説明

電動圧縮機

【課題】コストアップや本体ケーシングの大型化を招くことなく電動機駆動回路部を効率よく冷却できる電動圧縮機の提供。
【解決手段】電動機駆動回路部101と対応する部分に当該電動機駆動回路部を冷却する冷媒が流れる吸入通路61を備えた電動圧縮機であって、前記吸入通路61への入口となる部分に1個または複数個の段差部114を設け、この段差部114は前記電動機駆動回路部101の一部と対向する位置に設けた構成としてあり、電動機駆動回路部101はもちろん当該回路に搭載された発熱体をも効率的に冷却することができ、安価な電子部品で電動駆動回路部を構成することができるとともに、小型で安価な電動圧縮機とすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は圧縮機構部と電動機に加え電動機駆動回路部を本体ケーシングに有した電動圧縮機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の電動圧縮機は、電動機駆動回路部と圧縮機構部および電動機とを互いに仕切って設けることが行なわれている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。特許文献1に記載の電動圧縮機は、本体ケーシングを軸線方向に圧縮室と電動機駆動回路部室とに仕切る仕切り部を設けて、その圧縮室に圧縮機構部および電動機を収容し、電動機駆動回路部室に電動機駆動回路部を収容している。電動機駆動回路部は前記仕切り部を介して電動機のある吸入側に面し、吸入冷媒によって電動機駆動回路部および電動機を冷却した後、圧縮部へ流入する構成としてあり、いわゆる低圧型圧縮機における代表的な構造となっている。
【0003】
また、特許文献2に記載のものは、電動機および圧縮機を内蔵した本体ケーシングの軸線方向端部に、前記圧縮部を挟んで電動機駆動回路部を収容した回路ケースをボルト等で締結して構成してある。このタイプの電動圧縮機も回路ケースに設けられた吸入孔より流入する吸入冷媒で電動機駆動回路部を冷却した後、本体ケーシング内の圧縮部に吸入され、電動機を冷却した後、本体ケーシングに設けられた吐出孔より吐出される構成としてあり、いわゆる高圧型圧縮機における代表的な構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−291557号公報
【特許文献2】特開2004−183631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記いずれの電動圧縮機も吸入冷媒によって電動機駆動回路部を冷却しているため、その冷却効果を上げるべく電動機駆動回路を冷却する面にフィンを設けるなどの工夫がされていた。しかしながら、このようなフィンを設けてもいまだ十分な冷却性能は得られず、電動機駆動回路の耐熱性を上げる必要があり、高い電子部品を使用する必要があって高価なものとなる課題があった。特に電気駆動回路部にはIPM(インテリジェント・パワー・モジュール)のように高い熱を発生する発熱部品が搭載されており、効果的な冷却が必要となる。これは特許文献2に記載されているような高圧型圧縮機においては本体ケーシングの中に圧縮後の高温高圧ガスが流れていて高温となっているため、この本体ケーシングから回路ケースへの熱伝導が前記吸入冷媒による冷却効果を相殺するようになり、電動機駆動回路の冷却性能向上が大きな課題となっていた。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決し、コストアップや本体ケーシングの大型化を招くことなく電動機駆動回路部の冷却を効率的に図れる電動圧縮機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、本発明の電動圧縮機は、圧縮機構部及びこれを駆動する電動機を内蔵した本体ケーシングと、前記本体ケーシングに取り付けられるとともに電動機駆動回路部を取り付けたサブケーシングとを備え、前記電動機駆動回路部と対応する部分に当該電動機駆動回路部を冷却する冷媒が流れる吸入通路を備えた電動圧縮機であ
って、前記吸入通路への入口となる吸入口と吸入通路との間に冷媒が衝突する1個または複数個の段差部を設け、この段差部は前記電動機駆動回路部の一部と対向する位置に設けた構成としてある。
【0008】
上記構成によって、外部(冷凍サイクル)からの冷媒は吸入口から段差部を経由して吸入通路を流れ、吸入通路を流れている冷媒で電動機駆動回路部を冷却するが、その際、上記冷媒と相溶した潤滑油は慣性力が大きいため段差部に衝突する。そのとき潤滑油に溶け込んだ冷媒が蒸発し、その蒸発潜熱で効率的に段差部を冷却する。この段差部には電動機駆動回路部の一部が対向位置しているので、この電動機駆動回路部は冷媒自身の低温度と蒸発潜熱の両方の冷却作用によって効率的に冷却することができる。これにより本体ケーシングの形状を大きく変更して大型化を招来することなく電動機駆動回路部の信頼性を向上させることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の電動圧縮機は、電動機駆動回路部の冷却性能を向上させることができるので、安価な電子部品で電動駆動回路部を構成することができ、小型で安価な電動圧縮機を提供できてハイブリッド車等のエンジンに直接装着することが可能となる。さらにエンジンからの加熱、振動等の過酷な環境下においても、性能および信頼性を損なうことなく運転することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施の形態1における電動圧縮機の断面図
【図2】同実施の形態1における電動圧縮機のサブケーシングの分解斜視図
【図3】同実施の形態1における電動圧縮機の仕切り部の断面図(図2のB−B矢視図)
【発明を実施するための形態】
【0011】
第1の発明は、圧縮機構部及びこれを駆動する電動機を内蔵した本体ケーシングと、前記本体ケーシングに取り付けられるとともに電動機駆動回路部を取り付けたサブケーシングとを備え、前記電動機駆動回路部と対応する部分に当該電動機駆動回路部を冷却する冷媒が流れる吸入通路を備えた電動圧縮機であって、前記吸入通路に前記吸入通路への入口となる吸入口と当該吸入通路との間に冷媒が衝突する1個または複数個の段差部を設け、この段差部は前記電動機駆動回路部の一部と対向する位置に設けた構成としてあり、電動機駆動回路部を効率的に冷却することができ、安価な電子部品で電動駆動回路部を構成することができるとともに、小型で安価な電動圧縮機とすることができる。
【0012】
第2の発明は、特に第1の発明において、圧縮機構部は固定スクロールと旋回スクロールとを備えた構成とするとともに、前記圧縮機構部を設けた本体ケーシングの端部側にサブケーシングを取付け、このサブケーシングは仕切り部と吸入口とを有していて前記本体ケーシングへの取り付けにより前記固定スクロールと前記仕切り部との間に吸入通路を形成し、前記仕切り部の前記吸入通路とは反対面に発熱体を有する電動機駆動回路部を設け、この電動駆動回路の一部が段差部と対向する位置とした構成としてある。これにより、第1の発明と同様電動機駆動回路部及び当該回路に搭載された発熱体を効率的に冷却することができる。
【0013】
第3の発明は、特に第1または2において、吸入通路に冷却フィンを設け、吸入口から流入した冷媒が、吸入口と吸入通路との間の段差部分に衝突したあと前記冷却フィンにも衝突するように構成してあり、この冷却ファンでも蒸発潜熱による冷却作用が加わって電動機駆動回路部を効率的に冷却することができる。
【0014】
第4の発明は、特に第1〜第3の発明において仕切り部をアルミ材等の熱伝導性のよい材料を用いて構成したものであり、吸入通路を流れる冷媒との熱交換効率が向上して高い冷却効果を得ることができる。
【0015】
第5の発明は、特に第1〜4の発明において、冷媒として低GWD冷媒を用いた構成としたものであり、近年環境保護の観点から推進されている二酸化炭素を主成分とする冷媒にも対応することが可能である。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0017】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における電動圧縮機の断面図である。図1においては、電動圧縮機1の胴部の周りにある取付け脚2によって横向きに設置される横型電動圧縮機の場合の1つの例を示している。
【0018】
電動圧縮機1はその本体ケーシング3内に電動機5を内蔵し、この本体ケーシング3に嵌入または圧入される圧縮機構部4を駆動する。電動機5はサブケーシング102に組み込まれた電動機駆動回路部101によって駆動される。また、本体ケーシング3内に圧縮機構部4を含む各摺動部の潤滑に供する液を貯留する貯液部6を備えている。取り扱う冷媒はガス冷媒であり、各摺動部の潤滑や圧縮機構部4の摺動部のシールに供する液としては潤滑油7などの液を採用している。また、潤滑油7は冷媒に対して相溶性のあるものである。
【0019】
本実施の形態の電動圧縮機1の圧縮機構部4はひとつの例としてスクロール方式のものである。図1において、本体ケーシング3内の軸線方向の一方の端部壁3a側からポンプ13、副軸受41、電動機5、主軸受42を持った主軸受部材51を配置してある。ポンプ13は端壁部3aの外面から収容してその後に嵌め付けた蓋体52との間に保持し、蓋体52の内側に貯液部6に通じるポンプ室53を形成して吸上げ通路54を介し貯液部6に通じるようにしてある。副軸受41は端部壁3aにて支持し、駆動軸14のポンプ13に連結している側を軸支するようにしてある。
【0020】
電動機5は固定子5aを本体ケーシング3に焼き嵌め固定するか、または環状部材17によって固定され、駆動軸14の途中まわりに固定した回転子5bとによって駆動軸14を回転駆動できるようにしている。主軸受部材51は固定スクロール11と図示しないボルトなどによって固定し、本体ケーシング3の開口側に位置するサブケーシング102でもって挟持する状態で、駆動軸14の圧縮機構部4側を主軸受42により軸支している。さらに、主軸受部材51と固定スクロール11との間に旋回スクロール12を挟み込んでスクロール圧縮機を構成している。主軸受部材51と旋回スクロール12との間には旋回スクロール12の自転を防止して円運動させるためのオルダムリングなどの自転拘束部57が設けられ、駆動軸14は偏心軸受43を介して旋回スクロール12に接続し、旋回スクロール12を円軌道上で旋回させられるようにしている。
【0021】
サブケーシング102は本体ケーシング3の開口側に嵌合固定され、吸入口8から通じる空間にシール部材11bを用いて固定スクロール11の固定鏡板11aと気密的に組み合せることにより吸入通路61を形成している。吸入通路61の吸入通路出口孔(図2の70)は、固定スクロール11における吸入孔に相当する。また、固定スクロール11には吐出孔31及びリード弁31aが設けられ、固定鏡板11aと蓋体62で構成されて吸入通路61に突出した吐出室63に開口される。吐出室63は、固定スクロール11および主軸受部材51と本体ケーシング3との間に形成した連絡通路64を通じて電動機5側
に連通している。ここで、上記吐出室63は吸入通路61内に突出、すなわちオーバーラップするように形成しているので、吐出室63と吸入通路61とを別々に形成して重合させる場合に比べ吐出室63が突出している分だけ軸方向寸法を小型化できる。
【0022】
電動機駆動回路部101は、サブケーシング102の仕切り部112に取り付けられ、吸入通路61の反対面に回路基板103と、図示しない電解コンデンサとを備えて構成される。また、回路基板103には発熱度の高いスイッチング素子を含むIPM(インテリジェントパワーモジュール)の発熱体105が、仕切り部112に熱的に密着するように搭載されている。電動機駆動回路部101は、電動機5とハーネスコネクタ106によって接続される圧縮機ターミナル107を介して電気的な接続が行われ、電動機5を温度などの必要な情報をモニタしながら電動機駆動回路部101によって駆動するようにしている。なお、電動機駆動回路部101を覆うようにカバー113が設けられている。
【0023】
以上の構成によって、電動機5は電動機駆動回路部101によって駆動され、駆動軸14を介して圧縮機構部4とポンプ13を駆動する。このとき圧縮機構部4はポンプ13により貯液部6の潤滑油7を駆動軸14の給油路15を通じて供給されて潤滑およびシール作用を受けながら、冷凍サイクルからの帰還冷媒をサブケーシング102に設けた吸入口8と吸入通路61と吸入孔(図示せず)を通じて吸入し、圧縮空間10で圧縮して吐出孔31から吐出室63に吐出する。吐出室63に吐出された冷媒は連絡通路64を通じて電動機5側に入り、電動機5を冷却しながら本体ケーシング3の吐出口9から吐出される。なお、吐出口9までの過程で、冷媒30は衝突、遠心、絞りなど各種の気液分離を図って潤滑油7の分離を受けながらも、随伴している一部潤滑油7によって副軸受41の潤滑も行う。
【0024】
次に、サブケーシング102の吸入通路61における、電動機駆動回路部101及びその発熱体105を効果的に冷却する構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態における電動圧縮機の吸入通路の分解斜視図で、サブケーシング102と固定スクロール11を分解した状態を示す。付け加えると、固定スクロール11に構成された吐出室63が、サブケーシング102の凹部63aに嵌まり込むようにして組み立てられて吸入通路61が形成される。
【0025】
吸入通路61は、中央壁71を設けて吸入口8から吸入通路出口孔70にかけて矢印Aのように冷媒が流れる形状としてある。図において吸入通路61の底面となる部分が裏面に電動機駆動回路部101を有する仕切り部112であり、特に、吸入口8から流入した直後の冷媒が仕切り部112を挟んで電動機駆動回路部101及び発熱体105に沿って流れるように構成するとともに、前記吸入口8と吸入通路61との間に図3に召すように段差部114を形成し、この段差部114を経由して吸入通路61へと流れるように構成してある。また電動機駆動回路部101及び発熱体105に対向する吸入通路部分には複数の冷却フィン72を仕切り部112から一体形成するとともに、特に前記冷却フィン72の発熱体105と対向する部分には屈曲部72aを設けてある。
【0026】
上記構成における冷却作用について以下説明していくと、吸入口8から流入した低温の冷媒30を含む潤滑油は吸入口8の段差部114を経由して吸入通路61を流れる。この段差部114および吸入通路61を流れる冷媒30を含む潤滑油は従来同様仕切り部112を冷却するが、更に以下のような冷却作用を発揮する。すなわち、冷媒30を含む潤滑油はまず最初に段差部114に衝突し、潤滑油中の冷媒が蒸発し、その蒸発潜熱によって仕切り部112を更に冷却するとともに、仕切り部112に取り付けた電動機駆動回路部101を協力に冷却する。更にこの段差部114を経由して吸入通路61に流入した冷媒は冷却フィン72の屈曲部72aに衝突し、同様に潤滑油中の冷媒が蒸発して、特に電動機駆動回路部101に搭載されている発熱体105を協力に冷却する。そしてこの冷媒3
0を含む潤滑油は固定鏡板11aの吸入通路出口孔70から圧縮空間10に流入する。
【0027】
このようにして電動機駆動回路部101はもちろんこれに搭載した発熱体105を効果的に冷却する。したがって、安価な電子部品で電動駆動回路部を構成することができるとともに、小型で安価な電動圧縮機とすることができる。そしてこの高い冷却効果は従来からある電動機駆動回路部101の一部と対向する部分に段差部114や屈曲部72aを設けるというだけの構成で達成することができ、冷却効果を上げるための特別な構成を新たに追加する必要もなくて、小型で安価な電動圧縮機とすることができる。
【0028】
また、この電動圧縮機はサブケーシング102をアルミ材等の熱伝導性のよい材料を用いて構成しているから、冷媒30との熱交換の効率が向上して高い冷却効果を得ることができ、好適である。さらに、近年環境保護の観点から推進されている二酸化炭素を主成分とする冷媒等の低GWP冷媒にも対応することが可能であり、本発明の効率や信頼性の向上、および小型軽量化において好適である。
【産業上の利用可能性】
【0029】
以上のように、本発明にかかる電動圧縮機は、簡単な構成で電動機駆動回路部を効率よく冷却でき、安価な電子部品を採用できて低コスト化が図れるとともに電気駆動回路部の信頼性も向上させることができ、加えて小型軽量化も実現できる。これにより、エンジンへの装着も可能となり、ハイブリッド車等の環境車両に幅広く適用できる。
【符号の説明】
【0030】
1 電動圧縮機
3 本体ケーシング
4 圧縮機構部
5 電動機
8 吸入口
11 固定スクロール
11a 固定鏡板
12 旋回スクロール
30 冷媒
61 吸入通路
62 蓋体
63 吐出室
64 連絡通路
70 吸入通路出口孔
71 中央壁
72 冷却フィン
72a 屈曲部
101 電動機駆動回路部
102 サブケーシング
105 発熱体
112 仕切り部
114 段差部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮機構部及びこれを駆動する電動機を内蔵した本体ケーシングと、前記本体ケーシングに取り付けられるとともに電動機駆動回路部を取り付けたサブケーシングとを備え、前記電動機駆動回路部と対応する部分に当該電動機駆動回路部を冷却する冷媒が流れる吸入通路を備えた電動圧縮機であって、前記吸入通路への入口となる吸入口と当該吸入通路との間に冷媒が衝突する1個または複数個の段差部を設けた電動圧縮機。
【請求項2】
圧縮機構部は固定スクロールと旋回スクロールとを備えた構成とするとともに、前記圧縮機構部を設けた本体ケーシングの端部側にサブケーシングを取付け、このサブケーシングは仕切り部と吸入管とを有していて前記本体ケーシングへの取り付けにより前記固定スクロールと前記仕切り部との間に吸入通路を形成し、前記仕切り部の前記吸入通路とは反対面に発熱体を有する電動機駆動回路部を設け、この電動駆動回路の一部が段差部と対向する位置とした請求項1記載の電動圧縮機。
【請求項3】
吸入通路に冷却フィンを設け、吸入口から流入した冷媒が、吸入口と吸入通路との間の段差部分に衝突したあと前記冷却フィンにも衝突するように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
仕切り部は、アルミ材等の熱伝導性のよい材料を用いて構成したことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
冷媒として低GWP冷媒を用いることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の電動圧縮機。

【図1】
image rotate

【図3】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2012−57504(P2012−57504A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−199607(P2010−199607)
【出願日】平成22年9月7日(2010.9.7)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】