説明

録画再生装置、撮影コンテンツ管理方法、撮影コンテンツ管理プログラム、及び録画再生装置用集積回路

【課題】 DV入力にてDV撮影コンテンツをDVR上に取り込んだ場合、DVR上に新たに作成された取り込みコンテンツの録画時刻は、DVR取り込み時刻になる。
【解決手段】 DV入力にてDV撮影コンテンツをDVR上に取り込んだ場合、DV撮影映像に付随するDV時刻情報をDVR上のAVコンテンツ管理情報形式に変換して設定することにより、DV撮影コンテンツはDVR上でも、DVR取り込み時刻ではなく、DV時刻情報で管理することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はAV情報とその時刻情報を記録する撮影装置と接続可能な録画再生装置に関し、録画再生装置内での撮影コンテンツ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルビデオレコーダ(以後「DVR」と呼ぶ)として、デジタル多用途ディスクレコーダ及びハードディスクドライブレコーダが、家庭用VTRの後継機として普及しつつある。ここで述べるDVRとは、ランダムアクセス可能な記録方式を使用している。同様に家庭用8mmビデオカメラの後継機として、デジタルビデオ(以後「DV」と呼ぶ)カメラも普及しつつある。
DVカメラの利用形態としては、DV映像とその時刻情報をDVテープに記録するだけではなく、IEEE1394端子を使用しDVRと接続を行い、DV映像をDVR上にも記録する使用方法(以後「DV入力」と呼ぶ)が一般的となってきている。DVテープの場合、DVRと同様に劣化のない高画質な映像を記録することは可能だが、記録方式としては順次アクセスを使用している。一方、DVRではランダムアクセスを使用しているためコンテンツをライブラリのように管理することができる。
【0003】
またDVRでは、コンテンツの時刻情報を管理すると共に、コンテンツのタイトル名や録画時刻をキーとする並べ替え表示も可能である。ここで、DV入力にてDVカメラで撮影したDV映像をDVRに取り込んで取り込みコンテンツとして記録する場合の録画時刻は、DVRに取り込んだ時刻すなわちDVR上でのコンテンツ作成時刻となる。これは、DVR側でのコンテンツ情報管理においてコンテンツの録画時刻の定義を、DVR上でコンテンツが作成された時刻としているためである。
DVRにおけるコンテンツ録画時刻の定義ではユーザにとって不便である。DVカメラを使用するユーザにとってDV撮影時のDV時刻情報は意味がある。例えば、成長記録として誕生日にDV撮影を行うような場合である。DV入力にてDV撮影コンテンツをDVRに取り込みDVR上に取り込みコンテンツを作成した時点で、DV時刻情報は取り込みコンテンツ作成時刻で上書きされてしまう。
成長記録として毎年誕生日にDV撮影を行いそのDV撮影コンテンツをDVRに取り込んでいる場合、いつ撮影した映像なのかユーザには判別し難くなる。
図8に、録画再生装置による画面一覧表示を示す。図8のDVカメラに記録されているDV撮影コンテンツは、1980年から3年間同じ日時にDV撮影を行っている。そして、DV入力にてDVRに取込むと、全ての取り込みコンテンツの録画時刻は録画再生装置取り込み時刻である2004年7月5日19時20分となる。
【0004】
このニーズに応えるため、市場商品の一部には、図9に示すようにDV入力にてDV撮影コンテンツをDVR上に取り込んだ場合、コンテンツのタイトル名にDV時刻情報を記録する商品もある。図9では、図8と同様に取り込みコンテンツの録画時刻は録画再生装置取り込み時刻である。しかし、タイトル名にはDVカメラで撮影を行った時のDV時刻情報が記録されているため、DVカメラでいつ撮影した映像なのかユーザは判別することは可能である。
また、取り込みコンテンツとその時刻情報をハードディスク上に記録するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−88170号公報 これによると、DV撮影コンテンツとその時刻情報をハードディスク上に記録しているが、その時刻情報はトリガ入力受付け時刻に限定されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
市場商品の一部においては、DV入力にてDV撮影コンテンツをDVR上に取り込んだ場合、取り込みコンテンツのタイトル名にDV時刻情報を記録するため、DV時刻情報を目視により確認することはできる。しかし、ユーザにとって重要なDV時刻情報は、コンテンツの時刻属性としてDVR上で管理することができない。その結果、市場商品ではユーザ側にDV時刻情報の確認やタイトル並べ替えの操作性の面で制約を強いることになる。
例えば、タイトル名にのみDV時刻情報を記録するため、操作ミスによりタイトル名にあるDV時刻情報を消去した場合、DV時刻情報を確認することができなくなる。また、録画時刻をキーとしたDV時刻情報順に並び替え表示を行うことができない。
図7に、DVカメラで異なる日時に撮影した複数のDV撮影コンテンツを、DV入力にてDVR上に一度に取り込んだ場合の画面一覧表示状態を示す。画面一覧には、DVRに記録しているコンテンツの識別番号と、コンテンツが作成された録画時刻、コンテンツの作成方法を示すCH、コンテンツのタイトル名が含まれている。DVRの番号1にはすでに、地上波放送により記録したAVコンテンツが記録されている。番号2、3、4には、DV入力による取り込みコンテンツが記録されている。この状態では、取り込みコンテンツの録画時刻は、DV撮影を行った時刻とは関係なく、全てDVR上に取り込んだ時刻になる。
その結果、取り込みコンテンツがいつ撮影した映像なのか判別がし難くなる。ユーザの立場としては、やはり、DVR上でもDV時刻情報を確認及び管理できることが好ましい。
【0006】
本発明は、従来の課題を解決するもので、DV入力にてDV撮影コンテンツをDVR上に取り込んだ場合、DVR上でもDV映像のDV時刻情報を管理する機能を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、本発明の録画再生装置は、撮影機器で撮影した1以上のAV情報と各AV情報を撮影した時の時刻情報から構成される撮影コンテンツを取込むことが可能な録画再生装置において、取り込んだ撮影コンテンツからAV情報を抽出するAV情報抽出手段と、取り込んだ撮影コンテンツに含まれるAV情報に対応する時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段と、時刻情報を録画再生装置で管理するAV情報の管理日付の形式に変換する時刻情報変換手段と、AV情報を管理する管理日付に変換した時刻情報を設定し、AV情報と管理日付を取り込みコンテンツとして記録する取り込みコンテンツ記録手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の録画再生装置は更に、AV情報の先頭から編集位置までの相対時間を時刻情報に加算して、編集位置の絶対時刻を算出する絶対時刻算出手段と、AV情報の先頭から一定区間を削除編集時、削除編集したAV情報を管理する管理日付に削除区間後のAV情報の先頭時刻を設定する管理日付設定手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の録画再生装置は更に、AV情報の先頭から編集位置までの相対時間を時刻情報に加算して、編集位置の絶対時刻を算出する絶対時刻算出手段と、AV情報を分割編集時、分割したAV情報の後半部分を管理する管理日付に絶対時刻を設定する管理日付設定手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の録画再生装置は更に、AV情報をプレイリスト編集する場合において、 AV情報の先頭から編集位置までの相対時間を時刻情報に加算して、編集位置の絶対時刻を算出する絶対時刻算出手段と、編集後のAV情報をプレイリストで管理する管理日付に絶対時刻を設定する管理日付設定手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の撮影コンテンツ管理方法は、撮影機器で撮影した1以上のAV情報と各AV情報を撮影した時の時刻情報から構成される撮影コンテンツを録画再生装置に取り込んで管理する撮影コンテンツ管理方法において、取り込んだ撮影コンテンツからAV情報を抽出するAV情報抽出ステップと、取り込んだ撮影コンテンツに含まれるAV情報に対応する時刻情報を抽出する時刻情報抽出ステップと、時刻情報を録画再生装置で管理するAV情報の管理日付の形式に変換する時刻情報変換ステップと、AV情報を管理する管理日付に変換した時刻情報を設定し、AV情報と管理日付を取り込みコンテンツとして記録する取り込みコンテンツ記録ステップとを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の撮影コンテンツ管理プログラムは、撮影機器で撮影した1以上のAV情報と各AV情報を撮影した時の時刻情報から構成される撮影コンテンツを取込むことが可能な録画再生装置において実行される撮影コンテンツ管理プログラムにおいて、取り込んだ撮影コンテンツからAV情報を抽出するAV情報抽出ステップと、取り込んだ撮影コンテンツに含まれるAV情報に対応する時刻情報を抽出する時刻情報抽出ステップと、時刻情報を録画再生装置で管理するAV情報の管理日付の形式に変換する時刻情報変換ステップと、AV情報を管理する管理日付に変換した時刻情報を設定し、AV情報と管理日付を取り込みコンテンツとして記録する取り込みコンテンツ記録ステップとを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の録画再生装置用集積回路は、撮影機器で撮影した1以上のAV情報と各AV情報を撮影した時の時刻情報から構成される撮影コンテンツを取込むことが可能な録画再生装置に用いられる録画再生装置用集積回路において、取り込んだ撮影コンテンツからAV情報を抽出するAV情報抽出手段と、取り込んだ撮影コンテンツに含まれるAV情報に対応する時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段と、時刻情報を録画再生装置で管理するAV情報の管理日付の形式に変換する時刻情報変換手段と、AV情報を管理する管理日付に変換した時刻情報を設定し、AV情報と管理日付を取り込みコンテンツとして記録する取り込みコンテンツ記録手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、DV入力にてDV撮影コンテンツをDVR上に取り込んだ場合、DV映像の時刻情報をDVR上のAVコンテンツ管理情報として設定することにより、DVR上でもDV撮影を行った時の時刻情報を管理する事ができる。時刻情報としてDV時刻情報を管理対象とした場合、DVR上でもDV撮影を行った時の時刻情報を管理し表示することができる。
また、本発明によれば、DVR上の取り込みコンテンツを編集した場合であっても、編集後の取り込みコンテンツに対応した時刻情報を管理する事ができる。
また、取り込みコンテンツを分割した場合、それぞれの分割コンテンツに対応したDV撮影を行った時の時刻情報を設定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1はDV入力時における録画再生装置内での撮影コンテンツ管理に関するものである。
【0016】
(装置の構成)
図3は、本発明の実施の形態1の録画再生装置を模式的に示した図である。DVカメラにはDV映像とそれに対応するDV時刻情報から成るDV撮影コンテンツが記録されている。
DV入力を行った時、AV情報抽出手段200にてDV映像をDVカメラから取得する。取得したAV情報は、AV情報変換手段201によりDVRで管理することができる取り込みコンテンツ情報に変換する。
同様にDV時刻情報も、時刻情報抽出手段203にてDVカメラから時刻情報を取得し、時刻情報変換手段204によりDVRで管理することができるAV情報の管理日付の形式に変換する。
そして、取り込みコンテンツ記録手段205にて、AV情報を管理する管理日付に変換した時刻情報を設定し、AV情報と管理日付を取り込みコンテンツとして記録する。
これにより、DVカメラで撮影したDV映像とそれに対応するDV時刻情報は、DVR上で管理することができる取り込みコンテンツ情報として記録することができる。
【0017】
次に、上記手段を用いて、DVRのAVコンテンツ管理情報形式に変換したDV映像の時刻情報を設定する録画再生装置の構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態で使用する録画再生装置の構成を示す。この録画再生装置には、アンテナ102及びモニター103が接続されている。この録画再生装置は、アンテナ102で受信された電波から得られた映像及び音声を記録媒体134に記録し、記録された映像をモニター103上で再生することができる。
録画再生装置のチューナー112は、アンテナ102で受信された電波から目的のチャンネルを選局し、そのチャンネルの映像及び音声をエンコーダ113に与える。エンコーダ113は、与えられた映像及び音声を所定の記録形式で符号化する。エンコーダ113により符号化されたデータは、記録媒体134に記録される。デコーダ116は、記録媒体134に記録されたデータを復号化し、出力制御部115は出力対象となるコンテンツ保護情報に応じたコピー制限情報の重畳制御を行い、復号化した映像のデータをオーバーレイ部114に出力する。
次に、OSD表示部117は、録画再生装置の動作設定や状況を表す表示データを作成する。オーバーレイ部114は、デコーダ116からの映像のデータにOSD表示部117からの表示データを合成した所定の表示形式の映像を生成する。オーバーレイ部114により生成された映像が、モニター103上に表示される。
【0018】
モニター103に表示された映像を見る指示やその他の録画再生装置に対する指示をユーザが行うのに、例えばリモコン101が用いられる。ユーザがリモコン101を用いて指示を入力すると、ユーザ入力部111が、リモコン101からの入力を受け付け、その内容をCPU131に伝える。CPU131は、バス120を通じて行われるデータ転送や録画再生装置における各種の処理を制御する。ROM132には、プログラムが記録されており、CPU131は、RAM133を用いながら、このプログラムに従って動作する。
ROM132に記録されたプログラムには、本実施の形態によって提供される取り込みコンテンツ記録手段205を用いて、DVR上で管理することができるAVコンテンツ管理情報形式に変換したDV撮影映像の時刻情報を、AVコンテンツ管理情報に設定するプログラムが含まれる。CPU131やROM132、RAM133などによって構成される録画再生装置内のコンピュータと、この撮影コンテンツ管理プログラムが協働することによって、録画再生装置は、本実施の形態によって提供される録画再生装置として機能する。また、CPU131やROM132、RAM133は集積回路140で構成することも可能である。
【0019】
(装置の動作)
以上のように構成された録画再生装置の撮影コンテンツ管理方法について説明する。
図10に、本発明の実施の形態に係るDVR上のコンテンツ一覧を表示する画面を示す。ここでは、DVカメラにて撮影したDV撮影コンテンツをDVR上に取り込もうと思い立ち、DV入力にてDVR上に取り込んだ状態の画面一覧表示を示す。ユーザはDVカメラに異なったDV時刻情報を持つDV映像を3本記録した時点で、DV撮影コンテンツをDVRに取り込んだ。なお、番号2は地上波放送から記録したコンテンツ、番号1,3,4のコンテンツは外部から取り込んだ、取り込みコンテンツである。
図7に、従来例による撮影コンテンツ管理方法での画面一覧表示状態を示す。DVカメラから取り込んだDV撮影コンテンツは図10と同様である。
図10と図7を比較して明らかなように、従来例ではDV時刻情報に関係なく、DVR上の取り込みコンテンツの録画時刻には、DV撮影コンテンツが取り込まれた時刻を表示している。一方、本実施の形態では、図10に示すようにDV入力にてDV撮影コンテンツをDVR上に取り込んだ場合、取り込みコンテンツの録画時刻には、DV時刻情報を表示している。
【0020】
図11(a)は従来例による図7に対応し、図11(b)は本実施の形態による図10に対応する録画再生装置内でのAVコンテンツ管理情報の録画時刻とDV撮影コンテンツのDV時刻情報との関係を示す図である。上記図10と図7の比較と同様に、取り込みコンテンツの録画時刻には、図11(a)ではDVRに内蔵しているタイマーから取り込みコンテンツを作成した時刻を設定する。図11(b)では、DV撮影コンテンツのDV時刻情報を設定する。
すなわち、本実施の形態ではDV入力によりDV撮影コンテンツをDVR上に取り込んだ場合、DVR上でもDV撮影コンテンツのDV時刻情報を管理する。
【0021】
図20(a)に図11で用いたAVコンテンツ管理情報の概略構造を示す。
AVコンテンツ管理情報は各記録媒体に退避される情報で、記録媒体の記録状態を管理する情報であり、少なくとも記録媒体の識別情報、記録媒体の空き容量、記録媒体に記録可能なAVコンテンツ数の最大値、記録媒体に記録可能な実体プレイリスト数の最大値、記録媒体に記録可能な実体ストリームファイル数の最大値、記録媒体に記録されているAVコンテンツ数、記録媒体に記録されているAVコンテンツの実体プレイリスト数、記録媒体に記録されているAVコンテンツの実体ストリームファイル数、記録媒体に記録されているAVコンテンツの実体プレイリスト数分の実体プレイリスト情報、を含んだ構成である。
なお、各最大値の値については、記録媒体の記録フォーマット識別子を別途退避しておき、予め記録フォーマットで規定される規格値を引用する方法でも良い。
【0022】
図20(b)に、AVコンテンツ管理情報内の実体プレイリスト情報の概略構造を示す。
実体プレイリスト情報は記録媒体に退避される情報で、エンドユーザの操作対象となるAVコンテンツを管理する情報であり、少なくとも実体プレイリスト情報単位の固有の識別子であるコンテンツ識別子と、再生区間数と、録画時刻と、コンテンツ作成方法情報と、再生区間毎の実体ストリームファイルの先頭位置と末尾位置情報を含んだ構成である。
ここで録画時刻には、一般的にはDVR上でコンテンツが生成された時刻が退避される。また、コンテンツ作成方法情報には、コンテンツのソース種別が退避される。
例えばアナログ地上波放送を録画したコンテンツや外部入力として取り込んだDV撮影コンテンツ等が退避される。
コンテンツ識別子デフォルト値としてコンテンツの作成順にシーケンシャルな値を設定する。先頭位置は実体AVストリームデータが記録されているClipファイル識別子と、該Clipファイル内に記録されたAVストリームデータのClipファイル先頭からの相対位置を時分秒で管理する情報から構成される。末尾位置も開始位置と同様の構成を持つ。
実体ストリームファイルはMPEG2トランスポートストリームの構造に準ずるものとする。AVコンテンツデータは時間軸上に展開され、実体プレイリスト情報は実体ストリームファイル内のアクセス位置を時分秒で指定する。
以上示したように、図20(b)で示したAVコンテンツ管理情報内の実体プレイリスト情報の録画時刻にDV撮影時刻情報を設定し、さらにコンテンツ作成方法情報にDV入力情報を設定することで、DV撮影コンテンツのDV撮影時刻情報を管理することができる。
図21(a)は、コンテンツが一つも記録されていないブランク状態のDVRのAVコンテンツ管理情報の内容を示し、図21(b)は、DV入力前に既に、地上波放送により記録したコンテンツが1つ含まれている状態のDVRのAVコンテンツ管理情報の内容を示す。
また、図22は、本実施の形態による図10に対応するAVコンテンツ管理情報を示す。
【0023】
以上の様に構成された録画再生装置の撮影コンテンツ管理方法について説明する。
図18は、DVカメラにて記録されたDV撮影コンテンツを、DV入力にてDVR上に取り込み、取り込みコンテンツを作成する場合の、AVコンテンツ管理情報に設定する撮影コンテンツ管理方法のフローチャートである。
先ず、録画再生装置は、DVカメラとDVRが接続されDV撮影コンテンツをDVR上に取り込むユーザ操作を検知したら(ステップS3100)、DVカメラ内に記録されているDV映像とDV時刻情報を抽出する(ステップS3101)。DVR上に取り込むユーザ操作を検知しない場合は、ステップS3101以降の処理は実施しない。
次に、DVカメラから抽出されたDV時刻情報をDVR上で管理することができるAVコンテンツ管理情報形式に変換し(ステップS3102)、変換した時刻情報をAVコンテンツ管理情報に設定し、AV情報とともに取り込みコンテンツとして記録する(ステップS3103)。AVコンテンツ管理情報のフォーマット構造は図20(a)(b)に示したとおりである。また、本実施の形態による図10の状態におけるDVRのAVコンテンツ管理情報の内容は図22に示したとおりである。
以上のようにして、本発明の実施の形態1では、従来例と異なり、DV入力にて作成されるDVR上の取り込みコンテンツについては、DV時刻情報を設定することができる。
その結果、ユーザはDV入力にてDV撮影コンテンツをDVR上に取り込んだ場合、DVR上でもDV撮影を行った時の時刻情報を管理し表示することができる。
【0024】
(実施の形態2)
実施の形態2はDV入力にて作成された取り込みコンテンツを分割編集処理し、新たな取り込みコンテンツの撮影コンテンツ管理方法に関するものである。
図13(a)に本発明の実施の形態2に係るDVR上の撮影コンテンツにおける分割編集処理を行う前のコンテンツ一覧を表示する画面を示す。ここでは、番号2は地上波放送から記録したコンテンツ、番号1,3,4のコンテンツは外部から取り込んだ、取り込みコンテンツである。
図13(b)は図13(a)のコンテンツのうち、取り込みコンテンツ(番号4のDV Capture3)をDVR上で分割編集処理し番号4のDV Capture3a、番号5のDV Capture3bを作成した場合の一覧表示画面である。
図12(a)(b)に示す本発明の実施の形態1の場合では、取り込みコンテンツ(番号4)の分割編集処理により新たに作成された取り込みコンテンツ(番号5)の録画時刻にも、分割編集処理前の取り込みコンテンツ(番号4)と同様の録画時刻が記録される。一方、図13(b)に示す本発明の実施の形態2の場合では、分割編集処理後により新たに作成された取り込みコンテンツの録画時刻には、取り込みコンテンツに対応したDV時刻情報が記録される。
図14(a)は実施の形態1による図12(b)に対応し、図14(b)は本実施の形態による図13(b)に対応する録画再生装置内でのAVコンテンツ管理情報の録画時刻とDV撮影コンテンツのDV時刻情報との関係を示す図である。
すなわち、図14(b)に示す本実施の形態では、図11(b)に示した実施の形態1に加えて、DV入力により取り込みコンテンツを作成した後にDVR上でコンテンツ分割編集処理を行い、新たに作成された取り込みコンテンツに対してもDV時刻情報を考慮した撮影コンテンツ管理を行う。
【0025】
(装置の動作)
以上のように構成された録画再生装置の撮影コンテンツ管理方法について説明する。
本実施の形態に係る録画再生装置の構成を図5に示す。図5は実施の形態1での図3に相当する構成である。本実施の形態では、実施の形態1に加えて新たに、絶対時刻算出手段207と管理日付設定手段208を追加している。DVR上のコンテンツが編集された場合、絶対時刻算出手段207にて、編集前の取り込みコンテンツの先頭からの相対時間を時刻情報に加算し編集後の取り込みコンテンツに対応した絶対時刻を算出する。算出した絶対時刻は、管理日付設定手段208にて取り込みコンテンツ編集後新たに作成された取り込みコンテンツの録画時刻として管理することができる。
図19に本発明の実施の形態2におけるDV撮影コンテンツを分割編集処理した場合のAVコンテンツ管理情報に設定する撮影コンテンツ管理方法のフローチャートを示す。
先ず、DV入力にてDVR上に取り込みコンテンツが作成された後、ユーザによりコンテンツを分割編集する操作を検知したら(ステップS3104)、DV入力にて作成されたコンテンツか確認する(ステップS3105)。コンテンツが分割編集されない場合及び、DV入力にて作成されたコンテンツではない場合は、ステップS3106以降の処理は実施しない。DV入力にて作成された取り込みコンテンツであった場合、分割編集対象となる取り込みコンテンツの編集先頭位置から分割編集点までの絶対時間を時刻情報に加算し、分割編集後の取り込みコンテンツの絶対時刻を算出する(ステップS3106)。
次に、算出した絶対時刻を分割編集によって新たに作成された取り込みコンテンツのAVコンテンツ管理情報に設定する(ステップS3107)。
【0026】
なお、取り込みコンテンツの編集処理については、上記のように実体プレイリスト情報を分割する方法以外に、仮想再生範囲である仮想プレイリスト情報を用いたプレイリスト編集を行っても良い。
仮想プレイリスト情報は実体プレイリストと同様の構成を持つが、実体ストリームファイルのストリーム部分を共有しない点が実体ストリーム情報と異なる。仮想プレイリスト情報を利用した場合のAVコンテンツ管理情報の状態を図23に示す。
【0027】
以上のようにして、本発明の実施の形態2では、実施の形態1に加え、DV入力にて作成された取り込みコンテンツを分割編集処理し、新たな取り込みコンテンツを作成した場合も、DV映像に対応したDV時刻情報を設定することができる。
その結果、取り込みコンテンツは、常にDV映像に対応したDV時刻情報を管理する事ができる。
【0028】
以上、本発明に係る録画再生装置の構成、及び撮影コンテンツ管理方法について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれら実施の形態に限られないことは勿論である。
即ち、
(1)上記実施の形態では、取り込みコンテンツの録画時刻はDV時刻情報を用いて管理しているが、これに限定されるものではない。図6に示すように、本発明の実施の形態1に加えて新たに、任意撮影時刻設定手段209と撮影時刻モード設定手段210を追加し、取り込みコンテンツの録画時刻はユーザの意図する時刻情報で管理してもよい。ここで、任意撮影時刻設定手段209では、DVR上の取り込みコンテンツの録画時刻にユーザの指定する時刻を設定する。
図17(a)(b)に、DV入力にて作成される取り込みコンテンツのAVコンテンツ管理情報の録画時刻と取り込みコンテンツのDV時刻情報との関係を示す。
DV時刻情報はDVカメラに内蔵された時計を元に管理している。例えば、内蔵された時計が故障により正常に動作せず、DV撮影映像とは関係のないDV時刻情報を記録していることもある。この場合、図15に示すように実施の形態1では、実際に撮影を行った日時とは関係のないDV時刻情報が記録されている場合であっても、DVR上の取り込みコンテンツの録画時刻には、DV時刻情報を記録する。
しかしながら、上記手段を追加することにより、DV時刻情報にユーザの意図しないDV時刻情報が記録されていた場合、図16に示すようにAVコンテンツ管理情報の録画時刻には任意時刻を設定する。任意時刻には、撮影時刻モード設定手段210を用いて、取り込みコンテンツのDV時刻情報と取り込みコンテンツを作成した時刻とユーザの指定する時刻等の内、所望の時刻を選択し取り込みコンテンツのAVコンテンツ管理情報に設定する。図17(b)では、取り込みコンテンツの録画時刻に、DVRに内蔵しているタイマーを使用し取り込みコンテンツ作成時刻を設定した場合を示す。
この結果、取り込みコンテンツの録画時刻は常にユーザの意図する時刻情報で管理することができる。
【0029】
(2)上記実施の形態では、DV撮影装置を使用していたが、これに依存するものではなく、AV情報とその時刻情報を記録可能な装置であってもよい。
(3)上記実施の形態では、取り込みコンテンツの分割編集処理を行ったが、これに限定されるものではなく、結合や削除などコンテンツを編集する処理であってもよい。
(4)上記実施の形態では、DVカメラに記録したDVコンテンツの区切りとは関係なくDV入力にて一度にDVR上に記録している。しかし、DV入力中にDV時刻情報の日付等に顕著な変化があった場合には、DVR上で作成している取り込みコンテンツを分割し、その取り込みコンテンツに対応したDV時刻情報を設定してもよい。
(5)上記実施の形態では、DVカメラに記録しているDV撮影コンテンツ全てをDV入力にて一度にDVR上に記録しているが、DVカメラに記録しているDV撮影コンテンツの内、ユーザがDV時刻情報を指定し、それに対応したDV撮影コンテンツのみをDVR上に記録しても良い。ここで、DV時刻情報を指定しDVR上に記録した取り込みコンテンツのAVコンテンツ管理情報には、DV撮影コンテンツに対応したDV時刻情報を設定する。
(6)上記実施の形態では、DV撮影コンテンツのDV時刻情報を用いたが、これに限定されるものではなく、DV撮影場所、DV撮影者、DV非撮影者などDV撮影映像に付帯する情報を使用してもよい。
(7)上記実施の形態では、記録媒体がDVD−RAM及びHDDであったが、これに限定されるものではなく、例えば、Blu−ray Disc、DVD−R、DVD−RW、CD−R、CD−RW、SDカード、PCカード、MO、MD、PD、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、マルチメディアカード、メモリスティック等の記録可能なメディアであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明に係るAVコンテンツ管理情報を有する撮影コンテンツ管理方法は、住宅監視システムにおける監視映像管理装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施の形態1及び2における録画再生装置の構成を示す図
【図2】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理において、従来例の撮影コンテンツ管理方法を用いた場合の構成を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理方法の構成を示す図
【図4】本発明の実施の形態2における撮影コンテンツ管理において、実施の形態1の撮影コンテンツ管理方法を用いた場合の構成を示す図
【図5】本発明の実施の形態2における撮影コンテンツ管理方法の構成を示す図
【図6】本発明の他の実施の形態における撮影コンテンツ管理方法の構成を示す図
【図7】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理において、従来例の撮影コンテンツ管理方法を用いた場合の課題を示す図
【図8】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理において、従来例の撮影コンテンツ管理方法を用いた場合の課題の一例を示す図
【図9】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理において、市場商品の撮影コンテンツ管理方法を用いた場合の一例を示す図
【図10】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理方法を行った場合の効果の概要を示す図
【図11】本発明の実施の形態1におけるAVコンテンツ管理情報の録画時刻とDV撮影コンテンツのDV時刻情報との関係を示す図
【図12】本発明の実施の形態2における撮影コンテンツ管理において、実施の形態1の撮影コンテンツ管理方法を用いた場合の課題を示す図
【図13】本発明の実施の形態2における撮影コンテンツ管理方法を行った場合の効果の概要を示す図
【図14】本発明の実施の形態2におけるAVコンテンツ管理情報の録画時刻とDV撮影コンテンツのDV時刻情報との関係を示す図
【図15】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理の課題を示す図
【図16】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理の課題を解決した場合の効果の概要を示す図
【図17】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理の課題を解決した場合のAVコンテンツ管理情報の録画時刻とDV撮影コンテンツのDV時刻情報との関係を示す図
【図18】本発明の実施の形態1における撮影コンテンツ管理方法のフローチャート
【図19】本発明の実施の形態2における撮影コンテンツ管理方法のフローチャート
【図20】本発明の実施の形態2におけるAVコンテンツ管理情報の構造を示す図
【図21】本発明の実施の形態2におけるAVコンテンツ管理情報のDV入力前の状態を示す図
【図22】本発明の実施の形態2におけるAVコンテンツ管理情報のDV入力後の状態を示す図
【図23】本発明の実施の形態2におけるAVコンテンツ管理情報の仮想プレイリスト情報を用いた分割編集完了時の状態を示す図
【符号の説明】
【0032】
100 外部機器
101 リモコン
102 アンテナ
103 モニター
110 外部入出力
111 ユーザ入力部
112 チューナー
113 エンコーダ
114 オーバーレイ部
115 出力制御部
116 デコーダ
117 OSD表示部
120 バス
130 内蔵タイマー
131 CPU
132 ROM
133 RAM
134 記録媒体
140 LSI
200 AV情報抽出手段
201 AV情報変換手段
202 タイマー変換手段
203 時刻情報抽出手段
204 時刻情報変換手段
205 取り込みコンテンツ記録手段
206 コンテンツ編集検出手段
207 絶対時刻算出手段
208 管理日付設定手段
209 任意撮影時刻設定手段
210 撮影時刻モード設定手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影機器で撮影した1以上のAV情報と各AV情報を撮影した時の時刻情報から構成される撮影コンテンツを取込むことが可能な録画再生装置において、
前記取り込んだ撮影コンテンツからAV情報を抽出するAV情報抽出手段と、
前記取り込んだ撮影コンテンツに含まれるAV情報に対応する時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段と、
前記時刻情報を録画再生装置で管理するAV情報の管理日付の形式に変換する時刻情報変換手段と、
前記AV情報を管理する管理日付に前記変換した時刻情報を設定し、前記AV情報と管理日付を取り込みコンテンツとして記録する取り込みコンテンツ記録手段と
を備えたことを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
前記録画再生装置は更に、
前記AV情報の先頭から編集位置までの相対時間を前記時刻情報に加算して、前記編集位置の絶対時刻を算出する絶対時刻算出手段と、
前記AV情報の先頭から一定区間を削除編集時、前記削除編集したAV情報を管理する管理日付に削除区間後のAV情報の先頭時刻を設定する管理日付設定手段を
備えたことを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項3】
前記録画再生装置は更に、
前記AV情報の先頭から編集位置までの相対時間を前記時刻情報に加算して、前記編集位置の絶対時刻を算出する絶対時刻算出手段と、
前記AV情報を分割編集時、前記分割したAV情報の後半部分を管理する管理日付に前記絶対時刻を設定する管理日付設定手段を
備えたことを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項4】
前記録画再生装置は更に、前記AV情報をプレイリスト編集する場合において、
前記AV情報の先頭から編集位置までの相対時間を前記時刻情報に加算して、前記編集位置の絶対時刻を算出する絶対時刻算出手段と、
編集後のAV情報をプレイリストで管理する管理日付に前記絶対時刻を設定する管理日付設定手段を
備えたことを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
【請求項5】
撮影機器で撮影した1以上のAV情報と各AV情報を撮影した時の時刻情報から構成される撮影コンテンツを録画再生装置に取り込んで管理する撮影コンテンツ管理方法において、
前記取り込んだ撮影コンテンツからAV情報を抽出するAV情報抽出ステップと、
前記取り込んだ撮影コンテンツに含まれるAV情報に対応する時刻情報を抽出する時刻情報抽出ステップと、
前記時刻情報を録画再生装置で管理するAV情報の管理日付の形式に変換する時刻情報変換ステップと、
前記AV情報を管理する管理日付に前記変換した時刻情報を設定し、前記AV情報と管理日付を取り込みコンテンツとして記録する取り込みコンテンツ記録ステップと
を備えたことを特徴とする撮影コンテンツ管理方法。
【請求項6】
撮影機器で撮影した1以上のAV情報と各AV情報を撮影した時の時刻情報から構成される撮影コンテンツを取込むことが可能な録画再生装置において実行される撮影コンテンツ管理プログラムにおいて、
前記取り込んだ撮影コンテンツからAV情報を抽出するAV情報抽出ステップと、
前記取り込んだ撮影コンテンツに含まれるAV情報に対応する時刻情報を抽出する時刻情報抽出ステップと、
前記時刻情報を録画再生装置で管理するAV情報の管理日付の形式に変換する時刻情報変換ステップと、
前記AV情報を管理する管理日付に前記変換した時刻情報を設定し、前記AV情報と管理日付を取り込みコンテンツとして記録する取り込みコンテンツ記録ステップと
を備えたことを特徴とする撮影コンテンツ管理プログラム。
【請求項7】
撮影機器で撮影した1以上のAV情報と各AV情報を撮影した時の時刻情報から構成される撮影コンテンツを取込むことが可能な録画再生装置に用いられる録画再生装置用集積回路において、
前記取り込んだ撮影コンテンツからAV情報を抽出するAV情報抽出手段と、
前記取り込んだ撮影コンテンツに含まれるAV情報に対応する時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段と、
前記時刻情報を録画再生装置で管理するAV情報の管理日付の形式に変換する時刻情報変換手段と、
前記AV情報を管理する管理日付に前記変換した時刻情報を設定し、前記AV情報と管理日付を取り込みコンテンツとして記録する取り込みコンテンツ記録手段と
を備えたことを特徴とする録画再生装置用集積回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2006−179049(P2006−179049A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−369009(P2004−369009)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】