説明

防除機の散布量表示装置

【課題】防除機において、小型の流量センサにより散布ブームの大散布流量を測定する。
【解決手段】防除ポンプからの吐出薬液を圧送する高圧吐出経路における流量制御弁の下手側から中央高圧散布経路と左右高圧散布経路とに分岐し、中央高圧吐出経路の中途部に中央コックを、終端部に所定数のノズルを備えた中央散布ブームを設け、左右高圧散布経路の中途部に左右コックを、終端部に所定数のノズルを備えた左右散布ブームを設ける。中央高圧散布経路における流量制御弁と中央散布コックとの間にだけ小型の流量センサを設け、中央コック、左右コックの開閉検出手段を設ける。流量センサの検出値に基づき左右散布ブームの散布流量を所定の計算式により算出し、流量センサの検出値と合算しディスプレイに表示する防除コントローラを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は防除機の散布量表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
防除機において、薬液を圧送する防除ポンプと薬液を散布する散布ノズル群との間の高圧吐出経路中に、検出する流量センサを配設し、高圧吐出経路内の流量を測定するものは、公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−55292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
背景技術の防除機では、高圧吐出経路の流量制御弁と散布コックとの間に流量センサを配設し、高圧吐出経路全体の流量を測定する構成である。最近では散布作業速度を高めたに、高能率の防除機が要望されている。そのためは吐出性能の高い防除ポンプを搭載し、これに対応した測定許容流量の高い大型の流量センサを装備する必要である。しかし、多流量検出タイプの流量センサは非常に高価で大型となる問題点がある。
【0005】
そこで、本発明は高圧吐出経路内に小型の流量センサを特殊に配設して、散布ブームの一部の散布流量を小型の流量センサで測定し、流量センサの測定値に基づき残余の散布ブームの散布流量を所定の計算式により算出し、これらを合算して全体の散布ブームの散布流量を算出するようにし、前記問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、防除ポンプ(8)からの吐出薬液を圧送する高圧吐出経路(37)における流量制御弁(36)の下手側から中央高圧散布経路(37a)と左右高圧散布経路(37b,37b)とに分岐し、該中央高圧吐出経路(37a)の中途部に中央コック(C1)を、終端部に所定数のノズル(11,…)を備えた中央散布ブーム(9a)を設け、該左右高圧散布経路(37b,37b)の中途部に左右コック(C2,C3)を、終端部に所定数のノズル(11,…)を備えた左右散布ブーム(9b,9b)を設け、前記中央高圧散布経路(37a)の前記中央散布コック(C1)の上手側にだけ小型の流量センサ(43)を設け、前記中央コック(C1)、左右コック(C2,C3)の開閉検出手段を設け、前記流量センサ(43)の検出値に基づき左右散布ブーム(9b,9b)の散布流量を所定の計算式により算出し、流量センサ(43)の検出値と算出散布流量を合算してディスプレイ(22)に表示する防除コントローラ(20)を設けたことを特徴とする防除機の散布流量表示装置とする。
【0007】
請求項2の発明は、前記ノズル(11)単体の散布量を基にして所定の計算式により左右散布ブーム(9b,9b)の散布流量を算出しディスプレイ(22)に表示する防除コントローラ(20)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の防除機の散布流量表示装置とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明によると、中央散布ブーム(9a)の少量の散布流量を小型の流量センサ(43)で検出し、防除コントローラ(20)でその検出値を基にして所定の計算式により左右散布ブーム(9b,9b)の散布流量を算出し、検出値と算出散布流量とを合算してディスプレイ22に表示するので、流量センサ(43)を小型化し、コストの低減を図りながら少流量から多流量までの散布量を正確に測定し表示することができる。
【0009】
請求項2の発明によると、請求項1の発明の前記効果に加えて、中央散布ブーム(9a)から薬液を散布していない場合にも、左右散布ブーム(9b,9b)の散布量を測定表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】防除機の全体側面図。
【図2】防除機の正面図。
【図3】散布制御装置の配管系統図。
【図4】防除コントローラボックスの平面図。
【図5】フローチャート。
【図6】フローチャート。
【図7】フローチャート。
【図8】フローチャート。
【図9】フローチャート。
【図10】防除機の正面図。
【図11】防除機の平面図。
【図12】薬液タンクの正面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下この発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1及び図2は、乗用型の防除機を示すもので、車体1の前部にエンジンEを搭載し、エンジンEの回転動力をミッションケース2内の変速装置に伝動し、変速装置で減速された回転動力を前輪3と後輪4とに伝達している。機体後部には薬液タンク5が設置されていて、薬液タンク5の上部に運転席6が、その前方にステアリングハンドル7が装備されている。薬液タンク5内の薬液は、防除ポンプ8により後述する散布ブーム9に設けられた散布ホース10のノズル11,…から噴出散布される構成である。
【0012】
機体の左右両側には左右散布ブーム9b,9bを収納支持するための収納支持枠体13,13が立設されていて、受け具14により左右散布ブーム9b,9bが係止保持されるようになっている。
【0013】
次に、散布ブーム9の具体構成について説明する。中央散布ブーム9aは機体の左右横幅に略一致し、その左右両側に設けられる左右散布ブーム9b,9bは中央ブーム9aよりも長く構成されている。左右散布ブーム9b,9bは中央散布ブーム9aのフレーム部に回動自在に連結されていて、上下シリンダ15,15により左右散布ブーム9b,9bを上方へ回動させて収納状態に保持させたり、あるいは、地面と略平行になるように散布作業姿勢状態に回動させて支持できる構成である。なお、16は散布ブーム9全体を昇降させるブーム昇降シリンダである。
【0014】
次に、乗用型防除機のブームスプレーヤ(薬液散布装置)の散布制御装置12について説明する。
図4に示すように、防除コントローラ20及びコントローラパネル21や、中央散布ブーム9a用の手動で開閉できる中央マニホールド44aに設けた中央噴霧コックC1、左右散布ブーム9b,9b用の手動で開閉できる左右マニホールド44b,44bに設けた左右噴霧コックC2,C3等が運転席6の側方に設置されている。
【0015】
防除コントローラ20を備えたコントローラパネル21には、中央上部のディスプレイ22の左側に散布設定表示部23、圧力表示部24、流量表示部25、流量累計表示部26等の表示部が上側から下側にかけて表示されている。そして、ディスプレイ22の左側端部に点灯される三角マークによって、ディスプレイ22に表示されるデータ内容が指示される。ディスプレイ22の右側には切替表示手段である表示切替ボタン28が設けられている。また、この下方には、自動押しボタンスイッチ29が設けられ、このON状態を表示するパイロットランプ30が設けられている。更に、散布設定ボタンスイッチ31、増ボタンスイッチ32、減ボタンスイッチ33、累計リセットボタンスイッチ34等が配置されている。
【0016】
また、図3に示すように、散布制御装置12の薬液吸い込み吐出経路は、薬液タンク5から防除ポンプ8の間に至る低圧吸水経路35と、防除ポンプ8から流量制御弁36を経て各散布ブーム9a,9b,9bに至る高圧吐出経路37とからなり、ホース等で連結されている。高圧吐出経路37には、一定圧以上の薬液を逃がす安全弁38のある余水戻し経路40が設けられ、余分の薬液を薬液タンク5に還元している。また、この薬液タンク5の底部と高圧吐出経路37との間には撹拌経路41が連通されていて、一部の薬液を薬液タンク5内に常時噴出還元し、薬液タンク5内の薬液を撹拌している。
【0017】
前記高圧散布経路37における流量制御弁36の下手側から中央高圧散布経路37aと左右高圧散布経路37b,37bに分岐している。この中央高圧散布経路37aには始端側から終端側にかけて、中央マニホールド44a、中央コックC1、機体幅と略等しい長さの中央散布ブーム9aを設け、また、左右高圧散布経路37b,37bには始端側から終端側にかけて、左右マニホールド44b、左右コックC2,C3,左右散布ブーム9b,9bを設けている。
【0018】
この中央高圧散布経路37aにおける流量制御弁36と中央散布コックC1の間に、小型の流量センサ43を設けている。そして、左右高圧散布経路37には流量センサを設けずに、防除コントローラ20で前記流量センサ43の検出値に基づき所定の計算式により左右散布ブーム9b,9bの散布流量値を演算し、流量センサ43の検出値と演算値とを合算し、コントローラパネル21のディスプレイ22に表示するようにしている。
【0019】
なお、流量制御弁36は制御モータ36Mにより開度調節される。39はエアーチャンバーである。また、中央散布コックC1、左右散布コックC2,C3の開閉状態を開閉検出センサ(図示省略)により検出し防除コントローラ20に入力するようにしている。また、防除コントローラ20により散布機の車速変化に応じて散布流量を自動的に制御するようにしている。
【0020】
また、前記散布表示装置において、中央高圧散布経路37aの中央散布コックC1を開とし、左右高圧散布経路37b,37bの左右散布コックC2,C3を閉とした場合には、小型の流量センサ43の検出値をコントローラパネル21のディスプレイ22にそのまま表示する。しかして、中央散布ブーム9aの少量の散布流量を小型の流量センサ43で正確に測定し、精度の高い流量表示をすることができる。
【0021】
また、中央散布コックC1の開検出、左右散布コックC2,C3両方の開検出をすると、流量センサ43の検出情報から左右散布ブーム9b,9bの散布流量を所定の計算式により演算し、流量センサ43の検出値と演算した左右散布ブーム9b,9bの流量値とを合算した流量がディスプレイ22に表示される。
【0022】
次に、図5に基づき散布流量の算出フローについて説明する。
流量測定表示制御が開始されると、中央散布ブーム9aが開であるか否かを判定し(ステップS1)、開であると、次いで、左右散布ブーム9b,9b両方の開閉状態を判定し(ステップS2)、左右散布ブーム9b,9bの両方が閉であると、流量センサ43の検出値Q3を検出し、ディスプレイ22に表示する(ステップS3)。
【0023】
また、左右散布ブーム9b,9bの両方が開であると、流量センサ43の検出値Q3に基づき所定の散布流量計算式により左右散布ブーム9b,9b両方の散布流量を演算し(ステップS4)、流量センサ43の検出値と計算流量値とを合算した散布流量をディスプレイ22に表示する(ステップS5)。
【0024】
散布流量計算式は、「Q=Q3×〔(n0+2n1)/n0〕」である。なお、Qは合計流量、Q3は流量センサ43の検出値、n0は中央散布ブーム9aのノズル11の数、n1は左右散布ブーム9b,9bのそれぞれのノズル11の数である。
【0025】
また、中央散布ブーム9aが散布状態で、左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方が散布状態の散布流量表示は次のおりである。図6に示すように、流量測定表示制御が開始され、中央散布ブーム9aが開であると(ステップS11)、次いで、左右散布ブーム9b,9bの開閉を判定する(ステップS12)。左右散布ブーム9b,9bが閉であると、流量センサ43の検出値Q3を散布流量としてディスプレイ22に表示する(ステップS13)。
【0026】
また、左右散布ブーム9b,9bが開であると、流量センサ43の検出値Q3に基づき所定の散布流量計算式で左右散布ブーム9b,9bの散布流量を算出し(ステップS14)、流量センサ43の検出値と算出流量とを合算した散布流量をディスプレイ22に表示する(ステップS15)。
【0027】
散布流量計算式は、「Q=Q3×〔(n0+n1)/n0〕」である。なお、Qは合計流量、Q3は流量センサ43の検出値、n0は中央散布ブーム9aのノズル11の数、n1は左右散布ブーム9b,9bのそれぞれのノズル11の数である。
【0028】
また、中央散布ブーム9aの散布コックC1が閉で、左右散布ブーム9b,9bが開の散布量表示は図7のとおりである。
流量測定表示制御が開始され、中央散布ブーム9aが閉であると、左右散布ブーム9b,9bの両方の開閉を判定する(ステップS21)。左右散布ブーム9b,9bの両方が開であると、所定の散布流量計算式により左右散布ブーム9b,9b両方の散布流量を演算し(ステップS22)、演算散布流量をディスプレイ22に表示する(ステップS23)。
【0029】
散布流量計算式は、「Q2=Q1×(√P/√10)、Q=Q2×2×n1」である。なお、Q2はノズル11の1個の散布量、Q0は所定圧力(例えば、10kg/cm2)でのノズル11単体の1分間での散布流量、Pは流量制御弁36の設定圧力、Qは左右散布ブーム9b,9bの合計散布量、n1は左右散布ブーム9b,9bのそれぞれのノズル11の数である。
【0030】
また、中央散布ブーム9aの散布コックC1が閉で、左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方が開のときの散布量表示は図8に示すとおりである。
流量測定表示制御が開始され、中央散布ブーム9aが閉であると、左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方が開か否かを判定し(ステップS31)、左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方が開であると、所定の散布流量計算式により左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方の散布流量を算出し(ステップS32)、算出した散布流量をディスプレイ22に表示する(ステップS33)。
【0031】
散布流量計算式は、「Q2=Q0×(√P/√10)、Q=Q2×n1」である。なお、Q2はノズル11の1個の散布量、Q0は流量制御弁36の所定圧力(例えば、10kg/cm2)でのノズル11単体の1分間での散布流量、Pは流量制御弁36の設定圧力、Qは左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方の散布量、n1は左右散布ブーム9b,9bのノズル11の数である。
【0032】
また、中央散布ブーム9aの散布コックC1が開で、左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方が開のときの散布量表示は図9に示すとおりである。
流量測定表示制御が開始され、中央散布ブーム9aが開であると、左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方が開か否かを判定し(ステップS41)、左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方が開であると、所定の散布流量計算式により、中央散布ブーム9aの散布流量と左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方の散布流量を算出合算し(ステップS42)、合算した散布流量をディスプレイ22に表示する(ステップS43)。
【0033】
散布流量計算式は、「Q2=Q0×(√P/√10)、Q=(Q2×n0)+(Q2×n1)」である。なお、Q2はノズル11の1個の散布量、Q0は流量制御弁36の所定圧力(例えば、10kg/cm2)でのノズル11単体の1分間での散布流量、Pは流量制御弁36の設定圧力、Qは中央散布ブーム9aと左右散布ブーム9b,9bのいずれか一方の合計散布量、n0は中央散布ブーム9aのノズル11の個数、n1は左右散布ブーム9b,9bのノズル11の数である。
【0034】
従来の高圧吐出経路は始端側に流量制御弁を、終端側に散布コックを設け、この間に流量センサを配設する構成である。最近は散布作業速度を高め高能率の散布機が要望されている。そのためは吐出性能の高い防除ポンプを搭載し、これに対応すべく測定許容流量の高い流量センサの装備が必要となる。しかし、多流量検出タイプの流量センサは非常に高価で大型となる問題点がある。
【0035】
前記構成によると、中央散布ブーム9aの散布流量を流量センサ43で検出し、その検出値を基にして所定の計算式で左右散布ブーム9b,9bの散布流量を防除コントローラ20により演算算出し、これらの散布流量を合算してディスプレイ22に表示することにより、流量センサ43を小型化し、コストの低減を図りながら少流量から多流量までの測定をすることができる。また、高圧吐出経路37の流量制御弁36と流量センサ43との間隔を短くし、散布装置全体をコンパクトに纏めることができる。
【0036】
次に、図10及び図11に基づき薬液タンク5のステップ構成について説明する。
薬液タンク5の左右両側部に、本機フロア47より所定距離上方に左右ステップ46,46を設けている。薬液タンク5の上下方向中間部外周に凹状溝5aを形成し、この凹状溝5aに帯体48を巻き付けてタンクを補強し、この帯体48に左右ステップ46,46をヒンジ49,49で取り付けている。そして、左右ステップ46,46を左右両側に突出した状態で固定すると、左右ステップ46,46の左右幅が左右の機体幅である左右後輪4,4及び中央散布ブーム9aの左右幅よりもやや幅狭となるように構成している。
【0037】
また、左右ステップ46,46を上方へ回動し、薬液タンク5の左右側壁に沿わせて折り畳み、収納できるように構成している。また、図12に示すように、防除タンク5の左右両側上部に格納フック50,50を設け、収納回動した左右ステップ46,46のフック46a,46aをワンタッチで係止できるようにしている。
【0038】
作業者は左右ステップ46,46に乗ることにより、薬液タンク5の近くで薬液調合を楽な姿勢ですることができる。また、圃場での作業中に畔に戻りたい場合にも、左右ステップ46,46から容易に畔に移ることができる。また、左右ステップ46,46はフロア47より高位置にあるので、後輪4からの泥の跳ね上げも少なく、作業者は安全に乗り降りすることができる。また、路上走行時に左右ステップ46,46の収納を忘れた左右突出状態であっても、機体幅内に収まっているので安全である。
【符号の説明】
【0039】
8 防除ポンプ
9a 中央散布ブーム
9b 左右散布ブーム
11 ノズル
20 防除コントローラ
22 ディスプレイ
36 流量制御弁
37 高圧吐出経路
37a 中央高圧散布経路
37b 左右高圧散布経路
43 流量センサ
C1 中央コック
C2 左コック
C3 右コック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
防除ポンプ(8)からの吐出薬液を圧送する高圧吐出経路(37)における流量制御弁(36)の下手側から中央高圧散布経路(37a)と左右高圧散布経路(37b,37b)とに分岐し、該中央高圧吐出経路(37a)の中途部に中央コック(C1)を、終端部に所定数のノズル(11,…)を備えた中央散布ブーム(9a)を設け、該左右高圧散布経路(37b,37b)の中途部に左右コック(C2,C3)を、終端部に所定数のノズル(11,…)を備えた左右散布ブーム(9b,9b)を設け、前記中央高圧散布経路(37a)の前記中央散布コック(C1)の上手側にだけ小型の流量センサ(43)を設け、前記中央コック(C1)、左右コック(C2,C3)の開閉検出手段を設け、前記流量センサ(43)の検出値に基づき左右散布ブーム(9b,9b)の散布流量を所定の計算式により算出し、流量センサ(43)の検出値と算出散布流量を合算してディスプレイ(22)に表示する防除コントローラ(20)を設けたことを特徴とする防除機の散布流量表示装置。
【請求項2】
前記ノズル(11)単体の散布量を基にして所定の計算式により左右散布ブーム(9b,9b)の散布流量を算出しディスプレイ(22)に表示する防除コントローラ(20)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の防除機の散布流量表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−62186(P2011−62186A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−218203(P2009−218203)
【出願日】平成21年9月19日(2009.9.19)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】