説明

鉄道車両玩具

【課題】簡易な壁面または次両目車両へ衝突または接触することによって前進と後進の進行方向を逆転させる機能を有する事を特徴とする鉄道車両玩具を提供する。
【解決手段】本発明は以上のような構造である、1駆動モーター及び前後進逆転機付き先頭車両に、3前後進逆転機連動用の切り替スイッチの組み合わせを実現した前後進逆転機能を設けたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、単線路において簡易な壁面または次両目車両へ衝突または接触する事によって前進と後進の進行方向を逆転させる機能を有する事を特徴とする鉄道車両玩具に関する。
【背景技術】
【先行技術文献】
【0002】
従来品における鉄道車両玩具には、音を発するもの、変形するもの、補助車輪等を付属するものがあった。 (例えば特許文献1,特許文献2参照、特許文献3参照)
【特許文献1】特許出願2004−131266
【特許文献2】実用新案出願2010−4517
【特許文献3】実用新案出願2008−6434
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら従来品の鉄道車両玩具には、幼児が遊べる程度の簡単で安全に前進と後進の進行方向を逆転させる機能を有する物が無かった為、環状しない単線路においては終点部分へ到達すると毎度、鉄道車両玩具を手等によって持ち上げ、線路から一度分離させる事によって前進方向を車両本体ごと180度回転させ再度線路へ置く必要があった。これは鉄道車両玩具自体に後進機能を有していないという点で不利がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、簡易な壁面または2両目車両へ衝突または接触する事によって前進と後進の進行方向を逆転させる機能を有する事を特徴とする鉄道車両玩具であって、簡易な壁面又は前を走行中の列車の後部へ、付属する前後進逆転機連動用の切り替スイッチが接触又は衝突する事で、鉄道車両玩具本体に持たせたモーター逆回転又は前後進専用モーター等を利用した逆進機能によって、手を触れる事なく用意に自動的に進行方向を変化させる機能を有した鉄道車両玩具を提供する事で上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、単線路において簡易な壁面または2両目車両へ衝突または接触することによって前進と後進の進行方向を逆転させる機能を有し、手を触れることなく用意に自動的に進行方向を変化させる事を特徴とする、鉄道車両玩具が容易に進行方向を変化させる効果を得るのに極めて有効である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本発明の鉄道車両玩具は、図1に示すように、単線路において簡易な壁面または次両目車両へ衝突または接触する事によって、付属する前進と後進の進行方向を逆転させる機能を有するスイッチが接触又は衝突する事により、前進と後進の進行方向を逆転させる機能を有する。
本発明は以上のような構造である。
【実施例】
【0007】
図1に示す1駆動モーター及び前後進逆転機付き先頭車両に付属する3前後進逆転機連動用の切り替スイッチが、1次両目車両玩具(在来一般普及品)又は4簡易な壁等(在来一般普及品)へ衝突又は接触する事により、2駆動モーター及び前後進逆転機付き先頭車両が衝突又は接触したことを検知し、すみやかに進行方向を逆転させる3前後進逆転機連動用の切り替スイッチ部は、直径5ミリ前後で、その見えている部品長さは、7、8、10連結材がそれぞれ連結した長さと同等であり、伸縮寸法を考慮した長さで標準化する。この事により設計、施工製作が容易になる。また7、8、10連結材が痛んだ時に交換できる要領と同程度に簡素化された3前後進逆転機連動用の切り替スイッチも、7、8、10連結材と同等の素材を用いるのが最適である。耐蝕性のあるステンレス製部材や硬質部材は安価製作が難しいと思われる為である。
【0008】
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、3前後進逆転機連動用の切り替スイッチや7、8、10連結材の組み合わせ設置位置、全体サイズ、形状、あるいは溝本数、回転締め付け時の必要圧力は、状況に応じて適宜選択されるものである。
【0009】
また、3前後進逆転機連動用の切り替スイッチの特性を活かし、従来既製品である、光る機能や音を発生させる機能と連動させることに利用しても良い。
【0010】
さらに、発明を実施する為の最良の形態と実施例では従来既製品同等のプラスチック製品類について説明しているが、従来既製品同等のプラスチック製品類に限られたものではなく、その他例えば、紙材、軟質塩化ビニール材、糸材、樹脂材、おがくず材、アルミ材、鉄材、粘土材等、適当な任意の材料のものが利用でき、形状、大きさも、設置位置も任意に選定する事が出来る。また、用途も玩具としての利用を目的とするものに限られず、自然環境に配慮する事を前提とした用途、知育用具として広く用いる事が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は、玩具や知育材を製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明を実施するための最良の第一の形態立面図である。
【符号の説明】
1 次両目車両玩具(在来一般普及品)
2 駆動モーター及び前後進逆転機付き先頭車両
3 前後進逆転機連動用の切り替スイッチ
4 簡易な壁等(在来一般普及品)
5 線路(在来一般普及品)
6 駆動モーターと連動しない車輪(在来一般普及品)
7 連結凸部(在来一般普及品)
8 連結凹部(在来一般普及品)
9 駆動モーターと連動する車輪
10 連結凸部(無い場合あり・在来一般普及品)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
簡易な壁面または次両目車両へ衝突または接触することによって前進と後進の進行方向を逆転させる機能を有する事を特徴とする鉄道車両玩具。

【図1】
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【公開番号】特開2012−157680(P2012−157680A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−35151(P2011−35151)
【出願日】平成23年2月2日(2011.2.2)
【出願人】(507358860)
【Fターム(参考)】