で達成され、それは、装置が、圧力板と平行にのびかつプッシュ方向に移動しうる保持板を備えており、装置が、さらに、保持板およびプッシュ装置の間に位置させられたストッパを備えており、ストッパは、フラップの上方に、部材の高さより小さい一定距離をおいて位置させられており、部材および/またはストッパが、フラップ上の部材移動間に変形可能であるものである。
【0009】
プッシュ方向に移動可能である保持板を提供することによって、部材がプッシュ方向に、偶然に向きを変えることができないことを確実にする。保持板は、好ましくは、部材と同時にプッシュ方向に移動し、部材は保持板および圧力板の間で確実に位置決めされる。このような方法で、フラップ上に位置させられた部材は互いに密集した方向づけが確実にされる。
【0010】
ストッパは、圧力板の方向に倒れる傾向がある、フラップ上の部材を保持する。部材が圧力板によって搬送方向から移動させられるときに、部材はストッパを過ぎた所に押されかつフラップ上をプッシュ方向に移動させられる。ここで、ストッパは可撓性で変形可能でなければならないか、これと同時に、または、部材はそれ自身一時的に変形することができなければならない。
【0011】
本発明による装置の1つの実施例は、圧力板が、ストッパの下を通過しうることを特徴とするものである。
【0012】
例えば、圧力板の高さがストッパおよびフラップの間の距離より少ない場合、この種の運動は可能であり、その結果、圧力板はいかなる障害もなくストッパの下を通過できる。
【0013】
ストッパの個々の具体例としては、ストッパがガイド板を横断してのびたストリップ、ガイド板を横断してのびたバーまたはガイド板と平行してのびたバーであることが可能であり、ストッパは、容易かつ効率的に物品が圧力板の方向に偶然に回転または落下することを防止できる。
【0014】
本発明による装置の他の実施例は、プッシュ装置が、圧力板に結合されかつ圧力板に対し直交してのびているストッパ板を備えていることを特徴とするものである。
【0015】
圧力板に結合されているストッパ板は、フラップ上を部材が移動する間、搬送方向に移動している後続の部材が保持されることを確実にする。初期位置にストッパ板が復帰移動する間、これらの部材は、部材が圧力板の反対側に位置させられるまで、コンベヤによって搬送方向に更に移動させられる。圧力板およびストッパ板の組合せで、単純な、信頼性が高い装置が得られる。
【0016】
本発明による装置のさらにもう1つの実施例は、コンベヤが、トップシームを有する直立したバッグを案内するためのガイドを備えており、トップシームは、搬送方向と実質的に平行にのびていることを特徴とするものである。
【0017】
バッグは、ガイドによって直立状態に保持され、その結果、バッグは偶然に倒れることができない。
【0018】
上記した特許文献1による装置の場合、バッグが最初に倒れて、それから、ある角度をもった板によって、実質的に直立状態に戻されると指摘されている。ここには、1つのバッグが他のバッグの下に倒れて、最終的に、いわば、逆さまになるという危険があり、それは、もちろん、望ましくない。これも、信頼性および正確さを制約することになる。
【0019】
本発明による装置のさらにもう1つの実施例は、ガイド板が、互いに実質的に平行にのびていることを特徴とするものである。
【0020】
ガイド板が互いに平行に実質的にのびるという事実のために、一旦フラップに載置された部材は、互いに関して向きを変えるための実質的スペースが無く、その結果、互い関して目的物の良好な位置決めは確実になされる。
【0021】
本発明による装置の他の実施例は、ガイド板および少なくとも近いプッシュ装置が、互いに接近・離隔するように移動しうることを特徴とするものである。
【0022】
ガイド板間の部材の移動のために、ガイド板は、好ましくは、少なくともプッシュ装置の近くでは互いに遠ざけられるように移動させられ、その結果、部材は単純な方法でガイド板の間に位置させられうる。プッシュ装置から離れて面する側では、ガイド板は、互いに離れることを必要としなくて、互いに最終的な所望の距離であってよく、部材は、これらが、ガイド板によってプッシュ方向に移動さられる間、互いにより小さく移動させられる。全ての部材がフラップに載置された後、ガイド板が互いに向かって移動させられ、ガイド板によって、部材は、互いに堅固に確実に押圧されるという結果がもたらされる。その過程で、部材は、また、圧力板および保持板の間で互いに押圧され、部材の良好な形態が得られるという結果がもたらされ、部材は、単にフラップを開くことによって、フラップの下にある箱内に落下する。
【0023】
本発明による装置のさらにもう1つの実施例は、ガイド板の1つが、コンベヤにより供給されるバッグのためのストッパを形成することを特徴とするものである。
【0024】
このような方法で、ガイド板は、搬送方向に移動する部材のためのストッパおよびプッシュ方向に移動する部材のガイドの双方を形成する。これは、装置の構造を比較的単純にする。
【0025】
本発明による装置のさらにもう1つの実施例は、フラップが、1つの平面において互いに接近・離隔しうる少なくとも2つの支持板からなることを特徴とするものである。
【0026】
互いに離れて移動する支持板を有することは、箱がフラップの下に比較的短い距離とされることを意味し、フラップ上にあって、箱内に移動させられる部材の距離が比較的に短くなるという結果がもたらされる。
【0027】
上記した特許文献1により使用されるもののように、支持板を完全に枢支することは、部材は、支持板を回転させるために必要なスペースのために、比較的大きな距離を移動しなければならず、ここに、部材に存在する製品へ損傷させる危険がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
この発明の実施の形態を図面を参照しながらつぎに説明する。
【0029】
図面において、対応する部分には、同一の参照符号を付して示すものとする。
【0030】
図1は、本発明による装置1の第1実施例を示し、それは、エンドレスコンベヤベルト3および互いに平行にのびている2つのガイド4からなるコンベヤ2を備えている。コンベヤ2の一端と向き合うようにコンベヤに直交してのびているガイド板5が位置させられている。第2のガイド板6は、ガイド板5と平行してのびている。ガイド板5、6は、2つの支持板7、8と直交してのびており、それらは、1つの平面内において互いに接近・離隔しうるように移動可能である。支持板7、8は、フラップ9を形成し、それは、図1に示される閉位置から図3に示される開位置まで移動しうる。フラップ9の下に、更なるコンベヤ10が配置されており、それは、コンベヤ2に直交してのび、かつ、エンドレスベルト11およびエンドレスベルト11と平行にのびている2つのガイド12を備えている。装置1は、さらに、プッシュ装置13を備えており、それは、ガイド板5、6と直交してのびている圧力板14と、ガイド板5、6と平行にのびているストッパ板15とを備えている。ストッパ板15とともに圧力板14は、空気装置16によって、矢P1により示される方向およびその反対方向に移動しうる。装置1は、さらに、ガイド板5、6の間に位置させられた保持板17を備えており、フラップ9から離れた側で面する保持板17はスライド5に連結され、それは、レール19にそって、駆動手段(図示略)によって、矢P2により示される方向およびその反対方向に移動しうる。バー(図示せず)がガイド板5、6の間をのびており、バーはストッパとして作用しかつ詰められるバッグ20の高さよりわずかだけ低く、フラップ9より上に少し離れて位置させられている。
【0031】
コンベヤ2によって、バッグ20は、ガイド板5の方向に、矢P3により示される方向に移動可能である。バッグ20は直立状態にあって、バッグ長手方向側面21がガイド4にもたれている。バッグのトップシーム22は、矢P3により示される搬送方向と平行してのびている。バッグ20がガイド4に対して両方の長手方向側面21にもたれかかるという事実のために、バッグ20は、よく支えられて、倒れる傾向がない。
【0032】
コンベヤ10によって、箱は、矢P4により示される方向に移動させられる。
【0033】
図1に示される状況において、空き箱23はフラップ9の下に、箱23に入れられるバッグ20の多くの列がある。
【0034】
装置1は、以下の通りに働く。図1は、バッグ20がまだ全くフラップ9の上にない状況を示す。バッグ20はガイド板5にもたれるまで、バッグ20は矢P3により示される方向に移動させられる。ここで、保持板17は、実質的にガイド4と平行して、圧力板14の反対側にあるガイド板6の端に接近する。ここで、圧力板14は、他のガイド4と平行する位置にある。圧力板14および保持板17のこれらの位置によって、倒れるかまたは傾く危険なしに、バッグ20は、ガイド板5に正確にもたれかかる。それから、第2のバッグは第1のバッグにもたれかかるまで、第2のバッグは、矢P3により示される方向のコンベヤ2により搬送される。2つのバッグからなるバッグの列が、いまや形成された。制御装置によって、圧力板14は、それから、装置16によって、矢P1により示される方向の移動させられ、その結果、圧力板14にもたれているバッグはまた、矢P1により示される方向に移動させらせる。圧力板14の運動と同時に、保持板17は、矢P2により示される方向に移動させらせる。ここで、バッグの列は保持板17および圧力板14の間で堅固に保持され、その結果、バッグ20は倒れることができない。ここで、バッグ20は、バーの下を通過させられ、そして、その間、バッグ20の上側は弾性変形させられる。バッグの頭端で、バッグ20は、ガイド板5、6によって、導かれ、このような方法で、バッグ20の向きは、保持板17、圧力板14およびガイド板5、6によって明確に確定される。一旦、圧力板14がガイド板6の近くに位置させられると、ストッパ板15はガイド板6と同一線上に実質的にのび(図2を参照)、矢P3により示される方向に搬送されている後続のバッグ20はストッパ板15により保持される。圧力板14が実質的にバッグ20の幅に対応する距離をおいて、矢P1により示される方向に移動した後、圧力板14が再び図1に示される位置になるまで、圧力板14は矢P1の反対方向に移動させらせる。バーは、バッグ20が矢P1の反対方向に倒れるのを防止する。
【0035】
それから、正面のバッグがガイド板5にもたれるまで、2つの新しいバッグは、矢P3により示される方向に搬送される。その後、圧力板14は、矢P1により示される方向に再び搬送され、その結果、2つのバッグの列はフラップ9の上に再び載置される。保持板17は圧力板14の運動と同時に移動させられ、その結果、先に載置した列は、また、矢P1により示される方向に移動させらせる。
【0036】
バッグの列の所望の数がフラップ9に載置されたあと、バッグの列は、圧力板14によって、互いに確実に押圧される(図2を参照)。それらが互いに押圧されている一方、矢P3により示される方向に移動させられる後続のバッグ20はストッパ板15により保持される。
【0037】
その後、図3に示すように、バッグ20がもはや支えられないようになると、支持板7、8は矢P5(P6)により示される方向に互いから遠ざけられ、重力の影響を受けて、フラップの下で準備ができている箱23に矢P7によって示された方向に落下する。箱23が互いに離隔する支持板7、8の直下にあるという事実のために、バッグ20が矢P7により示される方向に移動させられる距離は、比較的短い。
【0038】
ガイド板5、6、保持板17および圧力板14は、板およびバッグ間の摩擦を制限するように、比較的滑らかであることが好ましい。
【0039】
図4−6は、本発明による装置31の第2実施形態の詳細を示すものであり、それは、エンドレスコンベヤベルト33からなるコンベヤ32およびコンベヤベルト33と平行してのびている2つのガイド4を備えている。
【0040】
装置31は、加えて、駆動装置36を備えており、それによって、圧力板14の反対側にあるガイド板6の一端は矢P8により示される方向およびその反対方向に移動しうる。
【0041】
ガイド板5にガイド板5と直交してのびているストッパ37を備えているという点で、装置31は更に装置1と異なる。ストッパ37は、ガイド板6までのびる。ストッパ37は、例えば、金属帯板に連結されたブラシのような可撓性変形可能材料でできている。ブラシは、ストッパ37の両側のバッグを倒れることから防止する。ここで、フラップからのブラシの距離は、バッグの高さより少ない。力は、バッグ20によって、ブラシに作用させられ、一方、ストッパ37が矢P1により示される方向に移動させられ、その結果、その過程でバッグに損傷を起こすことなく、ブッシュが変形させられ、かつ、バッグがストッパ37の一方の側からストッパ37の他方の側まで移動させられる。この過程の間、圧力板14は、ストッパ37の下を通過する。
【0042】
装置31の作動モードは、上記した装置1のそれと大いに類似している。1つの違いは、フラップ9上に多くの列の形成する間、ガイド板6が矢P8と反対方向にガイド板5から遠ざけられ、その結果、ガイド板5、6間の距離が端38の近くで比較的大きくなり、そのために、バッグの列はガイド板5、6の間で容易に押入れられうるということである。圧力板14から離れて面する側のガイド板5、6の間の距離は、好ましくは、所望の距離に等しい。ここで、矢P1により示される方向の運動の間、バッグは、また、互いに押圧される。列の所望の数がフラップ9の上に形成されるとすぐに、ガイド板6の端38は矢P8により示される方向に移動させられ、その結果、全てのバッグはフラップ9上に同一方法で載置される。それから、図6に示すように、フラップ9は開かれる。そして、バッグはフラップ9の下で準備ができている箱23に矢P7により示される方向に落下する。
【0043】
矢P8により示される方向の反対方向に、板6の全体を動かすことは、また、可能である。
【0044】
バッグおよびガイド板間の摩擦を減らすためにガイド板5、6に特別なコーティングまたは材料を提供することは、また、可能である。
【0045】
重力によって箱にバッグを載置するだけでなくて、上側からバッグを押圧している板によって、バッグを箱に押し込むことは、また、可能である。
【0046】
フラップ9にヒンジ式の支持板を提供することは、また、可能である。しかしながら、これは、バッグが矢P7によって示した方向にカバーしなければならない距離がより大きいことを意味する。
【0047】
2つ以上のバッグの列を形成するか、または単一バッグだけの「列」を形成することは、また、可能である。
【0048】
切り離されるバッグを供給することは、また、可能であり、その場合、必要に応じて、ストッパ板が省かれる。
【0049】
比較的可撓性のバッグの場合、ストッパを堅固にすることは、また、可能であり、その場合、ストッパを通過する際に、バッグ自身がわずかだけ変形させられる。
【0050】
ストッパを、圧力板に平行または横断する方向にのびた張力をかけられた弾力的な導線によって形成することも可能であり、または、圧力板に関して他の方向を向き、バッグの上側によりかかる導線によって形成することも可能であり、その結果、バッグがシンプルな方法でもって転倒することを防止される。
【0051】
搬送方向にバッグを移動させることは、また、可能であり、その場合トップシームが、例えば、搬送方向に直交して位置させられる。
【0052】
ガイド板が、また、充満されるべき箱の方向にのびているエンドレスコンベヤベルトによって形成されることも可能である。ガイド板は、また、空気軸受、ボールまたはローラーを備えていても良い。この種のガイド板の場合、ガイド板および包装されるべき部材間の摩擦は、比較的低い。
【0053】
支持板7、8を揺動させるか、フラップを開くために他の種類の運動をさせることは、また、可能である。
【0054】
保持板、圧力板およびガイド板は、わずかだけ円錐状に配列されていてもよく、その結果、部材が箱内に落下するときに、板との接触は比較的急速に減少させられる。
【0055】
保持板は、押している方向の部材と同時に移動させらせる。その速度は部材のそれと同じであるか、または、わずかだけより遅くてもよく、その結果、部材はわずかに圧縮される。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明による装置の第1実施例の斜視図である、
【図2】箱をバッグで充満させる異なる位相での、図1に例示される装置の斜視図である。
【図3】箱をバッグで充満させる他の位相での、図1に例示される装置の斜視図である。
【図4】本発明による装置の第2実施形態の斜視図である。
【図5】箱をバッグで充満にする異なる位相での、図4に例示される装置の斜視図である。
【図6】箱をバッグで充満させるさらにもう他の位相での、図4に例示される装置の斜視図である。
【符号の説明】
【0057】
1 装置
2 コンベヤ
5、6 ガイド板
9 フラップ
13 プッシュ装置
14 圧力板
17 保持板
20 部材
23 箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
部材を箱に包装する装置であって、装置は、部材を搬送方向に供給するコンベヤと、圧力板を備えているプッシュ装置とを備えており、圧力板は、少なくとも1つの部材を、閉位置から開位置までおよびその逆に移動しうるフラップ上で移動させるために、搬送方向に対し横断する方向にのびた水平プッシュ方向に移動可能であり、箱は、フラップの下方に位置決め可能であり、装置は、さらに、フラップの両側に位置させられた2つのガイド板を備えており、ガイド板は、圧力板に対し横断する方向にのびている装置において、装置が、圧力板と平行にのびかつプッシュ方向に移動しうる保持板を備えており、装置が、さらに、保持板およびプッシュ装置の間に位置させられたストッパを備えており、ストッパは、フラップの上方に、部材の高さより小さい一定距離をおいて位置させられており、部材および/またはストッパが、フラップ上の部材移動間に変形可能であることを特徴とする装置。
【請求項2】
請求項1の装置であって、圧力板が、ストッパの下を通過しうることを特徴とする装置。
【請求項3】
請求項1または2の装置であって、ストッパが、ガイド板に直交してのびているストリップからなることを特徴とする装置。
【請求項4】
請求項3の装置であって、ストリップが、変形可能なブラシを備えていることを特徴とする装置。
【請求項5】
請求項1〜4の装置であって、ストッパが、ガイド板に直交してのびている少なくとも1つのバーからなることを特徴とする装置。
【請求項6】
請求項1〜5の装置であって、ストッパが、ガイド板に平行してのびている少なくとも1つのバーからなることを特徴とする装置。
【請求項7】
請求項1〜6の装置であって、プッシュ装置が、圧力板に結合されかつ圧力板に対し直交してのびているストッパ板を備えていることを特徴とする装置。
【請求項8】
請求項1〜7の装置であって、コンベヤが、トップシームを有する直立したバッグを案内するためのガイドを備えており、トップシームは、搬送方向と実質的に平行にのびていることを特徴とする装置。
【請求項9】
請求項1〜8の装置であって、ガイド板が、互いに実質的に平行にのびていることを特徴とする装置。
【請求項10】
請求項1〜9の装置であって、ガイド板および少なくとも近いプッシュ装置が、互いに接近・離隔するように移動しうることを特徴とする装置。
【請求項11】
請求項1〜10の装置であって、ガイド板の1つが、コンベヤにより供給されるバッグのためのストッパを形成することを特徴とする装置。
【請求項12】
請求項1〜11の装置であって、フラップが、1つの平面において互いに接近・離隔しうる少なくとも2つの支持板からなることを特徴とする装置。
【請求項13】
請求項1〜12の装置によって、部材を箱に包装する方法であって、部材が、コンベヤによって搬送方向に供給され、部材が、閉位置から開位置までおよびその逆方向に移動しうるフラップ上で搬送方向に対し横断する方向にのびた水平プッシュ方向内の圧力板を備えたプッシュ装置によって移動させられ、箱が、フラップの下方に位置しうる方法において、圧力板と平行にのびた保持板が、部材と同時にプッシュ方向に移動させられ、部材が、保持板およびプッシュ装置の間に位置させられたストッパの下方を通過させられて、部材および/またはストッパが変形させられ、その後、部材がストッパによって保持される間に、圧力板が、プッシュ方向と反対方向に移動させられることを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13の方法であって、多くの部材が、プッシュ方向に同時に移動させられることを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項13または14の方法であつて、トップシームを備えた部材が、搬送方向に実質的に直立して搬送され、トップシームは、搬送方向に実質的に平行にのびているとを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−63007(P2008−63007A)
【公開日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−227312(P2007−227312)
【出願日】平成19年9月3日(2007.9.3)
【出願人】(504121829)
【Fターム(参考)】