説明

電子支援計測システムにおける方法、当該方法の使用および装置

本発明は電子計測システム/方向探知装置(ESM)によって検出される複数の見かけの放射源により放射される信号を処理する方法及び装置に関するものである。前記装置は、見かけの放射源の各々の放射源特徴パラメータの分散に基づいて、前記見かけの放射源の中の真の放射源(21;31;41)および少なくとも1つの偽の放射源を識別するのに適している。偽のおよび真の放射源が識別されると、この情報は偽の放射源による混乱の抑制するためおよび/または1台のESM/DF装置のみによる観測値を使用して真の放射源の位置を決定するために用いられ得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子支援計測の使用に関するものである。これは、例えば船や飛行機の存在を検出するために、レーダ装置などの無線放射源を観測するために使用されるシステムである。
【背景技術】
【0002】
電子支援計測/方向探知(ESM/DF:Electronic Support Measures/Direction Finder)センサは、放射源からの信号を受信し、放射源の記述を作成し、放射源の方位を決定する。この種の受信機の実施例は、図1に示される。
【0003】
図示されるシステムは、各々が個別の受信チャネル13a〜cを有する多数のアンテナ12a〜cを含んでいる。処理装置14では、アンテナにより受信された複数の信号間の関係が放射源11の方向を見つけるために使用される。放射源を識別するために放射源11からの信号の“署名(signature)”を用いてもよい。
【0004】
放射源を識別するために、受信された信号は、以下のステップを含むかなり複雑な処理の対象となる。
【0005】
パルス処理するステップ
キャリア周波数(RF)
パルスWidth(PW)
パルスPower(P)
到達時刻(TOA)
到来(DOA)の方向
を(少なくとも)決定する。
【0006】
デインターリーブするステップ
算出されたパルス・パラメータの1以上を用いる(放射源によるパルスのソート)。
デインターリーブ処理の結果は、見かけの放射源につき1つの多数のパルス列である。
【0007】
放射源処理するステップ
デインターリーブ処理により得られた
改善されたパルス・パラメータおよび統計量:RF、P、DOA
TOAによるPRI(平均、スタガパターン、ジッタパターン)
PおよびTOAによる放射源アンテナパラメータ(ドウェル時間,走査時間,回転または振動)
の情報を用いた主に改善されたパルス演算処理である、改善された放射源記述パラメータを決定する。
【0008】
ESM/DFシステムにおける信号の処理は、本願の出願人が所有する国際特許出願PCT/NO2004/000412にさらに詳細に記載されている。
【0009】
上述のセンサのタイプは周知である。2個以上のセンサが同一の放射源を観測する場合、当該放射源の位置を決定することは可能である。ただし、1つの放射源だけの場合、伝統的に方位の決定だけは可能であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
現在の放射源位置の決定のソリューションは、2個以上のセンサを含み、交差方位手法またはその類似手法を行なうために通信を要する。移動センサを含むいくつかの動作シナリオにおいて、1個のセンサのみが放射源を観測し、あるいは、無線通信の制約による他のセンサとの通信能力を制限する。そのため、従来の方法においては、放射源に対する方位だけが決定可能である。
【0011】
範囲(すなわち放射源までの距離)が方位に加えて決定され得る場合、放射源の位置が知られることになる。周知の方法は、受信電力:

から範囲を推定するために、放射源についての知識を使用する。ここで、Sは受信信号強度であり、Aはアンテナアパーチャである、Rは範囲である。推定には、放射源の出力電力およびアンテナ利得(P)についての良好な知識が必要となり、放射源データベースに前もって格納しておく必要があり、さらに、ESM受信機における良好なキャリブレーションが必要となる。更には3dBの軽微な分散が結果として30%の範囲推定誤差になるため、この方法の正確さは通常制限されている。このように、正確さは低く、この方法は問題となっている放射源についての非常に良好な知識を必要とする。
【0012】
加えて、周知の課題である反射の効果がある。図2に示されるように、沿岸シナリオにおけるESM/DFセンサは、しばしば回りを取り囲む急峻な崖からの反射を受信する。放射源21は信号を放射し、当該信号は幾つかの散乱点26,27,28,29において急峻な崖のある海岸線25に沿って散乱される。この効果により、1つの真の放射源が存在するだけの場合であっても多数の見かけの放射源を生じる。反射信号に起因する余分の放射源を、以下の説明において偽の放射源と呼ぶ。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、電子計測システム/方向探知装置により観測される複数の見かけの放射源の中に存在しうる偽の放射源を識別するための方法および装置を提供する。
【0014】
偽の放射源からの信号を除去するためにこの情報を用いてもよく、これにより、偽の放射源が表示されることによる不必要な混乱を回避することが出来る。
【0015】
他に、1つのESM/DF装置だけを使用して放射源の位置を決定するためにこの情報を使用しても良い。
【0016】
本発明の範囲は、添付の請求の範囲において定められる。
【0017】
特に、本発明は、電子計測システム/方向探知装置により観測される複数の見かけの放射源の中に存在し得る偽の放射源を識別するための方法および装置に関するものである。前記装置は、前記見かけの放射源の中の真の放射源および少なくとも1つの偽の放射源を識別するのに適しており、前記偽の放射源は前記真の放射源からの散乱信号に対応する。さらに、前記真の放射源への第1の方位を決定し、前記少なくとも1つの偽の放射源への第2の方位を決定し、地形モデルを使用して前記第2の方位に沿って前記偽の放射源を生成している信号の散乱点の位置を決定する。それから、真の放射源から散乱点への信号の第3の方位が決定される。散乱点の位置と前記第1および第3の方位が、前記真の放射源の位置を決定するために使用される。
【0018】
本発明は、レーダーデバイスのスクリーン画面における偽の放射源を除去するために、前記方法の使用にも関連する。
【0019】
本発明の方法は、また、放射源の位置を決定するためにも用いられ得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明は、以下の段落に詳細に添付の図面を参照して説明される。
【0021】
図1に関連して前述したように、ESM/DFシステムからの信号が処理される場合、多数ののパルス列が表れ、真の放射源の各々に対するものに加え多数の偽の放射源のものが存在する。真の放射源の各々は、放射源により走査される有意な反射体当たり1つの偽の放射源を生じる。
【0022】
本発明は、偽の放射源の各々が識別される初期ステップを含む。この情報は、真の放射源の位置を見つけるためおよび/またはスクリーン画面における偽の放射源による混乱を除去するために用いられる。
【0023】
<真の対“偽の”放射源の決定>
見かけの放射源の各々に対して、ESM受信機は、少なくとも以下の情報(全てのパラメータに対して、平均および分散が算出される)を含む放射源記述語を生成する。
・DOA
・RF
・PW
・P
・スタガパターン、ジッタパターンを含むPRI
・放射源アンテナ走査時間(回転時間または振動周期)
・放射源アンテナ・ドウェル時間(アンテナビームがあるビーム幅を”塗る(paint)”時間)
・放射源アンテナ走査位相(アンテナが北を向く時間)
NB:回転方向が未知であるため曖昧である
【0024】
パラメータxの平均値

は、

として与えられる。
xの分散は、

である。iはパルス番号である。
【0025】
見かけの放射源の各々からのパラメータを、リスト内の他の見かけの放射源のパラメータと比較することによって、同一の真の放射源に起因する全ての見かけの放射源が同じグループになるように、見かけの放射源がグループ化されるかもしれない。比較は、DOA及び走査位相を除く全てのパラメータが考慮されるべきであり、各パラメータの分散に適応すべきである。
【0026】
広がりのある散乱体から反射される場合、受信パルスは調整され得る。そうして、パルス測定値は、パルス列にわたって測定された分散を増加させ得る。以下の特徴は、真の放射源と比較した場合、”偽の”放射源から反射されたパルス列に対してあてはまる。
・DOA:異なる平均、増加した分散
・RF:増加した分散
・PW:増加した分散および通常増加した平均
・P:通常低下した平均、増加した分散
・PRIおよびPRIパターン:等しい
・放射源アンテナ走査時間:等しい平均
・放射源アンテナ・ドウェル時間:通常増加した平均、増加した分散
・放射源アンテナ走査位相:異なる
【0027】
真の放射源(すなわち正しいDOAを有する見かけの放射源)は、最高の品質(放射源パラメータにおいての最低の分散)を有する見かけの放射源である。
【0028】
これは、また、見かけの放射源をグループ化するために使用する基準である。
【0029】
上述した手順は、真および偽の放射源を識別する場合に実行される個々のステップを示すフローチャートとして図5に示される。当該方法は、スタート点500からエンド点507まで直線的な手順として示される。しかしながら、シナリオにおける放射源の性質が決定されると、手順は再びステップ500から開始される。
【0030】
開始されると、信号が受信されるステップ501へと手順は続く。信号は、パルス処理、デインターリーブ、放射源処理を含む従来の方法でステップ502において処理される。関連した対象のコヒーレントなグループを形成する放射源が、ステップ504において選択される。放射源は、分散に従ってステップ505でソートされる。この情報はステップ506において真および偽の放射源を識別するために用いられる。
【0031】
<単一のESM/DFセンサによる位置決定>
反射が”偽の”放射源を生じる沿岸シナリオにおいては、真および偽の放射源を識別する情報は、真の放射源の位置を見つけるため代替手法としても有利に使用さる(図3を参照)。
・沿岸シナリオにおいて放射源31が送信し、上述したようにローカル地形を離れる反射パルスが偽の放射源を生じると仮定する。
・上記に従ってパルス列を分析し、異なるDOAおよび異なるメインローブ位相を有する偽の放射源のリストを保持する。
・偽の放射源の各々(図3のα)のDOAから、ESMセンサから各々の散乱体36,37への方位を算出する。
・放射源31から各々の散乱体36,37への方位を

により算出し、ここで、tは偽の放射源に対する測定アンテナ走査位相であり、tは真の放射源のアンテナ走査位相であり、Tは放射源アンテナ走査周期である。
・放射源31の位置が既知の場合、散乱体36,37の位置は三角測量により直ちに見つけられるであろう。我々の課題においては反対であり、散乱体および放射源の位置は未知である。
【0032】
課題を解決するために、ローカル散乱を推定できる地形モデルが使用される。実際には、海岸線ポリゴンでも十分である。
【0033】
多数の散乱体(多数の偽の放射源)について、放射源の位置は、センサから放射源への方位線に沿って、散乱モデルと実際の散乱との相関が最大となる位置として推定されうる。
【0034】
一例として、図4に示されるように、急峻な崖を有する直線状の海岸線を考える。
・上記の偽の放射源アルゴリズムは、1つの”真の”放射源41と2つの偽の放射源とのセット(3つの見かけの放射源)を提供する。
・ESM/DFセンサESMから見かけの放射源の各々への方向が算出される(α,α,α)。
・放射源41から各々の散乱体46,47への方向は既知である(θ,θ)。有意な”偽の”放射源が存在すると放射源アンテナ位相の曖昧さは直ちに解決され得ることに注意する。
・海岸線が急峻な崖から構成されるので、散乱体46,47は海岸線45に存在すると見なされ得る。こうして、各々の散乱体46,47の位置は、αとαおよびセンサの位置から決定され得る。このように、放射源の位置は、θおよびθから算出され得る。
・1つの散乱体のみで十分である点に注意する。
【0035】
放射源の位置を見つけるためのこの手順は、実行される個々のステップを示すフローチャートとして図6に示される。方法は、スタート点600において開始され、信号がESM/DF装置から受信されるステップ601へ進む。観測された放射源は、図5に示される手順に従ってステップ602で分類される。放射源に対する方位がステップ603で決定され、散乱点の位置がステップ604で決定され、真の放射源から偽の放射源への方位がステップ605で決定される。最後に、手順がステップ607で終了する前に、真の放射源の位置を決定するためにステップ606でさまざまな位置および方位が用いられる。
【0036】
上述した方法はESM/DF装置内の処理装置において実行され、あるいは、パルス処理、デインターリーブ、放射源処理された信号が処理のために遠隔の処理装置(サーバなど)に送信され得る。地形モデルは、ローカルまたは遠隔の処理装置内のデータベースに格納されてもよい。
【0037】
本発明には2つの利点があり、偽の放射源による混乱の低減(それ自体で大きな改善である)、および、1台のESM/DFセンサのみによる放射源の位置推定能力である。
【0038】
レーダ装置を観測するESM/DF装置という設定(すなわち高い電磁波スペクトルで動作する)の下で本発明を説明したが、本発明は他の設定においても同様に使用できる。そのような代替例としては、移動電話の位置の決定があり、特に、基地局から移動電話の電波信号を観測する場合である。また、本発明は、(空気や水(ソナー)を通して受信される信号について)音響放射源の位置を決定するシステムにも使用され得る。本発明は、また、地震産業、特に偽の反射からの混乱を除去するために、適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】ESM/DFシステムの模式図である。
【図2】反射に関する問題を示す図である。
【図3】本発明において反射が有利に使用されるかを示す図である。
【図4】本発明の詳細を示す図である。
【図5】本発明のある態様を示す方法のステップを示すフローチャートである。
【図6】本発明の別の態様を示す方法のステップを示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子計測システムにより観測される真の放射源と偽の放射源とを識別するための方法であって、該真の放射源と偽の放射源とは、
受信信号をパルス処理するステップと、
信号をデインターリーブするステップと、
見かけの放射源の各々に対する放射源特徴パラメータを決定する信号を放射源処理するステップと、
により識別され、
放射源特徴パラメータの各々の分散を決定するステップと、
前記真の放射源に源を有する見かけの放射源を1つのグループに選択するステップと、
放射源特徴パラメータの分散に従って見かけの放射源をソートするステップと、
最小の分散値を有する見かけの放射源を真の放射源として識別し、前記グループ内の他の見かけの放射源を偽の放射源として識別するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記パルス処理は、
キャリア周波数、
パルス幅、
パルス電力、
到達時刻、
到来方向、
の決定を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記デインターリーブは、到来方向によるソートを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記デインターリーブは、到着時刻に基づいており、受信角度に従って受信パルスを分割する追加のステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記放射源処理は、
到来方向、
キャリア周波数、
パルス幅、
パルス電力、
パルス受信間隔、
放射源アンテナ走査時間、
放射源アンテナドウェル時間、
放射源アンテナ走査位相、
の決定を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記選択は、
キャリア周波数、
パルス幅、
パルス電力、
パルス受信間隔、
放射源アンテナ走査時間、
見かけの放射源の各々に対する放射源アンテナドウェル時間、
の比較により実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
レーダ装置のスクリーン画面の中の偽の放射源を除去するための請求項1に記載の方法の使用。
【請求項8】
放射源の位置を決定するための請求項1に記載の方法の使用。
【請求項9】
電子計測システム/方向探知装置(ESM)において、複数の見かけの放射源からの複数の信号を受信するステップと、
前記見かけの放射源の中から真の放射源(21;31;41)と少なくとも1つの偽の放射源とを識別するステップであって、前記偽の放射源は前記真の放射源(21;31;41)からの散乱信号に対応する、ステップと、
前記真の放射源(21;31;41)への第1の方位(α)を決定するステップと、
前記少なくとも1つの偽の放射源への第2の方位(α;α;α;α)を決定するステップと、
地形モデルを使用し前記第2の方位(α;α;α;α)に沿って前記偽の放射源を生成する信号に対して散乱点(26〜29;36〜39;46,47)の位置を決定するステップと、
前記真の放射源から前記散乱点(26〜29;36〜39;46,47)への信号の第3の方位(θ,θ,θ,θ)を決定するステップと、
前記散乱点(26〜29;36〜39;46,47)の位置と前記第1の方位(α;α;α;α)と第3の方位(θ;θ;θ;θ)とから、前記真の放射源(21;31;41)の位置を決定するステップと、
を含むことを特徴とする請求項8に記載の使用。
【請求項10】
前記第3の方位(θ;θ;θ;θ)は、

の関係から決定され、tは偽の放射源の測定されたアンテナ走査位相であり、tは真の放射源のアンテナ走査位相であり、Tは放射源アンテナ走査周期であることを特徴とする請求項9に記載の使用。
【請求項11】
前記地形モデルは海岸線の地図であり、前記散乱点は前記第2の方位と前記海岸線との交差点として決定されることを特徴とする請求項9に記載の使用。
【請求項12】
前記地形モデルは海岸線ポリゴンであることを特徴とする請求項9に記載の使用。
【請求項13】
電子計測システムにより観測される真の放射源と偽の放射源とを識別するための装置であって、該電子計測システム(ESM)は、各々が個別の受信チャネル(13a〜c)を有する多数の受信アンテナ(12a〜c)と処理装置14とを含み、
前記処理装置(14)は、見かけの放射源の各々に対する放射源特徴パラメータを決定する受信信号の、パルス処理、デインターリーブ、放射源処理に適しており、
放射源特徴パラメータの各々の分散を決定する手段と、
前記真の放射源に源を有する見かけの放射源を1つのグループに選択する手段と、
放射源特徴パラメータの分散に従って見かけの放射源をソートする手段と、
最小の分散値を有する見かけの放射源を真の放射源として識別し、前記グループ内の他の見かけの放射源を偽の放射源として識別する手段と、
を含むことを特徴とする装置。
【請求項14】
前記手段の各々は前記処理装置(14)であることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
放射源の位置を決定するための装置であって、該装置は、複数の見かけの放射源からの複数の信号を受信する電子計測システム/方向探知装置(ESM)を含み、該電子計測システム/方向探知装置(ESM)は、各々が個別の受信チャネル(13a〜c)を有する多数の受信アンテナ(12a〜c)と処理装置14とを含み、
前記見かけの放射源の中から真の放射源(21;31;41)と少なくとも1つの偽の放射源とを識別する手段であって、前記偽の放射源は前記真の放射源(21;31;41)からの散乱信号に対応する、手段と、
前記真の放射源(21;31;41)への第1の方位(α)を決定する手段と、
前記少なくとも1つの偽の放射源への第2の方位(α;α;α;α)を決定する手段と、
地形モデルを使用し前記第2の方位(α;α;α;α)に沿って前記偽の放射源を生成する信号に対して散乱点(26〜29;36〜39;46,47)の位置を決定する手段と、
前記真の放射源から前記散乱点(26〜29;36〜39;46,47)への信号の第3の方位(θ,θ,θ,θ)を決定する手段と、
前記散乱点(26〜29;36〜39;46,47)の位置と前記第1の方位(α;α;α;α)と第3の方位(θ;θ;θ;θ)とから、前記真の放射源(21;31;41)の位置を決定する手段と、
を含むことを特徴とする装置。
【請求項16】
前記手段の各々は前記処理装置(14)であることを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記手段の各々は遠隔処理装置の中に位置することを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記装置は前記地形モデルを格納しているデータベースを更に含むことを特徴とする請求項15に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2009−534685(P2009−534685A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−507611(P2009−507611)
【出願日】平成18年6月30日(2006.6.30)
【国際出願番号】PCT/NO2006/000252
【国際公開番号】WO2008/002144
【国際公開日】平成20年1月3日(2008.1.3)
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】