除草活性を有するピペラジン化合物
本発明は、
式(I)(ここで、各可変部は、明細書により定義されている)で表されるピペラジン化合物、そのようなピペラジン化合物の農薬として適する塩、その式(I)で表されるピペラジン化合物を生成させるための方法及びその中間体生成物、そのような化合物を含んでいる組成物及び除草剤(すなわち雑草を防除するための)としてのその組成物の使用、及び望まれていない植物体生育を防除するための方法(この方法においては、除草作用を有するのに十分多い量の式(I)で表される少なくとも1種のピペラジン化合物が植物体、植物体の種子及び/又は生息地に作用させる)に関する。
式(I)(ここで、各可変部は、明細書により定義されている)で表されるピペラジン化合物、そのようなピペラジン化合物の農薬として適する塩、その式(I)で表されるピペラジン化合物を生成させるための方法及びその中間体生成物、そのような化合物を含んでいる組成物及び除草剤(すなわち雑草を防除するための)としてのその組成物の使用、及び望まれていない植物体生育を防除するための方法(この方法においては、除草作用を有するのに十分多い量の式(I)で表される少なくとも1種のピペラジン化合物が植物体、植物体の種子及び/又は生息地に作用させる)に関する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】
(ここで、各可変部は、以下に定義するとおりである:
Raは、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−チオアルキル、C1〜C4−ハロアルコキシ、C1〜C4−ハロチオアルキル、S(O)nRy、C2〜C6−アルケニル、C3〜C6−シクロアルケニル、C3〜C6−アルケニルオキシ、C3〜C6−チオアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C3〜C6−アルキニルオキシ、C3〜C6−チオアルキニル、NRARB、トリ−C1〜C4−アルキルシリル、Z−C(=O)−Ra1、Z−C(=S)−Ra1、Z−C(=N−ORA)−Ra1、Z−C[=N(O)−RA]−Ra1、Z−P(=O)(Ra1)2、又は、炭素又は窒素を介して結合されていて、O、N及びSからなる群から選択される1、2、3もしくは4個のへテロ原子を含有していて、基Raa及び/又はRa1によって部分的又は完全に置換されていてよく、及び/又はさらなる飽和、不飽和又は芳香族炭素環もしくはヘテロ環式環に縮合されていてよい3〜7員単環式又は9もしくは10員二環式飽和、不飽和又は芳香族ヘテロ環であって、
Ryは、C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−ハロアルキルであり、nは、0、1又は2であり;
RA、RBは、互いに独立して、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−シクロアルキル、C1〜C6−アルキルカルボニル、C3〜C6−シクロアルキルカルボニル、C3〜C6−アルケニルカルボニル、C3〜C6−シクロアルケニルカルボニル又はC3〜C6−アルキニルカルボニルであり;
Zは、二価結合手又はC1〜C4−アルキレンであり;
Ra1は、水素、OH、C1〜C8−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C2〜C8−アルケニル、C5〜C6−シクロアルケニル、C2〜C8−アルキニル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、C3〜C8−アルケニルオキシ、C3〜C8−アルキニルオキシ、NH2、C1〜C6−アルキルアミノ、[ジ−(C1〜C6)−アルキル]アミノ、C1〜C6−アルコキシアミノ、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ、C1〜C6−アルキルアミノスルホニルアミノ、[ジ−(C1〜C6)−アルキルアミノ]スルホニルアミノ、C3〜C6−アルケニルアミノ、C3〜C6−アルキニルアミノ、N−(C2〜C6−アルケニル)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノ、N−(C2〜C6−アルキニル)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノ、N−(C1〜C6−アルコキシ)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノ、N−(C2〜C6−アルケニル)−N−(C1〜C6−アルコキシ)アミノ、N−(C2〜C6−アルキニル)−N−(C1〜C6−アルコキシ)アミノ、C1〜C6−アルキルスルホニル、トリ−C1〜C4−アルキルシリル、フェニル、フェノキシ、フェニルアミノ、又は、O、N及びSからなる群から選択される1、2、3又は4個のへテロ原子を含有している5もしくは6員単環式又は9もしくは10員二環式ヘテロ環(ここで、各環式基は、置換されていないか、又は1、2、3又は4個の基Raaによって置換されている)であり;
Raaは、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、Z−C(=O)−Ra1、Z−C(=S)−Ra1、Z−C(=N−ORA)−Ra1、Z−C[=N(O)−RA]−Ra1、オキソ(=O)、及びトリ−C1〜C4−アルキルシリルであり;
ここで、各基Ra及びその置換基中、その炭素鎖及び/又はその環式基は、1、2、3又は4個の置換基Raa及び/又はRa1を有していてよい;
R1は、水素、C1〜C6−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C3〜C4−アルケニル、C3〜C4−アルキニル又はC(=O)R11であって、
R11は、水素、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ又はC1〜C4−ハロアルコキシであり;
R2は、C1〜C4−アルキル、C3〜C4−アルケニル又はC3〜C4−アルキニルであり;
R3は、OH、NH2、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C4−ヒドロキシアルキル、C1〜C4−シアノアルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキル又はC(=O)R11である;
R4は、水素、ハロゲン、C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−ハロアルキルであり、又はR4及びR5は、一緒になって、二価結合手であり;
R5、R6、R7、R8は、互いに独立して、水素、ハロゲン、OH、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C2〜C6−アルケニル、C2〜C6−アルキニル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−シクロアルケニル又はC3〜C6−シクロアルキニルであり;
R9、R10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、OH、ハロアルキル、NRARB、NRAC(O)R91、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C2〜C4−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、O−C(O)R91、フェノキシ又はベンジルオキシであり、ここで、各基R9及びR10中、その炭素鎖及び/又はその環式基は、1、2、3又は4個の置換基Raaを有していてよく;
R91は、C1〜C4−アルキル又はNRARBであり;
V、W、X、Yは、N又はC−Rbであり、ここで、これらのうちの1〜3基は互いに独立してNであって、
Rbは、互いに独立して、水素、CN、NO2、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C2〜C4−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、ベンジル又はS(O)nRyであり、ここで
Ra及び/又はRbは、その隣接炭素原子に結合されている基Ra又はRbと一緒に、又はその隣接環窒素原子と一緒に、それら自体が、5もしくは6員飽和又は部分もしくは完全不飽和環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、O、N及びSからなる群から選択される1、2又は3個のへテロ原子を含有していてよく、この環は、1〜3個の基Raaによって置換されていてよく、及び/又はさらなる飽和、不飽和又は芳香族炭素もしくはヘテロ環式環に縮合されていてよく;
【化2】
は、二重結合であるか、又は、Raが、そのV位にある窒素原子と環を形成している場合は、一重結合である)
で表されるピペラジン化合物ならびにその農薬として適する塩。
【請求項2】
Raが、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、S(O)nRy、C2〜C6−アルケニル、C3〜C6−シクロアルケニル、C3〜C6−アルケニルオキシ、C2〜C6−アルキニル、C3〜C6−アルキニルオキシ、NRARB、トリ−C1〜C4−アルキルシリル、Z−C(=O)−Ra1、Z−P(=O)(Ra1)2、又は、炭素又は窒素を介して結合されていて、O、N及びSからなる群から選択される1、2、3又は4個のへテロ原子を含有していて、基Raa及び/又はRa1によって部分的又は完全に置換されていてよい3〜7員単環式又は9もしくは10員二環式飽和、不飽和又は芳香族ヘテロ環であって、
RA、RBが、互いに独立して、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C6−アルケニル又はC3〜C6−アルキニルであり;
Raaが、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、Z−C(=O)−Ra1又はトリ−C1〜C4−アルキルシリルであり;
R1が、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C4−アルケニル、C3〜C4−アルキニル又はC(=O)R11であって、
Rbが、互いに独立して、水素、CN、NO2、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C2〜C4−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、ベンジル又はS(O)nRyであって、
【化3】
が、二重結合であり;
Rbは、その隣接炭素原子に結合されている基Ra又はRbと一緒に、5もしくは6員飽和又は部分もしくは完全不飽和環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、O、N及びSからなる群から選択される1、2又は3個のへテロ原子を含有していてよく、この環は、1〜3個の基Raaによって置換されていてよい;
請求項1に記載の式Iで表される化合物又はその農薬として適する塩。
【請求項3】
Raが、ハロゲン、シアノ又はニトロである、請求項1又は2に記載の式Iで表される化合物。
【請求項4】
Raが、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−ハロアルコキシ、S(O)nRy、C1〜C4−ハロアルキルチオ、又は、窒素を介して結合されていて、O、N及びSからなる群から選択される1、2、3又は4個のへテロ原子を含有していて、基Raa及び/又はRa1によって部分的又は完全に置換されていてよい3〜7員単環式又は9もしくは10員二環式飽和、不飽和又は芳香族ヘテロ環である、請求項1又は2に記載の式Iで表される化合物。
【請求項5】
Raが、塩素、シアノ、ニトロ、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−チオアルキル、トリフルオロメチル、又は、窒素を介して結合されていて、O及びNからなる群から選択される1又は2個のへテロ原子を含有している置換されていてもよい6員飽和ヘテロ環である、請求項1又は2に記載の式Iで表される化合物。
【請求項6】
R4及びR5が、一緒になって、二価結合手である、請求項1〜5のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項7】
ピペラジン環におけるエキソ二重結合が、(Z)配置を有している、請求項6に記載の式Iで表される化合物。
【請求項8】
式I.1
【化4】
に対応している、請求項1〜7のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項9】
R1が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、アリル又はプロパルギルである、請求項1〜8のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項10】
R2が、メチル又はエチルである、請求項1〜9のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項11】
R3が、メチル又はエチルである、請求項1〜10のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項12】
R4及びR5が、一緒になって二価結合手であるか、又は共に水素であり、R6、R7及びR8が、水素である、請求項1〜11のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれかに記載の式Iで表される少なくとも1種のピペラジン化合物又はその農薬として適する塩の除草剤として有効な量と、作物保護剤を製剤するのに慣用されている補助剤とを含んでいる組成物。
【請求項14】
少なくとも1種のさらなる活性化合物を含んでいる請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
請求項1〜12のいずれかに記載の式Iで表される少なくとも1種のピペラジン化合物又はその農薬として適する塩の除草剤として有効な量を、植物体、植物体の種子及び/又は植物体の生息地に作用させることを含む、望まれていない植物を防除するための方法。
【請求項1】
式I
【化1】
(ここで、各可変部は、以下に定義するとおりである:
Raは、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−チオアルキル、C1〜C4−ハロアルコキシ、C1〜C4−ハロチオアルキル、S(O)nRy、C2〜C6−アルケニル、C3〜C6−シクロアルケニル、C3〜C6−アルケニルオキシ、C3〜C6−チオアルケニル、C2〜C6−アルキニル、C3〜C6−アルキニルオキシ、C3〜C6−チオアルキニル、NRARB、トリ−C1〜C4−アルキルシリル、Z−C(=O)−Ra1、Z−C(=S)−Ra1、Z−C(=N−ORA)−Ra1、Z−C[=N(O)−RA]−Ra1、Z−P(=O)(Ra1)2、又は、炭素又は窒素を介して結合されていて、O、N及びSからなる群から選択される1、2、3もしくは4個のへテロ原子を含有していて、基Raa及び/又はRa1によって部分的又は完全に置換されていてよく、及び/又はさらなる飽和、不飽和又は芳香族炭素環もしくはヘテロ環式環に縮合されていてよい3〜7員単環式又は9もしくは10員二環式飽和、不飽和又は芳香族ヘテロ環であって、
Ryは、C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−ハロアルキルであり、nは、0、1又は2であり;
RA、RBは、互いに独立して、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C3〜C6−シクロアルキル、C1〜C6−アルキルカルボニル、C3〜C6−シクロアルキルカルボニル、C3〜C6−アルケニルカルボニル、C3〜C6−シクロアルケニルカルボニル又はC3〜C6−アルキニルカルボニルであり;
Zは、二価結合手又はC1〜C4−アルキレンであり;
Ra1は、水素、OH、C1〜C8−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C2〜C8−アルケニル、C5〜C6−シクロアルケニル、C2〜C8−アルキニル、C1〜C6−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、C3〜C8−アルケニルオキシ、C3〜C8−アルキニルオキシ、NH2、C1〜C6−アルキルアミノ、[ジ−(C1〜C6)−アルキル]アミノ、C1〜C6−アルコキシアミノ、C1〜C6−アルキルスルホニルアミノ、C1〜C6−アルキルアミノスルホニルアミノ、[ジ−(C1〜C6)−アルキルアミノ]スルホニルアミノ、C3〜C6−アルケニルアミノ、C3〜C6−アルキニルアミノ、N−(C2〜C6−アルケニル)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノ、N−(C2〜C6−アルキニル)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノ、N−(C1〜C6−アルコキシ)−N−(C1〜C6−アルキル)アミノ、N−(C2〜C6−アルケニル)−N−(C1〜C6−アルコキシ)アミノ、N−(C2〜C6−アルキニル)−N−(C1〜C6−アルコキシ)アミノ、C1〜C6−アルキルスルホニル、トリ−C1〜C4−アルキルシリル、フェニル、フェノキシ、フェニルアミノ、又は、O、N及びSからなる群から選択される1、2、3又は4個のへテロ原子を含有している5もしくは6員単環式又は9もしくは10員二環式ヘテロ環(ここで、各環式基は、置換されていないか、又は1、2、3又は4個の基Raaによって置換されている)であり;
Raaは、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、Z−C(=O)−Ra1、Z−C(=S)−Ra1、Z−C(=N−ORA)−Ra1、Z−C[=N(O)−RA]−Ra1、オキソ(=O)、及びトリ−C1〜C4−アルキルシリルであり;
ここで、各基Ra及びその置換基中、その炭素鎖及び/又はその環式基は、1、2、3又は4個の置換基Raa及び/又はRa1を有していてよい;
R1は、水素、C1〜C6−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C3〜C4−アルケニル、C3〜C4−アルキニル又はC(=O)R11であって、
R11は、水素、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ又はC1〜C4−ハロアルコキシであり;
R2は、C1〜C4−アルキル、C3〜C4−アルケニル又はC3〜C4−アルキニルであり;
R3は、OH、NH2、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C4−ヒドロキシアルキル、C1〜C4−シアノアルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ−C1〜C4−アルキル又はC(=O)R11である;
R4は、水素、ハロゲン、C1〜C4−アルキル又はC1〜C4−ハロアルキルであり、又はR4及びR5は、一緒になって、二価結合手であり;
R5、R6、R7、R8は、互いに独立して、水素、ハロゲン、OH、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C2〜C6−アルケニル、C2〜C6−アルキニル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、C3〜C6−シクロアルキル、C3〜C6−シクロアルケニル又はC3〜C6−シクロアルキニルであり;
R9、R10は、互いに独立して、水素、ハロゲン、OH、ハロアルキル、NRARB、NRAC(O)R91、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C2〜C4−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、O−C(O)R91、フェノキシ又はベンジルオキシであり、ここで、各基R9及びR10中、その炭素鎖及び/又はその環式基は、1、2、3又は4個の置換基Raaを有していてよく;
R91は、C1〜C4−アルキル又はNRARBであり;
V、W、X、Yは、N又はC−Rbであり、ここで、これらのうちの1〜3基は互いに独立してNであって、
Rbは、互いに独立して、水素、CN、NO2、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C2〜C4−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、ベンジル又はS(O)nRyであり、ここで
Ra及び/又はRbは、その隣接炭素原子に結合されている基Ra又はRbと一緒に、又はその隣接環窒素原子と一緒に、それら自体が、5もしくは6員飽和又は部分もしくは完全不飽和環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、O、N及びSからなる群から選択される1、2又は3個のへテロ原子を含有していてよく、この環は、1〜3個の基Raaによって置換されていてよく、及び/又はさらなる飽和、不飽和又は芳香族炭素もしくはヘテロ環式環に縮合されていてよく;
【化2】
は、二重結合であるか、又は、Raが、そのV位にある窒素原子と環を形成している場合は、一重結合である)
で表されるピペラジン化合物ならびにその農薬として適する塩。
【請求項2】
Raが、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C3〜C6−シクロアルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、S(O)nRy、C2〜C6−アルケニル、C3〜C6−シクロアルケニル、C3〜C6−アルケニルオキシ、C2〜C6−アルキニル、C3〜C6−アルキニルオキシ、NRARB、トリ−C1〜C4−アルキルシリル、Z−C(=O)−Ra1、Z−P(=O)(Ra1)2、又は、炭素又は窒素を介して結合されていて、O、N及びSからなる群から選択される1、2、3又は4個のへテロ原子を含有していて、基Raa及び/又はRa1によって部分的又は完全に置換されていてよい3〜7員単環式又は9もしくは10員二環式飽和、不飽和又は芳香族ヘテロ環であって、
RA、RBが、互いに独立して、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C6−アルケニル又はC3〜C6−アルキニルであり;
Raaが、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、Z−C(=O)−Ra1又はトリ−C1〜C4−アルキルシリルであり;
R1が、水素、C1〜C6−アルキル、C3〜C4−アルケニル、C3〜C4−アルキニル又はC(=O)R11であって、
Rbが、互いに独立して、水素、CN、NO2、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロアルキル、C2〜C4−アルケニル、C3〜C6−アルキニル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルコキシ、ベンジル又はS(O)nRyであって、
【化3】
が、二重結合であり;
Rbは、その隣接炭素原子に結合されている基Ra又はRbと一緒に、5もしくは6員飽和又は部分もしくは完全不飽和環を形成していてもよく、この環は、炭素原子に加えて、O、N及びSからなる群から選択される1、2又は3個のへテロ原子を含有していてよく、この環は、1〜3個の基Raaによって置換されていてよい;
請求項1に記載の式Iで表される化合物又はその農薬として適する塩。
【請求項3】
Raが、ハロゲン、シアノ又はニトロである、請求項1又は2に記載の式Iで表される化合物。
【請求項4】
Raが、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−ハロアルキル、C1〜C4−ハロアルコキシ、S(O)nRy、C1〜C4−ハロアルキルチオ、又は、窒素を介して結合されていて、O、N及びSからなる群から選択される1、2、3又は4個のへテロ原子を含有していて、基Raa及び/又はRa1によって部分的又は完全に置換されていてよい3〜7員単環式又は9もしくは10員二環式飽和、不飽和又は芳香族ヘテロ環である、請求項1又は2に記載の式Iで表される化合物。
【請求項5】
Raが、塩素、シアノ、ニトロ、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−チオアルキル、トリフルオロメチル、又は、窒素を介して結合されていて、O及びNからなる群から選択される1又は2個のへテロ原子を含有している置換されていてもよい6員飽和ヘテロ環である、請求項1又は2に記載の式Iで表される化合物。
【請求項6】
R4及びR5が、一緒になって、二価結合手である、請求項1〜5のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項7】
ピペラジン環におけるエキソ二重結合が、(Z)配置を有している、請求項6に記載の式Iで表される化合物。
【請求項8】
式I.1
【化4】
に対応している、請求項1〜7のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項9】
R1が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、アリル又はプロパルギルである、請求項1〜8のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項10】
R2が、メチル又はエチルである、請求項1〜9のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項11】
R3が、メチル又はエチルである、請求項1〜10のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項12】
R4及びR5が、一緒になって二価結合手であるか、又は共に水素であり、R6、R7及びR8が、水素である、請求項1〜11のいずれかに記載の式Iで表される化合物。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれかに記載の式Iで表される少なくとも1種のピペラジン化合物又はその農薬として適する塩の除草剤として有効な量と、作物保護剤を製剤するのに慣用されている補助剤とを含んでいる組成物。
【請求項14】
少なくとも1種のさらなる活性化合物を含んでいる請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
請求項1〜12のいずれかに記載の式Iで表される少なくとも1種のピペラジン化合物又はその農薬として適する塩の除草剤として有効な量を、植物体、植物体の種子及び/又は植物体の生息地に作用させることを含む、望まれていない植物を防除するための方法。
【公表番号】特表2011−529464(P2011−529464A)
【公表日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−520436(P2011−520436)
【出願日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際出願番号】PCT/EP2009/059518
【国際公開番号】WO2010/012649
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際出願番号】PCT/EP2009/059518
【国際公開番号】WO2010/012649
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]