説明

電子機器

【課題】電池が交換されたか否かの判断を的確に行うことができる電子機器を提供する。
【解決手段】複数種類の電池2を装填可能な電子機器において、電池室の蓋の開閉を検出する電池蓋検出部5が電池蓋が開かれたこと、もしくは電池蓋が閉じられたことを検出した場合に電池室に装填されている電池の電圧を検出して、電池蓋が開かれたときに検出した電池電圧と、電池蓋が閉じられたときに検出した電池電圧とを比較し、電池電圧の差が所定値以上の場合に、電池室に装填された電池の種類の入力を行うための表示を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数種類の電池で動作させることが可能な電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電子機器としてのデジタルカメラにおいては、旧来のフィルム撮影のカメラに比較して消費電流が大きいため、主電源には、電流の放電特性や経済性を重視して、リチウムイオン電池等の充電可能な2次電池を採用する場合が多い。
【0003】
多くの場合、こうした2次電池は専用形状をしており、その電圧や電流の放電特性に応じて、カメラを正常動作させるための電池電圧の監視レベルの設定を行うことが可能である。また、電池電圧を監視する際に、必要に応じて所定の負荷通電をする場合のその通電量、或いは電源の供給能力に対応した動作速度や動作シーケンス等の設定を行うことが可能である。
【0004】
一方で、こうした専用の2次電池を使うようなカメラにおいても、万が一の緊急時等のために単3型電池等の汎用電池が使えることも要望されている。
【0005】
単3型電池等の汎用電池は、どこでも売っている等入手性は高い。しかし一方で、同一形状でありながらアルカリ電池、マンガン電池、リチウム電池、ニッケルマンガン電池、ニッカド電池、ニッケル水素電池等様々な種類のものが流通しており、電圧や電流の放電特性等も皆異なっている。
【0006】
そのため、本来、カメラを正常動作させるための設定も電池の種類に応じて切り替えなければならない。しかしながら、カメラの電気回路が自動的に電池の種類までを判別するのは困難である。
【0007】
上記問題点に鑑みて、特許文献1では、カメラに電池を装填すると電池の種類を入力するように促すカメラが提案されているが、電池投入時に毎回入力するのは使い勝手が悪い。
【0008】
そこで、特許文献2では、入力した電池種類を登録可能とすることで、登録してない場合にのみ、電池種類を入力するように促すカメラが提案されている。
【特許文献1】特開2003−008944号公報
【特許文献2】特開2006−084667号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、一旦登録した電池種類から別種類の電池へ変更した場合に動作することができない等不具合が生じる可能性がある。例えば、カメラの動作禁止電圧が高い電池種類を登録した状態で、禁止電圧が低い電圧の電池を装填した場合、正しい電池種類が認識されていれば動作することが可能である。
【0010】
しかし、登録している異なった電池種類と認識して動作禁止電圧等各種設定値を設定しているため、動作禁止電圧以下の場合には、電池種類の登録を変更することもできないといった不具合が生じる。
【0011】
本発明の目的は、電池が交換されたか否かの判断を的確に行うことができる電子機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、複数種類の電池を装填可能な電池室を備えた電子機器において、前記電池室の蓋の開閉を検出する電池蓋開閉検出手段と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたこと、もしくは前記電池蓋が閉じられたことを検出した場合に前記電池室に装填されている電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたときに、前記電池電圧検出手段によって検出した電池電圧と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が閉じられたときに、前記電池電圧検出手段によって検出した電池電圧とを比較する電池電圧比較手段と、前記電池電圧比較手段による前記電池電圧の差が所定値以上の場合に、前記電池室に装填された電池の種類の入力を行うための表示を行う表示手段と、入力された電池の種類に基づいて、前記電子機器を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の電子機器は、複数種類の電池を装填可能な電池室を備えた電子機器において、前記電池室の蓋の開閉を検出する電池蓋開閉検出手段と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたこと、もしくは前記電池蓋が閉じられたことを検出した場合に前記電池室に装填されている電池の内部抵抗値を検出する内部抵抗値検出手段と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたときに、前記内部抵抗値検出手段によって検出した内部抵抗値と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が閉じられたときに、前記内部抵抗値検出手段によって検出した内部抵抗値とを比較する内部抵抗値比較手段と、前記内部抵抗値比較手段による前記内部抵抗値の差が所定値以上の場合に、前記電池室に装填された電池の種類の入力を行うための表示を行う表示手段と、入力された電池の種類に基づいて、前記電子機器を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の電子機器は、複数種類の電池を装填可能な電池室を備えた電子機器において、前記電池室の蓋の開閉を検出する電池蓋開閉検出手段と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたこと、もしくは前記電池蓋が閉じられたことを検出した場合に前記電池室に装填されている電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたこと、もしくは前記電池蓋が閉じられたことを検出した場合に前記電池室に装填されている電池の内部抵抗値を検出する内部抵抗値検出手段と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたときに、前記電池電圧検出手段によって検出した電池電圧と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が閉じられたときに、前記電池電圧検出手段によって検出した電池電圧とを比較する電池電圧比較手段と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたときに、前記内部抵抗値検出手段によって検出した内部抵抗値と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が閉じられたときに、前記内部抵抗値検出手段によって検出した内部抵抗値とを比較する内部抵抗値比較手段と、前記電池電圧比較手段による前記電池電圧の差、或いは前記内部抵抗値比較手段による前記内部抵抗値の差の少なくとも一方が所定値以上の場合に、前記電池室に装填された電池の種類の入力を行うための表示を行う表示手段と、入力された電池の種類に基づいて、前記電子機器を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明の電子機器によれば、電池が交換されたか否かの判断を的確に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器としてのデジタルカメラのブロック図である。
【0018】
以下、その構成を動作と併せて説明する。
【0019】
図1において、複数種類の電池を装填可能な電池室を備えるデジタルカメラにおいて、電源回路部1は、電池2より電源供給を受け、安定化電源を生成して以下に説明する各回路構成要素を動作可能とする。電源回路部1は、負荷電流を検出可能な機能を備えている。また、電池2は、A/D変換回路3にも接続されている。
【0020】
制御部4は、デジタルカメラの全体制御を行う。制御部4は、検出した電池種類或いはユーザより入力された汎用電池の種類に応じて、電池電圧の監視レベルや動作速度、動作シーケンス等を設定する。即ち、制御部4は、入力された電池の種類に基づいて、デジタルカメラを制御する制御手段として機能する。
【0021】
更に、制御部4は、A/D変換回路3より得られた電池電圧からカメラ動作の可否を判別し、その結果を電源回路部1へ出力し、各回路構成要素への電源供給の制御を行う。
【0022】
また、制御部4は、異なった負荷電流I1, I2及び、その時の電池電圧V1,V2を電源回路部1、A/D変換回路3より取得することで、電池2の内部抵抗をR=(V1−V2)/(I1−I2)式にて算出する。上記、電池2の内部抵抗算出方法を本実施の形態においてはA方式とする。
【0023】
制御部4には、電子室を覆う電池蓋の開閉を検出する電池蓋開閉検出部5、単3電池判別部6及び操作部材7が接続されている。
【0024】
ここで、電池蓋開閉検出部5は、電池室の蓋の開閉を検出する電池蓋開閉検検出手段として機能する。
【0025】
また、A/D変換回路3及び制御部4は、電池蓋開閉検出部5により電池蓋が開かれたこと、もしくは電池蓋が閉じられたことを検出した場合に電池室に装填されている電池の電圧を検出する電池電圧検出手段として機能する。A/D変換回路3及び制御部4は、電池蓋開閉検出部5により電池蓋が開かれたときに検出した電池電圧と、電池蓋開閉検出部5により電池蓋が閉じられたときに検出した電池電圧とを比較する電池電圧比較手段として機能する。
【0026】
また、電源回路部1、A/D変換回路3及び制御部4は、電池蓋開閉検出部5により電池蓋が開かれたこと、もしくは電池蓋が閉じられたことを検出した場合に電池室に装填されている電池の内部抵抗値を検出する内部抵抗値検出手段として機能する。電源回路部1、A/D変換回路3及び制御部4は、電池蓋開閉検出部5により電池蓋が開かれたときに検出した内部抵抗値と、電池蓋開閉検出部5により電池蓋が閉じられたときに検出した内部抵抗値とを比較する内部抵抗値比較手段として機能する。
【0027】
単3電池判別部6は、電池2の外形形状或いは電源端子の接続位置の違いにより、装填された電池2が専用電池か汎用の単3電池かを判別する。操作部材7は、撮影(撮像)スイッチや再生スイッチ或いはカメラ動作の設定及び選択を行うためのスイッチ等の各種操作部材を含む。
【0028】
制御部4は、電池蓋開閉検出部5によって電池蓋が開かれたことを検出した場合、或いは電池蓋が閉められたことを検出した場合、A/D変換回路3により電池2の電圧を取得し、電池電圧が所定値以上の差がある場合には、電池交換が行われたと判断する。
【0029】
撮像素子8は、光学像を電気信号に変換する、例えば、CCD或いはCMOS等の2次元エリアセンサから構成される。撮像素子8の出力は、CDS/AGC9でノイズリダクションとゲイン調整が実施され、A/D変換回路10でアナログ信号からデジタル信号に変換され、画像処理部11に入力される。
【0030】
画像処理部11は、画像情報に対する色合い調整やコントラスト調整やエッジ強調(輪郭強調)等の画像処理を施し、また、記憶部12に対して画像情報の記憶や読み出しを行うために画像情報の圧縮や伸長等の画像データの変換処理を行う。
【0031】
記憶部12は、例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスク等からなり、撮像された画像情報を記憶する。
【0032】
画像処理部11は、表示用画像情報を表示部13に出力し、撮像された画像等がモニタ表示される。表示部13は、液晶装置等であり、撮影画像、各種撮影情報、設定情報や電池の有無及び残量等を表示する。
【0033】
表示部13は、電池電圧比較手段による電池電圧の差が所定値以上の場合に装填電池の種類の入力を行うための表示を行う表示手段として機能する。
【0034】
また、表示部13は、内部抵抗値比較手段による内部抵抗値の差が所定値以上の場合に装填電池の種類の入力を行うための表示を行う表示手段として機能する。
【0035】
また、表示部13は、電池電圧比較手段による前記電池電圧の差、或いは内部抵抗値比較手段による内部抵抗値の差の少なくとも一方が所定値以上の場合に電池の種類の入力を行うための表示を行う表示手段として機能する。
【0036】
画像処理部11は、タイミングジェネレータ(TG/VDR)14を駆動して、撮像素子8に供給すべきクロック信号等を発生させる。
【0037】
制御部4と画像処理部11には、メモリ15が接続されており、メモリ15は、各種電池種類毎の設定データや入力された電池種類、電池蓋が開けられた時に取得した電池電圧の情報を格納している。また、メモリ15は、提供すべきプログラムを格納し、また、撮影画像を一時的に格納するため、及び、作業領域としても使われる。
【0038】
また、画像処理部11は、画像の輝度や鮮鋭度に関する情報を制御部4に出力する。レンズ16は、撮影(撮像)のための光学系であり、その絞りや焦点を調節するためのアクチュエータ17を有する。アクチュエータ17は、制御部4からの指示に基づき制御される。
【0039】
レンズ16を透過した被写体光は、光学ローパスフィルタ及び赤外カットフィルタを一体化した光学フィルタ18を透過し、撮像素子8に露光される。
【0040】
図2は、図1のデジタルカメラによって実行される電池判別処理の手順を示すフローチャートである。
【0041】
本処理は、図1における制御部4の制御の下に実行される。
【0042】
図2において、電池蓋開閉検出部5によって、電池蓋が開かれたことを検出した場合(ステップS201)、制御部4は、電源回路部1及びA/D変換回路3から装填されていた電池電圧を取得すると共に、上記A方式にて電池内部抵抗を算出する(ステップS202)。
【0043】
次に、取得した電池電圧(1)と算出した内部抵抗(1)と電池種類はメモリ15に保存し(ステップS203)、シャットダウン処理を行い、デジタルカメラの動作を停止させる(ステップS204)。
【0044】
電池蓋開閉検出部5によって、電池蓋が閉じられたことが検出された場合(ステップS205)、新しく装填された電池の電池電圧(2)と内部抵抗(2)のデータを取得する(ステップS206)。
【0045】
ステップS207において、取得した電池電圧(2)が電池種類選択可能電圧(最低電圧)未満の場合にはステップS203へ戻り、再度電池蓋が閉じられるまで動作を停止する。取得した電池電圧(2)が電池種類選択可能電圧以上の場合にはステップS208へ移行する。
【0046】
ステップS208において、単3電池判別部6により単3電池と判別された場合にはステップS209へ移行する。
【0047】
ステップS209において、電池交換前の電池電圧(1)と電池交換後の電池電圧(2)を比較して、電圧の差が所定値未満の場合にはステップS210へ移行する。
【0048】
ステップS210において、電池交換前の内部抵抗(1)と電池交換後の内部抵抗(2)を比較して、内部抵抗の差が所定値未満であれば、電池交換が行われなかったと判断し、ステップS216へ移行する。
【0049】
ステップS209において、電圧の差が所定値以上の場合、或いはステップS210において、内部抵抗の差が所定値以上の場合には、電池交換が行われたと判断してステップS211へ移行する。
【0050】
ステップS211において、電池電圧がステップS203によって保存された電池交換前の電池種類のカメラ動作禁止電圧以下の場合にはステップS216へ移行する。カメラ動作禁止電圧を超えている場合にはステップS212へ移行する。
【0051】
ステップS212において、単3電池の種類を選択するために表示部13に電池種類選択画面を表示する。電池種類選択画面の表示例を図3に示す。
【0052】
ステップS213において、操作部材7によって電池種類が選択された場合にはステップS214へ移行する。
【0053】
ステップS214において、選択された電池種類をメモリ15へ保存し、ステップS216へ移行する。
【0054】
ステップS208において、単3電池では無いと判別された場合にはステップS215へ移行する。
【0055】
ステップS215において、電池種類を専用電池と判別してステップS216へ移行する。
【0056】
ステップS216において、判別された電池種類に応じて、電池電圧の動作禁止レベルや動作速度、動作シーケンスを設定し、通常のカメラ動作を行う。
【0057】
尚、本実施の形態において、電池蓋の開閉によって電池交換動作が行われると判断したが、電池交換動作が行われると判断できるものならば、この限りではない。
【0058】
更に、本実施の形態においては、電池交換前後のデータとして電池電圧と内部抵抗の双方を用いて、電池交換時に電池種類選択画面を表示するか否かの判別を行ったが、電池電圧、内部抵抗それぞれのみのデータを用いて判別を行っても良い。
【0059】
また本実施の形態においては、専用電池と複数種類の汎用電池が装填される構成としたが、汎用電池のみが装填される場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子機器としてのデジタルカメラのブロック図である。
【図2】図1のデジタルカメラによって実行される電池判別処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】図1における表示部に表示される電池選択画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0061】
1 電源回路部
2 電池
3 A/D変換回路
4 制御部
5 電池蓋開閉検出部
6 単3電池判別部
7 操作部材
13 表示部
15 メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類の電池を装填可能な電池室を備えた電子機器において、
前記電池室の蓋の開閉を検出する電池蓋開閉検出手段と、
前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたこと、もしくは前記電池蓋が閉じられたことを検出した場合に前記電池室に装填されている電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、
前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたときに、前記電池電圧検出手段によって検出した電池電圧と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が閉じられたときに、前記電池電圧検出手段によって検出した電池電圧とを比較する電池電圧比較手段と、
前記電池電圧比較手段による前記電池電圧の差が所定値以上の場合に、前記電池室に装填された電池の種類の入力を行うための表示を行う表示手段と、
入力された電池の種類に基づいて、前記電子機器を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
複数種類の電池を装填可能な電池室を備えた電子機器において、
前記電池室の蓋の開閉を検出する電池蓋開閉検出手段と、
前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたこと、もしくは前記電池蓋が閉じられたことを検出した場合に前記電池室に装填されている電池の内部抵抗値を検出する内部抵抗値検出手段と、
前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたときに、前記内部抵抗値検出手段によって検出した内部抵抗値と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が閉じられたときに、前記内部抵抗値検出手段によって検出した内部抵抗値とを比較する内部抵抗値比較手段と、
前記内部抵抗値比較手段による前記内部抵抗値の差が所定値以上の場合に、前記電池室に装填された電池の種類の入力を行うための表示を行う表示手段と、
入力された電池の種類に基づいて、前記電子機器を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項3】
複数種類の電池を装填可能な電池室を備えた電子機器において、
前記電池室の蓋の開閉を検出する電池蓋開閉検出手段と、
前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたこと、もしくは前記電池蓋が閉じられたことを検出した場合に前記電池室に装填されている電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、
前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたこと、もしくは前記電池蓋が閉じられたことを検出した場合に前記電池室に装填されている電池の内部抵抗値を検出する内部抵抗値検出手段と、
前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたときに、前記電池電圧検出手段によって検出した電池電圧と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が閉じられたときに、前記電池電圧検出手段によって検出した電池電圧とを比較する電池電圧比較手段と、
前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が開かれたときに、前記内部抵抗値検出手段によって検出した内部抵抗値と、前記電池蓋開閉検出手段により前記電池蓋が閉じられたときに、前記内部抵抗値検出手段によって検出した内部抵抗値とを比較する内部抵抗値比較手段と、
前記電池電圧比較手段による前記電池電圧の差、或いは前記内部抵抗値比較手段による前記内部抵抗値の差の少なくとも一方が所定値以上の場合に、前記電池室に装填された電池の種類の入力を行うための表示を行う表示手段と、
入力された電池の種類に基づいて、前記電子機器を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項4】
動作禁止電圧と電池種類選択可能電圧が設定され、前記電池室に装填された電池の前記電池電圧が前記動作禁止電圧より低く前記電池種類選択可能電圧より高い場合に前記表示手段は、前記装填電池の種類の入力を行うための表示を行うことを特徴とする請求項1または3に記載の電子機器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2009−271706(P2009−271706A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−121262(P2008−121262)
【出願日】平成20年5月7日(2008.5.7)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】