説明

電子装置、電子システム、認証制御方法及びプログラム

【課題】正規の利用者に対し、不正なアクセスがあったことを確実に知らせる。
【解決手段】予めパスワードを記憶したプログラムメモリ28と、パスワードを入力する操作部29と、操作部29で入力したパスワードとプログラムメモリ28で記憶するパスワードとの一致を判断し、操作部29で入力したパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致しなかったと判断した場合の頻度をプログラムメモリ28に更新記録させ、操作部29で入力したパスワードがプログラムメモリ28で記憶する正しいパスワードと一致した場合にプログラムメモリ28で記録する不正入力の頻度情報を表示部31で表示させるCPU26とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ認証のためにパスワードを入力する各種の電子装置、電子システム、認証制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、不正なパスワードがある回数入力された場合に、ある一定時間、正しいパスワードが入力されても間違ったパスワードとすることにより、悪意の利用者を防止するようにした技術が考えられている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−003130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献に記載された技術は、悪意のある利用者による利用を防止するために考えられたものであり、一定の時間の範囲内でパスワード入力の内容から利用者の正否を判断するのみである。そのため、不正なパスワードがなされたとしても、一定時間が経過すればその事実は活用されず、正規の利用者は不正な利用があったことを知ることができない。したがって、結果としてパスワードの入力を行なう装置を危険な状態で放置したままとなる可能性がある。
【0005】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、正規の利用者に対し、不正なアクセスがあったことを確実に知らせることが可能な電子装置、電子システム、認証制御方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、予めパスワードを記憶した記憶手段と、パスワードを入力する入力手段と、上記入力手段で入力したパスワードと上記記憶手段で記憶するパスワードとの一致を判断する判断手段と、上記入力手段で入力したパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致しなかったと上記判断手段で判断した場合の頻度を更新記録する記録手段と、上記判断手段で上記入力手段で入力したパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致した場合に、上記記録手段で記録する頻度情報を報知する報知手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記報知手段は、上記判断手段で上記入力手段で入力したパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致し、且つ上記記録手段で記録する頻度情報が所定の値を超えていた場合に該頻度情報を報知することを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記記録手段は、上記入力手段で入力したパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致しなかったと上記判断手段が判断した場合の日時情報を頻度と合わせて蓄積記録し、上記報知手段は、上記記録手段で蓄積記録した日時情報を頻度と合わせて報知することを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、予めパスワードを記憶した記憶手段、端末から入力されたパスワードと上記記憶手段で記憶するパスワードとの一致を判断する判断手段、及び上記判断手段で端末から入力されたパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致しなかったと判断した場合の頻度を更新記録する記録手段を備えたホストコンピュータと、
パスワードを入力する入力手段、上記入力手段で入力したパスワードが上記ホストコンピュータで記憶するパスワードと一致したと上記判断手段で判断された場合に、上記記録手段で記録する頻度情報を報知する報知手段を備えた端末とを有したことを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、パスワードを入力する入力工程と、上記入力工程で入力したパスワードと予め記憶していたパスワードとの一致を判断する判断工程と、上記入力工程で入力したパスワードが予め記憶していたパスワードと一致しなかったと上記判断工程で判断した場合の頻度を更新記録する記録工程と、上記判断工程で上記入力工程で入力したパスワードが上記記憶工程で記憶したパスワードと一致した場合に、上記記録工程で記録した頻度情報を報知する報知工程とを有したことを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、電子装置回線内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、パスワードを入力する入力工程と、上記入力工程で入力したパスワードと予め記憶していたパスワードとの一致を判断する判断工程と、上記入力工程で入力したパスワードが予め記憶していたパスワードと一致しなかったと上記判断工程で判断した場合の頻度を更新記録する記録工程と、上記判断工程で上記入力工程で入力したパスワードが上記記憶工程で記憶したパスワードと一致した場合に、上記記録工程で記録した頻度情報を報知する報知工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、正規の利用者に対し、不正なアクセスがあったことを確実に知らせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータプロジェクタ装置の機能回路の概略構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態に係る電源投入時のパスワード処理の内容を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下本発明をデータプロジェクタ装置に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、同実施形態に係るデータプロジェクタ装置10が備える電子回路の概略機能構成を示すブロック図である。
11は入出力コネクタ部であり、例えばピンジャック(RCA)タイプのビデオ入力端子、D−sub15タイプのRGB入力端子、及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタを含む。
【0016】
入出力コネクタ部11より入力される各種規格の画像信号は、入出力インタフェース(I/F)12、システムバスSBを介し、一般にスケーラとも称される画像変換部13に入力される。
【0017】
画像変換部13は、入力された画像信号を投影に適した所定のフォーマットの画像信号に統一し、適宜表示用のバッファメモリであるビデオRAM14に記憶した後に、投影画像処理部15へ送る。
【0018】
この際、OSD(On Screen Display)用の各種動作状態を示すシンボル等のデータも必要に応じてビデオRAM14で画像信号に重畳加工され、加工後の画像信号が投影画像処理部15へ送られる。
【0019】
投影画像処理部15は、送られてきた画像信号に応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば60[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、空間的光変調素子(SOM)であるマイクロミラー素子16を表示駆動する。
【0020】
このマイクロミラー素子16は、アレイ状に配列された複数、例えばXGA(横1024×縦768ドット)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作することでその反射光により光像を形成する。
【0021】
一方で、LEDアレイ17は、RGBの各色で発光する多数のLEDが混在するように規則的にアレイ配置して構成されるもので、その各色成分毎の時分割による発光が、内面全面に反射ミラーを貼設した角錐台状のハウジング18により集光され、インテグレータ19で輝度分布が均一な光束とされた後に、ミラー20で全反射してマイクロミラー素子16に照射される。
【0022】
そして、マイクロミラー素子16での反射光で光像が形成され、形成された光像が投影レンズユニット21を介して、投影対象となるここでは図示しないスクリーンに投影表示される。
【0023】
LEDアレイ17は、Rドライバ22、Gドライバ23、及びBドライバ24によりそれぞれ対応する色のLED群が駆動制御され、RGBの各原色で発光する。
【0024】
上記Rドライバ22、Gドライバ23、及びBドライバ24は、投影光処理部25からの制御信号に基づいたタイミング及び駆動電流でLEDアレイ17を構成する個々の色成分のLED群を駆動する。
【0025】
投影光処理部25は、投影画像処理部14から与えられる画像データに応じて上記Rドライバ22、Gドライバ23、及びBドライバ24による発光タイミングと駆動電流とを制御する。
【0026】
上記各回路の動作すべてをCPU26が制御する。このCPU26は、DRAMで構成されたメインメモリ27、及び動作プログラムや各種定型データ等を記憶した電気的書換可能な不揮発性メモリでなるプログラムメモリ28を用いてこのデータプロジェクタ装置10内の制御動作を実行する。
【0027】
上記CPU26は、RTC(Real Time Clock)を内蔵して電源の投入/切断に関係なく現在時刻の計時動作を続行すると共に、操作部29からのキー操作信号に応じて各種投影動作を実行する。
【0028】
この操作部29は、データプロジェクタ装置10の本体に設けられるキー操作部と、このデータプロジェクタ装置10専用の図示しないリモートコントローラからの赤外光を受信するレーザ受光部を含み、ユーザが直接またはリモートコントローラを介して操作したキーに基づくキー操作信号をCPU26へ直接出力する。
【0029】
操作部29は、データプロジェクタ装置10本体のキー操作とリモートコントローラ共に、例えば電源の投入と切断を指示する電源キー、上下左右の各ポインタ移動を指示するカーソルキー、メニュー項目の選択や設定を行なうメニューキー、投影ズーム角度を可変するズームキー、フォーカス位置を可変するフォーカスキー、自動台形補正及び自動フォーカスを指示するAFK(Automatic Focusing & automatic Keystone correction)キー等を備える。
【0030】
上記CPU26はさらに、上記システムバスSBを介して音声処理部30、及び表示部31と接続される。
【0031】
音声処理部30は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に与えられる音声データをアナログ化し、スピーカ部32を駆動して拡声放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
【0032】
表示部31は、例えばバックライト付きのモノクロ液晶パネルとその駆動回路とで構成され、データプロジェクタ装置10の各種動作状態や異常警告等の情報を適宜シンボル化して表示すると共に、後述するパスワード認証を行なう場合のパスワードや不整アクセス回数等の情報も表示するものとする。
【0033】
次に上記実施形態の動作について説明する。
図2は、データプロジェクタ装置10の電源投入当初に投影動作に先立って実行するユーザ認証処理の内容を示すものである。同処理は、CPU26がプログラムメモリ28に記憶されている動作プログラムを読出し、メインメモリ27に展開して記憶させることで実行される。
【0034】
電源を投入すると、まず操作部29のキー操作によるパスワードの入力を受付ける(ステップS101)。
【0035】
このパスワード入力に際しては、例えば操作部29のカーソルキー中、左右方向のキーの操作でパスワードの桁位置を指定し、上下キーで入力する文字の選択を行なうものとし、入力完了時にメニューキーを操作するようなガイドメッセージの表示を合わせて表示部31で行なってもよいし、表示部31において入力可能な文字や数字や記号等を一覧表示させ、タッチパネル式でパスワードの入力を行なってもよい。
【0036】
そして、パスワードの入力が完了した時点で、次にその入力されたパスワードを、動作プログラムと共にプログラムメモリ28から読出してメインメモリ27に記憶している、正規のパスワードと照合する(ステップS102)。
【0037】
ここで、入力されたパスワードが記憶していた正規のパスワードと一致なかった場合には、直前にパスワードを入力したユーザがこのデータプロジェクタ装置10を取扱う正規のユーザではないものとして、間違ったパスワードが入力された日時情報と共にパスワードの入力ミスがあったことを履歴としてプログラムメモリ28に記録し(ステップS104)、再度上記ステップS01からの処理に戻る。
【0038】
こうして、不正なパスワードが入力される毎に、それが履歴として順次プログラムメモリ28に蓄積記録される。プログラムメモリ28は上述した如く電気的書換可能な不揮発性メモリで構成される。
そのため、このプログラムメモリ28に記録された不正なパスワード入力の履歴情報は、データプロジェクタ装置10の電源切断後も維持される。
【0039】
また、入力されたパスワードが上記ステップS03で正規のパスワードと一致し、パスワードを入力したユーザが正規のユーザであると判断された場合には、次にその時点でプログラムメモリ28に記憶される不正パスワードの入力の履歴情報を参照して、不正なパスワードの入力頻度が所定数n(nは自然数)、例えば「3」以上であるか否かを判断する(ステップS105)。
【0040】
ここで上記所定数nは、このデータプロジェクタ装置10の正規のユーザが予め任意に設定可能な自然数であり、正規のユーザであっても、パスワードの入力ミス等を行なう可能性があるために、不正なパスワードの入力頻度として許容し得る数値を予め任意に設定しておくものである。
【0041】
しかして、上記ステップS105で不正なパスワードの入力頻度が所定数n以上であると判断した場合には、日時情報を用いてミスの履歴の一覧画像を作成し、作成した画像を表示部31で表示する(ステップS106)。
【0042】
ここで表示部31の表示容量が一覧画像に比して小さく、画像全体を表示部31に表示しきれない場合には、操作部29でのカーソルキーの操作により画像のスクロールを可能としてユーザの操作に応じて数値欄画像中の任意の範囲を確認可能としてもよい。
【0043】
こうして表示部31でパスワードの入力ミスの履歴を一覧画像として表示させた状態で、ユーザの確認が行なわれたものとし、プログラムメモリ28に記録している不正パスワードの入力の履歴情報を一括してクリアし(ステップS107)、以上でこの図2の処理を終了すると共に、通常の投影動作に移行する。
【0044】
また、一覧表示される入力ミスの履歴の数に応じて、正規のユーザに例えば、
「本機に対し、不正アクセスがなされています。」
の文字メッセージによる警告を報知し、さらに
「設置場所を変更して下さい」
あるいは
「パスワードを強化することを推奨します」
等の対策案を文字メッセージで提供する構成としてもよい。
【0045】
また、上記ステップS105で不正なパスワードの入力頻度が所定数n未満であると判断した場合には、不正なパスワードの入力頻度として許容し得る数値を下回っており、特にユーザにその内容を確認する必要はないものとして、そのままこの図2の処理を終了すると共に、通常の投影動作に移行する。
【0046】
以上に述べた如く本実施形態によれば、正規の利用者に対し、不正なアクセスがあったことを確実に知らせることが可能となる。
【0047】
加えて上記実施形態では、不正なパスワードの入力頻度に対して、許容可能な数値を設定し、設定した数値未満であった場合にはあえて履歴を表示しないものとしたので、正規のユーザがパスワードを入力ミスする場合も勘案して、データプロジェクタ装置10の使い勝手をより向上できる。
【0048】
さらに、上記実施形態では、単に不正なパスワードの入力があった頻度を記録するのみならず、入力があった日時の情報も履歴として記録し、それらを合わせて表示するものとしたので、このデータプロジェクタ装置10の正規のユーザが、不正なパスワードが入力された状況をより認識し易く、より有効な措置を講じることができる。
【0049】
また、上記日時情報に加えて、不正なパスワードの入力の入力内容も履歴として記録してもよい。このような構成とすることで、正規の利用者は、不正者がどのような入力を行なっているのかを把握することができ、その不正者が入力するパスワードの内容に基づいて例えばパスワードを変更することにより、不正なアクセスを防止する有効な対策をとることが可能となる。
【0050】
なお、上記実施形態は本発明をデータプロジェクタ装置10に適用し、装置10の本体に備える表示部31で不正なパスワードの内容を表示画像としてユーザに視認させるものとして説明したが、本発明の報知手段は出力形態を画像の表示に限るものではなく、音声の出力等で行なうものとしてもよい。
【0051】
さらに上記実施形態は、本発明を単独で動作する電子装置としてのデータプロジェクタ装置に適応した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、電子システムとして各種コンピュータネットワークに適用することも同様に可能である。
【0052】
その場合、例えばホストコンピュータと複数の端末とからなるホスト形のコンピュータシステムでは、端末側でユーザのパスワードの入力とその結果に対する報知とを行ない、中央のホストコンピュータで、予め記憶していた正規のパスワードと入力されたパスワードの一致判断やパスワードが間違っていた場合の履歴情報の作成等を行なうものとなる。
【0053】
このようにホスト形コンピュータシステムに適用することで、より多くのコンピュータネットワークシステムにも同様に対応することが可能となる。
【0054】
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0055】
10…データプロジェクタ装置、11…入出力コネクタ部、12…入出力インタフェース(I/F)、13…画像変換部(スケーラ)、14…ビデオRAM、15…投影画像処理部、16…マイクロミラー素子(SOM)、17…LEDアレイ、18…ハウジング、19…インテグレータ、20…ミラー、21…投影レンズユニット、22…Rドライバ、23…Gドライバ、24…Bドライバ、25…投影光処理部、26…CPU、27…メインメモリ、28…プログラムメモリ、29…操作部、30…音声処理部、31…表示部、32…スピーカ部、SB…システムバス。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予めパスワードを記憶した記憶手段と、
パスワードを入力する入力手段と、
上記入力手段で入力したパスワードと上記記憶手段で記憶するパスワードとの一致を判断する判断手段と、
上記入力手段で入力したパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致しなかったと上記判断手段で判断した場合の頻度を更新記録する記録手段と、
上記判断手段で上記入力手段で入力したパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致した場合に、上記記録手段で記録する頻度情報を報知する報知手段と
を具備したことを特徴とする電子装置。
【請求項2】
上記報知手段は、上記判断手段で上記入力手段で入力したパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致し、且つ上記記録手段で記録する頻度情報が所定の値を超えていた場合に該頻度情報を報知することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
【請求項3】
上記記録手段は、上記入力手段で入力したパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致しなかったと上記判断手段が判断した場合の日時情報を頻度と合わせて蓄積記録し、
上記報知手段は、上記記録手段で蓄積記録した日時情報を頻度と合わせて報知する
ことを特徴とする請求項1記載の電子装置。
【請求項4】
予めパスワードを記憶した記憶手段、端末から入力されたパスワードと上記記憶手段で記憶するパスワードとの一致を判断する判断手段、及び上記判断手段で端末から入力されたパスワードが上記記憶手段で記憶するパスワードと一致しなかったと判断した場合の頻度を更新記録する記録手段を備えたホストコンピュータと、
パスワードを入力する入力手段、上記入力手段で入力したパスワードが上記ホストコンピュータで記憶するパスワードと一致したと上記判断手段で判断された場合に、上記記録手段で記録する頻度情報を報知する報知手段を備えた端末と
を有したことを特徴とする電子システム。
【請求項5】
パスワードを入力する入力工程と、
上記入力工程で入力したパスワードと予め記憶していたパスワードとの一致を判断する判断工程と、
上記入力工程で入力したパスワードが予め記憶していたパスワードと一致しなかったと上記判断工程で判断した場合の頻度を更新記録する記録工程と、
上記判断工程で上記入力工程で入力したパスワードが上記記憶工程で記憶したパスワードと一致した場合に、上記記録工程で記録した頻度情報を報知する報知工程と
を有したことを特徴とする認証制御方法。
【請求項6】
電子装置回線内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、
パスワードを入力する入力工程と、
上記入力工程で入力したパスワードと予め記憶していたパスワードとの一致を判断する判断工程と、
上記入力工程で入力したパスワードが予め記憶していたパスワードと一致しなかったと上記判断工程で判断した場合の頻度を更新記録する記録工程と
上記判断工程で上記入力工程で入力したパスワードが上記記憶工程で記憶したパスワードと一致した場合に、上記記録工程で記録した頻度情報を報知する報知工程と
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−165054(P2010−165054A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−5044(P2009−5044)
【出願日】平成21年1月13日(2009.1.13)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】