説明

電子名刺、電子名刺の利用方法及び電子名刺システム

【課題】名刺画像のデザインバリエーションを多様化し、他人の名刺との差別化に適した電子名刺を提供する。
【解決手段】送信側の携帯端末2aから相手側の携帯端末2bに向けて送信され、相手側の携帯端末2bの表示部24に名刺画像を表示するための電子名刺であって、名刺画像を動画で表示するための動画ファイルから構成される。上記の名刺画像は、携帯端末2aのユーザの氏名画像30dや勤務先の社名を示す社名画像30b等を含む複数の表示画像を有するものであり、また、動画ファイルは、複数の表示画像を有する名刺画像の全体を一纏まりの動画で構成したものである。このとき、動画ファイルは、swfファイルのファイル形式を有することが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、名刺情報を電子化した電子名刺及びその電子名刺の利用方法等に関し、特に、携帯端末の通信機能を用いて授受される電子名刺及びその利用方法等に関する。
【背景技術】
【0002】
ビジネスコミュニケーションの場において、名刺の交換は必要不可欠なものとなっているが、現在のところ、名刺は、氏名や社名等を紙媒体に印刷して作成するのが主流となっている。しかし、紙媒体を用いて名刺を作成した場合には、紙資源を多量に消費することになり、また、不要になった名刺は廃棄せざるを得ないため、新たなごみを生み出すことにも繋がる。
【0003】
そこで、特許文献1には、名刺のペーパーレス化を図るため、名刺を電子化した電子名刺を作成するとともに、その電子名刺を携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末を利用して送受する電子名刺システムが提案されている。このシステムは、氏名や社名等の名刺情報を各端末のメモリに予め記憶しておき、送信側端末を操作することで、送信側端末のメモリ内の名刺情報を相手側端末に向けて送信し、相手側端末の表示部に名刺画像を表示するように構成されている。
【0004】
上記システムによれば、相手側端末のユーザは、端末の表示部に表示された画像を閲覧することで、送信側端末のユーザの氏名や社名等を視認することができるため、紙媒体での名刺交換の機会を低減することができる。
【0005】
【特許文献1】特開2001−117883号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の電子名刺システムにおいては、名刺情報がテキストデータによって構成され、相手側端末の表示部には、氏名や社名等を表す文字が表示されるに過ぎない。この場合、文字を羅列しただけの味気ない平凡な画像になり、また、デザイン設計の自由度も低くなるため、異なるユーザの名刺画像であっても、見た目が一様になり易くなる。このため、他人の名刺との差別化を図り難く、自らの名刺を受け手側ユーザに強く印象付けるのが困難になるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、名刺画像のデザインバリエーションを多様化し、他人の名刺との差別化に適した電子名刺等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、複数の携帯端末間において、一の携帯端末から他の携帯端末に向けて送信され、該他の携帯端末の表示部に名刺画像を表示するための電子名刺であって、前記名刺画像を動画で表示するための動画ファイルから構成されることを特徴とする。
【0009】
そして、本発明によれば、電子名刺として、名刺画像を動画で表示するための動画ファイルを用いるため、名刺画像のデザインバリエーションを多様化することができ、容易に他人の名刺との差別化を図ることが可能になる。
【0010】
上記電子名刺において、前記名刺画像が、少なくとも前記一の携帯端末のユーザの氏名氏名又は名称を示す画像を含む複数の表示画像を有し、前記動画ファイルを、前記複数の表示画像を有する名刺画像の全体を一纏まりの動画で構成したものとすることができる。
【0011】
上記構成によれば、複数の表示画像につき、名刺画像内での個々の動きを自由自在に設計できるため、名刺画像としてのデザインの自由度が高くなり、多種多様なデザイン設計が可能になる。さらに、名刺画像の全体を1つの動画としてデザインし得ることから、表示画像同士のバランスを取りながら、全体のデザイン設計を進めることが容易となるため、見た目上の自然さや統一感のある動画を構成することも可能になる。
【0012】
上記電子名刺において、前記動画ファイル中に、前記複数の表示画像と関連付けて連絡先又はアクセス先を示す情報が記録され、前記携帯端末の表示部に表示された名刺画像中の表示画像を選択することで、相手先への連絡又はアクセスを可能とすることができ、これによれば、利便性を向上させることが可能になる。
【0013】
上記電子名刺において、前記動画ファイルをswfファイルとすることができ、これによれば、比較的に手軽に見栄えの良い動画を作成することができるとともに、汎用性を向上させることが可能になる。
【0014】
また、本発明は、複数の携帯端末間において、一の携帯端末から他の携帯端末に向けて電子名刺を送信し、該他の携帯端末に電子名刺を表示する電子名刺の利用方法であって、前記一の携帯端末の記憶部に名刺画像を動画で表示するための動画ファイルを記憶するとともに、該記憶部に記憶された動画ファイルを該一の携帯端末から前記他の携帯端末に向けて送信し、該他の携帯端末で前記一の携帯端末から送信された動画ファイルを受信して再生し、該他の携帯端末の表示部に前記電子名刺としての動画像を表示することを特徴とする。そして、本発明によれば、上記発明と同様に、名刺画像のデザインバリエーションを多様化することができ、容易に他人の名刺との差別化を図ることが可能になる。
【0015】
上記電子名刺の利用方法において、前記動画ファイルに対応する2次元コードを前記一の携帯端末の表示部に表示し、該表示部に表示された2次元コードを通じて前記他の携帯端末が前記動画ファイルを取得することができる。これによれば、送信側の携帯端末が動画ファイルを送信できない機種であっても、相手側の携帯端末に動画ファイルを受け渡すことが可能になる。
【0016】
さらに、本発明は、複数の携帯端末間において、一の携帯端末から他の携帯端末に向けて電子名刺を送信し、該他の携帯端末に電子名刺を表示する電子名刺システムであって、前記一の携帯端末は、名刺画像を動画で表示するための動画ファイルを記憶した記憶部と、該記憶部に記憶された動画ファイルを前記他の携帯端末に向けて送信する送信部とを備え、前記他の携帯端末は、前記一の携帯端末から送信された動画ファイルを受信する受信部と、受信した動画ファイルを再生して前記電子名刺としての動画像を表示する表示部とを備えることを特徴とする。そして、本発明によれば、上記発明と同様に、名刺画像のデザインバリエーションを多様化することができ、容易に他人の名刺との差別化を図ることが可能になる。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明によれば、名刺画像のデザインバリエーションを多様化し、他人の名刺との差別化に適した電子名刺等を提供することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明にかかる電子名刺システムの一実施の形態を示し、このシステム1では、相互に直接通信が可能な複数の携帯端末2a、2bを用いて電子名刺を送受する。ここで、直接通信とは、基地局(不図示)を介することなく、端末同士が直接的に通信する通信形式を言う。
【0020】
複数の携帯端末2a、2bは、いずれも、携帯電話機やPDA等の小型通信端末であり、同一の構成を有する。これら携帯端末2a、2bは、図2に示すように、赤外線通信や短距離無線通信等を用いて端末2a、2b同士で通信するための端末間通信部21と、基地局を介して電子メールの通信や通話を行うための移動体通信部22と、制御用プログラム等が記憶されたメモリ23と、所定の画像が表示される表示部24と、ボタンスイッチ等から構成される操作部25と、端末全体の動作を統括的に制御する制御部26等を備える。
【0021】
このうち、制御部26には、動画再生用アプリケーション26a、端末間通信用アプリケーション26b、メール用アプリケーション26c及び通話用アプリケーション26d等がインストールされ、操作部25の操作に応じて各種アプリケーションが起動可能な状態とされている。
【0022】
ここで、動画再生用アプリケーション26aは、動画ファイルを再生して動画を表示部24に表示するためのものであり、端末間通信用アプリケーション26bは、携帯端末2a、2b同士の通信動作を制御するためのものである。さらに、メール用アプリケーション26cは、電子メールの作成から送受信までの一連の動作を制御するためのものであり、通話用アプリケーション26dは、通話処理を制御するためのものである。
【0023】
また、メモリ23には、制御用プログラム等の他、電子名刺としての名刺データ23aが記憶される。名刺データ23aは、携帯端末2a、2bを所有するユーザの氏名、ユーザの勤務先の社名、電話番号やメールアドレス等の連絡先、及びユーザの顔写真等からなる名刺情報を含むものであり、かかる名刺情報を動画で表示するための単一の動画ファイルである。
【0024】
この名刺データ23aは、氏名や社名等をテキストデータで作成した画像中に特定の動画を貼り付けたものではなく、氏名画像や社名画像等からなる名刺画像の全体を、一纏まりの動画で構成するように作成される。これによって、画像全体としての統一感を向上させるとともに、デザインバリエーションを多様化することができる。
【0025】
すなわち、テキストデータに動画を貼り付けて名刺画像を構成した場合には、貼り付けた動画のみが動き、他の部分は静止した状態で維持されるため、デザイン面で制約を受けたり、全体として不自然な画像になり易くなる。これに対して、名刺画像の全体を動画で構成した場合には、氏名画像、社名画像等の複数の表示画像につき、名刺画像内での個々の動きを自由自在に設計できるため、名刺画像としてのデザインの自由度が高くなり、多種多様なデザイン設計が可能になる。さらに、名刺画像の全体を1つの動画としてデザインし得ることから、表示画像同士のバランスを取りながら(1つの表示画像の動きに合わせて他の表示画像の動きを調整する等)、全体のデザイン設計を進めることが容易となるため、見た目上の自然さや統一感のある動画を構成することも可能になる。
【0026】
動画の態様は、例えば、図3に示すように、会社ロゴのみのロゴ画面30aを表示した後、社名画像30b、背景画像30c、写真画像30d、氏名画像30e及び連絡先画像30fの各表示画像を動かしたり、濃淡を変化させながら順番に表示させていったり、また、図4(a)に示すように、背景として写真画像30gを表示した後、社名画像30h、氏名画像30i、連絡先画像30jを順番に表示していくなど、様々な態様を採ることができる。さらに、図4(b)に示すように、画面自体を切り替えていき、名刺画像と異なる画像(画面1〜3)を表示した後、最終画面で名刺画像を表示する態様とすることもでき、ユーザの要望等に応じて自由にデザインすることが可能である。
【0027】
上記の際、強調したい部分や相手側ユーザに強く印象付けたい部分については、その部分が際立つような動画に構成したり、人間の心理的影響を考慮した刷り込み等の表示手法(例えば、同一会社に勤務する複数のユーザにおいて、名刺画像の背景を同一色にしたり、同様の表示態様で会社ロゴを表示する等)を用いるようにしてもよい。
【0028】
また、動画ファイルの中には、名刺画像中の各表示画像(図3に示す例では、社名画像30b、背景画像30c、写真画像30d、氏名画像30e及び連絡先画像30fの各表示画像)について、各表示画像の意味内容を示す情報や、連絡先、アクセス先を示す情報が埋め込まれる。例えば、社名画像30bであれば、社名の情報(ABCD社という社名)と、その会社のホームページのURL等とが埋め込まれ、また、それらの情報と社名画像30bとの関連付けも動画ファイル内でなされる。これにより、名刺画像の全体を一纏まりの動画で構成し、社名画像30bが動画の一部になる場合であっても、携帯端末2a、2bにおいて、社名画像30bが社名を表示する画像である旨を認識することができる。
【0029】
そして、上記のデータ構造を利用して、図5に示すように、表示画面中の社名画像30bにカーソルを合わせてクリックすることで自動的に会社のホームページを表示する機能を盛り込み、利便性の向上を図る。このことは、他の写真画像30d、氏名画像30e及び連絡先画像30fについても同様であり、動画ファイル中に、各表示画像の意味内容を示す情報とともに、通話用アプリケーション26d、メール用アプリケーション26cへのリンクや地図案内サイトのURL等の情報を埋め込み、表示画面中の電話番号やメールアドレスを選択するだけで相手先への電話発信やメール発信を可能にしたり、表示画面中の住所を選択することで既存の地図サービス画面(URL)を表示するように構成する。
【0030】
尚、名刺データ23aは、携帯端末2a、2bの操作部25を用いて作成されるものでなく、例えば、ソフトウェア制作事業者等によって別途に作成され、その後、携帯端末2a、2bのメモリ23に記憶される。名刺データ23aの作成に際しては、作成ソフトとしてAdobe社のFlash(登録商標)を用い、動画ファイルとしてswfファイルを作成することが好ましい。
【0031】
上記手法で名刺データ23aを作成した場合には、比較的に手軽に見栄えの良い動画を作成することができ、また、アクションスクリプト(再生制御用のスクリプト言語)を活用することで、動画デザインの自由度をより一層高めることもできる。さらに、名刺データ23aをswfファイルで構成した場合には、swfファイルを再生可能な再生ツールさえあれば、名刺画像を表示することができるため、名刺データ23aの再生、表示のみを目的とした専用アプリケーションを携帯端末2a、2bにインストールする必要がなくなり、汎用性を向上させることも可能になる。
【0032】
次に、電子名刺システム1の動作について、図2及び図6を中心に参照しながら説明する。ここでは、図1の携帯端末2aを送信側端末とするとともに、携帯端末2bを相手側端末とし、携帯端末2aの電子名刺を携帯端末2bに送信する場合を例示する。
【0033】
電子名刺の送信にあたっては、先ず、携帯端末2aにおいて、メモリ23から名刺データ23aを読み出すとともに、端末間通信用アプリケーション26bを起動させる。そして、端末間通信部21を通じて、メモリ23から読み出した名刺データ23aを携帯端末2bに向けて送信する。
【0034】
次いで、携帯端末2bにおいて、携帯端末2aから送信された名刺データ23aを受信し、その後、受信した名刺データ23aをメモリ23に記憶する。それとともに、動画再生用アプリケーション26aを起動し、メモリ23に記憶された名刺データ23aを再生して表示部24に名刺画像を表示する。尚、このときに表示される名刺画像は、前述した通りの動画像であり、例えば、図3及び図4に示す表示態様を有し、また、図5に示す機能も備える。
【0035】
こうして、携帯端末2bに名刺データ23aを送信した後は、名刺データ23aは、携帯端末2bのメモリ23から削除されない限り、メモリ23内に記憶され続けるため、いつでも名刺画像を表示部24に表示して閲覧することが可能な状態となる。
【0036】
以上のように、本実施の形態によれば、電子名刺として、名刺画像を動画で表示するための動画ファイルを用いるため、様々な表示態様の名刺画像を作成することができる。従って、名刺画像のデザインバリエーションを多様化することができ、また、ユーザの要望があれば、個性溢れる斬新な名刺画像を作成することもできるため、容易に他人の名刺との差別化を図ることが可能になる。
【0037】
尚、上記実施の形態においては、端末間通信で名刺データ23aを授受する場合を例示したが、携帯端末2a、2bの機種によっては、端末間通信でswfファイルを送信できないものが存在し、名刺データ23aを送受できない場合もある。
【0038】
そこで、図7に示すように、予め、送信側端末2a内の名刺データ23aと同一の動画ファイルを、インターネット31上のサーバ32等に記憶しておき、その上で、送信側端末2aの表示部24に、動画ファイルの保存先のURL等を記録した2次元コード(例えば、QRコード(登録商標))を表示可能に構成することが好ましい。この場合、相手側端末2bのカメラ機能33により送信側端末2aの2次元コードを読み取れば、相手側端末2bは、名刺データ23aの保存先にアクセスすることができる。これにより、送信側端末2aがswfファイルを送信できない機種であっても、相手側端末2bに名刺データ23aを渡すことが可能になる。
【0039】
また、上記の際、動画ファイルの保存先のURL等に代えて、動画ファイル自体を2次元コードに記録し、その上で、送信側端末2aの2次元コードを相手側端末2bのカメラ機能33で読み取ることにより、直接的に動画ファイルを授受するようにしてもよい。
【0040】
さらに、上記実施の形態においては、送信側端末と相手側端末が1対1の場合を例示したが、本発明は、1つの送信側端末と複数の相手側端末との間で電子名刺を送受する場合にも広く適用することが可能である。さらに、名刺画像中の表示画像として、背景画像、社名画像、写真画像、氏名画像及び連絡先画像等を例示したが、これらは一例に過ぎず、名刺画像は、他の表示画像を有するものとしてもよい。
【0041】
また、上記実施の形態において、図3〜図5には、個人用の名刺画像を例示しているが、本発明にかかる電子名刺の用途は、個人の名刺に限られるものではなく、商業施設(商店)のショップカード等にも広く適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明にかかる電子名刺システムの一実施の形態を示す全体構成図である。
【図2】図1の携帯端末の構成図である。
【図3】名刺画像の表示態様例を示す図である。
【図4】名刺画像の表示態様例を示す図である。
【図5】電子名刺システムの一機能を示す図である。
【図6】電子名刺システムの動作を示す図である。
【図7】電子名刺システムの動作を示す図である。
【符号の説明】
【0043】
1 電子名刺システム
2(2a、2b) 携帯端末
21 端末間通信部
22 移動体通信部
23 メモリ
23a 名刺データ
24 表示部
25 操作部
26 制御部
26a 動画再生用アプリケーション
26b 端末間通信用アプリケーション
26c メール用アプリケーション
26d 通話用アプリケーション
30a ロゴ画面
30b 社名画像
30c 背景画像
30d 写真画像
30e 氏名画像
30f 連絡先画像
30g 写真画像
30h 社名画像
30i 氏名画像
30j 連絡先画像
31 インターネット
32 サーバ
33 カメラ機能

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の携帯端末間において、一の携帯端末から他の携帯端末に向けて送信され、該他の携帯端末の表示部に名刺画像を表示するための電子名刺であって、
前記名刺画像を動画で表示するための動画ファイルから構成されることを特徴とする電子名刺。
【請求項2】
前記名刺画像は、少なくとも前記一の携帯端末のユーザの氏名又は名称を示す画像を含む複数の表示画像を有し、
前記動画ファイルは、前記複数の表示画像を有する名刺画像の全体を一纏まりの動画で構成したものであることを特徴とする請求項1に記載の電子名刺。
【請求項3】
前記動画ファイル中に、前記複数の表示画像と関連付けて連絡先又はアクセス先を示す情報が記録され、
前記携帯端末の表示部に表示された名刺画像中の表示画像を選択することで、相手先への連絡又はアクセスが可能であることを特徴とする請求項2に記載の電子名刺。
【請求項4】
前記動画ファイルは、swfファイルであることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電子名刺。
【請求項5】
複数の携帯端末間において、一の携帯端末から他の携帯端末に向けて電子名刺を送信し、該他の携帯端末に電子名刺を表示する電子名刺の利用方法であって、
前記一の携帯端末の記憶部に名刺画像を動画で表示するための動画ファイルを記憶するとともに、該記憶部に記憶された動画ファイルを該一の携帯端末から前記他の携帯端末に向けて送信し、
該他の携帯端末で前記一の携帯端末から送信された動画ファイルを受信して再生し、該他の携帯端末の表示部に前記電子名刺としての動画像を表示することを特徴とする電子名刺の利用方法。
【請求項6】
前記動画ファイルに対応する2次元コードを前記一の携帯端末の表示部に表示し、該表示部に表示された2次元コードを通じて前記他の携帯端末が前記動画ファイルを取得することを特徴とする請求項5に記載の電子名刺の利用方法。
【請求項7】
複数の携帯端末間において、一の携帯端末から他の携帯端末に向けて電子名刺を送信し、該他の携帯端末に電子名刺を表示する電子名刺システムであって、
前記一の携帯端末は、名刺画像を動画で表示するための動画ファイルを記憶した記憶部と、該記憶部に記憶された動画ファイルを前記他の携帯端末に向けて送信する送信部とを備え、
前記他の携帯端末は、前記一の携帯端末から送信された動画ファイルを受信する受信部と、受信した動画ファイルを再生して前記電子名刺としての動画像を表示する表示部とを備えることを特徴とする電子名刺システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−86161(P2010−86161A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−252560(P2008−252560)
【出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【出願人】(508292992)
【出願人】(508293623)
【Fターム(参考)】